JP2010160932A - 蓄電池の加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低温環境において、簡単な構成にして効率よく蓄電池を加熱し、蓄電池の電気性能を維持することの可能な蓄電池の加熱装置を提供する。
【解決手段】電極束を容器に内蔵してなるバッテリ(14)と、バッテリを載置するトレイ(10)と、トレイの近傍に電磁誘導コイル(30)を配設し、該電磁誘導コイルに電流を供給する交流電源(34)を有した電磁誘導加熱手段 (32)とを備え、容器及びトレイのうち少なくともいずれか一方が導電体である。
【選択図】図1
【解決手段】電極束を容器に内蔵してなるバッテリ(14)と、バッテリを載置するトレイ(10)と、トレイの近傍に電磁誘導コイル(30)を配設し、該電磁誘導コイルに電流を供給する交流電源(34)を有した電磁誘導加熱手段 (32)とを備え、容器及びトレイのうち少なくともいずれか一方が導電体である。
【選択図】図1
Description
本発明は、蓄電池の加熱装置に係り、詳しくは電気自動車に搭載された蓄電池を加熱するための装置に関するものである。
通常、車両には蓄電池が搭載されており、当該蓄電池は、充電した電力を車両の各機器に供給するように構成されている。
一方、車両に搭載された蓄電池にとって、高温環境では劣化を促進させ、低温環境では性能が下がる上に、いずれの環境においても車両の電力消費量が多くなるため、厳しい作動環境となる。
一方、車両に搭載された蓄電池にとって、高温環境では劣化を促進させ、低温環境では性能が下がる上に、いずれの環境においても車両の電力消費量が多くなるため、厳しい作動環境となる。
特に、低温環境においては、蓄電池の内部抵抗が増大することにより蓄電池の充放電性能が低下するため、本来の電気性能を発揮することができず、特に蓄電池を動力源とする電気自動車については問題となる。
そこで、蓄電池にシート状のヒーターを貼付して加熱することにより、蓄電池の充放電性能を維持することも考えられる。ところが、シート状のヒーターを使用する場合、蓄電池の両側面または底面に貼り付けることになり、ヒーター片側が熱源として機能しないため、効率が悪いという問題がある。さらに、蓄電池間の隙間にシート状のヒーターを挿入すると通気性が悪くなり、蓄電池の冷却ができないという問題もある。
そこで、蓄電池にシート状のヒーターを貼付して加熱することにより、蓄電池の充放電性能を維持することも考えられる。ところが、シート状のヒーターを使用する場合、蓄電池の両側面または底面に貼り付けることになり、ヒーター片側が熱源として機能しないため、効率が悪いという問題がある。さらに、蓄電池間の隙間にシート状のヒーターを挿入すると通気性が悪くなり、蓄電池の冷却ができないという問題もある。
このようなことから、従来、コイルに電流を流し、電流が作る磁界を用いて加熱する方法が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献に示された従来技術では、加熱対象物体が電流により発生させた磁界を往復移動させることにより加熱しているものの、蓄電池そのものを加熱するようなものではない。また、車両においては空間が限られているため、上記特許文献に示されるように車両に搭載された蓄電池を往復移動させることには問題がある。さらに、当該従来技術では、発生させた磁界を往復移動させるための駆動装置が備えられており、構成が複雑となるため、好ましいことではない。
本発明は、上述した課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、低温環境において、簡単な構成にして効率よく蓄電池を加熱し、蓄電池の電気性能を維持することの可能な蓄電池の加熱装置を提供することにある。
上記の目的を達成するべく、請求項1の蓄電池の加熱装置は、電極束を容器に内蔵してなるバッテリと、該バッテリを載置するトレイと、前記バッテリの近傍に電磁誘導コイルを配設し、該電磁誘導コイルに電流を供給する交流電源を有した電磁誘導加熱手段とを備え、前記容器及び前記トレイのうち少なくともいずれか一方が導電体であることを特徴とする。
請求項2の蓄電池の加熱装置では、請求項1において、前記トレイは該トレイの近傍にカバーをさらに備え、該カバーに前記電磁誘導コイルを配設したことを特徴とする。
請求項3の蓄電池の加熱装置では、請求項1または2において、前記バッテリは複数個ずつ束ねられて一つのバッテリモジュールを構成するとともに、該バッテリモジュールは前記トレイに複数個載置され、前記電磁誘導コイルは、前記バッテリモジュールに対応する位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
請求項3の蓄電池の加熱装置では、請求項1または2において、前記バッテリは複数個ずつ束ねられて一つのバッテリモジュールを構成するとともに、該バッテリモジュールは前記トレイに複数個載置され、前記電磁誘導コイルは、前記バッテリモジュールに対応する位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする。
請求項4の蓄電池の加熱装置では、請求項1乃至3のいずれかにおいて、前記バッテリは、該バッテリの温度を検出する温度検出手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の蓄電池の加熱装置によれば、バッテリの近傍に電磁誘導加熱手段の電磁誘導コイルを有しているとともに、バッテリの容器及びトレイのいずれか一方が導電体である。
従って、電磁誘導加熱手段により電磁誘導コイルに電流が通電されると導電体に磁界が発生し、渦電流が発生することにより導電体であるバッテリを格納する容器またはトレイが発熱するので、効率よくバッテリが温められ、低温環境においてもバッテリの充放電性能を維持することができる。
従って、電磁誘導加熱手段により電磁誘導コイルに電流が通電されると導電体に磁界が発生し、渦電流が発生することにより導電体であるバッテリを格納する容器またはトレイが発熱するので、効率よくバッテリが温められ、低温環境においてもバッテリの充放電性能を維持することができる。
請求項2の蓄電池の加熱装置によれば、バッテリが載置されるトレイの近傍にカバーが設けられており、カバーには電磁誘導コイルが配置されているので、トレイに対するバッテリの搭載性を阻害することなくバッテリが温められ、低温環境においてもバッテリの充放電性能を維持することができる。
また、電磁誘導コイルにより、車両に搭載された各機器から発生する電磁波を遮断することができる。
また、電磁誘導コイルにより、車両に搭載された各機器から発生する電磁波を遮断することができる。
請求項3の蓄電池の加熱装置によれば、電磁誘導コイルはバッテリモジュールに対応する位置にそれぞれ配設されているので、バッテリを効率よく温めることができる。
請求項4の蓄電池の加熱装置によれば、バッテリには温度検出手段が備えられており、検出された温度により交流電源の出力を調節するので、バッテリを許容温度範囲内で温めることができる。
請求項4の蓄電池の加熱装置によれば、バッテリには温度検出手段が備えられており、検出された温度により交流電源の出力を調節するので、バッテリを許容温度範囲内で温めることができる。
[第1実施例]
以下、本発明の第1実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る蓄電池の加熱装置の一つであるバッテリパックの概略構成図である。
バッテリパック1は電気自動車に搭載されており、当該電気自動車は外部からの充電経路を備え、バッテリパック1は当該充電経路から電気を蓄電する。
以下、本発明の第1実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る蓄電池の加熱装置の一つであるバッテリパックの概略構成図である。
バッテリパック1は電気自動車に搭載されており、当該電気自動車は外部からの充電経路を備え、バッテリパック1は当該充電経路から電気を蓄電する。
図1に示すように、バッテリパック1は樹脂トレイ10を備え、樹脂トレイ10にはバッテリモジュール12が複数配設されている。バッテリモジュール12は、金属ケース(導電体)に電極束を格納したバッテリ14を複数個束ねて構成されている。バッテリ14は温度を検出する温度センサ(温度検出手段)16を備えており、温度センサ16は、CPUやメモリ等(図示せず)からなる電子コントロールユニット(以下、ECUと略す)20の入力側に接続されている。
樹脂トレイ10の上側には、カバー18が締結部材によって樹脂トレイ10に締結されている。
樹脂トレイ10には、ヒーターユニット(電磁誘導加熱手段)32の電磁誘導コイル(以下、単にコイルという)30がそれぞれバッテリモジュール12の下側に配置されるよう適宜位置に複数埋設されている。
樹脂トレイ10には、ヒーターユニット(電磁誘導加熱手段)32の電磁誘導コイル(以下、単にコイルという)30がそれぞれバッテリモジュール12の下側に配置されるよう適宜位置に複数埋設されている。
詳しくは、図2にヒーターユニット32の概略構成図を示すように、ヒーターユニット32は複数のコイル30と交流電源34を備え、上述の如くコイル30はバッテリモジュール12の配置に合わせて適宜位置に配設されている。そして、交流電源34はECU20の出力側に接続されており、電流をコイル30へ供給可能にする。
以下、このように構成された本発明に係る蓄電池の加熱装置の作用について説明する。
以下、このように構成された本発明に係る蓄電池の加熱装置の作用について説明する。
交流電源34から電流をコイル30に通電すると磁界が発生することにより、バッテリモジュール12とされた各バッテリ14の金属ケースに渦電流が発生し、渦電流と当該金属ケースの電気抵抗により、当該金属ケースが発熱する。
そして、上記金属ケースが発熱することにより、当該金属ケースに内蔵されているバッテリ14の電極束が温められる。
そして、上記金属ケースが発熱することにより、当該金属ケースに内蔵されているバッテリ14の電極束が温められる。
このように、本実施例によれば、交流電源34からコイル30に電流を通電すると磁界が発生し、バッテリ14の金属ケースに発生する渦電流と当該金属ケースの電気抵抗により、当該金属ケースが発熱する。
これにより、バッテリ14の金属ケースが発熱体となり、金属ケースによりバッテリ14内の電極束が温められるので、低温環境においてもバッテリ14の充放電性能を維持することが可能である。
これにより、バッテリ14の金属ケースが発熱体となり、金属ケースによりバッテリ14内の電極束が温められるので、低温環境においてもバッテリ14の充放電性能を維持することが可能である。
そして、バッテリ14の金属ケースを発熱体として使用するので、周囲に影響を及ぼすことなく、例えばバッテリ14の電極端子等に影響を及ぼすことなく、充放電性能を維持することができる。
また、バッテリ14の金属ケースを電磁誘導加熱により加熱しているので、金属ケースを効率よく温めることができる。
また、バッテリ14の金属ケースを電磁誘導加熱により加熱しているので、金属ケースを効率よく温めることができる。
さらに、コイル30はバッテリモジュール12の下側の適宜位置に埋設されているので、バッテリモジュール12を効率よく温めることができる。
また、バッテリ14には温度センサ16が備えられており、温度センサ16で検出された温度によりECU20が交流電源34の出力を制御するので、バッテリ14の温度許容範囲内で温めることが可能である。
また、バッテリ14には温度センサ16が備えられており、温度センサ16で検出された温度によりECU20が交流電源34の出力を制御するので、バッテリ14の温度許容範囲内で温めることが可能である。
そして、バッテリ14の金属ケースが直接発熱するため、例えばバッテリ14の電極端子や、当該電極端子を結線しているバスバーには直接渦電流が発生しないので、バッテリ14には悪影響を与えずに効率よく温めることができる。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例について図面を参照しながら説明する。本実施例の蓄電池の加熱装置は、第1実施例に対して、コイル30を樹脂トレイ10の下側に配置し、ヒーターカバー40を設けるという点が相違しており、その他の部分は共通している。従って、共通箇所の説明は省略し、相違点について説明する。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例について図面を参照しながら説明する。本実施例の蓄電池の加熱装置は、第1実施例に対して、コイル30を樹脂トレイ10の下側に配置し、ヒーターカバー40を設けるという点が相違しており、その他の部分は共通している。従って、共通箇所の説明は省略し、相違点について説明する。
図3には、第2実施例に係るバッテリパックの分解斜視図が示されており、以下同分解斜視図に基づいて説明する。
図3に示すように、樹脂トレイ10の下側にはヒーターカバー40が設けられ、ヒーターカバー40の上部には、コイル30がバッテリモジュール12に対応する位置にそれぞれ配設される。
図3に示すように、樹脂トレイ10の下側にはヒーターカバー40が設けられ、ヒーターカバー40の上部には、コイル30がバッテリモジュール12に対応する位置にそれぞれ配設される。
このように、本実施例によれば、コイル30に交流電源34から電流を通電することにより、バッテリ14の金属ケースが発熱する。
これにより、上記第1実施例と同様の効果が得られる。
[第3実施例]
次に、本発明の第3実施例について図面を参照しながら説明する。本実施例の蓄電池の加熱装置は、第1実施例に対して、コイル30を樹脂トレイ10の上側に配置するという点が相違しており、その他の部分は共通している。従って、共通箇所の説明は省略し、相違点について説明する。
これにより、上記第1実施例と同様の効果が得られる。
[第3実施例]
次に、本発明の第3実施例について図面を参照しながら説明する。本実施例の蓄電池の加熱装置は、第1実施例に対して、コイル30を樹脂トレイ10の上側に配置するという点が相違しており、その他の部分は共通している。従って、共通箇所の説明は省略し、相違点について説明する。
図4には、第3実施例に係るバッテリパックの分解斜視図が示されており、以下同分解斜視図に基づいて説明する。
図4に示すように、樹脂トレイ10には複数のコイル30が配設され、各コイル30の上側にバッテリモジュール12が配置される。
このように、本実施例によれば、コイル30に交流電源34から電流を通電することにより、バッテリ14の金属ケースが発熱する。
図4に示すように、樹脂トレイ10には複数のコイル30が配設され、各コイル30の上側にバッテリモジュール12が配置される。
このように、本実施例によれば、コイル30に交流電源34から電流を通電することにより、バッテリ14の金属ケースが発熱する。
これにより、上記第1実施例と同様の効果が得られる。
[第4実施例]
次に、本発明の第4実施例について図面を参照しながら説明する。本実施例の蓄電池の加熱装置は、第2実施例に対して、コイル30をアンダーカバー42に配設するという点が相違しており、その他の部分は共通している。従って、共通箇所の説明は省略し、相違点について説明する。
[第4実施例]
次に、本発明の第4実施例について図面を参照しながら説明する。本実施例の蓄電池の加熱装置は、第2実施例に対して、コイル30をアンダーカバー42に配設するという点が相違しており、その他の部分は共通している。従って、共通箇所の説明は省略し、相違点について説明する。
図5には、第4実施例に係るバッテリパックの分解斜視図が示されており、以下同分解斜視図に基づいて説明する。
樹脂トレイ10の下側には、アンダーカバー42が設けられており、アンダーカバー42にはコイル30が配設されている。
このように、本実施例によれば、コイル30に交流電源34から電流を通電することにより、バッテリモジュール12とバッテリ14の金属ケースが発熱する。
樹脂トレイ10の下側には、アンダーカバー42が設けられており、アンダーカバー42にはコイル30が配設されている。
このように、本実施例によれば、コイル30に交流電源34から電流を通電することにより、バッテリモジュール12とバッテリ14の金属ケースが発熱する。
これにより、上記第2実施例と同様の効果が得られる。
また、この場合、アンダーカバー42にコイル30が設けられているので、車両に搭載された各機器から発生する電磁波を遮断することが可能である。
以上、第1実施例から第4実施例に基づき説明したように、本発明に係る蓄電池の加熱装置によれば、バッテリパック1において、ヒーターユニット32のコイル30に電流を通電することにより、バッテリ14の金属ケースに渦電流が発生し、バッテリ14の金属ケースが発熱する。
また、この場合、アンダーカバー42にコイル30が設けられているので、車両に搭載された各機器から発生する電磁波を遮断することが可能である。
以上、第1実施例から第4実施例に基づき説明したように、本発明に係る蓄電池の加熱装置によれば、バッテリパック1において、ヒーターユニット32のコイル30に電流を通電することにより、バッテリ14の金属ケースに渦電流が発生し、バッテリ14の金属ケースが発熱する。
従って、バッテリ14の金属ケースが発熱体となるので、低温環境においても効率よくバッテリ14が温められ、簡単な構成にしてバッテリ14の充放電性能を維持することができる。
なお、第2実施例から第4実施例ではヒーターユニット32の形状を分割された板状としているが、第1実施例のように1枚の板状としてもよい。
なお、第2実施例から第4実施例ではヒーターユニット32の形状を分割された板状としているが、第1実施例のように1枚の板状としてもよい。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施例ではバッテリ14のケースには金属ケースを用い、バッテリモジュール12を配置するトレイには樹脂トレイ10を用いているが、バッテリ14のケースを樹脂ケースとし、樹脂トレイ10を金属トレイに代えてもよい。
例えば、上記実施例ではバッテリ14のケースには金属ケースを用い、バッテリモジュール12を配置するトレイには樹脂トレイ10を用いているが、バッテリ14のケースを樹脂ケースとし、樹脂トレイ10を金属トレイに代えてもよい。
また、上記実施例では電気自動車に搭載されている蓄電池の加熱装置について説明しているが、これに限らず内燃機関を有する車両に搭載されている蓄電池にも本発明を適用可能である。
1 バッテリパック
10 樹脂トレイ
12 バッテリモジュール
14 バッテリ
16 温度センサ(温度検出手段)
20 ECU
32 ヒーターユニット(電磁誘導加熱手段)
34 交流電源
40 ヒーターカバー
42 アンダーカバー
10 樹脂トレイ
12 バッテリモジュール
14 バッテリ
16 温度センサ(温度検出手段)
20 ECU
32 ヒーターユニット(電磁誘導加熱手段)
34 交流電源
40 ヒーターカバー
42 アンダーカバー
Claims (4)
- 電極束を容器に内蔵してなるバッテリと、
該バッテリを載置するトレイと、
前記バッテリの近傍に電磁誘導コイルを配設し、該電磁誘導コイルに電流を供給する交流電源を有した電磁誘導加熱手段とを備え、
前記容器及び前記トレイのうち少なくともいずれか一方が導電体であることを特徴とする蓄電池の加熱装置。 - 前記トレイは該トレイの近傍にカバーをさらに備え、
該カバーに前記電磁誘導コイルを配設したことを特徴とする、請求項1に記載の蓄電池の加熱装置。 - 前記バッテリは複数個ずつ束ねられて一つのバッテリモジュールを構成するとともに、該バッテリモジュールは前記トレイに複数個載置され、
前記電磁誘導コイルは、前記バッテリモジュールに対応する位置にそれぞれ配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の蓄電池の加熱装置。 - 前記バッテリは、該バッテリの温度を検出する温度検出手段を備えたことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の蓄電池の加熱装置。
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