JP2010161715A - 携帯無線機 - Google Patents

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Abstract

【課題】金属部材を用いたスライド機構を有する場合において、アンテナ性能の劣化を防ぐこと。
【解決手段】第2の筐体102は、第1の筐体101に対してスライド自在に取り付けられる。回路基板105は、第1の筐体101に設けられるとともに、第1の筐体101のスライド方向と交わる方向に延設されるとともに開いた状態において給電部109よりも下側に位置するスリット110を有する。回路基板108は、第2の筐体102に設けられ、第1の筐体101がスライドして開いた状態になった際に平面から見て回路基板105の下方側と重なり合う。アンテナ107は、第2の筐体102の上方側に設けられる。給電部109は、アンテナ107の近傍においてアンテナ107に給電する。
【選択図】図1

Description

本発明は携帯無線機に関し、特に複数の筐体が互いにスライド自在に連結され、スライド動作に伴って開いた状態と閉じた状態になる携帯無線機に関する。
従来、上筐体と下筐体とが互いにスライド自在に連結される携帯無線機が知られている。このようなスライド式の携帯無線機は、開いた状態において、上筐体の回路基板と下筐体の回路基板とが一部上下に重なり合う状態になる。また、スライド式の携帯無線機は、各回路基板と筐体のスライド動作をガイドする金属製のスライド部品とが各々近接して配置される。従って、従来のスライド式の携帯無線機では、上筐体の回路基板と下筐体の回路基板とがスライド部品を介して電磁結合する。この結果、従来のスライド式の携帯無線機は、下筐体の上端側にアンテナを配置した場合には給電部も下筐体に設けた回路基板の上端部に位置することより、上筐体の回路基板に流れる電流が、下筐体の回路基板において給電部に向かって流れるアンテナ電流と逆相になるので、アンテナ性能が劣化するという課題がある。このような課題は、上筐体の回路基板と下筐体の回路基板とが、開いた状態において上下に重なり合わない折り畳み式の携帯無線機では生じないので、スライド式の携帯無線機に特有のものである。
上記の課題を解決するために、下筐体の下端側にアンテナを配置して、上筐体の回路基板に流れる電流と同相のアンテナ電流が下筐体の回路基板に流れるようにする方法(例えば、特許文献1)、またはスライド機構部品を絶縁性の樹脂で形成する方法が考えられる。
特開2006−217572号公報
しかしながら、下筐体の下端側にアンテナを配置した場合には、一般に、下筐体の下端側は通話等の際に人間の手で把持される部分であるため、人間の手が誘電体となってアンテナ性能を劣化させるという問題がある。また、スライド機構部品を樹脂で形成すると、金属で形成した場合に比べて機械的な強度が低下し、故障の原因になるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、金属部材を用いたスライド機構を有する場合において、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明の携帯無線機は、第1の筐体と、前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記第1の回路基板の下方側と重なり合う第2の回路基板と、前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、を具備し、前記第1の回路基板は、前記第1の筐体のスライド方向と交わる方向に延設されるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する絶縁部を有する構成を採る。
また、本発明の携帯無線機は、第1の筐体と、前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、前記第1の筐体に設けられる板状の金属部と、前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記金属部の下方側と重なり合う回路基板と、前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、を具備し、前記金属部は、前記第1の筐体のスライド方向と交わる方向に延設されるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する絶縁部を有する構成を採る。
また、本発明の携帯無線機は、第1の筐体と、前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、前記第1の筐体に設けられる第2の回路基板と、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板とを接続する信号線と、前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記第2の回路基板と重なり合う第3の回路基板と、前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、を具備し、前記第1の回路基板と前記第2の回路基板と前記信号線とによりスリットを形成し、前記スリットは、長手方向が前記第1の筐体のスライド方向と交わる方向であるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する構成を採る。
また、本発明の携帯無線機は、第1の筐体と、前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、前記第1の筐体に設けられ、前記第1の回路基板と電気的に接続する第1の金属部と、前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記第1の金属部と重なり合う第2の回路基板と、前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、を具備し、前記第1の回路基板と前記第1の金属部とによりスリットを形成し、前記スリットは、長手方向が第1の筐体のスライド方向と交わる方向であるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する構成を採る。
また、本発明の携帯無線機は、第1の筐体と、前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、前記第1の筐体に設けられ、前記第1の回路基板と電気的に接続する第1の金属部と、前記第1の筐体に設けられ、前記第1の回路基板と前記第1の金属部とを電気的に接続する第2の金属部と、前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記第1の金属部と重なり合う第2の回路基板と、前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、を具備し、前記第1の回路基板と前記第1の金属部と前記第2の金属部とによりスリットを形成し、前記スリットは、長手方向が第1の筐体のスライド方向と交わる方向であるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する構成を採る。
本発明によれば、金属部材を用いたスライド機構を有する場合において、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線機100の開いた状態の側面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線機100の閉じた状態の側面図である。
携帯無線機100は、第1の筐体101と、第2の筐体102と、第1のスライド機構部103と、第2のスライド機構部104と、回路基板105と、表示部106と、アンテナ107と、回路基板108と、給電部109とから主に構成される。
第1の筐体101は、平面視矩形上であり、図1の開いた状態から図2の閉じた状態、または図2の閉じた状態から図1の開いた状態になるように、第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、第2の筐体102に対してスライド自在に取り付けられる。即ち、第1の筐体101は、第1の筐体101の長手方向(図1及び図2の上下方向)にスライド自在に第2の筐体102に取り付けられる。また、第1の筐体101は、図1の開いた状態において、曲げ起こした第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、起き上がった状態で第2の筐体102に保持される。また、第1の筐体101は、回路基板105及び表示部106を有する。
第2の筐体102は、平面視矩形上であり、図1の開いた状態から図2の閉じた状態、または図2の閉じた状態から図1の開いた状態になるように、第2のスライド機構部104と一緒にスライドすることにより、第1の筐体101に対してスライド自在に取り付けられる。また、第2の筐体102は、第2のスライド機構部104及び回路基板108を有する。また、第2の筐体102は、上端部(図1及び図2の上側の端部)にアンテナ107を有する。第2の筐体102は、開いた状態において、図1に示すように、第1の筐体101を起き上がった状態に保持し、閉じた状態において、図2に示すように、第1の筐体101と重なり合う。
第1のスライド機構部103は、金属板を曲げ起こして形成する。また、第1のスライド機構部103は、第2のスライド機構部104に設けた図示しないレールにガイドされて、図1及び図2の上下方向にスライドする。また、第1のスライド機構部103は、第1の筐体101に取り付けられ、第1の筐体101と一緒にスライドする。また、第1のスライド機構部103は、曲げ起こした形状に沿って第2のスライド機構部104にガイドされてスライド動作することにより、開いた状態において、第2の筐体102に対して起き上がった状態で第1の筐体101を保持する。
第2のスライド機構部104は、金属板により形成され、第2の筐体102に取り付けられて第2の筐体102と一緒にスライドする。また、第2のスライド機構部104は、第1のスライド機構部103のスライド動作をガイドする図示しないレールを有する。
回路基板105は、第1の筐体101に設けられ、LCD等の表示部106が取り付けられる。また、回路基板105は、第1の筐体101のスライド方向と垂直な方向に、一端部から延設されるとともに厚み方向(図1及び図2の左右方向)に貫通するスリット110を有する。スリット110は、第1の筐体101と第2の筐体102とが開いた状態において、アンテナ107及び給電部109よりも下側(図1の破線P1よりも下側)に位置する。ここで、スリット110は、回路基板105におけるスリット110よりも図1において下側に流れる電流を抑制するために設けられる。従って、必ずしもスリットである必要はなく、絶縁部を設ければ本実施の形態の効果を得ることができる。本実施の形態では、絶縁部の一例として、スリット110を設ける場合について説明する。なお、スリット110については後述する。
表示部106は、例えば液晶表示装置(LCD)であり、回路基板105に取り付けられる。また、表示部106は、携帯無線機100が受信した画像データの画像等を表示する。
アンテナ107は、回路基板108の上方に取り付けられることにより、第2の筐体102の上方に設けられる。これにより、第2の筐体102の下側を人間の手で把持される場合において、手によりアンテナ107のアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、アンテナ107は、給電部109から給電される。
回路基板108は、第2の筐体102に設けられ、アンテナ107及び給電部109が上端部に設けられる。また、回路基板108は、図1の開いた状態において、平面から見て上方側が回路基板105の下方側と重なり合う(図1の破線P1と破線P2との間の部分)。
給電部109は、回路基板108の上方に設けられ、アンテナ107に給電する。なお、給電部109は、回路基板108に設ける場合に限らず、アンテナ107の近傍の任意の位置に設けることができる。
次に、回路基板105に設けたスリット110ついて、図3を用いて説明する。図3は、第1の筐体101の平面図である。
回路基板105は、平面から見て第1の筐体101の略全面に設けられる。また、回路基板105は、回路基板105の一方の端部301から、第1の筐体101のスライド方向(図3の上下方向)と垂直な方向へ向けてスリット110が形成される。また、回路基板105は、スリット110を境に、上方(図3の上方)に表示部106が設けられ、下方(図3の下方)に操作キー部303が設けられる。また、回路基板105の狭小部304には、操作キー部303から入力した信号を、回路基板105上に実装される図示しないCPU等の信号処理部へ伝送するための図示しない回路パターンが形成される。
スリット110は、回路基板105に形成されるとともに回路基板105の厚み方向(図3の紙面に対して垂直方向)に貫通する貫通孔である。また、スリット110の端部301からの幅r1(図3参照)の長さは、例えば、回路基板105におけるスリット110の下側の周囲長が、携帯無線機100の使用周波数の半波長(λ/2)になるようにする。また、携帯無線機100の使用周波数が高いほど、回路基板105におけるスリット110の下側の周囲長を小さくする。ここで、回路基板105におけるスリット110の下側の周囲長とは、回路基板105のスリット110よりも下側のエリアr2において、スリット110と、回路基板105の端部301と、回路基板105の端部300と、回路基板105の端部302とに沿った長さ(図3のl1)である。
操作キー部303は、接点パターン303a〜303eを有する。また、操作キー部303は、第1の筐体101に設けた図示しない複数の操作キーが押圧された際に電気的に接続状態になる接点パターン303a〜303eを有する。
接点パターン303a〜303eは、第1の筐体101に設けた図示しない操作キーが押圧された際に、操作キーに設けた導電性の可動接点と電気的に接続する。また、接点パターン303a〜303eは、回路基板105上に設けられた図示しない信号処理部と接続する図示しない回路パターンと電気的に接続する。これより、例えば、1つの操作キーが押圧された際に、押圧された操作キーに設けた可動接点と複数の接点パターン303a〜303eとが接続し、複数の接点パターン303a〜303e同士が導通状態(ON)になり、ON信号が回路パターンを介して信号処理部に伝送される。一方、1つの操作キーの押圧が解除された際に、押圧を解除された操作キーに設けた可動接点と複数の接点パターン303a〜303eとの接続が解消し、複数の接点パターン303a〜303e同士が非導通状態(OFF)になり、OFF信号が回路パターンを介して信号処理部に伝送される。
因みに、操作キー部303の各接点パターン303a〜303eから出力される信号は、通常オンまたはオフの2種類の信号であるため、操作キー部303における回路構成は、多数の入出力端子を有するIC等における回路構成に比べて簡易である。
次に、上記の構成を有する携帯無線機100において、アンテナ107のアンテナ性能が劣化しない理由について説明する。
図1の開いた状態において、回路基板105と回路基板108とが上下に重なった部分(P1とP2の間の部分)では、第1のスライド機構部103及び第2のスライド機構部104を介して、回路基板105と回路基板108とが電気的に接続する点は従来と同様である。しかし、本実施の形態では、スリット110を設けたことにより、回路基板105のスリット110よりも下側のエリアr2を電気的に切り離し、回路基板105におけるスリット110よりも下側のエリアr2に流れる電流を抑制する。即ち、従来、エリアr2には、アンテナ107の給電部109に向けて回路基板108上を図1の上方に流れるアンテナ電流を打ち消す方向に電流が流れていたが、本実施の形態では、スリット110を設けてエリアr2に流れる電流を抑制する。これにより、本実施の形態では、アンテナ107のアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。
このように、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けた回路基板に、開いた状態において、給電部よりも下方に位置するスリットを設けたことにより、回路基板のスリットよりも下方の部分を電気的に切り離すことができるので、金属部材を用いたスライド機構を有する場合において、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、本実施の形態によれば、回路基板に設けたスリットの下側には簡易な回路構成を有する操作キー部を配置することにより、スリットを設けたことにより生じる回路基板の狭小部に回路パターンを配置することができる。また、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けられる回路基板において、スリットよりも下側のエリアに流れる電流を抑制するとともにスリットよりも下側のエリアに操作キー部を設けることにより、操作キー部を操作する手によるアンテナ電流への影響を低減することができる。
なお、本実施の形態において、回路基板の一端部からスリットを形成したが、本実施の形態はこれに限らず、回路基板の任意の位置から延設してスリットを形成しても良い。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係る回路基板401の平面図である。
図4に示す回路基板401は、図3に示す実施の形態1に係る回路基板105に対して、リアクタンス素子402を追加する。なお、図4において、図3と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施の形態における携帯無線機は、回路基板105の代わりに回路基板401を有する以外は上記の実施の形態1と同一構成であるので、詳しい説明を省略するとともに、図4の説明において、回路基板401以外については、図1の符号を用いて説明する。
回路基板401は、平面から見て第1の筐体101の略全面に設けられる。また、回路基板401は、回路基板105の一方の端部301から、第1の筐体101のスライド方向(図4の上下方向)と垂直な方向に向けてスリット110が形成される。また、回路基板401は、スリット110を境に、上方(図4の上方)に表示部106が設けられ、下方(図4の下方)に操作キー部303が設けられる。また、回路基板401の狭小部304には、操作キー部303から入力した信号を、回路基板105上に実装される図示しないCPU等の信号処理部へ伝送するための図示しない回路パターンが形成される。また、回路基板401は、スリット110を形成する対向する端部405と端部406とを接続するリアクタンス素子402が設けられる。
リアクタンス素子402は、回路基板401のスリット110を形成する対向する端部405と端部406とを電気的に接続してアンテナの電気長を調整する。具体的には、リアクタンス素子402は、端部405のグランド部と端部406のグランド部とを電気的に接続することにより、回路基板401におけるアンテナ107の電気長を調整する。
このように、本実施の形態によれば、上記の実施の形態1の効果に加えて、回路基板のスリットを形成する対向する端部間をリアクタンス素子により電気的に接続することにより、所望の周波数における最適なアンテナ特性を得ることができる。特に、携帯無線機がマルチバンド対応の場合に、リアクタンス素子により電気長を調整することにより、各バンドにおいて最適なアンテナ特性を得ることができる。
なお、本実施の形態において、回路基板の一端部からスリットを形成したが、本実施の形態はこれに限らず、回路基板の任意の位置から延設してスリットを形成しても良い。
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線機500の開いた状態の側面図である。
図5に示す携帯無線機500は、図1に示す実施の形態1に係る携帯無線機100に対して、ケーブル501を追加する。なお、図5において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
携帯無線機500は、第1の筐体101と、第2の筐体102と、第1のスライド機構部103と、第2のスライド機構部104と、回路基板105と、表示部106と、アンテナ107と、回路基板108と、給電部109と、ケーブル501とから主に構成される。
回路基板105は、第1の筐体101に設けられ、LCD等の表示部106が取り付けられる。また、回路基板105は、第1の筐体101のスライド方向(図5の上下方向)と垂直な方向に、一端部から延設されるとともに厚み方向に貫通するスリット110を有する。スリット110は、第1の筐体101と第2の筐体102とが開いた状態において、アンテナ107及び給電部109よりも下側(図5の破線P1よりも下側)に位置する。また、回路基板105のグランド部は、スリット110よりも上方において、ケーブル501により回路基板108のグランド部と電気的に接続される。なお、必ずしもスリットである必要はなく、絶縁部を設ければ本実施の形態の効果を得ることができる点は上記の実施の形態1と同様である。
回路基板108は、第2の筐体102に設けられ、アンテナ107及び給電部109が上端部に設けられる。また、回路基板108のグランド部は、ケーブル501により回路基板105のグランド部と電気的に接続される。
ケーブル501は、例えばフレキシブルケーブル(FPC)であり、回路基板108に設けた図示しない無線回路で受信処理した信号を、回路基板105に設けた表示部106等に伝送する。また、ケーブル501は、回路基板105のグランド部と回路基板108のグランド部とを電気的に接続する。この際、ケーブル501は、スリット110よりも上方において回路基板105のグランド部と接続する。
次に、携帯無線機500におけるアンテナ電流の流れについて説明する。
携帯無線機500において、回路基板108のグランド部には、給電部109に向かって、即ち図5の上方に向かってアンテナ電流e1が流れる。また、回路基板105のグランド部と回路基板108のグランド部とはケーブル501により電気的に接続されているので、回路基板105のグランド部には、図5の上方に向かってアンテナ電流e2が流れる。従って、回路基板105に流れるアンテナ電流e2は、回路基板108に流れるアンテナ電流e1と同じ向きに流れるので、回路基板108に流れるアンテナ電流e1の延長と見なすことができる。一方、回路基板105のグランド部において、スリット110を設けたことにより、図5の下方に向かって流れる電流は抑制される。これにより、アンテナ107と、回路基板105と、回路基板108と、給電部109とによりアンテナを構成することができる。
因みに、従来は、回路基板105には、回路基板108のアンテナ電流e1を打ち消す方向に電流が流れるので、回路基板105のグランド部と回路基板108のグランド部とをケーブル501により接続した場合、アンテナ電流e1を打ち消す方向に流れる電流を強めることになる。従って、従来は、回路基板105のグランド部をアンテナとして利用することは困難であった。これに対して、本実施の形態では、回路基板105において、スリット110を設けることにより、回路基板108に流れるアンテナ電流を打ち消す方向に流れる電流を抑制するので、回路基板105のグランド部をアンテナとして積極的に利用することができる。
このように、本実施の形態によれば、上記の実施の形態1の効果に加えて、開いた状態において第2の筐体よりも上方に位置する第1の筐体に設けた回路基板のグランド部をアンテナとして利用し、第1の筐体に設けた回路基板から電波を放射させることができる。これにより、第2の筐体を把持する手から電波を放射する回路基板までの距離を大きくすることができるので、良好なアンテナ性能を得ることができる。また、本実施の形態によれば、第2の筐体に設けられた回路基板から第1の筐体に設けられた回路基板へ信号を伝送するために用いるケーブルを、第1の筐体に設けられた回路基板上にアンテナ電流を流すためのケーブルとして利用することができる。これにより、第1の筐体に設けられた回路基板上にアンテナ電流を流すための専用のケーブルを新たに設ける必要がなく、製造コストを増大させずに良好なアンテナ性能を得ることができる。
なお、本実施の形態において、スリット110にリアクタンス素子を設けないようにしたが、本実施の形態はこれに限らず、図4に示すように、回路基板のスリット110を形成する端部間にリアクタンス素子を設けても良い。また、本実施の形態において、回路基板の一端部からスリットを形成したが、本実施の形態はこれに限らず、回路基板の任意の位置から延設してスリットを形成しても良い。
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線機600の開いた状態の側面図である。
図6に示す携帯無線機600は、図1に示す実施の形態1に係る携帯無線機100に対して、アンテナ107を除き、給電線601を追加する。なお、図6において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
携帯無線機600は、第1の筐体101と、第2の筐体102と、第1のスライド機構部103と、第2のスライド機構部104と、回路基板105と、表示部106と、回路基板108と、給電部109と、給電線601とから主に構成される。
給電部109は、回路基板108の上方に設けられる。また、給電部109は、給電線601を介して、回路基板105のグランド部に給電する。
給電線601は、給電部109と回路基板105とを電気的に接続し、回路基板105のグランド部に給電する。この際、給電線601は、スリット110よりも上方において回路基板105のグランド部に給電する。
回路基板105は、第1の筐体101に設けられ、LCD等の表示部106が取り付けられる。また、回路基板105は、第1の筐体101のスライド方向(図6の上下方向)と垂直な方向に、一端部から延設されるとともに厚み方向に貫通するスリット110を有する。スリット110は、第1の筐体101と第2の筐体102とが開いた状態において、給電部109よりも下側(図6の破線P1よりも下側)に位置する。また、回路基板105のグランド部は、スリット110よりも上方において、給電線601を介して、給電部109から給電される。なお、必ずしもスリットである必要はなく、絶縁部を設ければ本実施の形態の効果を得ることができる点は上記の実施の形態1と同様である。
次に、携帯無線機600におけるアンテナ電流の流れについて説明する。
携帯無線機600において、回路基板108のグランド部には、給電部109に向かって、即ち図6の上方に向かってアンテナ電流e3が流れる。また、回路基板105のグランド部には、給電線601を介して、給電部109から給電されることにより、回路基板105と給電線601との接続部から図6の上方に向かってアンテナ電流e4が流れる。即ち、回路基板105に流れるアンテナ電流e4は、回路基板108に流れるアンテナ電流e3と同じ向きに流れる。一方、回路基板105のグランド部において、スリット110を設けたことにより、図6の下方に向かって流れる電流は抑制される。これにより、回路基板105と、回路基板108と、給電部109とによりダイポールアンテナを構成することができる。
因みに、従来は、回路基板105には、回路基板108のアンテナ電流e3を打ち消す方向に電流が流れるので、回路基板105のグランド部に対して給電部109から給電した場合、アンテナ電流e3を打ち消す方向に流れる電流を強めることになる。従って、従来は、ダイポールアンテナを構成することはできなかった。これに対して、本実施の形態では、回路基板105において、回路基板108に流れるアンテナ電流を打ち消す方向に流れる電流を抑制するので、回路基板105のグランド部をアンテナとして積極的に利用することができ、ダイポールアンテナを構成することができる。
このように、本実施の形態によれば、上記の実施の形態1の効果に加えて、第1の筐体に設けた回路基板のグランド部に給電することにより、ダイポールアンテナを構成することができる。
なお、本実施の形態において、スリット110にリアクタンス素子を設けないようにしたが、本実施の形態はこれに限らず、図4に示すように、回路基板のスリット110を形成する端部間にリアクタンス素子を設けても良い。また、本実施の形態において、回路基板の一端部からスリットを形成したが、本実施の形態はこれに限らず、回路基板の任意の位置から延設してスリットを形成しても良い。
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5に係る第1の筐体750の平面図である。
図7に示す第1の筐体750は、図3に示す実施の形態1に係る第1の筐体101に対して、回路基板105の代わりに回路基板700を有する。また、図7に示す回路基板750は、図3に示す実施の形態1に係る回路基板105に対して、スリット110の代わりにスリット701及びスリット702を有し、狭小部304の代わりに狭小部703を有する。なお、図7において、図3と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施の形態に係る携帯無線機において、第1の筐体750以外は上記の実施の形態1と同一構成であるので、その説明を省略する。
第1の筐体750は、平面視矩形上であり、開いた状態から閉じた状態、または閉じた状態から開いた状態になるように、第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、第2の筐体102に対してスライド自在に取り付けられる。即ち、第1の筐体750は、第1の筐体750の長手方向にスライド自在に第2の筐体102に取り付けられる。また、第1の筐体750は、開いた状態において、曲げ起こした第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、起き上がった状態で第2の筐体102に保持される。また、第1の筐体750は、回路基板700及び表示部106を有する。
回路基板700は、第1の筐体750に設けられ、LCD等の表示部106が取り付けられる。また、回路基板700は、第1の筐体750のスライド方向と垂直な方向に、端部から延設されるとともに厚み方向に貫通するスリット701及びスリット702を有する。スリット701及びスリット702は、第1の筐体750と第2の筐体102とが開いた状態において、アンテナ107及び給電部109よりも下側に位置する。ここで、スリット701及びスリット702は、回路基板700において、スリット701及びスリット702よりも下側に流れる電流を抑制するために設けられる。従って、必ずしもスリットである必要はなく、絶縁部を設ければ本実施の形態の効果を得ることができる。本実施の形態では、絶縁部の一例として、スリット701及びスリット702を設ける場合について説明する。
具体的には、回路基板700は、平面から見て第1の筐体750の略全面に設けられる。また、回路基板700は、回路基板700の短手方向(図7の左右方向)における一方の端部301から、第1の筐体101のスライド方向(図7の上下方向)と垂直な方向へ向けてスリット701が形成される。また、回路基板700は、回路基板700の短手方向における端部301と反対側の端部302から、第1の筐体750のスライド方向と垂直な方向へ向けてスリット702が形成される。また、回路基板700は、スリット701とスリット702とを設けることにより狭小部703が形成される。また、回路基板700は、スリット701及びスリット702を境に、上方(図7の上方)に表示部106が設けられ、下方(図7の下方)に操作キー部303が設けられる。また、回路基板700の狭小部703には、操作キー部303から入力した信号を、回路基板700上に実装される図示しないCPU等の信号処理部へ伝送するための図示しない回路パターンが形成される。
スリット701は、回路基板700に形成されるとともに回路基板700の厚み方向(図7の紙面に対して垂直方向)に貫通する貫通孔である。また、スリット701の端部301からの幅r10とスリット702の端部302からの幅r11とを合計した長さは(図7参照)、携帯無線機の使用周波数に応じて変更可能である。
上記の構成を有する携帯無線機では、開いた状態において、回路基板700と回路基板108とが上下に重なった部分では、第1のスライド機構部103及び第2のスライド機構部104を介して、回路基板750と回路基板108とが電気的に接続する点は従来と同様である。しかし、本実施の形態では、スリット701及びスリット702を設けたことにより、回路基板700のスリット701及びスリット702よりも下側のエリアr2を電気的に切り離し、回路基板700におけるスリット701及びスリット702よりも下側のエリアr2に流れる電流を抑制する。即ち、従来、エリアr2には、アンテナ107の給電部109に向けて回路基板108上において上方に流れるアンテナ電流を打ち消す方向に電流が流れていたが、本実施の形態では、スリット701及びスリット702を設けてエリアr2に流れる電流を抑制する。これにより、本実施の形態では、アンテナ107のアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。
このように、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けた回路基板に、開いた状態において、給電部よりも下方に位置するスリットを設けたことにより、回路基板のスリットよりも下方の部分を電気的に切り離すことができるので、金属部材を用いたスライド機構を有する場合において、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、本実施の形態によれば、回路基板に設けたスリットの下側には簡易な回路構成を有する操作キー部を配置することにより、スリットを設けたことにより生じる回路基板の狭小部に回路パターンを配置することができる。また、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けられる回路基板において、スリットよりも下側のエリアに流れる電流を抑制するとともにスリットよりも下側のエリアに操作キー部を設けることにより、操作キー部を操作する手によるアンテナ電流への影響を低減することができる。
なお、本実施の形態において、スリット701またはスリット702にリアクタンス素子を設けても良い。図8は、本実施の形態の回路基板の他の例を示す第1の筐体750の平面図である。図8より、本実施の形態において、回路基板700のスリット701を形成する端部間を電気的に接続するリアクタンス素子801を設けても良い。また、図9は、本実施の形態の回路基板のさらに他の例を示す第1の筐体750の平面図である。図9より、本実施の形態において、回路基板700のスリット702を形成する端部間を電気的に接続するリアクタンス素子901を設けても良い。また、図10は、本実施の形態の回路基板のさらに他の例を示す第1の筐体750の平面図である。図10より、本実施の形態において、回路基板700のスリット701を形成する端部間を電気的に接続するリアクタンス素子1001、及び回路基板700のスリット702を形成する端部間を電気的に接続するリアクタンス素子1002を設けても良い。
また、本実施の形態において、スリットは、回路基板の端部から延設して形成したが、本実施の形態はこれに限らず、回路基板の任意の位置から延設して形成することができる。
(実施の形態6)
図11は、本発明の実施の形態6に係る第1の筐体1150の平面図である。
図11に示す第1の筐体1150は、図3に示す実施の形態1に係る第1の筐体101に対して、接続線1102を追加し、回路基板105の代わりに回路基板1100と回路基板1101とを有する。なお、図11において、図3と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施の形態に係る携帯無線機において、第1の筐体1150以外は上記の実施の形態1と同一構成であるので、その説明を省略する。
第1の筐体1150は、平面視矩形上であり、開いた状態から閉じた状態、または閉じた状態から開いた状態になるように、第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、第2の筐体102に対してスライド自在に取り付けられる。即ち、第1の筐体1150は、第1の筐体1150の長手方向にスライド自在に第2の筐体102に取り付けられる。また、第1の筐体1150は、開いた状態において、曲げ起こした第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、起き上がった状態で第2の筐体102に保持される。また、第1の筐体1150は、回路基板1100と回路基板1101と接続線1102と表示部106とを有する。
回路基板1100は、第1の筐体1150に設けられ、LCD等の表示部106が取り付けられる。また、回路基板1100は、接続線1102により回路基板1101と電気的に接続される。
回路基板1101は、第1の筐体1150に設けられ、開いた状態において、アンテナ107及び給電部109よりも下側に位置する。
接続線1102は、例えばフレキシブルケーブル(FPC)であり、回路基板1100の端部と回路基板1101の端部とを電気的に接続する。また、接続線1102は、操作キー部303から入力した信号を、回路基板1100上に実装される図示しないCPU等の信号処理部へ伝送する。
また、回路基板1100と回路基板1101と接続線1102とによりスリット110が形成される。
上記の構成を有する携帯無線機では、開いた状態において、回路基板1101と回路基板108とが、第1のスライド機構部103及び第2のスライド機構部104を介して、電気的に接続する。しかし、本実施の形態では、スリット110を設けたことにより、スリット110よりも下側の回路基板1101を電気的に切り離し、回路基板1101に流れる電流を抑制する。即ち、従来、エリアr2には、アンテナ107の給電部109に向けて回路基板108上において上方に流れるアンテナ電流を打ち消す方向に電流が流れていたが、本実施の形態では、スリット110を設けることにより、回路基板1101に流れる電流を抑制する。これにより、本実施の形態では、アンテナ107のアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。
このように、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けた回路基板に、開いた状態において、給電部よりも下方に位置するスリットを設けたことにより、回路基板のスリットよりも下方の部分を電気的に切り離すことができるので、金属部材を用いたスライド機構を有する場合において、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、本実施の形態によれば、回路基板に設けたスリットの下側には簡易な回路構成を有する操作キー部を配置することにより、スリットを設けたことにより生じる回路基板の狭小部に回路パターンを配置することができる。また、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けられる回路基板において、スリットよりも下側のエリアに流れる電流を抑制するとともにスリットよりも下側のエリアに操作キー部を設けることにより、操作キー部を操作する手によるアンテナ電流への影響を低減することができる。
なお、本実施の形態において、スリット110にリアクタンス素子を設けても良い。図12は、本実施の形態の回路基板の他の例を示す第1の筐体1150の平面図である。図12より、本実施の形態において、スリット110を形成する回路基板1100の端部と回路基板1101の端部とを電気的に接続するリアクタンス素子1201を設けても良い。
(実施の形態7)
図13は、本発明の実施の形態7に係る第1の筐体1350の平面図である。
図13に示す第1の筐体1350は、図3に示す実施の形態1に係る第1の筐体101に対して、金属部1301を追加し、回路基板105の代わりに回路基板1300を有する。なお、図13において、図3と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施の形態に係る携帯無線機において、第1の筐体1350以外は上記の実施の形態1と同一構成であるので、その説明を省略する。
第1の筐体1350は、平面視矩形上であり、開いた状態から閉じた状態、または閉じた状態から開いた状態になるように、第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、第2の筐体102に対してスライド自在に取り付けられる。即ち、第1の筐体1350は、第1の筐体1350の長手方向にスライド自在に第2の筐体102に取り付けられる。また、第1の筐体1350は、開いた状態において、曲げ起こした第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、起き上がった状態で第2の筐体102に保持される。また、第1の筐体1350は、回路基板1300と金属部1301と表示部106とを有する。
回路基板1300は、第1の筐体1350の上方に設けられ、LCD等の表示部106が取り付けられる。また、回路基板1300は、金属部1301と電気的に接続される。
金属部1301は、板状であり、第1の筐体1350の下方に設けられる。また、金属部1301は、突出片部1303が形成され、接続部1302において、突出片部1303と回路基板1300とが電気的に接続されることにより、回路基板1300と電気的に接続される。また、金属部1301は、アンテナ107のグランド部として機能する。
また、回路基板1300と金属部1301とによりスリット110が形成される。また、スリット110の回路基板1300の端部1310からの幅r1(図13参照)の長さは、例えば、金属部1301における周囲長が、携帯無線機の使用周波数の半波長(λ/2)になるようにする。また、携帯無線機の使用周波数が高いほど、金属部1301における周囲長を小さくする。ここで、金属部1301における周囲長とは、金属部1301において、スリット110と、金属部1301の端部1311と、金属部1301の端部1312と、金属部1301の端部1313とに沿った長さ(図13のl5)である。
上記の構成を有する携帯無線機では、開いた状態において、金属部1301と回路基板108とが、第1のスライド機構部103及び第2のスライド機構部104を介して、電気的に接続する。しかし、本実施の形態では、スリット110を設けたことにより、スリット110よりも下側の金属部1301を電気的に切り離し、金属部1301に流れる電流を抑制する。これにより、本実施の形態では、アンテナ107のアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。
このように、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けた回路基板に、開いた状態において、給電部よりも下方に位置するスリットを設けたことにより、回路基板のスリットよりも下方の部分を電気的に切り離すことができるので、金属部材を用いたスライド機構を有する場合において、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、本実施の形態によれば、回路基板に設けたスリットの下側には簡易な回路構成を有する操作キー部を配置することにより、スリットを設けたことにより生じる回路基板の狭小部に回路パターンを配置することができる。また、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けられる回路基板において、スリットよりも下側のエリアに流れる電流を抑制するとともにスリットよりも下側のエリアに操作キー部を設けることにより、操作キー部を操作する手によるアンテナ電流への影響を低減することができる。
なお、本実施の形態において、スリット110にリアクタンス素子を設けても良い。図14は、本実施の形態の第1の筐体の他の例を示す第1の筐体の平面図である。図14より、本実施の形態において、スリット110を形成する回路基板1300の端部と金属部1301の端部とを電気的に接続するリアクタンス素子1401を設けても良い。
(実施の形態8)
図15は、本発明の実施の形態8に係る第1の筐体1550の平面図である。
図15に示す第1の筐体1550は、図3に示す実施の形態1に係る第1の筐体101に対して、金属部1501及び金属部1502を追加し、回路基板105の代わりに回路基板1500を有する。なお、図15において、図3と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。また、本実施の形態に係る携帯無線機において、第1の筐体1550以外は上記の実施の形態1と同一構成であるので、その説明を省略する。
第1の筐体1550は、平面視矩形上であり、開いた状態から閉じた状態、または閉じた状態から開いた状態になるように、第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、第2の筐体102に対してスライド自在に取り付けられる。即ち、第1の筐体1550は、第1の筐体1550の長手方向にスライド自在に第2の筐体102に取り付けられる。また、第1の筐体1550は、開いた状態において、曲げ起こした第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、起き上がった状態で第2の筐体102に保持される。また、第1の筐体1550は、回路基板1500と金属部1501と金属部1502と表示部106とを有する。
回路基板1500は、第1の筐体1550の上方に設けられ、LCD等の表示部106が取り付けられる。また、回路基板1500は、接続部1503において、金属部1502と電気的に接続される。
金属部1501は、板状であり、第1の筐体1550の下方に設けられる。また、金属部1501は、接続部1504において、金属部1502と電気的に接続される。また、金属部1501は、アンテナ107のグランド部として機能する。
金属部1502は、板状であり、接続部1503において、回路基板1500と電気的に接続するとともに、接続部1504において、金属部1501と電気的に接続する。即ち、金属部1502は、回路基板1500と金属部1501とを電気的に接続する。
また、回路基板1500と金属部1501と金属部1502とによりスリット110が形成される。また、スリット110の回路基板1500の端部1510からの幅r1(図15参照)の長さは、例えば、金属部1501における周囲長が、携帯無線機の使用周波数の半波長(λ/2)になるようにする。また、携帯無線機の使用周波数が高いほど、金属部1501における周囲長を小さくする。ここで、金属部1501における周囲長とは、金属部1501において、スリット110と、金属部1501の端部1511と、金属部1501の端部1512と、金属部1501の端部1513とに沿った長さ(図15のl7)である。
上記の構成を有する携帯無線機では、開いた状態において、金属部1501と回路基板108とが、第1のスライド機構部103及び第2のスライド機構部104を介して、電気的に接続する。しかし、本実施の形態では、スリット110を設けたことにより、スリット110よりも下側の金属部1501を電気的に切り離し、金属部1501に流れる電流を抑制する。これにより、本実施の形態では、アンテナ107のアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。
このように、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けた回路基板に、開いた状態において、給電部よりも下方に位置するスリットを設けたことにより、回路基板のスリットよりも下方の部分を電気的に切り離すことができるので、金属部材を用いたスライド機構を有する場合において、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、本実施の形態によれば、回路基板に設けたスリットの下側には簡易な回路構成を有する操作キー部を配置することにより、スリットを設けたことにより生じる回路基板の狭小部に回路パターンを配置することができる。また、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けられる回路基板において、スリットよりも下側のエリアに流れる電流を抑制するとともにスリットよりも下側のエリアに操作キー部を設けることにより、操作キー部を操作する手によるアンテナ電流への影響を低減することができる。
なお、本実施の形態において、スリット110にリアクタンス素子を設けても良い。図16は、本実施の形態の第1の筐体の他の例を示す第1の筐体の平面図である。図16より、本実施の形態において、スリット110を形成する回路基板1500の端部と金属部1501の端部とを電気的に接続するリアクタンス素子1601を設けても良い。
(実施の形態9)
図17は、本発明の実施の形態9に係る携帯無線機1700の開いた状態の側面図である。
図17に示す携帯無線機1700は、図1に示す実施の形態1に係る携帯無線機100に対して、第1の筐体101の代わりに第1の筐体1750を有する。また、図17に示す携帯無線機1700の第1の筐体1750は、図1に示す実施の形態1に係る携帯無線機100の第1の筐体101に対して、金属部1702を追加し、回路基板105の代わりに回路基板1701を有する。なお、図17において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
携帯無線機1700は、第2の筐体102と、第1のスライド機構部103と、第2のスライド機構部104と、表示部106と、アンテナ107と、回路基板108と、給電部109と、回路基板1701と、金属部1702と、第1の筐体1750とから主に構成される。
第1の筐体1750は、平面視矩形上であり、図17の開いた状態から閉じた状態、または閉じた状態から図17の開いた状態になるように、第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、第2の筐体102に対してスライド自在に取り付けられる。即ち、第1の筐体1750は、第1の筐体1750の長手方向(図17の上下方向)にスライド自在に第2の筐体102に取り付けられる。また、第1の筐体1750は、図17の開いた状態において、曲げ起こした第1のスライド機構部103と一緒にスライドすることにより、起き上がった状態で第2の筐体102に保持される。また、第1の筐体1750は、表示部106と回路基板1701と金属部1702とを有する。
第2の筐体102は、平面視矩形上であり、図17の開いた状態から閉じた状態、または閉じた状態から図17の開いた状態になるように、第2のスライド機構部104と一緒にスライドすることにより、第1の筐体1750に対してスライド自在に取り付けられる。また、第2の筐体102は、第2のスライド機構部104及び回路基板108を有する。また、第2の筐体102は、上端部(図17の上側の端部)にアンテナ107を有する。第2の筐体102は、開いた状態において、図17に示すように、第1の筐体1750を起き上がった状態に保持し、閉じた状態において、第1の筐体1750と重なり合う。
第1のスライド機構部103は、金属板を曲げ起こして形成する。また、第1のスライド機構部103は、第2のスライド機構部104に設けた図示しないレールにガイドされて、図17の上下方向にスライドする。また、第1のスライド機構部103は、第1の筐体1750に取り付けられ、第1の筐体1750と一緒にスライドする。また、第1のスライド機構部103は、曲げ起こした形状に沿って第2のスライド機構部104にガイドされてスライド動作することにより、開いた状態において、第2の筐体102に対して起き上がった状態で第1の筐体1750を保持する。
回路基板1701は、第1の筐体1750に設けられ、LCD等の表示部106が取り付けられる。
表示部106は、例えば液晶表示装置(LCD)であり、回路基板1701に取り付けられる。また、表示部106は、携帯無線機1700が受信した画像データの画像等を表示する。
回路基板108は、第2の筐体102に設けられ、アンテナ107及び給電部109が上端部に設けられる。また、回路基板108は、図17の開いた状態において、平面から見て上方側が回路基板105及び金属部1702の下方側と重なり合う(図17の破線P11と破線P12との間の部分)。
金属部1702は、板状であり、第1の筐体1750の回路基板1701の背面側に設けられる。また、金属部1702は、第1の筐体1750のスライド方向と垂直な方向に、一端部から延設されるとともに厚み方向(図17の左右方向)に貫通するスリット1703を有する。スリット1703は、第1の筐体1750と第2の筐体102とが開いた状態において、アンテナ107及び給電部109よりも下側(図17の破線P11よりも下側)に位置する。また、金属部1702は、アンテナ107のグランド部として機能する。なお、スリット1703については後述する。
次に、金属部1702の詳細な構成について、図18を用いて説明する。図18は、金属部1702の平面図である。
金属部1702は、金属部1702の一方の端部1801から、第1の筐体1750のスライド方向(図18の上下方向)と垂直な方向へ向けてスリット1703が形成される。
スリット1703は、金属部1702に形成されるとともに金属部1702の厚み方向(図18の紙面に対して垂直方向)に貫通する貫通孔である。また、スリット1703の端部1801からの幅r21(図18参照)の長さは、例えば、金属部1702におけるスリット1703の下側の周囲長が、携帯無線機1700の使用周波数の半波長(λ/2)になるようにする。また、携帯無線機1700の使用周波数が高いほど、金属部1702におけるスリット1703の下側の周囲長を小さくする。ここで、金属部1702におけるスリット1703の下側の周囲長とは、金属部1702のスリット1703よりも下側のエリアr22において、スリット1703と、金属部1702の端部1801と、金属部1702の端部1802と、金属部1702の端部1803とに沿った長さ(図18のl10)である。
次に、上記の構成を有する携帯無線機1700において、アンテナ107のアンテナ性能が劣化しない理由について説明する。
図17の開いた状態において、金属部1702と回路基板108とが上下に重なった部分(P11とP12の間の部分)では、第1のスライド機構部103及び第2のスライド機構部104を介して、金属部1702と回路基板108とが電気的に接続する。しかし、本実施の形態では、スリット1703を設けたことにより、金属部1702のスリット1703よりも下側のエリアr22を電気的に切り離し、金属部1702におけるスリット1703よりも下側のエリアr22に流れる電流を抑制する。即ち、給電部109に向けて回路基板108上を図17の上方に流れるアンテナ電流を打ち消す方向に流れる電流を抑制する。これにより、本実施の形態では、アンテナ107のアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。
このように、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けた回路基板に、開いた状態において、給電部よりも下方に位置するスリットを設けたことにより、回路基板のスリットよりも下方の部分を電気的に切り離すことができるので、金属部材を用いたスライド機構を有する場合において、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。また、本実施の形態によれば、回路基板に設けたスリットの下側には簡易な回路構成を有する操作キー部を配置することにより、スリットを設けたことにより生じる回路基板の狭小部に回路パターンを配置することができる。また、本実施の形態によれば、第1の筐体に設けられる回路基板において、スリットよりも下側のエリアに流れる電流を抑制するとともにスリットよりも下側のエリアに操作キー部を設けることにより、操作キー部を操作する手によるアンテナ電流への影響を低減することができる。
なお、本実施の形態において、スリット110にリアクタンス素子を設けても良い。図19は、本実施の形態の金属部の他の例を示す金属部の平面図である。図19より、本実施の形態において、金属部1702のスリット1703を形成する端部間を電気的に接続するリアクタンス素子1901を設けても良い。また、本実施の形態において、1つの金属部1702にスリット1703を形成したが、本発明はこれに限らず、複数の金属部を接続してスリットを形成しても良い。図20は、本実施の形態の金属部のさらに他の例を示す金属部の平面図である。図20より、金属部2001と金属部2002と金属部2003とによりスリット2006を形成しても良い。即ち、金属部2001は、接続部2004において金属部2003と電気的に接続し、金属部2002は、接続部2005において金属部2003と電気的に接続する。
上記実施の形態1〜実施の形態5において、各実施の形態で説明したように、必ずしも回路基板にスリットを形成しなくても本発明の効果を得ることができる。図21は、上記実施の形態1〜実施の形態4における回路基板の他の例を示す第1の筐体101の平面図である。即ち、図21より、回路基板2100は、スリット110の代わりに、金属パターン2102が形成されていない絶縁部2101を設けても良い。この構成により、回路基板2100における絶縁部2101の下側の部分を電気的に切り離すことができるので、アンテナ性能の劣化を防ぐことができる。なお、上記実施の形態5においても同様であるので、その説明を省略する。
また、上記実施の形態1〜実施の形態9において、第1の筐体が第2の筐体に対して起き上がるようにスライドして閉じた状態から開いた状態になるようにしたが、本発明はこれに限らず、第1の筐体が第2の筐体に対して平行にスライドして閉じた状態から開いた状態になるようにしても良く、スライド構造は任意の方式を用いることができる。
また、上記実施の形態1〜実施の形態9において、第1の筐体のスライド方向と垂直な方向に延設してスリットを形成したが、本発明はこれに限らず、第1の筐体のスライド方向と交わる方向であれば、任意の方向に延設してスリットを形成することができる。
また、上記実施の形態1〜実施の形態9において、スリットの形状は、直線形状に限らず、携帯無線機の使用周波数に応じて任意の形状にすることができる。図22は、実施の形態1〜実施の形態4における回路基板105に設けられたスリットの他の例を示す第1の筐体101の平面図である。図22に示すように、スリット2201の下側に凹凸を設けることにより、使用周波数に応じて回路基板のスリットより下の周囲長を変化させることができる。また、スリットの奥行きの長さ(図3のr1の長さ)を調整するか、またはスリットの奥行きの長さとスリットの下側に設けた凹凸形状とを調整することにより、回路基板のスリットより下の周囲長を調整しても良い。一般に、使用周波数が低いほど回路基板のスリットより下の周囲長を長くする。なお、上記の実施の形態5〜実施の形態9においても同様であるので、その説明を省略する。
また、上記実施の形態1〜実施の形態6において、回路基板のスリットより下側には操作キー部を設けたが、本発明はこれに限らず、操作キー部以外の任意の部材を配置することができる。
本発明にかかる携帯無線機は、特に複数の筐体が互いにスライド自在に連結され、スライド動作に伴って開いた状態と閉じた状態になるのに好適である。
本発明の実施の形態1に係る携帯無線機の開いた状態における側面図 本発明の実施の形態1に係る携帯無線機の閉じた状態における側面図 本発明の実施の形態1に係る第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態2に係る回路基板の平面図 本発明の実施の形態3に係る携帯無線機の開いた状態における側面図 本発明の実施の形態4に係る携帯無線機の開いた状態における側面図 本発明の実施の形態5に係る第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態5に係る回路基板の他の例を示す第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態5に係る回路基板のさらに他の例を示す第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態5に係る回路基板のさらに他の例を示す第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態6に係る第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態6に係る第1の筐体の他の例を示す第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態7に係る第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態7に係る第1の筐体の他の例を示す第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態8に係る第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態8に係る第1の筐体の他の例を示す第1の筐体の平面図 本発明の実施の形態9に係る携帯無線機の開いた状態における側面図 本発明の実施の形態9に係る金属部の平面図 本発明の実施の形態9に係る金属部の他の例を示す金属部の平面図 本発明の実施の形態9に係る金属部のさらに他の例を示す金属部の平面図 回路基板の他の例を示す第1の筐体の平面図 回路基板に設けられたスリットの他の例を示す第1の筐体の平面図
100、500、600、1700 携帯無線機
101、750、1150、1350、1550、1750 第1の筐体
102 第2の筐体
103 第1のスライド機構部
104 第2のスライド機構部
105、108、700、1100、1300、1500、1701 回路基板
106 表示部
107 アンテナ
109 給電部
110、701、702、1703 スリット

Claims (16)

  1. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、
    前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、
    前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記第1の回路基板の下方側と重なり合う第2の回路基板と、
    前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、
    前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、
    を具備し、
    前記第1の回路基板は、前記第1の筐体のスライド方向と交わる方向に延設されるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する絶縁部を有する携帯無線機。
  2. 前記絶縁部は、前記第1の回路基板の厚み方向に貫通するスリットである請求項1記載の携帯無線機。
  3. 前記第1の回路基板の前記スリットを形成する対向する端部間を電気的に接続するリアクタンス素子をさらに具備する請求項2記載の携帯無線機。
  4. 前記第2の回路基板のグランド部は、前記絶縁部の上方において前記第1の回路基板のグランド部とケーブルを介して電気的に接続される請求項1記載の携帯無線機。
  5. 前記給電部は、前記第1の回路基板のグランド部の前記絶縁部よりも上方に給電する請求項1記載の携帯無線機。
  6. 前記第1の回路基板は、前記絶縁部よりも下側に操作キー部を有する請求項1記載の携帯無線機。
  7. 前記第1の回路基板は、前記絶縁部を複数有する請求項1記載の携帯無線機。
  8. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、
    前記第1の筐体に設けられる板状の金属部と、
    前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記金属部の下方側と重なり合う回路基板と、
    前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、
    前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、
    を具備し、
    前記金属部は、前記第1の筐体のスライド方向と交わる方向に延設されるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する絶縁部を有する携帯無線機。
  9. 前記絶縁部は、前記金属部の厚み方向に貫通するスリットである請求項8記載の携帯無線機。
  10. 前記金属部の前記スリットを形成する端部間を電気的に接続するリアクタンス素子をさらに具備する請求項9記載の携帯無線機。
  11. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、
    前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、
    前記第1の筐体に設けられる第2の回路基板と、
    前記第1の回路基板と前記第2の回路基板とを接続する信号線と、
    前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記第2の回路基板と重なり合う第3の回路基板と、
    前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、
    前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、
    を具備し、
    前記第1の回路基板と前記第2の回路基板と前記信号線とによりスリットを形成し、前記スリットは、長手方向が前記第1の筐体のスライド方向と交わる方向であるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する携帯無線機。
  12. 前記スリットを形成する前記第1の回路基板の端部と前記第2の回路基板の端部とを電気的に接続するリアクタンス素子をさらに具備する請求項11記載の携帯無線機。
  13. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、
    前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、
    前記第1の筐体に設けられ、前記第1の回路基板と電気的に接続する第1の金属部と、
    前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記第1の金属部と重なり合う第2の回路基板と、
    前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、
    前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、
    を具備し、
    前記第1の回路基板と前記第1の金属部とによりスリットを形成し、前記スリットは、長手方向が第1の筐体のスライド方向と交わる方向であるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する携帯無線機。
  14. 前記スリットを形成する前記第1の回路基板の端部と前記第1の金属部の端部とを電気的に接続するリアクタンス素子をさらに具備する請求項13記載の携帯無線機。
  15. 第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対してスライド自在に取り付けられる第2の筐体と、
    前記第1の筐体に設けられる第1の回路基板と、
    前記第1の筐体に設けられ、前記第1の回路基板と電気的に接続する第1の金属部と、
    前記第1の筐体に設けられ、前記第1の回路基板と前記第1の金属部とを電気的に接続する第2の金属部と、
    前記第2の筐体に設けられ、前記第1の筐体がスライドして開いた状態になった際に平面から見て前記第1の金属部と重なり合う第2の回路基板と、
    前記第2の筐体の上方側に設けられるアンテナと、
    前記アンテナの近傍において前記アンテナに給電する給電部と、
    を具備し、
    前記第1の回路基板と前記第1の金属部と前記第2の金属部とによりスリットを形成し、前記スリットは、長手方向が第1の筐体のスライド方向と交わる方向であるとともに前記開いた状態において前記給電部よりも下側に位置する携帯無線機。
  16. 前記スリットを形成する前記第1の回路基板の端部と前記第1の金属部の端部とを電気的に接続するリアクタンス素子をさらに具備する請求項15記載の携帯無線機。
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