JP2010148795A - 医療用ナイフ - Google Patents

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Abstract

【課題】小さい刺通抵抗を保持し、且つ最大幅部が組織を通過しても急激な刺通抵抗の変化を生じさせることがなく、操作性を向上することができる医療用ナイフを提供する。
【解決手段】ナイフAは、鋭い先端4と、外周に沿って形成された第1斜面6によって構成されたエッジ5および第1斜面6の内側に形成された第2斜面8を有する刃部1と、刃部1と連続して形成された最大幅部2と、最大幅部2と連続して形成されたシャンク部3と、を有し、刃部1は平面投影形状が鋭い先端4側から最大幅部2に向かって幅寸法が大きくなるように形成され、最大幅部2からシャンク部3側にかけての少なくとも一部分において第1斜面6が第2斜面8よりもシャンク部3側に存在している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、患部を切開するに際し、小さい刺通抵抗で切開することができ、且つ最大幅部が通過しても急激な刺通抵抗の変化を生じさせることのない医療用ナイフに関するものである。
白内障の手術では、眼球にレンズを埋め込むために、角膜、強膜を埋め込むべきレンズの寸法に対応した幅で切開することが行われる。眼球を切開する際に用いる医療用ナイフとして、平面形状が略菱形に形成されたものがある。このような医療用ナイフは、鋭い先端と、該先端から放射状に形成された2つのエッジを有する刃部と、刃部の最も幅寸法が大きくなる部位である最大幅部と、最大幅部から連続して形成され該最大幅部から離隔するに従って幅寸法が小さくなるシャンク部と、を有している(例えば、特許文献1参照)。
上記医療用ナイフの場合、眼球に対し真っ直ぐに刺し通すことで、最大幅部の寸法に応じた切開創を形成することができる。特に、特許文献1に記載された医療用ナイフでは、鋭い先端部の耐久性を向上させることができ、且つ最大幅部からシャンク部にかけての両側にエッジが形成されているため、刺通抵抗を小さくすることができる。
特許文献1に記載された医療用ナイフでは、最大幅部に於ける両側にエッジが形成され、この最大幅部からシャンク部にかけてもエッジが形成されている。このため、組織に対する切開性能は、先端から最も幅の広い部位にかけてはむろんのこと、この最大幅部が組織を通過した後も高い切開性能を維持している。
従って、上記各医療用ナイフにより眼球を切開する際に生じる刺通抵抗は、先端部から最も幅の広い部位に至る間で略同じように小さい値となり、この最も幅の広い部位が組織を通過した後も略同じような刺通抵抗を維持している。そして、最も広い部位が組織を通過しナイフの幅がシャンクにかけて小さくなると、刺通抵抗は急激に小さくなる。
特許第4161026号公報
医療用ナイフによって眼球を切開する場合、最も抵抗の大きい部分は、角膜、強膜であり、水晶体の抵抗は小さい。すなわち、医療用ナイフの鋭い先端を組織に対向させて切開操作すると、刺通抵抗は急激に上昇し先端が組織を刺し通して初期切開創を形成する段階で最も大きい値を示す。その後、鋭い先端に連続したエッジが組織を切り広げる際にも刺通抵抗が生じる。そして、最大幅部が組織を通過した後、刺通抵抗は減少する。このように、医療用ナイフによって切開する際には、切開の進行に伴って刺通抵抗が変化する。
刺通抵抗の変化は小さいことが好ましい。例えば、組織に初期切開創を形成する際の刺通抵抗と、初期切開創を切り広げる際の刺通抵抗の変化が急激で且つ大きいと、医師は医療用ナイフを初期切開創を形成するのに必要な大きさの力を付与して操作しているため、初期切開創が形成された瞬間から組織には過大な力が作用することとなり、刺通速度が上昇して過大な切り込みをしてしまう虞がある。同様に、医療用ナイフの最大幅部が組織を通過する際に、初期切開創を切り広げる際の刺通抵抗と、最大幅部が組織を通過した後の刺通抵抗の変化が急激で且つ大きいと、医師は医療用ナイフを組織を切り広げるのに必要な力を付与して操作しているため、最大幅部が組織を通過した瞬間から組織に対し過大な力が作用することとなり、刺通速度が上昇して過大な切り込みをしてしまう虞がある。
このため、医療用ナイフを操作する医師は手指に感じる刺通抵抗の僅かな変化に敏感に対応する必要があり、この刺通抵抗の変化を認識するために微妙な操作と敏感な感覚が必要となり、手術に際し疲労を招くという問題がある。
本発明の目的は、小さい刺通抵抗を保持し、且つ最大幅部が組織を通過しても急激な刺通抵抗の変化を生じさせることがなく、操作性を向上させることができる医療用ナイフを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る医療用ナイフは、鋭い先端と、外周に沿って形成された第1斜面によって構成されたエッジおよび第1斜面の内側に形成された第2斜面を有する刃部と、前記刃部と連続して形成された最大幅部と、前記最大幅部と連続して形成されたシャンク部と、を有し、前記刃部は平面投影形状が鋭い先端側から最大幅部に向かって幅寸法が大きくなるように形成され、前記最大幅部からシャンク部側にかけての少なくとも一部分において前記第1斜面が第2斜面よりもシャンク部側に存在していることを特徴とするものである。
上記医療用ナイフ(以下単に「ナイフ」という)では、組織を切開する際に生じる刺通抵抗を小さく保持することができ、且つ最大幅部が組織を通過しても急激に刺通抵抗が変化することがない。このため、医師が操作する際に力のかけ方に神経を使う比重を小さくすることができ、疲労を軽減することができる。
すなわち、本発明のナイフでは、平面形状が鋭い先端から最大幅部にかけて幅寸法が大きくなり、この最大幅部に連続してシャンク部が形成されている。また、刃部は、第1斜面によって構成されたエッジと、第1斜面よりも内側に形成された第2斜面とを有して構成されている。そして、第1斜面は最大幅部からシャンク部にかけての少なくとも一部分で第1斜面が第2斜面よりもシャンク部側に存在している。
上記の如く構成された本発明のナイフでは、最大幅部における平面形状は、ナイフの最大幅に対し、エッジを構成する第1斜面が斜めに交叉し、且つこの第1斜面が最大幅部の外周に沿ってシャンク部側まで形成される。このため、ナイフの側面には、エッジとの交点が頂点となり、且つ第1斜面の端縁及び下側斜面の端縁によって規定され、エッジ側からシャンク部側にかけて面積が大きくなる略三角形のくさび状の面が形成されることになる。
また、第1斜面が最大幅部からシャンク部側にかけての少なくとも一部分において第2斜面に重なって形成されていることから、最大幅部からシャンク部に向かって幅寸法が徐々に小さくなるように形成されている構成とした場合、第1斜面および第2斜面の形成された最大幅部からシャンク部側にかけての断面積を略一定にすることができる。
このため、本発明のナイフでは、鋭い先端から最大幅部までの間にエッジが形成されることから刺通抵抗を小さく保持することができ、且つ最大幅部の両側にもエッジが形成されることから、組織に初期切開創を形成した後最大幅部に至るまで、小さい刺通抵抗を保持することができる。
ナイフの更なる操作によって、該ナイフの最大幅部が組織を通過した後、ナイフの両側にはエッジが形成されることがないため、エッジが組織を通過する際に生じる刺通抵抗よりも大きな刺通抵抗が生じる。このとき、ナイフの最大幅部の側面の形状が略くさび状であるため、刺通の増大に伴って刺通抵抗が大きくなる方向に作用するものの、一方で、第1斜面が最大幅部からシャンク部側にかけての少なくとも一部分において第2斜面に重なって形成されているとともに幅寸法が小さくなっており、刺通抵抗が小さくなる方向に作用するため、生じる刺通抵抗は、最大幅部付近で略一定となる。同時に、最大幅部が組織を通過した後はナイフの幅が小さくなることからこれに伴って小さくなる。
従って、ナイフの最大幅部が組織を通過した後も継続して刺通抵抗が生じることとなり、医師は急激な刺通抵抗の変化を受けることがない。このため、医師はナイフを操作しつつ刺通抵抗の変化を認識することができ、これにより組織の切開が完了したことを認識することができる。また、刺通抵抗の急激な変化が生じないため、最大幅部が通過したときの力のかけすぎによる過大な切開創を形成する虞が少なく、力のかけ方に神経を使う比重を小さくすることができる。
以下、本発明に係るナイフの好ましい実施形態について図を用いて説明する。図1は本実施例に係るナイフの三面図である。図2はナイフの斜視図である。
本発明に係るナイフは、眼球等の組織を刺し通して初期切開創を形成し、この初期切開創を起点として幅方向に切開すると共に厚さ方向に押し広げる機能を有するものである。特に、ナイフを組織に刺し通して切開している際に生じる刺通抵抗と、ナイフの最大幅部が組織を通過した直後の刺通抵抗との間に急激な差を生じさせることのないようにしたものである。
本発明に係るナイフを構成する材料としては特に限定するものではなく、ステンレス鋼や炭素鋼等の鋼類を用いることが可能である。しかし、防錆の面や加工のし易さを考慮したとき、ステンレス鋼であることが好ましく、中でもオーステナイト系ステンレス鋼であることが望ましい。
オーステナイト系ステンレス鋼を素材とする場合、素材の硬度を上昇させるために、所定の加工率で冷間塑性加工を施して組織をファイバー状に伸長させておき、ファイバー状の組織を維持してプレス加工,研磨加工及び他の必要な加工を施すことが好ましい。
図1、2に於いて、ナイフAは、刃部1と、刃部1の最も幅の広い位置である最大幅部2と、最大幅部2に連続したシャンク部3を有して構成されている。刃部1の先端は鋭い先端4として形成され、該先端4を起点として両側に最大幅部2に向かってエッジ5が形成されている。また、最大幅部2からシャンク部3に向かって幅寸法が徐々に小さくなるように形成されている。従ってナイフAは、刃部1から最大幅部2を経てシャンク部3にかけての平面形状が略菱形に形成されている。
先端3から最大幅部2までの長さ寸法、最大幅部2の幅寸法等の詳細な寸法は、ナイフAの目的、例えば切開創の寸法等の仕様に応じて種々設定されている。
また、最大幅部2の平面形状は特に限定するものではなく、ナイフAが最大幅部2を頂点とする菱形の平面形状であって良く、最大幅部2がナイフAの長手方向に僅かに直線状に形成されていても良い。
エッジ5は刃部1の外周に沿って形成されている。このエッジ5は角膜、強膜を含む組織を切り開く機能を有しており、先端4から最大幅部2にかけての両側に形成された二つのエッジ5を含む面を境界として上部側に形成された第1斜面6と下部側に形成された下部側斜面7とが交差することで形成されている。このように、第1斜面6と下部側斜面7は共同してエッジ5を形成するものであるため、これらの斜面6、7は平滑度の高い研削面として形成されている。
刃部1に於けるエッジ5の上部側に形成された第1斜面6に沿って該第1斜面6よりも内側に第2斜面8が形成され、両斜面6、8の境界には境界線6aが形成されている。第2斜面8はエッジ5を構成する機能を有しないため、必ずしも高い平滑度を持った研削面によって形成する必要はなく、プレス面或いは粗い研削面であっても良い。また第2斜面8に沿って上部平面9が形成されており、該上部平面9も第2斜面8と同様にプレス面或いは粗い研削面であっても良い。
刃部1に於けるエッジ5の下部側に形成された下部側斜面7に連続して下部側平面10が形成されている。この下部側平面10はエッジ5を構成する機能を有することのない面として形成されるため、必ずしも高い平滑度を持った研削面である必要はなく、粗い研削面或いはプレス面として形成されていても良い。
刃部1に於いて、第1斜面6は平坦な面で形成されており、且つ先端4から最大幅部2の近傍に至る間が同じ幅(エッジ5と境界線6aまでの寸法)で形成されている。二つのエッジ5を含む面の下部側に形成された下部側斜面7も平坦な面として形成されている。このため、エッジ5は二つの平坦面が交差することで先の尖った鋭い形状を有している。このような刃部1では、第1斜面6と第2斜面8との境界となる境界線6aは明瞭な稜として形成されている。
上記の如き第1斜面6、下部側斜面7は、高い平坦性を有し且つ適度な剛性を持った研削材を用いることで形成することが可能である。このような研削材としては、砥石や裏面を高い剛性を持ったフレームによって支持されたベルト状の砥石等があり、これらを選択的に利用することが可能である。
第1斜面6に沿って、該第1斜面6の内側に第2斜面8が形成されている。この第2斜面8は、二つのエッジ5を含む面に対する角度が第1斜面6の角度よりも小さい角度を持って形成されている。そして、第2斜面8は第1斜面6に沿って最大幅部2を経てシャンク部3に至る側面まで略直線的に形成されている。このため、第2斜面8と上部平面9との境界となる境界線8aは明瞭な直線状の稜線として形成されている。
二つのエッジ5が先端4を起点として形成され、該エッジ5に沿って第1斜面6が形成され、更に、第1斜面6に沿って内側に第2斜面8が形成されるため、二つの第1斜面6が交叉する線6b、二つの第2斜面8が交叉する線8bは、先端4を起点として互いに連続した直線となる。
第1斜面6は、最大幅部2からシャンク部3側にかけての少なくとも一部分で第2斜面よりもシャンク部3側に存在している。本実施例では、第1斜面6は、ナイフAの刃部1から最大幅部2を経てシャンク部3に至る間で第2斜面8の外周側に形成されている。
従って、最大幅部2からシャンク部3の間で第1斜面6は第2斜面8よりもシャンク部3側に存在することになる。しかし、第1斜面6が最大幅部2からシャンク部3にかけて形成されている第2斜面8の全長にわたって形成されている必要はなく、一部分であってよい。
上記の如く、ナイフAは、刃部1に於ける二つのエッジ5を含む面の上部側に第1斜面6、第2斜面8、上部側平面9が形成され、下部側に下部側斜面7、下部側平面10が形成される。このため、ナイフAの側面視の形状は、刃部1に対応する部位では、エッジ5、稜線6a及び上部平面9、下部平面10が表現される。
またナイフAの最大幅部2を含む近傍の側面視は、エッジ5が最大幅部2に交叉する点を頂点とし、シャンク部3側に向かうにつれて、第1斜面6、下部側斜面7が互いに離隔するような二辺を形成し、第1斜面6が上部平面9に交叉する線と、下部側斜面7が下部側平面10に交叉する線とによる三角形状の側面11が構成される。
この側面11は、下部側の角が下部側斜面7が交叉することによる鈍角な稜となり、上部側の角は第1斜面6が交叉することによる鈍角な稜11aを形成する。特に、側面11の上部側の稜11aのなす角度(第1斜面6と側面11とのなす角)は、該側面11に対し第2斜面8が直接交叉したときの角度と比較して大きくなり、組織を切開する機能を大幅に減じることが可能となる。すなわち、第1斜面6は側面11と第2斜面8とが交叉する角部分を更に面取りすることとなり、側面11の上部側の稜11aが大きな角度を持って形成されることになる。
このように、最大幅部2からシャンク部3にかけて第2斜面8よりもシャンク部3側に存在する第1斜面6は下側斜面7と交叉することはなく、側面11と交叉する。このため、最大幅部2からシャンク部3側にかけて存在する第1斜面6の外周部位には、エッジが形成されることはない。
上記の如く構成されたナイフAでは、先端4から最大幅部2に至る刃部1に於いて、鋭い先端4とエッジ5による組織に対する良好な切開性能を有し、組織を切開する際の刺通抵抗を小さくすることが可能である。また最大幅部2では、側面11に対しエッジ5が交叉する頂点部分にのみ切開性能を有している。しかし、最大幅部2を通過すると同時にエッジ5がなくなり、しかもナイフAの幅方向両端部分の厚さが側面11の三角形に従って大きくなるため、組織を通過する際に切開部位を押し広げようとする抵抗(摩擦抵抗)が生じる。更に、ナイフAの幅は最大幅部2を通過すると同時に幅寸法が小さくなるため、側面11が組織から離隔し、組織を通過する際の抵抗は小さくなる。
このため、ナイフAの最大幅部2が組織を通過するまではエッジ5が組織を切開する際の抵抗が刺通抵抗として生じ、最大幅部2が組織を通過した直後から該最大幅部2では組織を押し広げようとする際に生じる抵抗と、側面11が組織から離隔することによる抵抗の減少と、の差が刺通抵抗として生じる。すなわち、ナイフAの最大幅部2が組織を通過した後、刺通抵抗が急激に低下することがなく、徐々に変化してゆく。このため、医師は最大幅部2が組織を通過したことを容易に認識することが可能となり、確実でメリハリのきいた操作を行うことが可能となる。
次に、上記の如く、最大幅部2からシャンク部3側にかけての少なくとも一部分で第2斜面よりもシャンク部3側に第1斜面6が存在するナイフAを製造する工程について簡単に説明する。
先ず、目的のナイフAの平面形状に対応する素材を構成する。この場合、材質が鋼やマルテンサイト系ステンレス鋼であるような場合、ナイフAの厚さを持った平板を菱形にプレスによって切り出すことで良い。また材質がオーステナイト系ステンレス鋼であるような場合、予め冷間線引き加工されてファイバー状に伸張した組織を有する線材をプレス加工して菱形の平板状に形成しても良い。
上記の如くして形成した菱形の素材に対し、プレス或いは研削によって第2斜面8を形成しており、その後、第2斜面8の外周側を研削して先端4から最大幅部2を経てシャンク部3側に至る間で第1斜面6を形成することで、最大幅部2からシャンク部3側にかけての少なくとも一部分で第2斜面よりもシャンク部3側に第1斜面6を存在させることが可能である。
次いで、下側斜面7を形成した後、所定の研磨工程を含む他の工程を経ることで、ナイフAを製造することが可能である。
菱形の素材に対し第1斜面6を形成する場合、エッジ5に沿って研削を行い、その後、素材の姿勢を変えて、最大幅部2からシャンク部3側にかけて側面11に沿って研削を行うことで、最大幅部2からシャンク部3側にかけての一部分に第1斜面を第2斜面よりもシャンク部3側に存在させることが可能である。
しかし、このような2段階の研削を行うことなく、エッジ5に沿った研削と側面11に沿った研削を連続的に行うことがこのましい。この場合、素材の姿勢を、エッジ5に対応する研削と側面11に対応する研削とに応じて連続的に変化させることで良い。このような研削をおこなったとき、ナイフAの最大幅部2を含む前後近傍に於いて第1斜面6と第2斜面8との境界線6aは曲線状となり、第1斜面6の幅(エッジ5から境界線6aまでの寸法及び側面11から境界線6aまでの寸法)は広くなる。
また、先の工程で第1斜面6を形成しておき、続く工程で第2斜面8を形成することも可能である。
次に、本発明に係るナイフAの刺通抵抗と比較例に係るナイフの刺通抵抗とを比較した結果について説明する。図3は比較例A〜D、F、Gのナイフと本発明Eのナイフを示す平面図である。図4は比較例A〜D、F、Gのナイフと本発明Eのナイフによる刺通抵抗の測定値を示す図である。
尚、刺通抵抗を測定する実験は、厚さ400μm〜450μmに切り取った豚眼の強膜を被刺通材として被験すべきナイフを垂直に刺通し、その抵抗をロードセルで測定して行った。試験数は3本で各3刺通ずつ行った。
図3、4に於いて、比較例Aのナイフは、鋭い先端から最も幅の広い部位を経てシャンク部側まで緩い曲線状のエッジが形成されている。
比較例Aのナイフでは、被刺通材に初期切開創を形成する際の刺通抵抗は約160mN(ミリニュートン、以下同じ)〜約95mNの範囲である。また刺通抵抗は、初期切開創を形成した後、比較的単調に減少しており、2秒を経過(最も幅の広い部位が被刺通材を通過する時間)する直前に急激に減少している。この場合、刺通抵抗が小さいため、良好な切開性能を有するといえる。
比較例Aのナイフでは、先端が鋭くエッジが最も幅の広い部位を経てシャンク部側まで形成されているため、刺通抵抗が小さく良好な切開性能を有する。しかし、測定値のばらつきが大きく、且つ刺通抵抗が単調に減少しており、変化率が大きい。このため、医師が最も幅の広い部位が組織を通過した時点を明確に認識することに困難が生じる虞がある。
比較例Bのナイフは、鋭い先端から最も幅の広い部位にかけて略直線的なエッジが形成され、最も広い部位からシャンク部側にかけてエッジは形成されず、直線的に幅寸法が小さくなっている。
比較例Bのナイフでは、被刺通材に初期切開創を形成する際の刺通抵抗は約300mN〜約190mNの範囲である。刺通抵抗は、初期切開創を形成した後、急激に減少して略一定の値を保持し、2秒を経過する直前に急激に減少している。特に、被刺通材を刺通する際の略一定の刺通抵抗は約220mN〜約140mNの範囲にある。
比較例Bのナイフでは、刺通抵抗が大きく切開性能に劣る。また2秒を経過する直前の刺通抵抗の変化が大きく、医師が組織を切開する際にナイフの最も幅の広い部位が通過したことを認識することが困難となる虞がある。
比較例Cのナイフは、鋭い先端から最も幅の広い部位にかけて緩い曲線状のエッジが形成され、最も幅の広い部位からシャンク部にかけてエッジは形成されず、幅は直線的に小さくなっている。
ナイフCのナイフでは、被刺通材に初期切開創を形成する際の刺通抵抗は約210mN〜約110mNの範囲である。刺通抵抗の変化は、初期切開創を形成した後は徐々に減少し、2秒を経過する直前で比較的急激に減少している。
比較例Cのナイフでは、刺通抵抗が特に大きいとはいえないものの小さい値ではない。また2秒を経過する直前の変化も大きい。このため、医師がナイフの最も幅の広い部位を通過したことを認識するのが困難となる虞がある。
比較例Dのナイフは、鋭い先端から最も幅の広い部位にかけて略直線的にエッジが形成され、最も幅の広い部位からシャンク部にかけて徐々に幅が小さくなり、その後、内側に凸となる曲線状に幅が小さくなっている。
比較例Dのナイフでは、被刺通材に初期切開創を形成する際の刺通抵抗は約180mN〜約120mNの範囲である。刺通抵抗は変化が小さく、組織に初期切開創を形成した後、略一定の刺通抵抗で経過し、2秒を経過する直前で急激に減少している。
比較例Dのナイフでは、刺通抵抗が特に大きいとはいえないものの小さい値ではない。特に、被刺通材に初期切開創を形成した後の刺通抵抗が略一定であることから、2秒を経過する直前の変化が極めて大きい。このため、医師がナイフの最も幅の広い部位を通過したことを認識するのが困難となる虞がある。
Eは本発明に係るナイフAである。このナイフAでは、被刺通材に初期切開創を形成する際の刺通抵抗は約100mN〜約60mNの範囲にある。また刺通抵抗の変化は初期切開創を形成した後、僅かに減少するものの大きな変化は生じていない。そして2秒を経過する直前で比較的緩やかに減少している。
この本発明に係るナイフA(E)では、刺通抵抗が小さく、且つ初期切開創を形成した後の変化が小さく、更に、2秒経過する直前の変化も緩やかである。このため、医師が組織を通過させる際の力を小さくすることが可能であり、且つ一定の力を付与して切開することが可能となる。しかも、最大幅部が組織を通過した際の刺通抵抗の変化も緩やかであり、医師がナイフの最大幅部が通過したことを認識することが容易となる。
比較例Fのナイフは、比較例Dのナイフと略同様の形状を有している。すなわち、比較例Fのナイフは、鋭い先端から最も幅の広い部位にかけて略直線的にエッジが形成され、最も幅の広い部位からシャンク部にかけて徐々に幅が小さくなり、その後、内側に凸となる曲線状に幅が小さくなっている。
比較例Fのナイフでは、被刺通材に初期切開創を形成する際の刺通抵抗は約160mN〜約130mNの範囲である。刺通抵抗は変化が小さく、組織に初期切開創を形成した後、更に刺通抵抗が増加し、2秒を経過する直前で急激に減少している。
比較例Fのナイフでは、刺通抵抗が特に大きいとはいえないものの小さい値ではない。特に、被刺通材に初期切開創を形成した後、刺通抵抗が増加し、2秒を経過する直前の変化が極めて大きい。このため、医師がナイフの最も幅の広い部位を通過したことを認識するのが困難となる虞がある。
比較例Gのナイフは、鋭い先端から最も幅の広い部位にかけて略直線的にエッジが形成され、最も幅の広い部位の長さが刃部の長さと略等しく、この部位でシャンク部にかけて僅かに幅が小さくなり、その後、内側に凸となる曲線状に幅が小さくなっている。
比較例Gのナイフでは、被刺通材に初期切開創を形成する際の刺通抵抗は約270mN〜約170mNの範囲である。刺通抵抗は、組織に初期切開創を形成した後、更に増加し、2秒を経過する直前で急激に減少している。
比較例Gのナイフでは、刺通抵抗が特に大きい。また、被刺通材に初期切開創を形成した後、刺通抵抗が増加し、2秒を経過する直前の変化が極めて大きい。このため、医師が操作する際の負担が大きく、且つナイフの最も幅の広い部位を通過したことを認識するのが困難となる虞がある。
上記実験結果のように、本発明のナイフAは被刺通材に初期切開創を形成する際に生じる最も大きい刺通抵抗の値が100mNであり、他の比較例と比較して最も小さい。従って、本発明のナイフAは最も刺通性能が優れている。
また、2秒を経過する直前での刺通抵抗の変化が小さい(変化曲線の傾斜が緩い)のは、比較例A、Cのナイフ及び本発明のナイフAであるが、中でも本発明のナイフAは最も変化が小さい。従って、本発明のナイフAでは、医師が略同じ力を付与して操作した場合、ナイフAの最大幅部が組織を通過したとしても、組織に対して過大な力を及ぼすことがなく、過大な切開創を形成してしまう虞がない。
上記の如く、本発明のナイフAでは、初期切開創を形成する際の刺通抵抗が小さく、且つ初期切開創を形成した後、最大幅部が通過するまでの刺通抵抗の変化が小さく、更に、最大幅部が通過した後も刺通抵抗が存在する。このため、医師が小さい力を付与して組織を通過させることが可能であり、且つ略同じ力で組織を切り開くことが可能である。そして、最大幅部が組織を通過した前後でも、刺通抵抗の変化が小さいため、医師が略同じ力を付与して操作していた場合でも、組織を過大に切開する虞が少ない。
本発明に係るナイフは、組織を刺し通して切開する際に組織に過大な切開創を形成する虞がない。このため、眼科手術のみならず、切開創の寸法を一定にして切開するような手術に利用することが可能である。
本実施例に係るナイフの三面図である。 ナイフの斜視図である。 比較例A〜D、F、Gのナイフと本発明Eのナイフを示す平面図である。 比較例A〜D、F、Gのナイフと本発明Eのナイフによる刺通抵抗の測定値を示す図である。
符号の説明
A ナイフ
1 刃部
2 最大幅部
3 シャンク部
4 先端
5 エッジ
6 第1斜面
7 下部側斜面
8 第2斜面
9 上部平面
6a、8a 境界線
10 下部側平面
11 側面

Claims (1)

  1. 鋭い先端と、外周に沿って形成された第1斜面によって構成されたエッジおよび第1斜面の内側に形成された第2斜面を有する刃部と、前記刃部と連続して形成された最大幅部と、前記最大幅部と連続して形成されたシャンク部と、を有し、前記刃部は平面投影形状が鋭い先端側から最大幅部に向かって幅寸法が大きくなるように形成され、前記最大幅部からシャンク部側にかけての少なくとも一部分において前記第1斜面が第2斜面よりもシャンク部側に存在していることを特徴とする医療用ナイフ。
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