JP2010151460A - 車載器 - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車場の静的情報の一括更新が行われる際、一括更新を行なう事業者が管理する駐車場以外の静的情報の削除を防止し、ナビゲーション機能の利便性を確保すること。
【解決手段】センター装置をデータの送受信を行なうDSRC部3、駐車場が存在する予め設定された3次メッシュを識別する3次メッシュコードを含む駐車場静的情報を記憶し、また、3次メッシュ毎のバージョン情報を記憶する地図記憶部1c、3次メッシュ単位で、当該3次メッシュの3次メッシュコード及びバージョン情報と、当該3次メッシュに含まれる変更すべき駐車場静的情報とを含む変更情報を受信した場合、3次メッシュ毎に、地図記憶部1c内の3次メッシュのバージョン情報と変更情報の3次メッシュのバージョン情報とに基づいて地図記憶部1cに記憶されている駐車場静的情報の変更の要否を判別する制御部4と、を備える車載器。
【選択図】図12

Description

本発明は、車載器に関する。
従来、ナビゲーション装置を内蔵する車載器では、DSRC(Dedicated Short Range Communication:狭域通信)を利用して路上や駐車場等に設置された路側無線装置と無線通信を行い、当該路側無線装置を介してセンター装置から自車の周辺にある施設(例えば、店舗や医療機関等)に関する情報の提供を受けることが可能となっている。
このような車載器は、路側無線装置から受信した情報をメモリに格納しているため、路側無線装置と通信できない環境においても、情報を再生できる。また、携帯電話等の広域通信網に接続できる通信手段を用いてインターネットと接続し、交通情報の受信や電子メールのやりとりを行ったり、Webブラウザで各種Webページを参照したりすることが可能な車載器のもある。
例えば、駐車場の識別情報や位置情報等の静的情報で構成された静的情報、及び満空情報等の常時状態が変化する動的情報で構成された動的情報を車載器に提供する情報配信システムがある(特許文献1参照)。
特開2006−17464号公報
車載器は、静的情報が提供された場合、車載器内に格納された静的情報の全てを新たに提供された静的情報に更新したり、特定のエリアのみの静的情報を更新したりすることができる。特定のエリアのみを更新する場合は、一括更新と差分更新との2つの方法がある。一括更新する方法は、特定のエリア内の全ての静的情報を新しい静的情報に入れ替えて更新するものである。差分更新する方法は、静的情報のバージョン情報に基づいて特定のエリア毎に静的情報を追加又は削除して更新するものである。
静的情報の提供は、全ての駐車場を管理し情報提供を行う情報プロバイダによって行われる場合と、特定の駐車場を管理し情報提供を行う駐車場事業者によって行なわれる場合とがある。駐車場事業者が静的情報の一括更新を行なう場合には、車載器に格納される全ての静的情報が、駐車場事業者から提供される駐車場の静的情報となり、駐車場事業者が管理していない駐車場の静的情報が削除されてしまうことが起きる。そのため、駐車場事業者が管理していない駐車場の情報提供を行うことができなくなり、ナビゲーション機能の利便性が損なわれるという問題が生じる。
本発明の課題は、上記問題に鑑みて、駐車場の静的情報の一括更新が行われる際、一括更新を行なう事業者が管理する駐車場以外の静的情報の削除を防止し、ナビゲーション機能の利便性を確保することである。
請求項1に記載の発明は、駐車場が存在する地域区画を識別するための地域区画情報及び当該駐車場を識別する駐車場識別情報を含む駐車場情報と、前記地域区画毎の改定情報と、を記憶する記憶手段と、センター装置とデータの送受信を行ない、前記地域区画単位で、当該地域区画の地域区画情報及び改定情報と、当該地域区画に含まれる変更すべき前記駐車場情報とを含む変更情報を受信する通信手段と、前記通信手段により受信した前記変更情報が、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報を更新する更新情報である場合、前記地域区画毎に前記記憶手段の地域区画の改定情報と前記変更情報の地域区画の改定情報とに基づいて前記記憶手段に記憶されている駐車場情報の変更の要否を判別し、前記駐車場情報の変更が必要と判別した場合、前記更新情報に含まれる駐車場情報の駐車場識別情報が、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報の駐車場識別情報と同一の駐車場識別情報である駐車場情報のみ、当該駐車場情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、を備える車載器であること、を特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載器において、前記制御手段は、前記変更情報の地域区画の改定情報が前記記憶手段の地域区画の改定情報よりも新しい場合、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報の変更が必要と判別する、ことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車載器において、前記制御手段は、前記更新情報に含まれる駐車場情報の駐車場識別情報が、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報に記憶されていない駐車場識別情報である場合には、前記更新情報に含まれる当該駐車場情報を前記記憶手段に記憶させる、ことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の車載器において、前記記憶手段は、当該記憶手段に記憶されている前記駐車場情報の履歴情報を記憶し、前記制御手段は、前記更新情報に含まれる駐車場情報の駐車場識別情報と同一の駐車場識別情報を含む駐車場情報が前記記憶手段にある場合には、前記履歴情報に基づいて、当該記憶手段に記憶されている駐車場情報を前記更新情報に含まれる駐車場情報に更新する、ことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の車載器において、前記記憶手段は、当該記憶手段に記憶されている前記駐車場情報の履歴情報を記憶し、前記制御手段は、前記通信手段により受信した前記変更情報が、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報を削除する削除情報である場合、前記地域区画毎に前記記憶手段の地域区画の改定情報と前記変更情報の地域区画の改定情報とに基づいて前記記憶手段に記憶されている駐車場情報の変更の要否を判別し、前記駐車場情報の変更が必要と判別した場合、前記削除情報に含まれる駐車場情報の駐車場識別情報と同一の駐車場識別情報を含む駐車場情報が前記記憶手段にある場合には、前記履歴情報に基づいて、当該記憶手段に記憶されている駐車場情報を削除する、ことを特徴としている。
本発明によれば、駐車場の静的情報の一括更新が行われる際、一括更新を行なう事業者が管理する駐車場以外の静的情報の削除を防止し、ナビゲーション機能の利便性を確保することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施形態における配信システム100の構成図を示す。
配信システム100は、図1に示すように、車両Cに搭載された車載器10、路側無線装置20A、20B、無線通信アクセスポイント20C、センター装置30を含んで構成されている。配信システム100は、センター装置30から車載器10に各種情報を配信するものである。本実施形態におけるセンター装置30は、所定の駐車場を管理する事業者毎又は全ての駐車場を管理する情報プロバイダに設けられるものとする。
なお、車載器10、路側無線装置20A、20B、無線通信アクセスポイント20C、センター装置30の数は、図1に示される数に限定されない。
図1に示すように、センター装置30は、DSRC専用のネットワークN1を介して路上や駐車場、道の駅等に複数設置された路側無線装置20A、20Bと接続されている。各路側無線装置20A、20Bは、DSRC通信機能を備えた車載器10と無線通信可能に構成され、車載器10と通信が確立すると、その旨をセンター装置30に通知し、センター装置30から各種情報を受信して車載器10に送信する。路側無線装置20Aは、DSRC専用の独自プロトコルにより車載器10及びセンター装置30と通信(DSRC非IP通信という)を行う。路側無線装置20Bは、インターネットプロトコル(IP)により車載器10及びセンター装置30と通信(DSRCIP通信という)を行う。
また、センター装置30は、外部ネットワークN2、N3に接続されており、無線通信アクセスポイント20Cを介して車載器10との間でIP(Internet Protocol)通信による相互通信も可能となっている。センター装置30は、外部ネットワークN2、N3を介して車載器10からの各種情報の取得要求を受信すると、要求された情報を車載器10に送信する。
IP通信の方式としては、携帯電話等の無線通信デバイスを用いるPDC(Personal Digital Cellular)、CDMA(Code Division Multiple Access)、PHS(Personal Handyphone System)の他、IEEE802.11a/b/g/h等の無線LAN(Local Area Network)、IEEE802.16a/e/hのWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等、何れの方式を用いてもよい。無線通信アクセスポイント20Cは適用する通信方式に応じてネットワークN2、N3に接続できる携帯電話の基地局や、ホストサーバ、アンテナを備えた無線LANルータ等であり、ネットワークN2、N3は専用ネットワークやインターネットである。
IP通信を行う場合の例としては、DSRC通信による専用の通信だけでなく一般的なIP通信にも対応可能な路側無線装置20Bを設け、この路側無線装置20Bを介してセンター装置30と車載器10とがIP通信を行う方法がある。また、図1に示すように車載器10から、各地に設けられている無線通信アクセスポイント20Cに接続し、この無線通信アクセスポイント20CからネットワークN2、N3を介してセンター装置30とIP通信を行う方法もある。
以下、各構成装置について説明する。
図2に、路側無線装置及び路側エリアを説明するための図を示す。
路側無線装置20A、20Bは、図2に示すように本体装置21とアンテナ22とから構成されている。路側無線装置20A、20Bは、道路脇や道路上方に設置されたアンテナ22から、到達距離が限定されたDSRCの電波を放射して、路側無線装置20A、20B近傍に相互通信エリアZを形成する。この相互通信エリアZ内にある車両Cの車載器10とだけ双方向狭域無線通信が可能となる。
DSRCは5.8GHz帯域の電波を使った通信方式であり、その通信範囲は例えば数メートルから数十メートルである。路側無線装置20A、20BからのDSRCの送信出力は何れも同じ程度に設定されているので、複数の路側無線装置20A、20Bがそれぞれ形成する相互通信エリアZは設置場所に関係なく、ほぼ一定である。
本体装置21は、車載器10とセンター装置30間の情報のやりとりを仲介するための処理を行う。すなわち、アンテナ22を介して車載器10から受信された情報をセンター装置30に転送し、センター装置30から送信された各種情報を車載器10に転送する。本体装置21は、情報処理や通信制御を行う制御部、記憶部等を備えたコンピュータを適用することができる。なお、路側無線装置20Bは、上述のようにDSRC通信による専用の通信だけでなく、DSRC通信を介して一般的なIP通信も可能である。
車載器10は、車両Cに搭載され、案内経路への誘導のための処理等を行うナビゲーション機能の他、DSRCによるETC(Electric Toll Collection System)利用のための処理を行う機能等を有している。
図3に、本実施形態における車載器10の構成を示す。
車載器10は、図3に示すように、カーナビゲーション(以下、カーナビと略す)部1、VICS(Vehicle Information and Communication System)モジュール2、DSRC部3、制御部4、IP通信部5を備えて構成されている。
カーナビ部1は、カーナビ制御部1a、現在地検出部1b、地図記憶部1c、入力部1d、表示部1e、記憶部1f、音声出力部1g等を備え、車両Cの現在地から目的地までの経路を算出し、当該経路に従って車両Cを目的地へ誘導する等のナビゲーションに係る処理を行う。
カーナビ制御部1aは、現在地検出部1bから検出した現在地の位置情報及び地図記憶部1cに記憶された地図DB(データベース)等に基づいて、車両Cの現在地から入力部1dを介して設定された目的地までの経路を算出する。そして、地図記憶部1cに記憶されている地図DBを用いて算出した経路へ誘導するための地図画面を生成し、表示部1eにより表示させる。
現在地検出部1bは、GPSアンテナ、角度センサ、方位センサ、距離センサ等の各種センサを備え、これらセンサによる検出結果に基づいて車両Cの現在地を検出する。GPSアンテナは、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信する。また、角度センサは移動方向の変化量を示す車両Cの加速度を検出し、方位センサは地磁気の検出を行って車両Cの絶対方位を検出する。現在地検出部1bは、これらセンサから取得した各検出結果に基づいて車両Cの現在地を示す位置情報(経度、緯度等の情報)を生成し、カーナビ制御部1aに出力する。
地図記憶部1cは、メモリやDVD等の記録媒体から構成され、案内表示に必要な地図DB、駐車場DB、VICSモジュール2を介して受信されるガイド情報(道路情報、渋滞情報等)等を記憶している。地図DBは、表示用の地図画面、経路探索用の情報、施設や公園等の地点の情報等を含んでいる。地点の情報は、例えば、地点の名称、緯度経度、住所、電話番号等である。
駐車場DBは、予め登録された各駐車場に関する駐車場静的情報、バージョンDB、履歴DB等を含み、記憶手段として機能する。
図4に、駐車場静的情報の例を示す。
図4に示すように、駐車場静的情報は、駐車場ID、駐車場中心座標、入口情報、駐車場の名称、駐車場の収容台数、駐車場形式、車両制限、営業時間、駐車場の提携店舗、設備状況、駐車料金の決済手段、拡張データ等を含んでいる。
駐車場IDは、駐車場それぞれ固有の駐車場を識別するための駐車場識別情報である。
駐車場中心座標には、駐車場の3次メッシュコード、駐車場の代表位置(緯度、経度)が含まれる。3次メッシュコードは、駐車場が存在する予め設定された地域区画を識別するための地域区画情報である。
入口情報は、駐車場に設けられた各入口の座標を含み、本実施形態では最大15個の入口に関する情報を有する。車両制限は、駐車場に駐車可能な車両の車幅や車高、重量、車種等の制限を示す。営業時間は、駐車場に入庫可能な入庫可能時間、駐車場から出庫可能な出庫可能時間、駐泊可否フラグ等を含む。設備状況は、駐車場内に設けられた身障者スペース、バリアフリー、女性専用スペース、トイレ、バイク等の有無や数等を示す。
駐車場静的情報の更新が行われる際、地図記憶部1cに格納されている駐車場静的情報をすべて一度に更新する方法と、特定の区画(メッシュ単位)のみを更新する方法が存在する。特定の区画のみを更新する場合、3次メッシュ単位で駐車場静的情報の更新が行なわれる。ここで、メッシュ単位について、図5を用いて詳しく説明する。
図5に、メッシュ単位を説明する図を示す。
ここで、メッシュとは、日本地図を経線と緯線により所定の大きさに区画した地域区画のことである。なお、本実施形態で使用するメッシュは、昭和48年行政管理庁告示143号で制定された標準地域メッシュである。
図5に示すように、1次メッシュは、地図が経度差1度、緯度差40分で区画したエリアである。2次メッシュは、1次メッシュの1区画を8×8=64分割したエリア(約10km四方)である。また、3次メッシュは、2次メッシュの1区画を10×10=100分割したエリア(約1km四方)である。このように、メッシュは、区画の大きさが異なる複数の区画レベル(単位)を有する。
なお、本実施形態において、一度に更新できる3次メッシュの数は、最大4メッシュであるものとする。
図6に、バージョンDBの例を示す。
図6に示すように、バージョンDBは、各3次メッシュを識別するための3次メッシュコード(地域区画情報)に対するバージョン情報が格納されている。このバージョン情報は、各3次メッシュの改定情報であると共に、3次メッシュコードが示す3次メッシュ内に存在する駐車場の駐車場静的情報のバージョン情報(改定情報)でもある。そのため、バージョンDBにより、駐車場静的情報のバージョン情報が管理される。バージョン情報は、本実施形態では、西暦、月、日等の日時に基づいて設定されるものとするが、これに限らない。
バージョンDBは、駐車場静的情報が変更(更新又は削除)される度に、各3次メッシュコードに対するバージョン情報が書き換えられる。
図7に、履歴DBの例を示す。
図7に示すように、履歴DBは、各駐車場の駐車場静的情報の変更(更新又は削除)に関する履歴を示している。履歴DBは、駐車場毎に、駐車場ID、バージョン情報、変更、項目1、項目2、項目3、・・・、前、後等の情報から構成されている。
バージョン情報は、駐車場IDに対する駐車場静的情報に含まれる3次メッシュコードのバージョン情報である。変更は、「Chg」が示されている場合には、駐車場静的情報のいずれかの項目が更新されたことを示し、「Del」が示されている場合には、駐車場静的情報が削除されたことを示す。項目1、項目2、項目3、・・・は、駐車場静的情報のうち更新された項目の内容を示している。前は、駐車場静的情報の項目の更新前の情報を示し、後は、駐車場静的情報の項目の更新後の情報を示している。
入力部1dは、操作キーや表示部1eのモニタと一体に構成されるタッチパネル等から構成されている。入力部1dは、これらの操作に対応する操作信号を生成し、カーナビ制御部1aに出力する。
表示部1eは、モニタを備え、制御部4やカーナビ制御部1a表示制御に従ってモニタ上に各種情報を表示する。例えば、設定画面や地図画面、センター装置30から受信した配信情報のコンテンツの画面等を表示する。
記憶部1fは、メモリから構成され、制御部4やカーナビ制御部1aにより実行される制御プログラム、プログラムの実行に必要なパラメータやデータ等を記憶している。
また、記憶部1fは、センター装置30から受信した駐車場情報や各種情報等を記憶する。
音声出力部1gは、音声処理部、D/A変換器、増幅器、スピーカ等を備えて構成される。音声出力部1gは、制御部4やカーナビ制御部1aから指示された音声データをD/A変換器によりアナログ信号に変換してスピーカにより音声出力する。また、音声出力部1gは、制御部4やカーナビ制御部1aから指示された表音文字列データに基づいて音声処理部により合成音声信号を生成し、スピーカにより音声出力する。
VICSモジュール2は、光通信用、FM通信用、2.4GHz電波通信用のアンテナをそれぞれ備え、VICSセンターと光通信、FM通信、電波通信を行う。VICSモジュール2はVICSセンターから渋滞情報や道路交通情報等を受信し、制御部4に出力する。
DSRC部3は、DSRC制御部3a、DSRC通信部3b、記憶部3c、ETC処理部3d、ICカードI/F部3eを備えて構成されており、DSRCによるETC利用のための処理や、センター装置30から各種情報を受信するための通信処理等を行い、センター装置とデータ送受信を行う通信手段として機能する。
DSRC制御部3aは、CPU、RAM等から構成され、記憶部3cに記憶されている制御プログラムとの協働によりDSRC部3の各部の動作を制御する。
例えば、ETCによる決済を行う際には、DSRC通信部3bの通信動作を制御してETC基地局(ETC決済を行うためにETCゲート付近等に設けられる無線基地局)と決済情報の送受信を行わせる。また、ETC処理部3dにより決済情報の書込処理を行わせる。
また、DSRC制御部3aは、センター装置30から各種情報を受信する際には、制御部4の指示に従って記憶部3cのアップリンク情報記憶領域3c1に記憶されている情報を、DSRC通信部3bにより路側無線装置20A、20Bに送信させる一方、DSRC通信部3bにより路側無線装置20A、20Bを介して各種情報を受信した場合にはこれを制御部4に出力する。
DSRC通信部3bは、車両Cのダッシュボード上でフロントガラス近傍に固設されたアンテナを備え、このアンテナを介して路側無線装置20A、20BやETC基地局等と、DSRCの電波の送受信を行う。
記憶部3cは、DSRC制御部3aにより実行される制御プログラム等を記憶している。また、記憶部3cには、アップリンク情報記憶領域3c1が設けられている。アップリンク情報記憶領域3c1は、センター装置30に情報を提供するために専用に設けられた記憶領域であり、アップリンク情報の他、車載器10の特性情報が記憶される。
特性情報とは、車載器10の機器特性に関する情報をいう。特性情報には、車載器10に個々に割り振られたID(以下、車載器IDという)、車載器10が対応できる言語、地図の測地系、著作権管理技術、表示部1eのモニタの解像度、SVG(Scalable Vector Graphics)の対応性、各種情報を蓄積可能な記憶容量等の情報が含まれる。
アップリンク情報とは、センター装置30において配信する各種情報を選択するために用いる情報である。本実施形態におけるアップリンク情報の送信方法には、車載器10が路側無線装置20Aを介してセンター装置30に送信する方法、及び車載器10が外部ネットワークN2、N3を介して、若しくは路側無線装置20Bを介してセンター装置30に送信する方法がある。
なお、アップリンク情報は、制御部4によってサービス事業者に応じた内容でサービス事業者毎に生成され、最新の内容となるように制御部4により常に更新されている。
図8に、本実施形態におけるアップリンク情報の例を示す。
図8に示すように、アップリンク情報は、会員情報、検索位置情報、メッシュコード情報、情報更新リクエスト、最新情報形態フラグ、検索条件項目等が含まれる。
会員情報は、ユーザが各種情報の配信について契約をしたサービス事業者における会員情報である。検索位置情報には、ユーザが駐車場等のある場所を探したい位置(検索地)を示す緯度・経度等が含まれる。メッシュコード情報には、検索地が含まれる3次メッシュコードや3次メッシュコードバージョン等が含まれる。
情報更新リクエストは、メッシュ単位での最新の駐車場静的情報を要求するか否かを示す情報である。最新情報形態フラグは、更新する駐車場の駐車場静的情報の更新単位として、メッシュ単位で駐車場静的情報を全て入れ替える一括更新を行うか、バージョン情報に基づいて駐車場静的情報の変更を行なう差分更新を行うかを示す情報である。
検索条件項目は、検索する駐車場の条件を示す。
この検索条件項目には、検索条件有無フラグ、検索する駐車場の駐車場IDを指定するID指定検索、開始時間・終了時間、駐車する車両情報、その他の検索条件の各種項目が含まれる。
ETC処理部3dは、ICカードI/F部3eに挿抜されるIC付きクレジットカード又はETCカード等に対して決済情報等の読み書きを行う。
ICカードI/F部3eは、上記クレジットカード等のスロットを備え、このスロットに挿入されたクレジットカード等のICとETC処理部3dとの間で情報のやりとりを仲介する。
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、記憶部1fに記憶された制御プログラムとの協働により各種演算を行う他、各部の集中制御を行う。例えば、DSRC部3のDSRC通信動作やIP通信部5のIP通信動作を制御する。なお、DSRC部3の制御にあたってはDSRC部3のDSRC制御部3aとの協働により制御を行う。その他、センター装置30から受信した各種情報やVICSモジュール2を介して受信した交通情報等の保存、再生制御等を行う。
また制御部4は、一括更新を行なう際、3次メッシュコードのバージョン情報に基づいて駐車場静的情報の変更を行う一括更新処理を実行する制御手段として機能する。
この一括更新処理では、DSRC部3により3次メッシュ単位で、当該3次メッシュメッシュコード及びバージョン情報と、当該3次メッシュに含まれる変更(更新又は削除)すべき駐車場情報とを含む変更情報(後述する駐車場静的更新情報又は駐車場静的削除情報)が受信された場合、3次メッシュ毎に、地図記憶部1cのバージョンDBのバージョン情報と変更情報のバージョン情報とに基づいて地図記憶部1cに記憶されている駐車場静的情報の変更の要否が判別され、当該判別結果に応じて駐車場静的情報が変更される。
IP通信部5は、携帯電話やPHS、LANカード等の無線通信デバイス40を接続可能に構成され、当該無線通信デバイス40、無線通信アクセスポイント20Cを介してセンター装置30とIP通信を行う。
図9に、センター装置30の機能的構成を示す。
センター装置30は、制御部31、入力部32、表示部33、記憶部34、通信部35等を備えて構成されている。センター装置30は、車載器10から路側無線装置を介して受信した特性情報、アップリンク情報に応じて、記憶部34に保存されている各駐車場の駐車場静的情報等を読み出し、車載器10に配信したりする。
制御部31は、CPU、RAM等から構成され、記憶部34に記憶された制御プログラムとの協働により各種演算を行う他、各部を集中制御する。
入力部32はキーボード等を備えて操作入力を受け付け、当該操作入力に応じた操作信号を制御部31に出力する。
表示部33はディスプレイを備え、制御部31の表示制御に従ってディスプレイ上に各種画面を表示する。
記憶部34は、制御部31により実行されるプログラムの他、プログラムの実行に必要な各種データを記憶する。ユーザは、駐車場情報の配信サービスに加入する契約を行う際に会員登録を行うため、記憶部34にはこの会員登録されたユーザの氏名、住所等の特定情報を記憶する他、ユーザが所有する車載器10の車載器ID等の情報をユーザ毎にデータベース化して記憶する。
また、記憶部34は配信すべき駐車場情報を記憶している。
駐車場情報は、駐車場静的更新情報、駐車場静的削除情報等から構成されている。図10に駐車場静的更新情報、図11に駐車場静的削除情報のそれぞれのフォーマットの一例を示す。駐車場静的情報及び駐車場削除情報は、3次メッシュ単位で、当該3次メッシュの3次メッシュコード及びバージョン情報と、当該3次メッシュに含まれる変更(更新又は削除)すべき駐車場静的情報とを含む変更情報である。
図10に示す駐車場静的更新情報は、車載器10が記憶している駐車場静的情報を更新するための情報である。駐車場静的更新情報には、3次メッシュ数、各3次メッシュに存在し更新する駐車場の駐車場静的情報等が含まれる。
3次メッシュ数には、最新情報形態フラグと、メッシュ数とが含まれる。
最新情報形態フラグは、更新する駐車場の駐車場静的情報の更新単位として、メッシュ単位で駐車場静的情報を全て入れ替える一括更新を行うか、バージョン情報に基づいて駐車場静的情報の変更を行なう差分更新を行うかを示す情報である。メッシュ数は、駐車場静的更新情報に含まれる3次メッシュの数を示す。
各3次メッシュの情報には、3次メッシュコード、当該3次メッシュのバージョン情報、当該3次メッシュに含まれる駐車場数、各駐車場の駐車場静的情報等が含まれている。この各駐車場の駐車場静的情報は、図4に示す駐車場DB内の各駐車場の駐車場静的情報と同様のフォーマットである。
図11に示す駐車場静的削除情報は、車載器10が記憶している駐車場静的情報を削除するための情報である。駐車場静的削除情報には、3次メッシュ数、各3次メッシュに存在し削除する駐車場の駐車場ID等が含まれる。
3次メッシュ数には、駐車場静的更新情報に含まれる3次メッシュの数を示すメッシュ数が含まれる。各3次メッシュの情報には、3次メッシュコード、当該3次メッシュのバージョン情報、駐車場廃止フラグ、当該3次メッシュに含まれる削除対象となる駐車場の数(対象駐車場数)、削除対象となる各駐車場の駐車場ID等が含まれている。
通信部35は、第1通信部と第2通信部を備える。第1通信部は、センター装置30がネットワークN1に接続された路側無線装置20A、20Bとデータ送受信を行うための通信制御を行う。第2通信部は、センター装置30が外部ネットワークN2、N3に接続された車載器10を始めとする外部機器とデータ送受信を行うための通信制御を行う。従って、通信部35は、車載器10とデータ送受信を行う第2通信手段として機能する。
次に、動作について説明する。
車載器10において実行される一括更新処理を説明する。
図12に、駐車場静的更新情報を受信した際に実行される一括更新処理のフローチャートを示す。図12に示す処理は、制御部4がカーナビ制御部1a及びカーナビ部1内の各部と協働して実行するものとする。
制御部4は、一括更新を示す最新情報形態フラグを含むアップリンク情報をセンター装置30に送信した後、センター装置30から一括更新を示す最新情報形態フラグを含む駐車場静的更新情報を受信したか否かを判別する(ステップS1)。駐車場静的更新情報を受信しない場合(ステップS1;NO)、制御部4は、一括更新処理を終了する。
駐車場静的更新情報を受信した場合(ステップS1;YES)、制御部4は、受信した駐車場静的更新情報に含まれる3次メッシュの情報のうち、いずれか1つの3次メッシュの情報を選択して参照する。そして、制御部4は、参照する3次メッシュの情報の3次メッシュコードと同一の3次メッシュコードのバージョン情報をバージョンDBから読み出す。制御部4は、受信した駐車場静的更新情報のうちの参照する3次メッシュの情報のバージョン情報と、バージョンDBから読み出したバージョン情報とを比較する(ステップS2)。ステップS2により、参照する3次メッシュに存在する駐車場の駐車場静的情報のバージョン情報と、車載器10に格納されている当該駐車場の駐車場静的情報のバージョン情報とが比較されることになる。
制御部4は、受信した駐車場静的更新情報のうちの参照する3次メッシュの情報のバージョン情報が、バージョンDBから読み出したバージョン情報よりも新しいか否かを判別する(ステップS3)。
受信した駐車場静的更新情報のうちの参照する3次メッシュの情報のバージョン情報が、バージョンDBから読み出したバージョン情報よりも新しくない場合(ステップS3;NO)、制御部4は、一括更新処理を終了する。
受信した駐車場静的更新情報のうちの参照する3次メッシュの情報のバージョン情報が、バージョンDBから読み出したバージョン情報よりも新しい場合(ステップS3;YES)、参照する3次メッシュの情報に含まれる駐車場静的情報に整理番号を付し、参照する整理番号(参照整理番号)をnとする。そして、制御部4は、参照整理番号nを1に設定する(ステップS4)。
制御部4は、参照整理番号nが付された駐車場静的情報から駐車場IDを抽出する(ステップS5)。そして、制御部4は、抽出した駐車場IDに対応する駐車場静的情報が地図記憶部1c内にあるか否かを判別する(ステップS6)。
抽出した駐車場IDに対応する駐車場静的情報が地図記憶部1c内にない場合(ステップS6;NO)、制御部4は、参照整理番号nの駐車場静的情報を地図記憶部1cに追加して記憶させ(ステップS7)、ステップS12の処理に進む。
抽出した駐車場IDに対応する駐車場静的情報が地図記憶部1c内にある場合(ステップS6;YES)、抽出した駐車場IDに対応する駐車場静的情報(格納済静的情報、とも称す)と、参照整理番号nの駐車場静的情報とが同一か否かを判別する(ステップS8)。ステップS8では、格納済静的情報と参照整理番号nの駐車場静的情報との各項目の情報が全て一致する場合、同一と判別される。
格納済静的情報と参照整理番号nの駐車場静的情報とが同一である場合(ステップS8;YES)、制御部4は、ステップS12の処理に進む。
格納済静的情報と参照整理番号nの駐車場静的情報とが同一でない場合(ステップS8;NO)、制御部4は、履歴DBを参照して格納済静的情報のバージョン情報を読み出し、参照している3次メッシュコードのバージョン情報、即ち、参照整理番号nの駐車場静的情報のバージョン情報が、格納済静的情報のバージョン情報よりも新しいか否かを判別する(ステップS9)。
参照整理番号nの駐車場静的情報のバージョン情報が、格納済静的情報のバージョン情報よりも新しくない場合(ステップS9;NO)、制御部4は、ステップS12の処理に進む。
参照整理番号nの駐車場静的情報のバージョン情報が、格納済静的情報のバージョン情報よりも新しい場合(ステップS9;YES)、制御部4は、格納済静的情報を参照整理番号nの駐車場静的情報に更新する(ステップS10)。制御部4は、ステップS10で格納済静的情報を参照整理番号nの駐車場静的情報に更新した際、更新した項目等の履歴を更新履歴として履歴DBに追加する(ステップS11)。
制御部4は、参照している3次メッシュの情報に含まれる対象駐車場数が参照整理番号nよりも大きいか否かを判別する(ステップS12)。
参照している3次メッシュの情報に含まれる対象駐車場数が参照整理番号nよりも大きい場合(ステップS12;YES)、制御部4は、参照整理番号nに1を加算して(ステップS13)、ステップS5の処理に戻る。
参照している3次メッシュの情報に含まれる対象駐車場数が参照整理番号n以下の場合(ステップS12;NO)、制御部4は、受信した駐車場静的更新情報に含まれる3次メッシュの情報のうち、未参照の3次メッシュがあるか否かを判別する(ステップS14)。
受信した駐車場静的更新情報に含まれる3次メッシュの情報のうち、未参照の3次メッシュがある場合(ステップS14;YES)、制御部4は、ステップS2の処理に戻る。受信した駐車場静的更新情報に含まれる3次メッシュの情報のうち、未参照の3次メッシュがない場合(ステップS14;NO)、制御部4は、一括更新処理を終了する。
図13に、従来の一括更新処理のイメージ図を示し、図14に、本実施形態における一括更新処理のイメージ図を示す。
図13及び図14を参照して、ある3次メッシュに着目して説明する。
車載器の地図記憶部1cには、着目している3次メッシュのバージョン情報が071201であり、当該3次メッシュに存在する駐車場静的情報としては、事業者Aがセンター装置として管理する駐車場1〜3の駐車場静的情報と、事業者Bがセンター装置として管理する駐車場4、5の駐車場静的情報であるものとする。そして、事業者Aから送信される駐車場静的更新情報には、着目している3次メッシュのバージョン情報が080101であり、駐車場3、6の駐車場静的情報が含まれているものとする。
図13に示すように、従来の一括更新処理では、着目している3次メッシュに存在する駐車場の駐車場静的情報が、事業者Aから送信された駐車場の駐車場静的情報に書き替えられてしまい、事業者Bが管理する駐車場の駐車場静的情報が全て削除されてしまう。
図14に示すように、本実施形態の一括処理では、着目している3次メッシュに存在する駐車場の駐車場静的情報は、事業者Bが管理する駐車場の駐車場静的情報は削除されず、事業者Aが管理する駐車場3の駐車場静的情報が配信された駐車場静的情報に更新され、また、駐車場6の駐車場静的情報が追加されることとなる。
図15に、駐車場静的削除情報を受信した際に実行される一括更新処理のフローチャートを示す。図15に示す処理は、制御部4がカーナビ制御部1a及びカーナビ部1内の各部と協働して実行するものとする。
制御部4は、一括更新を示す最新情報形態フラグを含むアップリンク情報をセンター装置30に送信した後、センター装置30から駐車場静的削除情報を受信したか否かを判別する(ステップS21)。駐車場静的削除情報を受信しない場合(ステップS21;NO)、制御部4は、一括更新処理を終了する。
駐車場静的削除情報を受信した場合(ステップS21;YES)、制御部4は、受信した駐車場静的削除情報に含まれる3次メッシュの情報のうち、いずれか1つの3次メッシュの情報を選択して参照する。そして、制御部4は、参照する3次メッシュの情報の3次メッシュコードと同一の3次メッシュコードのバージョン情報をバージョンDBから読み出す。制御部4は、受信した駐車場静的削除情報のうちの参照する3次メッシュの情報のバージョン情報と、バージョンDBから読み出したバージョン情報とを比較する。この比較により、参照する3次メッシュに存在する駐車場の駐車場静的情報のバージョン情報と、車載器10に格納されている当該駐車場の駐車場静的情報のバージョン情報とが比較されることになる。
制御部4は、受信した駐車場静的削除情報のうちの参照する3次メッシュの情報のバージョン情報が、バージョンDBから読み出したバージョン情報よりも新しいか否かを判別する(ステップS22)。
受信した駐車場静的削除情報のうちの参照する3次メッシュの情報のバージョン情報が、バージョンDBから読み出したバージョン情報よりも新しくない場合(ステップS22;NO)、制御部4は、一括更新処理を終了する。
受信した駐車場静的削除情報のうちの参照する3次メッシュの情報のバージョン情報が、バージョンDBから読み出したバージョン情報よりも新しい場合(ステップS22;YES)、参照する3次メッシュの情報に含まれる駐車場静的情報に整理番号を付し、参照する整理番号(参照整理番号)をnとする。そして、制御部4は、参照整理番号nを1に設定する(ステップS23)。
制御部4は、参照整理番号nが付された駐車場静的情報から駐車場IDを抽出する(ステップS24)。そして、制御部4は、抽出した駐車場IDに対応する駐車場静的情報が地図記憶部1c内にあるか否かを判別する(ステップS25)。
抽出した駐車場IDに対応する駐車場静的情報が地図記憶部1c内にない場合(ステップS25;NO)、制御部4は、ステップS29の処理に進む。
抽出した駐車場IDに対応する駐車場静的情報が地図記憶部1c内にある場合(ステップS25;YES)、制御部4は、抽出した駐車場IDに対応する駐車場静的情報(格納済静的情報)に削除フラグがあるか否かを判別する(ステップS26)。
削除フラグは、駐車場静的情報に追加されるフラグである。この削除フラグが追加された駐車場静的情報は、削除されたものとみなされる。
格納済静的情報に削除フラグがある場合(ステップS26;YES)、制御部4は、ステップS29の処理に進む。格納済静的情報に削除フラグがない場合(ステップS26;NO)、制御部4は、格納済静的情報に削除フラグを追加する(ステップS27)。
制御部4は、ステップS27で格納済静的情報に削除フラグを追加した際、当該削除フラグを追加された駐車場静的情報が削除された旨を示す削除履歴を履歴DBに追加する(ステップS28)。
制御部4は、参照している3次メッシュの情報に含まれる対象駐車場数が参照整理番号nよりも大きいか否かを判別する(ステップS29)。
参照している3次メッシュの情報に含まれる対象駐車場数が参照整理番号nよりも大きい場合(ステップS29;YES)、制御部4は、参照整理番号nに1を加算して(ステップS30)、ステップS24の処理に戻る。
参照している3次メッシュの情報に含まれる対象駐車場数が参照整理番号n以下の場合(ステップS29;NO)、制御部4は、受信した駐車場静的削除情報に含まれる3次メッシュの情報のうち、未参照の3次メッシュがあるか否かを判別する(ステップS31)。
受信した駐車場静的削除情報に含まれる3次メッシュの情報のうち、未参照の3次メッシュがある場合(ステップS31;YES)、制御部4は、ステップS22の処理に戻る。受信した駐車場静的削除情報に含まれる3次メッシュの情報のうち、未参照の3次メッシュがない場合(ステップS31;NO)、制御部4は、一括更新処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、駐車場の静的情報の一括更新が行われる際、一括更新を行なう事業者が管理する駐車場以外の静的情報の削除を防止し、ナビゲーション機能の利便性を確保することができる。
配信システムの構成図である。 路側無線装置及び路側エリアを説明するための図である。 車載器の構成を示す図である。 駐車場静的情報の例を示す図である。 メッシュ単位を説明する図である。 バージョンDBの例を示す図である。 履歴DBの例を示す図である。 アップリンク情報の例を示す図である。 センター装置の機能的構成を示す図である。 駐車場静的更新情報のフォーマットの一例を示す図である。 駐車場静的削除情報のフォーマットの一例を示す図である。 駐車場静的更新情報を受信した際に実行される一括更新処理のフローチャートである。 従来の一括更新処理のイメージ図である。 本実施形態における一括更新処理のイメージ図である。 駐車場静的削除情報を受信した際に実行される一括更新処理のフローチャートである。
符号の説明
1 カーナビ部
1a カーナビ制御部
1b 現在地検出部
1c 地図記憶部
1d 入力部
1e 表示部
1f 記憶部
1g 音声出力部
2 VICSモジュール
3 DSRC部
3a DSRC制御部
3b DSRC通信部
3c 記憶部
3c1 アップリンク情報記憶領域
3d ETC処理部
3e ICカードI/F部
4 制御部
5 IP通信部
10 車載器
20A、20B 路側無線装置
20C 無線通信アクセスポイント
21 本体装置
22 アンテナ
30 センター装置
31 制御部
32 入力部
33 表示部
34 記憶部
35 通信部
40 無線通信デバイス
100 配信システム
C 車両
N1、N2、N3 ネットワーク

Claims (5)

  1. 駐車場が存在する地域区画を識別するための地域区画情報及び当該駐車場を識別する駐車場識別情報を含む駐車場情報と、前記地域区画毎の改定情報と、を記憶する記憶手段と、
    センター装置とデータの送受信を行ない、前記地域区画単位で、当該地域区画の地域区画情報及び改定情報と、当該地域区画に含まれる変更すべき前記駐車場情報とを含む変更情報を受信する通信手段と、
    前記通信手段により受信した前記変更情報が、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報を更新する更新情報である場合、前記地域区画毎に前記記憶手段の地域区画の改定情報と前記変更情報の地域区画の改定情報とに基づいて前記記憶手段に記憶されている駐車場情報の変更の要否を判別し、前記駐車場情報の変更が必要と判別した場合、前記更新情報に含まれる駐車場情報の駐車場識別情報が、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報の駐車場識別情報と同一の駐車場識別情報である駐車場情報のみ、当該駐車場情報を前記記憶手段に記憶させる制御手段と、
    を備える車載器。
  2. 前記制御手段は、
    前記変更情報の地域区画の改定情報が前記記憶手段の地域区画の改定情報よりも新しい場合、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報の変更が必要と判別する、
    請求項1に記載の車載器。
  3. 前記制御手段は、
    前記更新情報に含まれる駐車場情報の駐車場識別情報が、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報に記憶されていない駐車場識別情報である場合には、前記更新情報に含まれる当該駐車場情報を前記記憶手段に記憶させる、
    請求項1又は2に記載の車載器。
  4. 前記記憶手段は、
    当該記憶手段に記憶されている前記駐車場情報の履歴情報を記憶し、
    前記制御手段は、
    前記更新情報に含まれる駐車場情報の駐車場識別情報と同一の駐車場識別情報を含む駐車場情報が前記記憶手段にある場合には、前記履歴情報に基づいて、当該記憶手段に記憶されている駐車場情報を前記更新情報に含まれる駐車場情報に更新する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の車載器。
  5. 前記記憶手段は、
    当該記憶手段に記憶されている前記駐車場情報の履歴情報を記憶し、
    前記制御手段は、
    前記通信手段により受信した前記変更情報が、前記記憶手段に記憶されている駐車場情報を削除する削除情報である場合、前記地域区画毎に前記記憶手段の地域区画の改定情報と前記変更情報の地域区画の改定情報とに基づいて前記記憶手段に記憶されている駐車場情報の変更の要否を判別し、前記駐車場情報の変更が必要と判別した場合、前記削除情報に含まれる駐車場情報の駐車場識別情報と同一の駐車場識別情報を含む駐車場情報が前記記憶手段にある場合には、前記履歴情報に基づいて、当該記憶手段に記憶されている駐車場情報を削除する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の車載器。
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