JP2010149272A - 鋏の研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バフ研磨輪の付いた卓上グラインダーを用いて行う鋏の研磨において、簡単に鋏の刃の角度を一定にすることができ、誰でも簡単に安全にシャープな切れ味を得ることができる比較的低コストの鋏の研磨装置を提供する。
【解決手段】横置き電動機2により研磨輪3を縦回転させる研磨装置(卓上グラインダー)1を用い、砥石による研磨輪に代えて弾力性を有するバフ4からなるバフ研磨輪3を取り付け、このバフ研磨輪3の外周に、バフ研磨輪3の回転方向に沿って長く形成され角度αで傾斜するガイド溝11を有するカバー10を設け、ガイド溝11により鋏Aの片側の刃身AあるいはAを刃(刃線)aが下になるようにカバー10の外側からバフ研磨輪3のバフ外周面3a上に挿入して刃aを押し当てるだけで、刃aの外側面が一定の角度で研磨され、誰でも簡単に安全に良好な研磨を行えるようにする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鋏の研磨装置に関するものであり、特に理容・美容用の鋏の刃の研磨に最適な研磨装置に関するものである。
従来から、鋏の刃の研磨には、横置き電動機により研磨輪を縦回転させる研磨装置(卓上グラインダー)を用いると共に、砥石による研磨輪に代えて弾力性を有するバフを巻き付けたバフ研磨輪を取り付け、このバフ研磨輪のバフ外周面に開いた鋏の片側の刃身の刃(刃線)を押し付けて刃を研磨することが行われている。
また、本発明に関連する鋏の研磨装置の先行技術文献として、例えば特許文献1、2がある。
特許文献1の発明は、美容師や理容師が使用する蛤型の鋏を研ぐのに好適な鋏研磨装置及び研磨方法であり、砥粒を塗布あるいは担持させた弾力性を有する研磨部を基板に固定した研磨ホイールを水平配置して回転させ、鋏のみね側から刃先(刃線)側へ向けて研磨部が摺接するように、研磨部に鋏の刃の外側面を圧接させて鋏を研ぐものである。
特許文献2の発明は、鋏の刃を研ぐ装置に取り付けて鋏を保持し、刃の研磨作業を補助するホルダに関するものであり、水平回転する円形の研磨板を備えた研磨機に取り付け、研磨板の上面に接触するように鋏を保持する鋏研磨機用ホルダにおいて、研磨機への取付部から第1リンク・第2リンク・第3リンクを前後に揺動するように回転自在に順次結合し、第3リンクの自由端側に鋏を刃身の刃の研磨角度に応じて幅方向に所定角度傾斜させた状態で固定する固定具を設け、鋏を研磨板に対して前後方向に移動させて研磨し、固定具により刃の研磨角度を一定に維持しつつ羽線の微妙な曲率の変化に対応した研磨を可能とするものである。
特開平11−028648号公報 特開2005−262422号公報
従来の縦回転するバフ研磨輪の付いた卓上グラインダーを使用する場合、作業者は縦回転するバフ研磨輪のバフ外周面に対して、開いた鋏の片側の刃身の刃を押し付けて刃を研磨するため、鋏の刃の角度が一定になるように刃を研磨するには、相当の技術を必要とする。
また、特許文献1の発明の場合、バフに圧接させて湾曲状の刃の外側面の全面をバランス良く一様に研磨することが可能であるため、熟練を要することなく誰でも鋏をシャープに研磨することができ、また鋏を閉じたまま研磨することができるため、安全に鋏を研磨することができるなどの利点があるが、特別な研磨装置を必要とし、装置コストが高くなる。
また、特許文献2の発明の場合、固定具により刃の研磨角度を一定に維持しつつ刃線の微妙な曲率の変化に対応した研磨が可能となるものの、複雑なリンク機構等を必要とし、装置コストが高くなる。
本発明は、バフ研磨輪の付いた卓上グラインダーを用いて行う鋏の研磨において、簡単に鋏の刃の角度を一定にすることができ、誰でも簡単に安全にシャープな切れ味を得ることができ、さらに比較的低コストの研磨装置により鋏の刃を研磨することができる鋏の研磨装置を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、電動機により回転する研磨輪の外周面に鋏の刃を押し当てて鋏の刃を研磨する鋏の研磨装置であり、バフからなるバフ研磨輪が横置きの電動機の回転駆動軸に縦回転可能に取り付けられ、このバフ研磨輪の外周に設けられたカバーに、鋏の片側の刃身をカバーの外側からバフ研磨輪のバフ外周面上に挿入して鋏の刃をバフ外周面に圧接可能なガイド溝がバフ研磨輪の回転方向に沿って長く形成されていることを特徴とする鋏の研磨装置である。
本発明は、図1〜図3に示すように、横置き電動機により研磨輪を縦回転させる研磨装置(卓上グラインダー)を用い、砥石による研磨輪に代えて弾力性を有するバフからなるバフ研磨輪を取り付け、このバフ研磨輪の外周に、バフ研磨輪の回転方向に沿って長く形成されたガイド溝を有するカバーを設け、ガイド溝により鋏の片側の刃身を刀(刃線)が下になるようにカバーの外側からバフ研磨輪のバフ外周面上に挿入して刃を押し当てるだけで、誰でも簡単に安全に良好な研磨を行えるようにしたものである。本発明で「バフ」とは、弾力性等を有する材料であり、例えば、皮、布、フェルトなど、あるいはその他の材料を使用することができる。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の研磨装置において、ガイド溝がバフ外周面の法線に対して角度αで傾斜していることを特徴とする鋏の研磨装置である。
即ち、ガイド溝は、図2に示すように、バフ外周面に直交する法線に対して角度αで傾斜させることにより、ガイド溝に挿入した刃身の刃の外側面がバフ外周面の表面に押し付けられると共に、前記外側面が一定の角度で研磨されるようにする。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の研磨装置において、ガイド溝がバフ研磨輪の回転方向に対して角度βで傾斜していることを特徴とする鋏の研磨装置である。
即ち、ガイド溝は、図1に示すように、ガイド溝の長手方向であるバフ研磨輪の回転方向に対して角度βで傾斜させることにより、できるだけバフ外周面の幅方向に押付け力を分散させ、刃がバフ外周面に深く喰い込まないようにする。
本発明の請求項4に係る発明は、電動機により回転する研磨輪の外周面に鋏の刃を押し当てて鋏の刃を研磨する鋏の研磨装置であり、バフからなるバフ研磨輪が横置きの電動機の回転駆動軸に縦回転可能に取り付けられ、このバフ研磨輪の外周に設けられたカバーに、 鋏の片側の刃身をカバーの外側からバフ研磨輪のバフ外周面上に挿入して鋏の刃をバフ外周面に圧接可能なガイド溝がバフ研磨輪の回転方向の垂直方向に沿って長く形成されていることを特徴とする鋏の研磨装置である。
本発明は、図4〜図6に示すように、横置き電動機により研磨輪を縦回転させる研磨装置(卓上グラインダー)を用い、砥石による研磨輪に代えて弾力性を有するバフからなるバフ研磨輪を取り付け、このバフ研磨輪の外周に、バフ研磨輪の回転方向と垂直方向に沿って長く形成されたガイド溝を有するカバーを設け、ガイド溝により鋏の片側の刃身を刀(刃線)が下になるようにカバーの外側からバフ研磨輪のバフ外周面上に挿入して刃を押し当てるだけで、誰でも簡単に安全に良好な研磨を行えるようにしたものである。本発明で「バフ」とは、弾力性等を有する材料であり、例えば、皮、布、フェルトなど、あるいはその他の材料を使用することができる。
本発明の請求項5に係る発明は、請求項4記載の研磨装置において、ガイド溝がバフ外周面の法線に対して角度γで傾斜していることを特徴とするものである。
即ち、ガイド溝は、図6に示すように、バフ外周面に直交する法線に対して角度γで傾斜させることにより、ガイド溝に挿入した刃身の刃の外側面がバフ外周面の表面に押し付けられると共に、前記外側面が一定の角度で研磨されるようにする。
本発明の請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の研磨装置において、ガイド溝が設けられているカバー部分がバフ研磨輪に対して接近・離隔する方向に昇降可能に設けられていることを特徴とする鋏の研磨装置である。
即ち、カバーは、図2、図3に示すように、上下に2分割し、下部のカバーに対して上部のカバーが昇降できるようにし、バフ外周面が摩耗してバフ外周面の外径が減少したとき、上部のカバーを下降させて、ガイド溝の下端とバフ外周面間隔が一定になるようにする。
本発明の請求項7に係る発明は、請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の研磨装置において、鋏が理容・美容の鋏であることを特徴とする鋏の研磨装置である。
刃の外側面を一定の角度で研磨できるため、シャープな切れ味を必要とする理容・美容の鋏に最適である。また、バフによる研磨であるため、必要以上に刃が研磨されることがなく、理容・美容用の高価な鋏の寿命を長くすることができる。
本発明は、以上のような構成からなるので、次のような効果が得られる。
(1) 鋏を分解することなく片側の刃身を刃が下になるようにカバーの上方からガイド溝内に挿入し、バフ研磨輪のバフ外周面上に刃を押し当て刃を研磨するようにしたため、ガイド溝に挿入して押し当てるだけで研磨を行うことができ、誰でも簡単に安全にシャープな切れ味を得ることができる。
(2) ガイド溝をバフ外周面の法線に対して角度αで傾斜させることにより、ガイド溝に挿入した刃身の刃の外側面がバフ外周面の表面に押し付けられ、刃の外側面を一定の角度で研磨することができる。
(3) ガイド溝をバフ研磨輪の回転方向に対して角度βで傾斜させることにより、バフ外周面の幅方向に押付け力を分散させ、刃がバフ外周面に深く喰い込まないようにすることができ、良好な研磨状態を得ることができると共に、安全に研磨作業を行うことができる。
(4) バフによる研磨であるため、必要以上に刃が研磨させることがなく、理容・美容用の高価な鋏の寿命を長くすることができる。
(5) 縦回転するバフ研磨輪の付いた卓上グラインダーにガイド溝付きのカバーを設けるだけでよいため、比較的低コストの研磨装置により鋏の研磨を行える。
(6) カバーを上下に2分割し、下部のカバーに対して上部のカバーが昇降できるようにすることにより、バフ外周面が摩耗してバフ外周面の外径が減少したとき、上部のカバーを下降させて、ガイド溝の下端とバフ外周面との間隔が一定になるようにすることができ、常に良好な研磨状態を得ることができる。
本発明の鋏の研磨装置の一実施形態を示す平面図である。 本発明の鋏の研磨装置の一実施形態を示す(a)は部分断面の正面図、(b)はバフ表面の部分断面図である。 本発明の鋏の研磨装置の一実施形態を示す断面図である。 請求項4に係る発明の鋏の研磨装置の一実施形態を示す平面図である。 請求項4に係る発明の鋏の研磨装置の一実施形態を示す部分断面の正面図である。 請求項4に係る発明の鋏の研磨装置の一実施形態を示し、(a)は断面図、(b)はバフ表面の部分断面図である。 請求項4に係る発明の鋏の研磨装置の一実施形態を示す部分断面の斜視図である。 請求項4に係る発明の鋏の研磨装置の一実施形態を示す部分断面の平面図である。
以下、本発明を図示する実施の形態に基づいて説明する。図1〜8は、本発明の鋏の研磨装置の一実施形態を示す平面図、正面図、断面図、斜視図である。
図1〜図3に示すように、横置き電動機2により研磨輪3を縦回転させる研磨装置(卓上グラインダー)1を用い、砥石による研磨輪に代えて弾力性を有するバフ4からなるバフ研磨輪3を取り付け、このバフ研磨輪3の外周に、バフ研磨輪3の回転方向に沿って長く形成されたガイド溝11を有するカバー10を設け、本発明の鋏の研磨装置を構成する。ガイド溝11により鋏Aの片側の刃身AあるいはAを刃(刃線)aが下になるようにカバー10の外側からバフ研磨輪3のバフ外周面3a上に挿入して刃aを押し当てるだけで、誰でも簡単に安全に良好な研磨を行えるようにしたものである。
横置き電動機2はその回転駆動軸2aが水平配置となるように研磨装置1の本体1a内に収納され、下部の台座1bにより卓上に設置して使用することができる。本体1aから水平に突出する回転駆動軸2aにバフ研磨輪3がナット・座金により着脱可能に取り付けられ、鉛直方向に縦回転する。
バフ研磨輪3のバフ4は、例えば、皮、布、フェルト、あるいはその他の材料を所定幅で所定厚のディスク状に一体的に形成して構成されている。そのバフ外周面3aに研磨材が塗布などにより定着されている。
カバー10はバフ研磨輪3のバフ外周面3aおよび両側面3bを所定の隙間をおいて覆うように設けられており、その上部にガイド溝11が設けられる。図示例では、カバー10の上部にカバー板12が上方に向かって膨出する膨出部10aを設け、この膨出部10aの上面のカバー板12の下面に、バフ外周面3aに向かって垂下する左右一対のガイド溝板13を設けることにより、ガイド溝11を形成している。
なお、図示例では折曲加工などによりカバー板と一体の板材によりガイド溝を形成しているが、これに限らず、カバー10の上面にカバーとは別体のガイド溝用の部材を設け、このガイド溝用の部材とカバー10の上面にガイド溝11を形成するなどしてもよい。
ガイド溝11は、図2に示すように、バフ外周面3aの法線に対して角度αで傾斜させ、ガイド溝11に挿入した刃身AあるいはAの刃aの外側面がバフ外周面3aの表面に押し付けられると共に、前記外側面が一定の角度で研磨されるようになる。
また、ガイド溝11は、図1に示すように、バフ研磨輪3の回転方向に対して角度βで傾斜させ、できるだけバフ外周面3aの幅方向を利用して押付け力を分散させ、刃aがバフ外周面3aに深く喰いこまないようにする。
また、研磨作業におけるバフ研磨輪3の回転方向に関しては、図3に示すように、バフ研磨輪3の回転により刃身AあるいはAが研磨する人から遠ざかるようにして研磨作業を行い、鋏Aが研磨する人に飛んできて当たらないようにする。また、鋏Aは手前に引くようにして研磨を行う。
通常は、研磨する人が立つ側(図3の右側)から見て、角度αおよび角度βが右側に傾斜するように構成し(図1、図2の右側)、右利きの人が鋏Aをセットしやすいようにする。
また、カバー10は上下に2分割し、下部のカバー10Aに対して上部のカバー10Bが昇降できるようにし、バフ外周面3aが摩耗してバフ外周面3aの外径が減少したとき、上部のカバー10Bを下降させて、ガイド溝11の下端とバフ外周面3aとの間隔が一定になるようにする。上部のカバー10Bの上下位置調整と固定は、例えば、下部のカバー10Aの上部と上部のカバー10Bの下部とを重ね合わせ、鉛直方向に長孔とねじで固定する方式で行うことができる。
以上のような構成において、鋏Aを分解することなく片側の刃身AあるいはAを刃aが下になるようにカバー10の上方からガイド溝11内に挿入し、バフ研磨輪3のバフ外周面3a上に刃aを押し当て刃身AあるいはAを手前に引くことにより刃aを研磨する。刃aの外側面が弾力性を有するバフ4に少し食い込み、刃aの外側面が一定の角度で研磨される。一方の刃身Aの研磨が終了したら、他方の刃身Aを同様に研磨する。
ガイド溝11に挿入して押し当てるだけで研磨を行うことができ、誰でも簡単に安全にシャープな切れ味を得ることができる。
ガイド溝11を傾斜角αで傾斜させることにより、刃aの外側面を一定の角度で研磨することができ、シャープな切れ味を得ることができる。
ガイド溝11を角度βで傾斜させることにより、バフ外周面3aの幅方向に押付け力を分散させ、刃aがバフ外周面3aに深く喰い込まないようにすることができ、良好な研磨状態を得ることができると共に、安全に研磨作業を行うことができる。
バフ4による研磨であるため、必要以上に刃aが研磨されることがなく、理容・美容用の高価な鋏の寿命を長くすることができる。
さらに、ガイド溝11を傾斜角αで傾斜させることにより、刃aの外側面を一定の角度で研磨することができ、シャープな切れ味を得ることができる。
横置き電動機2によりバフ研磨輪3を縦回転させる卓上グラインダー1にガイド溝11付きのカバー10を設けるだけでよいため、比較的低コストの研磨装置により鋏の研磨を行える。
カバー10を上下に2分割し、下部のカバー10Aに対して上部のカバー10Bが昇降できるようにすることにより、バフ外周面3aが摩耗してバフ外周面3aの外径が減少したとき、上部のカバー10Aを下降させて、ガイド溝11の下端とバフ外周面3aとの間隔が一定になるようにすることができ、常に良好な研磨状態を得ることができる。
図4〜図6に示すように、横置き電動機22により研磨輪23を縦回転させる研磨装置(卓上グラインダー)21を用い、砥石による研磨輪に代えて弾力性を有するバフ24からなるバフ研磨輪23を取り付け、このバフ研磨輪23の外周に、バフ研磨輪23の回転方向と垂直方向に沿って長く形成されたガイド溝31を有するカバー30を設け、本発明の鋏の研磨装置を構成する。
ガイド溝31により鋏Aの片側の刃身AあるいはAを刃(刃線)aが下になるようにカバー30の外側からバフ研磨輪23のバフ外周面23a上に挿入して刃aを押し当てるだけで、誰でも簡単に安全に良好な研磨を行えるようにしたものである。
横置き電動機22はその回転駆動軸22aが水平配置となるようにカバー30内に収納され、卓上に設置して使用することができるようになっている。横置き電動機22から水平に突出する回転駆動軸22aにバフ研磨輪23がナット・座金により着脱可能に取り付けられ、鉛直方向に縦回転する。
バフ研磨輪23のバフ24は、例えば、皮、布、フェルト、あるいはその他の材料を所定幅で所定厚のディスク状に一体的に形成して構成されている。そのバフ外周面23aに研磨材が塗布などにより定着されている。
カバー30は、横置き電動機22とバフ研磨輪23に所定の隙間をおいて覆うように設けられており、その上部にガイド溝31が設けられている。図示例では、カバー10の上部30Bに、バフ外周面23aに向かって垂下する左右一対のガイド溝板33を設けることにより、ガイド溝31を形成している。
なお、図示例では折曲加工などによりカバーと一体の板材によりガイド溝を形成しているが、これに限らず、カバー30の上面にカバーとは別体のガイド溝用の部材を設け、このガイド溝用の部材とカバー30の上面にガイド溝31を形成するなどしてもよい。
ガイド溝31は、図6に示すように、バフ外周面23aの法線に対して角度γで傾斜させ、ガイド溝31に挿入した刃身AあるいはAの刃aの外側面がバフ外周面23aの表面に押し付けられると共に、前記外側面が一定の角度で研磨されるようになる。
また、カバー30は上下に2分割し、下部のカバー30Aに対して上部のカバー30Bが昇降できるようにし、バフ外周面23aが摩耗してバフ外周面23aの外径が減少したとき、上部のカバー30Bを下降させて、ガイド溝31の下端とバフ外周面23aとの間隔が一定になるようにする。上部のカバー30Bの上下位置調整と固定は、例えば、下部のカバー30Aの上部と上部のカバー30Bの下部とを重ね合わせ、鉛直方向に長孔とねじで固定する方式で行うことができる。
以上のような構成において、鋏Aを分解することなく片側の刃身AあるいはAを刃aが下になるようにカバー30の上方からガイド溝31内に挿入し、バフ研磨輪23のバフ外周面23a上に刃aを押し当て刃身AあるいはAを水平方向に移動させることにより刃aを研磨する。刃aの外側面が弾力性を有するバフ24に少し食い込み、刃aの外側面が一定の角度で研磨される。一方の刃身Aの研磨が終了したら、他方の刃身Aを同様に研磨する。
ガイド溝31に挿入して押し当てるだけで研磨を行うことができ、誰でも簡単に安全にシャープな切れ味を得ることができる。
ガイド溝31を傾斜角γで傾斜させることにより、刃aの外側面を一定の角度で研磨することができ、シャープな切れ味を得ることができる。
バフ24による研磨であるため、必要以上に刃aが研磨されることがなく、理容・美容用の高価な鋏の寿命を長くすることができる。
横置き電動機22によりバフ研磨輪23を縦回転させる卓上グラインダー21にガイド溝31付きのカバー30を設けるだけでよいため、比較的低コストの研磨装置により鋏の研磨を行える。
また図7、図8には、横置き電動機22とバフ研磨輪23との間に複数のギア22bを介し、電池22cを設ける例を一部断面として示した。基本的な原理は、図4〜6と同じである。
上部のカバー30Bに蟻ほぞ状のガイド部32を設けており、バフ外周面23aが摩耗してバフ外周面23aの外径が減少したとき、ガイド溝31の下端とバフ外周面23aとの間隔が一定になるように上部のカバー30Bを下降させることにより、常に良好な研磨状態を得ることができる。
なお、本発明は以上のような図示例に限定されないことは言うまでもない。
A…鋏
、A…刃身
a…刃(刃線)
1…研磨装置(卓上グラインダー)
1a…本体
1b…台座
2…横置き電動機
2a…回転駆動軸
3…バフ研磨輪
3a…外周面
3b…側面
4…バフ(羽布)
10…カバー
10a…膨出部
10A…下部のカバー
10B…上部のカバー
11…ガイド溝
12…カバー板
13…ガイド溝板
21…研磨装置(卓上グラインダー)
22…横置き電動機
22a…回転駆動軸
22b…ギア(歯車)
22c…電池
23…バフ研磨輪
23a…外周面
23b…側面
24…バフ(羽布)
30…カバー
30A…下部のカバー
30B…上部のカバー
31…ガイド溝
32…蟻ほぞ状のガイド部
33…ガイド溝板

Claims (7)

  1. 電動機により回転する研磨輪の外周面に鋏の刃を押し当てて鋏の刃を研磨する鋏の研磨装置であり、
    バフからなるバフ研磨輪が横置きの電動機の回転駆動軸に縦回転可能に取り付けられ、
    このバフ研磨輪の外周に設けられたカバーに、
    鋏の片側の刃身をカバーの外側からバフ研磨輪のバフ外周面上に挿入して鋏の刃をバフ外周面に圧接可能なガイド溝がバフ研磨輪の回転方向に沿って長く形成されている
    ことを特徴とする鋏の研磨装置。
  2. 請求項1に記載の研磨装置において、
    ガイド溝がバフ外周面の法線に対して角度αで傾斜している
    ことを特徴とする鋏の研磨装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載の研磨装置において、
    ガイド溝がバフ研磨輪の回転方向に対して角度βで傾斜している
    ことを特徴とする鋏の研磨装置。
  4. 電動機により回転する研磨輪の外周面に鋏の刃を押し当てて鋏の刃を研磨する鋏の研磨装置であり、
    バフからなるバフ研磨輪が横置きの電動機の回転駆動軸に縦回転可能に取り付けられ、
    このバフ研磨輪の外周に設けられたカバーに、
    鋏の片側の刃身をカバーの外側からバフ研磨輪のバフ外周面上に挿入して鋏の刃をバフ外周面に圧接可能なガイド溝がバフ研磨輪の回転方向の垂直方向に沿って長く形成されている
    ことを特徴とする鋏の研磨装置。
  5. 請求項4記載の研磨装置において、
    ガイド溝がバフ外周面の法線に対して角度γで傾斜している
    ことを特徴とする鋏の研磨装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一つに記載の研磨装置において、
    ガイド溝が設けられているカバー部分がバフ研磨輪に対して接近・離隔する方向に昇降可能に設けられている
    ことを特徴とする鋏の研磨装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の研磨装置において、
    鋏が理容・美容の鋏である
    ことを特徴とする鋏の研磨装置。
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