JP2010166238A - 画像形成装置、画像形成方法、及び印刷データ生成プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、及び印刷データ生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】
色材を供給する処理を色毎に行う画像形成装置であって、いわゆるレジずれに対する補正処理を確実にかつ効率的に行うことのできる画像形成装置等を提供する。
【解決手段】
画像形成に複数の色材を用いる画像形成装置が、画像形成の対象について各画素が前記色材の各色の階調値を有するビットマップデータを生成するビットマップデータ生成手段と、画素毎に当該画素の周囲画素のビットマップデータ又はラベル情報に基づいて当該画素のラベル情報を生成するラベル生成手段と、ラベル情報に基づいて、ビットマップデータを補正する補正手段とを有し、補正後のビットマップデータに基づいて画像形成が実行され、ラベル情報は、画素が補正の対象となる補正対象領域内にあるときには、当該補正対象領域が隣接する画素の色の情報を有し、補正対象領域内にないときには、当該画素の色を識別する情報を有する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、色材を供給する処理を色毎に行う画像形成装置等に関し、特に、当該処理に起因して発生するいわゆるレジずれに対する補正処理を確実にかつ効率的に行うことのできる画像形成装置等に関する。
レーザープリンターなどの画像形成装置においては、各色の色材を、用紙、中間媒体や感光体に供給して付着させる処理が色毎に独立して行われる。従って、装置の機械的な精度等に起因して、形成される各色の画像が相対的にずれてしまう不具合が発生する場合がある。かかるレジずれ(色ずれともいう。)が発生すると、例えば、文字と背景の境界に本来は存在しない白い部分が現れる(白抜け)など出力品質に悪影響を与えるため、従来、このレジずれによる不具合を防止するために事前に出力対象の画像データを補正する処理がなされていた。
下記特許文献1では、当該技術分野において、いわゆるエッジ淡色化を有効に防止し高速な処理が行える装置等について提案されている。また、下記特許文献2では、版ずれが生じてもオブジェクトが実際のものと同程度の大きさに見えるトラッピング処理を行う装置等について示されている。
特許3852234号公報 特開2002−165104号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置では、画像データを補正する領域を画像のオブジェクト単位で決定するので、文字やグラフィックスなど元々補正の対象とすべきオブジェクトが、画像データを供給するアプリケーションの段階で、補正の対象とならないイメージなどのオブジェクトに一緒に取り込まれている場合には、これらのオブジェクトいついては補正がなされないことになり、確実な補正処理を行えない。また、プリンターなどの画像形成装置が受け取る画像データは様々な形式のPDLで表現されており、各形式毎にオブジェクトの種別が定められているため、上述のようなオブジェクト単位の処理では、各形式に対してそれぞれ処理手順を用意しておかねばならず、処理が複雑となり効率的でない。
また、上記特許文献2に記載の方法では、隣接する領域の明度差で補正範囲と補正色を決めており処理が複雑であるという課題がある。
一方、画像形成装置における最も一般的な使用態様においては、黒色の文字や図形とカラーの背景との間に発生する、上記レジずれによる白抜けが大きな課題であるが、従来、これに特化した方法は示されていない。
従って、処理に時間がかかるとされる画素単位の処理で、上記課題に適した、効率のよい方法が望まれる。
そこで、本発明の目的は、色材を供給する処理を色毎に行う画像形成装置であって、当該処理に起因して発生するいわゆるレジずれに対する補正処理を確実にかつ効率的に行うことのできる画像形成装置、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、画像形成に複数の色材を用いる画像形成装置が、前記画像形成の対象について、各画素が前記色材の各色の階調値を有するビットマップデータを生成するビットマップデータ生成手段と、前記画素毎に、当該画素の周囲画素の前記ビットマップデータ又はラベル情報に基づいて当該画素のラベル情報を生成するラベル生成手段と、前記ラベル情報に基づいて、前記ビットマップデータを補正する補正手段と、を有し、前記補正後のビットマップデータに基づいて前記画像形成が実行され、前記ラベル情報は、前記画素が前記補正の対象となる補正対象領域内にあるときには、当該補正対象領域が隣接する画素の色の情報を有し、前記画素が前記補正対象領域内にないときには、当該画素の色を識別する情報を有する、ことである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記補正対象領域内にある画素のラベル情報は、前記隣接する画素からの距離情報を有する、ことを特徴とする。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記補正対象領域は、前記ビットマップデータの黒色の前記階調値が所定値以上で他の色の前記階調値が0である領域であり、前記黒色の階調値が変化する部分を含まない、ことを特徴とする。
更にまた、上記の発明において、好ましい態様は、前記画像形成の対象のうち、前記ビットマップデータの黒色の前記階調値が所定値以上で他の色の前記階調値が0である領域で、前記ビットマップデータの全色の前記階調値が0である画素と接している領域では、当該接している画素から所定範囲内の画素のラベル情報が当該接している画素からの距離情報を有する、ことを特徴とする。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記補正手段は、前記補正対象領域の前記ビットマップデータの階調値が、黒色については最高値であり他の色については0である場合に、当該ビットマップデータの階調値を前記隣接する画素の色について所定量増加させて前記補正を行ない、黒色について最高値でなく他の色については0である場合に、当該ビットマップデータの階調値を、当該黒色の階調値をもつ単色黒の色を黒色以外の色を含む混色黒で表現した場合の各色の値に変更して前記補正を行なう、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、画像形成に複数の色材を用いる画像形成装置における画像形成方法が、前記画像形成の対象について、各画素が前記色材の各色の階調値を有するビットマップデータを生成するビットマップデータ生成工程と、前記画素毎に、当該画素の周囲画素の前記ビットマップデータ又はラベル情報に基づいて当該画素のラベル情報を生成するラベル生成工程と、前記ラベル情報に基づいて、前記ビットマップデータを補正する補正工程と、を有し、前記補正後のビットマップデータに基づいて前記画像形成が実行され、前記ラベル情報は、前記画素が前記補正の対象となる補正対象領域内にあるときには、当該補正対象領域が隣接する画素の色の情報を有し、前記画素が前記補正対象領域内にないときには、当該画素の色を識別する情報を有する、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、画像形成に複数の色材を用いる画像形成装置用の印刷データを生成する処理を前記画像形成装置のホスト装置に実行させる印刷データ生成プログラムが、前記画像形成の対象について、各画素が前記色材の各色の階調値を有するビットマップデータを生成するビットマップデータ生成工程と、前記画素毎に、当該画素の周囲画素の前記ビットマップデータ又はラベル情報に基づいて当該画素のラベル情報を生成するラベル生成工程と、前記ラベル情報に基づいて、前記ビットマップデータを補正する補正工程と、を前記ホスト装置に実行させ、前記補正後のビットマップデータを含む前記印刷データに基づいて前記画像形成が実行され、前記ラベル情報は、前記画素が前記補正の対象となる補正対象領域内にあるときには、当該補正対象領域が隣接する画素の色の情報を有し、前記画素が前記補正対象領域内にないときには、当該画素の色を識別する情報を有する、ことである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
本発明を適用した画像形成装置であるプリンターの実施の形態例に係る構成図である。 各画素に付加されるラベルを説明するための図である。 レジずれ対策としての補正処理の手順を例示したフローチャートである。 ビットマップデータとラベルプレーンを例示した図である。 第2ラベリングの処理方向を説明するための図である。 第2ラベリングにおける処理内容を説明するための図である。 第2ラベリングにおける往復処理の必要性を説明するための図である。 第2ラベリングの処理の手順を例示したフローチャートである。 第2ラベリングにおける逆方向の処理手順を例示したフローチャートである。 第1手法による第3ラベリングの処理手順を例示したフローチャートである。 Wに関する情報の伝播を説明するための図である。 第2手法による第3ラベリングの処理手順を例示したフローチャートである。 第3手法による第3ラベリングの処理手順を例示したフローチャートである。 第4手法による第3ラベリングの処理手順を例示したフローチャートである。 Wに関する伝播を説明するための図である。 補正処理の内容を説明するための図である。 補正処理の内容を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用した画像形成装置であるプリンターの実施の形態例に係る構成図である。図1に示すプリンター2が本発明を適用したプリンターであり、印刷対象画像のビットマップデータにおける各画素に対してラベリングを行い、各画素に付されたラベル情報に基づいてレジずれに対する補正処理を実行する。そして、各画素に付されるラベル情報はその周囲画素に付されたラベル情報から決定され、そのラベル情報は、画素が補正対象である場合には、その画素が含まれる補正対象領域が隣接する画素の色情報を有する。これらのことにより、本プリンター2では、レジずれ対策の処理が確実にかつ効率的に実行される。
図1に示すホストコンピューター1は、プリンター2に対して印刷要求を行なうホスト装置であり、パーソナルコンピューターなどで構成される。ホストコンピューター1にはプリンタードライバー11が備えられ、印刷要求時には、ユーザ操作等に基づいて、当該プリンタードライバー11が画像データと制御コマンドを含む印刷データを生成してプリンター2に送信する。なお、ここでは、プリンタードライバー11がプリンター2に送信するデータはPDLで記述されているものとする。また、プリンタドライバー11は、上記処理を実行させるプログラムと、当該プログラムに従って処理を実行するホストコンピューター1の制御装置(図示せず)等によって構成することができる。また、プリンタードライバー11用の当該プログラムは、インターネット等のネットワークを介して所定のサイトからダウンロードすることにより、あるいは、CDなどの記憶媒体から、ホストコンピューター1にインストールすることができる。
次に、プリンター2は、図1に示すように、コントローラー21及びエンジン22等で構成される、いわゆるレーザープリンターである。
コントローラー21は、前記ホストコンピューター1からの印刷要求を受けてエンジン22に印刷指示を出す処理などを司り、図1に示すように、I/F23、CPU24、RAM25、ROM26、及びエンジンI/F27を備える。
I/F23は、ホストコンピューター1から送信される前記印刷データを受信する部分である。
CPU24は、コントローラー21において行われる各種処理を制御する部分であるが、ホストコンピューター1から印刷要求を受けた際には、受信した印刷データに含まれる画像データに所定の画像処理を施してエンジン22側へ出力するためのビットマップデータ(各色のプレーンデータ)を生成する処理、前記印刷データに含まれる制御コマンドを解釈してエンジン22に対して適切な印刷処理を指示する処理等を司る。また、CPU24は、上記ビットマップデータを生成する処理に関し、レジずれ対策としての補正処理を実行するが、本プリンター2では、当該補正処理に特徴を有し、その具体的な内容については後述する。なお、CPU24が実行する処理は、主にROM26に記憶されたプログラムに従って行われるものである。
RAM25は、受信した印刷データ、各処理後の画像データ等を格納するメモリであり、前述した各色のビットマップデータ(プレーンデータ)、当該ビットマップデータに対して生成されるラベルデータ(ラベルプレーン)を格納する。なお、これらビットマップデータ及びラベルデータの詳細については後述する。
ROM26は、CPU24が実行する各処理のプログラム等を格納するメモリである。
次に、エンジンI/F27は、エンジン22で印刷を実行する際に、所定のタイミングで前述したRAM25に格納されている画像データ(上記補正処理後のビットマップデータ)を読み出し、それらに所定の処理を施した後にエンジン22側に引き渡す、コントローラー21とエンジン22側とのインターフェースを司る部分である。なお、このエンジンI/F27には、図示していないが、データを一時的に格納するメモリ、解凍部、スクリーン処理部等が備えられ、RAM25から読み出した画像データに対して、圧縮されたデータの解凍、ドットのデータへ変換するスクリーン処理などがなされる。また、エンジンI/F27は、具体的には、ASICで構成されている。
次に、エンジン22は、図示していないが、メカコンと印刷機構から構成され、印刷機構には、図示していないが、感光体ドラム、帯電ユニット、露光ユニット、現像装置、転写ユニット等が備えられる。印刷実行時には、帯電ユニットにより感光体ドラムを帯電し、露光ユニットが内蔵するレーザーやLEDアレイなどの光源からのビームを帯電された感光体ドラムに照射して静電気による潜像を形成する。その後、現像材(トナー)を収容するトナーカートリッジを備える現像装置により、潜像が現像材による像に現像され、転写ユニットによって現像されたトナー像が紙などの印刷媒体に転写され、定着ユニットにより定着されて、プリンター2外に排出される。なお、本プリンター2では、現像材としてCMYK各色の色材が用いられ、感光体への色材の供給、中間転写媒体への色材の供給、印刷媒体上への色材の供給のうち、少なくとも1つの処理では、色材の供給が色毎に独立して行なわれる。従って、本プリンター2においても印刷媒体上での画像位置が色によってずれる可能性がある。
以上説明したような構成を有する本プリンター2では、ホストコンピューター1から印刷要求を受けると、その印刷データが解釈されて、PDL形式であった画像データから、画素毎に各色の階調値を有するビットマップデータが生成される。このビットマップデータは、印刷媒体1枚に対して、色材であるCMYK各色のプレーンデータから構成され、RAM25のイメージバッファに格納される。その後、当該ビットマップに対してレジずれ対策としての補正処理が施され、補正処理後のビットマップデータがエンジンI/F27から読み出されて、前述した処理の後に、エンジン22での印刷処理が実行される。
前述したように、本プリンター2では、上記レジずれ対策としての補正処理に特徴を有し、以下、当該処理の具体的な内容について説明する。
本プリンター2における上記補正処理では、ビットマップデータの各画素に対しラベリング、すなわち、ラベルデータの付加を行うので、まず、このラベルデータについて説明する。図2は、各画素に付加されるラベルを説明するための図である。図2に示すように、ラベルには、No.1−28の28種類のラベルが用意される。
それらのうちのNo.1−11は、後述する第1ラベリングで付加されるラベルであり、これらのラベルは、その画素の有する色を識別する情報となっている。各画素は、この補正の時点でCMYK各色の階調値(一例として、ここでは0−255のいずれかの値)を有しているので、それらの値が、図2の「条件」に示される条件を満たすラベルが付加されることになる。例えば、CMYK各色の階調値が全て0の画素については、W(白)のラベルが付加され、CMYの階調値が全て0でKの階調値がa(例えば、一例として166)以上255以下の画素についてはK_D(単色K濃)のラベルが付加される。他のラベルについても、図2に示す条件により、適宜、適合する画素に付加される。
なお、No.2−8のラベルの条件を満たす色は、Kの階調値が0であってKトナーが用いられないが、他の何らかの色を有しており、総称して「カラー」と呼ぶことにする。
また、No.1、9、10、及び11のラベルの条件を満たす色を、それぞれ、「白」、「混色K」、「単色K淡」、及び「単色K濃」と呼ぶことにする。本プリンター2では、「単色K濃」の領域が「カラー」と接している部分において前述した白抜けが発生する虞があることに鑑み、このような「単色K濃」の領域について白抜け防止のための補正を行う。
また、No.12−13は、後述する第2ラベリングで付加されるラベルである。当該ラベルは、上記No.11のラベルが付された画素を非補正対象と補正対象候補に識別するためのものである。補正対象とされない非補正対象のラベルK_D_nonCompは、補正対象となり得る上記「単色K濃」の色を有する画素、すなわち、K_Dのラベルを持つ画素、で、その画素を含む単色Kの領域(Kの色のみを有する領域)においてKの濃度が少しずつ変化しているものについて付加される。すなわち、所謂グラデーションのある領域の画素について付される。一方、補正対象候補のラベルK_D_Compは、K_Dのラベルを付加された画素のうち、K_D_nonCompのラベルの条件に当てはまらなかった画素に対して付加される。このラベルK_D_Compを付加された画素が上記レジずれのための補正がなされる対象の候補となる。
次に、No.14−28は、後述する第3ラベリングにおいて付加されるラベルであり、これらのラベルは、その画素が含まれる「単色K濃」の領域(厳密には、K_D_Compのラベルが付加された画素が連なる領域)が接している「カラー」又は「白」の画素の色情報を示している。そして、No.14−20のラベルは、最終的に補正の対象となる画素に付されるものであり、No.21−28のラベルは、「白」の画素から近距離にあり補正対象からはずされる画素に付されるものである。
例えば、No.14のComp_Cは、No.2のラベルCが付された画素と隣接している補正対象領域の画素に付される。また、No.22のComp_WCは、No.2のラベルCが付された画素及びNo.1のラベルWが付された画素の両方に隣接する補正対象候補領域(K_D_Compのラベルが付加された画素が連なる領域)に含まれる画素であって、Wが付された画素から所定の近距離(例えば、5画素以内)にある画素に付加される。その他のラベルについても同様である。
なお、No.14−28のラベルには、後述するいくつかのラベリング手法により、図2に示したラベル以外に所定の距離情報が含まれる場合がある。
以上のようなラベル情報が用いられてレジずれ対策としての補正処理がなされる。図3は、当該補正処理の全体の手順を例示したフローチャートである。前述したように、印刷要求受信時に、CPU24によってビットマップデータの生成が完了すると、当該補正処理を開始し、まず、ラベルプレーンの生成(第1ラベリング)を行なう(ステップS1)。具体的には、上記生成されたビットマップデータに基づいて、各画素を所定のグループに種別し、その種別されたグループに応じたラベルを各画素に付加する。すなわち、図2に示したNo.1−11のいずれかのラベルをその画素の色(ビットマップデータの階調値)に応じて付加する。付加されたラベルの情報は、ラベルデータとしてRAM25内に保持され、各色のビットマップデータと同様に印刷媒体1枚に対してラベルプレーンが生成される。
図4は、ビットマップデータとラベルプレーンを例示した図である。図4の(a)は、上記生成されたビットマップデータを例示しており、前述の通り、Cプレーン、Mプレーン、Yプレーン、Kプレーンから構成される。各プレーンの各画素(図中のp)は、各色の階調値を有しており、ここでは、0〜255の256階調で各色が表現されるものとして、各画素が0〜255のいずれかの値を有している。
図4の(b)は、図4の(a)に示すビットマップデータから生成される上記ラベルプレーンを例示しており、各画素(図中のp)は、上記ラベル(データ)を有している。そして、この生成されたラベルプレーンは、この第1ラベリングの段階では、その画素の色の識別情報を有しているが、後述する第2ラベリング及び第3ラベリングにおいて、その内容が、適宜、必要な情報に更新されていく。
次に、処理は第2ラベリングに移行し、補正対象候補の検出を行う(ステップS2)。かかる処理は、対象としている画像のうち、レジずれ対策としての補正処理を行う画素の候補を検出するものである。具体的には、第1ラベリングでK_Dのラベルが付加された画素について、周辺画素のラベル情報から、前述した非補正対象であるか補正対象候補であるかを判断し、その結果に応じてその画素のラベルをK_D_nonComp又はK_D_Compに更新する。すなわち、ラベルプレーンのデータを書き換える。
また、当該処理は、対象画像の左上の画素から順番に1画素ずつ実行されるが、順方向に進める処理と逆方向に進める処理の両方を実行する。図5は、当該処理の処理方向を説明するための図である。図5の(a)は、処理対象の画素、すなわち、注目画素Xとそのラベルを決定するために用いられる8つの周辺画素(1−8)を例示している。
第2ラベリングでは、まず対象画像の左上の画素をこの注目画素Xとしてその周辺画素を用いて処理を行い、その後、1画素ずつ注目画素Xをずらして、図5の(b)の矢印で示す方向に処理を進め、対象画像の右下の画素を処理して順方向の処理を終了する。その後、対象画像の右下の画素を注目画素Xとして再度処理を開始し、1画素ずつ注目画素Xをずらして、図5の(c)の矢印で示す方向に処理を進め、対象画像の左上の画素を処理して逆方向の処理を終了する。第2ラベリングの処理は、この1往復の処理でなされる。
また、各画素毎の処理では、注目画素XがK_Dのラベルが付加された画素である場合に、その周辺画素(上述した8つの周辺画素)の中に、ラベルがK_D又はK_Lであり、注目画素XとのKの階調値の差があってその差がb(例えば、5)未満の画素、あるいは、すでにK_D_nonCompのラベルが付された画素、がある場合、当該注目画素XのラベルをK_D_nonCompに更新し、非補正対象とする。
図6は、当該処理を説明するための図である。図6の(a)は、注目画素XのラベルがK_D_nonCompとなる場合を例示しており、図6の(b)は、注目画素XのラベルがK_D_Compとなる場合を例示している。図中、注目画素Xと同じ濃いグレーの画素は、注目画素Xと同じKの階調値を有するラベルがK_Dの画素である。
図6の(a)に示す上段の注目画素Xでは、周辺画素(8)が、ラベルがK_D又はK_Lであり、注目画素XとのKの階調値の差があってその差がb(例えば、5)未満の画素となっている。下段の注目画素Xの場合には、一番上の行の各画素が、ラベルがK_D又はK_Lであり、注目画素XとのKの階調値の差があってその差がb(例えば、5)未満の画素となっていて、2行目の各画素のラベルが、前述した順方向の処理により、K_D_nonCompとなるので、周辺画素の中にK_D_nonCompのラベルを持つ画素が存在することになりK_D_nonCompのラベルとされる。
図6の(b)に示す例は、左上、右上、左下、及び右下の順で、それぞれ、周辺画素全てが注目画素Xと同じKの階調値を有するラベルがK_Dの画素である場合、右下の周辺画素が、ラベルがK_D又はK_Lであり、注目画素XとのKの階調値の差がb以上である画素の場合、右下の周辺画素のラベルがWである場合、及び、右下の周辺画素のラベルがMである場合、を示しており、どの場合にも、前述した非補正対象とする条件を満たさないのでK_D_Compのラベルに更新される。
図7は、前述した往復処理の必要性を説明するための図である。図7に示す例では、画素5×5の対象範囲において、上側の4行の画素が全て同じKの階調値を有するラベルがK_Dの画素であり、下端の行の画素が全て、ラベルがK_Dであり、上記上側の画素とのKの階調値の差があってその差がb(例えば、5)未満の画素である場合である。
図7の(a)は、順方向の処理が終了した時点でのラベルの状態を示しており、上側3行の画素については、前述した処理により、周辺画素に非補正対象と判断する画素が現れないので、K_D_Compのラベルが付されることになる。しかしながら、対象としている5×5の対象範囲は、単色Kの領域(Kの色のみを有する領域)でKの濃度が少しずつ変化している領域に該当するので、前述したとおり、この範囲に含まれる画素のラベルは、K_D_nonCompとされるべきであり、順方向の処理のみでは正しい結果が得られないことが分かる。
図7の(b)は、順方向及び逆方向の往復処理が終了した時点でのラベルの状態を示しており、5×5の対象範囲に含まれる画素のラベルが全てK_D_nonCompとされており、正しい結果となっている。2回目の逆方向の処理では、どの画素の処理においても、その周辺画素にK_D_nonCompが現れることになり、従って、K_D_nonCompのラベルが付されることになる。
図8は、第2ラベリングの処理の具体的な手順を例示したフローチャートである。前述の通り、まず、対象画像の左上の画素を注目画素として選択し(ステップS201)、当該注目画素のその時点のラベルがK_Dであるか否かをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS202)。その結果、K_Dでない場合には(ステップS202のNo)、当該注目画素の処理を終了し、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS210のNo、S201)。
一方、ラベルがK_Dである場合には(ステップS202のYes)、一つの周辺画素を選択し(ステップS203)、当該周辺画素のその時点のラベルがK_D_nonCompであるか否かをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS204)。当該チェックの結果、ラベルがK_D_nonCompであれば(ステップS204のYes)、当該注目画素のラベルをK_D_nonCompに更新して(ステップS208)、当該注目画素の処理を終了して、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS210のNo、S201)。
一方、ラベルがK_D_nonCompでなければ(ステップS204のNo)、そのラベルがK_D又はK_Lであるか否かをチェックする(ステップS205)。ラベルがK_D又はK_Lである場合には(ステップS205のYes)、当該周辺画素と注目画素に階調値の差がありその差がb未満であるか否かがチェックされる(ステップS206)。当該チェックにはKプレーンが参照され、当該条件が満たされていれば(ステップS206のYes)、当該注目画素のラベルをK_D_nonCompに更新して(ステップS208)、当該注目画素の処理を終了して、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS210のNo、S201)。
一方、周辺画素のラベルが、K_D又はK_Lでない場合(ステップS205のNo)、及び、上記S206の条件が満たされていない場合(ステップS206のNo)には、次の周辺画素の処理に移行する(ステップS207のNo、S203)。そして、ステップS203から同様の処理を繰り返し、ステップS208に移行することなく、全ての(前述した8つの)周辺画素について処理が終了した場合には(ステップS207のYes)、当該注目画素のラベルをK_D_Compに更新して(ステップS209)、当該注目画素の処理を終了して、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS210のNo、S201)。
このようにして、順方向に全ての画素の処理が終了すると(ステップS210のYes)、前述した逆方向の処理を実行する(ステップS211)。図9は、当該逆方向の処理手順を例示したフローチャートである。
まず、対象画像の右下の画素を注目画素として選択し(ステップS211−1)、当該注目画素のその時点のラベルがK_D_Compであるか否かをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS211−2)。その結果、K_D_Compでない場合には(ステップS211−2のNo)、当該注目画素の処理を終了し、逆方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS211−7のNo、S211−1)。
一方、ラベルがK_D_Compである場合には(ステップS211−2のYes)、一つの周辺画素を選択し(ステップS211−3)、当該周辺画素のその時点のラベルがK_D_nonCompであるか否かをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS211−4)。当該チェックの結果、ラベルがK_D_nonCompであれば(ステップS211−4のYes)、当該注目画素のラベルをK_D_nonCompに更新して(ステップS211−6)、当該注目画素の処理を終了して、逆方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS211−7のNo、S211−1)。
一方、ラベルがK_D_nonCompでなければ(ステップS211−4のNo)、次の周辺画素の処理に移行する(ステップS211−5のNo、S211−3)。そして、ステップS211−3から同様の処理を繰り返し、ステップS211−6に移行することなく、全ての周辺画素について処理が終了した場合には(ステップS211−5のYes)、当該注目画素の処理を終了して、逆方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS211−7のNo、ステップS211−1)。
このようにして、逆方向に全ての画素の処理が終了すると(ステップS211−7のYes)、逆方向の処理も終了し、第2ラベリング(S2)の処理が終了する。
以上、第2ラベリングの処理により、第1ラベリングでK_Dとされた画素について、そのラベルが、K_D_nonComp又はK_D_Compに更新され、K_D_Compに更新され画素が補正の候補となる。言い換えれば、当該第2ラベリングの処理により、前述した白抜け防止のための補正対象である「単色K濃」の領域から、グラデーションなど濃度の変化を伴う領域が補正対象外とされたことになる。
次に、第3ラベリングの処理を実行する(図3のステップS3)。ここでは、ラベルプレーンの情報を用いて、最終的な補正対象の検出と隣接色情報の付加が実行される。当該第3ラベリングにおいても、第2ラベリングの場合と同様に、注目画素についての処理を8つの周囲画素のラベル情報を用いて行い、注目画素を画素毎に移動して処理を実行する。そして、ここでも順方向及び逆方向の往復処理がなされる。また、具体的な処理方法については4つの手法があり、以下に説明する第1手法〜第4手法のいずれかの手法で処理を行うことができる。
まず、第1手法は、注目画素のラベルがW、C、M、Yを持っている場合に、その色情報を補正対象候補の周辺画素に伝播させて、その周囲画素のラベルを更新する、ものである。また、Wの情報の伝播については、ラベルが「W」の画素から所定距離(一例として、ここでは5画素)内までとする。前述の通り、Wの付いた画素は補正対象からはずされるため、このようにすることにより、「白」の領域と隣接する所定範囲だけを補正しないようにすることができる。
図10は、第1手法による第3ラベリングの処理手順を例示したフローチャートである。第1手法では、まず、対象画像の左上の画素を注目画素として選択し(ステップS311)、当該注目画素のその時点のラベルが図2に示したNo.1−8、14−28のラベルのいずれかであるかをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS312)。すなわち、色情報として、W、C、M、Yのいずれかを持っているラベルであるか否かがチェックされる。その結果、そうでない場合には(ステップS312のNo)、当該注目画素の処理を終了し、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS317のNo、S311)。
一方、ラベルがNo.1−8、14−28のいずれかである場合には(ステップS312のYes)、一つの周辺画素を選択し(ステップS313)、当該周辺画素のその時点のラベルが図2に示したNo.13、14−28のラベルのいずれかであるかをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS314)。すなわち、補正対象候補の周辺画素であるか否かがチェックされる。当該チェックの結果、ラベルがNo.13、14−28のいずれかであれば(ステップS314のYes)、当該注目画素のラベル情報を当該周辺画素に伝播する(ステップS315)。
例えば、注目画素のラベルがCで周辺画素のラベルがK_D_Compであれば、Cの色情報が伝播されて当該周辺画素のラベルがComp_Cに更新される。また、周辺画素のラベルがComp_Mであった場合には、Comp_CMに更新される。また、注目画素のラベルがComp_Yで周辺画素のラベルがComp_Mであれば、Yの色情報が伝播されてComp_MYに更新される。その他の場合も同様に、周辺画素が有していない色の情報が伝播されてその色を含むラベルに変更される。
なお、伝播される色がWの場合には、上述の通り、「W」のラベルの画素から5画素までのみ伝播が行われるので、その範囲(距離)を把握できるように「W」のラベルの画素からの距離情報も合わせて伝播される。図11は、そのWに関する伝播を説明するための図である。
図11に示す例は、「単色K濃」の領域(グレーの部分)が「白」の領域(白の部分)に接している場合であり、(a)に示すように、「白」の領域にある画素(小さい矩形)はWのラベルを有しており、また、「単色K濃」の領域にある画素(小さい矩形)は、「白」の領域から5画素以内のものについては、Comp_Wのラベルを「白」の領域からの最短距離の情報とともに有している。なお、「白」の領域から5画素以内に入っていない画素については、Wの情報が伝播されないので、K_D_Compのラベルとなっている。
図11の(b)は、(a)における左上4画素の部分を示している。ここで、注目画素が左上の画素の場合、右下の周辺画素はK_D_CompからComp_W(1)に更新される。このように、注目画素のラベルが「W」の場合、補正対象候補の周辺画素の上記距離情報は(1)とする。
図11の(c)は、(a)における左上9画素の部分を示している。ここで、注目画素が中央の画素の場合、右下の周辺画素はK_D_CompからComp_W(2)に更新される。このように、注目画素のラベルがComp_Wである場合、K_D_Compの周辺画素の距離情報は、注目画素の距離情報+1とする。また、周辺画素もComp_Wである場合には、注目画素の距離情報の方が小さい場合に、周辺画素の距離情報を注目画素の距離情報+1とし、そうでない場合には、周辺画素の距離情報を変更しない。
このようにして情報の伝播が行われてラベルプレーンのラベルデータが更新されると、次の周辺画素の処理に移行する(ステップS316のNo、S313)。一方、ステップS314において、ラベルがNo.13、14−28のいずれかでない場合には(ステップS314のNo)、やはり、処理が次の周辺画素の処理に移行する。
そして、ステップS313から同様の処理を繰り返し、全ての(前述した8つの)周辺画素について処理が終了した場合には(ステップS316のYes)、該注目画素の処理を終了して、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS317のNo、S311)。
このようにして、順方向に全ての画素の処理が終了すると(ステップS317のYes)、前述した逆方向の処理を順方向と同様に実行する(ステップS318)。
以上のようにして、第1手法による第3ラベリングが行われる。
次に、第2手法について説明する。当該手法では、注目画素のラベルがC、M、Yを持っている場合に、その色情報を補正対象候補の周辺画素に伝播させて、その周囲画素のラベルを更新する、ものである。また、この情報の伝播については、ラベルが「C」、「M」、又は「Y」の画素から所定距離(一例として、ここでは5画素)内までとする。第2手法では、「単色K濃」の領域で「カラー」の領域から所定範囲内に入る部分を補正対象とする。
図12は、第2手法による第3ラベリングの処理手順を例示したフローチャートである。まず、対象画像の左上の画素を注目画素として選択し(ステップS321)、当該注目画素のその時点のラベルが図2に示したNo.2−8、14−20のラベルのいずれかであるかをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS322)。すなわち、色情報として、C、M、Yのいずれかを持っているラベルであるか否かがチェックされる。その結果、そうでない場合には(ステップS322のNo)、当該注目画素の処理を終了し、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS327のNo、S321)。
一方、ラベルがNo.2−8、14−20のいずれかである場合には(ステップS322のYes)、一つの周辺画素を選択し(ステップS323)、当該周辺画素のその時点のラベルが図2に示したNo.13、14−20のラベルのいずれかであるかをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS324)。すなわち、補正対象候補の周辺画素であるか否かがチェックされる。当該チェックの結果、ラベルがNo.13、14−20のいずれかであれば(ステップS324のYes)、当該注目画素のラベル情報を当該周辺画素に伝播する(ステップS325)。
当該色情報の伝播は、第1手法の場合と同様であるが、上述の通り、「カラー」のラベルの画素から5画素までのみ伝播が行われるので、その範囲(距離)を把握できるように「カラー」のラベルの画素からの距離情報も合わせて伝播される。なお、この距離情報の伝播も第1手法の場合と同様である。
情報の伝播が行われてラベルプレーンのラベルデータが更新されると、次の周辺画素の処理に移行する(ステップS326のNo、S323)。一方、ステップS324において、ラベルがNo.13、14−20のいずれかでない場合には(ステップS324のNo)、やはり、処理が次の周辺画素の処理に移行する。
そして、ステップS323から同様の処理を繰り返し、全ての(前述した8つの)周辺画素について処理が終了した場合には(ステップS326のYes)、該注目画素の処理を終了して、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS327のNo、S321)。
このようにして、順方向に全ての画素の処理が終了すると(ステップS327のYes)、前述した逆方向の処理を順方向と同様に実行する(ステップS328)。
以上のようにして、第2手法による第3ラベリングが行われる。
次に、第3手法について説明する。当該手法では、注目画素の補正対象候補の画素である場合に、ラベルがW、C、M、Yを持っている周辺画素の色情報を注目画素に伝播させて注目画素のラベルを更新する、ものである。また、Wの情報の伝播については、第1手法の場合と同様に、ラベルが「W」の画素から所定距離(一例として、ここでは5画素)内までとする。
図13は、第3手法による第3ラベリングの処理手順を例示したフローチャートである。まず、対象画像の左上の画素を注目画素として選択し(ステップS331)、当該注目画素のその時点のラベルが図2に示したNo.13−28のラベルのいずれかであるかをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS332)。すなわち、補正対象候補の画素であるか否かがチェックされる。その結果、そうでない場合には(ステップS332のNo)、当該注目画素の処理を終了し、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS337のNo、S331)。
一方、ラベルがNo.13−28のいずれかである場合には(ステップS332のYes)、一つの周辺画素を選択し(ステップS333)、当該周辺画素のその時点のラベルが図2に示したNo.1−8、14−28のラベルのいずれかであるかをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS334)。すなわち、色情報として、W、C、M、Yのいずれかを持っているラベルであるか否かがチェックされる。当該チェックの結果、ラベルがNo.1−8、14−28のいずれかであれば(ステップS334のYes)、当該周辺画素のラベル情報を当該注目画素に伝播する(ステップS335)。
色情報の伝播のさせ方は第1手法の場合と同様である。また、伝播される色がWの場合には、上述の通り、「W」のラベルの画素から5画素までのみ伝播が行われるので、その範囲(距離)を把握できるように「W」のラベルの画素からの距離情報も合わせて伝播される。図15は、そのWに関する伝播を説明するための図である。
図15に示す例は、「単色K濃」の領域(グレーの部分)が「白」の領域(白の部分)に接している場合であり、(a)に示すように、「白」の領域にある画素(小さい矩形)はWのラベルを有しており、また、「単色K濃」の領域にある画素(小さい矩形)は、「白」の領域から5画素以内のものについては、Comp_Wのラベルを「白」の領域からの最短距離の情報とともに有している。なお、「白」の領域から5画素以内に入っていない画素については、Wの情報が伝播されないので、K_D_Compのラベルとなっている。
図15の(b)は、(a)における左上9画素の部分を示している。ここで、注目画素が中央の画素の場合、周辺画素にWのラベルのものがあるので、注目画素のラベルはComp_W(1)となる。このように、周辺画素にラベル「W」がある場合には、注目画素の距離情報は(1)とする。
図15の(c)は、(a)におけるグレーの部分の左上9画素の部分を示している。ここで、注目画素が中央の画素の場合、周辺画素にComp_W(1)のラベルのものがあるので、注目画素のラベルはComp_W(2)となる。このように、周辺画素にラベル「Comp_W」がある場合には、注目画素の距離情報は、周辺画素の距離情報の最小値+1とする。
このようにして情報の伝播が行われてラベルプレーンのラベルデータが更新されると、次の周辺画素の処理に移行する(ステップS336のNo、S333)。一方、ステップS334において、ラベルがNo.1−8、14−28のいずれかでない場合には(ステップS334のNo)、やはり、処理が次の周辺画素の処理に移行する。
そして、ステップS333から同様の処理を繰り返し、全ての(前述した8つの)周辺画素について処理が終了した場合には(ステップS336のYes)、該注目画素の処理を終了して、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS337のNo、S331)。
このようにして、順方向に全ての画素の処理が終了すると(ステップS337のYes)、前述した逆方向の処理を順方向と同様に実行する(ステップS338)。
以上のようにして、第3手法による第3ラベリングが行われる。
次に、第4手法について説明する。当該手法では、注目画素の補正対象候補の画素である場合に、ラベルがC、M、Yを持っている周辺画素の色情報を注目画素に伝播させて注目画素のラベルを更新する、ものである。また、この情報の伝播については、ラベルが「C」、「M」、又は「Y」の画素から所定距離(一例として、ここでは5画素)内までとする。第4手法では、「単色K濃」の領域で「カラー」の領域から所定範囲内に入る部分を補正対象とする。
図14は、第4手法による第3ラベリングの処理手順を例示したフローチャートである。まず、対象画像の左上の画素を注目画素として選択し(ステップS341)、当該注目画素のその時点のラベルが図2に示したNo.13−20のラベルのいずれかであるかをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS342)。すなわち、補正対象候補の画素であるか否かがチェックされる。その結果、そうでない場合には(ステップS342のNo)、当該注目画素の処理を終了し、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS347のNo、S341)。
一方、ラベルがNo.13−20のいずれかである場合には(ステップS342のYes)、一つの周辺画素を選択し(ステップS343)、当該周辺画素のその時点のラベルが図2に示したNo.2−8、14−20のラベルのいずれかであるかをラベルプレーンを参照してチェックする(ステップS344)。すなわち、色情報として、C、M、Yのいずれかを持っているラベルであるか否かがチェックされる。当該チェックの結果、ラベルがNo.2−8、14−20のいずれかであれば(ステップS344のYes)、当該周辺画素のラベル情報を当該注目画素に伝播する(ステップS345)。
色情報の伝播のさせ方は第1手法の場合と同様であるが、上述の通り、「カラー」のラベルの画素から5画素までのみ伝播が行われるので、その範囲(距離)を把握できるように「カラー」のラベルの画素からの距離情報も合わせて伝播される。なお、この距離情報の伝播は第3手法の場合と同様である。
このようにして情報の伝播が行われてラベルプレーンのラベルデータが更新されると、次の周辺画素の処理に移行する(ステップS346のNo、S343)。一方、ステップS344において、ラベルがNo.2−8、14−20のいずれかでない場合には(ステップS344のNo)、やはり、処理が次の周辺画素の処理に移行する。
そして、ステップS343から同様の処理を繰り返し、全ての(前述した8つの)周辺画素について処理が終了した場合には(ステップS346のYes)、該注目画素の処理を終了して、順方向に次の画素へ処理が移行する(ステップS347のNo、S341)。
このようにして、順方向に全ての画素の処理が終了すると(ステップS347のYes)、前述した逆方向の処理を順方向と同様に実行する(ステップS348)。
以上のようにして、第4手法による第3ラベリングが行われる。
このようにして、第3ラベリングの処理が終了すると、補正対象が最終的に検出されているので、処理が図3のステップS4に移行し、補正処理を実行する。
当該補正処理では、第3ラベリングの結果、ラベルプレーンに保持されているラベル情報に基づいて処理を行う。具体的には、図2に示したNo.14−20のラベルが付されている画素に対して、CMYKのビットマップデータを変更することによりレジずれ対策としての補正を実行する。より具体的には、補正対象となった画素のKプレーンの値(黒の階調値)が最高値の255の場合とそうでない場合に処理を変え、255の場合には、その画素に付されたラベルが有する色情報の色について、ビットマップデータに所定量の階調値(例えば、51)を加え、255でない場合には、その画素の単色Kの色を黒以外の色を含む混色で表現するようにビットマップデータを変更する。
例えば、補正対象画素のラベルがComp_CMで、Kの階調値が255である場合には、CとMの階調値についてそれぞれ51ずつが加えられ、当該画素のビットマップデータは、CMYKの順に、(0、0、0、255)から(51、51、0、255)に補正される。また、補正対象画素のKの階調値が255でない場合には、黒単色を混色で表現する場合の、すなわち、所謂コンポジットKで表現する場合の、黒単色からコンポジットKへの変換テーブルが予めROM26等に用意されており、そのテーブルを用いて、ビットマップデータを変換して補正を行う。例えば、CMYKの順に、(0、0、0、235)から(102、92、83、192)に補正される。
図16は、補正処理の内容を説明するための図である。図16は、前述した第3ラベリングにおいて、第1手法、第3手法で処理がなされた場合について例示している。図16の(a)は、単色KでKの階調値が255(黒色)の画素が16個連なっており、その左端で「W」のラベルの画素と接し、右端で「M」のラベルの画素と接している場合である。この場合、前述した第3ラベリングの処理で、右側11個の画素についてはComp_Mのラベルをもち、図中のAで示す左側5個の画素についてはComp_WMのラベルをもっている。そして、上述した補正処理に基づき、Comp_Mの画素についてはMの階調値が51増やされ、Comp_WMの画素については補正がなされない。
図16の(b)は、同様に、単色KでKの階調値が255(黒色)の画素が16個連なっており、その左端で「C」のラベルの画素と接し、右端で「M」のラベルの画素と接している場合である。この場合、前述した第3ラベリングの処理で、全画素についてはComp_CMのラベルをもち、上述した補正処理に基づき、C及びMの階調値が51増やされる。
図16の(c)は、単色KでKの階調値が255でない(グレー色の)画素が16個連なっており、その左端で「W」のラベルの画素と接し、右端で「M」のラベルの画素と接している場合である。この場合、前述した第3ラベリングの処理で、右側11個の画素についてはComp_Mのラベルをもち、図中のBで示す左側5個の画素についてはComp_WMのラベルをもっている。そして、上述した補正処理に基づき、Comp_Mの画素についてはコンポジットKの表現に変更され、Comp_WMの画素については補正がなされない。
図16の(d)は、同様に、単色KでKの階調値が255でない(グレー色の)の画素が16個連なっており、その左端で「C」のラベルの画素と接し、右端で「M」のラベルの画素と接している場合である。この場合、前述した第3ラベリングの処理で、全画素についてはComp_CMのラベルをもち、上述した補正処理に基づき、コンポジットKの表現に変更される。
図17は、更に、補正処理の内容を説明するための図である。図17は、前述した第3ラベリングにおいて、第2手法、第4手法で処理がなされた場合について例示している。
図17の(a)は、図16の(a)の場合と同様の画素の状態であるが、前述した第3ラベリングの処理で、右側5個の画素についてのみ補正対象となってComp_Mのラベルをもち、上述した補正処理に基づき、Comp_Mの画素についてはMの階調値が51増やされる。
図17の(b)は、図16の(b)の場合と同様の画素の状態であるが、右側5個の画素及び左側5個の画素についてのみ補正対象となって、それぞれ、Comp_M、Comp_Cのラベルをもち、上述した補正処理に基づき、Comp_Mの画素についてはMの階調値が51増やされ、Comp_Cの画素についてはCの階調値が51増やされる。
図17の(c)は、図16の(c)の場合と同様の画素の状態であるが、右側5個の画素についてのみ補正対象となってComp_Mのラベルをもち、上述した補正処理に基づき、これらの画素がコンポジットKの表現に変更される。
図17の(d)は、図16の(d)の場合と同様の画素の状態であるが、右側5個の画素及び左側5個の画素についてのみ補正対象となって、それぞれ、Comp_M、Comp_Cのラベルをもち、上述した補正処理に基づき、これら補正対象の画素がコンポジットKの表現に変更される。
なお、上述の補正では、補正対象が黒色(階調値が255)の場合に、各色の階調値を一律(ここでは51)に増加させたが、補正対象画素の位置によりその増加量を変化させても良い。例えば、「カラー」の画素に接している画素について増加量を最大の51とし、「カラー」の画素から離れるに従ってその増加量を減少させていくようにすることができる。
このようにして、補正処理がなされ、本プリンター2によるレジずれ対策としての補正の処理が完了する。
当該処理により、「カラー」の領域に接している「単色K濃」の領域に補正がなされることになり、補正後のビットマップデータで前述したように印刷処理がなされるので、文字などの周囲に現れる虞のある白抜けを有効に防止することができるようになる。
なお、上述の説明では、ラベルデータの生成処理を第1ラベリングから第3ラベリングまでの3段階に分けて行ったが、それらをまとめて、前述した画素毎の順方向及び逆方向の1往復の処理で行うようにすることもできる。
以上説明したように、本実施の形態例に係るプリンター2では、画素単位で補正対象が判断され、かつ、各画素にラベル情報を持たせてその情報を周囲の画素に伝播する方法で補正対象と補正内容を決定するので、レジずれ対策としての補正処理を確実にかつ効率的に行うことができる。また、伝播されるラベル情報には、補正対象領域が接する領域の色情報が含まれるので、適切で無駄のない補正を行うことができる。さらに、伝播されるラベル情報には、補正対象領域が接する領域からの距離情報が含まれるため、より適切な領域のみに補正範囲を特定でき効率的な補正を可能にすることができる。
また、Kの色のみを有し、階調値が所定の値以上の濃いグレーの画素を補正対象候補とし、当該画素の周囲に、又は、当該画素と同一の階調値を有する画素が当該画素から連なる領域に、Kの色のみを有し階調値が当該画素の階調値から若干変化している画素が存在する場合には、当該画素を補正対象からはずすので、グラデーションを含む領域には補正がなされない。従って、グラデーションを含むような領域に、補正によって新たな色を追加して本来の画質を劣化させてしまうことを防ぐことができる。
また、上述した白色の領域からの距離情報の伝播により、また、白以外の「カラー」の領域と隣接する所定巾の領域を補正対象とすることにより、白色の領域と接する部分について補正を実行しないようにできるので、補正を行うことにより、レジずれの際に当該白の領域に接する部分に本来存在しない色が発生してしまうことを防ぐことができる。
また、補正の際に、補正対象領域の階調値が255(真っ黒)でない場合には、本来の単色Kの色をコンポジットKの表現に置き換える補正を行うので、補正によって色合いが変わってしまうことを防ぐことができる。
なお、上記実施の形態例では、ホストコンピューター1側で生成されプリンター2へPDLの形式で印刷データが送信され、プリンター2側でビットマップデータの生成及びその補正処理を行ったが、当該ビットマップデータの生成及びその補正処理までをホストコンピューター1側で実行するようにしてもよい。この場合、プリンタードライバー11が上述と同様の方法でレジずれ対策としての補正処理を実行し、補正後のビットマップデータを印刷データに含めてプリンター2に送信するようにする。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
1 ホストコンピューター、 2 プリンター、 11 プリンタードライバー、 21 コントローラー(ビットマップデータ生成手段、ラベル生成手段、補正手段)、 22 エンジン、 23 I/F、 24 CPU、 25 RAM、 26 ROM、 27 エンジンI/F

Claims (7)

  1. 画像形成に複数の色材を用いる画像形成装置であって、
    前記画像形成の対象について、各画素が前記色材の各色の階調値を有するビットマップデータを生成するビットマップデータ生成手段と、
    前記画素毎に、当該画素の周囲画素の前記ビットマップデータ又はラベル情報に基づいて当該画素のラベル情報を生成するラベル生成手段と、
    前記ラベル情報に基づいて、前記ビットマップデータを補正する補正手段と、を有し、
    前記補正後のビットマップデータに基づいて前記画像形成が実行され、
    前記ラベル情報は、前記画素が前記補正の対象となる補正対象領域内にあるときには、当該補正対象領域が隣接する画素の色の情報を有し、前記画素が前記補正対象領域内にないときには、当該画素の色を識別する情報を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1において、
    前記補正対象領域内にある画素のラベル情報は、前記隣接する画素からの距離情報を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1あるいは請求項2において、
    前記補正対象領域は、前記ビットマップデータの黒色の前記階調値が所定値以上で他の色の前記階調値が0である領域であり、前記黒色の階調値が変化する部分を含まない
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1において、
    前記画像形成の対象のうち、前記ビットマップデータの黒色の前記階調値が所定値以上で他の色の前記階調値が0である領域で、前記ビットマップデータの全色の前記階調値が0である画素と接している領域では、当該接している画素から所定範囲内の画素のラベル情報が当該接している画素からの距離情報を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、
    前記補正手段は、前記補正対象領域の前記ビットマップデータの階調値が、黒色については最高値であり他の色については0である場合に、当該ビットマップデータの階調値を前記隣接する画素の色について所定量増加させて前記補正を行ない、黒色について最高値でなく他の色については0である場合に、当該ビットマップデータの階調値を、当該黒色の階調値をもつ単色黒の色を黒色以外の色を含む混色黒で表現した場合の各色の値に変更して前記補正を行なう
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 画像形成に複数の色材を用いる画像形成装置における画像形成方法であって、
    前記画像形成の対象について、各画素が前記色材の各色の階調値を有するビットマップデータを生成するビットマップデータ生成工程と、
    前記画素毎に、当該画素の周囲画素の前記ビットマップデータ又はラベル情報に基づいて当該画素のラベル情報を生成するラベル生成工程と、
    前記ラベル情報に基づいて、前記ビットマップデータを補正する補正工程と、を有し、
    前記補正後のビットマップデータに基づいて前記画像形成が実行され、
    前記ラベル情報は、前記画素が前記補正の対象となる補正対象領域内にあるときには、当該補正対象領域が隣接する画素の色の情報を有し、前記画素が前記補正対象領域内にないときには、当該画素の色を識別する情報を有する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  7. 画像形成に複数の色材を用いる画像形成装置用の印刷データを生成する処理を前記画像形成装置のホスト装置に実行させる印刷データ生成プログラムであって、
    前記画像形成の対象について、各画素が前記色材の各色の階調値を有するビットマップデータを生成するビットマップデータ生成工程と、
    前記画素毎に、当該画素の周囲画素の前記ビットマップデータ又はラベル情報に基づいて当該画素のラベル情報を生成するラベル生成工程と、
    前記ラベル情報に基づいて、前記ビットマップデータを補正する補正工程と、を前記ホスト装置に実行させ、
    前記補正後のビットマップデータを含む前記印刷データに基づいて前記画像形成が実行され、
    前記ラベル情報は、前記画素が前記補正の対象となる補正対象領域内にあるときには、当該補正対象領域が隣接する画素の色の情報を有し、前記画素が前記補正対象領域内にないときには、当該画素の色を識別する情報を有する
    ことを特徴とする印刷データ生成プログラム。
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