JP2010159684A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エミッション悪化を防ぎつつ、燃費の悪化を抑制することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の排気浄化装置は、エンジンと、触媒と、還流通路と、燃料添加弁と、ポンプと、NOx還元制御手段と、EGR制御手段と、を備える。触媒は、いわゆるNOx還元吸蔵触媒である。NOx還元制御手段は、エンジンの停止中に、ポンプと燃料添加弁とを制御することにより、触媒のNOx還元を行う。EGR制御手段は、エンジンの作動時に、通常のEGR率よりも小さいEGR率によりEGR制御を行うことで、燃焼の空燃比をリーン雰囲気に調整する。また、EGR制御手段は、触媒のNOx吸蔵量が飽和量に達した場合には、通常のEGR率に戻してEGR制御を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、排気浄化を行う内燃機関の排気浄化装置に関する。
この種の装置として、従来から、排気通路上にNOx吸蔵還元触媒(NSR:NOx Storage Reduction)を設けた内燃機関の排気浄化装置が提案されている。例えば、特許文献1には、排気通路上に設けられたNOx吸蔵還元触媒と、NOx吸蔵還元触媒の上流側に設けられた燃料添加弁と、を備え、燃料添加弁からの燃料噴射によって排気空燃比を一時的にリッチにしてNOx吸蔵還元触媒のNOx吸蔵能力を回復させる内燃機関の排気浄化装置が記載されている。また、特許文献1には、燃料添加弁からの燃料噴射に併せて、EGR増量制御を実行して燃焼空燃比をリッチ側の比率に変更する技術が開示されている。その他、本発明に関連する技術が特許文献2に記載されている。
特開2007−040241号公報 特開2004−346838号公報
一方、上述した方法により、NOx吸蔵能力を回復させる場合、排気空燃比や燃焼空燃比のリッチ側への制御に起因して燃料消費量が増え、燃費が悪化するという問題がある。特許文献1及び特許文献2には、上記の問題は何ら検討されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、エミッション悪化を防ぎつつ、燃費の悪化を抑制することが可能な内燃機関の排気浄化装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、ハイブリッド車両に搭載される内燃機関の排気浄化装置であって、エンジンと、排気通路上に設けられNOxを吸蔵還元する触媒と、前記触媒の下流の前記排気通路と、前記触媒の上流の前記排気通路とを連通する還流通路と、前記還流通路上に燃料を添加する燃料添加弁と、前記触媒の上流かつ前記還流通路との合流部分の前記排気通路に設けられ、新気と前記還流通路上のガスとを前記触媒へ供給するポンプと、前記エンジンの停止中に、前記ポンプと前記燃料添加弁とを制御することにより、前記触媒のNOx還元を行うNOx還元制御手段と、前記エンジンの作動時に、通常のEGR率よりも小さいEGR率によりEGR制御を行うことで空燃比をリーンにし、前記触媒のNOx吸蔵量が所定量に達した場合には、EGR率を通常のEGR率に戻してEGR制御を行うEGR制御手段と、を備える。
上記の内燃機関の排気浄化装置は、ディーゼルハイブリッド車両に好適に適用される。内燃機関の排気浄化装置は、エンジンと、触媒と、還流通路と、燃料添加弁と、ポンプと、NOx還元制御手段と、EGR制御手段と、を備える。触媒は、いわゆるNOx還元吸蔵触媒である。NOx還元制御手段は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、エンジンの停止中、即ち、EV走行中に、ポンプと燃料添加弁とを制御することにより、触媒のNOx還元を行う。EGR制御手段は、例えばECUであり、エンジンの作動時に、通常のEGR率よりも小さいEGR率によりEGR制御を行うことで、燃焼の空燃比をリーンに調整する。これにより、NOxの排出量が一時的に増加する。また、EGR制御手段は、触媒のNOx吸蔵量が所定量に達した場合には、通常のEGR率に戻してEGR制御を行うことでNOxの排出を抑制する。所定量は、例えば実験等に基づき適切な値に設定される。
このように、内燃機関の排気浄化装置は、エンジン作動時は、EGR率を下げてリーン雰囲気にする期間を設けると共に、リッチスパイク制御を実行しない。これにより、内燃機関の排気浄化装置は、燃焼を改善させると共に、リッチスパイク制御等に起因した燃料添加量の増加及びスモークの排出を抑制することができる。また、内燃機関の排気浄化装置は、NOx吸蔵量が所定量に達した場合にEGR率を戻すと共に、エンジン停止中は触媒のNOx還元を行う。これにより、内燃機関の排気浄化装置は、適切にNOxを処理することができ、エミッション悪化を抑制する。
上記の内燃機関の排気浄化装置の一態様では、前記所定量は、前記触媒のNOx吸蔵量の飽和量に設定される。このようにすることで、内燃機関の排気浄化装置は、燃費を最大限に向上させることができる。
上記の内燃機関の排気浄化装置の他の一態様では、前記EGR制御手段は、前記エンジンの停止中に前記NOx還元制御手段によるNOx還元が完了した場合のみ、次の前記エンジンの作動時に、通常のEGR率よりも小さいEGR率によりEGR制御を行う。このようにすることで、内燃機関の排気浄化装置は、確実にNOxを処理すると共に、燃費悪化を抑制することができる。
上記の内燃機関の排気浄化装置の他の一態様では、前記エンジンの停止中であって、かつ、前記触媒のNOx還元が完了した場合、前記ポンプを駆動させることにより前記触媒の床温を下げる触媒床温制御手段をさらに備える。一般に、吸蔵段階に適した触媒床温は、還元段階に適した触媒床温よりも低い。従って、内燃機関の排気浄化装置は、触媒のNOx還元が完了した場合、触媒床温を下げることで、次のエンジン始動時でのNOx吸蔵機能を向上させる。このようにすることで、内燃機関の排気浄化装置は、触媒床温が高温であることに起因した、吸蔵したNOxの脱離放出を抑制することができる。
上記の内燃機関の排気浄化装置の他の一態様では、前記還流通路の下流の前記排気通路上に設けられた排気ブレーキ弁をさらに備え、前記NOx還元制御手段は、前記エンジン停止中に、前記排気ブレーキ弁を閉じる。このようにすることで、内燃機関の排気浄化装置は、エンジンが停止したNOx還元時及び触媒の冷却時に、還流通路と、触媒を含む排気通路の一部とでループを形成することができる。従って、内燃機関の排気浄化装置は、NOx還元及び触媒の冷却を促進させることができる。
内燃機関の排気浄化装置が搭載される車両の構成の一例を示す図である。 第1実施形態の内燃機関の排気浄化装置の概略構成を示す図の一例である。 第1実施形態の制御の概要を示すグラフである。 NOx排出量と燃費との関係を示すグラフである。 第1実施形態の処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の制御の概要を示すグラフである。 第2実施形態の処理手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[車両の構成]
まず、本発明の各実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置を適用したハイブリッド車両について説明する。
図1は、車両100の概略構成を示す図である。車両100は、主に、エンジン1と、車軸2と、車輪3と、モータ(モータジェネレータ)MG1、MG2と、プラネタリギヤ4と、インバータ5と、バッテリ6と、ECU50と、を備える。車両100は、ディーゼルハイブリッド車両に好適に適用される。
車軸2は、エンジン1及びモータMG2の動力を車輪3に伝達する動力伝達系の一部である。車輪3は、ハイブリッド車両100の車輪であり、説明の簡略化のため、図1では特に左右前輪のみが表示されている。
モータMG1は、主としてバッテリ6を充電するための発電機、或いはモータMG2に電力を供給するための発電機として機能するように構成されている。また、モータMG2は、主としてエンジン1の出力をアシスト(補助)する電動機として機能するように構成され、車軸2に動力を伝達することができるように構成されている。モータMG2の回転数は、ECU50によって制御される。
これらのモータMG1及びモータMG2は、例えば同期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える。
プラネタリギヤ(遊星歯車機構)4は、エンジン1の出力をモータMG1及び車軸2へ分配することが可能に構成され、動力分割機構として機能する。
インバータ5は、バッテリ6と、モータMG1及びモータMG2との間の電力の入出力を制御する直流交流変換機である。例えば、インバータ5は、バッテリ6から取り出した直流電力を交流電力に変換して、或いはモータMG1によって発電された交流電力をそれぞれモータMG2に供給すると共に、モータMG1によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ6に供給することが可能に構成されている。
バッテリ6は、モータMG1及びモータMG2を駆動するための電源として機能することが可能に構成された充電可能な蓄電池である。
ECU50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、ハイブリッド車両100内の各構成要素に対して種々の制御を行う。また、後述するように、ECU50は、各触媒の再生を活性化させる制御を行う。このように、ECU50は、本発明におけるNOx還元制御手段、EGR制御手段、及び触媒床温制御手段として機能する。
なお、上述の車両の構成は一例であり、本発明が適用可能な構成はこれに限定されない。例えば、車両100は、上述の構成に加えて、外部電源からの電力をバッテリ6に充電可能な外部充電装置を備えてもよい。さらに、車両100は、上述の構成に代えて、モータMG1とモータMG2とが一体のモータにより構成されてもよい。
以下の第1実施形態及び第2実施形態では、車両100に搭載された本発明に係る内燃機関の排気浄化装置の具体的形態について説明する。
[第1実施形態]
次に、第1実施形態における内燃機関の排気浄化装置について説明する。以下では、まず、内燃機関の排気浄化装置の概略構成について述べた後、ECU50が実行する制御について説明する。
(概略構成)
図1は、第1実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置75の概略構成図の一例を示す。内燃機関の排気浄化装置75は、車両100に搭載される。
図1に示すように、内燃機関の排気浄化装置75は、エンジン1と、インタークーラ11と、ターボ過給機12と、エアフローメータ13と、ポンプ14と、触媒17と、吸気通路21と、排気通路22と、還流通路24と、切替弁34と、第1の燃料添加弁42と、第2の燃料添加弁44と、空燃比センサ54と、排気ブレーキ弁64と、を有する。
エンジン1は、4つの気筒19を有し、吸気通路21より吸気ガスが供給されると共に、燃料噴射弁41によって燃料が噴射される。供給された吸気ガスと燃料との混合気は、エンジン1の燃焼室内において燃焼される。エンジン1内の燃焼によって発生した排気ガスは、排気通路22に排出される。エンジン1の好適な例として、ディーゼルエンジンが挙げられる。
吸気通路21には、スロットル弁31と、インタークーラ11と、ターボ過給機12と、エアフローメータ13と、がそれぞれ設けられている。スロットル弁31は、ECU50の制御信号に基づいてその開度が制御される。インタークーラ11は、吸気通路21を通過する吸気を冷却する。
ターボ過給機12は、吸気通路21上に設置されるコンプレッサ12aと排気通路22に設置されるタービン12bとを備え、吸気を加圧する。ターボ過給機12は、例えば、タービン12b側のガス流量(流速)を可変にするVNT(Variable Nozzle Turbine)ターボである。エアフローメータ13は、エンジン1への空気吸入量を測定する。
EGR通路23は、タービン12bより上流の排気通路22と、コンプレッサ12aより下流の吸気通路21とを連通している。EGR通路23上には、EGR弁33が設けられる。EGR弁33は、ECU50の制御信号S33に基づき、EGR通路23を介して吸気通路21に導かれるEGRガスの流量を調節する。
第1の燃料添加弁42は、タービン12b上流の排気通路22上に燃料を添加する。第1の燃料添加弁42は、ECU50の制御信号S42に基づき、燃料添加量が調整される。
タービン12b下流の排気通路22上には、ポンプ14と、触媒17と、空燃比センサ54とがそれぞれ設置されている。
ポンプ14は、タービン12bの排気通路22上であって、後述する還流通路24と排気通路22との合流部分に設置される。ポンプ14は、ECU50の制御信号S14に基づきエンジン1の停止中に駆動し、吸気通路21及び上流の排気通路22を介して供給される新気と還流通路24中のガスとを触媒17へ供給する。
触媒17は、排気ガス中のNOxを吸蔵すると共に、吸蔵しているNOxを還元する機能を有する触媒である。
空燃比センサ54は、触媒17を通過した排気ガスの空燃比を検出するセンサである。空燃比センサ54は、空燃比の検出信号S54をECU50へ供給する。
触媒17の下流側の排気通路22と、タービン12bの下流かつ触媒17の上流側の排気通路22とは、還流通路24により連通されている。還流通路24は、触媒17下流を通過するガスを触媒17上流へ還流させるための通路である。還流通路24上には、第2の燃料添加弁44と、切替弁34と、が設置されている。
第2の燃料添加弁44は、ECU50の制御信号S44に基づき、還流通路24上に燃料を添加する。切替弁34は、ECU50の制御信号S34に基づき、還流通路24の開閉を行う弁である。
さらに、還流通路24の下流には、排気ブレーキ弁64が設置されている。排気ブレーキ弁64は、ECU50の制御信号S64に基づき、触媒17下流の排気通路22の開閉を行う弁である。
(制御方法)
次に、第1実施形態におけるECU50の制御について説明する。ECU50は、エンジン1が停止するEV走行時には触媒17のNOx還元を実行し、次のエンジン走行では、EGR率を下げてリーン雰囲気にすることで、NOxを触媒17に吸蔵させ、NOx吸蔵量が飽和量に達したらEGR率を通常に戻す。これにより、ECU50は、燃費悪化を低減する。ここで、「EV走行」とは、エンジン1を停止しモータMG1、MG2を駆動力とした走行を指し、「エンジン走行」とは、エンジン1を作動させた走行を指す。
これについて図3を用いて具体的に説明する。図3は、第1実施形態の制御の概要を示すグラフである。具体的には、図3(a)は、時間経過に伴う推定NOx吸蔵量の推移を示し、図3(b)は、時間経過に伴う車両100の車速と、エンジン1の出力(エンジン出力)と、の推移をそれぞれ示す。ここで、「推定NOx吸蔵量」とは、ECU50が各種センサに基づき推定した触媒17のNOx吸蔵量を指す。例えば、ECU50は、リッチスパイク制御などで使用されるNOx吸蔵量の推定方法などを用いて推定NOx吸蔵量を算出する。また、図3(a)の「Lmax」は、触媒17がNOxを吸蔵可能な上限値、即ち飽和量を指す。そして、図3(b)では、グラフ71は、車速を示し、グラフ72は、エンジン1のエンジン出力を示す。
まず、所定時刻t0から所定時刻t1までの期間Aでは、ECU50は、EV走行を開始する。このとき、図3(a)に示すように、エンジン1は停止しているため、推定NOx吸蔵量は増加しない。
次に、時刻t1から所定時刻t2までの期間Bでは、ECU50は、車速の上昇に伴い、エンジン1を所定のエンジン出力にて作動させる。このとき、ECU50は、EGR率を通常よりも下げる。即ち、ECU50は、エンジン1からのNOx排出量抑制等を考慮して設定される通常のEGR率(以後、「通常EGR率Ra」と呼ぶ。)よりも小さいEGR率(以後、「低EGR率Rb」と呼ぶ。)に設定する。低EGR率Rbは、例えば、触媒17のNOx吸蔵率よりもNOx排出量が多くならず、かつ、点火時期をMBTにした場合と比べて燃費悪化が微小な値に設定される。具体的には、低EGR率Rbは、例えば、実験等に基づき適切な値に設定される。これにより、エンジン1での空燃比がリーン雰囲気になり、燃費が改善する。
また、ECU50は、期間Bでは、NOx還元を実行するための強制的なリッチ化、即ちリッチスパイク制御は実行しない。即ち、第1の燃料添加弁42からの燃料添加による空燃比のリッチ側への制御を行わない。従って、ECU50は、期間Bでは、リッチスパイク制御を行った場合と比較して、燃焼状態の改善及び燃料添加量の低減に起因して燃費を向上させることができる。一方、エンジン1から排出されるNOx量は多くなるため、図3(a)に示すように、推定NOx吸蔵量は増量する。
そして、時刻t2から所定時刻t3までの期間Cでは、ECU50は、車速の減速に伴い、エンジン1を停止させるとともに、EV走行を再開する。このとき、ECU50は、触媒17のNOx還元を促進させる制御を実行する。この具体的な制御については別途後述する。そして、ECU50は、期間Cに、触媒17が吸蔵したNOxを完全に還元させる。
次に、時刻t3から所定時刻t4までの期間Dでは、車速の増速に伴い、エンジン1を所定の出力にて始動させる。このとき、ECU50は、期間Bと同様、EGR率を通常EGR率Raよりも小さい低EGR率Rbに下げることで、燃費を向上させる。一方、EGR率を下げることに起因して、推定NOx吸蔵量は増量する。そして、時刻t4では、推定NOx吸蔵量は、飽和量Lmaxに達する。
そして、時刻t4からEV走行を再開する時刻t5までの期間Eでは、ECU50は、これ以上の触媒17によるNOx吸蔵はできないと判断し、通常EGR率RaでEGR制御を行う。これにより、ECU50は、EV走行を開始するまでの間、エンジン1からのNOx排出を抑制する。なお、この場合、ECU50は、リッチスパイク制御は実行しない。これにより、ECU50は、燃費悪化を抑制する。
次に、時刻t5以降の期間Fでは、ECU50は、EV走行を開始すると共に、NOx還元制御を行う。これにより、ECU50は、EV走行時でNOx還元を促進させ、期間Dで吸蔵したNOxを完全に還元させる。
以上のように、ECU50は、EV走行時には触媒17のNOx還元を実行し、次のエンジン走行では、NOx吸蔵量が飽和量Lmaxに達するまで低EGR率RbにてEGR制御を行う。これにより、ECU50は、燃費を向上させることができる。
次に、EV走行時にNOxを還元させる制御の具体例を示す。ECU50は、EV走行を開始した場合、切替弁34を開弁すると共に、排気ブレーキ弁64を閉弁して排気通路22を塞ぐ。これにより、還流通路24と、触媒17を含む一部の排気通路22とでループが形成される。以後、このループを「還流ループ」と呼ぶ。そして、ECU50は、ポンプ14を駆動させる。これにより、ポンプ14は、還流通路24内のガスを触媒17に供給するとともに、新気を触媒17に供給する。また、排気ブレーキ弁64が閉弁していることに起因して、ポンプ14から供給されたガスは、還流通路24を通過し、還流ループ内を循環する。さらに、ECU50は、第2の燃料添加弁44から燃料を添加する。これにより、還流ループ内に、燃料添加されたガスが循環する。
このとき、ECU50は、触媒17の触媒床温及び触媒17を通過するガスの空燃比がNOx還元に適した値になるように、ポンプ14の出力と第2の燃料添加弁44の燃料添加量とを制御する。具体的には、ECU50は、還流ループ内を循環させるガスの空燃比をリーンにし、かつ、空間速度(SV:Space Velocity)を大きくするように第2の燃料添加弁44の燃料添加量及びポンプ14の出力を制御する。例えば、ECU50は、検出した空燃比と、図示しない触媒17の触媒床温センサとに基づき燃料添加量及びポンプ14の出力を制御する。他の例として、ECU50は、予め実験等により定めた適切な燃料添加量及びポンプ14の出力をメモリに保持しておき、その値に基づき制御してもよい。これにより、ECU50は、触媒17に酸素を多く供給することができるとともに、触媒17を適切な床温に上昇させる。即ち、ECU50は、NOx還元を促進させることができる。
(効果)
次に、第1実施形態による効果について、図4を用いて補足する。図4は、エンジン1の燃料消費率(SFC:Specific Fuel Consumption)と、エンジン1から排出されるNOx量(以後、「NOx排出量」とも呼ぶ。)と、の対応を示すグラフである。
また、グラフ中の対応点80は、通常EGR率RaでEGR制御を実行した場合に対応する。対応点81は、低EGR率Rb、即ち、図3の期間B、期間Dで使用したEGR率でEGR制御を実行した場合に対応する。対応点82は、EGR制御を行わず、点火時期をMBT(Minimum Advance for Best Torque)にした場合に対応する。また、「Sb」は対応点82の燃料消費率に対応し、「Nb」は対応点81のNOx排出量に対応する。
図4に示すように、EGR率を上げてリッチ雰囲気で燃焼することで、SFCとNOx排出量との対応は、グラフの左側へ推移する。即ち、NOx排出量が減少すると共に、燃費が悪化する。一方、EGR率を下げてリーン雰囲気で燃焼することで、SFCとNOx排出量との対応は、グラフの右側へ推移する。即ち、NOx排出量が増大すると共に、燃費が改善する。
従って、通常EGR率Raの場合(対応点80参照)、低EGR率Rbの場合(対応点81参照)と比べてNOx排出量が少ない。しかし、一方で、通常EGR率Raの場合、低EGR率Rbの場合と比べて、空燃比をリッチ雰囲気にして燃焼させるため、スス(スモーク)の排出量が増大するとともに、燃焼騒音悪化の原因となる。また、これを防ぐために、点火時期を遅角にすると、燃費の悪化が生じるとともに、燃焼不安定になり、トルク変動が増大するという問題が生じる。
また、排気ガスをリッチ化させるため、第1の燃料添加弁42により燃料添加を行った場合、燃料消費量が増大する。特に、エンジン1の燃焼がリーンの場合、ストイキ又はリッチまで空燃比を下げるには、更に燃料添加量が増大するという問題がある。
これに対し、第1実施形態では、低EGR率Rbは、触媒17によるNOx吸蔵能力よりも多くならないNOx排出量Nbであって、かつ、MBTの場合(対応点82参照)の燃料消費率Sbと比べて燃費悪化が微小になるような値に設定される。従って、ECU50は、NOx吸蔵量が飽和量Lmaxに達していない場合には、低EGR率Rbにて制御を行うことで、燃費を向上させると共に、スモークの排出等を抑制することができる。
(処理フロー)
次に、第1実施形態における処理の手順について説明する。図5は、第1実施形態でECU50が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU50は、図5に示すフローチャートの処理を、例えば車両の走行時に所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU50は、EV走行中であるか否か判定する(ステップS101)。即ち、ECU50は、エンジン1が停止中であるか否か判定する。
そして、EV走行中の場合(ステップS101;Yes)、ECU50は、NOx還元制御を行う(ステップS102)。即ち、ECU50は、排気ブレーキ弁64を閉じ、切替弁34を開くと共に、第2の燃料添加弁44及びポンプ14の駆動制御を実行する。これにより、ECU50は、触媒17の触媒床温及び空燃比をNOx還元に適した値に調整し、NOx還元を促進させる。
一方、EV走行中ではない場合(ステップS101;No)、ECU50は、次に、推定NOx吸蔵量が飽和量Lmaxより小さいか否かについて判定する(ステップS103)。このとき、ECU50は、例えば、図示しないNOxセンサなどにより、推定NOx吸蔵量を算出する。
そして、推定NOx吸蔵量が飽和量Lmaxよりも小さい場合(ステップS103;Yes)、ECU50は、低EGR率RbにてEGR制御を行う(ステップS104)。また、この場合、ECU50は、リッチスパイク制御は実行しない。即ち、ECU50は、空燃比をリッチにするための第1の燃料添加弁42による燃料添加は行わない。これにより、ECU50は、燃費の悪化を低減させることができる。
一方、推定NOx吸蔵量が飽和量Lmaxに達した場合(ステップS103;No)、ECU50は、通常EGR率RaにてEGR制御を行う(ステップS105)。この場合であっても、ECU50は、リッチスパイク制御は実行しない。これにより、ECU50は、エンジン1からのNOxの排出を抑制すると共に、燃費の悪化を抑制する。なお、ECU50は、触媒17が吸蔵したNOxを、EV走行開始後のステップS102で還元する。
以上のように、ECU50は、NOxの処理を適切に行うことで、エミッション悪化を抑制すると共に、燃費悪化を低減させることができる。
(変形例1)
上述の説明では、ECU50は、推定NOx吸蔵量が飽和量Lmaxに達した場合、低EGR率Rbから通常EGR率Raに切り替えてEGR制御を実行した。しかし、本発明が適用可能な方法はこれに限定されない。例えば、これに代えて、ECU50は、飽和量Lmaxよりも所定量だけ低いNOx吸蔵量に達した場合、EGR率を切り替えてもよい。この場合、所定量は、例えば、実験等に基づき、通常EGR率RaにてEGR制御を行った場合のNOx排出量を考慮して定められる。これによっても、ECU50は、確実にエミッション悪化を抑制することができる。なお、この変形例1は、第2実施形態にも同様に適用することができる。
(変形例2)
上述の説明では、ECU50は、EV走行中でのNOx還元が完了したか否かにかかわらず、エンジン走行時には、NOx吸蔵量が飽和量Lmaxまたは所定量に達するまで、低EGR率RbによるEGR制御を実行した。しかし、本発明が適用可能な制御方法はこれに限定されない。例えば、これに代えて、ECU50は、EV走行中にNOx還元が完了した場合のみ、エンジン1の始動時に低EGR率RbによるEGR制御を実行してもよい。これにより、ECU50は、エンジン1から排出されたNOxをより確実に処理することができる。なお、この変形例2は、第2実施形態にも同様に適用することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、ECU50は、エンジン1の始動後、推定NOx吸蔵量が飽和量Lmaxに達するまでは、低EGR率Rbにて制御を行い、触媒17によるNOxの吸蔵を行った。一方、触媒17の触媒床温が高温の場合、吸蔵したNOxが触媒17から脱離してしまう。そこで、第2実施形態では、ECU50は、第1実施形態の制御に加え、EV走行時のエンジン1の停止中には触媒床温を下げる制御を行うと共に、エンジン走行時ではエンジン出力を制限する制御を行う。これにより、ECU50は、触媒17をNOx吸蔵に適した温度に調整する。即ち、ECU50は、エンジン1から排出されたNOxを確実に吸蔵し、エミッション悪化を抑制する。
これについて、図6を参照して具体的に説明する。図6は、第2実施形態の制御の概要を示すグラフの一例である。具体的には、図6(a)は、時間経過に伴う触媒17の触媒床温の推移を示す。図6(b)は、時間経過に伴う推定NOx吸蔵量の推移を示す。図6(c)は、時間変化に対する車両100の車速と、エンジン1の出力(エンジン出力)と、の推移をそれぞれ示す。また、グラフ70乃至73は、第2実施形態による制御を実行した場合の各要素の推移を示す。グラフ72x及びグラフ73xは、触媒床温の冷却制御及びエンジン出力制限を実行しない場合(以後、「比較例」と呼ぶ。)の触媒床温とエンジン出力との推移をそれぞれ示す。以下では、まず、第2実施形態の制御(グラフ70乃至73に相当)について説明した後、比較例(グラフ72x、73xに相当)について説明する。
時刻t0から時刻t1までの期間Aでは、ECU50は、第1実施形態と同様、EV走行を開始する。そして、時刻t1から時刻t2までの期間Bでは、ECU50は、エンジン1を所定のエンジン出力にて作動させる。このとき、ECU50は、低EGR率RbでEGR制御を行う。
そして、時刻t2から所定時刻t2αまでの期間C1では、ECU50は、EV走行を実行すると共に、吸蔵したNOxの還元制御を実行する。即ち、ECU50は、排気ブレーキ弁64を閉じ、切替弁34を開くと共に、第2の燃料添加弁44及びポンプ14の駆動制御を実行する。そして、時刻t2αに、ECU50は、触媒17が吸蔵したNOxの還元を完了する。
次に、時刻t2αからエンジン走行を開始するまでの時刻t3までの期間C2では、ECU50は、触媒17の冷却制御を実行する。即ち、ECU50は、触媒床温を、NOx還元に適した温度(例えば、200℃〜450℃)からNOx吸蔵に適した温度(例えば、100℃〜250℃)まで引き下げる。具体的には、ECU50は、ポンプ14を駆動させることで、ポンプ14上流の排気通路22から新気を触媒17に供給させる。このとき、ECU50は、排気ブレーキ弁64を閉弁し、新気を還流ループ内で還流させてもよい。このようにすることで、ECU50は、ポンプ14から供給する新気により触媒17の触媒床温を下げることができる。
そして、エンジン始動後の時刻t3から時刻t4までの期間Dでは、ECU50は、低EGR率RbでEGR制御を行う。このとき、触媒17は、期間Cでの冷却制御により、NOx吸蔵に適した温度に調整されている。したがって、ECU50は、エンジン1から排出されるNOxを触媒17に確実に吸蔵させることができる。
また、期間Dでは、ECU50は、図示しないアクセルペダルの踏込み量などのドライバ出力要求から定まるエンジン出力を所定の制限値「Kb」に制限する。制限値Kbは、例えば、エンジン1からの高排気温を抑制可能なエンジン出力、即ち、排気ガスによる触媒17の過剰な昇温を抑制可能なエンジン出力の上限値に設定される。具体的には、制限値Kbは、実験等に基づき適切な値に設定される。このようにすることで、ECU50は、エンジン走行中での触媒17の触媒床温の過剰な上昇を抑制し、触媒17のNOx吸蔵機能の低下を抑制することができる。
さらに、期間Dでは、ECU50は、エンジン出力の要求値に対する不足分だけモータMG1、MG2の出力を増やす。即ち、ECU50は、制限値Kbを設けることにより減少したエンジン出力の減少分を、モータMG1、MG2の出力増加分で補う。このようにすることで、ECU50は、ドライバ出力要求に基づき適切に走行を継続する。
次に、推定NOx吸蔵量が飽和量Lmaxに達した時刻t4からEV走行を開始する時刻t5までの期間Eでは、ECU50は、低EGR率Rbから通常EGR率Raに切り替える。これにより、ECU50は、エンジン1からのNOx排出を抑制する。
そして、時刻t5から所定時刻t5αまでの期間F1では、ECU50は、EV走行を実行すると共に、触媒17のNOx還元制御を実行する。そして、ECU50は、時刻t5αに触媒17のNOx還元を完了する。
そして、NOx還元を完了した時刻t5α以降の期間F2では、ECU50は、EV走行中に触媒17の触媒床温を下げる制御を行う。即ち、ECU50は、ポンプ14を駆動させて触媒17を冷却する。これにより、ECU50は、触媒床温をNOx還元に適した温度からNOx吸蔵に適した温度へ引き下げ、次の低EGR率Rbによるエンジン走行時での触媒17のNOx吸蔵を促進させる。
なお、期間C2及び期間F2では、ECU50は、上述の制御に加え、触媒17が吸蔵に適した触媒床温になるように、図示しない触媒床温センサ等の検出値に基づきポンプ14の出力を制御してもよい。
次に、比較例について説明する。比較例の場合、ECU50は、期間C2で触媒17の冷却制御を実行していないため、低EGR率RbによるEGR制御を開始する時刻t3での触媒床温が第2実施形態による制御の場合と比較して高い(グラフ73x参照)。また、比較例では、ECU50は、期間D及び期間Eにエンジン出力の制限をしていない(グラフ72x参照)。従って、期間D及び期間Eでは、第2実施形態による制御の場合と比較して、エンジン1の排気熱に起因して触媒床温が高くなる(グラフ73x参照)。
以上のように、比較例では、第2実施形態による制御と比較して、エンジン走行時での触媒床温が高くなる。即ち、この場合、触媒床温がNOx吸蔵に適した温度より高温であることに起因して、NOxの脱離放出が発生し、エミッションの悪化が発生する可能性がある。これに対し、第2実施形態による制御では、ECU50は、EV走行中の触媒17の冷却制御及びエンジン走行中のエンジン出力の制限を行うことで、触媒17をNOx吸蔵に適した温度に保ち、エミッションの悪化を抑制することができる。
(処理フロー)
次に、第2実施形態における処理の手順について説明する。図7は、第2実施形態においてECU50が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU50は、図7に示すフローチャートの処理を、例えば車両の走行時に所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU50は、EV走行中であるか否か判定する(ステップS201)。そして、EV走行中の場合(ステップS201;Yes)、ECU50は、次に、NOx還元が未完了か否か判定する(ステップ202)。即ち、ECU50は、触媒17にNOxが吸蔵されているか否か判定する。
そして、NOx還元が未完了の場合(ステップS202;Yes)、ECU50は、NOx還元制御を実行する(ステップS203)。即ち、ECU50は、排気ブレーキ弁64を閉じ、切替弁34を閉じるとともに、第2の燃料添加弁44及びポンプ14の駆動制御を実行する。
一方、NOx還元が未完了ではない場合(ステップS202;No)、即ち、NOx還元が完了している場合、ECU50は、触媒17の冷却制御を行うと共に、エンジン出力を制限する(ステップS204)。即ち、ECU50は、ポンプ14を駆動させることで、触媒17に新気を供給して触媒床温をNOx吸蔵に適した温度まで下げる。また、ECU50は、エンジン1に要求するエンジン出力を制限値Kbまでに制限すると共に、エンジン出力の不足分だけモータMG1、MG2の出力を上げる。これにより、ECU50は、排気ガスによる過剰な触媒床温の上昇を防ぐ。このように触媒床温を適切に制御することで、ECU50は、エンジン始動時に、エンジン1から排出されたNOxを触媒17に適切に吸蔵させることができる。
一方、EV走行中ではない場合(ステップS201;No)、即ち、エンジン1を始動させた場合、ECU50は、第1実施形態と同様、推定NOx吸蔵量が飽和量Lmaxより小さいか否か判定する(ステップS205)。そして、推定NOx吸蔵量が飽和量Lmaxより小さい場合(ステップS205;Yes)、ECU50は、低EGR率RbによるEGR制御を実行する(ステップS206)。このとき、ステップ204の制御により、触媒17の触媒床温はNOx吸蔵に適した温度まで下げられている。従って、ECU50は、エンジン1から排出されたNOxを適切に触媒17に吸蔵することができる。
一方、推定NOx吸蔵量が飽和量Lmaxに達した場合(ステップS205;No)、ECU50は、通常EGR率RaによるEGR制御を実行する(ステップS207)。これにより、ECU50は、エンジン1からのNOx排出を抑制する。
以上のように、第2実施形態では、ECU50は、触媒床温が高温であることに起因するNOxの触媒17からの脱離放出を抑制することができる。従って、ECU50は、燃費の悪化を低減すると共に、エミッションの悪化を抑制することができる。
1 エンジン
4 動力分割機構
5 インバータ
6 バッテリ
11 インタークーラ
14 ポンプ
17 触媒
21 吸気通路
22 排気通路
23 EGR通路
24 還流通路
31 スロットル弁
33 EGR弁
42 第1の燃料添加弁
44 第2の燃料添加弁
50 ECU
64 排気ブレーキ弁
MG1、MG2 モータ

Claims (5)

  1. ハイブリッド車両に搭載される内燃機関の排気浄化装置であって、
    エンジンと、
    排気通路上に設けられNOxを吸蔵還元する触媒と、
    前記触媒の下流の前記排気通路と、前記触媒の上流の前記排気通路とを連通する還流通路と、
    前記還流通路上に燃料を添加する燃料添加弁と、
    前記触媒の上流かつ前記還流通路との合流部分の前記排気通路に設けられ、新気と前記還流通路上のガスとを前記触媒へ供給するポンプと、
    前記エンジンの停止中に、前記ポンプと前記燃料添加弁とを制御することにより、前記触媒のNOx還元を行うNOx還元制御手段と、
    前記エンジンの作動時に、通常のEGR率よりも小さいEGR率によりEGR制御を行うことで空燃比をリーンにし、前記触媒のNOx吸蔵量が所定量に達した場合には、EGR率を通常のEGR率に戻してEGR制御を行うEGR制御手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記所定量は、前記触媒のNOx吸蔵量の飽和量に設定される請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  3. 前記EGR制御手段は、前記エンジンの停止中に前記NOx還元制御手段によるNOx還元が完了した場合のみ、次の前記エンジンの作動時に、通常のEGR率よりも小さいEGR率によりEGR制御を行う請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  4. 前記エンジンの停止中であって、かつ、前記触媒のNOx還元が完了した場合、前記ポンプを駆動させることにより前記触媒の床温を下げる触媒床温制御手段
    をさらに備える請求項1乃至3のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
  5. 前記還流通路の下流の前記排気通路上に設けられた排気ブレーキ弁をさらに備え、
    前記NOx還元制御手段は、前記エンジン停止中に、前記排気ブレーキ弁を閉じる請求項1乃至4のいずれか一項に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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