JP2010154916A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】座部のクッション性を向上しつつ、折り畳んだ状態の椅子の収納効率も高く維持することができる椅子を提供する。
【解決手段】使用者が座る座部と、前記座部の側部に連結される脚部とを備える椅子であって、前記座部は、クッション性のある座部本体と、前記座部本体を保持する保持部材と、前記保持部材を支持する支持部材と、を有し、前記座部本体は、前記支持部材の上縁部を通る面と下縁部を通る面とにより規定される空間内に延在し、前記脚部は、第1脚部と第2脚部とを有し、前記第1脚部及び第2脚部の開閉に応じて使用状態と折り畳み状態とを変更可能であり、前記折り畳み状態において積み重ねが可能な構成とした。
【選択図】 図3

Description

本発明は、椅子に関し、特に、座部のクッション性を高め、折り畳み状態において重ねて収納可能な椅子に関する。
従来より、使用者が快適に座れるようにクッション性のある発泡材等を利用した座部を備え、重ねて収納可能な椅子が利用されている。例えば、特許文献1は、クッションを有する座部を備える椅子を開示している。以下に、従来の椅子について図4を参照しつつ説明する。
図4(a)は、従来の折り畳んだ椅子300を水平に複数積み重ねた状態を示す斜視図、図4(b)は、図4(a)の線IV−IVに沿った一の椅子300の断面図である。椅子300は、座部303と、座部303の枠体332の側部に連結される前脚フレーム311及び後脚フレーム321と、前脚フレーム311の上端に連結される背もたれ部305と、を備える。座部303は、クッション性のある座部本体331bと、座部本体331bを覆う表装材331cと、座部本体331cが載置されるとともに、座部本体331cを覆う表装材331cが固定される座板331aと、管状部材から形成され座板331aを支持する略正方形状の枠体332と、を有する。なお、座部本体331bが固定された座板331aは、枠体332の上縁部近傍に固定され、枠体332により囲まれる空間はほぼ空洞となっている。
上記構成の折り畳まれた椅子300は、背もたれ部305、座部303、前脚フレーム311、後脚フレーム321が平らに折り畳まれて、複数の椅子を折り畳まれた椅子の厚さ方向に積み重ねる構成である。
特開平8−182565号公報
ところで、利用者が椅子に座ったときの座り心地は、座部のクッション性が大きく影響し、クッション部が薄ければクッション性が低下する。そこで、クッション部を厚く設けて、クッション性を向上させ、座り心地のよい椅子を提供することが求められている。特に、折り畳んで積み重ね可能な椅子については、使用時におけるクッション性向上と、重ねたときの収納効率との兼ね合いがきわめて重要となる。
ここで、上述した従来の椅子300は、枠体332の上縁部近傍に座板331aが固定されているが、このような構成において、クッション材331bのクッション性を向上させるために、クッション材331bの厚さを増やすとすれば、座板331aを基準として上方向へクッション材331bの厚さが増えてしまう。その結果、枠体332の上縁部を通る面S1から突出する座部の部分が増加してしまい、椅子の厚さ方向の寸法が大きくなることにより椅子の収納効率が低下してしまう。さらに、折り畳んだ状態の椅子300の平面性が損なわれ、折り畳んだ椅子を水平に積み重ねると、積み重ねられた椅子の姿勢が不安定になり積み上げられた椅子が倒れる恐れがある。
そこで、本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、座部のクッション性を向上しつつ、折り畳んだ状態の椅子の収納効率も高く維持することができる椅子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、使用者が座る座部と、前記座部を支持する脚部とを備える椅子であって、前記座部は、クッション性のある座部本体と、前記座部本体を保持する保持部材と、前記保持部材を支持する支持部材と、を有し、前記座部本体は、前記支持部材の上縁部を通る面と下縁部を通る面とにより規定される空間内に延在し、前記脚部は、第1脚部と第2脚部とを有し、前記第1脚部及び第2脚部の開閉に応じて使用状態と折り畳み状態とを変更可能であり、前記折り畳み状態において重ねて収納可能な構成としたことを特徴とする椅子。
また、本発明の椅子によれば、前記保持部材は、前記座部本体を収容する凹部を有し、前記凹部を構成する底壁の下面は前記支持部材の下縁部と同一面上に延在することを特徴とする。
また、本発明の椅子によれば、前記座部本体は、軟質ウレタンから構成されていることを特徴とする。
また、本発明の椅子によれば、前記保持部材は、前記座部本体を収容する凹部を有する第1保持部材と、前記第1保持部材を収容する凹部及び前記支持部材に係止可能な係止部を有する第2保持部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、椅子の支持部材の上縁部を通る面及び下縁部を通る面により規定される空間内を有効に使うことにより、従来と同様の収納効率を維持しつつも、座部本体において従来よりも高いクッション性を有する椅子を提供することができる。さらに、座部本体の厚さ寸法を、前記空間内に延在させるように増大することにより、折り畳んだ状態の椅子の平面性を確保でき、収納効率(特に水平スタックの効率)を高くできるともに、椅子を安定して積み重ねることができる。
以下、本発明に係る椅子の実施形態について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。図1は、開脚状態(使用状態)である椅子100の斜視図、図2(a)は、図1の線II−IIに沿った椅子100の断面図、図2(b)は、折り畳んだ状態の椅子100を図2(a)と同様に示す断面図、図3は、折り畳んだ複数の椅子について図2(a)の線III−IIIに沿った断面で示す図である。
図1、図2(a)、(b)に示されるように、椅子100は、利用者が座る座部3と、座部3の側部3aに連結される脚部4、すなわち前脚フレーム(第1脚部)11と後脚フレーム(第2脚部)21と、を備える。座部3は、クッション性のある部材(例えば、軟質ウレタン)から成り平面視で略矩形状の座部本体31と、座部本体31を保持する保持部材7と、保持部材7を支持する枠体(支持部材)35と、を有する。そして、前脚フレーム11及び後脚フレーム21の開閉に応じて使用状態(図1、図2(a)参照)と折り畳み状態(図2(b)参照)とに変更可能であり、折り畳み状態において積み重ね(図3参照)が可能である。
さらに、保持部材7は、周壁部32bが図2(a)中の上方に向かい拡開し、座部本体31を保持する凹部32aを有する第1保持部材32と、第1保持部材32を保持する凹部33aを有し、ねじ等の締結手段により第1保持部材32と締結される第2保持部材33と、を有する。支持部材としての枠体35は、第2保持部材33を支持することが可能な形状であり、本実施形態では丸みを帯びた4隅を有する四角形状である。また、カバー部材34は、第1保持部材32の凹部32aに保持された座部本体31を覆い、第1保持部材32の周壁部32bの裏面に留め、座部本体31と第1保持部材32とをユニット化する部材である。
なお、第1保持部材32の底面32cには、図3に示すように、例えば、奥行き(d)方向(図3の紙面に対して垂直方向)に延在するリブ61、63、65、67、69を等間隔で配置するようにしてもよい。従って、第1保持部材32は、リブ61、63、65、67、69の頂部が、第2保持部材33の凹部33aを構成する底壁33eの内面33dに当接した状態で、第2の保持部材33の凹部33aに載置される。このように構成すれば、利用者が座ったときにかかる荷重に対する剛性を確保することができる。
第2保持部材33の凹部33aは、例えば、平面視で略矩形状である。また、第2保持部材33は、凹部33aの周囲に設けられて、図2(a)における下方へ開口する溝である係止部33bを備え、その係止部33bに枠体35が嵌まり込み、第2保持部材33が枠体35に支持される。
ねじ等の固定手段により第2保持部材33と第1保持部材32とを固定すると、凹部32aが隣り同士のリブ(61、63、65、67、69)の間において撓むことで反撥力を発生し、強固な固定を維持することができる。結果として、第1及び第2の保持部材32、33間を確実に固定できる。
第2保持部材33の凹部33aを構成する底壁33eの下面33cは、図3に示すように、一例として、枠体35の下縁部35bを通る面S2とほぼ面一に配置し、さらに、第1保持部材32に保持されている座部本体31の厚さ(t)方向の長さは、枠体35の下縁部35bを通る面S2の近傍から、枠体35の上縁部35aを通る面S1を超えて延在するように寸法づけされている。すなわち、第1及び第2の保持部材32、33は、座部本体31が、枠体35の上縁部35aを通る面S1と下縁部35bを通る面S2と、枠体35と、により規定される空間内に配置できるように構成されている。
本実施形態の第1保持部材32及び第2保持部材33によれば、従来技術では、有効に利用されていなかった枠体35の直径に相当する長さ分(面S1と面S2との間の長さ)を、座部本体31の厚さ方向寸法を増やすために利用している。結果として、椅子100全体の厚さ方向寸法を大きくすることなく、座部3のクッション性を向上させることができる。さらに、椅子100を折り畳んだときの、椅子100の厚さ(t)方向への凹凸も生じることがなく、椅子100の収納効率、特に水平に積み重ねたときのスタック効率を高めることができる。座部3のクッション性をさらに向上させるため、座部本体31を厚く構成する場合、座部本体31は、面S1と面S2と枠体35とにより規定される空間をさらに大きく超えてしまうことになるが、このような構成としたとしても、前記空間を有効利用していなかった従来技術による椅子に比べれば、折り畳み状態における椅子100の厚さを抑えることができる点で好適である。なお、座部本体31の全体が、面S1と面S2と枠体35とにより規定される空間内に完全に収容されるように、座部3を構成することも可能である。
なお、本実施形態では、支持部材である枠体35は、保持部材7の周囲を完全に包囲する閉じた領域を形成する部材であるが、本発明はこの構成に限定されない。すなわち、椅子100が備えるべき耐荷重性能を満足し、保持部材7を確実に支持することができる構成であれば、略コの字形状等の始点と終点のある開いた領域を形成する支持部材としたり、保持部材7の左右両側部を支持可能な一対の棒状部材とした支持部材を採択してもよい。また、上面視で略矩形状の枠体としたが、円形状、楕円形状、U字状、C字状など、種々の形状の枠体とすることも可能である。
さらに、本実施形態では、支持部材である枠体35は、閉じた矩形状の領域を取り囲む部材であるため、座部本体31を配置できる領域が枠体35により制限されるが、支持部材が上述のように開いた領域を形成する場合には、座部本体31が延在する領域は、前述の面S1もしくはS2が広がる方向、すなわち面方向については制限されない。よって、本発明は、座部本体31が、面S1と面S2とにより規定される空間内に延在させることができる構成の保持部材7を備える椅子であればよい。
なお、本実施形態では、保持部材7を構成する第1保持部材32と第2保持部材33とを別体としたが、一体構成とすることも可能である。保持部材7が一体成形された場合には、第1保持部材32の凹部32aを構成する底壁及びリブ61、63、65、67、69の厚さ(t)方向に関する長さ分だけ、さらに座部本体31の厚さを大きくすることが可能である。また、座部本体31は、カバー部材34を用いて第1保持部材32に固定する構成としたが、カバー部材34を用いずに、座部本体31を第1の保持部材32に固定する構成とすることも可能である。
座部本体31及びカバー部材32は軟質ウレタン、ポリプロピレン等の弾性を有する材料を利用できる。枠体35の材料としては、椅子の軽量化や加工性を実現できれば、アルミニウム、アルミニウム合金等、種々の材料が用いることができる。
以下に、本実施形態の椅子100のその他の部材の構成について説明する。
第2保持部材33の係止部33bの外周縁には、折り畳まれた状態の椅子100同士を積み重ねる場合に、椅子100同士が互いにずれないように係止手段が設けられている。係止手段は、椅子100が折り畳まれた状態で、第2保持部材33の厚さ(t)方向に関し、カバー部材34より上方に突出し、かつ、後脚フレーム21の側縁部21kには達しないように寸法づけされた突起部71と、第2保持部材33の厚さ(t)方向に関し、第2保持部材33の下面33cを通る面S2を越えて突出し、滑り防止部材51の端面51aに達しないように寸法づけされている2つの突起部間に形成される凹部73と、から構成される。
この係止手段は、第2保持部材32の幅(w)方向で対向する2か所に設けられている。また、突起部71と凹部73は、一の折り畳んだ状態の椅子100の突起部71が、他の折り畳んだ状態の椅子100の凹部73内に係合する相補的な形状となっており、突起部71が凹部73に係合すると椅子100同士の図3の紙面に対して垂直方向への移動が係止される。
また、図1に示すように、前脚フレーム11は、一例として、正面視で略U字形状を採択すればよく、床に平行に延びる水平部11aと、水平部11aの長手方向両端にそれぞれ連続し、湾曲する屈曲部24、24と、屈曲部24、24のそれぞれに連続し座部3の側部3aを通り上方に延びる起立部11b、11bと、を有する。図1中の対向する側部3に連結される起立部11b、11bの上端部は、起立部11b、11bが平行になるよう、背もたれ部12で固定されている。
前脚フレーム11は、その平坦部11e(図3参照)の所定位置で、座部3の枠体35に固定された第1のピン41により座部3に対して回転可能に連結されている。
さらに、図3に示すように、前脚フレーム11は、曲げに対する強度を高める補強手段としての第1のリブ13及び第2のリブ15が設けられた管状部材から構成され、前脚フレーム11の全長に亘り中空部11cを有する。また、前脚フレーム11は、断面長円形状であり、互いに平行に延在する平坦部11d、11eと、平坦部11の両端を連結する湾曲部11f、11gと、から構成される。管状部材に折り曲げ加工は、折り曲げることで成形される屈曲部24の曲率半径方向に関して、平坦部11d、11eが対向するよう行う。屈曲部24に第1及び第2のリブ13、15が設けられているため、割れ、しわが生じることや、破損することなく屈曲させることができる。
なお、前脚フレーム11は、アルミニウム、アルミニウム合金等の軽量で加工しやすい材料を利用するのが好適であり、また、リブ付きの管状部材は、押し出し成形等により作製できる。
後脚フレーム21は、一例として、正面視で略U字形状を採択すればよく、床に平行に延びる水平部21aと、水平部21aの長手方向両端に湾曲して連続する屈曲部24、24と、屈曲部24、24のそれぞれに連続し座部3の側部3aの近傍に延びる起立部21b、21bと、を有する。
後脚フレーム21は、中空部21aを全長に亘り有する管状部材から形成される。従って、後脚フレーム21を構成する管状部材には、リブが設けられていない。そこで、後脚フレーム21の屈曲部25に、曲げに対する強度を高める不図示の補強部材を嵌合させている。
後脚フレーム21の起立部21bは、連結部5を介して前脚フレーム11に連結している。連結部5は、前脚フレーム11に固定される第2のピン43と、第2のピン43により軸支される第1の連結片46と、一端部が第1の連結片46に連結され、他端部が後脚フレーム21の中空部21c内に摺動可能に収容されるロッド部45と、を有する。すなわち、ロッド部45は、後脚フレーム21の開口する上端部21hから中空部21c内に入れ子式に連結されており、ロッド部45と後脚フレーム21とは、摺動して伸縮可能な構成となる。また第2のピン45は、第1のピン41から背もたれ部12側に所定距離離れた位置に固定されている。
また、後脚フレーム21の上端部21hの近傍には、第2の連結片47が設けられ、第2の連結片47は、座部3の枠体35の所定位置に固定された第3のピン49に回動可能に連結されている。なお、後脚フレーム21は、アルミニウム、アルミニウム合金等の軽量で加工しやすい材料を利用するのが好適である。
図1に示すように、背もたれ部12は、前脚フレーム11の起立部11b、11b間に装着された状態で、奥行き(d)方向の座部3a側へ凸状に湾曲している。また、図2(a)に示されるように、背もたれ部12の縦断面形状は、略くの字形状に構成され、表面12aが凸形状であり、裏面12bが凹形状である。図3に示すように、折り畳んだ状態の椅子100を複数重ねると、重ねられた椅子100のうち、最下部に該当する椅子100cの背もたれ部12の表面12aが、その上の椅子100bの背もたれ部12の裏面12bに当接し、さらに、椅子100bの背もたれ部12の表面12aには、最上部の椅子100aの背もたれ部12の裏面12bが、係合する。よって、積み重ねられた椅子100a乃至100cの後脚フレーム11の起立部11bの長手方向(図3の紙面に垂直方向)への移動が規制される。前述した第2の保持部材32に設けられた係止手段と、背もたれ部12の係止手段が協働することにより、積み重ねられた椅子100の移動を確実に係止できる。
なお、本実施形態では、ロッド部45が後脚フレーム21の中空部21c内に収容される構成であるため、後脚フレーム21は、前脚フレーム11のように、全長に亘りリブを一体成形することはできない。しかし、例えば、ロッド部45が後脚フレーム21の外周面に沿って摺動する構成や、ロッド部45の形状を、前脚フレーム21のリブを有する中空部21c内を摺動できる構成とすれば、前脚フレーム21と同じリブを設けた管状部材を使用することができる。
また、本実施形態では、床の上に載置された椅子100の滑りを防止するため、前脚フレーム11及び後脚フレーム21の水平部11a、21aには、互いに離間して2つの滑り防止部材51、53が装着されている。
上記構成の椅子100は、使用するための開脚状態(図2(a)参照)から、椅子100を折り畳んだ閉脚状態(図2(b)参照)へと変更でき、その逆に閉脚状態から使用するための開脚状態へと変更できる。例えば、一方の手で背もたれ部12を持ち、他方の手で座部3の先端部3cを掴み、矢印R方向(図2(a)参照)に回転させると、第1のピン45を中心として座部3が時計回りに回転し、第3のピン49に連結されている第2の連結片47が時計回りに回転し、第2の連結片47に連結された後脚フレーム21が下方に引っ張られ、ロッド部45が中空部21c内から伸長する。最終的に側面視において前脚フレーム11、後脚フレーム21、座部3が重なり合って平たく畳まれる。従って、図2(b)に示すように、折り畳まれた状態の椅子100を、収容効率良く、特に水平スタック効率よく、互いに複数個積み重ねることができる(図3参照)。
本実施形態のように、前脚フレーム11の中空部11cには、その全長にわたりリブを設ける構成としたが、後脚フレームと同様に、補強部材を嵌合させる構成とすることもできるし、屈曲部24のみにリブを設ける構成とすることもできる。
また、座部本体31や保持部材7の形状は、平面視において略矩形状としたが、円形状、半円形状、楕円形状、ひし形形状等の任意の形状とすることができる。
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態及び実施例は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
開脚状態である椅子100の斜視図である。 (a)は、図1の線II−IIに沿った椅子100の断面図、(b)は、折り畳んだ状態の椅子100を図2(a)と同様に示す断面図である。 折り畳んだ複数の椅子について図2(a)の線III−IIIに沿った断面で示す図である。 (a)は、従来の折り畳んだ椅子を複数積み重ねた状態を示す斜視図であり、(b)は、図4(a)の線IV−IVに沿った一の椅子の断面図である。
符号の説明
3 座部
4 脚部
5 連結部
11 前脚フレーム(第1脚部)
12 背もたれ
13 第1のリブ
15 第2のリブ
21 後脚フレーム(第2脚部)
25 屈曲部
27 屈曲領域
29 補強部材
31 座部本体
32 第1保持部材(保持部材)
32a 凹部
32b 周壁部
33 第2保持部材(保持部材)
33a 凹部
33b 係止部
33c 下面
33e 底壁
35 枠体(支持部材)
35a 上縁部
35b 下縁部
41 第1のピン
43 第2のピン
45 ロッド部
46 第1の連結片
47 第2の連結片
49 第3のピン
100 椅子
d 座部の奥行き方向
w 座部の幅方向

Claims (4)

  1. 使用者が座る座部と、前記座部を支持する脚部とを備える椅子であって、
    前記座部は、クッション性のある座部本体と、前記座部本体を保持する保持部材と、前記保持部材を支持する支持部材と、を有し、
    前記座部本体は、前記支持部材の上縁部を通る面と下縁部を通る面とにより規定される空間内に延在し、
    前記脚部は、第1脚部と第2脚部とを有し、
    前記第1脚部及び第2脚部の開閉に応じて使用状態と折り畳み状態とを変更可能であり、前記折り畳み状態において重ねて収納可能な構成としたこと
    を特徴とする椅子。
  2. 前記保持部材は、前記座部本体を収容する凹部を有し、前記凹部を構成する底壁の下面は前記支持部材の下縁部と同一面上に延在することを特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記座部本体は、軟質ウレタンから構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の椅子。
  4. 前記保持部材は、前記座部本体を収容する凹部を有する第1保持部材と、前記第1保持部材を収容する凹部及び前記支持部材に係止可能な係止部を有する第2保持部材と、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載の椅子。
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