JP2010158092A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路を小型化できるとともに、コストダウンを図ることができる電力変換装置を得る。
【解決手段】互いに直列接続され高圧直流電源1に並列に接続された上下アームのスイッチング素子2a、2bと、上下アームのスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続された上下アームのフリーホイールダイオード3a、3bと、フローティング電位基準の上アームの駆動回路7aと、高圧直流電源1のGND基準の下アームの駆動回路7bと、上アームの駆動回路7aで検出された異常信号を、下アームのスイッチング素子2b又はフリーホイールダイオード3bが通電時に、下アームの駆動回路7bで異常を検出させるよう伝達する異常信号伝達回路8とを設け、上、下アームの駆動回路7a、7bは、スイッチング素子の異常を検出する異常検出機能と、異常検出時にスイッチング素子の通電を遮断する通電遮断機能と、異常信号出力を保持する出力保持機能とを有する。
【選択図】図1
【解決手段】互いに直列接続され高圧直流電源1に並列に接続された上下アームのスイッチング素子2a、2bと、上下アームのスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続された上下アームのフリーホイールダイオード3a、3bと、フローティング電位基準の上アームの駆動回路7aと、高圧直流電源1のGND基準の下アームの駆動回路7bと、上アームの駆動回路7aで検出された異常信号を、下アームのスイッチング素子2b又はフリーホイールダイオード3bが通電時に、下アームの駆動回路7bで異常を検出させるよう伝達する異常信号伝達回路8とを設け、上、下アームの駆動回路7a、7bは、スイッチング素子の異常を検出する異常検出機能と、異常検出時にスイッチング素子の通電を遮断する通電遮断機能と、異常信号出力を保持する出力保持機能とを有する。
【選択図】図1
Description
この発明は、高圧直流電源からモータ等の誘導性負荷を駆動する電力変換装置に関し、特に、上アームのスイッチング素子で過電流、過熱、駆動電源低下等の異常を検出した際に、異常信号を下アームに伝達する電力変換装置に関するものである。
従来の電力変換装置について図4を参照しながら説明する。図4は、従来の電力変換装置の構成を示す回路図である(例えば、特許文献1参照)。この図4は、スイッチング素子がマルチエミッタ構成により過電流を検出する例を示している。
従来の電力変換装置は、スイッチング素子で異常を検出した際に、異常信号を電力変換制御装置に出力する。
図4において、高圧直流電源1と、上アームのスイッチング素子2aと、下アームのスイッチング素子2bと、上アームのフリーホイールダイオード3aと、下アームのフリーホイールダイオード3bと、誘導性負荷4と、駆動部10a、10bと、異常検出信号処理部11a、11bと、ワンショットパルス変換部12と、レベルシフト部13と、フィルタ部14と、ラッチ部15と、OR回路16とが描かれている。
異常検出信号処理部11a、11bは、過電流を検出するためのコンパレータや、保護のためスイッチング素子の通電を遮断し、ある一定時間遮断を保持する回路等により構成されている。
上下アームのスイッチング素子2a、2bと、上下アームのフリーホイールダイオード3a、3bは、高圧直流電源1と並列に接続され、上アームの一端は高圧直流電源1のプラス側のP電位、下アームの一端は高圧直流電源1のGND側のN電位となっている。
上アームと下アームが接続されている点Aは、フローティング電位で、スイッチングすることにより、N電位⇔P電位と交互の電位となる。
次に、上アームのスイッチング素子2aで異常を検出した場合に、異常信号を出力する一連の動作について説明する。
上アームのスイッチング素子2aで過電流が流れた場合、異常検出信号処理部11aにその状態が伝達される。異常検出信号処理部11aからの異常信号出力は、ワンショットパルス変換部12へ伝達され、さらに、レベルシフト部13に伝達される。ワンショットパルスに変換する理由は、ワンショットパルスにしないとレベルシフト部13の電力損失が大きくなるためである。
レベルシフト部13からの異常信号出力は、フィルタ部14に伝達され、さらに、ラッチ部15に伝達される。フィルタ部14は、スイッチング動作に伴うdv/dtによるノイズが、レベルシフト部13の浮遊容量を通してフィルタ部14へ侵入するので、ノイズによる誤信号伝達を防止するため、設けられている。
ラッチ部15は、伝達されてくる信号がワンショットパルスであるため、信号処理し易い矩形波パルスに変換するため、信号を復元している。ラッチ部15からの異常信号出力は、OR回路16に伝達され、外部の電力変換制御装置などへ異常信号を出力する。
上述したような従来の電力変換装置では、上アームで検出した異常信号の伝達には、異常検出信号処理部11aで信号保持し、ワンショットパルス変換部12でワンショットパルス変換し、レベルシフト部13でレベルシフトし、フィルタ部14でノイズ阻止し、ラッチ部15で信号復元するという構成となっており、かなり複雑な処理をして信号を伝達するため、回路が大型化し、コストアップの要因になるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、回路を小型化することができるとともに、コストダウンを図ることができる電力変換装置を得るものである。
この発明に係る電力変換装置は、高圧直流電源から誘導性負荷を駆動する電力変換装置において、互いに直列接続され前記高圧直流電源に並列に接続された上下アームのスイッチング素子と、前記上下アームのスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続された上下アームのフリーホイールダイオードと、フローティング電位基準の上アームの駆動回路と、前記高圧直流電源のGND基準の下アームの駆動回路と、前記上アームの駆動回路で検出された異常信号を、前記下アームのスイッチング素子又は前記下アームのフリーホイールダイオードが通電時に、前記下アームの駆動回路で異常を検出させるよう伝達する異常信号伝達回路とを設け、前記上及び下アームの駆動回路は、それぞれ、スイッチング素子の異常を検出する異常検出機能と、異常検出時にスイッチング素子の通電を遮断する通電遮断機能と、異常信号出力を保持する出力保持機能とを有するものである。
この発明に係る電力変換装置は、回路を小型化することができるとともに、コストダウンを図ることができるという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る電力変換装置について図1を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。この図1は、マルチエミッタ構成の過電流検出方式である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
この発明の実施の形態1に係る電力変換装置について図1を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。この図1は、マルチエミッタ構成の過電流検出方式である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この発明の実施の形態1に係る電力変換装置は、高圧直流電源1と、上アームのスイッチング素子2aと、下アームのスイッチング素子2bと、上アームのフリーホイールダイオード3aと、下アームのフリーホイールダイオード3bと、フローティング点Aに接続されたモータ等の誘導性負荷4と、上アームのスイッチング素子2aの過電流を検出する過電流検出抵抗5aと、下アームのスイッチング素子2bの過電流を検出する過電流検出抵抗5bと、上アームの過電流検出しきい値Vscを設定するしきい値抵抗6aと、下アームの過電流検出しきい値Vscを設定するしきい値抵抗6bと、ICから構成される上アームの駆動回路7aと、ICから構成される下アームの駆動回路7bと、上アームで検出した異常信号を下アームで異常を検出させるよう伝達する異常信号伝達回路8とが設けられている。
駆動回路7aは、NOT回路71aと、NOR回路72aと、コンパレータ73aと、異常信号出力保持回路74aと、異常信号出力トランジスタ75aとから構成される。同様に、駆動回路7bは、NOT回路71bと、NOR回路72bと、コンパレータ73bと、異常信号出力保持回路74bと、異常信号出力トランジスタ75bとから構成される。駆動回路7a及び7bは、上下アームで全く同じものを使用している。
異常信号伝達回路8は、高耐圧ダイオード81と、抵抗(Rf)82と、コンデンサ(Cf)83と、トランジスタ84と、トランジスタ85とから構成される。なお、トランジスタ84のベースに接続されている抵抗(Rf)82とコンデンサ(Cf)83は、フィルタを構成している。
つぎに、この実施の形態1に係る電力変換装置の動作について図面を参照しながら説明する。
駆動回路7a、7b内のコンパレータ73a、73bは、過電流検出抵抗5a、5bの電圧が、しきい値電圧Vsc以上となったとき、過電流と判定するようになっている。駆動回路7a、7bの内部には、さらに、異常信号出力保持回路74a、74bがあり、コンパレータ73a、73bにより過電流を検出した場合(異常検出機能)、一定時間、スイッチング素子2a、2bの通電を遮断し(通電遮断機能)、かつ一定時間、異常信号を出力する機能(出力保持機能)がある。異常信号出力トランジスタ75a、75bは、異常信号出力時は”ロー(Low)レベル”となる。
ここで、上アームで検出された異常信号の伝達方法を説明する。
上アームで異常を検出した場合、異常信号出力保持回路74aは、上アームのスイッチング素子2aの通電を遮断する。フローティング点Aに接続されている誘導性負荷4は、電流を流そうと維持する動作をするため、上アームのスイッチング素子2aの通電を遮断すると、下アームのフリーホイールダイオード3bが通電状態となり、フローティング点Aの電位はN電位となる。
異常を検出し上アームのスイッチング素子2aの通電を遮断すると、すぐに異常は解除されるが、異常信号出力保持回路74aにより、一定時間、上アームのスイッチング素子2aを遮断し、かつ一定時間、異常信号が出力されており、上アームの異常信号出力トランジスタ75aの異常信号出力が、”Lowレベル=点Aの電位”となっている。
上アームのスイッチング素子2aを遮断し、下アームのフリーホイールダイオード3bが通電を維持している限り、フローティング点AはN電位となっているため、異常信号出力トランジスタ75aの異常信号出力電位もN電位となっている。この異常信号出力電位がN電位となると、高耐圧ダイオード81を通して、トランジスタ84のベース電流が遮断されるので、トランジスタ84はOFF状態となる。このトランジスタ84がOFF状態となると、トランジスタ85がON状態となり、下アームの過電流検出しきい値Vsc電位をN電位とし、下アームで過電流を検出させるような構成となっている。
なお、トランジスタ84のベースに接続されている抵抗(Rf)82とコンデンサ(Cf)83は、フィルタを構成しており、スイッチングによるdv/dtノイズによる誤信号伝達を防止している。最終的に異常信号は、下アームの異常信号出力トランジスタ75bの異常信号出力の先に接続される電力変換制御装置へ信号を伝達されている。
ここで、上アームの異常信号出力トランジスタ75aの異常信号出力は、この異常信号出力が保持されている期間は、常時”Lowレベル”となっているが、フローティング点Aの電位がP電位となっている場合でも、ダイオード81は通電状態とならないため、従来例のように電力損失が大きくなるのを防止するよう、ワンショットパルスに変換する必要がない。
また、電力変換制御装置は、通常モータ制御などを実施するためのトルク制御を高速で実施しており、異常信号出力の認識はCPU負荷を減らすために、低速な処理で認識する場合が多い。従って、異常信号出力の時間は、低速な処理で認識できるよう十分長い時間信号を保持している必要がある。
上述の例では、上アームの異常信号出力トランジスタ75aの異常信号出力を下アームで異常を検出させるよう伝達できるのは、下アームのフリーホイールダイオード3bが通電状態となるか、下アームのスイッチング素子2bが通電状態となってフローティング点Aの電位がN電位となっている期間だけであるので、仮に下アームの通電時間が短すぎて、電力変換制御装置への異常信号出力が十分な時間取れなくなるのを防止するため、下アームで異常を検出するように伝達することで、下アームで異常信号出力保持を行い、電力変換制御装置への異常信号出力時間を十分長い時間取ることができるようになっている。
以上のように本実施の形態1では、上アームで検出した異常を下アームが通電している期間に下アームで異常を検出するよう伝達することにより、従来例のようにワンショットパルスに変換し信号を復元するためラッチ処理する等の複雑な処理が必要ないので、回路規模が小さくすることができ、コスト低減が可能となる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る電力変換装置について図2を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態2に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。なお、この実施の形態2は、異常信号伝達回路の構成が実施の形態1と異なるだけであり、この実施の形態2の特徴を説明する上で直接関係しない箇所を省略している。
この発明の実施の形態2に係る電力変換装置について図2を参照しながら説明する。図2は、この発明の実施の形態2に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。なお、この実施の形態2は、異常信号伝達回路の構成が実施の形態1と異なるだけであり、この実施の形態2の特徴を説明する上で直接関係しない箇所を省略している。
図2は、3相モータを駆動するための電力変換装置で、U相、V相、W相の各相に上下アームがある。これらU相、V相、W相の上下アームには、それぞれ図1と同じ駆動回路7a、7bがあり、この駆動回路7a、7bにより、異常検出、保護を行っている。
各上アームの異常信号出力トランジスタのコレクタには、それぞれ高耐圧ダイオード81u、81v、81wのカソードが接続されている。各高耐圧ダイオード81u、81v、81wのアノードの先は、トランジスタ84のベースに接続されており、その先にはトランジスタ85が接続されている。
すなわち、U相、V相、W相の上アームの異常信号は、全てU相の下アームで異常を検出させるように構成されている。点A、点B、点Cは、それぞれU相、V相、W相のフローティング点である。U相、V相、W相のどの相においても、上アームで異常を検出した場合は、上アームのスイッチング素子を遮断することで、下アームのフリーホイールダイオードが通電状態となってフローティング点はN電位となるため、トランジスタ84をOFFし、トランジスタ85をONさせ、U相の下アームで異常を検出させることができる。
このように、上アームで検出された異常信号はどの相であっても、ある特定の1つの相の下アームで異常を検出させるよう伝達する構成とすることで、大幅に回路規模を縮小することができ、低コスト化が可能となる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る電力変換装置について図3を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態3に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。なお、この実施の形態3は、異常信号伝達回路を各相に設けことが実施の形態1及び実施の形態2と異なるだけであり、この実施の形態3の特徴を説明する上で直接関係しない箇所を省略している。
この発明の実施の形態3に係る電力変換装置について図3を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態3に係る電力変換装置の構成を示す回路図である。なお、この実施の形態3は、異常信号伝達回路を各相に設けことが実施の形態1及び実施の形態2と異なるだけであり、この実施の形態3の特徴を説明する上で直接関係しない箇所を省略している。
図3は、上アームで検出された異常信号を下アームで異常を検出させる図1と同じ異常信号伝達回路8u、8v、8wを、U相、V相、W相のそれぞれに設けた構成例である。各相の下アームの異常信号出力トランジスタのコレクタは、OR回路9に接続され、さらに、例えば、電力変換制御装置へ接続されている。
上記の実施の形態2のある特定の下アームで異常検出させる構成となっている場合に比較して、異常信号伝達回路8u、8v、8w中のRf82、Cf83のフィルタ時定数を1/3にすることができ、下アームの通電時間が極短い時間しかなくても、上アームの異常信号を下アームで異常を検出させるよう伝達できる特徴がある。システム上、上アームで異常検出時に下アームの通電時間が短い時間しかない状況がある場合は、本実施の形態3の構成とすることが望ましい。
なお、上記の各実施の形態では、過電流検出方式について説明したが、過熱検出方式、又は駆動電源低下検出方式にも適用することができる。
1 高圧直流電源、2a 上アームのスイッチング素子、2b 下アームのスイッチング素子、3a 上アームのフリーホイールダイオード、3b 下アームのフリーホイールダイオード、4 誘導性負荷、5a 上アームの過電流検出抵抗、5b 下アームの過電流検出抵抗、6a 上アームのしきい値抵抗、6b 下アームのしきい値抵抗、7a 上アームの駆動回路、7b 下アームの駆動回路、8 異常信号伝達回路、9 OR回路、71a、71b NOT回路、72a、72b NOR回路、73a、73b コンパレータ、74a、74b 異常信号出力保持回路、75a、75b 異常信号出力トランジスタ、81 高耐圧ダイオード、84、85 トランジスタ。
Claims (5)
- 高圧直流電源から誘導性負荷を駆動する電力変換装置において、
互いに直列接続され前記高圧直流電源に並列に接続された上下アームのスイッチング素子と、
前記上下アームのスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続された上下アームのフリーホイールダイオードと、
フローティング電位基準の上アームの駆動回路と、
前記高圧直流電源のGND基準の下アームの駆動回路と、
前記上アームの駆動回路で検出された異常信号を、前記下アームのスイッチング素子又は前記下アームのフリーホイールダイオードが通電時に、前記下アームの駆動回路で異常を検出させるよう伝達する異常信号伝達回路とを備え、
前記上及び下アームの駆動回路は、それぞれ、
スイッチング素子の異常を検出する異常検出機能と、
異常検出時にスイッチング素子の通電を遮断する通電遮断機能と、
異常信号出力を保持する出力保持機能とを有する
ことを特徴とする電力変換装置。 - 高圧直流電源から誘導性負荷を駆動する多相の電力変換装置において、
相毎に設けられ、互いに直列接続され前記高圧直流電源に並列に接続された上下アームのスイッチング素子と、
相毎に設けられ、前記上下アームのスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続された上下アームのフリーホイールダイオードと、
相毎に設けられ、フローティング電位基準の上アームの駆動回路と、
相毎に設けられ、前記高圧直流電源のGND基準の下アームの駆動回路と、
前記多相のいずれかの相の上アームの駆動回路で検出された異常信号を、前記特定の相の下アームの駆動回路で異常を検出させるよう伝達する異常信号伝達回路とを備え、
前記上及び下アームの駆動回路は、それぞれ、
スイッチング素子の異常を検出する異常検出機能と、
異常検出時にスイッチング素子の通電を遮断する通電遮断機能と、
異常信号出力を保持する出力保持機能とを有する
ことを特徴とする電力変換装置。 - 高圧直流電源から誘導性負荷を駆動する多相の電力変換装置において、
相毎に設けられ、互いに直列接続され前記高圧直流電源に並列に接続された上下アームのスイッチング素子と、
相毎に設けられ、前記上下アームのスイッチング素子にそれぞれ逆並列に接続された上下アームのフリーホイールダイオードと、
相毎に設けられ、フローティング電位基準の上アームの駆動回路と、
相毎に設けられ、前記高圧直流電源のGND基準の下アームの駆動回路と、
相毎に設けられ、前記上アームの駆動回路で検出された異常信号を、前記下アームの駆動回路で異常を検出させるよう伝達する異常信号伝達回路とを備え、
前記上及び下アームの駆動回路は、それぞれ、
スイッチング素子の異常を検出する異常検出機能と、
異常検出時にスイッチング素子の通電を遮断する通電遮断機能と、
異常信号出力を保持する出力保持機能とを有する
ことを特徴とする電力変換装置。 - 前記下アームの駆動回路は、前記異常信号を外部の電力変換制御装置に伝達する機能をさらに有する
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電力変換装置。 - 前記上及び下アームの駆動回路は、それぞれ、スイッチング素子の過電流、過熱又は駆動電源低下を検出する異常検出機能を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電力変換装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015023728A (ja) * | 2013-07-22 | 2015-02-02 | 株式会社デンソー | 電子装置 |
JP2018085916A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-31 | パワー・インテグレーションズ・インコーポレーテッド | 高側から低側への制御ブロック通信を通した高度な保護をともなうハーフブリッジインバーターモジュール |
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2008
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