JP2010150864A - ウィンドウレギュレータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ウィンドウガラスの昇降方向に沿って配置したガイドレール1,1’と、ガイドレール1,1’の上下端部にそれぞれ設置したガイドプーリ3と、上下のガイドプーリ3間に架設され、ウィンドウガラスの下部を支持するワイヤとを備え、ワイヤをガイドレール1,1’に沿って移動させることでウィンドウガラスを昇降させ、ウィンドウガラスの表面に当接するガラスダンパ7をガイドレール1,1’の上端部に、ワイヤを挟んでガイドプーリ3の外周面と対向するよう装着してある。
【選択図】図3
Description
このウィンドウレギュレータは、ウィンドウガラスの昇降方向に沿ってガイドレールを配置し、ガイドレールの上下端部に装着したガイドプーリにワイヤを掛け回すと共に、ガイドレールに沿って摺動するキャリアプレートをワイヤに固定し、キャリアプレートでウィンドウガラスの下端を支持し、ワイヤをドラムで巻き取り・巻き戻すことによりウィンドウガラスを昇降させるようになっている。
また、昇降するウィンドウガラスがガイドレールにぶつかってがたつき音が発生し易いので、ウィンドウガラスの表面へ当接するガラスダンパをガイドレールに装着することが多い。
しかし、従来のウィンドウレギュレータでは、ワイヤガイドとガラスダンパとは別途設けられているため、構造が複雑になり、組立作業も面倒であった。
少なくとも前記ワイヤの折り返し頂点の近傍において、前記ガイドレールのガイドプーリ取付面と前記ガイドプーリとの隙間を前記ワイヤの直径よりも狭くすると良い。
また、ガラスダンパがガイドレールの上端部に装着されているので、ウィンドウガラスを上昇限界に近い位置で支持でき、このため、ウィンドウガラスの動きが安定してがたつきが抑制される。
請求項3に係る発明によれば、ワイヤをガイドプーリに掛けまわす際に、ワイヤがガイドプーリから外れてガイドレールとの隙間に深く入り込んでしまうのを防ぐことができるので、ワイヤ架設作業が容易となる。
本発明のウィンドウレギュレータは、自動車のドアパネルに内蔵され、図1に示すように、ウィンドウガラスの昇降方向に沿って配置した前後一対のガイドレール1,1’と、電動モータの出力軸に連結されたドラム2と、ドラム2に巻き回され、ガイドレール1,1’の裏面上下端部にそれぞれ設置したガイドプーリ3間に架設されたワイヤ4と、前後のガイドレール1,1’にそれぞれ摺動自在に係合し、ウィンドウガラスの下部に固定されたキャリアプレート5,5’とを備える。
そして、ワイヤ4は前後のガイドレール1,1’の間で交差しており、電動モータを駆動してドラム2を回転させると、ワイヤ4のガイドレール1に沿う部分は上下方向に移動する。この結果、ワイヤ4に固定されたキャリアプレート5,5’は同時にガイドレール1,1’に沿って移動し、ウィンドウガラスが昇降する。
ガラスダンパ7は、金属に比べて柔らかく弾力性のある合成樹脂を素材とし、中央部に挿入溝8を設けて断面U字状に形成してある。
そして、屈曲片6をガラスダンパ7の挿入溝8に挿入して、ガラスダンパ7をガイドレール1,1’に装着してある。
また、屈曲片6はガイドプーリ3の外周面と対向状に形成されているので、屈曲片6に装着されたガラスダンパ7も、ワイヤ4を挟んでガイドプーリ7の外周面と対向する。
従って、ワイヤ4をガイドプーリ3の外周面に掛け回す時、ワイヤ4がガイドプーリ3から外れてガイドレール1,1’との隙間に深く入り込むことが無いので、ワイヤ4の架設作業が容易となる。
また、ウィンドウガラスは上昇限界に近い位置で支持されるので、ウィンドウガラスの動きが最後まで安定する。
さらに、ガラスダンパ7がワイヤ4を押えてガイドプーリ3から外れるのを防ぐため、緩んだワイヤ4がガイドレール1,1’にぶつかって金属音が発することも無い。
なお、本発明のウィンドウレギュレータは、ガイドレールを1本のみ備えたものであっても良い。
2 ドラム
3 ガイドプーリ
4 ワイヤ
5,5’ キャリアプレート
6 屈曲片
7 ガラスダンパ
8 挿入溝
Claims (3)
- ウィンドウガラスの昇降方向に沿って配置したガイドレールと、該ガイドレールの上下端部にそれぞれ設置したガイドプーリと、上下のガイドプーリ間に架設され、前記ウィンドウガラスの下部を支持するワイヤとを備え、該ワイヤを前記ガイドレールに沿って移動させることで前記ウィンドウガラスを昇降させるウィンドウレギュレータにおいて、前記ウィンドウガラスの表面に当接するガラスダンパを前記ガイドレールの上端部に装着し、該ガラスダンパと前記ガイドプーリの外周面とが前記ワイヤを挟んで対向していることを特徴としたウィンドウレギュレータ。
- 前記ガラスダンパを断面U字状とし、前記ガイドレールの上端部に前記ガイドプーリの外周面と対向状に屈曲片を形成し、該屈曲片を前記ガラスダンパに挿入して、前記ガイドレールに前記ガラスダンパを装着してある請求項1に記載のウィンドウレギュレータ。
- 少なくとも前記ワイヤの折り返し頂点の近傍において、前記ガイドレールのガイドプーリ取付面と前記ガイドプーリとの隙間を前記ワイヤの直径よりも狭くしてある請求項1又は2に記載のウィンドウレギュレータ。
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