JP2010167202A - 医療用ポート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】中央部に挿入孔1fが形成されたディスク状の弁1と、弁の周縁を、下面側から担持する台座7と、弁の中央部における上面を露出させる嵌合孔を有し、かつ、少なくとも弁の周縁を上面側から覆うカバー2と、を含み、挿入体が挿入孔へ挿入されたときに、挿入体と嵌合孔との嵌合により挿入体をカバーに係止させうるように、嵌合孔が形成された、医療用ポートであって、弁の下面において、挿入孔の長手方向と同方向の直線上の、挿入孔の長手方向の両端近傍に、各々、前記挿入孔の裂けを抑制する凸部が形成されており、弁1の下面において、各凸部と挿入孔1fとの最短距離が、0mmを越え且つ0.5mm以下であり、各凸部の最大高さが0.2mm〜0.5mmである医療用ポート。
【選択図】図3
Description
中央部に挿入孔が形成されたディスク状の弁と、
前記弁の周縁を、下面側から担持する台座と、
前記弁の前記中央部における上面を露出させる嵌合孔を有し、かつ、少なくとも前記弁の周縁を上面側から覆うカバーと、を含み、
挿入体が前記挿入孔へ挿入されたときに、前記挿入体と前記嵌合孔との嵌合により前記挿入体を前記カバーに係止させうるように、前記嵌合孔が形成された、医療用ポートであって、
前記弁の下面において、前記挿入孔の長手方向と同方向の直線上の、前記挿入孔の長手方向の両端近傍に、各々、前記挿入孔の裂けを抑制する凸部が形成されており、
前記弁の下面において、各凸部と前記挿入孔との最短距離が、0mmを越え且つ0.5mm以下であり、
各凸部の最大高さが0.2mm〜0.5mmである。
次に、本発明の医療用ポートの一例について、図1〜図10を用いて説明する。
図1〜図10を用いて説明した医療用ポートの一例を作製した。弁1の直径D2(図6参照)は10mm、弁の上面における挿入孔(スリット)1fの長手方向の長さL0uは3.1mm、弁1の下面における挿入孔1fの長手方向の長さL0dは2.9mm、嵌合孔2aの直径D1(図1参照)は4.2mm、弁1を上面側から平面視した場合に見える中央部1aの外径(図6参照)は4.1mm、リング状凸部1eと挿入孔1fの両端との距離X(図8参照)は、各々0.15mm、リング状凸部1eの最大高さH(図7参照)は0.4mm、リング状凸部1eの幅W(図7参照)は0.8mm、リング状凸部1eと台座7の開口壁面7dとの距離Y(図3参照)は、0.85mm、環状溝1cにおいて最も薄い箇所における厚みは0.9mm、弁1のうちの環状溝1cよりも外側の部分1bの厚みL1(図8参照)は1.5mm、弁の中央部における厚みは1.9mmである。
リング状凸部1eの最大高さH(図7参照)、リング状凸部の幅W(図7参照)、リング状凸部と台座7の開口壁面との距離Yを、表1に示される値に代えたこと以外は実施例1と同様にして、医療用ポートを作製した。
リング状凸部が形成されていないこと以外は、実施例1と同様の構造の医療用ポートを用意した。
(1)実施例1〜4、比較例1〜3の医療用ポートをそれぞれ3つ用意し、弁の下面における挿入孔の長さLOdbを、顕微鏡を用いて測定し、各々その平均を求めた(図11のA参照)。
(2)次いで、実施例1〜4、比較例1〜3の医療用ポートを、70℃の雰囲気下に10日間放置した。
(3)次いで、ISO594−2に規定されたルアーを挿入孔内に200回挿入した後、弁の下面における挿入孔の長手方向の長さLOda(図11のB参照)を、顕微鏡を用いて測定し、その平均値を求め、下記式より、挿入孔の裂け長を得、表1に示した。上記ルアーの挿入孔内への挿入の際には、その都度、ルアーを医療用ポートの嵌合孔に嵌合させた。
挿入孔の裂け長(mm)=(長さLOdaの平均値)―(長さLOdbの平均値)
まず、図12に示すように、ISO594−2に規定されたルアー12を有する雄コネクタ(ポリカーボネート製)14を、医療用ポート10の弁の上面に、ルアー12の先端端面が接するように配置する。次いで、プッシュプルスケール13で雄コネクタ14に荷重を1秒間与えた後、プッシュプルスケール13による雄コネクタ14の押圧を解除する。プッシュプルスケール13による雄コネクタ14の押圧を解除しても、雄コネクタ14が挿入孔に挿入された状態が3秒以上維持可能な荷重を、挿入抵抗として測定した。挿入抵抗の測定は、実施例1〜4の医療用ポートおよび比較例1〜3の医療用ポートに対して、各々3回行い、各医療用ポートの挿入孔に対する挿入体の挿入抵抗の平均値をもとめ、表1に示した。なお、挿入抵抗が小さければ小さいほど、挿入体を挿入しやすく、かつ、挿入状態が保持され易いことを意味する。
1a 中央部
1b 周縁部
1c 環状溝
1d 環状凸部
1e リング状凸部
1f 挿入孔
11e 凸部
7 台座
2 カバー
2a 嵌合孔
2c 環状鉤部
5 挿入体
Claims (4)
- 中央部に挿入孔が形成されたディスク状の弁と、
前記弁の周縁を、下面側から担持する台座と、
前記弁の前記中央部における上面を露出させる嵌合孔を有し、かつ、少なくとも前記弁の周縁を上面側から覆うカバーと、を含み、
挿入体が前記挿入孔へ挿入されたときに、前記挿入体と前記嵌合孔との嵌合により前記挿入体を前記カバーに係止させうるように、前記嵌合孔が形成された、医療用ポートであって、
前記弁の下面において、前記挿入孔の長手方向と同方向の直線上の、前記挿入孔の長手方向の両端近傍に、各々、前記挿入孔の裂けを抑制する凸部が形成されており、
前記弁の下面において、各凸部と前記挿入孔との最短距離が、0mmを越え且つ0.5mm以下であり、
各凸部の最大高さが0.2mm〜0.5mmである医療用ポート。 - 前記挿入孔の長手方向の両端近傍の各々に形成された前記凸部が、前記挿入孔を囲うように形成されたリング状凸部の一部を構成している請求項1に記載の医療用ポート。
- 前記弁を下面側から平面視した場合に見える前記リング状凸部の内周は、円形である請求項1又は2に記載の医療用ポート。
- 前記リング状凸部を径方向に切断した時に見える切断面の形状は、いずれの径方向に切断した場合も等しい請求項2または3に記載の医療用ポート。
Priority Applications (1)
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JP2009014474A JP2010167202A (ja) | 2009-01-26 | 2009-01-26 | 医療用ポート |
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JP2009014474A JP2010167202A (ja) | 2009-01-26 | 2009-01-26 | 医療用ポート |
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Family Applications (1)
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- 2009-01-26 JP JP2009014474A patent/JP2010167202A/ja active Pending
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