JP2010154985A - 噛み数検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、イヤホン型ケースに設けたマイクロホンを用いて噛み音を検出し、噛み数をカウントする噛み数検出装置の改良に関する。
【解決手段】この発明の噛み数検出装置1は、外耳に挿入可能なイヤホン型ケース3に高感度マイク4と増幅回路5を設けた噛み音検出器2と、該噛み音検出器2で検出した噛み音をカウントして噛み数を計測してモニター部15に表示すると共に、噛み数が所定数に達すとスピーカ16から所定の音声を発生するようにしたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、イヤホン型ケースに設けたマイクロホンを用いて噛み音を検出し、噛み数をカウントする噛み数検出装置の改良に関する。
よく噛むことは、身体や頭脳の発達に良い影響を与えることは広く知られており、咀嚼回数を測定する装置が種々提案されている。
例えば、例えば特開2007−317144号の咀嚼カウンタでは、使用者の食物摂取に目標咀嚼条件を設定し、該目標咀嚼条件に対して前記使用者が実行する咀嚼動作を検出判定する咀嚼カウンタであり、前記咀嚼動作を前記使用者の下顎骨及び上頬骨の動きを介して検出する咀嚼センサと、該咀嚼センサの出力信号の計数条件を、前記目標咀嚼条件に対応して設定する計数条件設定手段と、前記咀嚼センサの出力信号を前記計数条件下で計数し、前記使用者による食物の咀嚼動作データを取得する動作データ取得手段と、該動作データ取得手段が取得する前記咀嚼動作データに基づき、前記設定手段により設定される計数条件に対して正常計数が行なわれたことを示す正常計数通報音、もしくは前記計数条件に対して正常計数が行なわれなかったことを示す異常計数通報音を発生する通報音発生手段と、該通報音発生手段の通報音に基づき、前記使用者による食物の咀嚼動作の状態を判定する咀嚼動作判定手段とを有する構成が知られている。
しかし、上記構成では下顎骨及び上頬骨の動きを外側から検出するため、構造が複雑化すると共に、動きが小さい場合に正確に測定しずらいという問題点がある。
一方、特開平11−318862号の咀嚼センサでは、 外耳道内に挿入され咀嚼に伴う外耳道の変形により押圧される挿入部と、該挿入部の押圧を検出する押圧センサとを備えており、前記挿入部内に、外部からの該挿入部の押圧により変形する気室を備えるとともに、前記押圧センサとして、該気室の音圧を検出するマイクロホンを備えた構成も知られている。
しかし、上記構成では気室の変形による音圧を検出するためセンサが大型化するという問題点がある。
特開2007−317144号公報 特開平11−318862号公報
この発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その主たる課題は、外耳に挿入するイヤホン型ケースにマイクロホンを設けて、噛み音の検出を確実に行うことができる噛み数検出装置を提供することにある。
この発明は、上記課題を解決するために、請求項1の発明では、
外耳に挿入可能なイヤホン型ケースにマイクロホンと増幅回路を設けた噛み音検出手段と、該噛み音検出手段で検出した噛み音をカウントして噛み数を計測する噛み数測定手段とを設けたことを特徴とする。
また、請求項2の発明では、
前記カウントした噛み数が所定時間内に所定数に達すると任意の音信号を発生し外部出力する音出力手段を設けていることを特徴とする。
更に、請求項3の発明では、
前記カウントした噛み数が所定時間内に所定数に達しないと、任意の音信号を発生し外部出力する音出力手段を設けていることを特徴とする。
また、請求項4の発明では、
前記検出した噛み音間のピッチに合わせて、任意の音信号を発生し同じピッチで外部出力する音出力手段を設けていることを特徴とする。
この発明では、外耳に挿入するイヤホン型ケースの先端側にマイクロホンなどのセンサを内蔵し、咀嚼時に外耳経由で伝達される音を検出するので、簡単な構成で確実に噛み音を取得することができる。
また、微少な音であっても増幅することで、容易に噛み音を識別することができる。
検出された噛み音はカウントされるが、噛み数は、所定の時間内に制限することで、適切な咀嚼か否かを判定することもできる。
更に、噛み音のピッチに合わせて音を出力することで、自らの咀嚼ピッチを任意の音で聞きながら把握することができる。
この発明は、イヤホン型ケースに内蔵したマイクロホンを用いて噛み音を検出し、該噛み音をもとに噛み数をカウントすることで、簡単且つ確実に咀嚼回数の把握を実現した。
以下にこの発明の噛み数検出装置の好適実施例について図面を参照しながら説明する。
図1に示す噛み数検出装置1は、噛み音検出器2と、該噛み音検出器2に接続された噛み数検出器10とからなっている。
噛み音検出器2は、イヤホン型ケース3に、高感度マイク4と増幅回路5とを内蔵している。
図2には、上記回路の一例を示すが、この発明では上記回路に限定されないこと勿論である。
また、図3は、噛み音検出器2における機能を示すブロック図である。
本実施例では噛み音検出器2側で噛み音か否かの判定を行っているが、増幅した検出信号を噛み数検出器10へ送信し、後述のコントロール部11で、はじめに噛み音か否かの判定を行う構成であってもよい。
高感度マイク4は、外耳道に伝わる噛み音を検出するものであり、本実施例ではイヤホン型ケース3の挿入側先端に設けている。
また、イヤホン型ケース3に高感度マイク4を内蔵する場合には、高感度マイク4に音が伝わりやすくなるように高感度マイク4の受音面近傍のケース3外周壁に多数の吸音孔を設けることが好ましい。
上記噛み音検出器2は、被測定者の外耳に挿入され、前記高感度マイク4により口内から外耳へ伝わる音を検出して音声信号に変換し、増幅回路5によって増幅することで、微少な音であっても噛み音として検出することができる(図3参照)。
噛み音検出器2には噛み数検出器10が一体に、または別体となって接続されている。
本実施例では、噛み音検出器2と噛み数検出器10とは別体となっており有線で接続されているが、無線で接続されるものでもよい。
噛み数検出器10は、図1及び図4に示すようにコントロール部11と、モニター部15とスピーカ16とからなっている。
コントロール部11は、カウント部12と、判定部13と、音声制御部14とからなっている。
カウント部12は、前記噛み音検出器2から入力された噛み音の音声信号を噛み数としてカウントする。
また、カウントした数値は、前記モニター部15に外部表示する。
上記カウントした噛み数は、例えば、1口回数と、1食事回数、連続回数のように分けてカウントしメモリMに記録しうるようにしてもよい。
1口回数は、食事の際の1口における噛み数、1食事回数は1回の食事における噛み数、連続回数は回数をリセットしてから次にリセットするまでの回数をいう。
上記の種別の仕分け方法は、例えば、前後の噛み音間の時間で、断続する噛み音の中で比較的短い間隔の場合は1口回数の噛み数とし、それより長い間隔の場合は1食事回数の噛み数とするよう自動的に分けるものでもよいし、被測定者に合わせて予め上記間隔の基準を入力するものでもよい。
あるいはボタンを設けて、手動でボタンを押して種別を分けるなどの方法でもよい。
判定部13では、適正な噛み数が予め設定されている。
例えば、1口回数の場合の、適正回数を30と設定しておく。
この適正回数は、被測定者によって適宜変更することができる。
そして、判定部13では、被測定者の噛み数をカウントし、1口回数の範囲内で噛み数が30に達すると、設定値達成信号を音声制御部14へ送信する。
音声制御部14では、所定の達成音をスピーカ16から出力して被測定者に知らせる。
逆に、カウントした噛み数が30未満の場合に、1口回数が終了し次の1口回数が始まったと判定された場合には、設定値未達成信号を音声制御部14へ送信する。
音声制御部14では、所定の未達成音をスピーカ16から出力して被測定者に知らせる。
この発明では、前記カウント部12で噛み音をカウントすると同時に、噛み音の検知信号を音声制御部14へ送って、噛み音と同じピッチで任意の音声をスピーカ16から出力して被測定者に音でモニターするようにしてもよい。
また、音と同時にライトを点滅させるなどの構成を付加してもよい。
上記実施例では、噛み音検出器で、噛み音検出を行ったが、噛み音の判別は噛み数検出器のコントロール部で行っても良い。
その他、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨に変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
実施例1の噛み音検出器と噛み数検出器とを別体にしてケーブルで接続した噛み数検出装置の全体図である。 噛み音検出器の回路図である。 噛み音検出のブロック図である。 噛み数測定のブロック図である。
符号の説明
1 噛み数検出装置
2 噛み音検出器
3 イヤホン型ケース
4 高感度マイク
5 増幅回路
10 噛み数検出器
11 コントロール部
12 カウント部
13 判定部
14 音声制御部
15 モニター部
16 スピーカ

Claims (4)

  1. 外耳に挿入可能なイヤホン型ケースにマイクロホンと増幅回路を設けた噛み音検出手段と、該噛み音検出手段で検出した噛み音をカウントして噛み数を計測する噛み数測定手段とを設けたことを特徴とする噛み数検出装置。
  2. カウントした噛み数が所定時間内に所定数に達すると任意の音信号を発生し外部出力する音出力手段を設けていることを特徴とする請求項1に記載の噛み数検出装置。
  3. カウントした噛み数が所定時間内に所定数に達しないと、任意の音信号を発生し外部出力する音出力手段を設けていることを特徴とする請求項1または2に記載の噛み数検出装置。
  4. 検出した噛み音間のピッチに合わせて、任意の音信号を発生し同じピッチで外部出力する音出力手段を設けていることを特徴とする請求項1に記載の噛み数検出装置。
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