JP2010153402A - 照明灯具 - Google Patents

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【課題】本発明は、簡単な構成により、特に光軸方向に関して小型にそして全体が軽量に構成され得ると共に、機能に基づいた立体的な新規外観を呈することにより、商品性及び新規性を向上させるようにした灯具を提供することを目的とする。
【解決手段】光源11と、各光源に対して光源側の焦点位置が光源付近に在り、その光軸が上記光源からの光軸とほぼ一致するようにそれぞれ配置された投影レンズ12と、を含んでいる、灯具10において、上記投影レンズ12が、上記焦点位置からの入射角度に対して出射方向を連続的に指定方向に屈折して出射させるように、出射面が非球面状に形成されている凸状の配光制御レンズであるように、灯具10を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車の前部に設けられた前照灯,補助前照灯あるいは各種信号灯等として使用される車両用灯具等や照明器具に使用される照明灯具等の灯具に関するものである。
従来、このような灯具は、例えば図12または図13に示すように、構成されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、まず図12において、灯具1は、光源2と、光源2からの光を集束させる投影レンズ3と、投影レンズ3の前方に配置された配光制御部材4と、から構成されている。
上記光源2は、例えばLED等のほぼ点状の光源であって、駆動電圧が印加されたとき、実装基板2aに垂直な光軸に対して所定の角度範囲に亘って光を出射するようになっている。
また、上記投影レンズ3は、光源側の焦点が上記光源2付近に位置し、その光軸が光源2の光軸と一致するように配置された凸レンズから構成されている。
さらに、上記配光制御部材4は、例えば平板状の透明部材の一面(図示の場合、光源側の下面)に配光拡散用のレンズカットプリズムを備えるように構成されている。
このような構成の灯具1によれば、光源2から出射した光が、投影レンズ3に入射し、投影レンズ3の屈折作用によって集束されることにより、ほぼ平行光となって、配光制御部材4に入射する。
そして、配光制御部材4に入射した光は、配光制御部材4により適宜に拡散されて、所望の配光特性を付与されて、前方に向かって照射されるようになっている。
また、図13においては、灯具5は、光源2と、光源2からの光を前方に向かって反射させる反射面6と、反射面6からの光を集束させる投影レンズ7と、から構成されている。
ここで、上記反射面6は、例えばその第一焦点が光源2付近に位置し、長軸が光源2の光軸と一致するように配置された楕円反射面から構成されている。
また、上記投影レンズ7は、光源側の焦点が反射面6の第二焦点付近に位置し、その光軸が光源2の光軸と一致するように配置された非球面レンズから構成されている。
このような構成の灯具5によれば、光源2から出射した光が、反射面6で反射されて投影レンズ7に入射し、投影レンズ7によって集束されると共に、その非球面形状に基づいて配光制御されることにより、前方に向かって照射され、所定の配光特性を構成するようになっている。
特開2003−331616号公報
しかしながら、上述した灯具1,5においては、以下のような問題があった。即ち、灯具1においては、所望の配光特性を得るためには、投影レンズ3と配光制御部材4の二つの光学部材が必要であり、これらの光学部材の光透過率を考慮すると、光の透過損失が大きくなってしまうと共に、これらの光学部材の相互の位置精度や傾き精度等の発生が不可避であり、さらに光軸方向の寸法が大きく、全体として重くなってしまうという問題があった。
また、灯具5においては、反射面6を使用していることから、光の透過損失は少なくて済むものの、光源2の後側に反射面6が配置されることから、同様に光軸方向の寸法が大きく、全体として重くなってしまうという問題があった。
さらに、何れの灯具1,5においても、外観が丸型であることから、外観意匠が画一的で変化がなく、機能に基づいた立体的な外観を呈することは不可能であり、商品性及び新規性に乏しいという問題があった。
本発明は、以上の点から、簡単な構成により、特に光軸方向に関して小型にそして全体が軽量に構成され得ると共に、機能に基づいた立体的な新規外観を呈することにより、商品性及び新規性を向上させるようにした、灯具を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明の第一の構成によれば、少なくとも一つの光源と、各光源に対して、光源側の焦点位置が光源付近に在り、その光軸が上記光源からの光軸とほぼ一致するようにそれぞれ配置された投影レンズと、を含んでいる、灯具において、上記各投影レンズが、上記焦点位置からの入射角度に対して出射方向を連続的に指定方向に屈折して出射させるように、出射面が非球面状に形成されている凸状の配光制御レンズであることを特徴とする、灯具により、達成される。
上記目的は、本発明の第二の構成によれば、少なくとも一つの光源と、各光源に対して、第一の焦点位置が光源付近に在り、その長軸が光源からの光軸と一致するようにそれぞれ配置された楕円反射面を有する反射部材と、その焦点が上記反射面の第二の焦点位置付近に在り、その光軸が上記反射面の長軸とほぼ一致するようにそれぞれ配置された投影レンズと、を含んでいる、灯具において、上記各投影レンズが、上記焦点位置からの入射角度に対して出射方向を連続的に指定方向に屈折して出射させるように、出射面が非球面状に形成されている凸状の配光制御レンズであることを特徴とする、灯具により、達成される。
本発明による灯具は、好ましくは、上記反射部材が、光源より前方の領域にのみ配置されている。
本発明による灯具は、好ましくは、上記各投影レンズが、光軸に垂直な第一の方向に関して凸レンズとして作用し、この第一の方向に対して垂直な第二の方向に関して光を拡散して出射させる。
本発明による灯具は、好ましくは、上記各投影レンズが、上記第二の方向に関して入射角の所定割合の出射角に光を屈折させる。
本発明による灯具は、好ましくは、上記各光源が、発光素子である。
本発明による灯具は、好ましくは、上記各光源が、LEDである。
本発明による灯具は、好ましくは、上記反射部材が、投影レンズを固定保持するための取付部を備えている。
上記第一の構成によれば、各光源から出射した光が、それぞれ対応する投影レンズに入射し、投影レンズによって集束されることにより、前方に向かって照射される。
その際、光源から投影レンズに入射する光が、投影レンズの出射面の形状に基づいて、入射角度に対して出射方向が指定方向となるように屈折されることにより、配光制御されることになる。そして、投影レンズの出射面の形状によって、任意の配光特性を容易に実現することができる。
また、投影レンズが配光制御機能を備えていることから、光源からの光が透過する光学部材が一つで済み、投影レンズと別体の配光制御部材を備える場合と比較して、透過損失が低減され得ると共に、光軸方向に関して小型にそして軽量に構成され得ることになる。
さらに、投影レンズの出射面が、光軸に関して回転対称に形成されていないことから、前方から見た投影レンズの外縁の形状が真円ではなく、非回転対称の形状となるため、新規なデザインとなり、商品性及び新規性が向上することになる。
上記第二の構成によれば、各光源から出射した光が、それぞれ対応する反射部材の反射面に入射し、この反射面によって反射されて第二の焦点位置に向かって進み、さらに投影レンズによって集束されることにより、前方に向かって照射される。
その際、反射部材の反射面で反射されて投影レンズに入射する光が、投影レンズの出射面の形状に基づいて、入射角度に対して出射方向が指定方向となるように屈折されることにより、配光制御されることになる。
そして、第一の構成による灯具の場合と同様にして、任意の配光特性を実現することができると共に、投影レンズが配光制御機能を備えていることにより、透過損失が低減され得ると共に、光軸方向に関して小型にそして軽量に構成され得ることになり、さらに、新規なデザインとなり、商品性及び新規性が向上することになる。
上記反射部材が、光源より前方の領域にのみ配置されている場合には、上記反射部材が光源から後方に突出しないことによって、光軸方向に関してより一層小型に構成され得ることになる。
上記各投影レンズが、光軸に垂直な第一の方向に関して凸レンズとして作用し、この第一の方向に対して垂直な第二の方向に関して光を拡散して出射させる場合には、第二の方向に関して拡散した扁平な照射パターンの配光特性を構成することができる。
上記各投影レンズが、上記第二の方向に関して入射角の所定割合の出射角に光を屈折させる場合には、同様に第二の方向に関して拡散した扁平な照射パターンの配光特性を構成することができる。
上記各光源が、発光素子、好ましくはLEDである場合には、光源としての発光素子特にLEDから出射した光が、投影レンズにより配光制御を付与されて、前方に向かって照射されることになる。
上記反射部材が、投影レンズを固定保持するための取付部を備えている場合には、上記反射部材と投影レンズとの位置決めが正確に且つ容易に行なわれ得ることになる。
このようにして、本発明によれば、投影レンズの出射面が配光制御機能を有する表面形状を備えていることにより、従来のような配光制御部材が不要となるので、光源からの光透過損失が低減されると共に、光軸方向に関して小型に、そして全体として軽量に構成され得ることになり、また投影レンズの前方から見た外縁形状が真円でなく楕円形状等の異型形状になるので、斬新なデザインとなり、商品性及び新規性が向上することになる。
本発明による灯具の第一の実施形態の構成を示す概略断面図である。 図1の灯具における投影レンズを示す概略斜視図である。 図1の灯具による配光特性を示すグラフである。 図1の灯具における投影レンズの設計例を示す概略図である。 (A)通常の凸レンズの配光特性及び(B)図4の設計例における投影レンズの配光特性を示すグラフである。 本発明による灯具の第二の実施形態の構成を示す概略断面図である。 図6の灯具における反射部材を示す概略斜視図である。 本発明による灯具の第三の実施形態の構成を示す概略断面図である。 図8の灯具における灯具ユニットを示す概略斜視図である。 図8の灯具におけるハウジングを示す概略斜視図である。 図8の灯具による配光特性を示すグラフである。 従来の灯具の一例の構成を示す概略断面図である。 従来の灯具の他の例の構成を示す概略断面図である。
以下、この発明の好適な実施形態を図1乃至図11を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明による灯具の第一の実施形態の構成を示している。
図1において、灯具10は、光源としてのバルブ11と、バルブ11の前方にてバルブ11からの光を集束させる投影レンズ12と、から構成されている。
上記バルブ11は、例えば白熱電球,ハロゲン電球,赤外線反射膜付きのハロゲン電球やメタルハライドランプ等の放電灯等のバルブが使用され、ソケットにより固定保持されると共に、給電されるようになっている。
上記投影レンズ12は、バルブ11の前方に延びる光軸上に配置されたほぼ凸状のレンズであって、バルブ11からの光を集束させて、前方に向かって照射する。
ここで、投影レンズ12は、そのバルブ11側の焦点Fがバルブ11付近に位置するように配置されている。
ここで、上記投影レンズ12は、図2に示すように、その出射面となる前面12aが以下のように配光制御レンズとして形成されている。
上記投影レンズ12は、上記焦点位置Fからの光の入射角度に対して出射方向を連続的に指定方向に屈折して出射させるように、出射面12aが非球面状に形成されている。
これにより、上記投影レンズ12は、シミュレーションの結果として、図3に示す配光特性を有することになる。
ここで、上記投影レンズ12は、凸レンズを基本として、入射角θ1に対して、出射角θ2が、当該入射角θ1(そして定数としての投影レンズ12の後面形状及び屈折率)に基づいて計算されるようになっている。
例えば、上記投影レンズ12は、光軸に垂直な第一の方向xに関して、凸レンズとして作用して平行光を出射すると共に、上記第一の方向xに関して垂直な第二の方向yに関して、図4に示すように、例えば入射角θ1に対して出射角θ2=0.2θ1となるように、入射光を拡散させるようになっている。
これにより、上記投影レンズ12は、通常の凸レンズの配光特性(図5(A)参照)と比較して、図5(B)に示すような配光特性を有することになり、第二の方向に関して拡散された所謂水平拡散レンズとして作用することになる。
尚、このような投影レンズ12は、例えば特願2002−243421号に開示されているレンズ設計手法を利用して、入射角θ1に関して微小角度毎に出射方向から出射面の位置を決定することによって、容易に設計され得る。
このようにして、投影レンズ12は、その前面12aの表面形状を適宜に決定することによって、前述した図3に示す配光特性を備えることができる。
本実施形態による灯具10は、以上のように構成されており、バルブ11がソケットから給電されて発光することにより、バルブ11の発光中心から出射した光Lは、投影レンズ12に入射し、投影レンズ12によって集束されることにより、前方に向かって照射される。
なお、この場合、灯具は光源としてバルブ11の代わりにLEDを備えてもよい。
この場合、投影レンズ12の出射面である前面12aが、前述した表面形状に形成されることによって、配光制御機能を有することになる。従って、従来のような配光制御部材が不要になるので、部品点数が低減され、全体として軽量に構成され得ると共に、光源としてのバルブ11からの光が投影レンズ12のみを透過して前方に向かって照射されることにより、光の透過損失が低減され得ることになる。
さらに、投影レンズ12を前方から見たとき、投影レンズ12の外縁形状が真円ではないことから、新規なデザインとなる。
図6は、本発明による灯具の第二の実施形態の構成を示している。
図6において、灯具20は、光源としてのバルブ21と、バルブ21を包囲するように配置され、バルブ21からの光を前方に向かって反射させる反射面22aを有する反射部材22と、バルブ21の前方にてバルブ21または反射面22aからの光を集束させる投影レンズ23と、から構成されている。
上記バルブ21は、前述したバルブ11と同じ構成であり、ソケットにより固定保持されると共に、給電されるようになっている。
なお、この場合、灯具は光源としてバルブ21の代わりにLEDを備えてもよい。
上記反射部材22は、図7に示すように、例えばプラスチックから構成されていると共に、上面に開口する反射面22aが形成されており、反射面22aの表面に例えば反射膜あるいは反射コーティングが備えられている。
この反射面22aは、バルブ21からの光を反射して、前方に向かって反射させて、投影レンズ23に導くように、バルブ21の実装基板21aから前方の領域のみに設けられ、例えば前方に向かって凹状の楕円反射面として形成されている。
ここで、楕円反射面は、回転楕円面や、楕円面を基本とした自由曲面を含むものである。
そして、反射面22aは、その第一焦点F1がバルブ21付近に位置すると共に、長軸が、バルブ21の光軸に沿って配置されている。
また、上記反射部材22は、その上面が、投影レンズ23のための取付面22bとして形成されている。これにより、反射部材22の取付面22bに対して、投影レンズ23が載置され、ネジ等により固定されることより、投影レンズ23が反射部材22に対して正確に且つ容易に位置決めされ得ることになる。
上記投影レンズ23は、バルブ21の前方に延びる光軸上に配置された上記投影レンズ13と同様の凸状のレンズであって、バルブ21から直接にまたは反射面22aで反射された光を集束させて、前方に向かって照射する。
ここで、投影レンズ23は、そのバルブ11側の焦点が上記反射面22aの第一焦点F1付近に位置するように配置されている。
このような構成の灯具20によれば、バルブ21がソケットから給電されて発光することにより、バルブ21の発光中心から出射した光Lは、直接にまたは反射部材22の反射面22aで反射されて、投影レンズ23に入射し、投影レンズ23によって集束されることにより、前方に向かって照射される。
この場合、投影レンズ23の出射面である前面が配光制御機能を有していることから、従来のような配光制御部材が不要になるので、部品点数が低減され、全体として軽量に構成され得ると共に、光源としてのバルブ21からの光が投影レンズ23のみを透過して前方に向かって照射されることにより、光の透過損失が低減され得ることになる。
また、反射部材22の反射面22aが、バルブ21の前方領域にのみ配置されていることから、灯具20全体が光軸方向に関して小型に構成され得ることになる。
さらに、投影レンズ23を前方から見たとき、投影レンズ23の外縁形状が真円ではないことから、新規なデザインとなる。
図8は、本発明による灯具の第三の実施形態の構成を示している。
図8において、灯具30は、図1に示した灯具10を複数個備えた照明灯具として構成されている。
上記灯具30において、灯具10は図9に示すように、三個づつ一体化された灯具ユニット31として構成されている。
各灯具ユニット31は、それぞれ同じ方向に固定保持された三個の灯具10を備えており、この場合、各灯具10は、光源としてバルブ11の代わりにLEDを備えていてもよい。
ここで、各灯具10は、比較的狭い照射範囲の配光特性を有するように構成されている。
そして、灯具ユニット31は、全体として24個設けられており、各灯具ユニット31がハウジング32に対して所定の方向を向くように固定されることにより、各灯具ユニット31がそれぞれ24個に区分された照射範囲に光を照射するようになっている。
これにより、灯具30全体として、比較的広い照射範囲の配光特性を備えることができる。
また、上記ハウジング32は、図10に示すように、その外側面に、各灯具ユニット31で発生する熱を放射するためのヒートシンク32aを有している。
このような構成の灯具30によれば、各灯具ユニット31を構成する個々の灯具10が、図1に示した灯具10の場合と同様に作用して、全体として広い照射範囲に亘って光を照射すると共に、各灯具10の投影レンズ12の前面12aの表面形状を適宜に選定することによって、シミュレーションの結果として、図11に示すように、全体として均一な配光特性を得ることができる。
さらに、LED等の比較的光量の少ない光源を使用する場合であっても、複数個の灯具10を組み合わせて灯具ユニット31を構成することにより、所謂多光源化によって必要な光量の光を比較的狭い照射範囲に照射することにより、所望の配光特性を実現することが可能である。
このようにして、本発明によれば、投影レンズ12,23の前面が配光制御機能を備えていることにより、別体の配光制御部材が不要になる。
従って、灯具全体が特に光軸方向に関して小型に、そして軽量に構成され得ると共に、前方から見た投影レンズ12,23の外縁形状が真円から異型形状となるので、斬新なデザインとなり、商品性及び新規性が向上する。
これにより、車両用の前照灯,補助前照灯や信号灯等の車両用灯具や、交通標識灯,交通信号灯,一般照明灯,作業灯,一般表示灯あるいは一般信号灯等の各種灯具に最適な灯具が提供され得ることになる。
上述した実施形態においては、投影レンズ12,23の後面は、平面として形成されているが、これに限らず、光源としてのバルブ11やLED等を包囲するように凹状に形成されていてもよいことは明らかである。
以上述べたように、本発明によれば、投影レンズの出射面が配光制御特性を備えているので、光源または反射面から投影レンズに入射する光が集光されると共に配光制御されることになり、投影レンズと別体の配光制御部材が不要であることから、光の透過損失が低減され、また灯具全体が小型で軽量に構成され得ることになる。また、前方から見た投影レンズの外縁の形状が真円ではなく、非回転対称の形状となるので、新規なデザインとなり、商品性及び新規性が向上する。 このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、特に光軸方向に関して小型にそして全体が軽量に構成され得ると共に、機能に基づいた立体的な新規外観を呈することにより、商品性及び新規性を向上させるようにした灯具が提供され得る。
10,20,30 灯具
11,21 バルブ(光源)
12,23 投影レンズ
12a 前面(出射面)
22 反射部材
22a 反射面
22b 取付面
31 灯具ユニット
32 ハウジング
32a ヒートシンク

Claims (8)

  1. 少なくとも一つの光源と、各光源に対して、光源側の焦点位置が光源付近に在り、その光軸が上記光源からの光軸とほぼ一致するようにそれぞれ配置された投影レンズと、を含んでいる、灯具において、
    上記各投影レンズが、上記焦点位置からの入射角度に対して出射方向を連続的に指定方向に屈折して出射させるように、出射面が非球面状に形成されている凸状の配光制御レンズであることを特徴とする、灯具。
  2. 少なくとも一つの光源と、各光源に対して、第一の焦点位置が光源付近に在り、その長軸が光源からの光軸と一致するようにそれぞれ配置された楕円反射面を有する反射部材と、その焦点が上記反射面の第二の焦点位置付近に在り、その光軸が上記反射面の長軸とほぼ一致するようにそれぞれ配置された投影レンズと、を含んでいる、灯具において、
    上記各投影レンズが、上記焦点位置からの入射角度に対して出射方向を連続的に指定方向に屈折して出射させるように、出射面が非球面状に形成されている凸状の配光制御レンズであることを特徴とする、灯具。
  3. 上記反射部材が、光源より前方の領域にのみ配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の灯具。
  4. 上記各投影レンズが、光軸に垂直な第一の方向に関して凸レンズとして作用し、この第一の方向に対して垂直な第二の方向に関して光を拡散して出射させることを特徴とする、請求項1から3の何れかに記載の灯具。
  5. 上記各投影レンズが、上記第二の方向に関して入射角の所定割合の出射角に光を屈折させることを特徴とする、請求項4に記載の灯具。
  6. 上記各光源が、発光素子であることを特徴とする、請求項1から5の何れかに記載の灯具。
  7. 上記各光源が、LEDであることを特徴とする、請求項6に記載の灯具。
  8. 上記反射部材が、投影レンズを固定保持するための取付部を備えていることを特徴とする、請求項2から7の何れかに記載の灯具。
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