JP5763814B1 - 折り畳み椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納性や携帯性の向上を図った折り畳み椅子を提供する。【解決手段】折り畳み椅子10は、折り曲げ可能な板部材20を2枚重ねて配置した状態でその2枚の板部材20の少なくとも2辺部を相互に接続し、板部材20を曲げ伸ばしすることによって、2枚の板部材20が相互に離間する方向へ移動した開状態と、2枚の板部材20が相互に接近する方向へ移動した閉状態と、に開閉可能に構成されている。椅子10は、開状態において、一方側に開口部13を有する容器状となり開口部13と反対側に使用者からの荷重を受ける座面部14が形成される。【選択図】図6

Description

本発明の実施形態は、折り畳み椅子に関する。
折り畳み椅子は、例えば金属製のパイプを折り曲げて形成されたフレームと、座面部を形成する布と、を備えたものが公知である。このような折り畳み椅子においては、例えば2つのフレームが軸を中心に回動可能に構成されている。そして、座面部を形成する布が、2つのフレーム間に亘って設けられている。2つのフレームを回動させて開くと、布は、2つのフレームに引っ張られてこのフレーム間に張り渡される。これにより座面部が形成され、折り畳み椅子が、椅子としての機能を発揮する。
しかしながら、このような従来構成の折り畳み椅子では、折り畳んだ状態でもなお、フレーム自体の厚みは残る。そのため、このような椅子は、折り畳んで状態であっても収納したり携帯したりする際にかさばるため、収納性や携帯性に関して改善の余地があった。
特開2014−256号公報
そこで、収納性や携帯性の向上を図った折り畳み椅子を提供する。
実施形態の折り畳み椅子は、折り曲げ可能な板部材を2枚重ねて配置した状態でその2枚の前記板部材の少なくとも2辺部を相互に接続し、前記板部材を曲げ伸ばしすることによって、2枚の前記板部材が相互に離間する方向へ移動した開状態と、2枚の前記板部材が相互に接近する方向へ移動した閉状態と、に開閉可能に構成されている。椅子は、前記開状態において、一方側に開口部を有する容器状となり前記開口部と反対側に使用者からの荷重を受ける座面部が形成される。前記板部材は、前記座面部を形成する座面形成部と、前記座面形成部と一体に形成され前記開口部の周囲の側面部を形成する側面形成部と、前記座面形成部に設けられ、2枚の前記板部材の開閉方向に対して直角方向へ延びるように形成された山折りの溝である第1溝部と、前記座面形成部と前記側面形成部との間にあって前記座面形成部に沿った楕円の円弧状に形成された山折りの第2溝部と、前記座面形成部において前記第2溝部の両端部から前記側面形成部の上下方向の途中部分にかけて前記側面形成部の左右方向の外側へ向かって円弧状に膨らみ、その後、前記側面形成部の上下方向の途中部分から下端部にかけて前記側面形成部の左右方向の内側へ向かって円弧状に膨らむように上下方向へ向かって延びる曲線状に形成された山折りの溝である2つの第3溝部と、前記側面形成部に形成され前記側面形成部の左右方向の両側端部において上下方向へ延びるように形成された谷折りの溝である2つの第4溝部と、を有している。前記側面形成部は、前記側面形成部の下縁部と前記第2溝部と2つの前記第3溝部とによって囲まれた領域であって、前記側面形成部における左右方向の中心部に設けられた第1側面領域と、前記側面形成部の上下の縁部と前記第3溝部と前記第4溝部とで囲まれた領域であって、前記第1側面領域の左右両側に設けられた2つの第2側面領域と、を有している。2枚の前記板部は、前記第1溝部と前記第2溝部と前記第3溝部と前記第4溝部との作用よって前記板部材の厚み方向へ開閉可能となっている。
これによれば、閉状態の椅子は、板部材を2枚重ねた状態となる。すなわち、実施形態の椅子は、金属パイプ等の部品を使用していないため、折り畳んだ状態で金属パイプ等の厚みが残らない。そのため、実施形態の椅子は、閉状態でその厚みを極力薄くすることができ、その結果、椅子の収納性や携帯性が向上する。
実施形態の椅子の座面部は、開閉方向に対して直角方向へ長い楕円状であり、楕円状の長手方向の中心部から外側へ向かうにしたがって開口部側の縁部から離れるように湾曲している。
すなわち、座面部を単純な平坦な板状にした場合、使用者が椅子に腰掛けた際に、使用者の臀部が座面部に密着し難い。そのため、例えば座面部を硬い合成樹脂製の材料等で構成すると、座り心地が悪くなる。一方、実施形態の椅子は、座面部が湾曲している。そのため、使用者が椅子に腰掛けた際に、使用者の臀部が座面部に密着し易い。したがって、例えば座面部を硬い合成樹脂製の材料等で構成しても、座り心地が良い。その結果、例えば椅子を長時間使用した際における使用者の疲れの軽減を図ることができる。
実施形態の椅子の側面部は、開状態において、座面部側から開口部側へ向かうにしたがって、対向する他の側面部との距離が大きくなっている。
すなわち、開状態における側面部は、座面部に加わった荷重を、設置面である地面や床面に伝達するものであり、従来構成のフレームに代わる部分である。実施形態の椅子の側面部は、板部材によって板状に構成されている。そのため、椅子は、側面部の面に平行方向への荷重に対しては強いが、側面部の面に直角方向への荷重に対しては比較的弱い。この場合、側面部を、座面部に対して直角つまり設置面に対して垂直に設けると、垂直方向への耐荷重性は高くなるが、前後左右方向への耐荷重性が比較的弱くなる。しかし、使用者が、椅子に腰掛けた状態で前後左右方向へ体を動かしたりすることも想定される。そのため、設置面に対して垂直方向ばかりでなく、前後左右方向への耐荷重性も高める必要がある。そこで、椅子の側面部を、開状態において開口部側へ行くにしたがって広がるようにすることで、設置面に対する垂直方向のみならず、左右及び前後方向への耐荷重性も向上させることができる。
一実施形態による折り畳み椅子の閉状態を示す斜視図 折り畳み椅子の閉状態を示す正面図 折り畳み椅子の閉状態を示す平面図 折り畳み椅子の閉状態を示す底面図 折り畳み椅子の閉状態を示す右側面図 折り畳み椅子の開状態を示す斜視図 折り畳み椅子の開状態を示す正面図 折り畳み椅子の開状態を示す平面図 折り畳み椅子の開状態を示す底面図 折り畳み椅子の開状態を示す右側面図 板部材を示す正面図
一実施形態による折り畳み椅子について、図面を参照して説明する。
各図において、図1〜図5は、折り畳み椅子10の閉状態を示す図である。図6〜図10は、折り畳み椅子10の開状態を示す図である。なお、折り畳み椅子10の閉状態を示す左側面図は、図5と同一であるため省略している。同様に、折り畳み椅子10の開状態を示す左側面図は、図10と同一であるため省略している。折り畳み椅子10は、閉状態において全体として板状に構成され、開状態において椅子としての機能を発揮する。
なお、以下の説明においては、単に椅子10と称する。また、以下の説明において、椅子10の前後、左右、及び上下は、各図に矢印で示す通りである。使用者は、開状態の椅子10の下部を設置面である地面や床面に接触させて、椅子10を使用する。また、本実施形態の椅子10は、開状態において、上下方向の寸法すなわち高さは約25cm、左右方向の寸法すなわち幅は約40cm、前後方向の寸法すなわち奥行きは約20cmである。なお、椅子10の具体的な寸法は、上記したものに限定されない。
椅子10は、2枚の板部材20、20を備えている。2枚の板部材20、20は、同一構成の部品である。板部材20は、例えばポリプロピレン等の樹脂材料の成型品であって、図11に示すように、1枚の板状に構成されている。板部材20は、複数の溝部、この場合、第1溝部21、第2溝部22、第3溝部23、及び第4溝部24を有している。板部材20は、各溝部21〜24に沿って、折り曲げ可能に構成されている。
なお、以下の説明において、溝部を挟んで両側に位置する2つの表面部が、互いに離間する方向へ折れ曲がることを山折りという。また、溝部を挟んで両側に位置する2つの表面部が、互いに接近する方向へ折れ曲がることを谷折りという。この場合、表面部とは、板部材20の面のうち外方へ露出している面をいう。
板部材20は、座面形成部30と側面形成部40とを一体に有している。側面形成部40は、座面形成部30の下側に設けられている。座面形成部30は、図11に示すように、左右方向に長い楕円形状の一部分を切り欠いた形状である。具体的には、座面形成部30は、楕円形状の周囲と、楕円形状の長手方向の一方の頂点から中心までの線301(以下、長辺301と称する)と、楕円形状の短手方向の一方の頂点から中心までの線302(以下、短辺302と称する)と、で形成される領域、この場合、楕円形状の1/4程度を切り欠いた形状である。
座面形成部30は、第1座面領域31、第2座面領域32、及び第3座面領域33を有している。第1座面領域31は、座面形成部30のうち長辺301及び第2溝部22に接する領域であり、楕円形状の1/4程度の大きさである。第2座面領域32は、座面形成部30のうち短辺302に接する領域であり、楕円形状の1/4程度の大きさである。第3領域は、座面形成部30のうち長辺301及び短辺302のいずれにも接しない領域であり、楕円形状の1/4程度の大きさである。
第1溝部21は、座面形成部30において第2座面領域32と第3座面領域33との間に設けられている。第1溝部21は、直線状に形成された山折りの溝である。すなわち、第2座面領域32と第3座面領域33とは、第1溝部21によって相互の表面部が離間する側へ折れ曲がることが可能になっている。つまり、第2座面領域32は、第3座面領域33に対して図11の紙面奥側へ折れ曲がることが可能である。
第2溝部22は、座面形成部30と側面形成部40との間に設けられている。第2溝部22は、座面形成部30の周囲に沿った楕円の円弧状に形成された山折りの溝である。第2溝部22の両端側において、座面形成部30と側面形成部40とは離間している。すなわち、座面形成部30の第1座面領域31及び第3座面領域33側の縁部は、それぞれ座面形成部30の楕円形状の長手方向の頂点部から短方向の頂点部側へ向けて、約1/3程度の距離に亘って、側面形成部40から離間している。側面形成部40と座面形成部30とは、第2溝部22によって、相互の表面部が離間する側へ折れ曲がることが可能になっている。つまり、座面形成部30は、側面形成部40に対して図11の紙面奥側へ折れ曲がることが可能である。
側面形成部40は、座面形成部30の第1座面領域31及び第2座面領域32に接続している。側面形成部40は、座面形成部30の第1座面領域31及び第2座面領域32を含めて、全体として略台形状となっている。側面形成部40は、側面形成部40の左右方向の中心部に対して左右対称である。側面形成部40は、第1側面領域41と、2つの第2側面領域42と、2つの第3側面領域43と、を有している。
第1側面領域41は、側面形成部40において、左右方向の中心部に設けられている。第1側面領域41は、側面形成部40の下縁部と、第2溝部22と、2つの第3溝部23と、によって囲まれた領域である。2つの第2側面領域42は、それぞれ第1側面領域41の左右両側に設けられている。第2側面領域42は、側面形成部40の上下の縁部と、第3溝部23と、第4溝部24と、で囲まれた領域である。2つの第3側面領域43は、それぞれ側面形成部40の左右方向の両側端部に設けられている。第3側面領域43は、上下方向に長い長方形状に形成されている。
側面形成部40は、2つの第3溝部23、及び2つの第4溝部24を有している。第3溝部23は、山折りの溝である。第3溝部23は、第2溝部22の両端部から側面形成部40の下縁部に亘って、上下方向へ向かって延びる曲線状に形成されている。第3溝部23は、上下方向の途中部分で曲率が変化している。すなわち、第3溝部23は、第2溝部22の端部から側面形成部40の上下方向の途中部分にかけて、側面形成部40の左右方向の外側へ向かってやや膨らむような円弧状に形成されている。その後、第3溝部23は、曲率が変化し、側面形成部40の上下方向の途中部分から下端部にかけて、側面形成部40の左右方向の内側へ向かってやや膨らむ円弧状に形成されている。2つの第3溝部23間の距離は、座面形成部30側つまり上側が最大となり、座面形成部30と反対側つまり下側が最小とっている。すなわち、2つの第3溝部23間の距離は、上側から下方へ行くにしたがって次第に狭くなっている。
第3溝部23は、第1側面領域41と第2側面領域42との間に設けられている。そのため、第1側面領域41と第2側面領域42とは、第3溝部23を中心にして、相互の表面部が離間する方向へ折れ曲がることが可能になっている。この場合、第1側面領域41に対して、左右両側に設けられた第2側面領域42が、図11の紙面奥側へ折れ曲がることが可能である。
第4溝部24は、上下方向へ延びる直線状に形成された谷折りの溝である。第4溝部24は、第2側面領域42と第3側面領域43との間に設けられている。そのため、第2側面領域42と第3側面領域43とは、第4溝部24を中心にして、相互の表面部が接近する方向へ折れ曲がることが可能になっている。この場合、第3側面領域43に対して、第2側面領域42が、図11の紙面手前側へ折れ曲がることが可能である。
座面形成部30は、3個の第1穴部34及び3個の第2穴部35を有している。第1穴部34及び第2穴部35は、それぞれ座面形成部30を円形に貫いて形成されている。第1穴部34の内径と第2穴部35との内径は同一である。3個の第1穴部34は、それぞれ第1座面領域31の周縁部において、楕円形状の短手方向の頂点部の近傍と、楕円形状の長手方向の頂点部の近傍と、これら2つの穴部34、34の中間部分と、に設けられている。
3個の第2穴部35は、それぞれ第2座面領域32の周縁部において、楕円形状の短手方向の頂点部の近傍と、楕円形状の長手方向の頂点部の近傍と、これら2つの穴部35、35の中間部分と、に設けられている。この場合、第1穴部34、第2穴部35とは、座面形成部30の中心部に対して点対称に配置されている。
側面形成部40は、6個の第3穴部44、長穴部45、及び止め具11を有している。第3穴部44は、側面形成部40を円形に貫いて形成されている。この場合、第3穴部44の内径は、第1穴部34及び第2穴部35の内径と同一である。第3穴部44は、2個の第3側面領域43に対して、それぞれ3個ずつ設けられている。第3穴部44は、第3側面領域43の長手方向に沿って配置されている。すなわち、第3穴部44は、側面形成部40の台形状の四隅部、及び左右の縁部における上下方向の中間部分に設けられている。
長穴部45は、側面形成部40において、左右方向の中央部でかつ上下方向のやや下側寄り部分に設けられている。すなわち、長穴部45は、側面形成部40の第1側面領域41において、やや下側寄り部分に設けられている。長穴部45は、側面形成部40を左右方向に長い長穴形状に貫いて形成されている。使用者は、長穴部45を、椅子10を携帯する際の持ち手として使用することができる。
止め具11は、例えば金属製や樹脂製のスナップボタンやフックなどである。止め具11は、側面形成部40において、左右方向の中央部でかつ上下方向のやや下側より部分に設けられている。この場合、止め具11は、長穴部45の左右方向の中央部でかつ長穴部45の上側つまり座面形成部30側に設けられている。
2枚の板部材20は、図1〜図5に示すように、互いの内側の面を対向させた状態で重ね合わされる。そして、リベット等の固定具12が、2枚の板部材20を貫くようにして、各第3穴部44に通される。これにより、2枚の板部材20において側面形成部40が相互に接続される。すなわち、2枚の板部材20の左右の2辺部が、相互に接続される。
また、板部材20の座面形成部30の第2座面領域32は、他方の板部材20の座面形成部30の第1座面領域31を覆うようにして、山折りに折り曲げられる。その際、一方の板部材20の第2穴部35と、他方の板部材20の第1穴部34とが重なるようにする。そして、リベット等の固定具12が、一方の板部材20の第2座面領域32と他方の板部材20の第1座面領域31とを貫くようにして、第2穴部35及び第1穴部34に通される。これにより、2枚の板部材20において座面形成部30が相互に接続される。この2枚の板部材20が相互に接続された状態において、全体として台形状の板部材20の四辺部のうち三辺部が閉じており、一辺部が開口した袋状に形成される。
このように構成された椅子10は、図1及び図6に示すように、第1溝部21〜第4溝部24の作用によって、前後方向すなわち板部材20の厚み方向へ開閉可能となる。すなわち、椅子10は、板部材20の各溝部21〜24の両側部分を曲げ伸ばしすることにより、開状態と閉状態とに開閉可能に構成されている。開状態とは、2枚の板部材20、20が相互に離間する方向へ移動した状態をいう。また、閉状態とは、2枚の板部材20、20が相互に接近する方向へ移動した状態をいう。椅子10は、閉状態において、図2〜図5に示すように略板状となっている。一方、椅子10は、開状態において、図6〜図10に示すように、一方側つまり下方側に開口部13を有する容器状となる。椅子10は、開状態において椅子としての機能を発揮する。すなわち、開状態において、椅子10は、座面部14及び側面部15を有する。
座面部14は、2枚の板部材20において、それぞれの座面形成部30の第2座面領域32と第3座面領域33とによって形成される。座面部14は、開口部13と反対側つまり上側に設けられ、使用者からの荷重を受ける部分である。すなわち、座面部14は、使用者が椅子10に腰掛けた際に、使用者の臀部が接触する部分である。座面部14は、図8に示すように、平面視において左右方向へ長い楕円状である。また、座面部14は、図7に示すように、正面視において、楕円形状の長手方向の中心部から外側へ向かうにしたがって開口部13側の縁部から離れるように湾曲している。すなわち、座面部14は、正面視において、左右方向の中心部から外側へ向かうにしたがって上方へ向かって湾曲している。
また、開状態の椅子10は、平面視及び側面視において、図7及び図10に示すように、下側が広い台形状に構成されている。すなわち、椅子10は、開状態において、開口部13の周囲を形成する側面部15が、座面部14側から開口部13側へ向かうにしたがって、対向する他の側面部15との距離が大きくなっている。
以上の実施形態によれば、椅子10は、折り曲げ可能に構成された板部材20を2枚重ねて構成されている。2枚の板部材20は、少なくとも2辺部、この場合、側面形成部40の左右両側の縁部が相互に接続されている。椅子10は、2枚の板部材20が相互に離間する方向へ移動した状態を開状態とし、相互に接近する方向へ移動した状態を閉状態としている。そして、椅子10は、開状態において、一方側つまり下側に開口部13を有する容器状となって、開口部13と反対側に座面部14が形成される。
これによれば、椅子10は、閉状態において、2枚分の板部材20の厚みを有する板状となる。そのため、椅子10は、閉状態においてその厚みを極力薄くすることができる。その結果、椅子10の収納性や携帯性が向上する。さらに、閉状態の椅子10は板状であるため、例えば複数の椅子10を重ねた場合であっても、かさばり難い。そのため、複数の椅子10を重ねる場合における収納性や携帯性も向上する。
椅子10は、主に樹脂成形品である2枚の板部材20によって構成されており、金属パイプ等の部品を必要としない。そのため、金属製の部品を極力減らすことができるため、同サイズの椅子に比べて軽量化を図ることが出来る。
椅子10の開状態における座面部14は、左右方向へ向かって長い楕円状であって、上方向へ向かって湾曲している。すなわち、座面部14は、左右方向の中心部から外側へ向かうにしたがって上方へ向うアーチ状に形成されている。そのため、使用者が椅子10に腰掛けた際に、使用者の臀部が座面部14に密着し易い。したがって、椅子10は、座面部14が単純に平坦な板状のものに比べて座り易い。その結果、椅子10を長時間使用した際における使用者の疲れの軽減を図ることができる。
開状態において、開口部13の周囲を形成する側面部15は、座面部14側から開口部13側へ向かうにしたがって、対向する他の側面部15との距離が大きくなっている。具体的には、椅子10は、開状態において、下側つまり開口部13側が広くなるように形成されている。すなわち、椅子10は、開状態において、下側が左右方向及び前後方向へ広がるように構成されている。このため、椅子10は、左右方向及び前後方向への耐荷重性が向上する。その結果、椅子10は、使用者が座った際の安定性の向上が図られる。
なお、以上説明した本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
板部材20は、ポリプロピレン等の樹脂材料に限られず、例えばアルミニウム等の軽量金属や木材等であっても良い。この場合、溝部21〜24に換えて、例えばヒンジ等を設けることにより、板部材を折り曲げ可能に構成することができる。
座面形成部30の第2座面領域32は、他方の座面形成部30の第1座面領域と接続されていなくても良い。すなわち、椅子10の開状態において、一方の板部材20の第2座面領域32を、他の板部材20の第1座面領域31に載置するだけでも良い。
椅子10の大きさは、使用対象者や、使用環境、使用目的等に応じて適宜変更することができる。
図面中、10は折り畳み椅子、13は開口部、14は座面部、15は側面部、20は板部材、21は第1溝部、22は第2溝部、23は第3溝部、24は第4溝部、30は座面形成部、40は側面形成部、41は第1側面領域、42は第2側面領域を示す。

Claims (3)

  1. 折り曲げ可能な板部材を2枚重ねて配置した状態でその2枚の前記板部材の少なくとも2辺部を相互に接続し、前記板部材を曲げ伸ばしすることによって、2枚の前記板部材が相互に離間する方向へ移動した開状態と、2枚の前記板部材が相互に接近する方向へ移動した閉状態と、に開閉可能に構成され、
    前記開状態において、一方側に開口部を有する容器状となり前記開口部と反対側に使用者からの荷重を受ける座面部が形成され
    前記板部材は、
    前記座面部を形成する座面形成部と、
    前記座面形成部と一体に形成され前記開口部の周囲の側面部を形成する側面形成部と、
    前記座面形成部に設けられ、2枚の前記板部材の開閉方向に対して直角方向へ延びるように形成された山折りの溝である第1溝部と、
    前記座面形成部と前記側面形成部との間にあって前記座面形成部に沿った楕円の円弧状に形成された山折りの第2溝部と、
    前記座面形成部において前記第2溝部の両端部から前記側面形成部の上下方向の途中部分にかけて前記側面形成部の左右方向の外側へ向かって円弧状に膨らみ、その後、前記側面形成部の上下方向の途中部分から下端部にかけて前記側面形成部の左右方向の内側へ向かって円弧状に膨らむように上下方向へ向かって延びる曲線状に形成された山折りの溝である2つの第3溝部と、
    前記側面形成部に形成され前記側面形成部の左右方向の両側端部において上下方向へ延びるように形成された谷折りの溝である2つの第4溝部と、を有し、
    前記側面形成部は、
    前記側面形成部の下縁部と前記第2溝部と2つの前記第3溝部とによって囲まれた領域であって、前記側面形成部における左右方向の中心部に設けられた第1側面領域と、
    前記側面形成部の上下の縁部と前記第3溝部と前記第4溝部とで囲まれた領域であって、前記第1側面領域の左右両側に設けられた2つの第2側面領域と、を有し、
    2枚の前記板部は、前記第1溝部と前記第2溝部と前記第3溝部と前記第4溝部との作用よって前記板部材の厚み方向へ開閉可能となっている折り畳み椅子。
  2. 前記座面部は、開閉方向に対して直角方向へ長い楕円状であり、前記楕円状の長手方向の中心部から外側へ向かうにしたがって前記開口部側の縁部から離れるように湾曲している請求項1に記載の折り畳み椅子。
  3. 前記開状態において、前記開口部の周囲を形成する側面部は、前記座面部側から前記開口部側へ向かうにしたがって、対向する他の側面部との距離が大きくなる請求項1又は2に記載の折り畳み椅子。
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