JP2010150985A - 筒状構造物及び風力発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筒状構造物の壁面を伝わる振動の波に起因する騒音を低減すること。
【解決手段】支柱110は、振動源であるナセルが連結される支柱110であって、ナセル側に配置される第1部分130と、第1部分130と角度を有して連結される第2部分140と、を含んで構成される。これにより、支柱110は、第1部分130の基部側端部132bが、ナセルから伝わる波の少なくとも一部をナセル側に反射させる。結果として、支柱110は、支柱110の壁面を伝わる振動の波に起因する騒音を低減できる。
【選択図】 図3
【解決手段】支柱110は、振動源であるナセルが連結される支柱110であって、ナセル側に配置される第1部分130と、第1部分130と角度を有して連結される第2部分140と、を含んで構成される。これにより、支柱110は、第1部分130の基部側端部132bが、ナセルから伝わる波の少なくとも一部をナセル側に反射させる。結果として、支柱110は、支柱110の壁面を伝わる振動の波に起因する騒音を低減できる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、壁面を伝わる振動を抑制できる筒状構造物及び風力発電装置に関する。
従来、振動源が連結される筒状構造物がある。このような筒状構造物として、例えば、特許文献1には、増速機や発電機などを含んで構成されるナセルを備える風車タワーが開示されている。
ここで、振動源が連結される筒状構造物は、振動源での振動が筒状構造物の壁面に波として伝えられる。これによって、前記壁面が振動板となって騒音が生じるおそれがある。
特許文献1に開示されている技術は、筒状構造物に複数のブロッキングマスを設けることによってこの騒音を低減する。しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、振動源での振動の周波数によっては、騒音の低減が不十分となる場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、筒状構造物の壁面を伝わる振動の波に起因する騒音を低減することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る筒状構造物は、振動源が連結される筒状構造物であって、前記振動源側に配置される第1部分と、前記第1部分と角度を有して連結される第2部分と、を含んで構成されることを特徴とする。
振動源から伝わる振動の波は、波が伝播する面と交差する方向に伝わりにくい。筒状構造物は、上記構成のように、第1部分と第2部分とが角度を有して連結される。よって、波は、第1部分から第2部分へ伝わりにくい。
より具体的には、上記構成により、筒状構造物は、振動源から伝わる振動の波の少なくとも一部を第1部分の端部で振動源側に反射する。よって、筒状構造物は、反射部よりも波の伝播方向の先、つまり、第1部分の端部を境に振動源の反対側に伝わる波を低減できる。結果として、筒状構造物は、壁面を伝わる波に起因する騒音を低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記第1部分と前記第2部分とが成す角度は、70度以上110度以下角度であることを特徴とする。
第1部分と第2部分とが成す角度が90度に近いほど、波は、第1部分から第2部分へ伝わりにくくなる。筒状構造物は、上記構成のように、第1部分と第2部分とが成す角度が70度から110度の間の角度であれば、第1部分から第2部分へ伝わる波の振幅を許容できる大きさまで低減できる。結果として、筒状構造物は、壁面を伝わる波に起因する騒音を低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記第1部分と前記第2部分とが成す角度は、90度であることが望ましい。
上述のように、第1部分と第2部分とが成す角度が90度に近いほど、波は、第1部分から第2部分へ伝わりにくくなる。筒状構造物は、上記構成のように、第1部分と第2部分とが成す角度が90度であるため、第1部分から第2部分へ伝わる波をより好適に低減できる。結果として、筒状構造物は、壁面を伝わる波に起因する騒音を低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記第1部分は、前記筒状構造物の中心軸に対して斜めに形成される斜面部を含んで構成されることが望ましい。
上記構成により、筒状構造物は、第1部分の少なくとも一部が筒状構造物の径方向外側へ広がる、または、径方向内側にくびれるように形成される。これにより、第1部分を伝わる波の進行方向が、斜面部に沿って中心軸に対して斜め方向に変えられる。上述のように、波は、波が伝播する面と交差する方向に伝わりにくい。よって、筒状構造物は、第1部分を伝わる波が、筒状構造物の中心軸方向に伝わりにくくなる。
本発明の好ましい態様としては、前記第1部分の端部のうち前記振動源とは反対側の端部は、前記振動源から伝わる振動の波の一部を前記振動源側に反射させる反射部であり、前記第1部分の前記波の伝わる経路の長さは、前記反射部に向かって前記第1部分を伝わる所定の波長の前記波と、前記反射部で反射した波であって前記振動源側に向かって前記第1部分を伝わる反射波とが、逆位相となる長さに設定されることが望ましい。
上記構成により、筒状構造物は、反射部で反射して第1部分を伝わる反射波が、反射部に向かって第1部分を伝わる波と干渉した際に、前記反射波と前記波とが打ち消しあって、前記反射波と前記波との合成波が前記波よりも小さくなる。これによって、筒状構造物は、壁面を伝わる波を低減できる。結果として、筒状構造物は、壁面を伝わる波に起因する騒音を低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記第1部分に設けられて、前記第1部分を伝わる波を吸収する制振材を備えることが望ましい。
上記構成により、筒状構造物は、制振材が波を吸収するため、壁面を伝わる波を低減できる。結果として、筒状構造物は、壁面を伝わる波に起因する騒音を低減できる。
本発明の好ましい態様としては、前記第2部分に設けられるブロッキングマスを備えることが望ましい。
上記構成により、筒状構造物は、ブロッキングマスによってブロッキングマスが設けられる部分の質量が増加する。これにより、筒状構造物は、ブロッキングマスが波を反射するため、ブロッキングマスよりも波の伝播方向の先、つまり、ブロッキングマスを境に振動源の反対側に伝わる波を低減できる。結果として、筒状構造物は、壁面を伝わる波に起因する騒音を低減できる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る風力発電装置は、回転可能に支持される羽根と、前記羽根の回転が入力される発電機とを含んで構成されるナセルを支持する筒状の支柱を備える風力発電装置であって、前記支柱は、前記ナセル側に配置される第1部分と、前記第1部分と角度を有して連結される第2部分と、を含んで構成されることを特徴とする。
上記構成により、風力発電装置は、ナセルから伝わる振動の波の少なくとも一部を反射部で振動源側に反射する。よって、風力発電装置は、反射部よりも波の伝播方向の先、つまり、反射部を境に振動源の反対側に伝わる波を低減できる。結果として、風力発電装置は、壁面を伝わる波に起因する騒音を低減できる。
本発明は、筒状構造物の壁面を伝わる振動の波に起因する騒音を低減できる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
(実施形態)
図1は、支柱の中心軸を含む面で風力発電装置を切って構成を示す断面図である。筒状構造物は、振動源が連結される筒状の構造物であり、例えば、風力発電装置の支柱や、水力発電のポンプが連結される配管である。本実施形態では、筒状構造物が風力発電装置の支柱である場合を説明する。
図1は、支柱の中心軸を含む面で風力発電装置を切って構成を示す断面図である。筒状構造物は、振動源が連結される筒状の構造物であり、例えば、風力発電装置の支柱や、水力発電のポンプが連結される配管である。本実施形態では、筒状構造物が風力発電装置の支柱である場合を説明する。
図1に示すように、風力発電装置100は、筒状構造物としての支柱110と、振動源であるナセル180と、羽根190とを含んで構成される。支柱110は、例えば、支柱110の中心軸CLが地面GNDに垂直になるように直立して設置される。支柱110は、一方の端部である基礎側端部111が地面GNDの基礎に固定される。また、支柱110は、他方の端部であるナセル側端部112にナセル台113が取り付けられる。ナセル台113には、ナセル180が、例えば、ボルトによって固定される。
ナセル180は、ナセル台113に取り付けられる。ナセル180は、回転軸181と、変速機182と、発電機183とを含んで構成される。回転軸181は、軸受を介して回転可能にナセル180のケースに支持される。回転軸181は、一方の端部が羽根190に連結され、他方の端部が変速機182に連結される。
変速機182は、複数の歯車を含んで構成されて入力された回転の回転角速度を変化させて出力軸182aに伝える。変速機182は、出力軸182aが発電機183の入力軸183aに連結される。
上記構成により、風力発電装置100は、羽根190が風を受けると羽根190と共に回転軸181が回転する。変速機182に入力された回転は、変速機182によって回転角速度が増加させられて発電機183に入力される。これにより、風力発電装置100は、発電機183によって発電する。
ここで、風力発電装置100は、例えば、変速機182の歯車が切り替えられる際にナセル180が振動する。この振動が、波としてナセル台113を介して支柱110に伝わる。これにより、風力発電装置100は、前記波がナセル側端部112から基礎側端部111に向かって支柱110の壁面114を伝わる際に、壁面114が振動板となって音が生じるおそれがある。なお、以下、ナセル180から支柱110に伝わる振動の波を単に波という。
そこで、本実施形態では、ナセル側端部112から基礎側端部111に向かって伝播しようとする波を低減する制振部120が支柱110に含まれて構成される。なお、ここでは、波の振幅を小さくすることを、波を低減するという。以下、支柱110の構成、特に制振部120の構成を説明する。
図2は、支柱の外観を模式的に示す斜視図である。図3は、制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。図2に示すように、支柱110は、筒状に形成される。図2及び図3に示すように、支柱110は、制振部120を含んで構成される。制振部120は、支柱110の周方向の一部分ではなく、図2に示すように、支柱110の周方向全域に設けられる。
図3に示すように、支柱110は、制振部120と、基部170とを含んで構成される。制振部120は、基部170よりもナセル台113側に配置される。制振部120は、第1部分130と、第2部分140と、制振材150と、ブロッキングマス160とを含んで構成される。第1部分130は、第2部分140よりもナセル台113側に配置される。
第1部分130は、例えば、直管部131と、斜面部132とが組み合わされて形成される。直管部131は、一方の端部がナセル台113と例えば溶接によって接合され、他方の端部が斜面部132と例えば溶接によって接合される。なお、直管部131の一方の端部は、ナセル側端部112である。
ここで、直管とは、例えば、故意的に加工を施されていない筒状構造物の部分、例えば、フランジや斜面が形成されていない部分をいう。なお、風力発電装置100の支柱110は、通常、図1に示すように、地面GND側に近づくほど径が大きくなる。つまり、支柱110は、中心軸CLに対して壁面がわずかに斜めに形成される。本実施形態では、このような中心軸CLに対して壁面がわずかに斜めに形成される部分も直管部として取り扱う。
また、直管部131は、ナセル台113及び斜面部132と溶接によって接合されると説明したが、支柱110を構成する部材同士の連結方法は溶接による接合に限定されない。支柱110は、例えば、支柱110を構成する部材のうち、一方の部材に形成される嵌合部と、他方の部材に形成される嵌合部とが互いに嵌合することで互いに連結されてもよい。
斜面部132は、図2に示すように、傘状に形成される。具体的には、斜面部132は、図3に示すように、ナセル台113から離れるほど、壁面から中心軸CLまでの距離が大きくなる斜面である。つまり、斜面部132は、ナセル台113から離れるほど支柱110の径方向外側に広がるように形成される。斜面部132は、一方側の端部であるナセル側端部132aが直管部131と接合される。また、斜面部132は、他方の端部である基部側端部132bに第2部分140が接合される。
第2部分140は、連結部141と、制振部材側フランジ142とを含んで構成される。連結部141は、第1部分130と制振部材側フランジ142との連結部分である。連結部141は、斜面部132に対して角度を有して接合される。具体的には、連結部141は、例えば直角に斜面部132に接合される。制振部材側フランジ142は、基部170との連結部分である。制振部材側フランジ142は、例えば、支柱110の径方向内側に張り出して形成される。
基部170は、第2部分140側の端部に基部側フランジ171が形成される。基部側フランジ171は、例えば、支柱110の径方向内側に張り出して形成される。支柱110は、制振部材側フランジ142と基部側フランジ171とが、例えばボルトで締結されることによって第2部分140と基部170とが連結される。
制振材150は、設けられる部分の振動を吸収して、前記部分を伝播する波を低減する部材である。制振材150は、例えば、エポキシ樹脂や、コンクリートである。制振材150は、斜面部132の例えば中心軸CL側の内壁面に貼り付けられて設けられる。
本実施形態では、制振材150は、斜面部132の全域に設けられるが、制振材150は、斜面部132の一部でもよいし、直管部131に設けられてもよい。斜面部132の一部に制振材150が設けられる場合、用いる制振材150の材質や量、斜面部132の総面積によっても変化するが、制振材150は、斜面部132の総面積のおよそ60%〜100%に設けられると、斜面部132を伝播する波を十分に低減できる。
ブロッキングマス160は、設けられる部分に伝わってきた波が、前記部分よりも波の伝播方向の先に伝わることを抑制する「重し」である。媒質を伝わる波は、媒質の質量が増加するほど、伝わりにくくなる。ブロッキングマス160は、この作用を用いて、前記部分を境にナセル台113とは反対側に伝わる波を低減する。
ブロッキングマス160は、例えば、制振部材側フランジ142に設けられる。本実施形態では、ブロッキングマス160は、制振部材側フランジ142の形状に合わせてドーナツ状に形成されて、制振部材側フランジ142に取り付けられる。これにより、ブロッキングマス160は、制振部材側フランジ142の質量を増加させて、制振部材側フランジ142から基部側フランジ171に伝わる波を低減する。
以上が、支柱110の構成である。次に、図1に示すナセル180で振動が発生し、図3に示すナセル台113から支柱110に伝わる波がどのようにして制振部120で低減されるかを説明する。
図4は、支柱を伝わる波の様子を示す概念図である。図4では、振動源であるナセルが設置されるナセル台113から遠ざかる方向に向かって伝わる波を実線で示し、ナセル台113に近づく方向に向かって伝わる波を破線で示す。
図4に示すように、ナセル台113から直管部131に伝わる波は、斜面部132に向かって直管部131を伝わる。波は、斜面部132に至ると、斜面部132に沿って中心軸CLに対して斜め方向に方向が変わる。波は、第2部分140に向かって斜面部132を伝わりながら、斜面部132に設けられる制振材150に吸収される。これにより、波は、斜面部132で振幅が小さくなる。つまり、波は、斜面部132で減衰する。
次に、波は、斜面部132の基部側端部132bに至ると基部側端部132bで少なくとも一部が反射する。つまり、波の少なくとも一部は、図4に破線で示すように、基部側端部132bでナセル台113側に折りかえす。これは、媒質を伝わる波は、波が伝播する面と直交する方向に伝わりにくいためである。なお、波の少なくとも一部とは、波の振幅の少なくとも一部である。
本実施形態では、支柱110は、斜面部132と連結部141とが直角に接合されている。よって、波は、斜面部132から連結部141へ伝わりにくい。これにより、波は、基部側端部132bで反射してナセル台113に向かって斜面部132を伝わる。
ここで、斜面部132と連結部141とが成す角度は90度に限定されず、例えば、斜面部132と連結部141とが成す角度が70度から110度の間の角度であれば、支柱110は、第1部分130から第2部分140へ伝わる波を許容できる大きさまで低減できる。但し、斜面部132と連結部141とが成す角度が90度に形成される方が、支柱110は、第1部分130から第2部分140へ伝わる波をより好適に低減できる。
基部側端部132bで反射した反射波は、ナセル台113に向かう方向に伝わりながら、制振材150によって吸収される。これにより、支柱110は、第1部分130の振動を抑制できる。さらに、斜面部132から連結部141に伝わる波も、制振部材側フランジ142に設けられるブロッキングマス160によって反射される。結果として、支柱110は、制振部120から基部170に伝わる波を低減できる。
ここで、本実施形態の支柱110は、波がナセル台113から基部側端部132bに伝わるまでの経路の長さにも特徴がある。
図3及び図4に示すように、波がナセル台113から基部側端部132bに伝わるまでの経路の長さを経路長Lとする。経路長Lは、中心軸CLを含む面で制振部120を切った断面で、直管部131の長さと斜面部132の長さの合計である。また、ナセル台113から伝わる波の波長を波長λとする。経路長Lは、波長λの整数倍に形成される。
これにより、図4に破線で示すように、基部側端部132bで反射した反射波は、ナセル台113から基部側端部132bに向かって伝わる波と逆位相となり得る。これにより、支柱110は、基部側端部132bで反射した反射波と、ナセル台113から基部側端部132bに向かって伝わる波とが干渉して、前記反射波と前記波との合成波が低減される。結果として、支柱110は、第1部分130の振動をさらに好適に抑制できる。
ここで、波長λの算出方法を説明する。制振部120で抑制しようとする振動の周波数をfとする。直管部131及び斜面部132を構成する部材の縦弾性係数をEとする。直管部131及び斜面部132の径方向の寸法、つまり板厚をhとする。直管部131及び斜面部132のポアソン比をνとする。直管部131及び斜面部132の密度をρとする。波長λは、例えば、以下の式(1)(2)(3)で算出される。
B=Eh3/12/(1−ν2) ・・・(1)
C=[B/(ρh)]1/4・(2πf)1/2 ・・・(2)
λ=C/f ・・・(3)
C=[B/(ρh)]1/4・(2πf)1/2 ・・・(2)
λ=C/f ・・・(3)
ここで、波の周波数が2kHz以上である場合、面外波に対して面内波の寄与度が増大する。部材のせん断面に面内波が入射すると曲波が反射波として励起する場合がある。これにより、付加的な曲波が発生して支柱から生じる音の低減量が低下する場合が考えられる。
一方、波の周波数が2kHz以下である場合、制振部120に導かれる波は、面内波よりも面外波が支配的となる。これにより、制振部120は、曲波が反射波として励起するおそれを抑制でき、支柱から生じる音をより好適に抑制できる。制振部120が、支柱から生じる音を好適に抑制できる波の周波数としては、例えば、50Hz〜100Hzである。
このように、支柱110は、ナセル台113から基部170に向かって伝わる波を制振材150が吸収する。また、支柱110は、前記波が斜面部132の基部側端部132bで反射する。支柱110は、基部側端部132bで反射した反射波を制振材150が吸収する。
さらに、支柱110は、基部側端部132bで反射した反射波と、基部側端部132bに向かう波とが逆位相となり得る。これにより、支柱110は、前記反射波と前記波とが干渉して、前記反射波と前記波との合成波が低減される。
また、支柱110は、斜面部132から連結部141に伝わる波もブロッキングマス160が斜面部132側に反射する。以上により、支柱110は、支柱110の壁面を伝わる波の振幅を低減すると共に波が伝わる面積を低減して、前記壁面が振動板となることによって生じる騒音を低減できる。
ここで、支柱110は、基部側端部132bまでの経路が短いほど、波の伝わる面積を低減できる。そこで、支柱110は、例えば、直管部131を備えずに、斜面部132が直接ナセル台113に接合される構成でもよい。この場合、経路長Lは、斜面部132とナセル台113との接合部分から、基部側端部132bまでの波の経路となる。
(変形例1)
図5は、変形例1の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。図5に示す支柱210は、斜面部132と第2部分240とが接合される位置が図3に示す支柱110と異なる。
図5は、変形例1の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。図5に示す支柱210は、斜面部132と第2部分240とが接合される位置が図3に示す支柱110と異なる。
図5に示す支柱210は、制振部220の第2部分240の連結部241が斜面部132の基部側端部132bから離れた部分に接合される。この場合、経路長Lは、ナセル台113から連結部241と斜面部132との接合部までの波の経路ではなく、ナセル台113から基部側端部132bまでの波の経路である。
支柱210は、基部側端部132bに向かって斜面部132を伝わる波が、基部側端部132bでナセル台113側に反射する。これにより、支柱210は、基部側端部132bに向かって斜面部132を伝わる波と、基部側端部132bで反射した反射波とが干渉して第1部分130を伝わる波を低減できる。
また、第2部分240は、斜面部132に対して直交するように接合されている。上述のように、媒質を伝わる波は、波が伝播する面と直交する方向に伝わりにくい。よって、支柱210は、斜面部132から第2部分240に伝わる波を低減できる。以上により、支柱210は、支柱110の壁面を伝わる波を低減して、前記壁面が振動板となることによって生じる騒音を低減できる。
(変形例2)
図6は、変形例2の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。支柱は、斜面部と連結部との接合部以外の接合部は、曲面を含んで滑らかに形成されてもよい。以下に斜面部と連結部との接合部以外の接合部が、曲面を含んで滑らかに形成される一例を示す。図6に示す支柱310は、第1部分330及び第2部分340の形状が図3に示す支柱110の第1部分130及び第2部分140の形状と異なる。
図6は、変形例2の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。支柱は、斜面部と連結部との接合部以外の接合部は、曲面を含んで滑らかに形成されてもよい。以下に斜面部と連結部との接合部以外の接合部が、曲面を含んで滑らかに形成される一例を示す。図6に示す支柱310は、第1部分330及び第2部分340の形状が図3に示す支柱110の第1部分130及び第2部分140の形状と異なる。
支柱310は、制振部320の第2部分340の連結部341が、第1部分330の斜面部332と直交するように斜面部332に接合される。また、支柱310は、例えば、直管部331と斜面部332とが曲面状に滑らかに接合される。または、支柱310は、例えば、深絞り加工によって直管部331と斜面部332とが一体に形状される。
また、図3に示す支柱110は、制振部材側フランジ142と、基部側フランジ171とが締結されることによって、制振部120と基部170とが連結されるが、図6に示す支柱310は、第2部分340が基部170と曲面状に滑らかに接合される。このように、本実施形態の支柱は、制振部と基部とがフランジを介して連結される構成に限定されず、例えば、溶接によって制振部と基部とが接合されてもよい。
この場合、支柱310は、第2部分340の内壁面に、支柱310の径方向内側に向かって張り出す台座342が形成される。支柱310は、台座342にブロッキングマス160が取り付けられる。
上記構成により、支柱310は、ナセル台113から基部170に向かって伝わる波を、斜面部332に設けられる制振材150が吸収する。また、支柱310は、前記波が斜面部332の基部側端部332bで反射する。支柱310は、基部側端部332bで反射した反射波を制振材150が吸収する。さらに、支柱310は、基部側端部332bで反射した反射波と、基部側端部332bに向かう波とが干渉して、前記反射波と前記波との合成波が低減される。
また、支柱310は、斜面部332から連結部341に伝わる波もブロッキングマス160が斜面部332側に反射する。以上により、支柱310は、支柱310の壁面を伝わる波の振幅を低減すると共に波が伝わる面積を低減して、前記壁面が振動板となることによって生じる騒音を低減できる。
(変形例3)
図7は、変形例3の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。図3に示す支柱110は、ナセル台113から離れるほど斜面部132から中心軸CLまでの距離が大きくなるように斜面部132が形成されるが、図7に示す支柱410は、ナセル台113から離れるほど第1部分430の斜面部432から中心軸CLまでの距離が小さくなるように形成される点で異なる。
図7は、変形例3の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。図3に示す支柱110は、ナセル台113から離れるほど斜面部132から中心軸CLまでの距離が大きくなるように斜面部132が形成されるが、図7に示す支柱410は、ナセル台113から離れるほど第1部分430の斜面部432から中心軸CLまでの距離が小さくなるように形成される点で異なる。
制振部420の斜面部432は、上述のように、ナセル台113から離れるほど斜面部432から中心軸CLまでの距離が小さくなるように形成される。第2部分440は、連結部441が斜面部432の外壁面側に直交するように接合される。
支柱410は、制振部420が支柱410の径方向内側に括れる形状となる。ここで、支柱410は、径方向内側に括れている部分を覆うカバー451が支柱410の側部に取り付けられる。
カバー451は、一方の端部が制振材152を介して直管部131に取り付けられ、他方の端部が制振材152を介して制振部材側フランジ442に取り付けられる。なお、制振材152は、カバー451を介して直管部131から制振部材側フランジ442に伝わる波を低減する部材である。制振材152は、例えば、ゴムである。
支柱410は、この径方向内側に絞られる空間、つまり、斜面部432の外壁面と第2部分440の外壁面とカバー451とで囲まれる空間に、制振材150と、ブロッキングマス160とが配置される。具体的には、支柱410は、例えば、ブロッキングマス160が制振部材側フランジ442に設けられ、制振材150が、前記空間の全域に満たされる。
上記構成により、支柱410は、ナセル台113から基部170に向かって伝わる波を、斜面部432及び第2部分440に満たされる制振材150が吸収する。また、支柱410は、前記波が斜面部432の基部側端部432bで反射する。支柱410は、基部側端部432bで反射した反射波を制振材150が吸収する。
さらに、支柱410は、基部側端部432bで反射した反射波と、基部側端部432bに向かう波とが干渉して、前記反射波と前記波との合成波が低減される。また、支柱410は、斜面部432から連結部441に伝わる波もブロッキングマス160が斜面部432側に反射する。以上により、支柱410は、支柱410の壁面を伝わる波の振幅を低減すると共に波が伝わる面積を低減して、前記壁面が振動板となることによって生じる騒音を低減できる。
(変形例4)
図8は、変形例4の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。図3、図5、図6、図7に示す支柱は、第1部分が中心軸CLに対して斜めに形成される斜面部を含んで構成されるが、図8に示す支柱510は、第1部分530が中心軸CLに沿う直管部分のみで構成される点に特徴がある。
図8は、変形例4の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。図3、図5、図6、図7に示す支柱は、第1部分が中心軸CLに対して斜めに形成される斜面部を含んで構成されるが、図8に示す支柱510は、第1部分530が中心軸CLに沿う直管部分のみで構成される点に特徴がある。
制振部520の第1部分530は、上述のように、中心軸CLに沿うように直管状に形成される。第2部分540は、第1部分530に対して直交するように第1部分530に接合される。結果として、本変形例では、第2部分540は、支柱510の径方向に第1部分530の内壁面から張り出すように設けられる。
第2部分540は、基部側フランジ171と共に、例えば、ボルトによって締結される。これにより、支柱510は、制振部520と基部170とが連結される。このように、本変形例では、第2部分540がフランジの機能も実現する。また、本変形例では、制振材150は、第1部分530の内壁面の例えば全域に設けられる。また、ブロッキングマス160は、第2部分540に設けられる。
上記構成により、支柱510は、ナセル台113から基部170に向かって第1部分530を伝わる波を、制振材150が吸収する。また、支柱510は、前記波が第1部分530の基部側端部532bで反射する。これは、第2部分540が第1部分530に対して直交するように接合されており、第1部分530を伝わる波が第2部分540に伝わりにくいためである。加えて、第2部分540にはブロッキングマス160も設置されているため、第1部分530を伝わる波はさらに第2部分540に伝わりにくい。
以上により、支柱510は、第1部分530から第2部分540に伝わる波を低減できる。結果として、支柱510は、第2部分540から基部170に伝わる波を低減できる。よって、支柱510は、支柱510の壁面が振動板となることによって生じる騒音を低減できる。
(変形例5)
図9は、変形例5の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。図9に示す支柱610は、図8に示す支柱510と同様の構成であるが、第1部分630の基部側端部632bが、基部170に接触しない点で支柱510と異なる。
図9は、変形例5の制振部を支柱の中心軸を含む面で切って示す断面図である。図9に示す支柱610は、図8に示す支柱510と同様の構成であるが、第1部分630の基部側端部632bが、基部170に接触しない点で支柱510と異なる。
図8に示す支柱510は、基部側端部532bが基部170の直管部172の端部172aに接触すると、第1部分530を伝わる波が第2部分540を介さずに直接、基部側端部532bから基部170の端部172aへ伝わることが考えられる。よって、支柱510は、例えば、第2部分540と基部側フランジ171との間に制振材が介在される。
しかしながら、第2部分540及び基部側フランジ171は、制振部520と基部170との連結部であるため、十分な制振材を設置できない場合がある。よって、この場合、制振材を介して基部側端部532bから基部170の端部172aへ波が伝わるおそれがある。
そこで、図9に示す支柱610は、制振部620の第1部分630の基部側端部632bが、基部170の端部172aが形成される位置から支柱610の径方向にずれた位置に配置される。具体的には、支柱610は、第1部分630の径が第2部分540の径よりも大きく形成される。これにより、端部172aは、第1部分630の基部側端部632bではなく、第2部分540と接触する。よって、支柱610は、第1部分630を伝わる波が、基部側端部632bから第2部分540を介さずに直接、基部170の端部172aへ伝わるおそれを抑制できる。
以上により、支柱610は、第1部分630から第2部分540に伝わる波を低減できる。結果として、支柱610は、第2部分540から基部170に伝わる波を低減できる。よって、支柱610は、支柱610の壁面が振動板となることによって生じる騒音を低減できる。
なお、以上の実施形態及び変形例では、支柱は制振部を一つ備える構成を説明したが、支柱は複数の制振部を備えてもよい。この場合、制振部は、それぞれ経路長Lの異なる制振部を複数備えるとよい。支柱は、例えば、第1の制振部が第1の波長の波を低減し、第2の制振部が第2の波長の波を低減するようにそれぞれの経路長Lが設定される。これにより、支柱は、複数の波長、すなわち複数の周波数の波を低減できる。
また、支柱は、制振部の経路長Lが、第1の波長と第2の波長との公倍数に整数を乗算した長さに設定されてもよい。この場合、支柱は、一つの制振部で第1の波長の波と、第2の波長の波とを低減できる。
以上のように、本実施形態に係る筒状構造物は、風力発電装置の支柱に有用であり、特に、騒音を抑制できる風力発電装置の支柱に適している。
100 風力発電装置
110−610 支柱
111 基礎側端部
112 ナセル側端部
113 ナセル台
114 壁面
120−620 制振部
130−630 第1部分
131 直管部
132 斜面部
132a ナセル側端部
132b−632b 基部側端部
140−540 第2部分
141 連結部
142 制振部材側フランジ
150 制振材
152 制振材
160 ブロッキングマス
170 基部
171 基部側フランジ
172a 端部
180 ナセル
181 回転軸
182 変速機
182a 出力軸
183 発電機
183a 入力軸
190 羽根
CL 中心軸
GND 地面
L 経路長
110−610 支柱
111 基礎側端部
112 ナセル側端部
113 ナセル台
114 壁面
120−620 制振部
130−630 第1部分
131 直管部
132 斜面部
132a ナセル側端部
132b−632b 基部側端部
140−540 第2部分
141 連結部
142 制振部材側フランジ
150 制振材
152 制振材
160 ブロッキングマス
170 基部
171 基部側フランジ
172a 端部
180 ナセル
181 回転軸
182 変速機
182a 出力軸
183 発電機
183a 入力軸
190 羽根
CL 中心軸
GND 地面
L 経路長
Claims (8)
- 振動源が連結される筒状構造物であって、
前記振動源側に配置される第1部分と、
前記第1部分と角度を有して連結される第2部分と、
を含んで構成されることを特徴とする筒状構造物。 - 前記第1部分と前記第2部分とが成す角度は、70度以上110度以下角度であることを特徴とする請求項1に記載の筒状構造物。
- 前記第1部分と前記第2部分とが成す角度は、90度であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の筒状構造物。
- 前記第1部分は、前記筒状構造物の中心軸に対して斜めに形成される斜面部を含んで構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の筒状構造物。
- 前記第1部分の端部のうち前記振動源とは反対側の端部は、前記振動源から伝わる振動の波の一部を前記振動源側に反射させる反射部であり、
前記第1部分の前記波の伝わる経路の長さは、
前記反射部に向かって前記第1部分を伝わる所定の波長の前記波と、前記反射部で反射した波であって前記振動源側に向かって前記第1部分を伝わる反射波とが、逆位相となる長さに設定されることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の筒状構造物。 - 前記第1部分に設けられて、前記第1部分を伝わる波を吸収する制振材を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の筒状構造物。
- 前記第2部分に設けられるブロッキングマスを備えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の筒状構造物。
- 回転可能に支持される羽根と、前記羽根の回転が入力される発電機とを含んで構成されるナセルを支持する筒状の支柱を備える風力発電装置であって、
前記支柱は、
前記ナセル側に配置される第1部分と、
前記第1部分と角度を有して連結される第2部分と、
を含んで構成されることを特徴とする風力発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008328624A JP2010150985A (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 筒状構造物及び風力発電装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=42570349
Family Applications (1)
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JP2008328624A Withdrawn JP2010150985A (ja) | 2008-12-24 | 2008-12-24 | 筒状構造物及び風力発電装置 |
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2008
- 2008-12-24 JP JP2008328624A patent/JP2010150985A/ja not_active Withdrawn
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