JP2010150799A - 浮上がり防止付マンホール - Google Patents
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Abstract
【課題】 浮上がり防止部材を、比較的に強度を有しながら、安価で製作可能なものとし、マンホールに安定して確実に固定し、マンホール内からの取り付けが容易であると共に確実な防水効果も有する浮上がり防止付マンホールを提供する。
【解決手段】 マンホール外周面から放射方向に突出する複数本の浮上がり防止部材2を備えた浮上がり防止付マンホールにおいて、浮上がり防止部材を、マンホールに適用される足掛具3と、該足掛具のマンホール壁4内に固着される両脚部5からそれぞれ延長した芯材6を合成樹脂7で被覆した延長部8とで構成し、脚部の合成樹脂の被覆外周を凹凸形状11としてマンホール壁内に接着剤17により固着すると共に該脚部のマンホール壁内両端部に水膨張パッキン12が付設された浮上がり防止付マンホール。
【選択図】 図4
【解決手段】 マンホール外周面から放射方向に突出する複数本の浮上がり防止部材2を備えた浮上がり防止付マンホールにおいて、浮上がり防止部材を、マンホールに適用される足掛具3と、該足掛具のマンホール壁4内に固着される両脚部5からそれぞれ延長した芯材6を合成樹脂7で被覆した延長部8とで構成し、脚部の合成樹脂の被覆外周を凹凸形状11としてマンホール壁内に接着剤17により固着すると共に該脚部のマンホール壁内両端部に水膨張パッキン12が付設された浮上がり防止付マンホール。
【選択図】 図4
Description
本発明は、マンホール外周面から放射方向に突出する複数本の浮上がり防止部材を備えた浮上がり防止付マンホールに関するものである。
従来,浮上がり防止付マンホールとして、マンホール壁の複数箇所の外周面に固定金具を設置し、該固定金具にマンホールの外壁から放射方向に突出させる複数本の鋼製の浮上がり防止部材を取り付けたものがある(例えば特許文献1参照。)。
ところで、前記従来技術の浮上がり防止付マンホールでは、浮上がり防止部材が形鋼材を使用していることから高価なものであると共に浮上がり防止部材がマンホール壁の外周面の固定金具に取り付けられていることから浮上がり防止部材の固定が不安定になる虞がある。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、浮上がり防止部材を、比較的に強度を有しながら、安価で製作可能なものとし、マンホールに安定して確実に固定し、マンホール内からの取り付けが容易であると共に確実な防水効果も有する浮上がり防止付マンホールを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明における浮上がり防止付マンホールは、浮上がり防止部材を、マンホールに適用される足掛具と、該足掛具のマンホール壁内に固着される両脚部からそれぞれ延長した芯材を合成樹脂で被覆した延長部とで構成し、前記脚部の合成樹脂の被覆外周を凹凸形状としてマンホール壁内に接着剤により固着すると共に該脚部のマンホール壁内両端部に水膨張パッキンを付設したものである。
本発明の浮上がり防止付マンホールは、浮上がり防止部材を、マンホールに適用される足掛具と、該足掛具のマンホール壁内に固着される両脚部からそれぞれ延長した芯材を合成樹脂で被覆した延長部とで構成し、前記脚部の合成樹脂の被覆外周を凹凸形状としてマンホール壁内に接着剤により固着すると共に該脚部のマンホール壁内両端部に水膨張パッキンを付設したので、浮上がり防止部材を比較的に強度を有しながら、安価で製作可能なものとし、マンホール内からの取り付けが容易であり、マンホールに安定して確実に固定し、長期使用にも耐え得ると共に確実な防水効果も有する浮上がり防止付マンホールとなる。
マンホール外周面から放射方向に突出する複数本の浮上がり防止部材を備えた浮上がり防止付マンホールにおいて、浮上がり防止部材を、マンホールに適用される足掛具と、該足掛具のマンホール壁内に固着される両脚部からそれぞれ延長した芯材を合成樹脂で被覆した延長部とで構成し、前記脚部の合成樹脂の被覆外周を凹凸形状としてマンホール壁内に接着剤により固着すると共に該脚部のマンホール壁内両端部に水膨張パッキンを付設した浮上がり防止付マンホールである。
図1ないし図4は本発明の実施例に関するものであり、図1は浮上がり防止付マンホールの正面断面説明図、図2は浮上がり防止部材をマンホールに取り付けた平面説明図、図3は芯材を延長させた延長部を合成樹脂で被覆した足掛具の拡大平面図、図4は浮上がり防止部材をマンホールに取り付ける要部拡大説明図である。
図において、1はマンホールであり、該マンホール1の外周面から放射方向に突出する二本の平行部材からなる浮上がり防止部材2,2が、上下複数段にわたってそれぞれ三方向に配置されている。
なお、浮上がり防止部材2の突出寸法は、マンホール1から約300mmから600mmであり、二本が組みとなっており、コスト,強度等からみて好適な寸法であり、長い方が浮上防止効果は向上する。
なお、浮上がり防止部材2の突出寸法は、マンホール1から約300mmから600mmであり、二本が組みとなっており、コスト,強度等からみて好適な寸法であり、長い方が浮上防止効果は向上する。
前記浮上がり防止部材2は、マンホール1に適用される足掛具3と、該足掛具3のマンホール壁4内に固着される両脚部5,5からそれぞれ延長した芯材6を合成樹脂7で被覆した延長部8,8とで構成されている。
なお、足掛具3の芯材6としては例えば鉄材,鋼材,強化プラスチック等が使用可能である。
また、足掛具3の被覆される合成樹脂7は、例えばポリプロピレン,ポリエチレン,ナイロン等が使用可能である。
なお、足掛具3の芯材6としては例えば鉄材,鋼材,強化プラスチック等が使用可能である。
また、足掛具3の被覆される合成樹脂7は、例えばポリプロピレン,ポリエチレン,ナイロン等が使用可能である。
前記足掛具3は図3に示すように、足踏部9とその両側に位置する側部10,10と脚部5,5とで構成され、これら足踏部9と側部10と脚部5とは平面視コ字状をした芯材6に合成樹脂7を被覆してなり、脚部5,5から芯材6が延長され、該延長部8にも前記合成樹脂7が被覆されてこの延長部8,8は足掛具3に一体成形されている。
前記脚部5,5の合成樹脂7の被覆外周は、多数の凹凸形状11,11とし、該凹凸形状11,11の両端部近傍には水膨張パッキン12,12が付設されている。
また、側部10,10と脚部5,5の境界部近傍には自在ワッシャー13,13が設けられている。
また、側部10,10と脚部5,5の境界部近傍には自在ワッシャー13,13が設けられている。
以上のような構成からなる浮上がり防止付マンホールは、新設のマンホール,既存のマンホールを問わずに浮上がり防止部材2の取り付けが可能であるが、特に既存のマンホールにおいてマンホール内で簡単,容易に取り付けできるものである。
先ず、マンホール1の外周面から放射方向に浮上がり防止部材2を突出させたい箇所でマンホール内壁14に足掛具3の脚部5の直径の大きさに対応した孔15を足掛具3の脚部5,5の間隔で平行に二つ穿設し、マンホール1の外周の土に前記延長部8の直径の大きさに対応し、且つ略延長部8の長さに対応した孔16が穿設されている。
次に、前記浮上がり防止部材2をマンホール1内に搬入し、マンホール内壁14に穿設した孔15の内周に接着剤17を塗布して、浮上がり防止部材2を孔15に挿入し、延長部8を孔16に配置し、脚部5を孔15に装着させ、前記自在ワッシャー13をマンホール内壁14に当接させて、浮上がり防止部材2を容易にマンホール1に取り付けることができる。
この際、脚部5,5の合成樹脂7の被覆外周に形成した多数の凹凸形状11により、脚部5,5のマンホール壁4内の接着固定が強固なものとなり、浮上がり防止部材2はマンホール内壁14に安定した確実な固定をすることができる。
さらに、凹凸形状11,11の両端部近傍に付設された水膨張パッキン12,12により、脚部5の外周とマンホール壁14間は確実に防水効果を発揮する。
この際、脚部5,5の合成樹脂7の被覆外周に形成した多数の凹凸形状11により、脚部5,5のマンホール壁4内の接着固定が強固なものとなり、浮上がり防止部材2はマンホール内壁14に安定した確実な固定をすることができる。
さらに、凹凸形状11,11の両端部近傍に付設された水膨張パッキン12,12により、脚部5の外周とマンホール壁14間は確実に防水効果を発揮する。
このように足掛具3の芯材6を合成樹脂7で被覆した延長部8,8が、マンホール1の外周面から放射方向に突出する二本の平行部材からなる浮上がり防止部材2,2となるので、浮上がり防止部材2は比較的に強度を有しながら、安価で製作可能なものとすると共に取り付けられた浮上がり防止部材2,2は錆び難く、長期使用にも耐え得るものとなる。
また、足掛具3を使用することで、二本の浮上がり防止部材2を容易に取り付けることができると共にマンホール1内に設置されている通常の足掛具18の補助として足乗せ,手すり等の役割をすることも可能となる。
なお、本実施例では足掛具3の脚部5をマンホール内壁14に横に平行に装着したが、マンホールに応じて縦,斜め等に装着することも可能である。
なお、本実施例では足掛具3の脚部5をマンホール内壁14に横に平行に装着したが、マンホールに応じて縦,斜め等に装着することも可能である。
1 マンホール
2 浮上がり防止部材
3 足掛具
4 マンホール壁
5 脚部
6 芯材
7 合成樹脂
8 延長部
11 凹凸形状
12 水膨張パッキン
17 接着剤
2 浮上がり防止部材
3 足掛具
4 マンホール壁
5 脚部
6 芯材
7 合成樹脂
8 延長部
11 凹凸形状
12 水膨張パッキン
17 接着剤
Claims (1)
- マンホール外周面から放射方向に突出する複数本の浮上がり防止部材を備えた浮上がり防止付マンホールにおいて、浮上がり防止部材を、マンホールに適用される足掛具と、該足掛具のマンホール壁内に固着される両脚部からそれぞれ延長した芯材を合成樹脂で被覆した延長部とで構成し、前記脚部の合成樹脂の被覆外周を凹凸形状としてマンホール壁内に接着剤により固着すると共に該脚部のマンホール壁内両端部に水膨張パッキンを付設したことを特徴とする浮上がり防止付マンホール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008329599A JP2010150799A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 浮上がり防止付マンホール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008329599A JP2010150799A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 浮上がり防止付マンホール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010150799A true JP2010150799A (ja) | 2010-07-08 |
Family
ID=42570174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008329599A Pending JP2010150799A (ja) | 2008-12-25 | 2008-12-25 | 浮上がり防止付マンホール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010150799A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015124566A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 東亜グラウト工業株式会社 | マンホールの浮上防止工法 |
-
2008
- 2008-12-25 JP JP2008329599A patent/JP2010150799A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015124566A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 東亜グラウト工業株式会社 | マンホールの浮上防止工法 |
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