JP2010159775A - 摺動式等速自在継手 - Google Patents

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起佐雄 山崎
Masazumi Kobayashi
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Abstract

【課題】 過大な作動角をとった場合や内輪がスライドアウトした場合でも、ボールとトラック溝の開口端縁との干渉による応力を緩和でき、そのトラック溝の開口端縁にエッジ欠けが生じ難く、継手全体の耐久寿命を向上させる。
【解決手段】 内周面14に複数のトラック溝12が形成された外輪10と、その外輪10のトラック溝12と対をなして外周面24に複数のトラック溝22が形成された内輪20と、外輪10のトラック溝12と内輪20のトラック溝22との間に介在してトルクを伝達する複数のボール30と、外輪10の内周面14と内輪20の外周面24との間に介在してボール30を保持するケージ40とを備えた摺動式等速自在継手であって、外輪10のトラック溝12の開口端縁において、少なくともボール接触点対応部位に切欠アール部11aを設けると共に、内輪20のトラック溝22の開口端縁において、少なくともボール接触点対応部位に切欠アール部21aを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用されるもので、駆動側と従動側の二軸間で、角度変位および軸方向変位を許容する摺動式等速自在継手に関する。
4WD車やFR車などの自動車で使用されるドライブシャフトは、トランスミッションとディファレンシャル間の相対位置変化による軸方向変位と角度変位に対応できる構造とするために摺動式等速自在継手を具備する。この摺動式等速自在継手には、トルク伝達要素としてボールを用いたボールタイプのダブルオフセット型等速自在継手(DOJ)やクロスグルーブ型等速自在継手(LJ)がよく知られている。
例えば、ダブルオフセット型等速自在継手は、図7および図8に示すように外側継手部材としての外輪110と、内側継手部材としての内輪120と、外輪110および内輪120の間に組み込まれた複数のボール130と、外輪110と内輪120との間に介在してボール130を保持するケージ140とを主要な構成要素としている。
外輪110は、その軸線に平行な複数の直線状トラック溝112が円筒状内周面114に円周方向等間隔で形成された円筒形状を有する。また、内輪120は、外輪110のトラック溝112と対応させて軸線に平行な複数の直線状トラック溝122が球面状外周面124に形成されている。この外輪110のトラック溝112と内輪120のトラック溝122とが協働して形成するボールトラックに、トルクを伝達するボール130が配されている。各ボール130は、外輪110の内周面114と内輪120の外周面124との間に介装されたケージ140のポケット146に収容されている。
この種の等速自在継手では、図9に示すように外輪110のトラック溝112の開口側縁(トラック溝112と円筒状内周面114との境界部分)にチャンファ116を設けると共に、図10に示すように内輪120のトラック溝122の開口側縁(トラック溝122と球面状外周面124との境界部分)にチャンファ126を設けている。このように、トラック溝112,122の開口側縁にチャンファ116,126を設けることにより、それらトラック溝112,122の開口側縁での応力集中を回避するようにしている。
従来の等速自在継手では、前述した外輪110のトラック溝112の開口側縁および内輪120のトラック溝122の開口側縁に設けられたチャンファ116,126をR形状に仕上げたものがある(例えば、特許文献1〜3参照)。このようにチャンファ116,126をR形状に仕上げることによって、高負荷時(車両からの過大なトルク入力時)の応力集中を緩和し易くしている。また、R形状のチャンファ116,126により、高負荷時にボール130がトラック溝112,122に押し付けられてトラックエッジ(チャンファ116,126)に乗り上がった時に、エッジ欠けを防止して寿命の低下を防ぐようにしている。
一方、図9および図10に示すように外輪110のトラック溝112の開口端縁(トラック溝112と端面118との境界部分)および内輪120のトラック溝122の開口端縁(トラック溝122と両端面128との境界部分)は、通常、シャープなエッジ形状となっている。
実開平6−24237号公報 実公平7−25458号公報 特開2008−2625号公報
ところで、前述した等速自在継手では、高負荷(車両からの過大なトルク入力)を受けた時、ボール130がトラック溝112,122の開口側縁まで乗り上がる現象が生じ、そのトラック溝112,122の開口側縁に形成されたチャンファ116,126までボール130が達してしまうことがある。
そこで、従来の等速自在継手では、外輪110のトラック溝112の開口側縁および内輪120のトラック溝122の開口側縁に形成されたチャンファ116,126をR形状とすることで高負荷時の応力集中を緩和し、エッジ欠けを防止して寿命の低下を防ぐようにしている。
一方、予期せぬ高角作動時、特に等速自在継手の使用で想定される角度を何等かの理由で超えてしまった場合、ボール130は、内輪120のトラック溝122の開口端縁まで移動し、ボール130がトラック溝122の開口端縁と接することになる。また、車両のサスペンションが過剰にストロークした状態となった時に車両足回りのブッシュによる撓みなどの影響で内輪120が外輪110の開口部までスライドアウトした場合、ボール130は、外輪110のトラック溝112の開口端縁まで移動し、ボール130がトラック溝112,122の開口端縁と接することになる。
この状態で高トルクが負荷されると、ボール130がトラック溝112,122の開口端縁に食い込み、そのトラック溝112,122の開口端縁に欠けが生じてしまう。一度、過大な作動角をとってトラック溝112,122の開口端縁に欠けが生じると、その欠けた部分からダメージが進行し、継手全体の耐久寿命が低下してしまうことになる。
そこで、本発明は前述の問題点に鑑みて提案されたもので、その目的とするところは、過大な作動角をとった場合や内輪がスライドアウトした場合でも、ボールとトラック溝の開口端縁との干渉による応力を緩和でき、そのトラック溝の開口端縁にエッジ欠けが生じ難く、継手全体の耐久寿命を向上させ得る摺動式等速自在継手を提供することにある。
前述の目的を達成するための技術的手段として、本発明は、内周面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、その外側継手部材のトラック溝と対をなして外周面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の内周面と内側継手部材の外周面との間に介在してボールを保持するケージとを備えた摺動式等速自在継手であって、外側継手部材のトラック溝の開口端縁または内側継手部材のトラック溝の開口端縁のいずれか一方、あるいは外側継手部材のトラック溝の開口端縁および内側継手部材のトラック溝の開口端縁の両方において、少なくともボール接触点対応部位に切欠アール部を設けたことを特徴とする。
ここで、「少なくともボール接触点対応部位」とは、切欠アール部を設ける部位がボール接触点対応部位を最小限とすることを意味し、ボール接触点対応部位を含む部位であればよい。
本発明では、外側継手部材のトラック溝の開口端縁または内側継手部材のトラック溝の開口端縁のいずれか一方、あるいは外側継手部材のトラック溝の開口端縁および内側継手部材のトラック溝の開口端縁の両方において、少なくともボール接触点対応部位に切欠アール部を設けたことにより、過大な作動角をとった場合や内側継手部材がスライドアウトした場合、ボールが外側継手部材あるいは内側継手部材のトラック溝の開口端縁に位置したとしても、切欠アール部によって、ボールがトラック溝の開口端縁に食い込むことを防止できる。
本発明における切欠アール部は冷間鍛造仕上げにより形成されていることが望ましい。また、本発明における外側継手部材および内側継手部材のトラック溝は、切欠アール部との同時冷間鍛造仕上げにより形成されていることが望ましい。さらに、本発明における外側継手部材および内側継手部材の端面は、切欠アール部との同時冷間鍛造仕上げにより形成されていることが望ましい。なお、切欠アール部は切削加工により形成することも可能である。
このように切欠アール部、外側継手部材および内側継手部材のトラック溝および端面を冷間鍛造仕上げにより形成すれば、トラック溝の形成後に旋削や熱処理後の研削仕上げによる機械加工を行う必要がなく、トラック溝と切欠アール部および端面と切欠アール部の形成が同時冷間鍛造仕上げのみとなるので、切欠アール部形成の簡略化が実現でき、等速自在継手の低コスト化を図ることができる。
本発明におけるトラック溝の研削加工に対して取り代を設け、トラック溝の研削加工後の状態で冷間鍛造仕上げの切欠アール部が残存していることが望ましい。このようにすれば、トラック溝の研削加工の影響が及ぶことなく、切欠アール部を冷間鍛造仕上げにより形成した状態を維持することができる。
本発明によれば、外側継手部材のトラック溝の開口端縁または内側継手部材のトラック溝の開口端縁のいずれか一方、あるいは外側継手部材のトラック溝の開口端縁および内側継手部材のトラック溝の開口端縁の両方において、少なくともボール接触点対応部位に切欠アール部を設けたことにより、過大な作動角をとった場合や内側継手部材がスライドアウトした場合、ボールが外側継手部材あるいは内側継手部材のトラック溝の開口端縁に位置したとしても、切欠アール部によって、ボールがトラック溝の開口端縁に食い込むことを防止できる。その結果、ボールとトラック溝の開口端縁との干渉による応力を緩和でき、そのトラック溝の開口端縁にエッジ欠けが生じ難く、継手全体の耐久寿命を向上させることができる。
本発明の実施形態で、摺動式等速自在継手の全体構成を示し、図2のB−O−B線に沿う縦断面図である。 図1のA−A線に沿う横断面図である。 トラック溝とボールの接触状態を示す要部拡大断面図である。 外輪の開口部を示す部分拡大斜視図で、(a)は切欠アール部の一例を示し、(b)は切欠アール部の他例を示す。 内輪の端部を示す部分拡大斜視図で、(a)は切欠アール部の一例を示し、(b)は切欠アール部の他例を示す。 外輪の成形方法を説明するためのもので、(a)は完成品の要部拡大断面図、(b)は取り代分を有する状態の要部拡大断面図である。 従来の摺動式等速自在継手の全体構成を示し、図8のD−O−D線に沿う縦断面図である。 図7のC−C線に沿う横断面図である。 図7の外輪を示す部分斜視図である。 図7の内輪を示す斜視図である。
本発明に係る摺動式等速自在継手の実施形態を詳述する。以下の実施形態では、摺動式等速自在継手の一つとして、ダブルオフセット型等速自在継手(DOJ)を例示するが、他の摺動式等速自在継手であるクロスグルーブ型等速自在継手(LJ)にも適用可能である。図1はダブルオフセット型等速自在継手を示す縦断面図であり、図2は図1のダブルオフセット型等速自在継手の横断面図である。
図1および図2に示す実施形態の等速自在継手は、外側継手部材としての外輪10と、内側継手部材としての内輪20と、外輪10および内輪20の間に組み込まれた複数のボール30と、外輪10と内輪20との間に介在してボール30を保持するケージ40とを主要な構成要素としている。
外輪10は、その軸線に平行な複数の直線状トラック溝12が円筒状内周面14に円周方向等間隔で形成された円筒形状を有する。また、内輪20は、外輪10のトラック溝12と対応させて軸線に平行な複数の直線状トラック溝22が球面状外周面24に形成されている。これら外輪10のトラック溝12および内輪20のトラック溝22は、冷間鍛造仕上げにより形成されている。このようにトラック溝12,22を冷間鍛造仕上げにより形成すれば、旋削や熱処理後の研削仕上げを不要とすることから、等速自在継手の低コスト化を図ることができる。
この外輪10のトラック溝12と内輪20のトラック溝22とが協働して形成するボールトラックに、トルクを伝達するボール30が配されている。各ボール30は、外輪10の内周面14と内輪20の外周面24との間に介装したケージ40のポケット46に収容されている。なお、図示の実施形態では、複数個のボール30として6個を用いた場合を例示しているが、ボール30の個数は任意である。
また、外輪10のトラック溝12および内輪20のトラック溝22の横断面形状は、図3に示すようにボール30とアンギュラ接触するゴシックアーチ形状としている。このゴシックアーチ形状を有するトラック溝12,22では、ボール30とアンギュラ接触する二つのボール接触点P,Q(ボール接触角α)を持っている。このようなアンギュラ接触は、トラック溝12,22に対するボール30の接触状態を安定化させる点で好適である。
さらに、図4(a)(b)に示すように外輪10のトラック溝12の開口側縁(トラック溝12と円筒状内周面14との境界部分)にチャンファ16を設けると共に、図5(a)(b)に示すように内輪20のトラック溝22の開口側縁(トラック溝22と球面状外周面24との境界部分)にチャンファ26を設けている。このようなチャンファ16,26を設けることにより、トラック溝12,22の開口側縁でのボール接触による応力集中を回避することができる。
図示のチャンファ16,26は、直線的に形成した場合を例示しているが、トラック溝12と外輪10の内周面14、トラック溝22と内輪20の外周面24を滑らかに連続的に繋ぐR状に形成することも可能である。
このチャンファ16,26は、外輪10のトラック溝12および内輪20のトラック溝22との同時冷間鍛造仕上げにより形成すればよい。このようにすれば、旋削や熱処理後の研削仕上げが不要となることから、等速自在継手の低コスト化に寄与する。
図4(a)に示すように外輪10のトラック溝12の開口端縁(トラック溝12と端面18との境界部分)において、ボール接触点対応部位に切欠アール部11aを設けている。また、図5(a)に示すように内輪20のトラック溝22の開口端縁(トラック溝22と両端面28との境界部分)において、ボール接触点対応部位に切欠アール部21aを設けている。
なお、前述のボール接触点対応部位は、前述したようにトラック溝12,22とボール30とがアンギュラ接触することから、図中の一点鎖線で示すように二つのボール接触点P,Q(図中では接触点の軌跡を示す)がトラック溝12,22の開口端縁と交わる部位となる。
このように外輪10のトラック溝12の開口端縁および内輪20のトラック溝22の開口端縁に切欠アール部11a,21aを設けることにより、等速自在継手の高角作動時、特に使用時において想定されている角度を何等かの理由で超えた場合、ボール30が移動して内輪20のトラック溝22の開口端縁に位置したとしても、切欠アール部21aによって、ボール30がその開口端縁に食い込むことを防止できる。
また、車両のサスペンションが過剰にストロークした状態となった時に車両足回りのブッシュによる撓みなどの影響で内輪20が外輪10の開口部までスライドアウトした場合、ボール30が移動して外輪10のトラック溝12の開口端縁に位置したとしても、切欠アール部11aによって、ボール30がその開口端縁に食い込むことを防止できる。
なお、切欠アール部11a,21aは、冷間鍛造仕上げにより形成する以外に、冷間鍛造後に旋削や熱処理後の研削仕上げによる切削加工を行うことにより形成してもよい。
切欠アール部11a,21aを冷間鍛造仕上げにより形成する場合には、外輪10のトラック溝12と切欠アール部11a、および内輪20のトラック溝22と切欠アール部21aを同時冷間鍛造仕上げにより形成すればよい。また、外輪10の開口端面18と切欠アール部11a、および内輪20の両端面28と切欠アール部21aを同時冷間鍛造仕上げにより形成するようにしてもよい。
このように切欠アール部11aと外輪10のトラック溝12あるいは開口端面18、および切欠アール部21aと内輪20のトラック溝22あるいは両端面28を同時冷間鍛造仕上げにより形成することにより、トラック溝12,22の形成後に旋削や熱処理後の研削仕上げによる機械加工を行う必要がなく、切欠アール部11a,21aと他の部分の形成が同時冷間鍛造仕上げのみとなるので、切欠アール部形成の簡略化が実現でき、等速自在継手の低コスト化を図ることができる。
なお、前述の場合、切欠アール部11a,21aを外輪10のトラック溝12の開口端縁および内輪20のトラック溝22の開口端縁においてボール接触点対応部位のみに形成しているが、図4(b)および図5(b)に示すように、外輪10のトラック溝12の開口端縁全体および内輪20のトラック溝22の開口端縁全体に切欠アール部11a,21aを設けてもよい。
ところで、外輪10の切欠アール部11aや内輪20の切欠アール部21aは、前述したように他の部分と同時冷間鍛造により形成することが可能であるが、切欠アール部11a,21aを冷間鍛造仕上げにより形成した後に、トラック溝12,22を研削加工仕上げで形成する場合、その研削後に冷間鍛造で仕上げた切欠アール部11a,21aが確実に残るように、トラック溝12,22の研削部分に取り代を設定することが望ましい。
例えば、図6(a)に示す外輪10の場合、図6(b)に示すように取り代13をトラック溝12に設定し、トラック溝12の研削加工で取り代13を除去すれば、冷間鍛造にて仕上げた切欠アール部11aに、トラック溝12の研削加工の影響が及ばず、切欠アール部11aは冷間鍛造で仕上げた状態を維持することができる。なお、図示しないが、内輪20においても取り代をトラック溝22の研削工程で残すようにしてもよい。
なお、以上の実施形態では、トラック溝12,22とボール30とがアンギュラ接触する場合について説明したが、トラック溝12,22とボール30とがサーキュラ接触する場合には、一つのボール接触点がトラック溝12,22の全域で移動するため、外輪10のトラック溝12の開口端縁全体および内輪20のトラック溝22の開口端縁全体に切欠アール部11b,21bのように設けるようにすればよい。
本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
10 外側継手部材(外輪)
11a 切欠アール部
12 トラック溝
13 取り代
14 内周面
18 端面
20 内側継手部材(内輪)
21a 切欠アール部
22 トラック溝
24 外周面
28 端面
30 ボール
40 ケージ

Claims (10)

  1. 内周面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、その外側継手部材の前記トラック溝と対をなして外周面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と前記内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材の内周面と前記内側継手部材の外周面との間に介在して前記ボールを保持するケージとを備えた摺動式等速自在継手であって、
    前記外側継手部材のトラック溝の開口端縁において、少なくともボール接触点対応部位に切欠アール部を設けたことを特徴とする摺動式等速自在継手。
  2. 内周面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、その外側継手部材の前記トラック溝と対をなして外周面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と前記内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材の内周面と前記内側継手部材の外周面との間に介在して前記ボールを保持するケージとを備えた摺動式等速自在継手であって、
    前記内側継手部材のトラック溝の開口端縁において、少なくともボール接触点対応部位に切欠アール部を設けたことを特徴とする摺動式等速自在継手。
  3. 内周面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、その外側継手部材の前記トラック溝と対をなして外周面に複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、前記外側継手部材のトラック溝と前記内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、前記外側継手部材の内周面と前記内側継手部材の外周面との間に介在して前記ボールを保持するケージとを備えた摺動式等速自在継手であって、
    前記外側継手部材のトラック溝の開口端縁において、少なくともボール接触点対応部位に切欠アール部を設けると共に、前記内側継手部材のトラック溝の開口端縁において、少なくともボール接触点対応部位に切欠アール部を設けたことを特徴とする摺動式等速自在継手。
  4. 前記切欠アール部が冷間鍛造仕上げにより形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の摺動式等速自在継手。
  5. 前記トラック溝は、前記切欠アール部との同時冷間鍛造仕上げにより形成されている請求項4に記載の摺動式等速自在継手。
  6. 前記外側継手部材の端面は、前記切欠アール部との同時冷間鍛造仕上げにより形成されている請求項4又は5に記載の摺動式等速自在継手。
  7. 前記内側継手部材の端面は、前記切欠アール部との同時冷間鍛造仕上げにより形成されている請求項4又は5に記載の摺動式等速自在継手。
  8. 前記外側継手部材の端面と前記内側継手部材の端面は、前記切欠アール部との同時冷間鍛造仕上げにより形成されている請求項4又は5に記載の摺動式等速自在継手。
  9. 前記切欠アール部が切削加工により形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の摺動式等速自在継手。
  10. 前記トラック溝の研削加工に対して取り代を設け、トラック溝の研削加工後の状態で冷間鍛造仕上げの前記切欠アール部が残存している請求項4に記載の摺動式等速自在継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023026831A1 (ja) * 2021-08-26 2023-03-02 Ntn株式会社 摺動式等速自在継手

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