JP2010154663A - 保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】外径の異なるコルゲートチューブを保持することができる保持具を提供する。
【解決手段】2本のコルゲートチューブ40A,40Bの端部下側部分の蛇腹の谷部に係合するベース20と、ベースと係合して前記コルゲートチューブの端部上側部分に係合するカバーで構成され、カバーは、可撓連結部30Cによって、コルゲートチューブ40Aに係合する第1上カバー30Aと、コルゲートチューブ40Bに係合する第2上カバー30Bを連結する構造を有し、コルゲートチューブの外径の差によるベースからの高さのずれを、可撓連結部で許容する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、電線などの細長い線材や物品などを束に収容して配管することのできる蛇腹形状のコルゲートチューブを保持する保持具に関し、特に、コルゲートチューブの端部を保持する保持具に関する。
蛇腹形状のコルゲートチューブは、内部に電線の束やワイヤハーネス等の細長い物品を収容して、それらの物品を保護するとともに、レイアウトに従って撓めて配管するのに用いられる。また、このコルゲートチューブの端部は、例えば特許文献1〜4に記載のような保持具やプロテクタなどによって保持される。
即ち、特許文献1に記載のコルゲートチューブ端部のボックス形状の保持具は、コルゲートチューブの端部を側壁の穴から挿入すると、その端部が、底壁と弾性保持片との間に挿入されて底壁と弾性保持片との間に挟持され、保持具が保持される。また、このボックス形状の保持具には、側壁に複数の穴及び弾性保持片が形成されており、それぞれの穴にコルゲートチューブの端部を挿入すると、それらのコルゲートチューブが保持具に保持されるので、これらの複数のコルゲートチューブが相互に接続される。
また、特許文献2に記載のプロテクタは、底壁と一対の側壁とが電線の長手方向に長く形成されて内部に電線を収容する本体と、本体上部の開放部分を閉じるカバーとから構成されており、カバーは本体上部を閉じて電線を底部に押し付けて保持できる構成になっている。詳細には、本体の側壁は、底部から上部に向かう上下方向に複数の段部が形成されて上下方向に伸縮することができ、カバーには、側壁に形成された係止筒部に挿入されて係合する連結片が形成されて、本体への押し込み位置を調整できるように構成され、電線束の太さにかかわらず、本体底壁に電線束を押し付けて保持できる。
また、特許文献3に記載のプロテクタは、コルゲートチューブに収容された電線束を収容する本体と、本体上部の開放部を閉じるカバーとからなり、本体はコルゲートチューブを仮止め保持する構成であって、作業者はコルゲートチューブを持たずにカバーを連結できる。
さらに、特許文献4には、コルゲートチューブの端部を保持するチューブ形状の固定具が記載されている。この固定具は、端部にコルゲートチューブの端部を挿入するとコルゲートチューブの外面が固定具の上部の係止爪と下部の弾性係止片とに係合し、コルゲートチューブが固定具に容易に保持されるようになっている。
特開平9−130941号公報 実開平5−025920号公報 特開平11−008922号公報 特開2000−013950号公報
しかしながら、上記の特許文献1から4に記載のものは、いずれも外径の異なるコルゲートチューブどうしを固定・保持させるような構造とはなっていないので、外径の異なるコルゲートチューブを確実に保持することができなかった。
例えば、特許文献1に記載の保持具にあっては、コルゲートチューブを保持するのは底部と一対の壁部とであり、上部が開放しているので、コルゲートチューブ端部の保持が十分ではない。特に、外径の異なるコルゲートチューブどうしの保持には適している構造ではない。また、特許文献2では、電線束を保持するもので、コルゲートチューブを保持する保持具ではない。また、特許文献3に記載のプロテクタは、コルゲートチューブの端部どうしを保持する保持具ではない。さらに、特許文献4の固定具は、チューブ形状に形成されており、例えば上部が開放されている本体に対してコルゲートチューブを収容して開放部をカバーで閉じる構成の保持具ではない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、外径の異なるコルゲートチューブを保持することができる保持具を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、本発明に係る保持具は、下記(1)〜(2)を特徴としている。
(1) 外径の異なる2本の蛇腹形状のコルゲートチューブの端部を保持する保持具であって、
前記コルゲートチューブの端部の径方向下側部分を覆い、前記コルゲートチューブそれぞれの端部の蛇腹の谷部に径方向下方から係合する第1のベース側係止部が形成されたベースと、
前記ベースと係合して前記コルゲートチューブの端部の径方向上側部分を覆うカバーと、
を備え、
前記カバーは、
前記コルゲートチューブのうち一方の端部の蛇腹の谷部に径方向上方から係合する第1のカバー側係止部が形成された第1上カバーと、
前記コルゲートチューブのうち他方の端部の蛇腹の谷部に径方向上方から係合する第2のカバー側係止部が形成された第2上カバーと、
前記第1上カバーの一端部と前記第2上カバーの一端部とを連結する、可撓性を有する可撓連結部と、
を有し、
前記可撓連結部は、前記コルゲートチューブの外径の差による前記第1上カバーと前記第2上カバーの前記ベースからの高さのずれを許容する、
こと。
(2) 上記(1)の構成の保持具であって、
前記可撓連結部は、前記コルゲートチューブの外径の差による前記第1上カバーと前記第2上カバーの前記ベースからの高さのずれを許容する蛇腹形状を有すること。
上記(1)の構成の保持具によれば、可撓性を有する可撓連結部で連結される第1上カバー及び第2上カバーは、互いにベースに対してそれぞれ取付けられ、且つ各コルゲートチューブの端部の谷部を上方から覆うように構成されているので、第1上カバー及び第2上カバーを、ベースに仮止めした各コルゲートチューブに対してそれぞれその外径に応じた状態で、ベースに取付けることができる。これにより、保持具は外径の異なるコルゲートチューブの端部をそれぞれ保持することが可能となり、保持具の汎用性が高まる。
上記(2)の構成の保持具によれば、第1上カバー及び第2上カバーをつなぐ可撓連結部では、撓みや傾斜動作を確実に行うことができる。さらに、可撓連結部は、コルゲートチューブ内を挿通する可撓性部材を保護するプロテクタとしての機能も果たすことになる。
本発明によれば、可撓性を有する可撓連結部で連結される第1上カバー及び第2上カバーは、互いにベースに対してそれぞれ取付けられて、各コルゲートチューブの端部を上方から覆うことができるように構成されており、第1上カバー及び第2上カバーを各コルゲートチューブそれぞれその外径に応じた状態でベースに取り付けることで、各コルゲートチューブをベースと第1上カバー及び第2上カバーとの間で固定することができるので、異なる外径のコルゲートチューブの端部を確実に保持でき、保持具としての汎用性が高まる。
以下、本発明について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る保持具10を示すものであり、蛇腹形状の2つのコルゲートチューブ40A、40Bを取り付けて連結させるときの操作状態を示している。図2は、本発明の第1の実施形態に係るベースを示す平面図であり、図3は、そのベースの正面図であり、図4は、そのベースの底面図であり、図5(A)及び図5(B)は、そのベースの側面図及び図2のVB−VB線断面図であり、図6(A)は、本発明の第1の実施形態に係る第1上カバー、第2上カバー及び可撓連結部を示す正面図、図6(B)はその底面図であり、図7は、その第1上カバー、第2上カバー及び可撓連結部について、長手方向に沿った断面図であり、図8(A)及び(B)は、その側面図及び図6のVIIIB−VIIIB線断面図であり、図9(A)は、本発明の第1の実施形態に係るベースにコルゲートチューブを1次止め及び仮止めした状態を示す説明図、図9(B)はその要部拡大図であり、図10は本発明の第1の実施形態に係る第2上カバーでコルゲートチューブを2次止め(本止め)した状態を示す説明図であり、図11(A)は大径で同径のコルゲートチューブどうしを保持具で連結させた状態を示す斜視図、図11(B)は小径で同径のコルゲートチューブどうしを保持具で連結させた状態を示す斜視図であり、図12は、異径のコルゲートチューブどうしを保持具で連結させた状態を示す斜視図であり、図13(A)はその平面図、図13(B)はその正面図であり、図14は本発明の保持具の変形例を示す斜視図である。
この保持具10は、同径又は異径のコルゲートチューブ40A、40Bどうしを連結するコネクタとして機能するものであり、ベース20と、可撓連結部30Cで連結された第1上カバー30A及び第2上カバー30Bと、の2部品で構成されており、それぞれ、(硬質の)合成樹脂の一体成形品で形成される。なお、図1において、説明の都合上、コルゲートチューブ40A、40Bは、主として、端部41側寄りのみが記載されているが、実際には長く形成されており、例えば、電線の束等50が収容されて保護されているとともに、例えば、自動車のボディパネル等へのレイアウトに従って配管される。
ベース20は、図1及び図2〜図5に示すように、主に、各コルゲートチューブ40A、40Bの端部41の底部及び両側面を保持するものであって、長手(X)方向について両端寄り(前後)にそれぞれ設けたホルダー部21と、長手(X)方向の両端に設けた第1のベース側係止部(以下、ベース側係止部22と略す)と、長手(X)方向の前後両端でかつ長手(X)方向に直交する短手(Y)方向の両側に設けた係止部23と、長手(X)方向の中央底部から下方へ突出する固定部24と、ホルダー部21の間である中央寄りに前後2箇所設けたそれぞれ一対のものからなるガイドバー25と、長手(X)方向の中央部であって短手(Y)方向について左右両側に設けた枝線引出部26と、を備える。
ホルダー部21は、連結すべきコルゲートチューブの各端部を受け入れてその端部の外周面を支持する形状に形成される。本実施形態のホルダー部21は、各コルゲートチューブ40A、40Bの端部41を下方から保持する床部21Aと、同じく端部41を側方から保持するために床部21Aから立ち上がる左右一対の壁部21Bとを有しており、図5に示すように、管径方向から見たとき略U字形状に形成される。
ホルダー部21の内面には、図2に示すように、このホルダー部21の端部に向けて軸方向に延びる弾性保持片27が形成される。弾性保持片27は、詳細は後述するが、ホルダー部21に受け入れられた各コルゲートチューブ端部41を第1上カバー30A及び第2上カバー30B内面で覆うのに先立ち、各コルゲートチューブ端部41内面に挿入し、端部41の蛇腹の谷に弾性的に係合させてコルゲートチューブ40A、40Bをベース20に仮止めする。本実施形態において、弾性保持片27は、ホルダー部21の床部21Aからコルゲートチューブ端部41内面の蛇腹の山の高さに等しいかそれよりやや高く立ち上がり、かつ、その高さの状態でホルダー部21の端部に向けて延びる断面略逆L字形に形成されており(図9参照)、弾性保持片27の先端にはコルゲートチューブ端部内面の蛇腹の谷に弾性的に嵌合する係止爪27Aが形成される。
ベース側係止部22は、前述の弾性保持片27での仮止め保持後に行うカバー閉鎖後の本止めに用いるものであり、各コルゲートチューブ端部41の外面の端部の蛇腹の谷に弾性的に入り込ませて係合し、各コルゲートチューブ40A、40Bをベース20に保持することにより、コルゲートチューブ40A、40Bの軸方向の移動を阻止する。このベース側係止部22は、各ホルダー部21の床部21Aからコルゲートチューブ端部41の軸心方向に向かうように突出させた突起状のものであり、本実施形態では各ホルダー部21の床部21A(及び壁部21B)から上方向に突出するものである。
係止部23は、ホルダー部21の壁部21Bのそれぞれの外面に4箇所形成された略角筒形状を呈するものであって、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bの連結片31を受け入れる連結片係止穴23Aを有している。本実施形態の係止部23は、ベース20の四隅位置に都合4個形成されており、各係止部23の連結片係止穴23Aの中には、図4に示すように、弾性のある係止爪23Bが突設する。
固定部24は、図示外のパネル等の被取付部材に取付けるようになっており、本実施形態では、被取付部材の取付穴に挿入して固定される固定手段として形成される。この固定部24は、図示の錨脚形状の固定手段以外にも、例えば被取付部材の取付穴に押込んで固定される他の形状の固定手段でもよく、被取付部材に固定されてボタン型スタッド(Tスタッド)に係合して固定されるものであってもよい。
ガイドバー25は、横断面略円弧状を有する湾曲した半円筒形状であって、ホルダー部21の壁部21Bに隣接して、壁部21Bと平行に立設されており、都合4個形成される。各ガイドバー25は、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bをベース20に連結させるときに、これらのカバーを適正な姿勢に保つように案内するもので、必須ではないが、カバーの連結操作を滑らかにかつ確実に行う。各ガイドバー25の形状は、図示のような半円筒形状に形成してあるが、カバーの案内をするものであれば他の形状であってもよい。
枝線引出部26は、各コルゲートチューブ40A、40Bの内部に収容させてあった電線等の束の中から所望の電線等を、いずれかの端部41から自由に引き出させるためのものであって、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bを連結させてこれらのカバーで覆った状態においても開口状態が保持される。
一方、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bは、図1及び図6、図7に示すように、可撓性を有する可撓連結部30Cで一体に連結されているおり、ベース3の開放された上部を覆って仮止めされたコルゲートチューブ40A,40Bの端部を本止め(2次止め)する。
この第1上カバー30A及び第2上カバー30Bには、それぞれ、連結片31及び位置確認用開口32を設けたカバー本体部33と、ガイド凹部34を設けた基部35と、カバー側係止部36と、を備える。
可撓連結部30Cは、連結すべき2つのコルゲートチューブ40A,40Bが異径の場合に(図12及び図13参照)、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bの基部35どうしを、斜めに傾くことで、コルゲートチューブの外径の差による第1上カバー30Aと第2上カバー30Bのベース20からの高さのずれを許容(吸収)可能な蛇腹状のもので構成されており、この可撓連結部30Cが傾斜状態を保持したまま双方のコルゲートチューブ40A,40Bを上から覆うことができる。また、この可撓連結部30Cは、2つのコルゲートチューブ40A,40Bが同径の場合(図11参照)、水平状態を保持した状態で双方のコルゲートチューブ40A,40Bを上から覆う。
また、この可撓連結部30Cは、本実施形態のような蛇腹状のものに限定されるものではなく、要は、連結すべき2つのコルゲートチューブが同径、異径のいずれであっても、確実に双方のコルゲートチューブに上から覆って固定することができる構成であればよい。従って、例えば図14に示すように、可撓性を付与するために薄肉板状の可撓連結部30Dを第1上カバー30A及び第2上カバー30Bと一体に成形してもよい。
なお、本実施形態の可撓連結部30Cは、適宜の合成樹脂を用いて第1上カバー30A及び第2上カバー30Bと一体に成形されているが、それぞれ別体で形成した第1上カバー及び第2上カバーと、別の単体の可撓連結部とを用意し、この可撓連結部の両端部を図示外の適宜手段で第1上カバー及び第2上カバーと着脱可能に連結させて一体に固定させるような構成であっても構わない。また、この態様の他に、例えば、第1上カバー及び第2上カバーのいずれか一方の基部35と一体に可撓連結部を成形させておいて、この可撓連結部の端部を他方のカバーに取り外し可能な状態で取付けるようにしてもよい。
連結片31は、ベース20側で1次止め(仮止め)された2つのコルゲートチューブ40A、40Bの端部41を第1上カバー30A及び第2上カバー30Bで覆う際にベース20側に取付けるためのものであり、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bをそれぞれ、ベース20に取付けることができるように構成する。この連結片31は、係止部23の連結片係止穴23Aに挿入して係止爪23Bに係止させることで、ベース20側に第1上カバー30A及び第2上カバー30Bを個別に締め付けて一体に連結させるため、係止部23の連結片係止穴23Aに対応する4箇所の位置に設置されている。
この連結片31は、連結片係止穴23Aに挿入させる細長い脚部として形成されており、係止部23の連結片係止穴23Aへの押込む量を、コルゲートチューブ40A、40Bの外径の大きさに合わせて調整する。本実施形態の連結片31には、係止爪23Bに係止する面に、連結片係止穴23Aの係止爪23Bに係止する係止突部31Aを長手方向に複数段設けている。
この係止突部31Aは、係止爪23Bとの係止部分がラチェット歯で形成されるのが好ましく、これによって、押込み後の位置がそのまま保持されて本止め状態が確実に維持される。なお、図1の左右のコルゲートチューブ40A、40Bの直径が異なる(異径の)ものを連結させる場合には、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bの連結片31の押込む量を独立別個に調整することで、互いに異なる押込み量であっても、双方のコルゲートチューブ端面41の上面をカバー本体部33の天井部に当接させて確実に保持できる。
位置確認用開口32は、第1上カバー30A及び第2上カバー30B内でのコルゲートチューブ40A、40Bの挿入状態や端部41位置の確認を、これらのカバーを取り外さなくても目視で行うことができる確認窓として機能する。
カバー本体部33は、コルゲートチューブ40A、40Bの上面を上から覆うように被せてベース20からコルゲートチューブ40A、40Bが抜け出すのを阻止するため、コルゲートチューブ40A、40Bの外周面の上半分側の一部形状に倣った断面逆U形状(略半円筒形状)を呈する。なお、本実施形態のカバー本体部33は、コルゲートチューブの外径寸法が各種異なるものでも上から被せて覆う(その外周面に当接させる)ことができるようにするため、被せるコルゲートチューブの最大外径のものに対応する曲率に形成してある。
ガイド凹部34は、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bをベース20に装着させる際に、べース20に形成されたガイドバー25を受け入れて、ガイドバー25に沿って垂直下方へ移動するように規制するものであり、ガイドバー25に対応する位置に4箇所形成される。このガイド凹部34とガイドバー25との係合動作によって、連結片31が係止部23の連結片係止穴23Aに挿入されるのをスムースに案内し、延いては第1上カバー30A及び第2上カバー30Bがベース20にスムースに連結されるのを補助するとともに、連結後のベース20側と第1上カバー30A及び第2上カバー30Bとの間の連結状態を補強する。
基部35は、カバー本体部33から1段低くして延設するように形成した平坦面で構成される。この基部35は、枝線引出部26直上に位置する一定間隔の空間を隔てて対向するように、相手側の基部35との間に可撓連結部30Cを架設することで、双方の基部35が一体に繋ぎ止められている。
カバー側係止部36は、ベース20側のベース側係止部22での1次止め(仮止め)後の、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bでの各コルゲートチューブ端部41の閉鎖後に行う、本止め(2次止め)に用いる。このカバー側係止部36は、各コルゲートチューブ端部41の外面の蛇腹の谷に弾性的に係合して、コルゲートチューブ40A、40Bを第1上カバー30A及び第2上カバー30Bでそれぞれ保持することにより、コルゲートチューブ40A、40Bの軸方向の移動を阻止する。
本実施形態のカバー側係止部36は、図1、図6乃至図8に示すように、各カバー本体部33の端部から下方向に延びるように垂下させた突起状を有している。本実施形態のカバー側係止部36は、各カバー本体部33の端部での断面略円弧状の天井部から下方に突出するもので構成する。
なお、この第1上カバー30A及び第2上カバー30Bには、ホルダー部21に保持させていたコルゲートチューブ40A、40Bの各端部41にカバー側係止部36を押込む際に、このカバー側係止部36と同じように、コルゲートチューブ端部41の外面の蛇腹の谷に入り込んで弾性的に嵌合する、図示外の第2の弾性保持片を形成しておいてもよい。
次に、本実施形態の保持具10を用いて2つのコルゲートチューブ40A、40Bの端部41を連結させる操作について説明する。
この保持具10の連結操作は、ベース20により2つのコルゲートチューブ端部41をそれぞれ固定させる第1の操作と、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bを双方のコルゲートチューブ端部41に上から覆って固定させることで、ベース20への取付け操作を行う第2の操作とで構成される。なお、ベース20は、予め固定部24を図示外のパネル等の被取付部材の取付穴に挿入して固定させてあるものとするが、第2操作の完了した後にこの操作を行うようにしてもよい。
(I)第1の操作:
初めに、2つのコルゲートチューブ40A、40Bの各端部41を、図1に示すように、ベース20の各ホルダー部21の端部寄りに配置して、各端部41の終縁部が、弾性保持片27とホルダー部21の床部21Aとの間の隙間に入り込む直前の状態に配置させる。そして、コルゲートチューブ40A、40Bの各端部41を、コルゲートチューブ40A、40Bの軸方向に沿いつつ、ホルダー部21の奥部へ向けて押込ませていくと、各端部41の内面側の蛇腹の山及び谷が、弾性保持片27の係止爪27Aに係合しながらベース20の中央部に向けて移動する(図9参照)。
コルゲートチューブ40A、40Bの各端部41が、最終的に、弾性保持片27の(ホルダー部21の床部21Aから)垂直に立ち上がった部分に当接すると、軸方向への各端部41の移動が停止される。そこで、弾性保持片27の係止爪27Aに各端部41の蛇腹の谷が嵌合した仮止め状態となる。また、このとき同時に、コルゲートチューブ40A、40Bの各端部41寄りの外面側の蛇腹の谷が、ホルダー部21の端部から立ち上がったベース側係止部22に入り込んで嵌合し、コルゲートチューブ40A、40Bがベース20に1次止めされる(図9参照)。
これにより、各コルゲートチューブ40A、40Bは、ベース側係止部22及び弾性保持片27により、ベース20に対して位置ずれすることなく保持される。なお、ここでは、便宜上、コルゲートチューブ40A、40Bの保持操作について同時に説明してきたが、通常は、いずれか一方を先にベース20に保持する作業を行うのが一般的である。
(II)第2の操作:
次に、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bを、コルゲートチューブ40A、40Bの上を覆うようにして、2次止め、つまり本止めするときの作業について説明する。
図1において、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bを、ベース20の直上に配置してから下方(−Z方向)に向けて移動させる。このとき、コルゲートチューブ40A、40Bはベース20に対して位置がずれることなく1次止めされているので、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bをベース20に対して位置決めさせて連結させるだけで、コルゲートチューブ40A、40Bをベース20に2次止め、つまり保持具10に本止め保持できる。
即ち、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bをベース20に連結するには、各連結片31をベース20の係止部23の連結片係止穴23Aの直上に位置決めし、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bの各ガイド凹部34をガイドバー25に沿わせながら、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bをベース20に向けて押込ませるだけでよい。この押込み動作により、各連結片31が連結片係止穴23Aの内部を通り下方へ移動するとともに、ガイド凹部34はガイドバー25に沿って下方へ移動し、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bの各カバー本体部33がコルゲートチューブ40A、40Bの上面にそれぞれ独立別個に当接し、各コルゲートチューブ端部41がカバー側係止部36でそれぞれ本止め(2次止め)される。
即ち、ここで、各連結片31の係止突部31Aが係止部23の係止爪23Bに係合しているので、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bのカバー側係止部36がコルゲートチューブ40A、40Bの各端部寄りの外面の蛇腹の谷に食い込んで嵌合する。その結果、コルゲートチューブ40A、40Bの各端部41は、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bで2次止め、つまり本止めされ、コルゲートチューブ40A、40Bが確実に保持具10に保持されるわけである(図10参照)。
このようにして、コルゲートチューブ40A、40Bは確実に保持具10に保持されるが、コルゲートチューブ40A、40Bについては、図11(A)に示すような大径のものどうしであっても、また同図(B)に示すような小径のものどうしであっても、同様に、保持具10で確実な保持が行える。
また、図12、図13に示すようにコルゲートチューブ40A、40Bの外径が、一方が大径で他方が小径であっても、可撓連結部30Cが傾斜した状態に撓むことで、ベース20と第1上カバー30A及び第2上カバー30Bとの間の間隔(連結距離)をそれぞれ独立別個に、かつ、自由に変更できる。従って、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bは、それぞれ、異径のコルゲートチューブ40A、40Bの各径の大きさに適合するような状態でベース20との連結距離を調整でき、異径のコルゲートチューブ40A、40Bを保持具10で確実に保持できる。
従って、本実施形態によれば、2つのホルダー部21がベース20の中央部を挟んで軸方向(前後両側)に形成されており、各ホルダー部21に各コルゲートチューブ端部41を保持させることにより、保持具10は2つのコルゲートチューブ40A、40Bを連結させるコネクタとして機能する。この場合、各コルゲートチューブ端部41を挟んで上から被せる第1上カバー30A及び第2上カバー30Bについては、第1上カバー30A及び第2上カバー30Bのベース20に対する押込み具合がコルゲートチューブ40A、40Bの外径に応じて別々に自由に調整できるので、同径のコルゲートチューブだけでなく、異径のコルゲートチューブでも確実にかつ簡単に本止めさせて接続できる。つまり、同径、異径いずれのコルゲートチューブ同士でも、同じ保持具10で共用できるわけである。
なお、本実施形態では、ホルダー部及び上カバーを2つずつ設けたが、例えばこれらを3つ又はそれ以上設け、それに対応する数のコルゲートチューブを連結させることも可能である。
本発明の第1の実施形態に係る保持具及びコルゲートチューブを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るベースを示す平面図である。 そのベースの正面図である。 そのベースの底面図である。 (A)及び(B)はそのベースの側面図及び図2のVB−VB線断面図である。 (A)は本発明の第1の実施形態に係る第1上カバー、第2上カバー及び可撓連結部を示す正面図、(B)はその底面図である。 その第1上カバー、第2上カバー及び可撓連結部について、長手方向に沿った断面図である。 (A)及び(B)はその側面図及び図6のVIIIB−VIIIB線断面図である。 (A)は本発明の第1の実施形態に係るベースにコルゲートチューブを1次止め及び仮止めした状態を示す説明図、(B)はその要部拡大図である。 本発明の第1の実施形態に係る第2上カバーでコルゲートチューブを2次止め(本止め)した状態を示す説明図である。 (A)は大径で同径のコルゲートチューブどうしを保持具で連結させた状態を示す斜視図、(B)は小径で同径のコルゲートチューブどうしを保持具で連結させた状態を示す斜視図である。 異径のコルゲートチューブどうしを保持具で連結させた状態を示す斜視図である。 (A)はその平面図、(B)はその正面図である。 本発明の保持具の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
10 保持具
20 ベース
21 ホルダー部
21A 床部
21B 壁部
22 ベース側係止部
23 係止部
23B 係止爪
24 固定部
25 ガイドバー
26 枝線引出部
27 弾性保持片
27A 係止爪
30A 第1上カバー
30B 第2上カバー
30C、30D 可撓連結部
31 連結片
32 位置確認用開口
33 カバー本体部
34 ガイド凹部
35 基部
36 カバー側係止部
40A コルゲートチューブ
40B コルゲートチューブ
41 端部

Claims (2)

  1. 外径の異なる2本の蛇腹形状のコルゲートチューブの端部を保持する保持具であって、
    前記コルゲートチューブの端部の径方向下側部分を覆い、前記コルゲートチューブそれぞれの端部の蛇腹の谷部に径方向下方から係合する第1のベース側係止部が形成されたベースと、
    前記ベースと係合して前記コルゲートチューブの端部の径方向上側部分を覆うカバーと、
    を備え、
    前記カバーは、
    前記コルゲートチューブのうち一方の端部の蛇腹の谷部に径方向上方から係合する第1のカバー側係止部が形成された第1上カバーと、
    前記コルゲートチューブのうち他方の端部の蛇腹の谷部に径方向上方から係合する第2のカバー側係止部が形成された第2上カバーと、
    前記第1上カバーの一端部と前記第2上カバーの一端部とを連結する、可撓性を有する可撓連結部と、
    を有し、
    前記可撓連結部は、前記コルゲートチューブの外径の差による前記第1上カバーと前記第2上カバーの前記ベースからの高さのずれを許容する、
    ことを特徴とする保持具。
  2. 前記可撓連結部は、前記コルゲートチューブの外径の差による前記第1上カバーと前記第2上カバーの前記ベースからの高さのずれを許容する蛇腹形状を有することを特徴とする請求項1に記載の保持具。
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