JP2010153220A - 電球形ランプ - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースの大型化を招来することなく、異常発熱があった場合に、ランプ本体への給電を遮断することができる電球形ランプを提供する。
【解決手段】口金部14は、金属板42と第1合成樹脂板44とが積層されてなる複合板46と、第1の端部側が複合板46に固定され、第2の端部側が筒状胴部40の一端側に絶縁部38を介してスライド自在に保持されたアイレット部50とを有し、点灯中における点灯回路の異常発熱に起因して、複合板46が加熱された場合に、金属板42と第1合成樹脂板44の熱膨張の差により複合板46がケース部12側に撓むことに随伴して、アイレット部50の前記第2の端部が絶縁部38から筒状胴部40内方向へ没入する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電球形ランプに関し、特に口金の構造に関する。
白熱電球と比較して長寿命で高効率なため、白熱電球用ソケットに直接装着して使用できる電球形蛍光ランプが普及しつつある。また、寿命および効率の点で電球形蛍光ランプよりもさらに優れている電球形LEDランプも登場している。このような電球形ランプは、白熱電球と取替え可能なランプとするため、白熱電球と同様な口金構造を備えている。また、口金部分に連接するケース内に、当該口金を介して入力される商用電源の電力をランプ本体の点灯に必要な電力に変換する点灯回路が収納されている。
そして、回路部品の不具合により、例えば過電流が流れた場合を想定して、点灯回路には通電を遮断する安全保護回路が設けられている。
ところで、安全保護回路が万一機能しない場合、過電流が流れ続けて、点灯回路が異常発熱してしまう。このような場合を想定して、さらに、通電を遮断する対策が求められている。
特開昭64−45090号公報 特開2007−95475号公報
しかしながら、電球形ランプにおける上記ケース内のスペースは限られており、さらに、異常発熱の際に通電を遮断する構成部品を組み込もうとすると当該ケースの大型化につながってしまうため、好ましくない。
本発明は、上記した課題に鑑み、ケースの大型化を招来することなく、異常発熱があった場合に、ランプ本体への給電を遮断することができる電球形ランプを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る電球形ランプは、点灯回路を収納するケース部に連接された口金部を有し、当該口金部が第1および第2の給電端子を有するソケットに装着されて使用される電球形ランプであって、前記口金部は、前記ソケットの前記第1の給電端子から給電を受ける筒状胴部と、第1の板部材と、第1の板部材の片側主面に積層され第1の板部材よりも線膨張率の大きな第2の板部材を有し、第2の板部材側が前記ケース部側となる姿勢で前記筒状胴部内に支持された複合板とを備え、点灯中における前記点灯回路の異常発熱に起因して、前記複合板が加熱された場合に、第1の板部材と第2の板部材の熱膨張の差により当該複合板が前記ケース部側に撓むことに随伴して、前記第2の給電端子から前記点灯回路に至る給電路を絶ち、給電不能状態に遷移することを特徴とする。
また、前記口金部は、第1の端部側が前記複合板に直接的または間接的に固定され、第2の端部側が前記筒状胴部の一端側に絶縁部を介してスライド自在に保持されたアイレット部を有し、正常点灯中は、前記アイレット部は、第2の端部側端面が前記第2の給電端子と接触して当該第2の給電端子から給電を受け、前記異常発熱の際の前記複合板が撓むことに随伴して、第2の端部が前記絶縁部から前記筒状胴部内方向へ没入することにより前記給電路を絶つことを特徴とする。
あるいは、前記口金部は、前記筒状胴部の一端側に絶縁部を介して設けられ、前記第2の給電端子から給電を受けるアイレット部と、第1の端部側が前記複合板に直接的または間接的に固定され、第2の端部が前記アイレット部と当接状態で設けられた導電部材と、を有し、当該導電部材が、前記複合板が撓むことに随伴して前記ケース部側へ変位し、前記アイレット部から離間することにより前記給電路を絶つことを特徴とする。
あるいは、また、前記口金部は、前記筒状胴部の一端側に絶縁部を介して設けられ、前記第2の給電端子から給電を受けるアイレット部と、前記点灯回路へ給電するため、一端部が前記アイレット部に接合されていると共に、その一部が前記複合板に固定されている導線と、を有し当該導線が、前記複合板が撓むことに随伴して前記ケース部側へ引っ張られて切断されることにより前記給電路を絶つことを特徴とする。
また、前記口金部は、前記筒状胴部の一端側に絶縁部を介して設けられ、前記第2の給電端子から給電を受けるアイレット部と、一端部が前記アイレット部に接続されていると共に、他端部に第1コネクタが接続されている第1の導線と、前記第1コネクタに嵌合された第2コネクタが一端部に接続され、他端部が前記複合板に固定されていている第2の導線と、を有し、前記複合板が撓むことに随伴して前記第2コネクタが第2の導線に引っ張られて前記第1コネクタから外れることにより前記給電路を絶つことを特徴とする。
さらに、前記第1の板部材は金属材料からなり、前記第2の板部材は樹脂材料からなることを特徴とする。
また、前記複合板が前記ケース部側に撓んで、前記ソケットの前記第2の給電端子からの給電が遮断された状態で、前記第1の板部材は塑性変形していることを特徴とする。
また、前記複合板は、前記第1の板部材の前記第2の板部材とは反対側の主面に積層された、第1の板部材よりも線膨張率の小さい第3の板部材を有することを特徴とする。
上記の構成からなる電球形ランプによれば、点灯回路が異常発熱すると、複合板がケース側に撓み、当該撓むことに随伴してソケットの第2の給電端子から点灯回路に至る給電路が絶たれる。そして、当該遮断に必要な構成は口金部が有しているため、点灯回路を収納するケースの大型化を招来しない。
以下、本発明に係る電球形ランプの実施の形態について、本発明を電球形LEDランプに適用した例に基づき、図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1>
(電球形LEDランプの全体構造)
図1は、実施の形態に係る電球形LEDランプ(以下、単に「LEDランプ」という)10の破砕断面図である。なお、本図を含めた全ての図において、各構成部材間の縮尺は統一していない。
図1に示すように、LEDランプ10は、合成樹脂その他の絶縁材料で形成されたケース部12と、ケース部12に一体的に連接された口金部14と、ケース部12に接着された略半球殻状のカバー部16とを有する。カバー部16は、合成樹脂やガラス等の透光性材料からなる。
中空の略円錐台形状をし、アルミニウムその他の金属材料で形成された基台18がカバー部16に嵌め込まれて収納されている。
基台18の外底部には、白色LEDモジュール20が設けられている。白色LEDモジュール20は、基台18の底部に接合された第1のプリント配線板22と第1のプリント配線板22に設けられた白色LED24複数個等からなる。白色LED24は、第1のプリント配線板22に実装された、例えば、青色発光ダイオード(LED)チップと当該LEDチップを被覆する黄色蛍光体含有樹脂とからなる。
一方、基台18内には、白色LEDモジュール20を点灯させるための点灯回路ユニット26が収納されている。点灯回路ユニット26は、基台18の内底部に接合された第2のプリント配線板28と第2のプリント配線板28に実装された複数個の電子部品30等からなる。なお、白色LEDモジュール20と点灯回路ユニット26とは、基台18の底部中央に開設された貫通孔18Aに挿通された内部配線32によって電気的に接続されている。
点灯回路ユニット26は、口金部14から第1リード線34および第2リード線36を介して供給される商用交流電力を、白色LEDモジュール20を点灯させるための電力に変換して、白色LEDモジュール20に給電する。なお、第1リード線34、第2リード線36は、いずれも被覆線であり被覆が両端部部分において一部ストリップされ、導線が露出してなるものである。
口金部14は、JIS(日本工業規格)に規定する、例えば、E26口金の規格に適合するものであり、図1に一点鎖線で示すような一般白熱電球用のソケット100に装着して使用される。
図1に一点鎖線で示すのは、LEDランプ10の口金部14が装着された状態におけるソケット100を示す断面図である。本図に示すように、ソケット100は、第1の給電端子102と第2の給電端子104を有する。第1の給電端子102は、口金部14の後述する筒状胴部(シェル)40と螺合する雌ねじ形状に形成されていて、筒状胴部40を第1の給電端子102にねじ込むことによって、筒状胴部40と第1の給電端子102とが電気的に接続されると共に、口金部14(LEDランプ10)がソケット100に取付られることとなる。ねじ込み完了状態において、断面「コ」字状をし、弾性片からなる第2の給電端子104の一端部部分に、口金部14の後述するアイレット部50の一端部の端面が当接し、第2の給電端子104が弾性変形して(撓んで)、第2の給電端子104とアイレット部50とが電気的に接続されることとなる。
(口金部の構造)
口金部14の拡大断面図を図2(a)に示す。
口金部14は、ケース部12から延出され、有底の略円筒状をした絶縁部38を有する。
絶縁部38には、シェルとも称される筒状胴部40が外挿されている。
また、絶縁部38の円筒部分には、貫通孔38Aが開設されており、貫通孔38Aを介して第1リード線34が絶縁部38内から外部に導出されている。
第1リード線34の一端部の導線部分は、筒状胴部40のねじの谷部分と絶縁部38外周面との間に挟持されている。これにより、第1リード線34と筒状胴部40とは電気的に接続されている。
絶縁部38内には、第1の板部材である金属板42と金属板42のケース部12側主面に接合された第2の板部材である第1合成樹脂板44とからなる複合板46が設けられている。金属板42の他方の主面には、ドーナッツ状をした第2合成樹脂板48が貼着されている。また、金属板42の当該他方の主面には、その一端部が第2合成樹脂板48の中空部に嵌め込まれたアイレット部50の当該一端が接合されている。
図3に、アイレット部50、第2合成樹脂板48、金属板42、および第1合成樹脂板44の分解斜視図を示す。
図3に示すように、金属板42は、口金のサイズに応じて、例えば、厚さ0.05から0.5[mm]、直径15から25[mm]の円盤状をしており、中央部には、第2リード線36(図2)を通すための孔42Aが開設されている。金属板42を形成する材料としては、Al,Fe,Au,Cu,Ti,Ni,Mg,W,Pb,Sn,Pt,黄銅,ステンレスから選択される金属、及びこれらの内の2種以上の金属からなる合金を用いることができる。また、第1の板部材は、金属で形成する以外に、例えば、Al、AlN、SiC、ステアタイト、LTCCなどのセラミック材料で形成することもできる。各材料の線膨張率[×10-6/℃]は、Alが23.1、Feが11.8、Auが14.2、Cuが16.5、Tiが8.6、Niが13.4、Mgが24.8、Wが4.5、Pbが28.9、Snが22.0、Ptが8.8、黄銅が17.5、ステンレスが14.7、Alが7.1、AlNが4.6、SiCが3.7、ステアタイトが8〜10、LTCCが5〜7、である。
第1合成樹脂板44は、同じく口金のサイズに応じて、例えば、厚さ0.1から1.0[mm]、直径13から23[mm]の円盤状をしており、中央部には、金属板42と同様に第2リード線36(図2)を通すための孔44Aが開設されている。第1合成樹脂板44を形成する材料としては、エポキシ系、フェノール系、PET、PBTなどを用いることができる。各材料の線膨張率は、[×10-6/℃]は、エポキシ系が40〜100、フェノール系が30〜100、PETが60〜70、PBTが100〜110である。
第2合成樹脂板48は、第1合成樹脂板44よりも極端に薄い、例えば厚さ0.025から0.25[mm]、直径14から24[mm]の円盤状をしている。第2合成樹脂板48は、例えば、エポキシ系、フェノール系、PET、PBTなどからなり、中央部には、第2リード線36及びアイレット部50を通すための孔48Aが開設されている。
アイレット部50は、Cu,Feからなる中空ピン状をしており、その一端が金属板42の主面に接合されている。本例では、アイレット部50は、複合板46(金属板42)に直接固定することとしているが、間接的に固定することとしても構わない。すなわち、例えば、第2合成樹脂板48の孔48Aの孔径をアイレット部50の外径よりも小さくして、アイレット部50の一端を第2合成樹脂板48に固定することとしても構わない。
金属板42と第1合成樹脂板44及び第2合成樹脂板48とは、両樹脂板44,48に用いる合成樹脂の接着性を利用して接合されている。例えば、金属板42に溶融した樹脂を膜状に付着させ、これを常温まで冷却して固化させることにより、両樹脂板44,48を形成すると共に、金属板42との接合を図ることができる。または、金属板42を加熱し、これに第1合成樹脂板44及び第2合成樹脂板48を押圧して樹脂板の表面を溶融または軟化させることにより、金属板42との接合を図ることとしても構わない。あるいは、この逆に、第1合成樹脂板44及び第2合成樹脂板48の片面を加熱してその表面を溶融または軟化させた上で、金属板42との接合を図ることもできる。
また、金属板42とアイレット部50とは、接着剤、半田、共晶接合のいずれかの接合手段により接合されている。また金属拡散接合でも構わない。
図2(a)に戻り、金属板42は、絶縁部38の内壁に設けられた周溝38Bにその外周部分が嵌め込まれて支持されている。すなわち、金属板42は、筒状胴部40内に筒状胴部40と電気的に絶縁状態で支持されている。
なお、金属板42を周溝38Bに嵌め込み易くするため、絶縁部38を周溝38B部分で、長手方向に2分割することが好ましい。また、後述する熱膨張の際の膨張しろを考慮し、周溝38の径は、金属板42の外径よりも大きくしておくことが好ましい。合成樹脂板48の外径は後述する熱膨張の際の膨張しろを考慮し、絶縁部38の内径よりも小さくしておくことが好ましい。
金属板42に一端部側が固定されたアイレット部50の他端部側は、絶縁部38に保持されている。すなわち、有底筒状をした絶縁部38の底部には、アイレット部50をガタツクことなくその軸心方向に滑らかにスライド自在に保持するための保持孔38Cが開設されていて、アイレット部50の前記他端部側は、保持孔38Cに挿入された状態で保持されている。
第2リード線36の導線は、第1合成樹脂板44の孔48A、金属板42の孔42A、及びアイレット部50の中空部から外部へと導出され、導出部分が半田付けされている。
上記のような構成を有する口金部14を備えるLEDランプ10を点灯すると、正常点灯中は、口金部14内の複合板46よりケース部12側部分の空間における温度は、約100から120[℃]と安定する。しかし、点灯回路ユニット26において、何らかの異常が発生し、点灯回路26が異常発熱を起こすと、前記空間の温度は150[℃]以上になる。すなわち、点灯回路26の異常発熱時には、前記空間は、正常点灯中よりも25〜50[%]増以上に温度が上昇する。
前記空間の昇温に伴い、複合板46における第1合成樹脂板44の線膨張率の方が金属板42の線膨張率よりも大きいため、複合板46は、全体的に、第1合成樹脂板44の方に撓む(湾曲して張り出す)。この場合、円盤状をした複合板46の中央部の変位が最も大きくなる。そして、当該中央部に一方の端部が固定されたアイレット部50は、複合板46が撓むことに随伴して、筒状胴部40の軸心方向、ケース部12に向かって変位する。このとき、前記空間の温度が150[℃]に到達すると、アイレット部50の他方の端部は、絶縁部30から筒状胴部40内方向へ没入し、図2(b)に示すような状態となる。これにより、ソケット100の第2の給電端子104からアイレット部50が離間する。すなわち、第2の給電端子104から点灯回路ユニット26に至る給電路が、第2の給電端子104とアイレット部50との間で絶たれることとなる。
なお、前記空間が150[℃]に到達して、複合板46が図2(b)のように撓んだときには、金属板42は塑性変形を起こしている。よって、前記空間の温度が室温まで低下した場合であっても、複合板46は完全には復元せず、アイレット部50の前記他方の端部は、絶縁部30内に没入した状態を維持する。これにより、異常が発生したと推定される点灯回路ユニット26に再度給電されるといった事態を回避することが可能となる。
また、点灯回路ユニット26の異常発熱が生じた場合に、ソケット100の第2の給電端子104からの給電を遮断する構造は、口金部14に設けられているため、ケース部12の大型化を招来しない。換言すれば、口金部14自体が、正常点灯中の状態から、アイレット部50の第2の給電端子104側の端部が、絶縁部30から筒状胴部40内方向へ没入するといった給電不能状態に遷移するため、ケース部12の大型化を招来しない。
なお、口金部自体が、正常点灯中の状態から、外部電源からの点灯回路ユニット26への給電を不能にする状態に遷移するのは、以下の実施の形態2〜6においても同様である。異なるのは、第2の給電端子104から点灯回路ユニット26に至る給電路における、給電を絶つ箇所とその手法である。
<実施の形態2>
実施の形態2に係るLEDランプ52は、口金部の構造以外は、実施の形態1のLEDランプ10と基本的に同じ構成である。よって、共通部分の詳細説明は省略し、口金部を中心に説明する。また、共通する部分には実施の形態1と同じ符号を付すこととする。
図4(a)に、LEDランプ52の口金部54の拡大断面図を示す。
図4(a)に示すように、シェルとも称される筒状胴部56と円形皿状をしたアイレット部58とを有する。筒状胴部56とアイレット部58とは、ガラス材料からなる第1の絶縁部60を介して一体となっている。この一体となったものが、ケース部12から延出され、円筒状をした第2の絶縁部62に嵌め込まれている。
第2の絶縁部62内には、金属板42と第1合成樹脂板44とが積層されてなる複合板46が設けられている。また、複合板62の金属板42には、第2の合成樹脂板48が積層されている。
金属板42には、導電部材としての中継ピン64の一端が接合されている。中継ピン64の他端はアイレット部58に当接状態で、複合板46に保持されている。当接状態とするため、複合板46は、ケース部12側に凸になるように若干撓んだ状態で第2の絶縁部62に取り付けられている。こうすることで、複合板46の弾性復元力により、中継ピン64の前記他端は、押圧された状態でアイレット部58に当接している。
中継ピン64の前記一端部には、有底孔64Aが開設されている。有底孔64Aには、第2のリード線36の導線部分が挿入された上で半田付けされている。
なお、本例では、中継ピン64は、複合板46(金属板42)に直接固定することとしているが、間接的に固定することとしても構わない。すなわち、例えば、第2合成樹脂板48の孔48Aの孔径を中継ピン64の外径よりも小さくして、中継ピン64の一端を第2合成樹脂板48に固定することとしても構わない。
上記の構成からなるLEDランプ52において、点灯中に複合板46が加熱されると、金属板42と第1合成樹脂板44の線膨張率の違いにより、徐々に複合板46は、その中央部がケース部12側へ凸になるように撓んでいく。そして、上記弾性復元力が発揮できる程度を超えて撓むと、これに随伴して、図4(b)に示すように中継ピン64がケース部12側へ変位する。これにより、中継ピン64の前記他端がアイレット部58から離間して、第2の給電端子104から点灯回路ユニット26への給電路が絶たれることとなる。
<実施の形態3>
実施の形態3に係るLEDランプ66は、口金部の構造以外は、実施の形態2のLEDランプ52と基本的に同じ構成である。よって、共通部分の詳細説明は省略し、口金部を中心に説明する。また、共通する部分には実施の形態2と同じ符号を付すこととする。
図5(a)に、LEDランプ66の口金部68の拡大断面図を示す。
口金部68におけるアイレット部70は、実施の形態2のアイレット部58と同じ材質で全体的に同じ形状をしているが、中央部に貫通孔70Aが開設されている。
第2リード線36の導線部がこの貫通孔70Aから外部へ導出され、アイレット部58の外面(上面)に半田付けにより接合されている。
第2リード線36は、被覆部分の一部が複合板46に接着剤によって固着されている。また、第2リード線36は、アイレット部58と複合板46との間では、弛緩状態ではなく、若干張力が係る程度に設けることが好ましい。なお、第2リード線36の複合板46に固着する部分は、被覆部分ではなく導線部分でも構わない(その分、被覆の剥ぎ取り長(ストリップ長)を長くする必要はあるが)。
上記の構成からなるLEDランプ52において、点灯中に複合板46が加熱されると、金属板42と第1合成樹脂板44の線膨張率の違いにより、複合板46は、その中央部がケース部12側へ凸になるように撓もうとし、これに伴って第2リード線36に加わる張力が増大する。そして、この張力に第2リード線36の導線部が耐えられなくなると当該導線部で、図5(b)に示すように断線する。これにより、ソケット100の第2の給電端子104(図1)からの給電が遮断されることとなる。
<実施の形態4>
実施の形態4に係るLEDランプ72は、口金部の構造以外は、実施の形態3のLEDランプ66と基本的に同じ構成である。よって、共通部分の詳細説明は省略し、口金部を中心に説明する。また、共通する部分には実施の形態2と同じ符号を付すこととする。
図6(a)に、LEDランプ72の口金部74の拡大断面図を示す。
口金部74では、アイレット部70と複合板46との間の第2リード線部分が、第1の導線部76と第2の導線部78に2分割されている。第1の導線部76の一端部は、実施の形態3と同様にして、アイレット部70に接合されており、他端部には、第1のコネクタ80が接続されている。第2の導線部78の一端部には、第1のコネクタ80に嵌合された第2のコネクタ82が接続されており、他端部は言うまでもなく複合板46に固着されている。
上記の構成からなるLEDランプ72において、点灯中に複合板46が加熱されると、金属板42と第1合成樹脂板44の線膨張率の違いにより、複合板46は、その中央部がケース部12側へ凸になるように撓もうとし、これに伴って第2の導線部78が第2のコネクタ82を引っ張る。そして、この引っ張る力が第1のコネクタ80と第2のコネクタ82との間の嵌合力を上回ると、第2のコネクタ82が第1のコネクタ80から外れる。これにより、ソケット100の第2の給電端子104(図1)から点灯回路ユニット26に至る給電路が絶たれることとなる。
<実施の形態5>
実施の形態5に係るLEDランプ84は、実施の形態1〜実施の形態4とは、主として、筒状胴部、および、複合板の支持構造が異なっている。よって、ここでは、実施の形態3および実施の形態4の構成を基本とし、実施の形態3および実施の形態4と異なる点を中心に説明する。なお、以下に示す筒状胴部と複合板の支持構造とは、実施の形態1,2にも適用可能である。
図7(a)に、LEDランプ84の口金部86の拡大断面を、図7(b)に、図7(a)におけるD部の拡大図をそれぞれ示す。なお、図7において、実施の形態3(図5)および実施の形態4(図6)と同様の構成部分については同じ符号を付している。また、図7では、第1および第2のリード線34,36(図5,図6)の図示は省略している。
実施の形態1〜4では、筒状胴部(シェル)は、薄肉円筒の金属部材を波状に屈曲加工して雄ねじ形状を形成していたが、実施の形態5の筒状胴部88は、厚肉円筒の金属部材の外周面のみを波状に加工して雄ねじ形状を形成している。筒状胴部88は、実施の形態1〜4のものと同じ金属材料で形成されている。
また、実施の形態1〜4の筒状胴部は、その略全長に渡り、ケース部12から延出された円筒状の絶縁部38,62に嵌め込まれていたが、実施の形態5では、筒状胴部88の一端部部分がケース部12に嵌め込まれて支持されている。
さらに、実施の形態5の複合板46は、金属板42が、断面「コ」字状をした絶縁部材90を介して、筒状胴部88に支持されている。絶縁部材90は、金属板42と筒状胴部88とを電気的に絶縁するものであり、筒状胴部88の内周の全周に渡って形成された周溝88Aに嵌め込まれている。
<実施の形態6>
実施の形態6に係るLEDランプは、主として口金部における複合板の構造以外は、実施の形態1のLEDランプ10(図1、図2)と基本的に同じ構成である。よって、共通部分の詳細説明は省略し、複合板口金部を中心に説明する。また、共通する部分には実施の形態1と同じ符号を付すこととする。
実施の形態6のLEDランプの口金部が有する複合板200の平面図を図8(a)に、図8(a)におけるA・A線断面図を図8(b)に示す。
複合板200は、第1の板部材として円盤状をした金属板202と、第2の板部材として樹脂板204とを有する。金属板202は、例えば、Al,Fe,Au,Cu,Ti,Ni,Mg,W,Pb,Sn,Pt,黄銅,ステンレスから選択される金属、及びこれらの内の2種以上の金属からなる合金で形成される。なお、第1の板部材は、金属で形成する以外に、例えば、Al、AlN、SiC、ステアタイト、LTCCなどのセラミック材料で形成することもできる。金属板202の寸法は、厚みが0.05から0.5[mm]、径が13から23[mm]である。また、樹脂板204は、エポキシ系、フェノール系、PET、PBTから選択される合成樹脂材料からなり、中央部分の厚みが0.1から1.0[mm]、径が15から25[mm]と、樹脂板の方が、金属板より大きな径となっている。
絶縁部38(図2(a))に取り付いた状態で、ケース部12側となる金属板202の主面には、その中心から放射状に延びる複数本の切り込み溝206が設けられている。
樹脂板204は、金属板202の前記主面に固着されている。金属板202と樹脂板204各々の材質および両者の接合方法は、実施の形態1と同様である。
樹脂板204は、その厚み方向に貫通する孔204Aを有していて、孔204Aに第2リード線36が挿通される。第2リード線36の導線部端部が、金属板202の前記主面に半田付けされている。
一方、金属板202の前記主面とは反対側の主面(すなわち、ケース部12と反対側の主面)の中央には、ピン形状をしたアイレット部208の一端が接合されている。
アイレット部208は、絶縁部38の保持孔38C(図2)にスライド可能に保持されており、他端部は絶縁部38から突出していて、定常点灯中(正常点灯中)は、第2の給電端子104(図1)と接触状態が維持されている。
口金部をソケット100(図1)に装着した状態で、アイレット部208は、実施の形態1の場合と同様、第2の給電端子104の弾性復元力により、常時、その軸心方向、ケース部12向きへ押圧力を受けている。
実施の形態6に係るLEDランプにおいて、点灯回路ユニット26(図1)が異常発熱を起こすと、前記押圧力に耐えられない程度に樹脂板204が軟化する。また、金属板202は、切り込み溝206が設けられている関係上、変形しやすい構造になっている。このため、複合板200は全体的にケース部12側に凸になるように徐々に撓む。これに随伴して、アイレット部208はその軸心方向、ケース部12の向きへ変位する。そして、やがて第2の給電端子104が、絶縁部38の端面38D(図2)に当接して、アイレット部208は、第2の給電端子104から押圧力を受けなくなる。
しかし、複合板200は、この状態で加熱され続けることにより、実施の形態1の場合と同様、金属板202と樹脂板204の線膨張率の差に起因して、さらにケース部12側へと撓む。これにより、アイレット部208の先端部は、絶縁部30から筒状胴部40内方向へ没入する。これにより、ソケット100の第2の給電端子104からアイレット部208が離間し、第2の給電端子104から点灯回路ユニット26に至る給電路が絶たれることとなる。
<実施の形態7>
実施の形態7に係るLEDランプは、主として口金部における複合板の構造以外は、実施の形態6のLEDランプと基本的に同じ構成である。よって、共通部分の詳細説明は省略し、複合板を中心に説明する。また、共通する部分には実施の形態6と同じ符号を付すこととする。
実施の形態7のLEDランプの口金部が有する複合板210の平面図を図9(a)に、図9(a)におけるB・B線断面図を図9(b)に示す。
実施の形態7の複合板210が、実施の形態6の複合板200(図8)と大きく異なるのは、複合板200を構成する金属板202が円盤状であるのに対し、複合板210を構成する金属板212がドーナッツ盤状をしている点である。なお、金属板212は、金属板202と同様、放射状に延びた複数本の切込み溝216を有している。また、金属板212の内径はアイレットの外径よりも大きい。
絶縁部38(図2(a))に取り付いた状態で、ケース部12側となる金属板212の主面には、樹脂板214が固着されている。
実施の形態7において、アイレット部208は、樹脂板38の中央部(金属板212の孔212Aに対応する部分)に、その一端が固着されている。また、樹脂板38の中央部には、アイレット部208の径よりも小径の孔214Aが開設されていて、孔214Aを挿通された第2のリード線36の端部導線部が、アイレット部208の端面に半田付けされている。
上記の構成からなる複合板210を供えた口金部を有する実施の形態7に係るLEDランプにおいて、点灯回路ユニット26が異常発熱した場合の動作は、実施の形態6の場合と略同様なので、その説明については省略する。
<実施の形態8>
実施の形態8に係るLEDランプは、主として口金部における複合板の構造以外は、実施の形態7のLEDランプと基本的に同じ構成である。よって、共通部分の詳細説明は省略し、複合板を中心に説明する。また、共通する部分には実施の形態7と同じ符号を付すこととする。
実施の形態8のLEDランプの口金部が有する複合板220の平面図を図10(a)に、図10(a)におけるC・C線断面図を図10(b)に示す。
実施の形態8の複合板220が、実施の形態7の複合板210と大きく異なるのは、金属板222の中央部に開設された孔222Aの径である。実施の形態7の孔212A(図9)がアイレット部208の外径よりも大きいいのに対し、実施の形態8の孔222Aは、アイレット部208の外径よりも小さくなっている。
このため、アイレット部208の一端部は、樹脂板214ではなく金属板222に接合されている。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記した形態に限らないことは勿論であり、例えば、以下のような形態とすることもできる
(1)上記実施の形態では、金属板と樹脂板といった異種の材料からなる2つの板部材で複合板を構成したが、同種の材料で2つの板部材を構成することとしても構わない。例えば、2つの板部材を共に、金属材料で形成することとしても構わないし、あるいは樹脂材料で形成することとしても構わない。要は、第1の板部材とこれよりも線膨張率の大きな第2の板部材とで複合板を構成すれば良いのである。
(2)上記実施の形態では、複合板において、更に第3の板部材を設けても構わない。例えば、実施の形態1において、金属板42の第1合成樹脂板44とは反対側の主面に、金属板42よりも線膨張率の小さい副金属板(第3の板部材)を積層して(この場合、第2合成樹脂板48は、当該副金属板に積層される)、複合板を構成することとしても構わない。
(3)上記実施の形態では、発光部がLEDモジュールからなる電球形LEDランプを例に説明したが、本発明に係る電球形ランプは、発光部が蛍光ランプである電球形蛍光ランプにも適用可能である。要は、点灯回路を内蔵し、白熱電球のソケットに装着可能な口金を有していて、当該ソケットに装着されて使用されるランプであれば適用できるのである。
(4)上記実施の形態における口金部は、E26口金の規格に適合したものであったが、E26口金に限らず、他のサイズの口金(例えば、E17口金)でも構わない。また、JIS規格に規定された口金に限らず、海外の規格に適合する口金としても構わない。
<参考形態>
参考形態として、蛍光ランプ形LEDランプを示す。蛍光ランプ形LEDランプとは、蛍光ランプの有する口金と同様な構造の口金を有し、蛍光ランプ用のソケットに装着して使用されるランプをいう。
(参考形態1)
図11(a)は、参考形態1に係る蛍光ランプ形LEDランプ300(以下、単に「LEDランプ300」と言う。)の一端部部分の断面図であり、図11(b)は、左側面図である。なお、LEDランプ300の他端部部分も当該一端部部分と同様な構成であるため、図示とその説明については省略する。
LEDランプ300は、細長い円筒形をし、透光性を有する絶縁材料からなるケース部302を有する。ケース部302内には、不図示のLEDモジュールおよび当該LEDモジュールを点灯させるための点灯回路ユニットが収納されている。
また、ケース部302の端部には、口金部304が取り付けられている。口金部304は、JIS(日本工業規格)に規定する、例えば、G13口金の規格に適合するものであり、対応する規格のソケット(不図示)に装着して使用される。
口金304は、略円盤状をし、合成樹脂その他の絶縁材料からなる絶縁部306を有する。絶縁部306には、その外周にアルミニウムその他の金属材料からなり、略円筒状をしたキャップ部308が嵌め込まれていて、当該キャップ部308の一方の開口部部分がケース部320に嵌め込まれている。
絶縁部306には、2本の口金ピン310,312が圧入されて保持されている。口金ピン310、312は、金属材料からなる中空ピンであり、互いに平行に保持されている。
各々の口金ピン310,312には、外部商用電源からの電力を、点灯回路ユニット(不図示)へ給電するためのリード線314,316が挿入された上で、半田付けで接合されている。
一方の口金ピン310は、第1ピン部310Aと第2ピン部310Bとに2分割されている。第1ピン部310Aと第2ピン部310Bとは、電気的に接続されると共に、比較的弱い外力で折損される程度に接合されている。なお、リード線314は、第2ピン部310Bにのみ半田付けされている。
口金ピン310には、第1ピン部310Aと第2ピン部310Bとの間の接合部を跨いで、短冊状をした複合板318が固着されている。
複合板318および口金ピン310のみの平面図を図11(c)に、同正面図を図11(d)に、同右側面図を図11(e)にそれぞれ示す。
複合板318は、合成樹脂その他の絶縁材料からなる絶縁板320と絶縁板320よりも線膨張率の大きな金属材料からなる金属板322とが接合されたものである。絶縁板320の絶縁材料としては、実施の形態1の第1合成樹脂板44の材料と同じものを使用できる。また、金属板322の金属材料も、実施の形態1の金属板42と同じ材料のものを使用できる。また、両者の接合手段も実施の形態1の場合と同様である。
複合板318は、絶縁板320を口金ピン310側にして、口金ピン310に耐熱性の接着剤(例えば、エポキシ系、フェノール系、シリコーン系)によって固着されている。
上記のような構成を有する口金部304を備えるLEDランプ300を点灯し、点灯回路ユニット(不図示)において何らかの異常が発生し、当該点灯回路ユニットが異常発熱を起こすと、ケース部302内の温度が定常温度を超えて徐々に昇温する。
当該昇温に伴い、複合板318における絶縁板320の線膨張率の方が金属板322の線膨張率よりも大きいため、複合板318は、全体的に、金属板322の方に撓もうと(湾曲しようと)する。当該複合板318がこのように変形しようとするため、口金ピン310には曲げモーメントが加わる。
そして、当該曲げモーメントに耐え切れなくなると、図12に示すように、口金ピン310は、口金ピン部310Aと口金ピン部310Bの接合部で折損する。これにより、リード線314に対する、ソケット(不図示)の給電端子(不図示)からの給電が遮断されることとなる。
そして、口金ピン310が折損して複合板318が湾曲した状態において、金属板322は塑性変形を起こしているため、ケース部302内の温度が室温まで低下した場合であっても、複合板318は完全には復元せず、口金ピン部310Aと口金ピン部310Bとの電気的な接続は遮断された状態が維持される。これにより、異常が発生したと推定される点灯回路ユニット(不図示)に再度給電されるといった事態を回避することが可能となる。
なお、LEDランプ300は、外部の商用交流電源からの給電を受けて、点灯回路ユニット(不図示)がLEDモジュール(不図示)を点灯させるための電力に変換するため、ケース部302の両端部に設けた口金の合計4本の口金ピンの内、給電には2本あれば足りる。このため、残りの2本は、専らソケットに装着する際の支持部材として機能する。
(変形例)
上記参考形態1では、複合板318を口金ピン310に、他方の口金ピン312側に設けた。これに対し、参考形態1の変形例に係る蛍光ランプ形LEDランプ324(以下、単に「LEDランプ324」と言う。)では、複合板318を口金ピン310に、他方の口金ピン312とは、反対側に設けて、口金部326を構成することとした。
このように構成した口金部326を有するLEDランプ324の一端部部分の断面図を図13(a)に示す。また、点灯回路ユニット(不図示)が異常発熱し、複合板318が変形したときの図を図13(b)に示す。図13において、参考形態1と同様の構成部材には同じ符号を付している。
(参考形態2)
参考形態2に係る蛍光ランプ形LEDランプは、一方の口金ピンの構成以外は、基本的に参考形態1のLEDランプ300と同じ構成である。よって、共通部分の詳細説明は省略し、口金ピンを中心に説明する。また、共通する部分には参考形態1と同じ符号を付すこととする。
図14(a)は、参考形態2に係る蛍光ランプ形LEDランプ330(以下、単に「LEDランプ330」と言う。)の一端部部分の断面図であり、図11(a)と同様に描いたものである。
LEDランプ330の口金部332における、一方の口金ピン334は、第1ピン部334A、第2ピン部334B、および第3ピン部334Cに3分割されている。
これにより、点灯回路ユニットが異常発熱した際には、口金ピン334は、2箇所で折損されることとなる(図14(b))。
(変形例)
上記参考形態2では、複合板318を口金ピン334に、他方の口金ピン312側に設けた。これに対し、参考形態2の変形例に係る蛍光ランプ形LEDランプ336(以下、単に「LEDランプ336」と言う。)では、複合板318を口金ピン334に、他方の口金ピン312とは、反対側に設けて、口金部338を構成することとした。
このように構成した口金部338を有するLEDランプ336の一端部部分の断面図を図15(a)に示す。また、点灯回路ユニット(不図示)が異常発熱し、複合板318が変形したときの図を図15(b)に示す。図15において、参考形態2と同様の構成部材には同じ符号を付している。
(参考形態3)
参考形態3に係る蛍光ランプ形LEDランプは、一方の口金ピンの構成以外は、基本的に参考形態2の変形例に係るLEDランプ336(図15)と同じ構成である。よって、共通部分の詳細説明は省略し、口金ピンを中心に説明する。また、共通する部分には参考形態2の変形例と同じ符号を付すこととする。
図16(a)は、参考形態3に係る蛍光ランプ形LEDランプ340(以下、単に「LEDランプ340」と言う。)の一端部部分の断面図であり、図15(a)と同様に描いたものである。
LEDランプ340の口金部342における、複合板318が設けられている方の口金ピン344は、図16(a)に示すように、第1ピン部334Aと第2ピン部346に2分割されている。そして、第2ピン部346の長手方向(軸心方向)中央部には、周方向に切込み346Aが入れられている。
これにより、点灯回路ユニットが異常発熱した際には、口金ピン344は、切込み346Aを含む2箇所で折損されることとなる(図16(b))。
本発明に係る電球形ランプは、例えば、電球形LEDランプや電球形蛍光ランプに好適に利用可能である。
実施の形態に係る電球形LEDランプの破砕断面図である。 実施の形態1に係る電球形LEDランプの口金部の拡大断面図である。 上記口金部の構成部材の一部を示す分解斜視図である。 実施の形態2に係る電球形LEDランプの口金部の拡大断面図である。 実施の形態3に係る電球形LEDランプの口金部の拡大断面図である。 実施の形態4に係る電球形LEDランプの口金部の拡大断面図である。 実施の形態5に係る電球形LEDランプの口金部の拡大断面図である。 実施の形態6に係る電球形LEDランプの口金部における複合板を示す図である。 実施の形態7に係る電球形LEDランプの口金部における複合板を示す図である。 実施の形態8に係る電球形LEDランプの口金部における複合板を示す図である。 参考形態1に係る蛍光ランプ形LEDランプを示す図である。 上記蛍光ランプ形LEDランプにおいて、複合板が撓んだ状態を示す図である。 参考形態1の変形例に係る蛍光ランプ形LEDランプを示す図である。 参考形態2に係る蛍光ランプ形LEDランプを示す図である。 参考形態2の変形例に係る蛍光ランプ形LEDランプを示す図である。 参考形態3に係る蛍光ランプ形LEDランプを示す図である。
符号の説明
10,52,66,72,84 電球形LEDランプ
12 ケース部
14,54,68,74,86 口金部
26 点灯回路ユニット
36 第2リード線
38 絶縁部
40,56,88 筒状胴部
42,202,212,222 金属板
44 第1合成樹脂板
46,200,210,220 複合板
50,58,70,208 アイレット部
60 第1の絶縁部
64 中継ピン
76 第1の導線部
78 第2の導線部
80 第1のコネクタ
82 第2のコネクタ
90 絶縁部材
204,214 樹脂板

Claims (8)

  1. 点灯回路を収納するケース部に連接された口金部を有し、当該口金部が第1および第2の給電端子を有するソケットに装着されて使用される電球形ランプであって、
    前記口金部は、
    前記ソケットの前記第1の給電端子から給電を受ける筒状胴部と、
    第1の板部材と、第1の板部材の片側主面に積層され第1の板部材よりも線膨張率の大きな第2の板部材を有し、第2の板部材側が前記ケース部側となる姿勢で前記筒状胴部内に支持された複合板とを備え、
    点灯中における前記点灯回路の異常発熱に起因して、前記複合板が加熱された場合に、第1の板部材と第2の板部材の熱膨張の差により当該複合板が前記ケース部側に撓むことに随伴して、前記第2の給電端子から前記点灯回路に至る給電路を絶ち、給電不能状態に遷移することを特徴とする電球形ランプ。
  2. 前記口金部は、第1の端部側が前記複合板に直接的または間接的に固定され、第2の端部側が前記筒状胴部の一端側に絶縁部を介してスライド自在に保持されたアイレット部を有し、
    正常点灯中は、前記アイレット部は、第2の端部側端面が前記第2の給電端子と接触して当該第2の給電端子から給電を受け、
    前記異常発熱の際の前記複合板が撓むことに随伴して、第2の端部が前記絶縁部から前記筒状胴部内方向へ没入することにより前記給電路を絶つことを特徴とする請求項1に記載の電球形ランプ。
  3. 前記口金部は、
    前記筒状胴部の一端側に絶縁部を介して設けられ、前記第2の給電端子から給電を受けるアイレット部と、
    第1の端部側が前記複合板に直接的または間接的に固定され、第2の端部が前記アイレット部と当接状態で設けられた導電部材と、
    を有し、
    当該導電部材が、前記複合板が撓むことに随伴して前記ケース部側へ変位し、前記アイレット部から離間することにより前記給電路を絶つことを特徴とする請求項1に記載の電球形ランプ。
  4. 前記口金部は、
    前記筒状胴部の一端側に絶縁部を介して設けられ、前記第2の給電端子から給電を受けるアイレット部と、
    前記点灯回路へ給電するため、一端部が前記アイレット部に接合されていると共に、その一部が前記複合板に固定されている導線と、
    を有し
    当該導線が、前記複合板が撓むことに随伴して前記ケース部側へ引っ張られて切断されることにより前記給電路を絶つことを特徴とする請求項1に記載の電球形ランプ。
  5. 前記口金部は、
    前記筒状胴部の一端側に絶縁部を介して設けられ、前記第2の給電端子から給電を受けるアイレット部と、
    一端部が前記アイレット部に接続されていると共に、他端部に第1コネクタが接続されている第1の導線と、
    前記第1コネクタに嵌合された第2コネクタが一端部に接続され、他端部が前記複合板に固定されていている第2の導線と、
    を有し、
    前記複合板が撓むことに随伴して前記第2コネクタが第2の導線に引っ張られて前記第1コネクタから外れることにより前記給電路を絶つことを特徴とする請求項1に記載の電球形ランプ。
  6. 前記第1の板部材は金属材料からなり、前記第2の板部材は樹脂材料からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電球形ランプ。
  7. 前記複合板が前記ケース部側に撓んで、前記ソケットの前記第2の給電端子からの給電が遮断された状態で、前記第1の板部材は塑性変形していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電球形ランプ。
  8. 前記複合板は、前記第1の板部材の前記第2の板部材とは反対側の主面に積層された、第1の板部材よりも線膨張率の小さい第3の板部材を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電球形ランプ。
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