JP2010164888A - 表示装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】表示装置の表示体制御部は、操作部によって次ページの画像の表示指示が入力されると、記憶性表示体に表示されている画像を消去する消去処理を行った後、次ページの画像を書き込む書込処理を行って、記憶性表示体に表示されている画像を書き換える。表示装置のCPUは、表示体制御部が次ページの画像の書込処理を行っている間に、操作部によって次々ページの画像の表示指示が入力されると、当該書込処理を中止し、当該書込処理の期間に応じた期間だけ次ページの画像を消去する消去処理を行った後、次々ページの画像を書き込む書込処理を行うよう表示体制御部を制御する。
【選択図】図5
Description
本発明は、表示内容が書き換えられている途中で、新たな画像の表示指示が入力された場合に、残像を残りにくくしつつ、新たな画像を迅速に表示することを目的とする。
図1は、本実施形態に係る表示装置1の外観を示す図であり、図2は、表示装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、表示装置1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、記憶部14と、電源15と、電源制御部16と、操作部17と、入出力部18と、VRAM(Video Random Access Memory)19と、表示体制御部20と、記憶性表示体21とを備えている。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る表示装置1の動作について説明する。図5は、表示装置1における画面の書き換え処理を示す図である。まず、次ページへの書き換え処理について説明しておく。ここでは、記憶性表示体21に文字画像「A」が表示されているときに、操作者によってページ送りボタン17bが1回押された場合を想定する。この場合、操作部17は、次ページへの書き換え指示を入出力部18からCPU11に入力する。CPU11は、まず記憶部14から次ページの画像データを読み出し、VRAM19に記憶させる。この例では、文字画像「B」を表す画像データが次ページの画像データとしてVRAM19に記憶されるものとする。続いて、CPU11は、予め決められた次ページへの書き換え手順(図5のステップSa1〜Sa9)に従って、表示体制御部20の動作を制御する。表示体制御部20は、CPU11の制御に従って次ページへの書き換え処理を行う。つまり、表示体制御部20は、操作部17によって次ページの画像(第1の画像)の表示指示が入力されると、記憶性表示体21に表示されている画像を消去する消去処理を行った後、記憶性表示体21の全面を黒表示,白表示にするリセット処理を行ってから、当該次ページの画像を書き込む書込処理を行って、記憶性表示体21に表示されている画像を書き換える。
まず、ステップSa1の文字画像「A」の表示期間において、操作者によりページ送りボタン17bの2回目の押下が行われた場合を想定する。この場合、操作部17は、次ページへの書き換え指示を再び入出力部18からCPU11に入力する。つまり、操作部17は、次々ページの画像の表示指示を入力することになる。CPU11は、まずVRAM19に記憶されている文字画像「B」を表す画像データを消去する。続いて、CPU11は、記憶部14から次々ページの画像データを読み出し、VRAM19に記憶させる。この例では、文字画像「C」を表す画像データが次々ページの画像データとしてVRAM19に記憶されるものとする。続いて、CPU11は、記憶部14に記憶されている書換手順テーブルTにおいて、ステップ「Sa1」と対応付けられた書き換え手順を特定する。この例では、図4に示した書換手順テーブルTにおいて、割り込みタイミング「Sa1」に対応付けられた書き換え手順、すなわち1番目が「Sa2」、2番目が「Sa3」、3番目が「Sa4」、4番目が「Sb5」、5番目が「Sb6」、6番目が「Sb7」、7番目が「Sb8」、8番目が「Sb9」という書き換え手順が特定される。続いて、CPU11は、特定した書き換え手順に従って表示体制御部20の動作を制御する。表示体制御部20は、CPU11の制御に従って次々ページへの書き換え処理を行う。
次に、第1〜第3の白書き込み過程のいずれかにおいて、操作者によりページ送りボタン17bの2回目の押下が行われた場合を想定する。この場合、次々ページへの書き換え処理は、残りの白書き込み過程、黒リセット過程、白リセット過程、次々ページの画像を書き込む第1〜第3の画像書き込み過程という手順で行われる。ここでは、ステップSa3の第2の白書き込み過程において、操作者によりページ送りボタン17bの2回目の押下が行われた場合を想定する。この場合、操作部17は、次ページへの書き換え指示を再び入出力部18からCPU11に入力する。CPU11は、まず上述と同様に、VRAM19に記憶されている文字画像「B」を表す画像データを消去する。続いて、CPU11は、記憶部14から次々ページの画像データを読み出し、VRAM19に記憶させる。続いて、CPU11は、記憶部14に記憶されている書換手順テーブルTにおいて、ステップ「Sa3」と対応付けられた書き換え手順を特定する。この例では、図4に示した書換手順テーブルTにおいて、割り込みタイミング「Sa3」に対応付けられた書き換え手順、すなわち1番目が「Sa4」、2番目が「Sb5」、3番目が「Sb6」、4番目が「Sb7」、5番目が「Sb8」、6番目が「Sb9」という書き換え手順が特定される。続いて、CPU11は、特定した書き換え手順に従って表示体制御部20の動作を制御する。つまり、CPU11は、表示体制御部20が記憶性表示体21に表示されている画像の消去処理を行っている間に、操作部17によって次々ページの画像(第2の画像)の表示指示が入力されると、当該消去処理を済ませた後、当該次々ページの画像を書き込む書込処理を行うよう表示体制御部20を制御する。表示体制御部20は、CPU11の制御に従って次々ページへの書き換え処理を行う。
次に、ステップSa5の黒リセット過程において、操作者によりページ送りボタン17bの2回目の押下が行われた場合を想定する。この場合、操作部17は、次ページへの書き換え指示を再び入出力部18からCPU11に入力する。CPU11は、まず上述と同様に、VRAM19に記憶されている文字画像「B」を表す画像データを消去する。続いて、CPU11は、記憶部14から次々ページの画像データを読み出し、VRAM19に記憶させる。続いて、CPU11は、記憶部14に記憶されている書換手順テーブルTにおいて、ステップ「Sa5」と対応付けられた書き換え手順を特定する。この例では、図4に示した書換手順テーブルTにおいて、割り込みタイミング「Sa5」に対応付けられた書き換え手順、すなわち1番目が「Sb6」、2番目が「Sb7」、3番目が「Sb8」、4番目が「Sb9」という書き換え手順が特定される。続いて、CPU11は、特定した書き換え手順に従って表示体制御部20の動作を制御する。表示体制御部20は、CPU11の制御に従って次々ページへの書き換え処理を行う。
次に、ステップSa6の白リセット過程において、操作者によりページ送りボタン17bの2回目の押下が行われた場合を想定する。この場合、操作部17は、次ページへの書き換え指示を再び入出力部18からCPU11に入力する。CPU11は、まず上述と同様に、VRAM19に記憶されている文字画像「B」を表す画像データを消去する。続いて、CPU11は、記憶部14から次々ページの画像データを読み出し、VRAM19に記憶させる。続いて、CPU11は、記憶部14に記憶されている書換手順テーブルTにおいて、ステップ「Sa6」と対応付けられた書き換え手順を特定する。この例では、図4に示した書換手順テーブルTにおいて、割り込みタイミング「Sa6」に対応付けられた書き換え手順、すなわち1番目が「Sb7」、2番目が「Sb8」、3番目が「Sb9」という書き換え手順が特定される。続いて、CPU11は、特定した書き換え手順に従って表示体制御部20の動作を制御する。表示体制御部20は、CPU11の制御に従って次々ページへの書き換え処理を行う。
次に、第1〜第3の画像書き込み過程のいずれかにおいて、操作者によりページ送りボタン17bの2回目の押下が行われた場合を想定する。この場合、次々ページへの書き換え処理は、文字画像「B」の画像書き込み過程に応じた白書き込み過程、黒リセット過程、白リセット過程、次々ページの画像を書き込む第1〜第3の画像書き込み過程という手順で行われる。ここでは、ステップSa7の文字画像「B」の画像書き込み過程において、操作者によりページ送りボタン17bの2回目の押下が行われた場合を想定する。この場合、操作部17は、次ページへの書き換え指示を再び入出力部18からCPU11に入力する。CPU11は、まず上述と同様に、VRAM19に記憶されている文字画像「B」を表す画像データを消去する。続いて、CPU11は、記憶部14から次々ページの画像データを読み出し、VRAM19に記憶させる。続いて、CPU11は、記憶部14に記憶されている書換手順テーブルTにおいて、ステップ「Sa7」と対応付けられた書き換え手順を特定する。この例では、図4に示した書換手順テーブルTにおいて、割り込みタイミング「Sa7」に対応付けられた書き換え手順、すなわち1番目が「Sb4」、2番目が「Sb5」、3番目が「Sb6」、4番目が「Sb7」、5番目が「Sb8」、6番目が「Sb9」という書き換え手順が特定される。続いて、CPU11は、特定した書き換え手順に従って表示体制御部20の動作を制御する。つまり、CPU11は、表示体制御部20が次ページの画像(第1の画像)の書込処理を行っている間に、操作部17によって次々ページ(第2の画像)の表示指示が入力されると、当該書込処理を中止し、当該書込処理の期間に応じた期間だけ次ページの画像を消去する消去処理を行った後、当該次々ページの画像を書き込む書込処理を行うよう表示体制御部20を制御する。表示体制御部20は、CPU11の制御に従って次々ページへの書き換え処理を行う。
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を適宜組み合わせてもよい。
(変形例1)
上述した実施形態では、第1〜第3の白書き込み過程という処理単位で白書き込みを行う期間を制御する例を挙げて説明したが、白書き込みを行う期間をさらに極め細やかに制御してもよい。この場合には、画像の書き込み期間と白書き込み期間とが対応付けて記憶部14に記憶させる。この白書き込み期間は、例えば画像の書き込み期間だけ画像の書き込みが行われたときに、その画像を消去できるだけの期間であればよい。CPU11は、画像書き込み過程の途中で画面の書き換え指示が行われると、その画像書き換え過程の期間に対応付けて記憶部14に記憶されている白書き込み期間を特定する。そして、CPU11は、特定した白書き込み期間だけ白書き込み過程を行うよう表示体制御部20を制御する。
上述した実施形態では、黒リセット過程及び白リセット過程が途中で中断されない例を挙げて説明したが、黒リセット過程又は白リセット過程が途中で中断されてもよい。例えば、黒リセット過程の途中で画面の書き換え指示が行われると、CPU11は、黒リセット過程を一旦中断した後、残りの黒リセット過程を済ませてから次の過程に進むよう表示体制御部20を制御する。同様に、白リセット過程の途中で画面の書き換え指示が行われると、CPU11は、白リセット過程を一旦中断した後、残りの白リセット過程を済ませてから次の過程に進むよう表示体制御部20を制御する。つまり、CPU11は、表示体制御部20がリセット処理を行っている間に、操作部17によって次々ページの画像(第2の画像)の表示指示が入力されると、当該リセット処理を済ませた後、当該次々ページの画像を書き込む書込処理を行うよう表示体制御部20を制御する。
上述した実施形態では、白リセット過程と黒リセット過程とが両方とも行われる例を挙げて説明したが、どちらか片方だけが行われてもよい。
上述した実施形態では、記憶性表示体21が電気泳動方式で画像の表示を行う場合を例に挙げて説明したが、記憶性表示体21の表示方式はこれに限らない。例えば、コレステリック液晶を用いて画像を表示するものであってもよい。
上述した実施形態において、CPU11が実行する処理は、CPU11と他のハードウェアとの協働によって行われてもよいし、CPU11に代えて1又は複数のハードウェアが行ってもよい。また、CPU11によって行われる処理は、単一のプログラムによって実現されてもよいし、複数のプログラムによって実現されてもよい。また、CPU11によって実行される各プログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリなどの、コンピュータ装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、このプログラムを、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。
Claims (5)
- 画像を表示する表示手段と、
操作者の操作に応じて、新たな画像の表示指示を入力する入力手段と、
前記入力手段によって第1の画像の表示指示が入力されると、前記表示手段に表示されている画像を消去する消去処理を行った後、当該第1の画像を書き込む書込処理を行って、前記表示手段に表示されている画像を書き換える書換手段と、
前記書換手段が前記第1の画像の書込処理を行っている間に、前記入力手段によって第2の画像の表示指示が入力されると、当該書込処理を中止し、当該書込処理の期間に応じた期間だけ前記第1の画像を消去する消去処理を行った後、当該第2の画像を書き込む書込処理を行うよう前記書換手段を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記制御手段は、前記書換手段が前記表示手段に表示されている画像の消去処理を行っている間に、前記入力手段によって第2の画像の表示指示が入力されると、当該消去処理を済ませた後、当該第2の画像を書き込む書込処理を行うよう前記書換手段を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記書換手段は、前記消去処理の後に、前記表示手段の全面を白表示又は黒表示にするリセット処理を行ってから、前記書込処理を行い、
前記制御手段は、前記書換手段が前記リセット処理を行っている間に、前記入力手段によって第2の画像の表示指示が入力されると、当該リセット処理を済ませた後、当該第2の画像を書き込む書込処理を行うよう前記書換手段を制御する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。 - 前記第2の画像の表示指示が入力されるタイミングと、前記書換手段が画像の書き換えを行うときの書き換え手順とを対応付けて記憶する記憶手段を備え、
前記制御手段は、前記書換手段が前記表示手段に表示されている画像の書き換えを行っている間に、前記入力手段によって前記第2の画像の表示指示が入力されると、当該表示指示が入力されたタイミングと対応付けて記憶手段に記憶された書き換え手順を特定し、当該書き換え手順に従って前記画像の書き換えを行うよう前記書換手段を制御する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。 - コンピュータを、
表示手段に表示されている画像を書き換える書換手段が、入力手段によって入力された第1の画像の表示指示により、当該表示手段に表示されている画像を消去する消去処理を行った後、当該第1の画像を書き込む書込処理を行っている間に、前記入力手段によって第2の画像の表示指示が入力されると、当該書込処理を中止し、当該書込処理の期間に応じた期間だけ前記第1の画像を消去する消去処理を行った後、当該第2の画像を書き込む書込処理を行うよう前記書換手段を制御する制御手段
として機能させるためのプログラム。
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