JP2010151842A - 三次元形状計測装置及び三次元形状計測方法 - Google Patents

三次元形状計測装置及び三次元形状計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】物体の三次元形状を迅速に精度良く計測する。
【解決手段】三次元形状計測装置は、短波長及び長波長の光パターン20、30の各々を物体2に投射するプロジェクタ3と、物体2を撮影するカメラ4と、距離Z1と対応付けて光パターン20の絶対位相を登録した第1テーブル40と、距離Z2と対応付けて光パターン30の相対位相及び光パターン20のオフセット値nを登録した第2テーブル50と、撮影画像に基づいて光パターン20、30の相対位相を算出し、第1及び第2テーブル40、50を利用して物体2までの距離を求める制御部5とを備える。制御部5は、光パターン20の相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるときに、光パターン30の相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離Z2と、光パターン20の絶対位相と第1テーブル40を照合して得られる距離Z1とを対比し、両者が適合しないときにオフセット値nを変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、三次元形状計測装置及び三次元形状計測方法に関し、特に、短時間で精度良く三次元形状を計測することのできる装置及び方法に関する。
物体の三次元形状を非接触で計測するための方法が数多く提案されており、その中の1つとして、正弦波格子位相シフト法が知られている。この正弦波格子位相シフト法は、概略以下のようにして行われる。
図10に示すように、正弦波状に濃淡パターンが印刷されている格子71を通して、光源72から物体73に対して正弦波状の輝度分布を持つ光パターンを投影し、物体73上の縞パターンを上記の光源72とは別のところに設置されたカメラ74で撮影する。物体73を静止させたままで、格子71を縞と直角方向へと、波長の1/NずつN回ずらしながら画像を撮影して行く。例えば、縞パターンの位相がπ/2ずつずれるように格子71を駆動しながら、位相が1周期分移動するまでの間に4回の撮影を行ったとすると、図11に示すように、物体73中の計測対象点Pについて、4つの輝度値Ip(0)、Ip(π/2)、Ip(π)、Ip(3π/2)を得ることができる。それらの輝度値を下記の数式4に代入することにより、計測対象点Pに投射される光の位相φを求めることができる。ここに、数式4中の(x、y)は、計測対象点Pの横方向及び縦方向の座標値である。
Figure 2010151842
求められた位相φは、図10に示すように、計測対象点Pに到達する光が格子71のどの部分を通過するかを表すため、計測対象点Pへの光の投射角度βに対応した値となる。計測対象点Pについての位相φを求めた後は、求めた位相値と、カメラ74及び光源72間の距離Aと、物体73を撮影したときの撮影角度αとを用い、三角測量の原理によって、計測対象点Pまでの距離Zを求める。その後は、物体73中の他の計測対象点についても、上記の処理を実行して距離Zを求め、これにより、物体73の表面形状を特定することが可能となる。
上述したように、計測対象点Pに投射される光の位相φは、数式4を用いて求めることができるが、tan-1が周期2πの周期関数であるため、数式4によって導かれる位相値φは、0〜2πのうちの何れかの値しか取り得ない。このため、例えば、実際の位相値φが7π/2であったとしても、数式4によって導かれる位相値φは、3π/2となり、周期2πの整数倍の不定性を残したものとなる。
そこで、例えば、特許文献1には、基本の周期の正弦波と、その基本の周期の2倍の周期の正弦波とを足し合わせた濃淡パターンを有する光(図12参照)を物体に投射し、基本の周期の濃淡パターンの光に対応する位相値φ1と、2倍の周期の濃淡パターンの光に対応する位相値φ2とを求め、位相値φ2を参照しながら位相値φ1を位相接続することにより、位相値φ1の不定性を取り除くようにした三次元形状計測装置が提案されている。
特許第3199041号公報
しかしながら、上記の三次元形状計測装置においては、異なる周期の濃淡パターンを足し合わせた光を生成し、それを物体に投射して三次元座標を得るため、計測対象点までの距離を求めるのに、高度な数学的手法が必要となり、演算処理時間が長期化するという問題があった。
また、上記の三次元形状計測装置においては、計測対象点までの距離を求めるに際し、物体に投射された光を、基本周期の光に相当する分と、基本周期の2倍の周期の光に相当する分とに分離する必要があるが、それら2種類の光を正しく分離するには、各光が正しい正弦波特性を有していなければならない。しかしながら、光源から投影される光にはレンズ歪等による非線形作用が生じるため、各周期の光の波形が歪み、その歪みが各々の光を求める際の誤差となって、計測精度が悪化するという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、演算時間を短縮することができるとともに、計測精度を向上させることができ、短時間で精度良く三次元形状を計測することが可能な三次元形状計測装置及び三次元形状計測方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、計測対象物に正弦波状の光パターンを投射するとともに、前記光パターンが投射された計測対象物を撮影し、その撮影画像に基づいて前記計測対象物の三次元形状を計測する三次元形状計測装置であって、第1波長を有する第1光パターンと、前記第1波長より長い第2波長を有する第2光パターンとの各々を前記計測対象物に投射する投射手段と、前記第1光パターン及び前記第2光パターンが投射された計測対象物を撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影された画像に基づいて前記第1光パターン及び前記第2光パターンの相対位相を算出する位相算出手段と、前記第1光パターンの投射物までの距離と対応付けて該第1光パターンの絶対位相が予め登録された第1テーブルと、前記第2光パターンの投射物までの距離と対応付けて、前記第2光パターンの相対位相、及び前記第1光パターンの相対位相と絶対位相との間のオフセット値が予め登録された第2テーブルと、前記位相算出手段によって算出された前記第2光パターンの相対位相と前記第2テーブルを照合して距離を求め、該求めた距離から前記オフセット値を求めるとともに、該オフセット値と、前記位相算出手段によって算出された前記第1光パターンの相対位相とに基づいて前記第1光パターンの絶対位相を求め、該絶対位相と前記第1テーブルを照合して前記計測対象物までの距離を求める位相接続手段とを備え、前記位相接続手段は、前記位相算出手段によって算出された第1光パターンの相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かを判定し、該相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるときに、前記第2光パターンの相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離と、前記第1光パターンの絶対位相と第1テーブルを照合して得られる距離とを対比し、両者が適合しないときに前記オフセット値を変更することを特徴とする。
そして、本発明によれば、波長の長い第2光パターンを投射して得られた相対位相からオフセット値を求め、そのオフセット値と、波長の短い第1光パターンを投射して得られた相対位相とから第1光パターンの絶対位相を求め、その絶対位相から計測対象物までの距離を求めるため、第1光パターンの相対位相及び第2光パターンの相対位相を求める際に演算処理が必要になるものの、それらの相対位相さえ算出すれば、その後は、簡単な処理によって、計測対象物までの距離を求めることができる。従って、演算時間を短縮することができ、迅速に三次元形状を計測することが可能となる。加えて、オフセット値及び絶対位相を求めるにあたり、第1及び第2テーブルを利用するため、簡単な処理で求めることができる。
また、本発明によれば、第1光パターンと第2光パターンとの2種類の光パターンを別個に用いつつ、計測対象物の形状は、主として分解能の高い第1光パターンを用いて計測し、その際のオフセット値をダイナミックレンジの大きい第2光パターンを用いて計測するため、計測精度を向上させることができ、精度良く三次元形状を計測することが可能となる。さらに、位相算出手段によって算出された第1光パターンの相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かを判定し、該相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるときに、第2光パターンの相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離と、第1光パターンの絶対位相と第1テーブルを照合して得られる距離とを対比し、両者が適合しないときにオフセット値を変更するため、常に正しいオフセット値を導き出すことが可能となる。
上記三次元計測装置において、前記位相接続手段が、前記第1光パターンの相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かの判定に代えて、前記オフセット値及び前記第1光パターンの相対位相から求められた第1光パターンの絶対位相が0、2πの倍数又はそれらの近傍の値であるか否かを判定し、該絶対位相が0、2πの倍数又はそれらの近傍の値であるときに、前記第2光パターンの相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離と、前記第1光パターンの絶対位相と第1テーブルを照合して得られる距離とを対比し、両者が適合しないときに前記オフセット値を変更することができる。
また、本発明は、計測対象物に正弦波状の光パターンを投射するとともに、前記光パターンが投射された計測対象物を撮影し、その撮影画像に基づいて前記計測対象物の三次元形状を計測する三次元形状計測方法であって、第1波長を有する第1光パターンの投射物までの距離と対応付けて該第1光パターンの絶対位相を登録した第1テーブルと、前記第1波長より長い第2波長を有する第2光パターンの投射物までの距離と対応付けて、前記第2光パターンの相対位相、及び前記第1光パターンの相対位相と絶対位相との間のオフセット値を登録した第2テーブルとを予め作成し、前記計測対象物までの距離の計測にあたり、前記第1光パターン及び前記第2光パターンの各々を前記計測対象物に投射する第1ステップと、前記第1光パターン及び前記第2光パターンが投射された計測対象物を撮影する第2ステップと、撮影された画像に基づいて前記第1光パターン及び前記第2光パターンの相対位相を算出する第3ステップと、該第3ステップで算出した前記第2光パターンの相対位相と前記第2テーブルを照合して距離を求め、該求めた距離から前記オフセット値を求めるとともに、該オフセット値と、前記算出した前記第1光パターンの相対位相とに基づいて前記第1光パターンの絶対位相を求め、該絶対位相と前記第1テーブルを照合して前記計測対象物までの距離を求める第4ステップとを有し、前記第4ステップにおいて、前記第3ステップで算出した前記第1光パターンの相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かを判定し、該相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるときに、前記第2光パターンの相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離と、前記第1光パターンの絶対位相と第1テーブルを照合して得られる距離とを対比し、両者が適合しないときに前記オフセット値を変更することを特徴とする。
上記三次元計測方法において、前記第4ステップにおいて、前記第1光パターンの相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かの判定に代えて、前記オフセット値及び前記第1光パターンの相対位相から求めた第1光パターンの絶対位相が0、2πの倍数又はそれらの近傍の値であるか否かを判定し、該絶対位相が0、2πの倍数又はそれらの近傍の値であるときに、前記第2光パターンの相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離と、前記第1光パターンの絶対位相と第1テーブルを照合して得られる距離とを対比し、両者が適合しないときに前記オフセット値を変更することができる。
以上のように、本発明によれば、演算時間を短縮することができるとともに、計測精度を向上させることができ、短時間で精度良く三次元形状を計測することが可能となる。
本発明にかかる三次元計測装置の一実施の形態を示す全体構成図である。 図1の制御部を示す構成図である。 図1のオフセットテーブルを示す模式図である。 短波長の相対位相と長波長の相対位相とを示す波形図である。 図1の三次元計測装置の動作を説明するフローチャートである。 長波長の相対位相を示す波形図である。 短波長の相対位相と長波長の相対位相とを示す波形図である。 短波長の相対位相を示す波形図である。 短波長の相対位相と長波長の相対位相とを示す波形図である。 従来の三次元形状計測装置の一例を示す全体構成図である。 従来の三次元形状計測装置の動作を説明する波形図である。 従来の三次元形状計測装置で用いられる光パターンを示す波形図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明にかかる三次元形状計測装置1の一実施の形態を示す全体構成図である。この三次元形状計測装置1は、投射手段及び撮影手段を各々1つずつ備える単眼式の三次元形状計測装置であり、所定の濃度分布を有する光(以下、「光パターン」という)を物体2に投射するプロジェクタ3と、光パターンが投射された物体2を撮影するカメラ4と、プロジェクタ3及びカメラ4の制御や各種の演算処理を行う制御部5から構成される。
プロジェクタ3は、所定の強度の光を発する光源3aと、正弦波状の濃淡パターンを表示し、光源3aからの光を正弦波状に変調する正弦波格子3bから構成される。正弦波格子3bは、例えば、画素単位で反射ミラーのオン/オフを制御できるDMD(Digital Micro-mirror Device)や、画素単位で光透過率を制御できる液晶パネル等から構成され、濃淡パターンのパターン間隔、すなわち、正弦波の波長を電子的に変化させたり、濃淡パターンの位相を電子的にシフトさせることが可能である。
本実施の形態においては、物体2に光パターンを投射する際に、正弦波格子3bの濃淡パターンのパターン間隔が制御され、基本の周期を有する正弦波状の光パターン(以下、「短波長の光パターン」という)20と、光パターン20の周期より長い周期を有する正弦波状の光パターン(以下、「長波長の光パターン」という)30との2種類の光パターンが投射される。尚、長波長の光パターン30は、その周期が短波長の光パターン20の周期の整数倍とならないように設定される。
また、短波長の光パターン20及び長波長の光パターン30の各光パターンを投射する際には、正弦波格子3bに表示される濃淡パターンの位相が制御され、各光パターンの位相がπ/2ずつシフトされる。
制御部5は、図2に示すように、カメラ4の動作を制御するカメラ制御部10と、プロジェクタ3の動作を制御するプロジェクタ制御部11と、カメラ4から出力される画像信号を取り込む画像取込部12と、後述するオフセットテーブル等を記憶する記憶部13と、位相値を算出する位相算出部14と、算出された位相値を接続して奥行き座標を得る位相接続部15と、三次元データを生成する三次元データ生成部16とを備える。
画像取込部12は、プロジェクタ3の位相シフト動作に同期して、カメラ4から出力される1画面分の画像信号を取り込み、記憶部13に記憶する。本実施の形態においては、光パターンの位相シフト量が0、π/2、π、3π/2、2πとなる各タイミングで、画像信号が取り込まれる。
位相算出部14は、画像取込部12によって取り込まれた画像信号に基づいて、位相値を算出する。位相値の算出は、短波長の光パターン20が投射されたときと、長波長の光パターン30が投射されたときとの各々において、画素毎に行われる。短波長の光パターン20が投射されたときの位相値φ1は、以下の数式1によって算出され、長波長の光パターン30が投射されたときの位相値φ2は、以下の数式2によって算出される。
Figure 2010151842
Figure 2010151842
ここに、(x、y)は、画素の横方向及び縦方向の座標値であり、I1、I2は、その画素の輝度値である。また、N1、N2は、位相シフトのシフト回数であり、t1、t2は、位相シフトのシフト量である。
上記のようにして算出される位相値φ1、φ2は、何れも、周期2πの整数倍の不定性を有するが、以下の説明においては、不定性を有する位相値を「相対位相値」と称し、不定性が取り除かれた位相値を「絶対位相値」と称する。また、位相シフトさせた短波長の光パターン20を投射し、その撮影画像から得られる相対位相値を「短波長の相対位相値」と称し、位相シフトさせた長波長の光パターン30を投射し、その撮影画像から得られる相対位相値を「長波長の相対位相値」と称する。
位相接続部15は、位相算出部14で算出された相対位相値φと、記憶部13に記憶されたオフセットテーブルとに基づき、オフセット値2nπ及び絶対位相値ψを求める。オフセット値、相対位相値φ及び絶対位相値ψの関係は、下記の数式3のとおりであり、数式3から明らかなように、オフセット値は、絶対位相と相対位相との間の不定性に相当する。
Figure 2010151842
図3は、オフセットテーブルの一例を示す模式図である。図3に示すように、オフセットテーブルは、短波長の光パターンについての第1テーブル40と、長波長の光パターンについての第2テーブル50から構成される。第1テーブル40には、図3(a)に示すように、基準点J(図1参照)から計測対象点Pまでの距離Z1と対応付けて、短波長の相対位相値φ1及び絶対位相値ψ1が画素毎に登録される。一方、第2テーブル50には、図3(b)に示すように、基準点Jから計測対象点Pまでの距離Z2と対応付けて、長波長の相対位相値φ2と、短波長の光パターン20のn値とが画素毎に登録される。
以下、第1テーブル40及び第2テーブル50に登録される相対位相値φ1、φ2等を、三次元形状の計測時に算出される相対位相値φ1、φ2等と区別するため、相対位相テーブル値Tφ1、Tφ2等と称する。
第1テーブル40及び第2テーブル50は、何れも、三次元形状の計測に先立ち、短波長の相対位相値φ1及び長波長の相対位相値φ2を各々サンプリングすることによって、作成されるものである。第1テーブル40及び第2テーブル50の作成にあたっては、まず、平坦面を有する平板を所定の基準位置に固定した状態で、位相をπ/2ずつシフトさせながら、短波長の光パターン及び長波長の光パターンを平板に向けて各々投射し、短波長の相対位相値φ1、長波長の相対位相値φ2を求め、基準位置での相対位相テーブル値Tφ1、Tφ2として登録する。
ここで、長波長の光パターンは、短波長の光パターンよりも長い周期を有するため、短波長の光パターンの周期と、長波長の光パターンの周期とが予め分かっていれば、図4に示すように、長波長の相対位相値φ2から短波長の光パターンのオフセット値2nπ、すなわち、n値を導くことができる。例えば、長波長の光パターンが、短波長の光パターンの約4.5倍の周期を有する場合に、長波長の相対位相値φ2がπであれば、短波長の光パターンのn値が2であることを導くことができる。また、n値が分かれば、オフセット値2nπを短波長の相対位相値φ1に加算することによって、短波長の絶対位相値ψ1を求めることもできる。
そこで、本実施の形態においては、相対位相テーブル値Tφ1、Tφ2を登録した後に、上記の方法を用いて、短波長の光パターンのn値及び短波長の光パターンの絶対位相値ψ1も併せて求め、求めたn値を第2テーブル50に、絶対位相値ψ1を絶対位相テーブル値Tψ1として第1テーブル40に登録する。
その後、平板を奥行き方向に所定量だけ移動させ、上記と同様にして、相対位相値φ1、φ2等を求め、そのときの距離Z1、Z2と対応付けながら、求めた相対位相テーブル値Tφ1、Tφ2等を第1テーブル40及び第2テーブル50に登録する。以後、平板を所定の移動量で奥行き方向に移動させながら、各位置での相対位相テーブル値Tφ1、Tφ2等を順次登録して行き、これにより、第1テーブル40及び第2テーブル50を作成する。尚、第1テーブル40及び第2テーブル50中に、相対位相テーブル値Tφ1、Tφ2等の各種データを、どの程度の距離まで登録するかは、計測対象範囲をどの程度の大きさに設定するかや、計測対象物の形状、大きさなどに応じて、適宜決定することができる。
次に、三次元形状の計測方法について、図5を中心に参照して説明する。
物体2の三次元形状を計測するにあたっては、図5に示すように、まず、光パターンの位相シフト量を0にした状態で、短波長の光パターン20が物体2に投射され、カメラ4から出力される画像信号が取り込まれる(ステップS1)。次いで、光パターンの位相をπ/2、π、3π/2、2πだけ順次シフトさせた状態で、短波長の光パターン20が物体2に投射され、各位相シフト量での画像信号が取り込まれる(ステップS2)。
次いで、光パターンの位相シフト量が0のときに取り込んだ画像信号と、光パターンの位相をπ/2、π、3π/2、2πだけシフトさせたときに取り込んだ画像信号とから、短波長の光パターン20を投射したときの相対位相値φ1が算出される(ステップS3)。このとき、相対位相値φ1は、画素毎に算出される。
次いで、長波長の光パターン30が物体2に投射され、光パターンの位相シフト量を0にしたときの画像信号、及び光パターンの位相をπ/2、π、3π/2、2πだけシフトさせたときの画像信号が各々取り込まれる(ステップS4、S5)。そして、取り込んだ各画像信号に基づき、長波長の光パターン30を投射したときの相対位相値φ2が画素単位で算出される(ステップS6)。
次いで、1画面を構成する複数の画素の中から1つの画素が着目画素(計測対象点)として選択される(ステップS7)。次いで、事前に作成した第2テーブル50中に、相対位相テーブル値Tφ2等の各種データが、長波長の光パターン30の1周期分より多く登録されているか否かが判定される(ステップS8)。
1周期分を超えるデータが登録されている場合には(ステップS8:Yes)、第2テーブル50が参照され、第2テーブル50に登録されている距離Z2のうちから、ステップS6で算出された相対位相値φ2に対応する距離Z2が取得される(ステップS9)。但し、1周期分を超えるデータが登録されている場合には、図6に示すように、相対位相値φ2に対応する距離Z2が2以上存在する可能性があり、その場合には、基準点Jに近い側の距離Z2aが距離Z2として取得される。
次いで、短波長の光パターンについての第1テーブル40が参照され、第1テーブル40に登録されている短波長の相対位相テーブル値Tφ1のうちから、距離Z2に対応する相対位相テーブル値Tφ1が読み出される(ステップS10)。そして、読み出された相対位相テーブル値Tφ1と、先のステップS3で算出された相対位相値φ1とが比較される(ステップS11)。
相対位相値φ2に対応する距離Z2が2以上存在していた場合、そのうちの何れかが真の距離となるが、ステップS9で取得した距離Z2が真の距離であれば、図7(a)に示すように、相対位相テーブル値Tφ1と、算出された相対位相値φ1とが略々一致するはずである。逆に、ステップS9で取得した距離Z2が真の距離でなければ、図7(b)に示すように、相対位相テーブル値Tφ1と、算出された相対位相値φ1とが一致しないはずであるため、読み出された相対位相テーブル値Tφ1と、先のステップS3で算出された相対位相値φ1とを比較することにより、ステップS9で取得した距離Z2が真の距離であるか否かを判定することができる。
比較の結果、相対位相テーブル値Tφ1と、算出された相対位相値φ1とが一致しない場合には(ステップS11:No)、ステップS9で取得した距離Z2が真の距離ではないため、基準点Jから遠い側の距離Z2b(図6参照)が距離Z2として取得される(ステップS12)。その後は、ステップS10に処理が移行し、上記と同様にして、相対位相テーブル値Tφ1と相対位相値φ1との比較処理が実行される。
これに対し、相対位相テーブル値Tφ1と、算出された相対位相値φ1とが略々一致する場合には(ステップS11:Yes)、条件を満たす距離Z2が2以上存在するか否かが判定される(ステップS13)。条件を満たす距離Z2が2以上存在する場合には、どれが正しいものであるかを特定することができないため、その画素についての三次元形状の計測を終了し、他の画素を選択する(ステップS14)。
それとは逆に、条件を満たす距離Z2が1つである場合には、そのときの距離Z2が真の距離であるため、その距離Z2が最終的な距離Z2として認定される。次いで、第2テーブル50が参照され、第2テーブル50中に登録されている短波長の光パターンのn値のうちから、距離Z2に対応するn値が取得され、オフセット値2nπが求められる(ステップS15)。
一方、第2テーブル50に、長波長の光パターン30の1周期分以下のデータしか登録されていない場合には(ステップS8:No)、算出された相対位相値φ2に対応する距離Z2が1つしか存在しないため、第2テーブル50に基づいて相対位相値φ2に対応する距離Z2が取得され(ステップS16)、その後、上記と同様にして、オフセット値2nπが求められる(ステップS15)。
オフセット値2nπが求められると、求められたオフセット値2nπが、ステップS3で算出された短波長の相対位相値φ1に加算され、短波長の光パターンの絶対位相値ψ1が求められる(ステップS17)。次いで、短波長の相対位相値φ1が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かが判定される(ステップS18)。ここに、0、2πの近傍の値とは、0又は2πとの差分が0.2π〜0.3π程度までの値をいい、具体的には、相対位相値φ1=0〜0.3π、1.7π〜2πをいう。
ここに、ステップS18で、上記の判定処理を行うのは、短波長の相対位相値φ1が0、2π又はそれらの近傍の値であると、ステップS15で取得されたオフセット値2nπが誤りである可能性があるからである。すなわち、位相を縦軸に、距離を横軸に採って、相対位相の特性をグラフ化した場合、理論的には、図8(a)に示すように、横軸方向の長さL1、L2、L3が同じになる直角三角形が連続する波形が得られるはずである。しかしながら、実際には、常に図8(a)のような波形が得られるとは限らず、光の強度や投射角度の変動等の影響を受けて、図8(b)に示すように、直角三角形の横軸方向の長さが伸縮し、横軸方向の長さL1’、L2’、L3’が不揃いの直角三角形が連続する波形が得られることがある。その一方で、第2テーブル50に登録されるオフセット値(n値)は、実測値ではなく、短波長の光パターンの相対位相が理論的特性(図8(a))を有するという前提の下で導き出される理論値である。このため、例えば、図9に示すように、実際のL1’が理論上のL1よりも長くなっている状態で、短波長の相対位相値φ1が2π近傍の値であったとすると、実際は、n値=0であるにも拘わらず、n値=1としてオフセット値2nπが求められることになる。その結果、物体2の表面までの距離(距離Z1)としては、図9のG点の距離を求めるべきであるにも拘わらず、2π分だけ距離が長くなったH点の距離が計測対象の距離として求められてしまう。
ステップS18は、そうした誤りを防止するための処理であり、相対位相値φ1が0、2π又はそれらの近傍の値である場合には(ステップS18:Yes)、第1テーブル40中に登録されている距離Z1のうちから、絶対位相値ψ1に対応する距離Z1が取得されれるとともに(ステップS19)、取得された距離Z1と、ステップS8〜S16で取得された距離Z2とが対比され、両者が略々同一の値を有するか否かが判定される(ステップS20)。
距離Z1と距離Z2を対比するに際し、両者が一致するか否かではなく、略々同一の値であるか否かを判定するのは、距離Z1は、短波長の光パターンを基に作成される第1テーブル40中の値であるの対し、距離Z2は、長波長の光パターンを基に作成される第2テーブル50中の値であり、短波長の光パターンと長波長の光パターンとで分解能が異なるため、オフセット値2nπが正しい値であったとしても、両者の間に数mm程度の差異が生じる可能性があるからである。
距離Z1と距離Z2が略々同一の値を有する場合には(ステップS20:Yes)、ステップS15で取得されたオフセット値2nπが正しい値であると推認できるため、そのときの距離Z1が計測対象点の奥行き座標として認定される。
これに対し、距離Z1と距離Z2が全く異なる値を有する場合には(ステップS20:No)、ステップS15で取得されたオフセット値2nπのn値が誤っていることを示すため、n値が±1され、オフセット値2nπが変更される(ステップS21)。そして、再度、ステップS17〜ステップS20の処理が実行され、ステップS18及びステップS20の判定処理を経て、正しいオフセット値2nπ及び距離Z1が導き出され、計測対象点の奥行き座標が取得される。
一方、相対位相値φ1が0、2π又はそれらの近傍の値でない場合には(ステップS18:No)、ステップS15で取得されたオフセット値2nπが正しい値であると推認できるため、ステップS19と同様にして絶対位相値ψ1に対応する距離Z1が取得され、その距離Z1が計測対象点の奥行き座標として認定される(ステップS22)。
計測対象点の奥行き座標が取得されると、奥行き座標を取得していない画素(計測対象点)が残っているか否かが判定される(ステップS23)。奥行き座標を取得していない画素が存在する場合には、その画素が選択され(ステップS24)、上記と同様にして、奥行き座標が取得される(ステップS8〜S22)。以後、奥行き座標を取得していない画素が無くなるまで、ステップS8〜S22の処理が繰り返し実行され、物体2の表面上のすべての計測対象点について、奥行き座標が取得される。最後に、取得された奥行き座標と、各計測対象点の縦方向の座標及び横方向の座標とが統合され、物体2の三次元形状を示す三次元データが生成される(ステップS25)。
以上説明したように、本実施の形態によれば、長波長の光パターン30を投射して得られた相対位相値φ2からオフセット値2nπを求め、そのオフセット値2nπと、短波長の光パターン20を投射して得られた相対位相値φ1とから、計測対象点の奥行き座標を求めるため、短波長の相対位相値φ1及び長波長の相対位相値φ2を求める際に演算処理が必要になるものの、相対位相値φ1、φ2さえ算出すれば、その後は、簡単な処理によって、計測対象点の奥行き座標を求めることができる。従って、演算時間を短縮することができ、物体2の三次元形状を迅速に計測することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、短波長の光パターン20と長波長の光パターン30との2種類の光パターンを別個に用いつつ、物体2の形状は、主として分解能の高い短波長の光パターン20を用いて計測し、その際のオフセット値2nπをダイナミックレンジの大きい長波長の光パターン30を用いて計測するため、計測精度を向上させることができ、精度良く三次元形状を計測することが可能となる。
さらに、本実施の形態によれば、物体2までの距離Z1と対応付けて短波長の光パターン20の絶対位相値ψ1を登録した第1テーブル40と、長波長の光パターン30の相対位相値φ2と対応付けてオフセット値2nπ(n値)を登録した第2テーブル50とを作成し、それらを用いて、計測対象点の奥行き座標を求めるため、簡単な処理でオフセット値2nπ及び計測対象点の奥行き座標を求めることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、オフセット値2nπを取得するに際し、第2テーブル50を参照して、距離Z2からn値を求めるが(図5:ステップS15)、距離Z2に代えて長波長の相対位相値φ2を用い、長波長の相対位相値φ2からn値を求めるようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、相対位相値φ1が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かを判定することによって(図6:ステップS18)、オフセット値2nπの真偽を判定しているが、相対位相値φ1に代えて絶対位相値ψ1を用い、短波長の絶対位相値ψ1が0、2πの整数倍又はそれらの近傍の値であるか否かを判定することによって、オフセット値2nπの真偽を判定するようにしてもよい。
1 三次元形状計測装置
2 物体
3 プロジェクタ
3a 光源
3b 正弦波格子
4 カメラ
5 制御部
10 カメラ制御部
11 プロジェクタ制御部
12 画像取込部
13 記憶部
14 位相算出部
15 位相接続部
16 三次元データ生成部
20 短波長の光パターン
30 長波長の光パターン
40 第1テーブル
50 第2テーブル

Claims (4)

  1. 計測対象物に正弦波状の光パターンを投射するとともに、前記光パターンが投射された計測対象物を撮影し、その撮影画像に基づいて前記計測対象物の三次元形状を計測する三次元形状計測装置であって、
    第1波長を有する第1光パターンと、前記第1波長より長い第2波長を有する第2光パターンとの各々を前記計測対象物に投射する投射手段と、
    前記第1光パターン及び前記第2光パターンが投射された計測対象物を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で撮影された画像に基づいて前記第1光パターン及び前記第2光パターンの相対位相を算出する位相算出手段と、
    前記第1光パターンの投射物までの距離と対応付けて該第1光パターンの絶対位相が予め登録された第1テーブルと、
    前記第2光パターンの投射物までの距離と対応付けて、前記第2光パターンの相対位相、及び前記第1光パターンの相対位相と絶対位相との間のオフセット値が予め登録された第2テーブルと、
    前記位相算出手段によって算出された前記第2光パターンの相対位相と前記第2テーブルを照合して距離を求め、該求めた距離から前記オフセット値を求めるとともに、該オフセット値と、前記位相算出手段によって算出された前記第1光パターンの相対位相とに基づいて前記第1光パターンの絶対位相を求め、該絶対位相と前記第1テーブルを照合して前記計測対象物までの距離を求める位相接続手段とを備え、
    前記位相接続手段は、前記位相算出手段によって算出された第1光パターンの相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かを判定し、該相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるときに、前記第2光パターンの相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離と、前記第1光パターンの絶対位相と第1テーブルを照合して得られる距離とを対比し、両者が適合しないときに前記オフセット値を変更することを特徴とする三次元形状計測装置。
  2. 前記位相接続手段は、前記第1光パターンの相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かの判定に代えて、前記オフセット値及び前記第1光パターンの相対位相から求められた第1光パターンの絶対位相が0、2πの倍数又はそれらの近傍の値であるか否かを判定し、該絶対位相が0、2πの倍数又はそれらの近傍の値であるときに、前記第2光パターンの相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離と、前記第1光パターンの絶対位相と第1テーブルを照合して得られる距離とを対比し、両者が適合しないときに前記オフセット値を変更することを特徴とする請求項1に記載の三次元形状計測装置。
  3. 計測対象物に正弦波状の光パターンを投射するとともに、前記光パターンが投射された計測対象物を撮影し、その撮影画像に基づいて前記計測対象物の三次元形状を計測する三次元形状計測方法であって、
    第1波長を有する第1光パターンの投射物までの距離と対応付けて該第1光パターンの絶対位相を登録した第1テーブルと、前記第1波長より長い第2波長を有する第2光パターンの投射物までの距離と対応付けて、前記第2光パターンの相対位相、及び前記第1光パターンの相対位相と絶対位相との間のオフセット値を登録した第2テーブルとを予め作成し、
    前記計測対象物までの距離の計測にあたり、
    前記第1光パターン及び前記第2光パターンの各々を前記計測対象物に投射する第1ステップと、
    前記第1光パターン及び前記第2光パターンが投射された計測対象物を撮影する第2ステップと、
    撮影された画像に基づいて前記第1光パターン及び前記第2光パターンの相対位相を算出する第3ステップと、
    該第3ステップで算出した前記第2光パターンの相対位相と前記第2テーブルを照合して距離を求め、該求めた距離から前記オフセット値を求めるとともに、該オフセット値と、前記算出した前記第1光パターンの相対位相とに基づいて前記第1光パターンの絶対位相を求め、該絶対位相と前記第1テーブルを照合して前記計測対象物までの距離を求める第4ステップとを有し、
    前記第4ステップにおいて、前記第3ステップで算出した前記第1光パターンの相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かを判定し、該相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるときに、前記第2光パターンの相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離と、前記第1光パターンの絶対位相と第1テーブルを照合して得られる距離とを対比し、両者が適合しないときに前記オフセット値を変更することを特徴とする三次元形状計測方法。
  4. 前記第4ステップにおいて、前記第1光パターンの相対位相が0、2π又はそれらの近傍の値であるか否かの判定に代えて、前記オフセット値及び前記第1光パターンの相対位相から求めた第1光パターンの絶対位相が0、2πの倍数又はそれらの近傍の値であるか否かを判定し、該絶対位相が0、2πの倍数又はそれらの近傍の値であるときに、前記第2光パターンの相対位相と第2テーブルを照合して得られる距離と、前記第1光パターンの絶対位相と第1テーブルを照合して得られる距離とを対比し、両者が適合しないときに前記オフセット値を変更することを特徴とする請求項3に記載の三次元形状計測方法。
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