JP2010156924A - 光ファイバホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】光ファイバの端面を明瞭に観察することのできる光ファイバホルダを提供する。
【解決手段】光ファイバ61を保持する光ファイバホルダ13であって、光ファイバ61を位置決めするV溝17を有したホルダ基台15と、このホルダ基台15のV溝17で位置決めされた光ファイバ61の外周に圧接してホルダ基台15とで光ファイバ61を保持し、光ファイバ61からの漏光を光ファイバ61内へ再入射するように反射する光反射保持部材31とを備えている。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ファイバ端面観察装置や光ファイバ融着機等にセットして使用する光ファイバホルダに関するものである。
2本の光ファイバを接続する場合、接続部分での伝送損失を少なくするため、2本の光ファイバをそれぞれ保持部材で保持し、保持部材を介して光ファイバを移動させることにより、2本の光ファイバのコアが同一軸線上にあることを確認した後、コア同士を突き合わせて融着接続する。このように、2つのコアが同一軸線上にあるか否かを確認するためには、接続する2本の光ファイバの端面を観察する必要がある(特許文献1参照)。
図5は従来の光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の左側面図、図6は図5のX−X線による部分縦断面図に相当する説明図である。なお、図5において、カメラおよび光源の図示が省略されている。
図5および図6に示すように、光ファイバ端面観察装置11は、光ファイバ61を保持する光ファイバホルダ13と、この光ファイバホルダ13で保持した光ファイバ61の外周から光ファイバ61内へ入射させる光Lを供給する光源25と、光ファイバ61の端面69の像を写すカメラ27とを備えた構成とされている。
上記した光ファイバホルダ13は、光ファイバ61を位置決めするV溝17を有したホルダ基台15と、このホルダ基台15の一側の上端部(図5の左上端部)に回動支軸19で回動自在に取り付けられ、例えば、ホルダ基台15の他側の上端部(図5の右上端部)に取り付けられた磁石(図示省略)によってホルダ基台15に対して固定される蓋体21と、ホルダ基台15に対して固定された蓋体21の、V溝17と対向する部分に取り付けられ、ホルダ基台15のV溝17で位置決めされた光ファイバ61の外周に圧接、密着してホルダ基台15とで光ファイバ61を保持する、保持部材としての黒いゴム23とを備えた構成とされている。
上記した光ファイバ61は、コア63と、このコア63の外周に形成(被覆)されたクラッド65と、このクラッド65の外周に形成(被覆)された光を透過させる被覆部67とで構成され、クラッド65および被覆部67の中心部分にコア63が位置する端面69を有している。
次に、光ファイバ61の端面69の観察について説明する。
まず、光源25を点灯させ、光源25からの光Lを、ホルダ基台15とゴム23とで保持されていない光ファイバ61の被覆部67の外周からクラッド65内へ入射させると、クラッド65内へ入射した光Lはクラッド65と被覆部67との界面へ臨界角以上で入射することによって全反射する。したがって、クラッド65と被覆部67との界面で光Lが全反射するように、光源25からクラッド65内へ光Lを入射させることにより、クラッド65内に入射した光Lは光ファイバ61内を反射しながら進み、端面69から出射して端面69を照らす。
このように、光Lで照らされた光ファイバ61の端面69をカメラ27で写し、カメラ27からの画像データを画像処理部(図示省略)で画像処理してモニタ(図示省略)へ出力することにより、光ファイバ61の端面69をモニタで観察することができる。
特開2004−53625号公報
ところで、光ファイバ61をホルダ基台15のV溝17に固定するゴム23が光ファイバ61の外周の一部に軸方向で圧接、密着しているので、光ファイバ61内を反射しながら進む光Lがゴム23の部分に到達すると、マイクロベンディングロスにより、光ファイバ61内の光Lの一部はゴム23と光ファイバ61との接触部分から出射し、黒いゴム23に吸収される。
このように、光ファイバ61から出射する光(漏光)Lがゴム23に吸収されると、光ファイバ61の端面69に到達する光量が少なくなることにより、光ファイバ61の端面69が暗くなり、光ファイバ61の端面69を明瞭に観察することができなくなる。
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、光ファイバの端面を明瞭に観察することのできる光ファイバホルダを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、光ファイバを保持する光ファイバホルダであって、前記光ファイバを位置決めするV溝を有したホルダ基台と、前記V溝で位置決めされた前記光ファイバの外周に圧接して前記ホルダ基台とで前記光ファイバを保持し、前記光ファイバからの漏光を前記光ファイバ内へ再入射するように反射する光反射保持部材とを備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光ファイバホルダにおいて、前記光反射保持部材を、前記V溝で位置決めされた前記光ファイバの外周に圧接して前記ホルダ基台とで前記光ファイバを保持し、前記光ファイバからの漏光を透過させる光透過保持部材と、この光透過保持部材からの漏光を、前記光透過保持部材から前記光ファイバ内へ再入射するように反射する光反射部材とで構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、光ファイバを保持する光ファイバホルダであって、前記光ファイバを位置決めするV溝を有したホルダ基台と、前記V溝で位置決めされた前記光ファイバの外周に圧接して前記ホルダ基台とで前記光ファイバを保持する光反射保持部材とを備え、前記光反射保持部材の屈折率を前記光ファイバの最外層部材の屈折率よりも小さくし、前記光反射保持部材が前記光ファイバからの露光を前記光ファイバ内へ再入射するように反射することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ホルダ基台のV溝で位置決めされた光ファイバの外周に圧接してホルダ基台とで光ファイバを保持する保持部材を、光ファイバからの漏光を光ファイバ内へ再入射するように反射する光反射保持部材にしたので、マイクロベンディングロスによって光ファイバから光反射保持部材へ向けて出射する光(漏光)が光反射保持部材で光ファイバ内へ再入射するように反射されることにより、光ファイバの端面に到達する光が従来よりも多くなる。したがって、光ファイバの端面が明るく照らされることにより、光ファイバの端面を明瞭に観察することができる。
請求項2に記載の発明によれば、光反射保持部材を、光ファイバからの光を透過させる光透過保持部材と、この光透過保持部材からの漏光を、光透過保持部材から光ファイバ内へ再入射するように反射する光反射部材とで構成したので、マイクロベンディングロスによって光ファイバから光反射部材へ向けて出射する光(漏光)が光反射部材で光ファイバ内へ再入射するように反射されることにより、光ファイバの端面に到達する光が従来よりも多くなる。したがって、光ファイバの端面が明るく照らされることにより、光ファイバの端面を明瞭に観察することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ホルダ基台のV溝で位置決めされた光ファイバの最外層部材に圧接してホルダ基台とで光ファイバを保持する光反射保持部材の屈折率を、光ファイバの最外層部材の屈折率よりも小さくし、光反射保持部材が光ファイバからの露光を光ファイバ内へ再入射するように反射するので、マイクロベンディングロスによって光ファイバから光反射保持部材へ向けて出射する光(漏光)が光ファイバの最外層部材に圧接する光反射保持部材で光ファイバ内へ再入射するように反射されることにより、光ファイバの端面に到達する光が従来よりも多くなる。したがって、光ファイバの端面が明るく照らされることにより、光ファイバの端面を明瞭に観察することができる。
この発明の第1実施例である光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の部分縦断面図に相当する説明図である。 この発明の第2実施例である光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の部分縦断面図に相当する説明図である。 この発明の第3実施例である光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の部分縦断面図に相当する説明図である。 この発明の第1実施例である光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の部分縦断面図に相当する説明図である。 従来の光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の左側面図である。 図5のX−X線による部分縦断面図に相当する説明図である。
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1はこの発明の第1実施例である光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の部分縦断面図に相当する説明図であり、図5または図6と同一または相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。なお、図1は、図6に対応する図である。
この第1実施例の光ファイバホルダ13が従来例の光ファイバホルダ13と異なるところは、従来例の保持部材としてのゴム23を、ホルダ基台15のV溝17で位置決めされた光ファイバ61の外周の一部に軸方向へ圧接、密着してホルダ基台15とで光ファイバ61を保持し、光ファイバ61からの光(漏光)Lを光ファイバ61内へ再入射するように反射する、例えば、金属板で構成された、または、プラスチックにメッキを施した構成とされた光反射保持部材31にした点である。この光反射保持部材31の反射面(光ファイバ61に接する面)は、鏡面仕上げとされている。なお、光反射保持部材31の反射面は、光Lを反射できれば、鏡面仕上げでなくてもよい。そして、光反射保持部材31の機能を、光ファイバホルダ13の蓋体(図示省略、図5参照)に兼用させることができる。
次に、光ファイバ61の端面69の観察について説明する。
まず、光源25を点灯させ、光源25からの光Lを、ホルダ基台15と光反射保持部材31とで保持されていない光ファイバ61の被覆部67の外周からクラッド内へ入射させると、クラッド内へ入射した光Lはクラッドと被覆部67との界面へ臨界角以上で入射することによって全反射する。
このようにして光ファイバ61内を反射しながら光Lが光反射保持部材31の部分に到達すると、光ファイバ61をホルダ基台15のV溝17に固定する光反射保持部材31が光ファイバ61の外周の一部に軸方向へ圧接、密着しているので、マイクロベンディングロスにより、光ファイバ61内の光Lの一部は光反射保持部材31と光ファイバ61との接触部分から出射し、光反射保持部材31(の反射面)で光ファイバ61内へ再入射するように反射される。そして、光Lは光ファイバ61の端面69から出射する。したがって、光源25からの光Lをクラッド内へ入射させることにより、クラッド内に入射した光Lは光ファイバ61の端面69から出射して端面69を従来よりも明るく照らす。
このように、光Lで照らされた光ファイバ61の端面69をカメラ27で写し、カメラ27からの画像データを画像処理部(図示省略)で画像処理してモニタ(図示省略)へ出力することにより、光ファイバ61の端面69を明瞭にモニタで観察することができる。
上述したように、この発明の第1実施例の光ファイバホルダ13によれば、ホルダ基台15のV溝17で位置決めされた光ファイバ61の外周に圧接してホルダ基台15とで光ファイバ61を保持する保持部材を、光ファイバ61からの光(漏光)Lを光ファイバ61内へ再入射するように反射する光反射保持部材31にしたので、マイクロベンディングロスによって光ファイバ61から光反射保持部材31へ向けて出射する光(漏光)Lが光反射保持部材31で光ファイバ61内へ再入射するように反射されることにより、光ファイバ61の端面69に到達する光Lが従来よりも多くなる。したがって、光ファイバ61の端面69が明るく照らされることにより、光ファイバ61の端面69を明瞭に観察することができる。
図2はこの発明の第2実施例である光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の部分縦断面図であり、図1、図5または図6と同一または相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。なお、図2は、図1と同様に、図6に対応する図である。
この第2実施例の光ファイバホルダ13が第1実施例の光ファイバホルダ13と異なるところは、第1実施例の光反射保持部材31を、ホルダ基台15のV溝17で位置決めされた光ファイバ61の外周の一部に軸方向へ圧接、密着してホルダ基台15とで光ファイバ61を保持するとともに、光ファイバ61からの光(漏光)Lを透過させる、例えば、透明なシリコーンゴムまたは透明なフッ素ゴムの光透過保持部材35と、この光透過保持部材35からの光(漏光)Lを、光透過保持部材35から光ファイバ61内へ再入射するようにと反射する、例えば、金属板で構成された、または、プラスチックにメッキを施した構成とされた光反射部材37とからなる光反射保持部材33にした点である。光反射部材37の反射面(光透過保持部材35に接する面)は、鏡面仕上げとされている。なお、光反射部材37の反射面は、光Lを反射できれば、鏡面でなくてもよい。そして、光反射部材37の機能を、光ファイバホルダ13の蓋体(図示省略、図5参照)に兼用させてもよい。
次に、光ファイバ61の端面69の観察について説明する。
まず、光源25を点灯させ、光源25からの光Lを、ホルダ基台15と光透過保持部材35とで保持されていない光ファイバ61の被覆部67の外周からクラッド内へ入射させると、クラッド内へ入射した光Lはクラッドと被覆部67との界面へ臨界角以上で入射することによって全反射する。
このようにして光ファイバ61内を反射しながら進む光Lが光透過保持部材35の部分に到達すると、光ファイバ61をホルダ基台15のV溝17に固定する光透過保持部材35が光ファイバ61の外周の一部に軸方向へ圧接、密着しているので、マイクロベンディングロスにより、光ファイバ61内の光Lの一部は光透過保持部材35と光ファイバ61との接触部分から出射し、光反射部材37(の反射面)で光ファイバ61内へ再入射するように反射される。そして、光Lは光ファイバ61の端面69から出射する。したがって、光源25からの光Lをクラッド内へ入射させることにより、クラッド内に入射した光Lは光ファイバ61の端面69から出射して端面69を従来よりも明るく照らす。
このように、光Lで照らされた光ファイバ61の端面69をカメラ27で写し、カメラ27からの画像データを画像処理部(図示省略)で画像処理してモニタ(図示省略)へ出力することにより、光ファイバ61の端面69を明瞭にモニタで観察することができる。
上述したように、この発明の第2実施例の光ファイバホルダ13によれば、光反射保持部材33を、光ファイバ61からの光Lを透過させる光透過保持部材35と、この光透過保持部材35からの光(漏光)Lを、光透過保持部材35から光ファイバ61内へ再入射するように反射する光反射部材37とで構成したので、マイクロベンディングロスによって光ファイバ61から光反射部材37へ向けて出射する光(漏光)Lが光反射部材37で光ファイバ61内へ再入射するように反射されることにより、光ファイバ61の端面69に到達する光Lが従来よりも多くなる。したがって、光ファイバ61の端面69が明るく照らされることにより、光ファイバ61の端面69を明瞭に観察することができる。
図3はこの発明の第3実施例である光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の部分縦断面図に相当する説明図であり、図1、図2、図5または図6と同一または相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。なお、図3は、図1および図2と同様に、図6に対応する図である。
この第3実施例の光ファイバホルダ13が第1、第2実施例の光ファイバホルダ13と異なるところは、第1実施例の光反射保持部材31または第2実施例の光反射保持部材33を、ホルダ基台15のV溝17で位置決めされた光ファイバ61の外周の一部に軸方向へ圧接、密着してホルダ基台15とで光ファイバ61を保持する、例えば、透明なフッ素ゴムからなる光反射保持部材39にした点である。なお、この光反射保持部材39の屈折率は、光ファイバ61の最外層部材、すなわち、被覆部67の屈折率よりも、好ましくは、0.1〜0.5、さらに好ましくは0.3〜0.5小さな屈折率とされている。
次に、光ファイバ61の端面69の観察について説明する。
まず、光源25を点灯させ、光源25からの光Lを、ホルダ基台15と光反射保持部材39とで保持されていない光ファイバ61の被覆部67の外周からクラッド内へ入射させると、クラッド内へ入射した光Lはクラッドと被覆部67との界面へ臨界角以上で入射することによって全反射する。
このようにして光ファイバ61内を反射しながら進む光Lが光反射保持部材39の部分に到達すると、光ファイバ61をホルダ基台15のV溝17に固定する光反射保持部材39が光ファイバ61の外周の一部に軸方向へ圧接、密着しているので、マイクロベンディングロスにより、光反射保持部材39と光ファイバ61との接触部分から、光ファイバ61から光反射保持部材39へ出射する光(漏光)Lは光反射保持部材39で光ファイバ61内へ再入射するように反射される。そして、光Lは光ファイバ61の端面69から出射する。したがって、光源25からの光Lをクラッド内へ入射させることにより、クラッド内に入射した光Lは光ファイバ61の端面69から出射して端面69を従来よりも明るく照らす。
このように、光Lで照らされた光ファイバ61の端面69をカメラ27で写し、カメラ27からの画像データを画像処理部(図示省略)で画像処理してモニタ(図示省略)へ出力することにより、光ファイバ61の端面69を明瞭にモニタで観察することができる。
上述したように、この発明の第3実施例の光ファイバホルダ13によれば、ホルダ基台15のV溝17で位置決めされた光ファイバ61の最外層部材(被覆部67)に圧接してホルダ基台15とで光ファイバ61を保持する光反射保持部材39の屈折率を、光ファイバ61の最外層部材(被覆部67)の屈折率よりも小さくし、光反射保持部材39が光ファイバ61からの光(露光)Lを光ファイバ61内へ再入射するように反射するので、マイクロベンディングロスによって光ファイバ61から光反射保持部材39へ向けて出射する光(漏光)Lが光ファイバ61の最外層部材(被覆部67)に圧接する光反射保持部材39で反射されることにより、光ファイバ61の端面69に到達する光Lが従来よりも多くなる。したがって、光ファイバ61の端面69が明るく照らされることにより、光ファイバ61の端面69を明瞭に観察することができる。
図4はこの発明の第1実施例である光ファイバホルダをセットした光ファイバ端面観察装置の部分断面図であり、図1〜図3、図5または図6と同一または相当部分に同一符号を付してその説明を省略する。なお、図4は、図1〜図3と同様に、図6に対応する図である。
この光ファイバ端面観察装置11が図1に示した光ファイバ端面観察装置11と異なるところは、光源25を白色発光ダイオード41にし、この白色発光ダイオード41からの光Lを内面で反射させて光ファイバ61の周面へ案内し、光ファイバ61内へ入射させる筒状光案内部材43を設けた点である。なお、後述するように、光ファイバ61の端面69を明瞭に観察することができれば、白色発光ダイオード41を他の色の発光ダイオードにしてもよい。
次に、光ファイバ61の端面69の観察について説明する。
まず、白色発光ダイオード41を点灯させ、指向角の大きな白色発光ダイオード41からの光Lを筒状光案内部材43の内面で反射させて案内し、ホルダ基台15と光反射保持部材31とで保持されていない光ファイバ61の被覆部67の外周からクラッド内へと効率よく光Lを入射させると、クラッド内へ入射した光Lはクラッドと被覆部67との界面へ臨界角以上で入射することによって全反射する。
このようにして光ファイバ61内を反射しながら光Lが光反射保持部材31の部分に到達すると、光ファイバ61をホルダ基台15のV溝17に固定する光反射保持部材31が光ファイバ61の外周の一部に軸方向へ圧接、密接しているので、マイクロベンディングロスにより、光ファイバ61内の光Lの一部は光反射保持部材31と光ファイバ61との接触部分から出射し、光反射保持部材31(の反射面)で光ファイバ61内へ再入射するように反射される。そして、光Lは光ファイバ61の端面69から出射する。したがって、白色発光ダイオード41からの光Lを筒状光案内部材43で漏らすことなく案内して効率よくクラッド内へ入射させることにより、クラッド内に入射した光Lは光ファイバ61の端面69から出射して端面69を一層明るく照らす。
このように、光Lで照らされた光ファイバ61の端面69をカメラ27で写し、カメラ27からの画像データを画像処理部(図示省略)で画像処理してモニタ(図示省略)へ出力することにより、光ファイバ61の端面69をさらに明瞭にモニタで観察することができる。
上記した実施例では、光ファイバが被覆部を有する例を示したが、コアの外周にクラッドのみが形成(被覆)された光ファイバであっても、クラッドと大気(空気)との界面で光の全反射が起こるので、光ファイバの端面を明瞭に観察することができる。また、光ファイバの端面をカメラで写してモニタで観察する例を示したが、光ファイバの端面を目視で直接観察してもよい。
11 光ファイバ端面観察装置
13 光ファイバホルダ
15 ホルダ基台
17 V溝
19 回動支軸
21 蓋体
23 ゴム(保持部材)
25 光源
27 カメラ
31 光反射保持部材
33 光反射保持部材
35 光透過保持部材
37 光反射部材
39 光反射保持部材
41 白色発光ダイオード(光源)
43 筒状光案内部材
61 光ファイバ
63 コア
65 クラッド
67 被覆部
69 端面
L 光

Claims (3)

  1. 光ファイバを保持する光ファイバホルダであって、
    前記光ファイバを位置決めするV溝を有したホルダ基台と、
    前記V溝で位置決めされた前記光ファイバの外周に圧接して前記ホルダ基台とで前記光ファイバを保持し、前記光ファイバからの漏光を前記光ファイバ内へ再入射するように反射する光反射保持部材と、
    を備えていることを特徴とする光ファイバホルダ。
  2. 請求項1に記載の光ファイバホルダにおいて、
    前記光反射保持部材を、前記V溝で位置決めされた前記光ファイバの外周に圧接して前記ホルダ基台とで前記光ファイバを保持し、前記光ファイバからの漏光を透過させる光透過保持部材と、この光透過保持部材からの漏光を、前記光透過保持部材から前記光ファイバ内へ再入射するように反射する光反射部材とで構成した、
    ことを特徴とする光ファイバホルダ。
  3. 光ファイバを保持する光ファイバホルダであって、
    前記光ファイバを位置決めするV溝を有したホルダ基台と、
    前記V溝で位置決めされた前記光ファイバの外周に圧接して前記ホルダ基台とで前記光ファイバを保持する光反射保持部材と、
    を備え、
    前記光反射保持部材の屈折率を前記光ファイバの最外層部材の屈折率よりも小さくし、
    前記光反射保持部材が前記光ファイバからの漏光を前記光ファイバ内へ再入射するように反射する、
    ことを特徴とする光ファイバホルダ。
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