JP2010165103A - 渋滞情報管理システム、情報送信装置、渋滞情報管理方法および情報送信プログラム - Google Patents

渋滞情報管理システム、情報送信装置、渋滞情報管理方法および情報送信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】渋滞が長くなるほど渋滞の末尾や待ち時間を示す情報の信頼性が低下する。
【解決手段】車両において、車両の動作を取得し、前記車両の動作に基づいて、目的地として設定された施設への進入を待つための渋滞の末尾に前記車両が到達したか否かを判定し、前記渋滞の末尾に前記車両が到達したと判定された場合、前記渋滞の末尾への到達位置を示す到達位置情報を送信し、情報収集装置において、前記到達位置情報を、複数の前記車両から受信し、受信した前記到達位置情報が示す前記到達位置の中で最も遅い時刻に到達された前記到達位置を最新の渋滞の末尾として特定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、施設に対する進入経路上で発生する渋滞に関する情報を収集する渋滞情報管理システム、情報送信装置、渋滞情報管理方法および渋滞情報管理プログラムに関する。
従来、施設への進入を待つための渋滞に関する情報を特定する技術が知られている。例えば、特許文献1においては、当該渋滞が発生している経路を走行する車両にて走行軌跡データを収集し、施設入口に設置された情報収集路上機との通信が可能になった時点で走行軌跡データを車両から送信する。送信された走行軌跡データは情報収集装置にて取得され、情報収集装置においては当該走行軌跡データに基づいて渋滞の末尾位置や施設に進入するまでの待ち時間を特定する。
特開2006−31421号公報
従来の技術においては、施設入口に設置された情報収集路上機との通信が可能になった時点で走行軌跡データを送信している。また、当該情報収集路上機との通信は、DSRC等の近距離通信を行う通信手段によって実現される。従って、従来の技術においては、車両が施設に進入する直前にならなければ走行軌跡データを収集することができない。このため、渋滞が長くなるほど、情報収集装置において渋滞の末尾への到達時刻と走行軌跡データの収集時刻とにずれが生じる。例えば、ある車両が渋滞の末尾に到達した後、施設へ進入するまでの待ち時間が60分であった場合、情報収集装置において当該渋滞の末尾を特定する時刻は、渋滞の末尾に並び始めてから約60分後である。
従って、情報収集装置において渋滞の末尾を特定する時刻における渋滞の状態は、車両が実際に渋滞の末尾に到達した時刻における渋滞の状態と大きく異なっている。すなわち、従来の技術においては、信頼性の低い情報に基づいて渋滞の末尾や待ち時間を特定している。また、従来の技術においては、渋滞が長くなるほど渋滞の末尾や待ち時間を示す情報の信頼性が低下してしまうため、渋滞の末尾が施設から遠く、待ち時間が長くなることに伴ってこれらの情報の重要性が高まる状況になるほど情報の信頼性は低下してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、施設への進入を待つための渋滞に関する正確な情報を取得することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明においては、車両と情報収集装置とを含む渋滞情報管理システムを構成し、車両において、施設への進入を待つための渋滞の末尾へ到達したと判定された場合に、渋滞の末尾への到達位置を示す到達位置情報を取得して送信する。また、情報収集装置において、複数の車両から送信された当該到達位置情報を受信し、受信した到達位置情報が示す到達位置の中で最も遅い時刻に到達された前記到達位置を最新の渋滞の末尾として特定する。
すなわち、施設への進入を待つための渋滞の状態は時間とともに変動するため、各車両が渋滞の末尾へ到達するたびに各車両において各車両が渋滞の末尾に到達した時点での渋滞の末尾を示す到達位置を到達位置情報として特定する構成とする。この構成によれば、各車両にて特定された到達位置情報は当該各車両が渋滞の末尾に到達した時点での最新の渋滞の末尾の位置を示すことになる。従って、受信した複数の到達位置情報が示す到達位置の中で最も遅い時刻に到達された到達位置を特定すれば、その到達位置は得られた情報の中で最も新しい到達位置となる。そこで、各車両にて取得された到達位置情報を各車両から情報収集装置に送信することとし、情報収集装置において、最も遅い時刻に到達された到達位置を最新の渋滞の末尾として特定する。
さらに、到達位置情報が示す到達位置と実際の渋滞の末尾の位置とでずれが生じているとしても、そのずれは渋滞の末尾への到達時刻と情報収集装置における到達位置情報の受信時刻との間に生じ得る渋滞の末尾の変動に対応した程度のずれである。従って、情報収集装置が特定する最新の渋滞の末尾と実際の末尾とのずれを抑制した状態で渋滞の末尾の位置を特定することができる。このため、施設への進入を待つための渋滞に関する正確な情報を取得することが可能である。なお、到達位置情報は車両が到達位置に到達した後できるだけ短い所定期間以内に送信することが好ましく、車両が到達位置に到達したと判定された直後に到達位置情報を送信することが好ましい。
ここで、車両動作取得手段は、渋滞の末尾に到達したことおよび到達位置を特定するために参照される車両の動作を取得することができればよい。例えば、各種センサやカメラ、各種通信など種々の情報に基づいて車両の動作を取得可能である。また、車両の位置、速度、加速度等をセンサやカメラによって特定する構成や、GPSからの信号や地図上での車両での軌跡,車車間通信,路車間通信等によって車両の位置,速度,加速度等を取得する構成を採用可能である。
到達判定手段は、車両の動作に基づいて施設への進入を待つための渋滞の末尾に車両が到達したか否かを判定することができればよい。すなわち、走行中に渋滞の末尾に到達したとき、車両においては当該渋滞の末尾に到達したことに対応する特徴的な動作が行われる。従って、当該特徴的な動作が発生したか否かを判定することによって渋滞の末尾に到達したと判定すればよい。
渋滞の末尾に到達したと判定されると、渋滞の末尾への到達位置も車両の動作に基づいて特定することができる。すなわち、走行中に渋滞の末尾に到達したとき、車両においては上述の特徴的な動作が行われる。従って、当該特徴的な動作を解析することによって渋滞の末尾への到達位置を特定すればよい。到達位置は、渋滞の末尾を特定するための情報であれば良く、渋滞の末尾に並ぶ車両の後端の位置に設定するなど、特定の基準に従って特定すればよい。到達位置情報は、到達位置を直接的に示す構成であっても良いし、間接的に示す構成(例えば、車両の動作を示す情報)であっても良い。
渋滞末尾特定手段は、受信した到達位置情報が示す到達位置の中で最も遅い時刻に到達された到達位置を最新の渋滞の末尾として特定することができればよい。すなわち、得られた到達位置情報の中から最も現在の時刻に近い時刻にいずれかの車両が到達した到達位置を特定して最新の渋滞の末尾とする。例えば、到達位置情報に対して到達位置に到達した時刻を示す情報を対応づけておき、情報収集装置において到達位置に到達した時刻を示す情報を参照し、最も遅い時刻に到達された到達位置を特定する構成を採用可能である。
さらに、本発明によって渋滞に関連した情報を収集する際の好適な構成として、過去に施設への進入を待つための渋滞が発生した道路上で車両が渋滞の末尾に到達したか否かを判定する構成としてもよい。例えば、過去に施設への進入を待つための渋滞が発生した道路上で、車両の車速が一定車速以下の状態が一定距離以上あるいは一定時間以上続いたと車両の動作に基づいて判定される場合に、渋滞の末尾に車両が到達したか否かを判定する構成としても良い。すなわち、車両が渋滞の末尾に到達する場合、一般的に当該車両の車速は一定車速以下となり、かつ、当該一定車速以下の状態が一定距離以上あるいは一定時間以上続くという特徴的な動作をする。そこで、当該特徴的な動作が過去に施設への進入を待つための渋滞が発生した道路上で発生したか否かを判定すれば、施設への進入を待つための渋滞が発生し得る状態で車両が渋滞の末尾に到達したか否かを判定することが可能である。
過去に施設への進入を待つための渋滞が発生した道路であるか否かの判定は、各種の態様によって実現可能である。例えば、過去の統計に基づいて施設への進入を待つための渋滞が発生し得るか否かを判定しても良い。より具体的には、施設への進入を待つための渋滞が過去に発生した進入経路を予め特定しておき、当該進入経路を示す情報を地図情報に含める構成としておく。そして、目的地に到達するための走行予定経路に進入経路が含まれる場合に、車両が過去に施設への進入を待つための渋滞が発生した道路上を走行しているとみなす構成としても良い。
さらに、施設への進入を待つ渋滞に関して渋滞の末尾を示す情報以外の情報も取得する構成としても良い。例えば、渋滞の末尾に車両が到達したと判定された場合に、車両の動作に基づいて車両が到達位置に到達した時刻からの経過時間と当該経過時間が経過した時点での車両の位置とを示す経過情報を取得し、当該経過情報を到達位置への到達以後、所定期間毎あるいは所定距離の走行毎に送信する。そして、渋滞収集装置において、最新の渋滞の末尾と施設への進入地点との間の道路上に設定される複数の区間のそれぞれを走行する際の所要時間を、複数の区間についての最新の経過情報に基づいて特定し、複数の区間についての所要時間の総計を施設へ進入するまでの待ち時間として特定する。
すなわち、到達位置への到達以後、所定期間毎に経過情報を送信し、情報収集装置において複数の車両から経過情報を受信する構成とすれば、各車両についての経過情報を受信するたびに到達位置から施設進入までの間の各車両の位置を所定期間間隔で特定した情報および各位置間を移動する際の所要時間を特定することができる。また、到達位置への到達以後、所定距離の走行毎に経過情報を送信し、情報収集装置において複数の車両から経過情報を受信する構成とすれば、各車両についての経過情報を受信するたびに到達位置から施設進入までの間の所定距離を走行する際の所要時間を特定することができる。いずれにしても、一定の間隔毎の車両の位置と各位置間を走行する際の所要時間を各車両について特定することができる。従って、複数の車両からの経過情報に基づいて車両の位置毎の所要時間を特定することで任意の区間についての所要時間を特定することができる。
そこで、最新の渋滞の末尾と前記施設への進入地点との間の道路上に設定される複数の区間のそれぞれを走行する際の所要時間を、複数の区間のそれぞれについて最新の経過情報に基づいて特定すれば、複数の区間の所要時間の総計によって施設へ進入するまでの待ち時間を推定することが可能になる。なお、ここで、複数の区間のそれぞれについて最新の経過情報に基づいて所要時間を特定しているため、高い信頼性の情報に基づいて待ち時間を特定することが可能である。
なお、経過情報において、車両が到達位置に到達した時刻からの経過時間や、当該経過時間が経過した時点での車両の位置は、直接的に規定してもよいし間接的に規定しても良い。例えば、所定期間毎に経過情報を送信する構成において同一の車両からの経過情報の送信回数を特定すれば、送信回数と所定期間との乗算によって経過時間を特定することが可能である。また、所定距離の走行毎に経過情報を送信する構成において同一の車両からの経過情報の送信回数を特定すれば、送信回数と所定距離との乗算によって到達位置以後の走行距離を特定可能であり、車両の位置を特定することができる。
さらに、上述の複数の区間は、最新の渋滞の末尾の位置から施設への進入地点までの道路上で任意に設定された区間であればよく、地図情報に登録されたリンクに対応した期間であっても良いし、上述の所定期間で走行可能な区間や所定距離に対応した区間であっても良い。
なお、本発明のように、到達位置を示す到達位置情報を到達位置への到達以後の所定期間経過以前あるいは所定距離走行以前に送信する構成とし、受信した到達位置情報が示す到達位置の中で最も遅い時刻に到達された到達位置を最新の渋滞の末尾として特定する手法は、この処理を行う方法やプログラムとしても適用可能である。また、以上のような渋滞情報管理システム、方法、プログラムおよび情報収集装置は、単独の装置として実現される場合もあれば、複数の装置として実現される場合もある。また、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合もあれば、車両に搭載されない各部と連携して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、渋滞情報管理システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
渋滞情報管理システムを示すブロック図である。 プローブ情報送信処理を示すフローチャートである。 情報作成処理を示すフローチャートである。 プローブ情報の送信タイミングを模式的に示す図である。 最新の渋滞の末尾の位置を示す情報の利用態様の説明図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)渋滞情報管理システムの構成:
(1−1)ナビゲーション装置の構成:
(1−2)情報収集装置の構成:
(2)プローブ情報送信処理:
(3)情報作成処理:
(4)他の実施形態:
(1)渋滞情報管理システムの構成:
(1−1)ナビゲーション装置の構成:
図1は、車両Cに備えられたナビゲーション装置100と渋滞情報の管理センターに設置された情報収集装置10とを含むシステムの構成を示すブロック図である。ナビゲーション装置100は道路を走行する複数の車両Cに搭載されており、当該ナビゲーション装置100はCPU,RAM,ROM等を備える制御部200と記憶媒体300とを備えており、当該記憶媒体300やROMに記憶されたプログラムを制御部200で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムの一つとしてナビゲーションプログラム210を実行可能であり、当該ナビゲーションプログラム210によって記憶媒体300に記録された地図情報300aに基づく経路探索を行うことができる。また、本実施形態にかかる車両Cは、施設への進入を待つための渋滞に関する情報であるプローブ情報を生成して送信することができる。
この処理を行うため、車両Cは、情報収集装置10と通信するための回路にて構成される通信部220(例えば、携帯電話やDCMなど、施設入口付近以外の地点から情報を送信可能な通信を行う通信部)を備えており、制御部200はナビゲーションプログラム210を構成するモジュールである送受信部210fによって制御される。すなわち、送受信部210fの処理によって、制御部200は通信部220を介してプローブ情報30aを送信する。
さらに、車両Cは、GPS受信部410と車速センサ420とユーザI/F部430とを備えており、GPS受信部410は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して車両Cの現在位置を算出するための情報を出力する。制御部200は、この信号を取得して車両Cの現在位置を取得する。車速センサ420は、車両Cが備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部20は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車両Cの速度を取得する。車速センサ420は、GPS受信部410の出力信号から特定される車両Cの現在位置を補正するなどのために利用される。また、車両Cの現在位置は、当該車両Cの走行軌跡に基づいて適宜補正される。
ユーザI/F部430は、ユーザが指示を入力し、またはユーザに各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、図示しないタッチパネルディスプレイやスイッチ、スピーカー等を備えている。制御部200は、ユーザI/F部430を介して目的地の入力を受け付けて走行予定経路を取得し、ユーザI/F部430の表示部に地図を表示するとともに車両Cの現在位置や走行予定経路を地図上に表示させる。
記憶媒体300に記録された地図情報300aには、車両Cが走行する道路上に設定されたノードを示すノードデータ、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ、走行予定経路の目的地となり得る施設を示す施設データ等が含まれている。また、当該地図情報300aの施設データにおいては、当該施設データが示す施設への進入を待つための渋滞が過去に発生した場合に、当該施設への進入を待つための渋滞に対応した進入経路を示すノードおよびリンクを示す情報が対応づけられている。
ナビゲーションプログラム210は、車両Cの走行中にプローブ情報を送信する処理を実行するため、車両C動作取得部210aと到達判定部210d(走行予定経路取得部210bおよび渋滞誘発判定部210cを含む)と経過情報取得部210eと上述の送受信部210fとを備えており、通信部220,記憶媒体300や制御部200におけるRAM等と協働する。
車両C動作取得部210aは車両Cの動作を取得する機能を制御部200に実現させるモジュールであり、制御部200は車両C動作取得部210aの処理によりGPS受信部410および車速センサ420の出力信号を取得し、当該出力信号に基づいて車両Cの現在位置および車両Cの車速を特定する。走行予定経路取得部210bは車両Cの走行予定経路を取得する機能を制御部200に実現させるモジュールであり、制御部200は走行予定経路取得部210bの処理により、地図情報300aに基づいて現在位置からユーザI/F部430を介して入力された目的地まで走行するための経路を探索して走行予定経路とする。複数の目的地が存在する場合には、現在位置から最終目的地まで到達する前に他の目的地に立ち寄る経路を探索することになる。
渋滞誘発判定部210cは、走行予定経路において目的地として設定された施設が、当該施設への進入を待つための渋滞を誘発し得る施設であるか否かを判定する機能を制御部200に実現させるモジュールである。本実施形態においては、目的地として設定された施設への進入を待つための渋滞が過去に発生し、当該渋滞が発生したときの施設への進入経路が上述の走行予定経路に含まれる場合に、目的地として設定された施設が渋滞を誘発し得る施設であると判定する。
すなわち、制御部200は、渋滞誘発判定部210cの処理により地図情報300aを参照し、目的地として設定された施設の施設データを参照し、施設への進入を待つための渋滞に対応した進入経路を示すノードおよびリンクを示す情報が対応づけられているか否かを判定する。そして、当該ノードおよびリンクを示す情報に基づいて進入経路を特定し、当該進入経路が走行予定経路に含まれる場合には、走行予定経路において目的地として設定された施設が渋滞を誘発し得る施設であると判定する。
到達判定部210dは、車両Cの動作に基づいて、施設への進入を待つための渋滞の末尾に車両Cが到達したか否かを判定する機能を制御部200に実現させるモジュールである。すなわち、制御部200は、到達判定部210dの処理により、走行予定経路上で車両Cの車速が一定車速以下となり、当該一定車速以下の状態が一定距離以上継続したときに車両Cが施設への進入を待つための渋滞の末尾に到達したとみなす。なお、本実施形態においては、車両Cの動作として車両Cの現在位置を取得しており、車速が一定車速以下の状態が一定距離以上継続した場合には、車速が当該一定車速以下になった地点を渋滞の末尾への到達位置とみなす。そして、図示しない計時回路に基づいて当該到達位置に車両Cが到達した時刻を到達時刻として特定する。なお、渋滞の末尾への到達位置は、渋滞の末尾を特定するための情報であれば良く、渋滞の末尾に並ぶ車両Cの後端の位置とするなど、特定の基準に従って特定すればよい。また、車速が一定車速以下の状態が一定時間以上継続した場合に、車速が当該一定車速以下になった地点を渋滞の末尾への到達位置とみなす構成としても良い。
送受信部210fは到達位置情報送信部210f2を備えており、到達位置情報送信部210f2は、渋滞の末尾に車両Cが到達したと判定された場合、車両Cの動作に基づいて渋滞の末尾への到達位置を示す到達位置情報を取得し、当該到達位置情報を、車両Cが到達位置へ到達した後に送信する機能を制御部200に実現させる。本実施形態においては、到達判定部210dの処理によって特定された到達位置および到達位置への到達時刻を到達位置情報とし、車両が渋滞の末尾へ到達したと判定された直後に到達位置情報を送信する。また、当該到達位置情報を送信した後は、所定期間毎に到達位置情報を送信する構成となっている。
経過情報取得部210eは、渋滞の末尾に車両Cが到達したと判定された場合、車両Cの動作に基づいて車両Cが到達位置に到達した到達時刻からの経過時間と当該経過時間が経過した時点での車両Cの位置とを示す経過情報を取得する機能を制御部200に実現させるモジュールである。本実施形態において、制御部200は、経過情報取得部210eの処理により、到達位置への到達後の経過時間を計測しており、上述の所定期間が経過した時点でその時点での経過時間を示す情報を特定する。また、上述の所定期間が経過した時点での車両Cの現在位置を当該経過時間が経過した時点での車両Cの位置として特定する。この処理を上述の所定期間が経過するたびに実行する。本実施形態においては、当該経過時間を示す情報と当該経過時間が経過した時点での車両Cの位置を示す情報を経過情報として取得する。
経過情報送信部210f1は、制御部200に、当該経過情報を、車両Cが到達位置へ到達した後の所定期間毎に送信させる。なお、ここでは、到達位置情報と経過情報とのそれぞれについて説明したが、本実施形態において実際には、到達位置情報と経過情報とを含むプローブ情報が、到達時刻以後の所定期間毎に送信される。
(1−2)情報収集装置の構成:
情報収集装置10は、CPU,RAM,ROM等を備える制御部20と記憶媒体30とを備えており、当該記憶媒体30やROMに記憶されたプログラムを制御部20で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムの一つとして情報収集プログラム21を実行可能であり、当該情報収集プログラム21によって制御部20は施設への進入を待つ渋滞に関し、最新の渋滞の末尾の位置および待ち時間を特定する。
情報収集プログラム21は、最新の渋滞の末尾の位置および待ち時間を特定する処理を行うために、送受信部21aと渋滞末尾特定部21bと待ち時間特定部21cとを備えている。情報収集装置10は、車両Cと通信するための回路にて構成される通信部22(例えば、携帯電話やDCMなど、施設入口付近以外の地点に存在する送信元と通信を行う通信部)を備えており、制御部20は送受信部21aの処理によって、通信部22を介してプローブ情報30aを受信して記憶媒体30に記録する。本実施形態においては、道路上を走行する複数の車両Cからこれらのプローブ情報30aを受信可能に構成されており、施設への進入を待つための渋滞の末尾に到達した各車両Cから送信されるプローブ情報30aを取得し、記憶媒体30に記録していく構成となっている。また、当該プローブ情報30aは、上述のように到達位置情報と経過情報とを含むため、送受信部21aは、経過情報および到達位置情報を受信する機能を実現するモジュール(経過情報受信部21a1および到達位置情報受信部21a2)であるとも言える。
渋滞末尾特定部21bは、受信した到達位置情報が示す到達位置の中で最も遅い時刻に到達された到達位置を最新の渋滞の末尾として特定する機能を制御部20に実現させるモジュールである。すなわち、本実施形態においては、各車両Cが渋滞の末尾へ到達するたびに各車両Cが渋滞の末尾に到達した時点での渋滞の末尾を示す到達位置を各車両Cにおいて特定して到達位置情報とし、到達位置が特定された直後および所定期間毎に送信している。従って、複数の車両Cからのプローブ情報30aが取得されている状態において、各プローブ情報30aの到達位置情報が示す到達位置の変動は、施設への進入を待つための渋滞の状態の時間変動に対応し、最も遅い時刻に到達された到達位置は得られた情報の中で最も新しい渋滞の末尾の位置を示すこととなる。そこで、制御部20は、渋滞末尾特定部21bの処理により、プローブ情報30aを参照し、各到達位置情報が示す到達位置の中から、最も遅い到達時刻が対応づけられた到達位置を示す情報を取得して、最新の渋滞の末尾の位置とする。
待ち時間特定部21cは、最新の渋滞の末尾と施設への進入地点との間の道路上に設定される複数の区間のそれぞれを走行する際の所要時間を、複数の区間についての最新の経過情報に基づいて特定し、複数の区間についての所要時間の総計を施設へ進入するまでの待ち時間として特定する機能を制御部20に実現させるモジュールである。
すなわち、制御部20は、待ち時間特定部21cの処理により、最新の渋滞の末尾と施設への進入地点との間の道路上に複数の区間を設定する。一方、経過情報は到達位置以降の経過時間と当該経過時間が経過した時点での車両Cの位置とを示すため、当該車両Cの位置と到達位置と経過時間とに基づいて、到達位置から当該車両Cの位置まで走行する際の所要時間を特定することができる。そこで、制御部20は、各車両Cについて当該所要時間を特定しておき、最新の渋滞の末尾から施設への進入地点に至るまでの間の各区間について各車両Cについて特定された所要時間を示す情報が重複して存在するときには、最新の情報を取得する。制御部20は、この処理を各区間について行って、最新の渋滞の末尾から施設への進入地点に至るまでの間の各区間について所要時間を特定し、その総計によって待ち時間を推定する。なお、プローブ情報30aの取得数が少なく、最新の経過情報に基づいて最新の渋滞の末尾から施設への進入地点までの間の全ての区間について所要時間を特定できない場合(経過情報を特定できていない区間が存在する場合)には、特定できない区間については所要時間を推定する(例えば、他の区間の所要時間を流用する等)構成を採用可能である。
以上の処理において、到達位置情報は、到達位置に到達したと判定された場合にはその直後に車両Cから送信される。従って、到達位置情報が示す到達位置と実際の渋滞の末尾とにずれが生じていたとしても、そのずれは渋滞の末尾への到達時刻と情報収集装置における到達位置情報の受信時刻との間に生じ得る渋滞の末尾の変動に対応した程度のずれである。従って、情報収集装置が特定する最新の渋滞の末尾と実際の末尾とのずれを抑制した状態で渋滞の末尾の位置を特定することができる。
さらに、待ち時間は、最新の経過情報に基づいて特定されるため、高い信頼性の情報に基づいて待ち時間を特定することが可能である。さらに、以上のようにして特定された最新の渋滞の末尾の位置を示す情報および待ち時間を示す情報は、車両Cに送信されるとともに車両Cにて利用されることが好ましい。すなわち、最新の渋滞の末尾の位置を示す情報および待ち時間を示す情報を通信によって車両Cに送信し、車両Cの記憶媒体300に記録する構成とする。そして、これらの情報が記憶媒体300に記録された各車両Cにおいて、経路探索時に進入を待つための渋滞が発生している施設が目的地となる場合に、当該渋滞の末尾を走行予定経路に含めるように経路探索をする。また、各車両Cにおいて、ユーザI/F部430にて待ち時間を表示する。
図5は、施設への経路探索において、最新の渋滞の末尾の位置を示す情報を利用する場合の利点を説明するための説明図である。この例においては、車両Cの目的地として図5に示す施設POIが設定されたとき、最新の渋滞の末尾の位置を示す情報を利用せずに通常の経路探索を行うと、一点鎖線に示す経路が探索結果として得られる。一方、施設POIにおいて破線で示す進入経路で施設POIに進入するための渋滞が発生しているとき、本実施形態によれば、当該渋滞の末尾について最新の情報が得られる。そこで、渋滞の末尾を走行予定経路に含めるように経路探索をすると、実線で示す経路が探索結果として得られる。従って、探索された走行予定経路に基づいて案内を行うことにより、施設POIへ進入するための車列へ適切に誘導する案内を行うことが可能になる。なお、以上のような経路探索は、既存の経路探索アルゴリズムにおいて、最新の渋滞の末尾が存在する道路区間のコスト情報を小さくし、施設への進入経路となっていない道路区間(例えば、図5に示す例において車両Cの直前の交差点から前方に延びる道路区間)のコストを大きくするなどして実現可能である。
(2)プローブ情報送信処理:
次に上述の構成においてナビゲーション装置100が実行するプローブ情報送信処理を詳細に説明する。図2は、当該プローブ情報送信処理を示すフローチャートである。本実施形態は、ナビゲーション装置100が起動されている間に実行され、まず制御部200は、走行予定経路取得部210bの処理により、走行予定経路が設定済であるか否かを判別する(ステップS100)。すなわち、制御部200は、走行予定経路取得部210bの処理によって、目的地が設定された走行予定経路が設定済であるか否かを判別する。ステップS100にて、走行予定経路が設定済であると判別されなければ当該ステップS100以降の処理を繰り返す。
ステップS100にて、走行予定経路が設定済であると判別されたとき、制御部200は、渋滞誘発判定部210cの処理により、目的地となっている施設が渋滞を誘発し得る施設であるか否かを判別する(ステップS105)。すなわち、制御部200は目的地となっている施設の施設データに対して、施設への進入を待つための渋滞に対応した進入経路を示すノードおよびリンクを示す情報が対応づけられており、当該進入経路が走行予定経路に含まれるか否かを判別する。ステップS105にて、目的地となっている施設が渋滞を誘発し得る施設であると判別されないときにはステップS100以降の処理を繰り返す。
ステップS105にて、目的地となっている施設が渋滞を誘発し得る施設であると判別されたとき、制御部200は、車両C動作取得部210aの処理により、車両Cの動作の取得を開始する(ステップS110)。次に、制御部200は、到達判定部210dの処理により、車両Cの動作に基づいて、走行予定経路上で渋滞の末尾に到達したか否かを判別する(ステップS115)。すなわち、車両Cの動作に基づいて、走行予定経路上で車両Cの車速が一定車速以下の状態が一定距離以上継続するか否かを判別する。ステップS115にて、渋滞の末尾に到達したと判別されないときにはステップS100以降の処理を繰り返す。
ステップS115にて、渋滞の末尾に到達したと判別されとき、制御部200は、到達判定部210dの処理により、車両Cの動作に基づいて、車両Cが目的地に到達したか否かを判別し(ステップS120)。目的地に到達したと判別されないとき、制御部200は、到達位置情報を既に送信済であるか否かを判別する(ステップS123)。ステップS123にて到達位置情報を既に送信済であると判別されたとき、制御部200は所定期間が経過したか否かを判別し(ステップS125)、ステップS123にて到達位置情報を既に送信済であると判別されないときにはステップS125をスキップする。
ステップS123にて到達位置情報を既に送信済であると判別されないとき、または、ステップS125にて、所定期間が経過したと判別されたとき、制御部200は到達位置情報送信部210f2および経過情報送信部210f1の処理によって到達位置情報および経過情報を送信する(ステップS130)。また、ステップS125において、所定期間が経過したと判別されなければステップS115以降の処理を繰り返す。
すなわち、本実施形態においては、車両Cが到達位置に到達したと判定された直後に一旦到達位置情報を送信し、その後、到達位置への到達時刻からの経過時間の計測が開始され、所定期間が経過すると到達位置情報および経過情報が送信され、再びその時点以降の経過時間の計測が開始される。なお、到達位置情報の送信に際して制御部200は、到達判定部210dの処理によって特定された到達位置を示す情報と当該到達位置に車両Cが到達した到達時刻を示す情報によって到達位置情報を構成する。一方、経過情報の送信に際して制御部200は、経過情報取得部210eの処理により、車両Cが到達位置に到達した到達時刻からの経過時間と経過時間が経過した時点での車両Cの位置を示す経過情報を車両Cの動作に基づいて特定する。そして、車両Cの車両ID、車両Cの目的地として設定された施設の施設ID、到達位置情報および経過情報をプローブ情報30aとして送信する。なお、車両IDはプローブ情報30aの送信元の車両を特定するために利用される情報であり、施設IDは車両Cにおいて目的地として設定された施設を特定するために利用される情報である。
なお、ステップS120にて、目的地に到達したと判別されたときにも、制御部200は到達位置情報送信部210f2および経過情報送信部210f1の処理によって到達位置情報および経過情報を送信する(ステップS135)。すなわち、目的地に到達した場合には、所定期間が経過していないとしてもその時点で特定される到達位置情報および経過情報をプローブ情報30aとして送信する構成となっている。なお、到達位置情報は少なくとも1回送信されていれば良く、ステップS130,S135において2回目以降の到達位置情報の送信を省略しても良い。
図4は、所定期間毎のプローブ情報30aの送信タイミングを模式的に示す図である。当該図4においては、図4Aに示すように道路上を目的地である施設POIに向けて車両Cが走行している状態を想定している。また、図4B〜図4Cにおいては、車両Cが渋滞の末尾に到達した結果として渋滞の長さが太線の矢印で示す長さになったことを示している。すなわち、図4B〜図4Cにおいて、最新の渋滞の末尾の位置は太線の矢印の施設POIと逆側の端部の位置である。
図4Bに示す例においては、車両Cが渋滞の末尾に到達することによって渋滞の末尾の位置が到達位置P01となり、当該到達位置P01への到達時刻が時刻T01であることを示している。従って、車両Cが到達位置P01に到達したと判定されるとその直後に到達位置P01と時刻T01とを示す到達位置情報が送信される。また、図4に示す例において所定期間をαとすれば、所定期間αが経過するたびに到達位置情報と経過情報が送信されることになる。例えば、一回目に所定期間αが経過した時点では、到達時刻である時刻T01からの経過時間がαであり、その時点での車両Cの位置はP11である。従って、経過情報は経過時間αおよび位置P11を示す情報となる。同様に、二回目に所定期間αが経過した時点で送信される経過情報は経過時間2αおよび車両Cの位置P21を示す情報となり、三回目に所定期間αが経過した時点で送信される経過情報は経過時間3αおよび車両Cの位置P31を示す情報となる。
図4Cは図4Bの後に渋滞の長さが長くなった状態を示し、図4Dは図4Cの後に渋滞の長さが短くなった状態を示している。従って、図4Cに示す例において、到達位置情報は、到達位置P02と時刻T02とを示す情報であり、1回目に送信される経過情報は「経過時間α,位置P12」、2回目に送信される経過情報は「経過時間2α,位置P22」、3回目に送信される経過情報は「経過時間3α,位置P32」である。また、図4Dに示す例において、到達位置情報は、到達位置P03と時刻T03とを示す情報であり、1回目に送信される経過情報は「経過時間α,位置P13」、2回目に送信される経過情報は「経過時間2α,位置P23」、3回目に送信される経過情報は「経過時間3α,位置P33」である。
(3)情報作成処理:
次に上述の構成において情報収集装置10が実行する情報作成処理を詳細に説明する。図3は、当該情報作成処理を示すフローチャートである。情報収集装置10は、車両Cから送信されるプローブ情報30aを逐次受信する処理を行っている。制御部20は、プローブ情報30aが記憶媒体30に記録された状態において、同一の目的地について収集されたプローブ情報30aについて図3に示す処理を行う。具体的には、プローブ情報30aに含まれる施設IDを参照し、同じ施設IDが対応づけられたプローブ情報30aを抽出し、抽出されたプローブ情報30aを処理対象として図3に示す処理を行う。
この処理において、制御部20は、渋滞末尾特定部21bの処理により、プローブ情報30aを参照して到達位置への到達時刻を抽出する(ステップS200)。すなわち、記憶媒体30に記録されているプローブ情報30aを参照して、各プローブ情報30aに含まれる到達位置情報から到達位置への到達時刻を示す情報を抽出する。
そして、制御部20は、渋滞末尾特定部21bの処理により、抽出された到達時刻の中から最も遅い到達時刻に対応する到達位置を特定し、当該特定された到達位置を最新の渋滞の末尾として特定する(ステップS205)。例えば、図4に示す例において、図4B〜図4Dのそれぞれが示す各状態を経て現在に至り、図4D以後に渋滞の末尾に到着した車両Cが存在しない場合を想定する。この場合、プローブ情報30aとして記憶媒体30に記録されている到達位置情報のうち、最も遅い到達時刻は時刻T03であるため、時刻T03に対応する到達位置P03が最新の渋滞の末尾の位置として特定される。
さらに、制御部20は、待ち時間特定部21cの処理により、最新の渋滞の末尾の位置と目的地の施設への進入地点までの経路の複数の区間を設定する(ステップS210)。本実施形態においては、最新の経過情報が示す車両Cの位置が区間の境界を構成するように各区間を設定する。例えば、図4B〜図4Dに示す例を経て現在に至り、現在において、図4Dの例では時刻T03+αにおける到達位置情報および経過情報の送信が終了し、図4Cの例では時刻T02+3αにおける到達位置情報および経過情報の送信が終了し、図4Bに示す例では施設POIに進入することによる到達位置情報および経過情報の送信が終了していることを想定する。すなわち、破線の矢印に示す経路について到達位置情報および経過情報の送信が終了している場合を想定する。また、この例において、図4Bの例にて車両Cが施設POIに進入した時刻よりも時刻T02+3αの方が遅い時刻であることを想定する。時刻T02+3αよりも時刻T03+αの方が遅い時刻であることを想定する。
この場合、最新の渋滞の末尾の位置P03から施設POIへ向かう経路上で、位置P03から位置P13までの区間については図4Dに示す車両Cから送信された経過情報が最新の経過情報である。また、位置P13から位置P32までの区間については図4Cに示す車両Cから送信された経過情報が最新の経過情報であり、位置P32から施設POIへの進入地点までの区間については図4Bに示す車両Cから送信された経過情報が最新の経過情報である。そこで、本実施形態において制御部20は、最新の経過情報が示す車両Cの位置である位置P13および位置P32を区間の境界とする。すなわち、最新の渋滞の末尾の位置P03から施設POIへ向かう経路において、位置P03から位置P13までの区間と位置P13から位置P32までの区間と位置P32から施設POIへの進入地点までの区間とを設定する。
次に、制御部20は、待ち時間特定部21cの処理により、各区間について最新の経過情報に基づいて各区間の所要時間を取得する(ステップS215)。本実施形態においては、最新の経過情報に基づいて単位距離当たりの所要時間を特定することによって各区間の所要時間を取得する。例えば、図4Cに示す例において、位置P02および位置P32が特定され、位置P02から位置P32まで走行する際の経過時間(3α)も特定されている。従って、経過時間3αを位置P02と位置P32との間の距離で除することによって単位距離当たりの所要時間を特定し、当該単位距離当たりの所要時間に位置P13から位置P32までの区間の距離を乗じることで当該位置P13から位置P32までの区間の所要時間を特定する。また、同様に位置P32から施設POIへの進入地点までの区間についての所要時間を特定する。位置P03から位置P13までの区間については所要時間はαである。むろん、ここで示す所要時間の算出法は一例であり、位置P13から位置P32までの区間の所要時間を位置P22から位置P32までの区間の所要時間に基づいて特定することも可能である。
次に、制御部20は、待ち時間特定部21cの処理により、各区間の所要時間の総計を待ち時間として特定する(ステップS220)。例えば、上述の例においては、位置P03から位置P13までの区間と位置P13から位置P32までの区間と位置P32から施設POIへの進入地点までの区間とのそれぞれについて特定された所要時間の総計を算出し、待ち時間とする。
(4)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、到達位置を示す到達位置情報について一定の信頼性が確保された状態で送信する構成とし、受信した到達位置情報が示す到達位置の中で最も遅い時刻に到達された到達位置を最新の渋滞の末尾として特定する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、到達位置情報や経過情報は、到達位置への到達以後、所定距離走行以前に各車両から送信されてもよい。
また、車両の動作は、渋滞の末尾に到達したことおよび到達位置を特定可能な動作であれば良く、各種センサやカメラ、各種通信など種々の情報に基づいて車両の動作を取得可能である。さらに、車両の動作は、車両の位置や車速の他、加速度等であってもよい。また、センサによって車両の動作を特定する構成の他、GPSからの信号や地図上での車両での軌跡,車車間通信,路車間通信等によって車両の位置,速度,加速度等を取得する構成を採用してもよい。
さらに、走行予定経路の目的地として設定された施設が、当該施設への進入を待つための渋滞が誘発され得る施設であるか否かを判定するための構成としては種々の構成を採用可能である。例えば、施設への進入を待つための渋滞が誘発され得る施設であるか否かの判定は、渋滞が発生し得ない状況を除外することによって行っても良いし、渋滞が発生する可能性がある状況を特定することによって行っても良い。前者としては、例えば、施設に駐車場が付属しているか否かを示す情報を参照し、駐車場が付属していない施設については進入を待つための渋滞が発生しないとみなし、駐車場が付属している施設については進入を待つための渋滞が発生し得るとみなしても良い。むろん、過去に渋滞が発生した場合に渋滞が誘発されるとみなす他、過去の統計に基づいて渋滞を誘発し得るか否かを判定しても良い。さらに、車両が渋滞の末尾に到達したか否かを判定する際に、目的地として設定された施設が走行予定経路上に存在するか否かを判別する構成を省略しても良い。例えば、車両の動作が渋滞の末尾に到達した場合の特徴に合致している場合には車両の走行予定経路に渋滞を誘発する施設が存在するか否かにかかわらず渋滞の末尾に到達したとみなす構成としても良い。
さらに、渋滞の末尾に到達したか否かを判定するための基準となる一定車速や一定時間(あるいは一定距離)は種々の値を採用可能であり、一定車速や一定時間(あるいは一定距離)を道路種別毎に決定しても良い。また、一定車速以下の状態が継続しているか否かを判定するための一定時間や一定距離の値を、到達位置の特定精度に応じて決定しても良い。すなわち、一定時間や一定距離が短いほど到達位置の特定精度が高くなるため、渋滞の末尾に到達したことを判定可能な限りにおいてできるだけ短い期間を一定時間とし、または、できるだけ短い距離を一定距離とする構成を採用可能である。
渋滞の末尾を特定する際には、情報収集装置にて受信した到達位置情報が示す到達位置の中で最も遅い時刻に到達された到達位置を最新の渋滞の末尾として特定することができればよい。すなわち、得られた到達位置情報の中から最も現在の時刻に近い時刻にいずれかの車両が到達した到達位置を特定して最新の渋滞の末尾とすることができればよい。受信した到達位置情報の中で最も遅い時刻に到達された到達位置を特定するためには種々の構成を採用可能であり、実質的に最も遅い時刻に到達された到達位置を特定するように構成されていてもよい。
例えば、到達位置情報に対して到達位置情報の送信元の車両を示す情報を対応づけるとともに到達位置情報を車両から所定期間毎あるいは所定距離走行毎に送信する構成を想定する。そして、同じ送信元から送信された到達位置情報を2度以上受信した場合には、2度目以降に受信した到達位置情報を参照しない構成にするとともに、受信された到達位置情報の中から各送信元が初めて送信した到達位置情報を抽出し、さらに最新の(最も現在時刻に近い時刻に受信した)到達位置情報が示す到達位置を最新の渋滞の末尾として特定する構成を採用可能である。
さらに、経過情報において、車両が到達位置に到達した時刻からの経過時間や、当該経過時間が経過した時点での車両の位置は、間接的に規定しても良い。例えば、所定期間毎に経過情報を送信する構成において同一の車両からの経過情報の送信回数を特定すれば、送信回数と所定期間との乗算によって経過時間を特定することが可能である。また、所定距離の走行毎に経過情報を送信する構成において同一の車両からの経過情報の送信回数を特定すれば、送信回数と所定距離との乗算によって到達位置以後の走行距離を特定可能であり、車両の位置を特定することができる。
さらに、複数の区間は、最新の渋滞の末尾の位置から施設への進入地点までの道路上で任意に設定された区間であればよく、地図情報に登録されたリンクに対応した期間であっても良いし、上述の所定期間で走行可能な区間や所定距離に対応した区間であっても良い。
さらに、情報収集装置において到達位置や到達時刻を特定する構成としても良い。例えば、車両から所定期間毎あるいは所定距離走行毎に車両の車速推移を示すプローブ情報を送信する構成とし、各車両の車速推移に基づいて各車両が渋滞の末尾に到達した到達位置や到達時刻等を特定する構成としても良い。さらに、到達位置情報は、到達位置を直接的に示す構成であっても良いし、間接的に示す構成(例えば、車両の動作を示す情報)であっても良い。後者においては、車両の動作を示す情報を各車両から情報収集装置に送信し、情報収集装置において到達位置等を特定する構成を採用することも可能である。
10…情報収集装置、20…制御部、21…情報収集プログラム、21a…送受信部、21a1…経過情報受信部、21a2…到達位置情報受信部、21b…渋滞末尾特定部、21c…待ち時間特定部、22…通信部、30…記憶媒体、30a…プローブ情報、100…ナビゲーション装置、200…制御部、210…ナビゲーションプログラム、210a…車両動作取得部、210b…走行予定経路取得部、210c…渋滞誘発判定部、210d…到達判定部、210e…経過情報取得部、210f…送受信部、210f1…経過情報送信部、210f2…到達位置情報送信部、220…通信部、300…記憶媒体、300a…地図情報、410…受信部、420…車速センサ、430…ユーザI/F部

Claims (6)

  1. 車両の動作を取得する車両動作取得手段と、
    前記車両の動作に基づいて、目的地として設定された施設への進入を待つための渋滞の末尾に前記車両が到達したか否かを判定する到達判定手段と、
    前記渋滞の末尾に前記車両が到達したと判定された場合、前記渋滞の末尾への到達位置を示す到達位置情報を送信する到達位置情報送信手段と、
    を備える車両と、
    前記施設に対する前記到達位置情報を、複数の前記車両から受信する到達位置情報受信手段と、
    受信した前記到達位置情報が示す前記到達位置の中で最も遅い時刻に到達された前記到達位置を前記施設における最新の渋滞の末尾として特定する渋滞末尾特定手段と、
    を備える情報収集装置と、
    を含む渋滞情報管理システム。
  2. 前記到達判定手段は、過去に前記施設への進入を待つための渋滞が発生した道路上で、前記車両の車速が一定車速以下の状態が一定距離以上あるいは一定時間以上続いたと判定される場合に、前記渋滞の末尾に前記車両が到達したと判定する、
    請求項1に記載の渋滞情報管理システム。
  3. 前記車両は、
    前記渋滞の末尾に前記車両が到達したと判定された場合、前記車両の動作に基づいて前記車両が前記到達位置に到達した時刻からの経過時間と当該経過時間が経過した時点での前記車両の位置とを示す経過情報を取得する経過情報取得手段と、
    前記車両が前記到達位置へ到達した後、所定期間毎あるいは所定距離の走行毎に前記経過情報を送信する経過情報送信手段とを備え、
    前記情報収集装置は、
    前記経過情報を、複数の前記車両から受信する経過情報受信手段と、
    前記最新の渋滞の末尾と前記施設への進入地点との間の道路上に設定される複数の区間のそれぞれを走行する際の所要時間を、前記複数の区間についての最新の前記経過情報に基づいて特定し、前記複数の区間についての前記所要時間の総計を前記施設へ進入するまでの待ち時間として特定する待ち時間特定手段と、
    を備える請求項1または請求項2のいずれかに記載の渋滞情報管理システム。
  4. 車両の動作を取得する車両動作取得手段と、
    前記車両の動作に基づいて、目的地として設定された施設への進入を待つための渋滞の末尾に前記車両が到達したか否かを判定する到達判定手段と、
    前記渋滞の末尾に前記車両が到達したと判定された場合、前記渋滞の末尾への到達位置を示す到達位置情報を送信する到達位置情報送信手段と、
    を備える情報送信装置。
  5. 車両の動作を取得する車両動作取得工程と、
    前記車両の動作に基づいて、目的地として設定された施設への進入を待つための渋滞の末尾に前記車両が到達したか否かを判定する到達判定工程と、
    前記渋滞の末尾に前記車両が到達したと判定された場合、前記渋滞の末尾への到達位置を示す到達位置情報を送信する到達位置情報送信工程と、
    を車両に行わせ、
    前記施設に対する前記到達位置情報を、複数の前記車両から受信する到達位置情報受信工程と、
    受信した前記到達位置情報が示す前記到達位置の中で最も遅い時刻に到達された前記到達位置を前記施設における最新の渋滞の末尾として特定する渋滞末尾特定工程と、
    を情報収集装置に行わせる、
    渋滞情報管理方法。
  6. 車両の動作を取得する車両動作取得機能と、
    前記車両の動作に基づいて、目的地として設定された施設への進入を待つための渋滞の末尾に前記車両が到達したか否かを判定する到達判定機能と、
    前記渋滞の末尾に前記車両が到達したと判定された場合、前記渋滞の末尾への到達位置を示す到達位置情報を送信する到達位置情報送信機能と、
    をコンピュータに実現させる情報送信プログラム。
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