JP2010153711A - 高誘電体薄膜コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】比誘電率が大きくリーク電流が小さな高誘電体薄膜の上下面に上部電極および下部電極を有する高誘電体薄膜コンデンサを提供する。
【解決手段】下部電極上に、一般式(1)
M1(NR1)(OR2)3 (1)
(式中、M1はタンタル原子またはニオブ原子を示し、R1はイソプロピル基またはtert−ブチル基を示し、R2はtert−ブチル基を示す。)で表されるイミド錯体およびアルミニウム錯体を原料として、CVD法またはALD法によって、タンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜からなる薄膜を形成させ、当該薄膜上に上部電極を形成させ、高誘電体薄膜コンデンサとする。
【選択図】 図2
【解決手段】下部電極上に、一般式(1)
M1(NR1)(OR2)3 (1)
(式中、M1はタンタル原子またはニオブ原子を示し、R1はイソプロピル基またはtert−ブチル基を示し、R2はtert−ブチル基を示す。)で表されるイミド錯体およびアルミニウム錯体を原料として、CVD法またはALD法によって、タンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜からなる薄膜を形成させ、当該薄膜上に上部電極を形成させ、高誘電体薄膜コンデンサとする。
【選択図】 図2
Description
本発明は、コンデンサに関するものである。
これまでに開発されてきた半導体装置のDRAM用誘電体には、窒化酸化ケイ素(SiON)やアルミナ(Al2O3)が主な素材として用いられてきた。しかし、次世代の半導体には、高性能化に応えるために素子の微細化が求められており、次世代の誘電体の素材としては、さらに誘電率が高く、かつリーク電流がDRAM用誘電体として機能しうるほど小さいものが求められている。現在、キャパシタ誘電体に使用される新規な素材として酸化タンタルや酸化ニオブが注目されている。
現在半導体用素子として用いられている薄膜の形成方法としては、スパッタによる物理気相成長法(PVD法)、化学気相成長法(CVD法)が挙げられる。しかし次世代以降の半導体製造では、微細化した素子の複雑な3次元構造の表面に均一で薄い膜を形成することが求められるため、凹凸のある面に均一な膜を形成することが難しいPVD法は適切ではない。そのため段差被覆性よく薄膜を作成する手法として、原料を気体として反応槽に送り込み、分解して膜を堆積させるCVD法または基板表面に吸着させた原料を分解して膜を堆積させる原子層堆積法(ALD法)による薄膜形成法が検討されている。
CVD法またはALD法により酸化ニオブ薄膜および酸化タンタル薄膜を形成するための原料としては、アミド化合物やペンタアルコキシドの使用が検討されている。しかしながら、これらの錯体だけを原料に用いても比誘電率が大きくリーク電流が小さな薄膜を作製することは困難である(例えば非特許文献1参照)。
また本発明者らは、CVD法またはALD法によってニオブまたはタンタル含有薄膜を製造するため原料となるニオブまたはタンタル錯体について提案している(特許文献1参照)。
ADVANCED MATERIALS FOR OPTICS AND ELECTRONICS、10巻、115ページ(2000年)
特開2008−266280号公報
本発明の目的は、CVD法またはALD法により、比誘電率が大きくリーク電流が小さな高誘電体薄膜を形成し、その上下面に上部電極および下部電極を有する高誘電体薄膜コンデンサおよびその製造方法を提供することである。
本発明者らは上述の現状に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、一般式(1)
M1(NR1)(OR2)3 (1)
(式中、M1はタンタル原子またはニオブ原子を示し、R1はイソプロピル基またはtert−ブチル基を示し、R2はtert−ブチル基を示す。)で表されるイミド錯体およびアルミニウム錯体を原料としてCVD法またはALD法により製造したタンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜からなる高誘電体薄膜、上部電極および下部電極からなることを特徴とする、高誘電体薄膜コンデンサである。
M1(NR1)(OR2)3 (1)
(式中、M1はタンタル原子またはニオブ原子を示し、R1はイソプロピル基またはtert−ブチル基を示し、R2はtert−ブチル基を示す。)で表されるイミド錯体およびアルミニウム錯体を原料としてCVD法またはALD法により製造したタンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜からなる高誘電体薄膜、上部電極および下部電極からなることを特徴とする、高誘電体薄膜コンデンサである。
また本発明は、下部電極上に、一般式(1)で表されるイミド錯体およびアルミニウム錯体を原料として、CVD法またはALD法により、タンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜からなる高誘電体薄膜を形成させ、当該薄膜上に上部電極を形成させることを特徴とする、上述のコンデンサの製造方法である。以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明では、一般式(1)で表されるイミド錯体(以下、イミド錯体(1)とする)およびアルミニウム錯体を原料としCVD法またはALD法により高誘電体薄膜を形成する。その際、錯体はガス化して基板上に供給する。ガス化する方法としては、例えば加熱した恒温槽にイミド錯体(1)およびアルミニウム錯体を入れ、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンもしくは窒素などのキャリアガスを吹き込みガス化する方法、またはイミド錯体(1)およびアルミニウム錯体をそのままもしくは溶液とし、これらを気化器に送って加熱して気化器内でガス化する方法などがある。溶液とする場合に用いる溶媒としては、1,2−ジメトキシエタン、ジグライム、トリグライム、ジオキサン、テトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル等のエーテル類、ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、キシレン等の炭化水素類を例示することが出来る。
ガスとして基板上に同時または別々に供給したイミド錯体(1)およびアルミニウム錯体を、水、酸素、オゾンなどの反応性ガスを共存させて分解する方法、または基板上に吸着させたイミド錯体(1)およびアルミニウム錯体にこれらの反応ガスを反応させることによって、タンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜を形成することが出来る。分解は加熱だけでも可能であるが、プラズマや光などを併用しても良い。このようにして得られたタンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜は高誘電体薄膜である。各酸化物の組成はTa2O5および/またはNb2O5ならびにAl2O3であることが好ましい。
本発明では、タンタル酸化物およびニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜を作製する場合に、タンタル酸化物およびニオブ酸化物の両方の原料として一般式(1)で表されるイミド錯体を用いることが好ましいが、いずれか一方の原料として一般式(1)で表されるイミド錯体を用い、他方はそれ以外の化合物(例えばNb(OEt)5、Ta(OEt)5等)を用いてもよい。
一般式(1)で表されるイミド錯体は公知の方法(例えば特開2008−266280号公報に記載の方法)により得られる。
アルミニウム酸化物の原料に制限はないが、AlMe3、Al(OsecC4H9)3、[Al(NEt2)3]2、Al(iPrNC(Me)NiPr)(NMe2)2などが挙げられる。Al(iPrNC(Me)NiPr)(NMe2)2は公知の方法(例えば特開2007−153869号公報に記載の方法)により得られる。
タンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜の製造方法としては、例えばCVD法またはALD法において、タンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の原料となる錯体を、目的とする膜が得られると期待される順番で別々に供給し成膜する方法が挙げられる。また混合膜は、例えばそれらを同時に供給し成膜することにより製造することができる。
上部電極および/または下部電極としては特に限定はないが、Si、Pt、Ag、Au、Cu、Ni、Al、Pd、Ru、TiN、およびIrからなる群より選ばれる少なくとも1つからなることが好ましい。また下部電極は基体上に形成されることが好ましく、その基体はガラス、セラミック、金属箔、有機高分子体、および半導体からなる群より選ばれる少なくとも1つからなることが好ましい。
本発明のコンデンサの製造方法は前述のとおりである。また上部電極や下部電極を作製する方法に限定はないが、スパッタリング法、CVD法、ALD法、蒸着法などが挙げられる。
本発明により、比誘電率が大きくリーク電流が小さい高誘電体薄膜コンデンサが製造できる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。しかし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、本明細書において、tBuはtert−ブチル基を、iPrはイソプロピル基を示す。
(実施例1)Nb(NtBu)(OtBu)3およびAl(iPrNC(Me)NiPr)(NMe2)2を用いた積層構造高誘電体薄膜コンデンサの製造
ニオブ錯体としてNb(NtBu)(OtBu)3およびアルミニウム錯体としてAl(iPrNC(Me)NiPr)(NMe2)2を原料として、図1の装置を用いて、ニオブ錯体を原料容器13に、アルミニウム錯体を原料容器1にそれぞれ入れ、ニオブ錯体温度40℃、ニオブ錯体のキャリアガス(Ar)流量20sccm、ニオブ錯体の原料容器圧力150Torr、アルミニウム錯体温度40℃、アルミニウム錯体のキャリアガス(Ar)流量20sccm、アルミニウム錯体の原料容器圧力150Torr、希釈ガス(Ar)流量220sccm、反応ガス(O2)流量60sccm、基板温度200℃、反応室内圧力4Torrで、CVD法により基板上にアルミニウム錯体1時間、ニオブ錯体を1時間、アルミニウム錯体を1時間の順番で交互に錯体を供給して成膜を行った。この基板は、Ti/SiO2/Siからなる基体に、下部電極としてPt薄膜を形成したものである。作製した膜を蛍光X線分析装置にて測定したところ、NbとAlの特性X線が検出され、X線強度より換算した膜厚は約37nmであった。またX線光電子分光法により、NbとAlがいずれも酸化物として存在することを確認した。この酸化ニオブ、酸化アルミニウム積層薄膜上に、原料にPtを用いE−gun蒸着機器を用いてPt上部電極を約100nm蒸着することにより、図2に示される高誘電体薄膜コンデンサを製造した。電極間に挟まれた誘電体の面積は1.03×10−8m2であった。この高誘電体薄膜コンデンサの静電容量を交流電圧1V、周波数0.1MHzの条件で測定したところ、静電容量C=51.6pF、誘電損失tanδ=0.050であった。電極間に挟まれた誘電体の面積、静電容量、および膜厚より計算した比誘電率の値は約21であった。また、下部電極に直流電圧+1Vを印加した条件でのリーク電流を測定したところ、4.98×10−7A/cm2の電流密度であった。
ニオブ錯体としてNb(NtBu)(OtBu)3およびアルミニウム錯体としてAl(iPrNC(Me)NiPr)(NMe2)2を原料として、図1の装置を用いて、ニオブ錯体を原料容器13に、アルミニウム錯体を原料容器1にそれぞれ入れ、ニオブ錯体温度40℃、ニオブ錯体のキャリアガス(Ar)流量20sccm、ニオブ錯体の原料容器圧力150Torr、アルミニウム錯体温度40℃、アルミニウム錯体のキャリアガス(Ar)流量20sccm、アルミニウム錯体の原料容器圧力150Torr、希釈ガス(Ar)流量220sccm、反応ガス(O2)流量60sccm、基板温度200℃、反応室内圧力4Torrで、CVD法により基板上にアルミニウム錯体1時間、ニオブ錯体を1時間、アルミニウム錯体を1時間の順番で交互に錯体を供給して成膜を行った。この基板は、Ti/SiO2/Siからなる基体に、下部電極としてPt薄膜を形成したものである。作製した膜を蛍光X線分析装置にて測定したところ、NbとAlの特性X線が検出され、X線強度より換算した膜厚は約37nmであった。またX線光電子分光法により、NbとAlがいずれも酸化物として存在することを確認した。この酸化ニオブ、酸化アルミニウム積層薄膜上に、原料にPtを用いE−gun蒸着機器を用いてPt上部電極を約100nm蒸着することにより、図2に示される高誘電体薄膜コンデンサを製造した。電極間に挟まれた誘電体の面積は1.03×10−8m2であった。この高誘電体薄膜コンデンサの静電容量を交流電圧1V、周波数0.1MHzの条件で測定したところ、静電容量C=51.6pF、誘電損失tanδ=0.050であった。電極間に挟まれた誘電体の面積、静電容量、および膜厚より計算した比誘電率の値は約21であった。また、下部電極に直流電圧+1Vを印加した条件でのリーク電流を測定したところ、4.98×10−7A/cm2の電流密度であった。
(実施例2)Nb(NtBu)(OtBu)3およびAl(iPrNC(Me)NiPr)(NMe2)2を用いた混合高誘電体薄膜コンデンサの製造
ニオブ錯体としてNb(NtBu)(OtBu)3およびアルミニウム錯体としてAl(iPrNC(Me)NiPr)(NMe2)2を原料として、図1の装置を用いて、ニオブ錯体を原料容器13に、アルミニウム錯体を原料容器1にそれぞれ入れ、ニオブ錯体温度40℃、ニオブ錯体のキャリアガス(Ar)流量18sccm、ニオブ錯体の原料容器圧力150Torr、アルミニウム錯体温度40℃、アルミニウム錯体のキャリアガス(Ar)流量10sccm、アルミニウム錯体の原料容器圧力150Torr、希釈ガス(Ar)流量212sccm、反応ガス(O2)流量60sccm、基板温度200℃、反応室内圧力4Torrで、CVD法により実施例1と同様の基板上に、ニオブ錯体とアルミニウム錯体を同時に供給して40分間成膜を行った。作製した膜を蛍光X線分析装置にて測定したところ、NbとAlの特性X線が検出され、X線強度より換算した膜厚は約17nmであった。またX線光電子分光法により、NbとAlがいずれも酸化物として存在することを確認した。この酸化ニオブおよび酸化アルミニウムの混合薄膜上に、原料にPtを用いE−gun蒸着機器を用いてPt上部電極を約100nm蒸着することにより、図2に示される高誘電体薄膜コンデンサを製造した。電極間に挟まれた誘電体の面積は9.89×10−9m2であった。この高誘電体薄膜コンデンサの静電容量を交流電圧1V、周波数0.1MHzの条件で測定したところ、静電容量C=41.4pF、誘電損失tanδ=0.026であった。誘電体の面積、静電容量、および膜厚より計算した比誘電率の値は約8であった。また、下部電極に直流電圧+1Vを印加した条件でのリーク電流を測定したところ、4.5×10−6A/cm2の電流密度であった。
ニオブ錯体としてNb(NtBu)(OtBu)3およびアルミニウム錯体としてAl(iPrNC(Me)NiPr)(NMe2)2を原料として、図1の装置を用いて、ニオブ錯体を原料容器13に、アルミニウム錯体を原料容器1にそれぞれ入れ、ニオブ錯体温度40℃、ニオブ錯体のキャリアガス(Ar)流量18sccm、ニオブ錯体の原料容器圧力150Torr、アルミニウム錯体温度40℃、アルミニウム錯体のキャリアガス(Ar)流量10sccm、アルミニウム錯体の原料容器圧力150Torr、希釈ガス(Ar)流量212sccm、反応ガス(O2)流量60sccm、基板温度200℃、反応室内圧力4Torrで、CVD法により実施例1と同様の基板上に、ニオブ錯体とアルミニウム錯体を同時に供給して40分間成膜を行った。作製した膜を蛍光X線分析装置にて測定したところ、NbとAlの特性X線が検出され、X線強度より換算した膜厚は約17nmであった。またX線光電子分光法により、NbとAlがいずれも酸化物として存在することを確認した。この酸化ニオブおよび酸化アルミニウムの混合薄膜上に、原料にPtを用いE−gun蒸着機器を用いてPt上部電極を約100nm蒸着することにより、図2に示される高誘電体薄膜コンデンサを製造した。電極間に挟まれた誘電体の面積は9.89×10−9m2であった。この高誘電体薄膜コンデンサの静電容量を交流電圧1V、周波数0.1MHzの条件で測定したところ、静電容量C=41.4pF、誘電損失tanδ=0.026であった。誘電体の面積、静電容量、および膜厚より計算した比誘電率の値は約8であった。また、下部電極に直流電圧+1Vを印加した条件でのリーク電流を測定したところ、4.5×10−6A/cm2の電流密度であった。
1.原料容器
2.恒温槽
3.反応室
4.基板
5.反応ガス
6.希釈ガス
7.キャリアガス
8.マスフローコントローラー
9.マスフローコントローラー
10.マスフローコントローラー
11.真空ポンプ
12.排気
13.原料容器
14.恒温槽
15.キャリアガス
16.マスフローコントローラー
17.基体
18.下部電極
19.高誘電体薄膜
20.上部電極
2.恒温槽
3.反応室
4.基板
5.反応ガス
6.希釈ガス
7.キャリアガス
8.マスフローコントローラー
9.マスフローコントローラー
10.マスフローコントローラー
11.真空ポンプ
12.排気
13.原料容器
14.恒温槽
15.キャリアガス
16.マスフローコントローラー
17.基体
18.下部電極
19.高誘電体薄膜
20.上部電極
Claims (5)
- 一般式(1)
M1(NR1)(OR2)3 (1)
(式中、M1はタンタル原子またはニオブ原子を示し、R1はイソプロピル基またはtert−ブチル基を示し、R2はtert−ブチル基を示す。)で表されるイミド錯体およびアルミニウム錯体を原料としてCVD法またはALD法により製造した、タンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜からなる高誘電体薄膜、上部電極および下部電極からなることを特徴とする、高誘電体薄膜コンデンサ。 - 下部電極が基体上に形成されており、前記基体がガラス、セラミック、金属箔、有機高分子体、および半導体からなる群より選ばれる少なくとも1つからなることを特徴とする、請求項1に記載のコンデンサ。
- 高誘電体薄膜がTa2O5および/またはNb2O5ならびにAl2O3の積層膜または混合膜であることを特徴とする、請求項1または2に記載のコンデンサ。
- 上部電極および/または下部電極がSi、Pt、Ag、Au、Cu、Ni、Al、Pd、Ru、TiN、およびIrからなる群より選ばれる少なくとも1つからなることを特徴とする、請求項1〜3いずれかに記載のコンデンサ。
- 下部電極上に、一般式(1)
M1(NR1)(OR2)3 (1)
(式中、M1はタンタル原子またはニオブ原子を示し、R1はイソプロピル基またはtert−ブチル基を示し、R2はtert−ブチル基を示す。)で表されるイミド錯体およびアルミニウム錯体を原料として、CVD法またはALD法により、タンタル酸化物および/またはニオブ酸化物ならびにアルミニウム酸化物の積層膜または混合膜からなる高誘電体薄膜を形成させ、当該薄膜上に上部電極を形成させることを特徴とする、請求項1〜4いずれかに記載のコンデンサの製造方法。
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JP2008332468A JP2010153711A (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 高誘電体薄膜コンデンサ及びその製造方法 |
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JP2008332468A Pending JP2010153711A (ja) | 2008-12-26 | 2008-12-26 | 高誘電体薄膜コンデンサ及びその製造方法 |
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2008
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