JP2010166978A - 超音波診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示装置を持ち運び可能としつつ画面サイズを十分に確保する。
【解決手段】この超音波診断装置は、(1)複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する複数の超音波トランスデューサと、複数の超音波トランスデューサから出力される複数の受信信号に対して信号処理を施すことにより伝送信号を生成する信号処理部とを有する超音波プローブと、(2)伝送信号を無線通信により受信すると共に、伝送信号に基づいて画像信号を生成し、画像信号を無線通信により外部に送信する超音波診断装置本体と、(3)画像信号を無線通信により受信して投影表示を行う投影機とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波を送受信することにより生体内の臓器等の撮像を行って、診断のために用いられる超音波診断画像を生成する超音波診断装置に関する。
医療分野においては、被検体の内部を観察して診断を行うために、様々な撮像技術が開発されている。特に、超音波を送受信することによって被検体の内部情報を取得する超音波撮像は、リアルタイムで画像観察を行うことができる上に、X線写真やRI(radio isotope)シンチレーションカメラ等の他の医用画像技術と異なり、放射線による被曝がない。そのため、超音波撮像は、安全性の高い撮像技術として、産科領域における胎児診断の他、婦人科系、循環器系、消化器系等を含む幅広い領域において利用されている。
超音波撮像の原理は、次のようなものである。超音波は、被検体内における構造物の境界のように、音響インピーダンスが異なる領域の境界において反射される。そこで、超音波ビームを人体等の被検体内に送信し、被検体内において生じた超音波エコーを受信して、超音波エコーが生じた反射位置や反射強度を求めることにより、被検体内に存在する構造物(例えば、内臓や病変組織等)の輪郭を抽出することができる。
一般に、超音波診断装置においては、超音波の送受信機能を有する複数の超音波トランスデューサ(振動子)を含む超音波プローブが用いられる。超音波プローブと超音波診断装置本体とは、ケーブルを介して接続されることが多いが、ケーブルを用いることによる煩わしさを解消するために、超音波プローブと超音波診断装置本体との間の情報通信を無線で行う無線通信式の超音波診断装置が開発されている。
また、より携帯性を備えた超音波診断装置として、例えば、超音波診断装置本体やモニタを体に装着可能なものも提案されている。
関連する技術として、特許文献1には、ウエアラブル(wearable)超音波画像形成システムが開示されている。該システムは手持ちプローブとケーブルにて接続されたコンピュータを具備する。該コンピュータはデスクトップ、ラップトップ又は手持ち式画像表示装置に接続できる。
しかしながら、体に装着可能で携帯性を備えた画像表示装置は、診断と持ち運びに負担とならないよう、大きさと重量が制限される。このため、診断用の画面サイズが小さく、診断性能が高くないものになりやすい。
また、携帯用以外の画像表示装置を別途用意する場合は、画面サイズの制約は解消できるが、持ち運び時や設置時に医師や技師の手間が増えたり、設置スペースを考慮したりしなければならない可能性がある。
特表2003−506172号公報(図11、段落0140)
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、画像表示装置を持ち運び可能としつつ画面サイズを十分に確保することができる超音波診断装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る超音波診断装置は、(1)複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する複数の超音波トランスデューサと、複数の超音波トランスデューサから出力される複数の受信信号に対して信号処理を施すことにより伝送信号を生成する信号処理部とを有する超音波プローブと、(2)伝送信号を無線通信により受信すると共に、伝送信号に基づいて画像信号を生成し、画像信号を無線通信により外部に送信する超音波診断装置本体と、(3)画像信号を無線通信により受信して投影表示を行う投影機とを具備する。
本発明によれば、画像信号を無線通信により受信して投影表示を行う投影機を具備することにより、画像表示装置を持ち運び可能としつつ画面サイズを十分に確保することができる。
本発明の第1実施形態に係る超音波診断装置の概略構成を示す斜視図である。 図1に示す超音波プローブ及び投影機の構成を示すブロック図である。 図1に示す超音波診断装置本体の構成を示すブロック図である。 図2に示す受信信号処理部の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る超音波診断装置の概略構成を示す斜視図である。 図5に示す超音波プローブ及び投影機の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る超音波診断装置の概略構成を示す斜視図である。本発明の第1実施形態に係る超音波診断装置は、超音波プローブ1と、超音波診断装置本体2と、投影機3とによって構成される。超音波プローブ1は無線通信部17を有しており、この無線通信部17によって伝送信号を超音波診断装置本体2に送信する。超音波診断装置本体2は、伝送信号から画像信号を生成し、この画像信号を無線通信によって投影機3に送信する。これらの無線通信は、中継機器を介した無線LANにより行うのが好ましい。
図2は、図1に示す超音波プローブ及び投影機の構成を示すブロック図であり、図3は、図1に示す超音波診断装置本体の構成を示すブロック図である。超音波プローブ1は、リニアスキャン方式、コンベックススキャン方式、セクタスキャン方式等の体外式プローブでも良いし、ラジアルスキャン方式等の超音波内視鏡用プローブでも良い。
図2に示すように、超音波プローブ1は、1次元又は2次元のトランスデューサアレイを構成する複数の超音波トランスデューサ10と、送信遅延パターン記憶部11と、送信制御部12と、駆動信号発生部13と、受信制御部14と、複数チャンネルの受信信号処理部15と、パラレル/シリアル変換部16と、無線通信部17と、通信制御部18と、操作スイッチ21と、制御部22と、格納部23と、バッテリ制御部24と、電源スイッチ25と、バッテリ26と、受電部27とを有している。ここで、受信信号処理部15及びパラレル/シリアル変換部16は、複数の超音波トランスデューサ10から出力される複数の受信信号に対して信号処理を施すことにより伝送信号を生成する信号処理部を構成している。
複数の超音波トランスデューサ10は、印加される複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、伝搬する超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する。各超音波トランスデューサ10は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛:Pb(lead) zirconate titanate)に代表される圧電セラミックや、PVDF(ポリフッ化ビニリデン:polyvinylidene difluoride)に代表される高分子圧電素子等の圧電性を有する材料(圧電体)の両端に電極を形成した振動子によって構成される。
そのような振動子の電極に、パルス状又は連続波の電圧を印加すると、圧電体が伸縮する。この伸縮により、それぞれの振動子からパルス状又は連続波の超音波が発生し、それらの超音波の合成によって超音波ビームが形成される。また、それぞれの振動子は、伝搬する超音波を受信することによって伸縮し、電気信号を発生する。それらの電気信号は、超音波の受信信号として出力される。
送信遅延パターン記憶部11は、複数の超音波トランスデューサ10から送信される超音波によって超音波ビームを形成する際に用いられる複数の送信遅延パターンを記憶している。送信制御部12は、制御部22によって設定された送信方向に応じて、送信遅延パターン記憶部11に記憶されている複数の送信遅延パターンの中から1つの送信遅延パターンを選択し、その送信遅延パターンに基づいて、複数の超音波トランスデューサ10の駆動信号にそれぞれ与えられる遅延時間を設定する。あるいは、送信制御部12は、複数の超音波トランスデューサ10から一度に送信される超音波が被検体の撮像領域全体に届くように遅延時間を設定しても良い。
駆動信号発生部13は、例えば、複数のパルサを含んでおり、送信制御部12によって選択された送信遅延パターンに基づいて、複数の超音波トランスデューサ10から送信される超音波が超音波ビームを形成するように複数の駆動信号の遅延量を調節して複数の超音波トランスデューサ10に供給し、あるいは、複数の超音波トランスデューサ10から一度に送信される超音波が被検体の撮像領域全体に届くように複数の駆動信号を複数の超音波トランスデューサ10に供給する。
受信制御部14は、複数チャンネルの受信信号処理部15の動作を制御する。各チャンネルの受信信号処理部15は、対応する超音波トランスデューサ10から出力される受信信号に対して直交検波処理又は直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成し、複素ベースバンド信号をサンプリングすることによりサンプルデータを生成して、サンプルデータをパラレル/シリアル変換部16に供給する。
図4は、図2に示す受信信号処理部の構成例を示す図である。図4に示すように、各チャンネルの受信信号処理部15は、プリアンプ151と、ローパスフィルタ(LPF)152と、アナログ/ディジタル変換器(ADC)153と、直交検波処理部154と、サンプリング部155a及び155bと、メモリ156a及び156bとを含んでいる。
プリアンプ151は、超音波トランスデューサ10から出力される受信信号(RF信号)を増幅し、LPF152は、プリアンプ151から出力される受信信号の帯域を制限することにより、A/D変換におけるアライアシングを防止する。ADC153は、LPF152から出力されるアナログの受信信号をディジタルの受信信号に変換する。
RF信号のままでデータの直列化を行うと、伝送ビットレートが極めて高くなり、通信速度やメモリの動作速度がそれに追いつかない。一方、受信フォーカス処理の後でデータの直列化を行うと、伝送ビットレートを低減することができるが、受信フォーカス処理のための回路は規模が大きく、超音波プローブの中に組み込むことは困難である。そこで、本実施形態においては、受信信号に対して直交検波処理等を施して受信信号の周波数帯域をベースバンド周波数帯域に落としてからデータの直列化を行うことにより、伝送ビットレートを低減させている。
直交検波処理部154は、受信信号に対して直交検波処理を施し、複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)を生成する。図4に示すように、直交検波処理部154は、ミキサ(掛算回路)154a及び154bと、ローパスフィルタ(LPF)154c及び154dとを含んでいる。ミキサ154aが、局部発振信号cosωtを受信信号に掛け合わせて、LPF154cが、ミキサ25aから出力される信号にローパスフィルタ処理を施すことにより、実数成分を表すI信号が生成される。一方、ミキサ154bが、位相をπ/2だけ回転させた局部発振信号sinωtを受信信号に掛け合わせて、LPF154dが、ミキサ25bから出力される信号にローパスフィルタ処理を施すことにより、虚数成分を表すQ信号が生成される。
サンプリング部155a及び155bは、直交検波処理部154によって生成された複素ベースバンド信号(I信号及びQ信号)をサンプリング(再サンプリング)することにより、2チャンネルのサンプルデータをそれぞれ生成する。生成された2チャンネルのサンプルデータは、メモリ156a及び156bにそれぞれ格納される。
再び図2を参照すると、パラレル/シリアル変換部16は、複数チャンネルの受信信号処理部15によって生成されたパラレルのサンプルデータを、シリアルのサンプルデータ(伝送信号)に変換する。例えば、パラレル/シリアル変換部16は、128チャンネルのパラレルのサンプルデータを、1〜4チャンネルのシリアルのサンプルデータに変換する。これにより、超音波トランスデューサ10の数と比較して、伝送チャンネルの数が大幅に低減される。
無線通信部17は、伝送信号に基づいてキャリアを変調して送信信号を生成し、送信信号をアンテナに供給してアンテナから電波を送信することにより、伝送信号を送信する。変調方式としては、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)、PSK(Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)等が用いられる。ASK又はPSKを用いる場合には、1系統で1チャンネルのシリアルデータを伝送することが可能であり、QPSKを用いる場合には、1系統で2チャンネルのシリアルデータを伝送することが可能であり、16QAMを用いる場合には、1系統で4チャンネルのシリアルデータを伝送することが可能である。
このようにして、無線通信部17は、超音波診断装置本体2との間で無線通信を行うことにより、伝送信号を超音波診断装置本体2に送信すると共に、超音波診断装置本体2から各種の制御信号を受信して、受信された信号を通信制御部18に出力する。
第1実施形態においては、無線通信部17は、超音波プローブ1の主要な部分とは別の筺体内に収容されている(図1参照)。無線通信部17を収容した筐体は、例えばオペレータの衣服等に取り付けられる。超音波プローブ1は、種々の位置や角度で画像を撮影するので使用中は頻繁に動かす必要があるが、アンテナをあまり動かすと電波の送受信に乱れが生じる場合がある。そこで、第1実施形態においては、無線通信部17及びアンテナを別の筺体内に収容し、送受信の乱れを解消している。
通信制御部18は、制御部22によって設定された送信電波強度で伝送信号の送信が行われるように無線通信部17を制御すると共に、無線通信部17が受信した各種の制御信号を制御部22に出力する。制御部22は、超音波診断装置本体2から送信される各種の制御信号に基づいて、超音波プローブ1の各部を制御する。
操作スイッチ21は、超音波診断装置をライブモードやフリーズモードに設定するためのスイッチを含んでいる。ここで、ライブモードとは、超音波の送受信を行うことによって順次得られる受信信号に基づいて動画像を表示するモードのことであり、フリーズモードとは、メモリ等に格納されている受信信号又は音線信号に基づいて静止画像を表示するモードのことである。ライブモード又はフリーズモードの設定信号は、伝送信号と共に送信信号に含まれて、超音波診断装置本体2に送信される。なお、ライブモードとフリーズモードとの切換は、超音波診断装置本体2において行われるようにしても良い。
バッテリ26は、電力を必要とする駆動信号発生部13、受信信号処理部15、電力を必要とするパラレル/シリアル変換部16、無線通信部17、制御部22等の各部に電力を供給する。超音波プローブ1には電源スイッチ25が設けられており、バッテリ制御部24は、電源スイッチ25の状態に基づいて、バッテリ26から各部に電力を供給するか否かを制御する。バッテリ26は、受電部27を用いて充電が可能となっている。
受電部27は、超音波診断装置本体2の給電部47から無線により供給される供給エネルギーを電気エネルギーに変換することにより、無線による送電を受電する電気回路である。受電部27は、例えば給電部47との間でLC共振回路を構成することにより、給電部47が発生する磁場から誘導起電力を発生させる。
以上において、送信制御部12、受信制御部14、直交検波処理部154(図4)、サンプリング部155a及び155b(図4)、パラレル/シリアル変換部16、通信制御部18、制御部22、及び、バッテリ制御部24は、ディジタル回路によって構成しても良いし、中央演算装置(CPU)と、CPUに各種の処理を行わせるためのソフトウェア(プログラム)とによって構成しても良い。上記のソフトウェア(プログラム)は、格納部23に格納される。あるいは、直交検波処理部154をアナログ回路によって構成しても良い。その場合には、ADC153が省略され、サンプリング部155a及び155bによって複素ベースバンド信号のA/D変換が行われる。
引き続き図2を参照すると、投影機3は、無線通信部51と、表示制御部52と、投影部53とを有している。
無線通信部51は、超音波診断装置本体2の無線通信部38(後述)との間で無線通信を行うことにより、超音波診断装置本体2から画像信号を受信する。表示制御部52は、無線通信部51により受信した画像信号に基づいて超音波診断画像を表示するよう投影部53を制御する。
投影部53は、例えば光源ランプから発生し液晶パネルを透過した光を、レンズにより外部のスクリーン上に拡大投射することにより画像を表示するものである。投影機3とスクリーンとの距離及びレンズの設定により、画面サイズを自由に拡大及び縮小することができる。この投影機を使用する時の設置場所は特に限定されないが、例えば、ベッドサイドなどに固定しても良いし、オペレータの頭部や腕部に装着することとしても良い。
一方、図3を参照すると、超音波診断装置本体2は、無線通信部31と、通信制御部32と、シリアル/パラレル変換部33と、画像形成部34と、表示制御部35と、表示部36と、通信制御部37と、無線通信部38と、操作部41と、制御部42と、格納部43と、電源制御部44と、電源スイッチ45と、電源部46と、給電部47とを有している。
無線通信部31は、超音波プローブ1との間で無線通信を行うことにより、伝送信号を超音波プローブ1から受信すると共に、各種の制御信号を超音波プローブ1に送信する。無線通信部31は、アンテナによって受信された信号を復調することにより、複数の超音波トランスデューサから出力される受信信号から得られる複素ベースバンド信号を表すシリアルのサンプルデータ(伝送信号)を出力する。
通信制御部32は、各種の制御信号を超音波プローブ1に対して送信するように無線通信部31を制御する。シリアル/パラレル変換部33は、無線通信部31から出力されるシリアルのサンプルデータを、複数の超音波トランスデューサに対応するパラレルのサンプルデータに変換する。
画像形成部34は、シリアル/パラレル変換部33から出力されるパラレルのサンプルデータに基づいて、被検体内の組織に関する断層画像情報であるBモード画像信号を生成する。画像形成部34は、受信遅延パターン記憶部341と、整相加算部342と、メモリ343と、画像処理部344とを含んでいる。
受信遅延パターン記憶部341は、複数の超音波トランスデューサから出力される受信信号から得られる複素ベースバンド信号に対して受信フォーカス処理を行う際に用いられる複数の受信遅延パターンを記憶している。整相加算部342は、制御部42において設定された受信方向に基づいて、受信遅延パターン記憶部341に記憶されている複数の受信遅延パターンの中から1つの受信遅延パターンを選択し、その受信遅延パターンに基づいて、複数の複素ベースバンド信号にそれぞれの遅延を与えて加算することにより、受信フォーカス処理を行う。この受信フォーカス処理により、超音波エコーの焦点が絞り込まれたベースバンド信号(音線信号)が生成される。
メモリ343は、整相加算部342によって生成された音線信号を順次格納する。画像処理部344は、ライブモードにおいては整相加算部342によって生成される音線信号に基づいて、フリーズモードにおいてはメモリ343に格納されている音線信号に基づいて、被検体内の組織に関する断層画像情報であるBモード画像信号を生成する。
画像処理部344は、STC(sensitivity time control)部と、DSC(digital scan converter:ディジタル・スキャン・コンバータ)とを含んでいる。STC部は、音線信号に対して、超音波の反射位置の深度に応じて、距離による減衰の補正を施す。DSCは、STC部によって補正された音線信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)し、階調処理等の必要な画像処理を施すことにより、Bモード画像信号を生成する。
表示制御部35は、画像形成部34によって生成されるBモード画像信号に基づいて、表示部36に超音波診断画像を表示させる。表示部36は、例えば、LCD等のディスプレイ装置を含んでおり、表示制御部35の制御の下で、超音波診断画像を表示する。
無線通信部38は、画像形成部34によって生成されるBモード画像信号を無線により投影機3に送信する。通信制御部37は、特定のID情報を有する投影機3に対して画像信号を送信するよう無線通信部38を制御する。
制御部42は、操作部41を用いたオペレータの操作に従って、超音波診断装置の各部を制御する。超音波診断装置本体2には電源スイッチ45が設けられており、電源制御部44は、電源スイッチ45の状態に基づいて、電源部46のオン/オフを制御する。プローブホルダに設けられた給電部47は、LC共振回路を用いた電磁誘導作用によって、超音波プローブ1の受電部27(図2)に電力を供給する。
以上において、通信制御部32、シリアル/パラレル変換部33、整相加算部342、画像処理部344、表示制御部35、制御部42、及び、電源制御部44は、中央演算装置(CPU)と、CPUに各種の処理を行わせるためのソフトウェア(プログラム)とによって構成されるが、それらをディジタル回路で構成しても良い。上記のソフトウェア(プログラム)は、格納部43に格納される。格納部43における記録媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROM、又は、DVD−ROM等を用いることができる。
格納部43には、投影機3のID情報を格納しても良い。投影機3のID情報は、例えば、投影機3を持ち運んで使用しようとする時に予め操作部41を介して入力しておく。あるいは、超音波プローブ1が投影機3のID情報を超音波診断装置本体2に送信することとしても良い。このID情報に基づき、無線通信部38がどの投影機3に対して画像信号を送信するかを通信制御部37が制御することができる。
以上のように第1実施形態においては、無線通信可能な投影機3によって画像を表示するので、無線通信可能な距離範囲内であれば超音波診断装置本体2を移動させなくても投影機3を超音波プローブ1と共に持ち運んで使用可能である。また、画像サイズを十分大きくすることができるので、診断性能の低下を防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る超音波診断装置について説明する。
図5は、本発明の第2実施形態に係る超音波診断装置の概略構成を示す斜視図である。図6は、図5に示す超音波プローブ及び投影機の構成を示すブロック図である。本発明の第2実施形態に係る超音波診断装置においては、超音波プローブ1と投影機3とが信号線ケーブル19によって接続されている。また、本発明の第2実施形態に係る超音波診断装置においては、超音波プローブ1に無線通信部17が設けられておらず、パラレル/シリアル変換部16の出力は投影機3の無線通信部51に接続されている。
この構成において、超音波プローブ1において生成された伝送信号は投影機3の無線通信部51及びアンテナによって超音波診断装置本体2に送信される。超音波診断装置本体2は、伝送信号から画像信号を生成し、この画像信号を無線通信によって投影機3に送信する。投影機3の無線通信部51は、この画像信号を受信し、表示制御部52に出力する。無線通信部51による伝送信号の送信と画像信号の受信は、これらが互いに干渉しないよう、時分割又は周波数分割により行うことが好ましい。
無線通信可能な距離範囲内で、超音波診断装置本体2を移動させずに超音波プローブ1と投影機3とを持ち運んで使用することを考えた場合、超音波プローブ1と投影機3とがケーブルによって接続されていても大きな不都合はない。一方、投影機3は、スクリーンに投射される画像の揺れを抑えるため、使用中は一定の位置(例えばベッドサイド)に固定しておくのが好ましい。そこで、第2実施形態においては投影機3の無線通信部51により伝送信号を送信することとし、第1実施形態において無線通信部17及びアンテナを収容していた別の筺体を第2実施形態においては不要とした。
また、第2実施形態においては、超音波プローブ1と投影機3とがケーブルによって接続されているので、伝送信号と共に投影機3のID情報を超音波診断装置本体2に送信することも、簡易な構成によって実現可能である。例えば、超音波プローブ1と投影機3とがケーブルによって接続された時に、超音波プローブ1の制御部22が投影機3からID情報を読み取り、超音波プローブ1から伝送信号を送信する際に上記ID情報を併せて送信することとすれば、投影機3のID情報を超音波診断装置本体2に送信することができる。
以上においては、投影機3を1つのみ設けた場合について説明したが、例えば医師用と患者用とで複数の投影機に同一の画像を表示しても良いし、投影機3の他に例えばLCD等のディスプレイ装置に同一の画像を表示することとしても良い。
また、以上においては、給電部47から受電部27へ無線給電する場合について説明したが、他の方法で給電しても良い。
また、以上においては、超音波プローブ1をワイヤレスとし、外部とのあらゆる信号及びエネルギーの伝達を完全に無線で行う場合について説明したが、一部のみを有線で行うこととしても良い。
本発明は、超音波を送受信することにより生体内の臓器等の撮像を行って、診断のために用いられる超音波診断画像を生成する超音波診断装置において利用することが可能である。
1 超音波プローブ
2 超音波診断装置本体
3 投影機
10 超音波トランスデューサ
11 送信遅延パターン記憶部
12 送信制御部
13 駆動信号発生部
14 受信制御部
15 受信信号処理部
16 パラレル/シリアル変換部
17 無線通信部
18 通信制御部
19 信号線ケーブル
21 操作スイッチ
22 制御部
23 格納部
24 バッテリ制御部
25 電源スイッチ
26 バッテリ
27 受電手段
31 無線通信部
32 通信制御部
33 シリアル/パラレル変換部
34 画像形成部
35 表示制御部
36 表示部
37 通信制御部
38 無線通信部
41 操作部
42 制御部
43 格納部
44 電源制御部
45 電源スイッチ
46 電源部
47 給電手段
51 無線通信部
52 表示制御部
53 投影部
151 プリアンプ
152 ローパスフィルタ(LPF)
153 アナログ/ディジタル変換器(ADC)
154 直交検波処理部
154a、154b ミキサ(掛算回路)
154c、154d ローパスフィルタ(LPF)
155a、155b サンプリング部
156a、156b メモリ

Claims (6)

  1. 複数の駆動信号に従って超音波を送信すると共に、超音波エコーを受信して複数の受信信号を出力する複数の超音波トランスデューサと、前記複数の超音波トランスデューサから出力される複数の受信信号に対して信号処理を施すことにより伝送信号を生成する信号処理部とを有する超音波プローブと、
    前記伝送信号を無線通信により受信すると共に、前記伝送信号に基づいて画像信号を生成し、前記画像信号を無線通信により外部に送信する超音波診断装置本体と、
    前記画像信号を無線通信により受信して投影表示を行う投影機と、
    を具備する超音波診断装置。
  2. 前記超音波プローブが、前記伝送信号を無線通信により前記超音波診断装置本体に送信する無線通信部を有し、前記投影機が、前記画像信号を無線通信により受信する無線通信部を有する、請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 前記投影機が、前記超音波プローブと有線で接続され、前記超音波プローブにおいて生成された前記伝送信号を無線通信により前記超音波診断装置本体に送信するとともに、前記画像信号を無線通信により受信する無線通信部を有する、請求項1記載の超音波診断装置。
  4. 前記投影機が、投影画像サイズを変更する変更機能を有する、請求項1又は3のいずれか一項記載の超音波診断装置。
  5. 前記超音波診断装置本体が、前記投影機のID情報を記憶する記憶部を有し、前記ID情報によって特定される投影機に対して前記画像信号を送信する、請求項1乃至4のいずれか一項記載の超音波診断装置。
  6. 前記伝送信号及び前記画像信号の無線による送受信は無線LANによって行われる、請求項1乃至5のいずれか一項記載の超音波診断装置。
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