JP2010162326A - 口腔内センサおよび口腔内センサ用のハンドル - Google Patents

口腔内センサおよび口腔内センサ用のハンドル Download PDF

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Abstract

【課題】口腔内センサを口腔内に入れるのが不慣れな患者であっても苦痛を与えず抵抗感を軽減できる口腔内センサを提供する。
【解決手段】口腔内センサ301は、センサ本体401とハンドル501を備える。センサ本体401は、X線受光面に入射するX線の強度に応じた画像信号を出力するセンサデバイス回路を収容したセンサケース402とを備える。ハンドル501は末端側に第1及び第2の弾性ロッド502A,502Bを備える。第1及び第2の弾性ロッド502A,502Bの末端側の差込部502aが、センサケース402の突出部410に形成された差込溝412に着脱可能に装着される。ハンドル501のグリップ部503を操作すると、差込部502aが差込溝412内で摺動することでセンサ本体401に対してハンドル501を回動させることができる。
【選択図】図14

Description

本発明は歯科用X線撮影に用いる口腔内センサおよび口腔内センサ用のハンドルに関するものである。
従来より、歯科診療において、X線撮影により得られるX線画像にて疾病等の状況が歯科医等により診断されている。そして、そのX線画像を得るのに従来からフィルム撮影が行われてきている。しかし、現像作業の省力化や環境問題排除の要請から昨今ではデジタル撮影が普及しつつある。デジタル撮影では、入射されるX線を可視光に変えるシンチレータと、その直下に配されたCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを用いたデジタルセンサが用いられ、パーソナルコンピュータなどと通信してスピーディーにX線画像が得られる。撮影方法の種類として、口腔内撮影はもとより、パノラマ撮影、セファロ撮影までデジタル化が進んできている。特に最近ではFPD(Flat Panel Detector)を用いたCT撮影も一般に普及しつつある。CT撮影により2次元から3次元へと高度な診断方法を可能にする機器が歯科診療機器製造業界で販売され始めている。
しかし、パノラマ装置やCT装置は1回の撮影で歯牙全体を撮るものであり、必要最低限の患部のX線画像を撮るためには口腔内専用の撮影装置は不可欠である。パノラマ装置やCT装置は大型機器である上に高価であり、また、患部は歯牙全体の一部である場合が多く、不必要な被曝を避けるべきとの基本的な考え方から、歯牙の限定的な部位のみを撮影する口腔内撮影が利用されている。すなわち低被曝と省エネルギの観点からも口腔内撮影は歯科診療に必要不可欠なものである。
図37を用いて口腔内センサの撮影方法の一例について説明する。図37は従来の口腔内センサの一般的な撮影方法を示すもので患者202の口腔内に口腔内センサ103を患者患部の歯牙が撮影できるようにセットし、口腔外からX線照射装置201を操作して照射X線101を照射する。口腔内センサ103内部にはCCDまたはCMOSのデバイス、およびその周辺回路が内蔵されており、ケーブル104を介してパーソナルコンピュータと通信することでモニタ等にX線画像が映し出される(口腔内センサ以外は図示を省略)。
このとき、口腔内センサ103のX線を受ける面203とX線照射装置201のX線照射面とが正対するように口腔内センサ103の背面204を患者202の指205で保持させて撮影するが一般的である。このため背面204に指205を保持しやすいように窪みと保持部を設けた口腔内センサが提案されている(例えば特許文献1参照)。
また図示しないが、口腔内センサ103とX線照射装置201との正対をより確実にするための様々なインジケータが提案されている。(例えば特許文献2参照)。
なお、デジタル撮影は前述した口腔内センサだけでなく、IP(Imaging Plate)を用いたものも利用されている。これは光輝尽性蛍光体で構成されるIPにX線を入射し、レーザスキャン装置によりX線画像を得るようにしたものである。IPは、フィルムと同様、撮影後の処理(スキャニング作業)が必要となる点が即応性の点で口腔内センサに劣る。しかし、IPは、現像液を用いないので環境負荷には優しく、薄くて可撓性に富む点で口腔内の撮影に適しているという利点を有している。(例えば特許文献3参照)
特開2006−43465号公報(図1) 実用新案登録第3071282号公報(図3) 特開2008−268837号公報(図2、図8)
従来の口腔内センサは、フィルムのような可撓性を有しておらず、堅牢な物体であるため、口腔内に入れて指で保持のは慣れない患者には抵抗がある。特に臼歯(奥歯)を撮影する場合や、小児の口腔内を撮影する場合には、かなりの困難さを伴う。
この課題の解決策として、前述したようにフィルムと同様に可撓性があるIPは、かなり有効であり、デジタル口腔内撮影として、口腔内センサと同程度に広く普及している。しかし、IPはX線照射・撮影後にスキャンニング作業が必要であるため、X線照射後に直ちにX線画像が得られる口腔内センサに比べれば、ある程度付加的な時間を要する。このスキャニング作業のための付加的な時間の必要性は、多忙を極める歯科医にとってアナログ(フィルム)撮影に代えてデジタル撮影を導入するメリットを希薄にすることなる。仮にスキャニング作業を補助者に依頼するにしても人件費がかかり、昨今の歯科医院業界では熾烈な競争の様相を呈していることから、歯科医としてはデジタル化への切り替え導入を躊躇せざるを得なくなる。
そこで、本発明は、口腔内センサを口腔内に入れるのが不慣れな患者であっても苦痛を与えず抵抗感を軽減できる口腔内センサを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、X線受光面に入射するX線の強度に応じた画像信号を出力するセンサデバイス回路部と、前記センサデバイス回路部を収容したセンサケースと、末端側が連結部を介して前記センサーケースに連結され、基端側に手で把持するためのグリップ部を備えるハンドルとを備える口腔内センサを提供する。
この構成によれば、口腔内センサはハンドルを備えるので、ハンドルのグリップ部を手で把持して口腔内に配置したセンサケースの位置及び姿勢を調整ができる。従って、患者自身等の指でセンサーケースを口腔内の奥に押し込む必要がなく、歯磨きの要領で苦痛を伴わずにセンサケースの口腔内での位置及び姿勢を調整できる。
好ましくは、前記連結部は、前記ハンドルの前記末端側を前記センサケースに対して着脱可能に連結するように構成されている。
この構成によれば、使用寿命等の場合にハンドルのみを交換することができ、センサデバイス回路部を収容している高価なセンサケースは使用寿命に達するまで使用できる。また、ハンドルを使用せずセンサケースを従来どおり指で押さえる方法にも対応できる。
さらに好ましくは、前記連結部により前記センサケースに連結された前記ハンドルは、前記センサーケースに対して前記X線受光面に対して交差する方向に延びる軸線回りに回動可能である。
この構成により、口腔内でのセンサケース(X線受光面)の位置および姿勢の調整がより容易になる。
具体的な態様としては、前記センサケースは、前記X線受光面を覆う受光側外側面と、この受光側外側面とは反対側に位置する非受光側外側面とを備え、前記ハンドルは基端側がそれぞれ前記グリップ部に連結された第1および第2の弾性ロッドを備え、前記連結部は、前記センサケースの前記非受光側外側面上に設けられ、かつ円環状の差込溝が外周に形成された突出部と、前記差込溝内に差し込まれて前記突出部を弾性的に挟み込むことで保持する前記第1および第2の弾性ロッドの末端側の差込部とを備え、前記第1および第2の弾性ロッドの前記差込部が前記差込溝内を摺動することで前記ハンドルが前記センサケースに対して回動する。
この構成によれば、センサケースの突出部に設けた差込溝にハンドルの第1および第2の弾性ロッドを差し込むだけで、センスケースに対してハンドルを簡単に装着できる。また、差込溝から第1および第2の弾性ロッドを抜き出すだけで、センサケースからハンドルを取り外すことができる。さらに、第1および第2の弾性ロッドの差込部を差込溝内を摺動させることで、ハンドルをセンサケースに対して円滑に回動させて所望の位置に位置決めできる。
例えば、前記突出部は前記差込溝が形成された金属製のリングを備え、前記第1および第2の弾性ロッドは金属製のロッドである。
この構成によれば、差込溝と第1および第2の弾性ロッドを共に金属製とすることで、耐久性を向上でき、使用時間が経過してもハンドルをセンサケースに対して確実に着脱でき、かつハンドルをセンサケースに対して円滑に回動させることができる。
好ましくは、前記差込溝の溝壁は、底壁と、前記底壁から互いの間隔が拡がるように前記底壁と対向する開口に向けて斜め延びる平坦面である一対の傾斜側壁とを備え、前記第1および第2の弾性ロッドの前記差込部の断面は円形である。
この構成によれば、第1および第2の弾性ロッドと差込溝の溝壁の接触面積を低減することができ、センサケースに対するハンドルの円滑に回動させることができる。また、いったん回動したハンドルは確実にその位置を保持する。
好ましくは、前記第1および第2の弾性ロッドの前記差込部は最末端に向けて細くなっている。
この構成により、センサケースへのハンドルの装着時に、第1および第2の弾性ロッドの差込部を差込溝に対して円滑かつ容易に差し込むことができる。
前記第1および第2の弾性ロッドの前記差込部の末端は互いの間隔が拡がる方向に屈曲された屈曲部を備えてもよい。
この構成により、センサケースへのハンドルの装着時には、屈曲部が差込溝の溝壁に当接して案内されるので、第1および第2の弾性ロッドを差込溝に対して円滑かつ容易に差し込むことができる。
前記第1および第2の弾性ロッドは前記差込部よりも基端側の1箇所が固定部で互いに固定される。
この場合、第1および第2の弾性ロッドの末端側が固定部を支点として弾性的に撓むことにより、差込溝に差し込まれた第1および第2の弾性ロッドの差込部がセンサケースの突出部を挟み込んで保持する。
代案としては、前記第1および第2の弾性ロッドは基端側が前記グリップ部にそれぞれ固定され、かつ前記差込部よりも基端側の1箇所で相対移動自在に交差している。
この場合、第1および第2の弾性ロッドがグリップ部への固定位置を支点として弾性的に撓むことにより、差込溝に差し込まれた第1および第2の弾性ロッドの差込部がセンサケースの突出部を挟み込んで保持する。また、第1および第2の弾性ロッドを交差位置よりも基端側で指で摘んで互いに近接させることにより、第1および第2の弾性ロッドの交差位置よりも末端側(差込部を含む)の間隔が広がり、差込部を突出部に接触させることなく差込溝に差し込むことができる。
前記センサデバイス回路が備える充電池に電気的に接続された一対の被給電電極が前記差込溝内に配置され、前記第1および第2の弾性ロッドは、導電性を有する材料からなり、前記第1および第2の弾性ロッドは、導電性を有する材料からなり、前記差込部に前記差込溝へ差し込まれると前記被給電電極と電気的に接続される給電電極をそれぞれ備え、かつ前記グリップ部の基端側に位置する電源側と電気的に接続するための給電電極をそれぞれ備えてもよい。
この構成により、センサケースに対してハンドルを着脱するための第1および第2の弾性ロッドを介してセンサデバイス回路の充電池への充電が可能となる。
具体的態様の代案としては、前記センサケースは、前記X線受光面を覆う受光側外側面と、この受光側外側面とは反対側に位置する非受光側外側面とを備え、前記連結部は、前記センサケースの前記非受光側外側面上に設けられ、前記X線受光面と交差する軸線周りに回動可能であり、かつ前記ハンドルの前記末端側が着脱可能に固定される突出部を備えてもよい。
具体的態様の他の代案としては、前記センサケースは、前記X線受光面を覆う受光側外側面と、この受光側外側面とは反対側に位置する非受光側外側面とを備え、前記連結部は、前記センサケースの前記非受光側外側面上に設けられ、かつ前記ハンドルの末端側が着脱可能に固定される突出部を備え、前記ハンドルは、前記連結部よりも基端側と前記グリップ側との間に介在する回動可能な継手を備えてもよい。
前記ハンドルは、前記グリップ部が前記X線受光面を含む平面又は前記X線受光面に対して平行な平面であるグリップ基準面に沿って延びるように構成されていることが好ましい。
この構成によれば、センサケースが口腔内にある状態でも、ハンドルの姿勢からX線受光面の姿勢が分かるので、口腔内の撮影部に対してセンサケース(X線受光面)を確実に所望の姿勢に設定できる。また、センサケースが口腔内にある状態でもX線受光面の姿勢が分かるので、X線受光面をX線照射装置のX線照射面に対して容易に正対させることができる。
好ましくは、前記グリップ基準面は、前記X線受光面に対して前記X線が入射してくる側に間隔を隔てて位置する。
グリップ基準面をX線受光面に対してかかる配置に配置することで、グリップ部の操作によって口腔内の撮影部位に対してセンサケースを密着させる作業が容易なる。
前記グリップ基準面は、前記X線受光面に対して前記X線の入射してくる側とは反対側に間隔を隔てて位置してもよい。
前記センサデバイス回路から前記センサケースを貫通して延びるケーブルを備える場合、前記ハンドルのグリップ部に前記ケーブルを沿わせるための案内溝が形成されていることが好ましい。
案内溝に沿わせることで、ハンドルのグリップ部を操作する際にケーブルが妨げとならず、口腔内でのセンサケースの位置および姿勢の調整がより容易になる。
前記センサケースの外側面の少なくとも一部に弾力性を有する緩衝部を設けてもよい。
この構成により、センサケースを口腔内の撮影部位に密着させた際のセンサケースと撮影部位間に働く力を緩衝部により緩衝させ、患者の苦痛を和らげることができる。
前記緩衝部は前記センサーケースに対して着脱可能であることが好ましい。
この構成により、緩衝部の柔軟性等が低下した場合には緩衝部のみを交換することができ、センサデバイス回路を収容している高価なセンサケースは使用寿命に達するまで使用できる。
本発明の第2の態様は、入射するX線の強度に応じた画像信号を出力するセンサデバイス回路部を収容したセンサケースに対して末端側が連結部を介して着脱可能に連結され、基端側に手で把持するためのグリップ部を備える、口腔内センサ用のハンドルを提供する。
以上のように、本発明の口腔内センサは、手で把持するためのグリップ部を備えるハンドルをセンサケースに連結する構成としたので、口腔内にセンサケースを配置するために患者が口腔内に指を挿入する必要がなく、医者などの操作者により口腔内センサを口腔内に入れられることに不慣れな患者であっても苦痛が和らげられ、抵抗感を軽減できる。また、ハンドルをセンサケースに対して着脱可能とすることで、センサデバイス回路部を収容している高価なセンサケースは使用寿命に達するまで使用でき、コスト低減を図ることができる。さらに、ハンドルをセンサケースに対してX線受光面に対して交差する軸線回りに回動可能とすることで、口腔内でのセンサケース(X線受光面)の位置および姿勢の調整がより容易になる。
本発明の実施の形態1におけるX線口腔内撮影する状態を示す模式図。 本発明の実施の形態1における口腔内センサの構造を示す図。 本発明の実施の形態2における口腔内センサの構造を示す図。 本発明の実施の形態3における口腔内センサの構造を示す第1の図。 (a)本発明の実施の形態3における口腔内センサの構造を示す第2の図で、センサに弾性部分を取り付けた状態を示す図(b)は弾性部分を示す図。 (a)本発明の実施の形態4における口腔内センサの構造を示す第1の図でホルダ部5を連結部付近で時計方向に回転させた状態を示す図(b)はホルダ部5が連結部付近で基本の位置にある状態を示す図(c)はホルダ部5を連結部付近で反時計方向に回転させた状態を示す図。 本発明の実施の形態4における口腔内センサの構造を示す第2の図。 (a)本発明の実施の形態5における口腔内センサの構造を示す図でケーブ ル4がホルダ部5に内包されている状態を示す図(b)はホルダ部5のスリット部53 を示す図。 本発明の実施の形態6における口腔内センサの構造を示す図。 本発明の実施の形態7における口腔内センサの構造を示す第1の図。 本発明の実施の形態7における口腔内センサの構造を示す第2の図。 本発明の実施の形態8における口腔内センサの構造を示す横断面図。 本発明の実施の形態8における口腔内センサの構造を示す分解図。 本発明の実施の形態9における口腔内センサを示す斜視図。 本発明の実施の形態9における口腔内センサを示す分解斜視図。 (a)は本発明の実施の形態9における口腔内センサを示す平面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)のα−α線での断面図。 図16(a)のβ−β線での部分拡大模式断面図。 本発明の実施の形態9における口腔内センサの分解平面図。 弾性ロッドの末端形状の一つの代案を示す分解平面図。 弾性ロッドの末端形状の他の代案を示す分解平面図。 本発明の実施の形態9におけるセンサ本体を示す斜視図。 本発明の第の形態9におけるセンサ本体を示す分解斜視図。 (a)は本発明の実施の形態9におけるセンサ本体を示す平面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)のγ−γ線での断面図、(d)は(a)のδ−δ線での断面図。 図23(a)のγ−γ線での模式的な一部拡大断面図。 (a)は本発明の実施の形態9におけるハンドルを示す平面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は(a)のε−ε線での断面図。 (a)、(b)、および(c)はセンサ本体に対するハンドルの回動を説明するための部分的な平面図。 口腔内へのセンサ本体の配置を示す概念的な斜視図。 本発明の実施の形態10における口腔内センサを示す平面図。 (a)、(b)、および(c)は本発明の実施の形態11における口腔内センサのセンサ本体に対するハンドルの回動を説明するための部分的な平面図。 図29(a)のη−η線での模式的な部分断面図。 本発明の実施の形態12における口腔内センサを示す平面図。 図31の部分λの模式的な断面図。 (a)、(b)、および(c)はセンサ本体に対するハンドルの回動を説明するための部分的な平面図。 本発明の実施の形態13における口腔内センサを示す平面図。 本発明の実施の形態13における充電台を示す模式図。 (a)、(b)、および(c)はX線基準面とグリップ基準面の関係を示す側面図。 従来の口腔内センサの構造を示す図
以下、本発明を実施するための形態について、図1から図36を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における口腔内センサ1を歯科用のX線照射装置を用いてX線口腔内撮影する状態を示す模式図である。また図2は本実施の形態における口腔内センサ1の構造を示す図である。
図1を用いて撮影時の方法について説明する。まず患者52の口腔内に口腔内センサのセンサケース3を挿入する。
なお、本発明の実施の形態1における口腔内センサ1は図2で示すようにセンサデバイス回路部2とそれを内包するセンサケース3(以後、代表して、単に「センサ」、「口腔内センサ」ともいう。)およびセンサケース3背面に連結されたハンドル5、および画像信号を出力するケーブル4を有している(図2は、センサケース3の内部を理解しやすいように、センサケース3をスケルトン状態で表示している。)。センサデバイス回路部2は詳細な説明は省くが、複数の光電荷変換素子がマトリックス上に複数個配列されている。そして、センサデバイス回路部2は、入射するX線強度に応じて各素子ごとに画像信号としてケーブル4を通って外部へ出力することでX線撮影画像を再生できる。
なお図2においてハンドル5は湾曲部11を備えている。これによりセンサを口腔外から口腔内へ挿入する際に入れやすく、位置調整をしやすくしている。また、図1において患者52の口腔内の撮影対象部位に口腔内センサをセットするとき、口腔外から照射するX線照射装置51の照射口61とうまく位置合わせし、照射位置ずれ、ゆがみなどが発生しないようにする。また位置決めが終わったら患者52にハンドル5を握ってもらい撮影時に動かないようにさせる。その後X線照射装置51の操作者(図示しない)が操作してX線20を照射口61から照射させる。そして口腔内センサ内では、前述したように、センサデバイス回路部2がケーブル4を通って画像信号を出力する。
この時、従来課題となっていたのが、患者が口腔内の奥の方にセンサを挿入する際(例えば臼歯(奥歯)を撮影する場合)は自分の指でセンサを奥に押しやると、異物感を強く感じさせ、患者に苦痛を与えてしまう点であった。それに対し本実施の形態においては、ハンドル5を設け、患者52自身がハンドル5を握れるようにしたことで楽に位置調整ができるようにした。これにより、患者が自分の指を押し込まずとも歯磨きの要領で苦痛を伴わせないで奥の方まで押し込めるようにできた。なお、前述したが、この試作機で、独自に約30人で実際に挿入してもらったところ、約8割の対象者がセンサ挿入時に苦痛が減少した、あるいは奥への挿入がしやすいという感想を得た。したがって、この方法で口腔内センサを口腔内に挿入する際の効果は確認できた。このようにして、本発明は、口腔内センサを口腔内に入れるのが不慣れな患者であっても苦痛を与えず抵抗感を軽減し、X線照射後即X線画像を得ることができる。
(実施の形態2)
また図3でさらにセンサ挿入時の患者への苦痛を和らげる本発明の実施の形態2における口腔内センサについて説明する。
図3は本発明の実施の形態2の口腔内センサにおける構造を示す図である。本実施の形態において実施の形態1と異なる点はセンサケース3のX線20を受ける面に弾力性を有する緩衝部6を付加したことである。図3ではセンサケース3の一つの面の一部に緩衝部6を設けているが、この面全体に緩衝部6を設けてもよい。その他のセンサ内部構造や撮影動作については実施の形態1と同じであるので重複する説明は省略する。
図3において、センサケース3はABSなどの硬い樹脂材料を用いている。撮影者側は鮮明なX線画像を得たいので被対象部位に極力近づけようとする。そのため患者は硬い樹脂材料が直接部位に押し当てられるので圧迫感を感じる。そこでX線20を受ける面、すなわち患者患部に接触する部分に弾力性を有する別材料のものを設けることでセンサを押し当てられた時の痛みを和らげることができる。
なお弾力性を有する別材料としては、天然ゴム、合成ゴムまたはエラストマー樹脂が考えられる。ただし、これら材料は一例を示すのみであり限定するのではなく、弾力性のある材料では何でもよい。また本実施の形態では弾力性のある材料はセンサケースと別材料としたが、本発明の目的からして特に別材料とすべきことはなく、耐衝撃性や組み立て安さの点で問題がなければセンサケースと同一材料で一体構造としてもよい。
(実施の形態3)
次に図4でさらにセンサ挿入時の患者への苦痛を和らげる本発明の実施の形態3における口腔内センサについて説明する。実施の形態3において実施の形態1と異なる点はセンサケース3の側面に弾力性を有する緩衝部7を付加したことである。弾力性のある部分は側面に輪状になっている。その他のセンサ内部構造や撮影動作については実施の形態1と同じであるので重複する説明は省略する。
本実施の形態も実施の形態2と同様センサ挿入時に患者の苦痛を和らげることを目的としている。患者口腔内の奥、すなわち臼歯の撮影時は、撮影者はセンサをできるだけ口腔内の奥へ挿入する必要がある。その際センサ先端が硬いと患者の苦痛が生じる。そこで本実施の形態では図4に示すようにセンサ側面に弾力性を有する部分を輪状に設けることでセンサを押し当てられた時の患者の痛みを和らげることができる。
なお弾力性を有する別材料としては、実施の形態2と同様、天然ゴム、合成ゴムまたはエラストマー樹脂が考えられる。ただし、これらの材料は一実施例を示すのみであり限定するのではなく、弾力性のある材料であれば何でもよい。また本実施の形態では弾力性のある材料はセンサケースと別材料としたが、本発明の目的からして特に別材料とすべきことはなく、耐衝撃性や組み立て安さの点で問題がなければセンサケースと同一材料で一体としてもよい。
さらに図5(a)、(b)で示すように、センサ側面を、輪状に設けた弾力性を有する緩衝部7(図5(b)参照)を着脱可能に構成して、取り外し可能にすることで、摩耗や汚れが生じた場合でも容易に交換でき、経済的である。
(実施の形態4)
次に図6で本発明の実施の形態4における口腔内センサについて説明する。図6は本実施の形態における口腔内センサを示す図であり、ハンドル5を中心位置に置いた状態と反時計方向、時計方向にそれぞれ回転させた状態を示す図である。
図6においてセンサケース3、ケーブル4、ハンドル5は実施の形態1で説明したのと同構成であり、重複する説明は省略する。本実施の形態における特徴はハンドル5がセンサケース3との連結部付近で外力により自在に方向を変えられる回転作動部8を有することにある。図6(a)はハンドル5を連結部付近で時計方向に約90°回転させた状態を示し、図6(c)はハンドル5を連結部付近で約90°反時計方向に回転させた状態を示す。
この構造により患者の患部にセンサをセットする際にX線照射装置からの入射X線20との位置決めのための調整を容易にすることができる。この際、回転方向は任意の回転軸に対して360度全方向に回転させるようにしてもよいし、ハンドル5の任意の点がセンサ面に平行な同一平面上を自在に回転できるようにしてもよい。なお同一平面上にしたのはセンサのX線20を受ける面と回転面を平行にするほうが照射装置と正対させやすいためである。さらに、回転部の、相対的に回転する一対の部材が任意の角度毎、たとえば15°毎に回転負荷が変わるように凹凸などを着けてもよい。
本実施の形態では回転作動部8で自在に回転できるようにするためにハンドル5の材料に可とう性材料を用いる。可とう性のある材料としてはエポキシ樹脂、エチレンプロピレンゴムなどが考えられる。しかし、これらに限定するものではない。
また図7は本実施の形態の第2の口腔内センサの実施例を示すもので、ハンドル5の回転作動部8をボールジョイント構造にしたものである。本実施の形態ではボールジョイント構造9を2箇所設けている。このように多関節アームにすることでまず患者の口腔内へ入りやすくし、かつ口腔内でさらに方向調整ができるようになるのでより微調整をしやすくなる。
(実施の形態5)
さらに本発明の実施の形態5に示す口腔内センサ1について図8を用いて説明する。本実施の形態おいては図8(a),(b)に示すようにケーブル4をハンドル5に内包できるように内包部分18を設けている(図8(a)では、理解しやすいようにハンドル5をスケルトン状態で表示している。)。この部分は内部が空洞になっており、ケーブル4を内包できるようにしている。これによりケーブル4が操作上の邪魔にならず、患者もハンドル4を握る際に保持しやすくなる。さらに、図8(b)に示すように、ハンドル5の長手方向にケーブル4を出し入れできるようなスリット53を設けてもよい。万一ケーブル4の交換が必要となったような場合、ケーブル4を出し入れするにはこのスリット53を少し開けるだけで可能となる。なおケーブル4を出し入れする方法はこれに限定するものではなく、ケーブル4をハンドル5の内部にケーブル4を収めることができれば他の方法でもよい。
(実施の形態6)
さらに本発明の実施の形態6に示す口腔内センサについて図9を用いて説明する。本実施の形態おいては図9に示すようにハンドル5に指がはまり込むための凹部12を設けている。これにより患者にハンドル5を持たせるときに指が滑りにくくなり保持位置を安定化でき、よって保持力を確実に維持でき有用である。
(実施の形態7)
さらに本発明の実施の形態7に示す口腔内センサについて図10および図11を用いて説明する。本実施の形態おいては図10に示すようにX線照射装置(図示せず)の位置合わせ用のインジケータ13と一体となっている。すなわち、本実施の形態においてはハンドル5の長手方向の途中にインジケータへの分岐部14を設けることでインジケータと一体としている。この際、インジケータ13のリング部61を照射装置側のX線出射口(図示せず)に合わせたときにセンサ受光部と平行また所定の角度をなすようにしておく。これにより、センサを挟み込むタイプのインジケータをセンサケース3に取り付ける必要がないので患者口腔内にインジケータの一部を挿入しないで済み、患者への苦痛をなくせる。
さらに本実施の形態ではインジケータへの分岐部14からの延伸部分15を設け、患者が手で握れる部分を設けている。これにより、患者が手で握る部分も確保でき、同時にX線照射装置との位置合わせも可能となる。すなわち、本実施の形態はインジケータのセンサ保持部分と患者が握るハンドルのセンサ保持部を共用化したものである。
次に本実施の形態における別の形態について図11を用いて説明する。図11は本実施の形態における別の口腔内センサの例を示す図である。
図11で示す口腔内センサでは、インジケータ13とハンドル5を別パーツとしている。すなわち図10で示すインジケータへの分岐部14の代わってインジケータ取付部16を設けている。そしてインジケータ取付部16は図11で示すようにハンドル5に雄ネジ54、インジケータ13に雄ネジ54がネジ止めできる雌ネジ55を有している。そしてインジケータ13取付時はインジケータ13の雌ネジ55をハンドル5の雄ネジ54先端にあてがい、雄ネジ54のスクリュー部を回して込んでねじ止めする。
なお本例は単に実施の形態の一例として例示したに過ぎず、インジケータ13とハンドル5を固定できれば他の方法であっても良い。
さらに図11に示すようにインジケータ取付部16からの延伸部分17を設け
ることで患者が握れる部分を確保している。
(実施の形態8)
さらに本発明の実施の形態8に示す口腔内センサについて図12および図13を用いて説明する。
図12は本実施の形態における口腔内センサの横断面図、図13は口腔内センサ1を分解して、別パーツとなったセンサーケース3とハンドル5(単品として扱う場合はセンサアダプタともいう)とを示す。本実施の形態における特徴は図12および図13に示すようにセンサケース3の背面に結合部を設け、ハンドル5の着脱が自由にできるようにしたことである。これにより、口腔内センサを使用する作業者の意思により、ハンドル5を持って使用するだけで無く、従来の方法のように、ハンドル5を用いず患者の指でセンサを抑えるようにすることもできる。
ハンドル5の着脱については、図12および図13に示すように、ハンドル5側に固定爪55、ホルダ取付部10側に固定溝56を設けておき、取付時に固定爪55を固定溝56に引っ掛けることで固定する。さらにハンドル5側は取り外し爪54を有し、この取り外し爪54を押し上げることでハンドル5を取り外すことができる。さらに、ハンドル5側にケーブル4を内包する部分18を設けてもよいことは言うまでもない。
なお本例は単に実施の形態の一例として例示したに過ぎず、他の方法であっても良い。また本実施例ではハンドル5を取り付ける方向を1方向としているが、口腔内の挿入すべき部位によって取り付ける方向は複数あったほうがよい場合もあり、1箇所に固執するものではない。例えば時計方向、および反時計方向に90度ずつ振った方向にも設け、合計3方向へ取り付ける構造であっても良い。
(実施の形態9)
図14から図18は、本発明の実施の形態9に係るX線照射装置を用いてX線口腔内撮影するための口腔内センサ301を示す。口腔内センサ301は口腔内に配置されるセンサ本体401と、末端側の第1および第2の弾性ロッド502A,502Bがセンサ本体401に着脱可能に連結され、基端側に手で把持するためのグリップ部503を有するハンドル501とを備える。
以下、センサ本体401について説明する。
図21から図24を参照すると、センサ本体401はセンサケース402を備える。本実施の形態では、センサケース402は樹脂製であってロアケース403とアッパーケース404から構成されている。センサケース402内にセンサデバイス回路601がインサートモールドにより収容されている。
図24に模式的に示すように、センサデバイス回路601は基板601aの図において下面側に形成されたCCDやMOS等からなるX線受光面601bを備える。X線受光面601bはシンチレータ601cを介してロアケース403の内側面と対向している。ロアケース403の外面はX線受光面601bを覆う受光側外側面403aを構成している。一方、基板601aの図において上面側には、各種の回路素子601dが形成されると共に、後述するケーブル420の芯線420aをこれらの回路素子601dに電気的に接続するためのコネクタ601eが実装されている。基板601aの回路素子601dとコネクタ601eを配置した面は、アッパーケース404の内側面と対向している。アッパーケース404の外面は、センサケース402のX線受光面601bとは反対側の外側面である非受光側外側面404aを構成している。
図23(c),(d)に示すように、アッパーケース404の非受光側外側面404aから扁平な円筒状の突出部410が突出している。本実施の形態では、突出部410はアッパーケース404と一体構造である。突出部410の外周面にはステンレス鋼、アルミニウム等の金属製であるリング411が取り付けられている。
リング411の外周面に円環状の差込溝412が形成されている。図17を併せて参照すると、差込溝412の溝壁は、底壁412aと、この底壁412aから互いの間隔が拡がるように底壁412aと対向する開口412bに向けて斜め延びる平坦面である一対の傾斜側壁412c,412dとを備える。
突出部410の頂端部には取出口410aが形成されている。コネクタ601eから延びるケーブル420はこの取出口410aを通ってセンサケース402の外部へ引き出されている。本実施の形態では、ケーブル420の他端にはパーソナルコンピュータコンピュータ等との通信およびセンサデバイス回路601への給電のためのUSBコネクタ(図示せず)が設けられている。
以下、ハンドル501について説明する。
図25を併せて参照すると、ハンドル501の末端側を構成する第1および第2の弾性ロッド502A,502Bは、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属製で断面円形の棒状体であり、それ自体が弾性を有する。第1および第2の弾性ロッド502A,502Bは、最基端側がグリップ部503に固定される一方、末端側に概ね円弧状に湾曲した差込部502aを備える。また、本実施の形態では、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aよりも基端側(グリップ部503側)の一箇所が、十分な剛性を有する金属製の固定筒511により、かしめ止めによって互いに固定されている。図18および図25(a)において矢印で示すように、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bは、固定筒511による固定箇所を支点として差込部502aが互いに近接および離反する方向に弾性的に撓む。
図15および図18において矢印で示すように、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aをリング411の差込溝412に差し込むことで、ハンドル501の末端側をセンサ本体401に連結できる。詳細には、差込溝412に差込部502aが差し込まれると、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bは固定筒511を支点として弾性的に外向きに撓むため、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aがリング411(突出部410)を弾性的に挟み込んで保持する。その結果、ハンドル501の末端側がセンサ本体401に連結される。逆に、図14、図16(a)、および図26(a)において矢印で示すように、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aをリング411の差込溝412から引き抜くことで、ハンドル501の末端側をセンサ本体401から取り外すことができる。このように、本実施の形態では、センサ本体401側の差込溝412にハンドル501の第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aを差し込むだけで、センサ本体401に対してハンドル501を簡単に装着できる。また、差込溝412から第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aを抜き出すだけで、センサ本体401からハンドル501を取り外すことができる。ハンドル501を着脱式としたことにより、使用寿命等の場合にハンドル501のみを交換することができ、センサデバイス回路部601を有する高価なセンサ本体401は使用寿命に達するまで使用できる。
図26(a)〜(c)に示すように、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aを差込溝412に差し込んでセンサ本体401に装着したハンドル501は、グリップ部503を操作して回動させることができる。詳細には、グリップ部503を操作すれば、差込部502aが差込溝412内を摺動させることで、X線受光面601bに対して直交する軸線L(図23(C)参照)回りにハンドル501が回動し、所望の回動位置で位置決めすることができる。つまり、グリップ部503を操作して外力を加えることで、ハンドル501をセンサ本体401に対して円滑に回動させて所望の位置に位置決めできる。
図17を参照すると、断面円形の第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aは、それぞれ図17において上下の2箇所(P1,P2)で差込溝412の傾斜側壁412c,412dと接触する(位置P1,P2は点接触であっても線接触であってもよい)。つまり、差込部502aの断面の外周縁全体ではなくその一部が差込溝412の溝壁に弾性的に当接させて両者の接触面積を低減している。これにより、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aの形状(湾曲)のばらつきの影響を抑制して差込部502aによる保持力を一定にすることができる。また、ハンドル501を回動させる際の摩擦抵抗を抑制して、所望の位置に円滑に回動させることができる。さらに、傾斜側壁412c,412dに対して第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aが確実に接触し、これらの差込部502aによってリング411が確実に挟み込まれるので、いったん回動させて所望の位置に設定したハンドル501は確実にその位置で保持される。また、前述のように、差込溝412を設けたリング411と、差込部502aを備える第1および第2の弾性ロッド502A,502Bとを金属製としているので耐久性が高く、使用時間が経過してもハンドル501をセンサ本体401に対して確実に着脱でき、かつハンドル501をセンサケース402に対して円滑に回動させることができる。
図27を参照すると、本実施の形態の口腔内センサ301は、ハンドル501のグリップ部503を医師等の作業者が操作し、口腔内にセンサ本体401を挿入して撮影部位に適切な姿勢で配置される。そして、センサ本体401の位置および姿勢が適切な設定された後、ハンドル501のグリップ部503を患者自身が保持し、この状態で口腔外からX線照射装置701を操作してX線を照射する。前述のように、従来は医師等の作業者が指で保持した口腔内センサを患者の口腔内に設置し、その位置を保持したまま患者の指と交代して撮影を行っていた。これに対して、本実施の形態では、医師等の作業者と患者のいずれの指を患者の口腔内に入れることなく、口腔外からハンドル501のグリップ部503を操作することで(いわば歯ブラシを操作する要領で)、口腔内でセンサ本体401の位置および姿勢を調整でき、患者の苦痛を緩和できる。特に、指で設置が困難であった臼歯(奥歯)の場合にも、ハンドル501のグリップ部503を操作することで、患者に苦痛を与えることなく、確実かつ容易にセンサ本体401の位置および姿勢を調整できる。
センサ本体401の向き(X線受光面601bの向き)は口腔内の撮影部位に応じてX線照射装置701のX線照射面と正対するように変更する必要がある。本実施の形態ではセンサ本体401に装着したハンドル501は、グリップ部503を操作することでX線受光面601bに対して直交する軸線L(図23(C)参照)回りに回動させることができるので、センサ本体401の向きをX線照射装置701のX線照射面と正対するように容易に調整できる。
図14に最も明瞭に示すように、ハンドル501のグリップ部503にはそれ自体の長手方向に延びる長溝状の案内溝503aが設けられている。ケーブル420を案内溝503aに沿わせておけば、グリップ部503を把持してハンドル501を操作する際にケーブル420が操作の妨げとならず、口腔内でのセンサ本体401の位置および姿勢の調整がより容易になる。
図18を参照すると、本実施の形態では、第1及び第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aの最末端部を半球状とすることで、差込部502aを差込溝412に対して円滑かつ容易に差し込むことを可能とし、ハンドル501のセンサ本体401への装着作業の作業性を向上させている。代案としては、図19に示すように、第1及び第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aを最末端に向けて外径が徐々に細くなるテーパ形状としてもよい。差込部502aをかかるテーパ形状とすることによっても、差込部502aを差込溝412に対して円滑かつ容易に差し込むことができ、作業性が向上する。別の代案としては、図20に示すように、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aの末端に互いの間隔が拡がる方向に屈曲された屈曲部502bを設けても良い。センサ本体401へのハンドル501の装着時には、屈曲部502bが差込溝412の溝壁に当接して案内されるので、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bを差込溝412に対して円滑かつ容易に差し込むことができ、作業性が向上する。
(実施の形態10)
図28は、本発明の実施の形態10に係る口腔内センサ301を示す。本実施の形態では、ハンドル501の第1および第2の弾性ロッド502A,502Bは基端側がグリップ部にそれぞれ固定され、かつ差込部502aよりも基端側の1箇所(交差位置502c)で相対移動自在に交差している。
差込部502aをセンサ本体401側の差込溝412に差し込む際、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bはグリップ部503への固定位置を支点として弾性的に撓み、それによって差込溝412に差し込まれた差込部502aがリング411(突出部410)を挟み込んで保持する。また、図28において矢印で示すように、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bを交差位置502cよりも基端側で指で摘んで互いに近接させることにより、第1および第2の弾性ロッド502A,502bは交差位置502cよりも末端側、つまり差込部502aの間隔が広がる。このように差込部502aの間隔を拡げることで、差込部502aをリング411に接触させることで強制的に押し広げることなく、差込部502aを差込溝412に差し込んでハンドル501をセンサ本体401に装着できる。その結果、センサ本体401への着脱を多数回繰り返す場合の第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの弾性低下を抑制し、耐久性を向上させることができる。また、交差位置502cより基端側を摘んで差込部502aに間隔を拡げることで、ハンドル501をセンサ本体401に装着する時点でハンドル501のセンサ本体401に対する回動位置を自由に設定できる。
実施の形態10のその他の構成及び作用は、実施の形態9と同一であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(実施の形態11)
図29及び図30に示す本発明の実施の形態11に係る口腔内センサ301では、センサ本体401のアッパーケース404の非受光側外側面404aから突出する突出部410は、アッパーケース404とは別体であってX線受光面601b(図24参照)に対して直交する軸線L回りに回動可能である。詳細には、図30に示すように、突出部410の一端(ケーブル420の取出口410aが形成されている端部とは反対側)の外周に円環状の軸受溝410bが形成されている。この軸受溝410bにアッパーケース404に形成された貫通孔404bの孔縁が収容されている。なお、本実施の形態では、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aがリング411(突出部410)の差込溝412の溝壁を挟み込む保持力を実施の形態9と比較して十分大きく設定しており、差込部502aは差込溝412内で摺動しない。つまり、ハンドル501自体は突出部410に対して回動不可に連結されている。
図29(a)〜(c)に示すように、ハンドル501のグリップ部503を操作して外力を加えると、突出部410がアッパーケース404に対して軸線L回りに回転し、それによってハンドル501がセンサ本体401に対して回動する。突出部410の一部である取出口410aもハンドル501と共に回動する。そのため、センサ本体401に対してハンドル501を回動させた場合でも、ケーブル420が口腔内でセンサ本体401を所望の位置の及び姿勢に設置する妨げとならず、作業性が向上する。言い換えれば、ケーブル420が存在することによる口腔内撮影上の制約を解消できる。なお、突出部410(取出口410a)の回転に追従できるように、ケーブル420の端部からコネクタ601e(図24)までの芯線420aの長さに余裕を持たせておくことが好ましい。あるいは、突出部410(取出口410a)の回転に追従を高めるため、ケーブル420とコネクタ601eの間にFPC等の十分な可撓性を有する導電部材で電気的に接続してもよい。
実施の形態11のその他の構成及び作用は、実施の形態9と同一であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(実施の形態12)
図31から図33は、本発明の実施の形態11に係る口腔内センサ301を示す。実施の形態11と同様に、本実施の形態では、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aがリング411(突出部410)の差込溝412の溝壁を挟み込む保持力が十分大きく設定されており、差込部502aが差込溝412内で摺動しない。つまり、ハンドル501自体は突出部410に対して回動不可に連結される。一方、センサ本体401のアッパーケース404の非受光側外側面403aから突出する突出部410はアッパーケース404と一体構造である(突出部410もセンサケース402に対して回転不可である)。
ハンドル501の第1および第2の弾性ロッド502A,502Bは、差込部502aよりも基端側が固定筒511によりかしめ止めによって互いに固定されている。また、この固定筒511よりも基端側、つまり固定筒511と第1および第2弾性ロッド502A,502Bのグリップ部503への固定部分との間に、X線受光面601bに対して直交する軸線L回りに回動可能な回転継手504を設けている。図33(a)〜(c)に示すように、第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aを差込溝412に差し込んでセンサ本体401に装着したハンドル501は、グリップ部503を操作して回転継手504回りに回転させ、所望の回動位置で位置決めすることができる。つまり、グリップ部503を操作して外力を加えることで、ハンドル501をセンサ本体401に対して円滑に回動させて所望の位置に位置決めできる。
図31及び図32を参照すると、回転継手504は一対の保持プレート505A,505Bを備える。第1および第2の弾性ロッド502A,502Bのグリップ部503側の部分は、保持プレート505A,505Bの一方の端部側(図において下方側)に溶接等により固定されている。保持プレート505A,505Bの他方の端部(図において上方側)には、回転中心となる円柱軸506が固定されている。第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの固定筒511よりも基端側には、円柱軸506よりも大径の軸受孔507aを形成した金具507がかしめ止め等により固定されている。金具507の軸受孔507aに円柱軸506が挿通されており、金具507及びそれに固定された第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの末端側は円柱軸506回りに回動可能である。
実施の形態12のその他の構成及び作用は、実施の形態9と同一であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
(実施の形態13)
図34及び図35は、本発明の実施の形態13を示す。本実施の形態では、センサケース402内に収容されたセンサデバイス回路601は、回路素子601d(図24参照)として、X線受光面601bでの撮影等の電源となる充電池と、X線受光面601bで検出した画像を無線通信で送信するための回路とを備える。図34に示すように、差込溝412には充電池に電気的に接続された一対の被給電電極421A,421Bが配置されている。第1および第2の弾性ロッド502A,502Bは導電性を有する材料からなる。第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aは、差込溝412に差し込まれるとそれぞれ被給電電極421A,421Bに接触し、被給電電極421A,421Bに電気的に接続される給電電極として機能する。第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの基端側は、絶縁性を有する樹脂材料からなるグリップ部503内を基端側へ延びてグリップ部503の端部から突出している。第1および第2の弾性ロッド502A,502Bのグリップ部503の端部から突出する部分はそれぞれ被充電電極521A,521Bとして機能する。
図35を参照すると、ハンドル501はグリップ部503を収容溝801aに差し込むことで、充電台801に保持される。充電台801にはグリップ部503を収容溝801aに差し込むと被充電電極521A,521Bが接続される一対の充電電極802A,802Bが設けられている。充電台801の内部にはコンセント803を介して供給される商用電源を調整するための回路が設けられている。第1および第2の弾性ロッド502A,502Bの差込部502aをセンサ本体401の差込溝412に差し込んだ状態で、グリップ部503を充電台801の収容溝801aに装着して被充電電極521A,521Bを充電電極802A,802Bに接続すると、センサデバイス回路601の充電池は第1および第2の弾性ロッド502A,502B及び被給電電極421A,421Bを介して充電台801内の回路と接続されて充電される。
本実施の形態では、センサ本体401にハンドル501を着脱可能に連結するための第1および第2の弾性ロッド502A,502Bを導電路の一部として使用することで、比較的簡易な構成でセンサデバイス回路601の充電を実現している。センサデバイス回路601の充電が可能であるので、ケーブル420が不要となり作業性が向上し、センサケース402にケーブル420の取出口410aを設ける必要がなくなりので、センサ本体401の構成を簡易化できる。
実施の形態13のその他の構成及び作用は、実施の形態9と同一であるので、同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図36を参照して、センサデバイス回路601が備えるX線受光面601b(図24参照)とハンドル501のグリップ部503の位置関係について説明する。以下の説明では、グリップ部503を含む平面、言い換えればそれに沿ってグリップ部503が延びる平面をグリップ基準平面Gと定義する。
図36(a)〜(b)に示すように、グリップ基準平面GはX線受光面601bを含む平面Xと同一平面(図36(a))であるか、又はグリップ基準平面Gが平面Xに対して平行であること(図36(b),(c))であることが好ましい。グリップ部503がこの姿勢であれば、センサ本体401が口腔内にある状態ではもグリップ部503の姿勢からX線受光面601bの姿勢が分かる。その結果、グリップ部503を操作するこで、X線受光面601bをX線受光面をX線照射装置のX線照射面に対して容易に正対させることができる。
ハンドル501の操作で口腔内の撮影部位に対してセンサ本体401を密着させる作業性は、グリップ基準平面Gが平面Xと同一平面(図36(a))であるよりも、グリップ基準平面Gが平面Xに対して間隔を隔てて位置している場合(図36(b),(c))の方が良好である。具体的には、図36(c)のように、グリップ基準面GがX線受光面601b(平面X)に対してX線が入射してくる側(X線照射装置701側)に間隔を隔てて位置する場合、撮影部位に対してセンサ本体401を密着させる作業性が最も良好である。ただし、図36(b)のようにグリップ基準面Gが、X線受光面601b(平面X)に対してX線が入射してくる側(X線照射装置701側)と反対側に間隔を隔てて位置している場合でも、図36(a)のようにグリップ基準面Gと平面Xが同一平面である場合と比較すると、撮影部位に対してセンサ本体401を密着させる作業性が良好である。
本発明は、以上の実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。特に、センサ本体401及びハンドル501の具体的な構造は、同一ないし同様の機能を果たす限り、実施の形態のものに限定されない。また、個々の実施の形態が備える特徴は、互いに相反するものでない限り、組み合わせることができる。
本発明の口腔内センサまたはセンサアダプタは、患者口腔内へのセンサ挿入の苦痛を和らげることができ、歯科X線撮影用診断装置として有用である。
1 口腔内センサ
2 センサデバイス回路部
3 センサケース
4 ケーブル
5 ハンドル
6,7緩衝部
8 回転作動部
9 ボールジョイント構造
10 ホルダ取付部
11 湾曲部
12 凹部
13 インジケータ
14 分岐部
15 延伸部分
16 インジケータ取付部
17 延伸部分
18 ケーブルを内包する部分
20 X線
53 スリット部
301 口腔内センサ
401 センサ本体
402 センサケース
403 ロアケース
403a 受光側外側面
404 アッパーケース
404a 非受光側外側面
404b 貫通孔
410 突出部
410a 取出口
410b 軸受溝
411 リング
412 差込溝
412a 底壁
412b 開口
412c,412d 傾斜側壁
420 ケーブル
421A,421B 被給電電極
501 ハンドル
502A,502B 弾性ロッド
502a 差込部
502b 屈曲部
502c 交差位置
503 グリップ部
503a 案内溝
504 回転継手
505A,505B 保持プレート
506 円柱軸
507 金具
507a 軸受孔
511 固定筒
521A,521B 被充電電極
601 センサデバイス回路
601a 基板
601b X線受光面
601c シンチレータ
601d 回路素子
601e コネクタ
701 X線照射装置
801 充電台
801a 収容溝
802A,802B 充電電極
803 コンセンサ

Claims (20)

  1. X線受光面に入射するX線の強度に応じた画像信号を出力するセンサデバイス回路部と、
    前記センサデバイス回路部を収容したセンサケースと、
    末端側が連結部を介して前記センサーケースに連結され、基端側に手で把持するためのグリップ部を備えるハンドルと
    を備える口腔内センサ。
  2. 前記連結部は、前記ハンドルの前記末端側を前記センサケースに対して着脱可能に連結するように構成されている、請求項1に記載の口腔内センサ。
  3. 前記連結部により前記センサケースに連結された前記ハンドルは、前記センサーケースに対して前記X線受光面に対して交差する方向に延びる軸線回りに回動可能である、請求項2に記載の口腔内センサ。
  4. 前記センサケースは、前記X線受光面を覆う受光側外側面と、この受光側外側面とは反対側に位置する非受光側外側面とを備え、
    前記ハンドルは基端側がそれぞれ前記グリップ部に連結された第1および第2の弾性ロッドを備え、
    前記連結部は、前記センサケースの前記非受光側外側面上に設けられ、かつ円環状の差込溝が外周に形成された突出部と、前記差込溝内に差し込まれて前記突出部を弾性的に挟み込むことで保持する前記第1および第2の弾性ロッドの末端側の差込部とを備え、
    前記第1および第2の弾性ロッドの前記差込部が前記差込溝内を摺動することで前記ハンドルが前記センサケースに対して回動する、請求項3に記載の口腔内センサ。
  5. 前記突出部は前記差込溝が形成された金属製のリングを備え、
    前記第1および第2の弾性ロッドは金属製のロッドである、請求項4に記載の口腔内センサ。
  6. 前記差込溝の溝壁は、底壁と、前記底壁から互いの間隔が拡がるように前記底壁と対向する開口に向けて斜め延びる平坦面である一対の傾斜側壁とを備え、
    前記第1および第2の弾性ロッドの前記差込部の断面は円形である、請求項4又は請求項5に記載の口腔内センサ。
  7. 前記第1および第2の弾性ロッドの前記差込部は最末端に向けて細くなっている、請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の口腔内センサ。
  8. 前記第1および第2の弾性ロッドの前記差込部の末端は互いの間隔が拡がる方向に屈曲された屈曲部を備える、請求項4から請求項6のいずれか1項に記載の口腔内センサ。
  9. 前記第1および第2の弾性ロッドは前記差込部よりも基端側の1箇所が固定部で互いに固定されている、請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の口腔内センサ。
  10. 前記第1および第2の弾性ロッドは基端側が前記グリップ部にそれぞれ固定され、かつ前記差込部よりも基端側の1箇所で相対移動自在に交差している、請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の口腔内センサ。
  11. 前記センサデバイス回路が備える充電池に電気的に接続された一対の被給電電極が前記差込溝内に配置され、
    前記第1および第2の弾性ロッドは、導電性を有する材料からなり、前記差込部に前記差込溝へ差し込まれると前記被給電電極と電気的に接続される給電電極をそれぞれ備え、かつ前記グリップ部の基端側に位置する電源側と電気的に接続するための給電電極をそれぞれ備える、請求項4から請求項10のいずれか1項に記載の口腔内センサ。
  12. 前記センサケースは、前記X線受光面を覆う受光側外側面と、この受光側外側面とは反対側に位置する非受光側外側面とを備え、
    前記連結部は、前記センサケースの前記非受光側外側面上に設けられ、前記X線受光面と交差する軸線周りに回動可能であり、かつ前記ハンドルの前記末端側が着脱可能に固定される突出部を備える、請求項3に記載の口腔内センサ。
  13. 前記センサケースは、前記X線受光面を覆う受光側外側面と、この受光側外側面とは反対側に位置する非受光側外側面とを備え、
    前記連結部は、前記センサケースの前記非受光側外側面上に設けられ、かつ前記ハンドルの末端側が着脱可能に固定される突出部を備え、
    前記ハンドルは、前記連結部よりも基端側と前記グリップ側との間に介在する回動可能な継手を備える、請求項3に記載の口腔内センサ。
  14. 前記ハンドルは、前記グリップ部が前記X線受光面を含む平面又は前記X線受光面に対して平行な平面であるグリップ基準面に沿って延びるように構成されている、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の口腔内センサ。
  15. 前記グリップ基準面は、前記X線受光面に対して前記X線が入射してくる側に間隔を隔てて位置する、請求項14に記載の口腔内センサ。
  16. 前記グリップ基準面は、前記X線受光面に対して前記X線の入射してくる側とは反対側に間隔を隔てて位置する、請求項14に記載の口腔内センサ。
  17. 前記センサデバイス回路から前記センサケースを貫通して延びるケーブルを備え、
    前記ハンドルの前記グリップ部に前記ケーブルを沿わせるための案内溝が形成されている、請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の口腔内センサ。
  18. 前記センサケースの外側面の少なくとも一部に弾力性を有する緩衝部を設けた、請求項1から請求項17のいずれか1項に記載の口腔内センサ。
  19. 前記緩衝部は前記センサーケースに対して着脱可能である、請求項18に記載の口腔内センサ。
  20. 入射するX線の強度に応じた画像信号を出力するセンサデバイス回路部を収容したセンサケースに対して末端側が連結部を介して着脱可能に連結され、基端側に手で把持するためのグリップ部を備える、口腔内センサ用のハンドル。
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