JP2010162091A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】副電源を活用するため太陽電池を用いながらも、該太陽電池を遊技者に特に意識させないようにし、デザイン的に優れ外観を向上させ得るようにした遊技機を提供する。
【解決手段】本パチンコ機では、遊技領域に入射する光を受光して発電する太陽電池58を、遊技盤3に図柄として描かれた色素増感太陽電池により構成している。このため、副電源として太陽電池を活用しながらも、該太陽電池をデザインとして遊技者に視認させることができる。更に、色素増感太陽電池は、色や形状の自由度が高いので、太陽電池そのものを遊技盤のデザインにすることができ、パチンコ機の外側に別途太陽電池を配置することが不要となり、外観を向上したパチンコ機を実現することが可能になる。
【選択図】図5
【解決手段】本パチンコ機では、遊技領域に入射する光を受光して発電する太陽電池58を、遊技盤3に図柄として描かれた色素増感太陽電池により構成している。このため、副電源として太陽電池を活用しながらも、該太陽電池をデザインとして遊技者に視認させることができる。更に、色素増感太陽電池は、色や形状の自由度が高いので、太陽電池そのものを遊技盤のデザインにすることができ、パチンコ機の外側に別途太陽電池を配置することが不要となり、外観を向上したパチンコ機を実現することが可能になる。
【選択図】図5
Description
本発明は、パチンコ機等の遊技機に係り、詳しくは、遊技領域への入射光で発電する太陽電池を備えた遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技領域下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にはそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて当たり外れや演出パターンの抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出される。この抽選結果に基づき選定された演出パターンに応じて、例えば遊技盤の中央部分に設けられた液晶表示画面や各種の照明装置を介した視覚的表現、スピーカを介した聴覚的表現などを用い、様々な演出が行われる。なお、当たり(以下、「大当たり」ともいう)の発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される遊技者に有利な遊技状態となる。
上述のようなパチンコ機では一般に、木製の遊技盤における所定部位をくり抜いて、電飾装置を備えたセンター飾り等の遊技部品を嵌め込むことで、視覚的な効果を醸し出している。このような遊技部品では、パチンコ機に供給される電源を用いて発光ダイオード(LED)やランプ等を発光させるため、派手な電飾効果を醸し出そうとすると、消費電力が嵩む等の問題を生じる。
そこで、太陽電池パネルを利用しながら消費電力を抑制して省エネルギー効果を発揮し得るようにした遊技機が提案されている(特許文献2参照)。該特許文献2記載の遊技機では、液晶表示装置や装飾ランプ等を制御手段により制御し、液晶表示装置や装飾ランプによる演出表示を含めた遊技進行で消費される電力を供給する電源を、遊技進行状況に応じて制御される切替えスイッチによって、主電源と太陽電池パネルによる副電源とのいずれかに切り換えるように構成している。
しかし、上記特許文献2記載の遊技機にあっては、太陽電池パネルが遊技機上部に設置され、該太陽電池パネルから供給された電源と、一般的なコンセントから供給される電源とを切換えて使用することで節電は可能になるものの、太陽電池を単に遊技機上部に配置しているだけであるため、太陽電池パネルが遊技者の視野に必ず入ることになり、外観がデザイン的に乏しいものになってしまう。
そこで本発明は、副電源を活用するため太陽電池を用いながらも、該太陽電池を遊技者に特に意識させないようにして、デザイン的に優れ外観を向上させ得るように構成した遊技機を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図9参照)、遊技盤(3)の遊技領域(3a)に、該遊技領域(3a)に入射する光を受光して発電する太陽電池(58)を備えてなる遊技機(1)において、
前記太陽電池(58)は、前記遊技盤(3)に図柄として描かれた、色素を用いて光エネルギーを電気エネルギーに直接変換する色素増感太陽電池により構成されてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
前記太陽電池(58)は、前記遊技盤(3)に図柄として描かれた、色素を用いて光エネルギーを電気エネルギーに直接変換する色素増感太陽電池により構成されてなる、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図4及び図5参照)、前記遊技盤(3)が、
前記遊技領域(3a)の手前側に配置されて多数の障害釘(30,37a,92,94)を打ち込まれた光透過性材料からなる光透過板部材(74)と、
該光透過板部材(74)の背面側に重なるように配置された背面板部材(76)と、
該背面板部材(76)と前記光透過板部材(74)との間に介在された中間板部材(75)と、を備え、かつ、
該中間板部材(75)に前記色素増感太陽電池(58)が形成されてなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
前記遊技領域(3a)の手前側に配置されて多数の障害釘(30,37a,92,94)を打ち込まれた光透過性材料からなる光透過板部材(74)と、
該光透過板部材(74)の背面側に重なるように配置された背面板部材(76)と、
該背面板部材(76)と前記光透過板部材(74)との間に介在された中間板部材(75)と、を備え、かつ、
該中間板部材(75)に前記色素増感太陽電池(58)が形成されてなる、
請求項1記載の遊技機(1)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図7及び図8参照)、前記太陽電池(58)で発電された電力を蓄電する蓄電池(62)と、
該蓄電池(62)への蓄電を行うと共に該蓄電した電力を状況に応じて出力させるように制御する電源制御手段(93)と、を備え、
該電源制御手段(93)は、遊技機本体(6,7)に備えられた、前記遊技機を構成する遊技部品(例えば8,11,28)に電力を補助的に供給するように制御してなる、
請求項1又は2記載の遊技機(1)にある。
該蓄電池(62)への蓄電を行うと共に該蓄電した電力を状況に応じて出力させるように制御する電源制御手段(93)と、を備え、
該電源制御手段(93)は、遊技機本体(6,7)に備えられた、前記遊技機を構成する遊技部品(例えば8,11,28)に電力を補助的に供給するように制御してなる、
請求項1又は2記載の遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、太陽電池が、遊技盤に図柄として描かれた、色素を用いて光エネルギーを電気エネルギーに直接変換する色素増感太陽電池により構成されるので、副電源として太陽電池を活用しながらも、太陽電池をデザインとして遊技者に認識させることが可能になる。更に、色素増感太陽電池は、色や形状の自由度が高く、形状が四角いSi太陽電池に比して文字、図形、背景、キャラクタ等を模写して自由な形状の太陽電池であるので、太陽電池そのものを遊技盤のデザインにすることができ、遊技機の外側に別途太陽電池を配置することが不要となり、デザイン的に優れ、従来に比して外観を大幅に向上した遊技機の実現が可能になる。
請求項2に係る本発明によると、遊技盤が、遊技領域の手前側に配置されて多数の障害釘を打ち込まれた光透過性材料からなる光透過板部材と、該光透過板部材の背面側に重なるように配置された背面板部材と、該背面板部材と光透過板部材との間に介在された中間板部材とを備え、該中間板部材に色素増感太陽電池が形成されるので、遊技機が、遊技盤の遊技領域に遊技球を打ち出して遊技するパチンコ機等の弾球遊技機であっても、中間板部材に形成された色素増感太陽電池に、遊技領域を流下する遊技球を接触させることなく光透過板部材によって確実に保護することができ、色素増感太陽電池の損傷を防止して寿命を延ばすことができる。
請求項3に係る本発明によると、太陽電池で発電された電力を蓄電する蓄電池と、該蓄電池への蓄電を行うと共に該蓄電した電力を状況に応じて出力させるように制御する電源制御手段とを備え、該電源制御手段が、遊技機本体に備えられた、遊技機を構成する遊技部品に電力を補助的に供給するように制御するので、例えば遊技場(所謂ホール)において開店前に複数の遊技機に電源を投入する際に、太陽電池で発電した電源を遊技機毎に利用できることで、一度に大量の電気エネルギーを投入することがなくなる。従って、突入電流を発生させず、省エネルギー効果を得ることが可能になる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、後述する各実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、所謂1種1種や1種2種、所謂2種や3種のパチンコ機など他の種別のパチンコ機にも適用し得ることは勿論である。また、パチンコ機に限らず、スロットマシンなど他の遊技機にも適用することも可能である。
本パチンコ機1は、図1に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
本パチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、遊技盤3を支持した形で筐体6に開閉可能に支持された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉可能に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における上部左右、及び下部の皿ユニット16の左右には、スピーカ(図示せず)を有する放音装置12がそれぞれ配設されている。そして、前扉7の上部における両放音装置12,12の間には、演出用照明装置8が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等により遊技機本体が構成されている。
また、ガラス枠10における中央部右方には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放し、或いは、ガラス枠10を前扉7側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。遊技領域3aにおける左側には、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球Baを該遊技領域3aに導くガイドレール14が配設されており、遊技領域3aにおける右側には、ガイドレール14に沿って跳んでセンター飾り23を右側に越えて流下する遊技球Baを流下案内するレール部29aを備えたレール飾り29が配設されている。また、遊技盤3の最下部には、遊技中に遊技領域3aにて入賞することなく落下した遊技球Baを、アウト球通路(図示せず)を介してパチンコ機背面側に導くアウト口26が設けられている。
そして、前扉7における下部中央には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及び返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16の中央部左方には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aが配設されており、皿ユニット16の中央部下方には、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bが配設されている。
また、前扉7における皿ユニット16の右側下部には、上記発射装置を操作して遊技球を遊技盤3に向けて打ち出すための発射ハンドル2が設けられている。更に、皿ユニット16の左側下部には、台座部15と灰皿21とが配設されており、台座部15には、中央部に遊技参加ボタン22が配設され、かつ該参加ボタン22の左右に選択ボタン18a,18bがそれぞれ配設されている。
遊技領域3aの中央部分には、ステージSを有するセンター飾り23が配設されている。センター飾り23の左下方には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる入賞口25a,25b,25cが配設されており、センター飾り23の下方には、始動チャッカー27と、アタッカー5とが順次配設されている。
始動チャッカー27は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、開放位置と閉止位置とに開閉動作するように始動チャッカー開閉ソレノイド69(図7参照)によって作動させられる。始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘30が打ち込まれている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技盤3の遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回(つまり、15ラウンド)繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の左右に風車31が夫々配設されており、ステージSの下方における始動チャッカー27の左側には、スルーゲート74が配設されている。このスルーゲート74は、始動チャッカー27を開閉動作させるための普通図柄抽選を、遊技球の通過を契機として行うための役物である。
遊技領域3aにおけるスルーゲート74、入賞口25a,25b,25c及び始動チャッカー27等の周囲には、センター飾り23のステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘30を含む多数の障害釘が打ち込まれている。
上記センター飾り23は、その中央部に、遊技盤3側に固定された画像表示装置35を露出する開口部36を有し、左上部にワープ導入口37を有し、開口部36の下側に上記ステージSを有し、かつ該ステージSに、ステージS上で転動して該ステージSの所定位置に転動した遊技球を始動チャッカー27に向け放出する放出部49を有している。ワープ導入口37に対向するように、一対の障害釘37a(図4参照)が打ち込まれている。ワープ導入口37の周囲や上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘92(図4参照)が打ち込まれている。このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを始動チャッカー27等に、ステージSを介して入球させ又はステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。
なお、上記「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘94(図4参照)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を始動チャッカー27方向に導く役割を担っている。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図2を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図2に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、副制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
図3に示すように、遊技領域3aの中央部に配置されたセンター飾り23は、開口部36の上部に可動演出装置48を備えると共に、開口部36の右側部に可動演出装置28を備えている。可動演出装置48は、後述する演出制御手段90の制御に応答して左右に開閉するように作動し、また可動演出装置28は、演出制御手段90の制御に応答して回動部28aを左右に繰り返し回動させるように作動する。
ついで、図4ないし図6を参照して、本発明に係る太陽電池58の構造について説明する。
すなわち、図4に示すように、遊技盤3は、遊技領域3aの手前側(図4の紙面手前側、即ち遊技者側)に配置された光透過性材料からなる光透過板部材74と、該光透過板部材74の背面側に重なるように配置される背面板部材76と、該背面板部材76と光透過板部材74との間に介在される中間板部材75とを有している。
光透過板部材74は、遊技盤3の表面側を形成する略々矩形状を呈し、かつ光透過性を有する透明合成樹脂材から構成されると共に、遊技領域3aを形成する盤面の略々中央部に、画像表示装置35の画面を露出させる開口部36を有し、該開口部36の周囲の盤面に障害釘30,37a,92,94等の多数の障害釘が打ち込まれている。センター飾り23を構成する前枠体23a及び後枠体23bのうちの前枠体23aが、上記開口部36に位置合わせされた状態で光透過板部材74に固定されている。
背面板部材76は、光透過板部材74と略々同様の形状を呈し、かつ上記光透過板部材74の開口部36に開口部78を位置合わせした状態で装着された上記後枠体23bを有している。
中間板部材75は、光透過板部材74及び背面板部材76と略々同様の形状を呈し、かつ光透過板部材74の開口部36と背面板部材76の開口部78とに位置合わせされる開口部77を有している。中間板部材75における該開口部77の下部には、光透過板部材74の始動チャッカー27に対向するように貫通された穴部75a、光透過板部材74のアタッカー5に対向するように貫通された穴部75b、及び、光透過板部材74の入賞口25a,25b,25cに対向するように貫通された穴部75c等が形成されている。この中間板部材75は、開口部77の周囲全体に、本パチンコ機1のテーマとなっている画像(所謂セル画)が印刷されている。
上記セル画の部分には、図5(a),(b)に示すように、星を模った太陽電池58aと、本パチンコ機1のテーマとなる物語に登場するキャラクタを模った太陽電池58bとが形成されている。以下、これら太陽電池58a及び太陽電池58bを総称して太陽電池58とも呼ぶ。該太陽電池58は、色素を用いて光エネルギーを電気エネルギーに直接変換する色素増感太陽電池から構成されている。
該色素増感太陽電池は、例えば、プラスチックやガラス等からなる対向する第1及び第2透明基板(図示せず)と、第1及び第2透明基板の互いに対向する内面にそれぞれ形成されたITO(Indium Tin Oxide)等の2つの透明電極(図示せず)と、第1透明基板に形成された透明電極に付着された二酸化チタン(TiO2)粉末等の色素と、両透明電極間に封入されたヨウ素(I)を溶かした電解液等と、両透明電極を接続する電気ケーブルとを備えて構成される。このような構成の太陽電池58では、色素を付着した透明電極を有する第1透明基板が遊技盤3の手前側(遊技者側)に位置しており、該第1透明基板に光が照射されると、色素が励起状態となって電子を放出し、その電子が、二酸化チタンを経由し上記電気ケーブルを介して第2透明基板側の透明電極に到達する。該電気ケーブルが、図8に示す電源制御手段93及び蓄電池62等に接続される。一方、電子を放出して陽イオンになった色素は、第2透明基板側の透明電極から供給される電子を電解液中のヨウ素(I)を介して受け取って、元の状態に復帰する。
上記第1透明基板の透明電極に付着された色素は、シアン、マゼンタ、イエローの三原色を用いて作った赤、緑、青などの様々な色彩から構成される。即ち、色素増感太陽電池は、色の自由度が高く、利用する色素として上記の三原色を用いることで、赤、緑、青などの種々の色で彩られた太陽電池として構成され得る。また、形状が四角くて黒っぽい色彩のSi太陽電池(例えば多結晶Si太陽電池、単結晶Si太陽電池、薄膜Si太陽電池)に比して、三角形や星形など、自由な形状に切り抜いた太陽電池として構成することができる。上述の第1及び第2透明基板にプラスチックを用いれば、Si太陽電池より大幅に軽くて曲がる太陽電池を実現することも可能になる。また、色素増感太陽電池は構造が単純であるため、その製造に、Si太陽電池の作製に必要な半導体製造装置のような大掛かりな設備が不要であるため、量産し易く、廉価に提供することができる。
上記第1透明基板は、図5(b)に示す状態において、太陽電池58a,58bにおける同図の紙面手前側に位置しており、上記第2透明基板は、太陽電池58a,58bにおける同図の裏面側に位置している。
なお、図5(b)では、中間板部材75の開口部77の周囲に予めセル画を印刷してから、該セル画の所々に太陽電池58a,58bを散在させるように形成したが、これに限らず、中間板部材75の開口部77の周囲全面に太陽電池58をセル画として形成し、該中間板部材75の表面全体を太陽電池58で覆うように構成することも可能である。その場合、発電効果をより一層高めることができる。
また、背面板部材76と光透過板部材74との間への中間板部材75の介在の仕方を、図6(a)に示すようにすることもできる。即ち、図6(a)の変形例においては、光透過板部材74を中間板部材75と全く別個に構成するのではなく、予め隙間74aが形成された厚さdの板部材として構成し、該隙間74aに中間板部材75を挿入するのである。この場合、光透過板部材74に打ち込まれる障害釘92は、中間板部材75の手前で止められて該中間板部材75を傷つけることのないようにされる。このような構成によっても、同様の作用効果が得られる。
また、上記変形例において、センター飾り23の周囲の部分、例えばレール飾り29付近では、図6(a)に示した中間板部材75が光透過板部材74の隙間74aから露出して、図4のような光透過板部材74、中間板部材75及び背面板部材76の配置順になるように構成されても良い。その場合も、図6(b)に示すように、光透過板部材74に打ち込まれる障害釘92が中間板部材75を傷つけないようにされる。なお、同図中の符号29aはレール部を示し、29cはレール飾り29内に設けられた突張り部を示している。なお、図6(b)中の符号95は、上記第2透明基板側の透明電極に接続される電気ケーブルを示し、上記第1透明基板側の透明電極に接続される電気ケーブルは図示省略されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図7に沿って説明する。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド69、アタッカー開閉ソレノイド70、放音装置12、演出用照明装置8,11、画像表示装置35、可動演出装置28,48、太陽電池58、及び蓄電池62を備えている。該蓄電池62は、例えば図2における副制御基板38の左側の部分などに配置することができる。
遊技制御装置80は、図2に示した主制御基板40や副制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、副制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、抽選手段83、普通図柄抽選手段85、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、演出制御手段90、表示制御手段91、及び電源制御手段93を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が始動チャッカー27、入賞口25a,25b,25c、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する始動チャッカー27、入賞口25a,25b,25c、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
抽選手段83は、入賞信号出力手段82からの始動チャッカー27に対応する入賞信号の入力時、最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、乱数値を取得して大当たり抽選を実行する。そして抽選手段83は、大当たり抽選で確率変動当たりに当選した場合には、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、「333」や「777」等の図柄が画像表示装置35の画面上の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。
また抽選手段83は、大当たり抽選で通常大当たりに当選した場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、「222」や「444」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に抽選手段83は、大当たり抽選で外れた場合には、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「258」や「186」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
普通図柄抽選手段85は、始動チャッカー27を開閉動作させるか否かの普通図柄抽選を、この普通図柄抽選の保留球数(例えば4個)の範囲内で、スルーゲート74への入球を契機として実行する。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11に放音、発光駆動等の演出をさせる契機となる指令を演出制御手段90に送る。更に、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、抽選手段83での抽選結果に応じて、画像表示装置35の画面に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段91に送る。
保留手段87は、抽選手段83から出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、始動チャッカー27への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、不図示の大当たり抽選保留表示装置に、最大4個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、始動チャッカー27への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が4個未満となった場合、抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段88は、所定のタイミングで始動チャッカー開閉ソレノイド69に駆動信号を送って該ソレノイド69を作動させ、始動チャッカー27を開閉動作させる。また、作動制御手段88は、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送り、アタッカー5を15ラウンドだけ開閉動作させるように制御する。
演出制御手段90は、遊技制御手段86の指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動して遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。
表示制御手段91は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段91は、抽選手段83による各抽選結果を、遊技制御手段86からの信号に従って演出表示する。
ここで、電源制御手段93を中心とした制御系について、図8を参照して詳細に説明する。
すなわち、図7に示した電源制御手段93は、図8に示すように、電源ユニット41(図2参照)と太陽電池パネルユニット57とに電気的に接続されている。電源ユニット41は、遊技場の交流電源から本パチンコ機1に供給されるAC24[V]が入力される電源基板44と、電力量判定部42とを有しており、該電力量判定部42と電源制御手段93との間で信号が授受される。
太陽電池パネルユニット57は、図7に示した太陽電池58及び蓄電池(バッテリー)62を有しており、該太陽電池58と電源制御手段93との間で信号が授受されると共に、該電源制御手段93から蓄電池62に対し、可動演出装置28,48や演出用照明装置8,11に放電する旨の信号が出力される。また、太陽電池58は、可動演出装置28,48、施錠補助装置49、停電時監視装置50、及び演出用照明装置8,11に対し、補助的に電源供給するように接続されている。
上記施錠補助装置49は、吸着用電磁石(図示せず)に太陽電池58から電力を供給されることでガラス枠10を前扉7側に電磁的に吸着して補助的に施錠を行うように構成される。上記停電時監視装置50は、パチンコ機1に供給される電力の停電時に太陽電池58から補助的に電源供給を受けて、不正行為(所謂ゴト行為)が行われないように監視するように構成される。なお、上記以外にも、例えば、パチンコ機1に備えたエラーランプ(図示せず)に対して太陽電池58による補助的な電源を供給したり、蓄電が無くなった際に遊技場の閉店と認識させて主制御基板40のケースにおける特定部分に電源を補助的に供給して不正行為を検知するように構成することも可能である。
上記電力量判定部42は、電源基板44をチェックすることでAC24[V]の供給に基づく電力量を判定し、その旨の信号を電源制御手段93に送る。該電源制御手段93は、該信号を受けて、施錠補助装置49及び停電時監視装置50への補助的な電力供給を実施し、電源基板44からの電力供給が足りないとして可動演出装置28,48や演出用照明装置8,11への電力供給を補助し、或いは、太陽電池58で発電されて蓄電池62に蓄電されていた電力を演出用照明装置8,11に補助的に供給するように制御する。また、電源制御手段93は、太陽電池58で発電した電力を状況に応じて蓄電池62に蓄電するように制御する。
次に、本パチンコ機1による作用について、図9のフローチャートを併せて参照しつつ説明する。すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、始動チャッカー27や入賞口25a,25b,25cに適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口26から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球はステージS上に放出された後、該ステージSの傾斜に沿って転動し、或るものはそのまま遊技領域3aに落下し、或るものは放出部49から始動チャッカー27に向けて放出され、高い入賞確率(略100%)で該始動チャッカー27に入賞する。
ところで、始動チャッカー27や入賞口25a,25b,25cの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段91に順次送信し、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて、抽選手段83で行われる始動チャッカー27への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
ステップS3において、大当たり抽選で当選した場合、抽選手段83が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たりか通常当たり対応する変動パターンが決定される。
これにより、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、抽選手段83は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段86が、画像表示装置35に表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段91に送信することに基づき、表示制御手段91は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
そして、上記演出表示を視認しながら弾球遊技する中で、画像表示装置35の画面上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送り、当該ソレノイド70を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定ラウンドだけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が、球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
上述のように遊技を行う本パチンコ機1では、電源制御手段93は、電力量判定部42からの信号を受信しつつ状況を判断し、電源基板44からの電力供給が足りない場合には、可動演出装置28,48や演出用照明装置8,11に太陽電池58から補助的に電力を供給するように制御する。或いは、太陽電池58で発電されて蓄電池62に蓄電されていた電力を、可動演出装置28,48や演出用照明装置8,11に補助的に供給するように制御する。また、施錠補助装置49が、太陽電池58から電力を吸着用電磁石に供給されることでガラス枠10を前扉7側に吸着して補助的に施錠を行ったり、停電時監視装置50が、パチンコ機1への供給電力の停電時に太陽電池58から補助的に電源供給を受けて不正行為が行われないように監視したりする。
本パチンコ機1では、太陽電池58で発電された電力を蓄電する蓄電池62と、該蓄電池62への蓄電を行うと共に該蓄電した電力を状況に応じて出力させるように制御する電源制御手段93とを備え、該電源制御手段93が、筐体6及び前扉7等で構成される遊技機本体に備えられた、パチンコ機1を構成する可動演出装置28,48や演出用照明装置8,11等の遊技部品に電力を補助的に供給するように制御する。このため、遊技場において開店前に複数のパチンコ機1に電源を投入する際に、太陽電池58で発電した電源をパチンコ機1毎に利用することができることで、一度に大量の電気エネルギーを投入することがなく、従って、突入電流を発生させず、省エネルギー効果を得ることができる。
以上説明したように本実施の形態によると、太陽電池58が、遊技盤3に図柄として描かれた色素増感太陽電池により構成されるので、副電源として太陽電池58を活用しながらも、該太陽電池58をデザインとして遊技者に認識させることができる。更に、色素増感太陽電池は、色や形状の自由度が高く、形状が四角いSi太陽電池に比して文字、図形、背景、キャラクタ等を模写して自由な形状の太陽電池であるので、太陽電池58そのものを遊技盤3のデザインにすることができ、パチンコ機1の外側に別途太陽電池を配置することが不要となり、デザイン的に優れ、従来に比して外観を大幅に向上したパチンコ機1を実現することができた。また、遊技場内の室内光等の光を取り入れ、遊技盤3の太陽電池58で発電し、これをパチンコ機1の補助電源として活用できることにより、簡単な構造で節電効果の高いパチンコ機1を提供することができる。
また、遊技盤3が、遊技領域3aの手前側に配置されて多数の障害釘30,37a,92,94を打ち込まれた光透過板部材74と、該光透過板部材74の背面側に重なるように配置された背面板部材76と、該背面板部材76と光透過板部材74との間に介在された中間板部材とを備え、該中間板部材75に太陽電池58が形成されるので、遊技領域3aに遊技球Baを打ち出して遊技するパチンコ機1において、中間板部材75に形成された太陽電池58に、遊技領域3aを流下する遊技球Baを接触させることなく光透過板部材74によって確実に保護することができる。これにより、太陽電池58の損傷を防止して、寿命を延ばすことができる。
なお、有機色素増感太陽電池以外にも、単結晶シリコン型太陽電池などのような通常タイプの太陽電池を使用することも可能であるが、その場合、単結晶シリコン型太陽電池などを遊技盤3の盤面に単に貼り付けるような形態になるため、発電機能的には上記実施の形態と同様になるものの、外観的には当該太陽電池の外観に左右されることになる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明の遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る遊技機は、パチンコ機、スロットマシン、雀球遊技機、アレンジボール遊技機、回胴式パチンコ遊技機等に用いることが可能であり、特に遊技領域に太陽電池を備えるものに用いて好適である。
1 遊技機(パチンコ機)
3 遊技盤
3a 遊技領域
6,7 遊技機本体(筐体、前扉)
8,11,28 遊技部品(演出用照明装置、可動演出装置)
30,37a,92,94 障害釘
58 色素増感太陽電池(太陽電池)
62 蓄電池
74 光透過板部材
75 中間板部材
76 背面板部材
93 電源制御手段
3 遊技盤
3a 遊技領域
6,7 遊技機本体(筐体、前扉)
8,11,28 遊技部品(演出用照明装置、可動演出装置)
30,37a,92,94 障害釘
58 色素増感太陽電池(太陽電池)
62 蓄電池
74 光透過板部材
75 中間板部材
76 背面板部材
93 電源制御手段
Claims (3)
- 遊技盤の遊技領域に、該遊技領域に入射する光を受光して発電する太陽電池を備えてなる遊技機において、
前記太陽電池は、前記遊技盤に図柄として描かれた、色素を用いて光エネルギーを電気エネルギーに直接変換する色素増感太陽電池により構成されてなる、
ことを特徴とする遊技機。 - 前記遊技盤が、
前記遊技領域の手前側に配置されて多数の障害釘を打ち込まれた光透過性材料からなる光透過板部材と、
該光透過板部材の背面側に重なるように配置された背面板部材と、
該背面板部材と前記光透過板部材との間に介在された中間板部材と、を備え、かつ、
該中間板部材に前記色素増感太陽電池が形成されてなる、
請求項1記載の遊技機。 - 前記太陽電池で発電された電力を蓄電する蓄電池と、
該蓄電池への蓄電を行うと共に該蓄電した電力を状況に応じて出力させるように制御する電源制御手段と、を備え、
該電源制御手段は、遊技機本体に備えられた、前記遊技機を構成する遊技部品に電力を補助的に供給するように制御してなる、
請求項1又は2記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009005217A JP2010162091A (ja) | 2009-01-13 | 2009-01-13 | 遊技機 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011120835A (ja) * | 2009-12-14 | 2011-06-23 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機 |
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-
2009
- 2009-01-13 JP JP2009005217A patent/JP2010162091A/ja active Pending
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