JP2010148194A - 電力変換装置 - Google Patents

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【課題】冷却ファンによるユニット内の冷却効果を十分に高めることができるとともに、冷却ファンの耐久性を向上させることができ、コンパクトな電力変換装置を提供する。
【解決手段】筐体20の前面開口部を覆う前面板21,22に形成された前面側通気口26と、筐体の背面開口部を覆う背面板24に形成された背面側通気口27と、自己発熱が高い制御部品を搭載したユニット32〜35内の前面側に配置され、前面側通気口から吸い込んだ冷風を背面側に流して前記背面側通気口から排出させる冷却ファン43〜46とを備えている。上下に隣接して収納され、冷却ファン43,44をそれぞれ配置した第1ユニット32及び第2ユニット33には、冷却ファン43,44で発生した冷風が第1ユニット及び前記第2ユニットの外部へ流れるのを防止する冷風漏れ防止部80を設けている。
【選択図】図4

Description

本発明は、筐体内に複数のユニットを上下に多段に収納した電力変換装置に係り、特に、ユニットに冷却ファンを搭載したものに関する。
プラントの計測設備やコンピュータなどに安定した電源供給を行う電力変換装置として無停電電源装置が知られている。無停電電源装置は、通常、筐体内に複数の制御部品がユニット化された状態で収納されている。
例えば特許文献1,2の装置は、筐体内に、制御部品を機能別に搭載した複数のユニットが上下に多段に収納されている。
また、文献2の装置は、自己発熱が高い制御部品を搭載した所定のユニット内の前面側にユニット側冷却ファンが搭載されている。また、筐体の前面板に、筐体内に通じる通気口が形成され、筐体内の背面側に、上下方向に通風路が設けられ、通風路の上部に連通する筐体の天板に形成した排気口に、天板側冷却ファンが設けられている。
そして、ユニット側冷却ファンが前面板の通気口から吸い込んだ冷風は、ユニット内を背面側に流れていき、通風路を介して天板側冷却ファンから外部に排出されるようになっている。
特開平6−86567号公報 特開2006−156430号公報
ところで、上述した特許文献1の装置のように無停電電源装置を構成するユニットの中で、例えば交流電流の高周波成分を抑制するリアクトルユニットは、他のユニットと接続する配線の数が多いので、ユニット側冷却ファンによりユニット内を流れる冷風が、ユニット外部に漏れるのを完全に遮ることができない。したがって、リアクトルユニットのように他のユニットとの配線数が多いユニットは、十分な冷却効果が得られないという問題がある。
また、特許文献1の装置は、筐体の天板に設けた天板側冷却ファンが建屋の天井に近いため、高温の排気にさらされることでファン温度が高くなり、ファン寿命の面で問題がある。さらに、特許文献1の装置は、背面側の空間に通風路を設けた大きな形状の筐体となるので、大型の装置となるおそれがある。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、冷却ファンによるユニット内の冷却効果を十分に高めることができるとともに、冷却ファンの耐久性を向上させることができ、コンパクトな電力変換装置を提供することを目的としている。
本発明に係る電力変換装置は、筐体内に、電力変換を行う複数のユニットが多段に収納された電力変換装置において、前記筐体の前面開口部を覆う前面板に形成された前面側通気口と、前記筐体の背面開口部を覆う背面板に形成された背面側通気口と、自己発熱が高い制御部品を搭載した所定のユニット内の前面側に配置され、前記前面側通気口から吸い込んだ冷風を背面側に流して前記背面側通気口から排出させる冷却ファンとを備え、上下に隣接して収納され、前記冷却ファンをそれぞれ配置した第1ユニット及び第2ユニットに、前記冷却ファンで発生した冷風が前記第1ユニット及び前記第2ユニットの外部へ流れるのを防止する冷風漏れ防止部を設けている。
この発明によると、冷却ファンで発生した冷風が第1ユニット及び第2ユニットの外部へ流れるのを防止する冷風漏れ防止部が設けられているので、冷却ファンが取り込んだ冷風は、前面側からユニット外部に流れ出ず、自己発熱が高い制御部品を冷却する十分な量の冷風が流れていく。したがって、第1ユニット内部及び第2ユニット内部の冷却効果を十分に高めることができる。
また、この発明によると、冷却ファンは、前面側通気口から吸い込んだ冷風を背面側に流して背面側通気口から排出させるようにしているので、従来装置のように筐体の背面側に上下方向に延在する通風路を設けず、筐体の形状を小さくしてコンパクトな電力変換装置とすることができる。
また、この発明によると、従来装置のように冷却ファンが天井等に近い位置に配置されず高温排気の影響を受けないので、冷却ファンの耐久性を向上させることができる。
また、本発明に係る電力変換装置は、前記第1ユニット及び前記第2ユニットが、奥行き方向に異なる位置で前記筐体内に収納されており、前記冷風漏れ防止部は、前記第1ユニット及び前記第2ユニットのユニット前面の間に存在するユニット段差部を覆いながら前記第1ユニット及び前記第2ユニットに跨がって設けられているようにしてもよい。
この発明によると、第1ユニット及び第2ユニットが、奥行き方向が異なる位置で筐体内に収納されていても、冷風の漏れを確実に行なって第1ユニット内部及び第2ユニット内部の冷却効果を十分に高めることができる。
さらに、本発明に係る電力変換装置は、前記冷風漏れ防止部が、前記第1ユニット及び前記第2ユニットに着脱自在に取付けられた遮風板であることが好ましい。
この発明によると、第1ユニット及び第2ユニットの保守・点検作業を行なう際には、遮風板を取り外して容易、且つ迅速に作業を行なうことができる。
本発明に係る電力変換装置によると、冷却ファンで発生した冷風が第1ユニット及び第2ユニットから外部へ漏れるのを防止する冷風漏れ防止部が設けられているので、第1ユニット内部及び第2ユニット内部の冷却効果を十分に高めることができる。
また、本発明の冷却ファンは、前面側通気口から吸い込んだ冷風を背面側に流して背面側通気口から排出させるようにしているので、従来装置のように筐体の背面側に上下方向に延在する通風路を設けず、筐体の形状を小さくしてコンパクトな電力変換装置とすることができる。
さらに、本発明は、従来装置のように冷却ファンが天井等に近い位置に配置されず高温排気の影響を受けないので、冷却ファンの耐久性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る無停電電源装置を前面側及び背面側から示した斜視図、図2は無停電電源装置の前面カバーを外し、前面扉を開けて筐体内部を示した図、図3は無停電電源装置内の結線図、図4は筐体に複数のユニットが多段に配置されている状態を示す側面から見た模式図、図5は第1リアクトルユニットを示す斜視図、図6は第1リアクトルユニットの平面図、図7は第1リアクトルユニット及び第1電力変換ユニットの間の前面側に遮風板を配置した状態を示す図、図8は第1電力変換ユニットを示す斜視図、図9は第1変換ユニットを正面から示した図、図10は遮風板の具体的な構造を示す図である。
(無停電電源装置の構成)
図1(a)、(b)に示すように、本発明に係る無停電電源装置は、筐体20の前面開ロ部を前面カバー21及び開閉扉22が覆い、筐体20の側面開ロ部を側面カバー23が覆い、筐体20の背面開口部を背面カバー24が覆い、筐体20の上部開ロ部を天面カバー25が覆っている。
前面カバー21及び開閉扉22の最下部から上部側の領域には、空気を筐体20内部に吸い込む吸気スリット26が形成されている。背面カバー24にも、筐体20内部の空気を外部に排出する排気スリット27が形成されている。また、天面カバー25にも、筐体20内部の空気を外部に排出する排気スリット28が形成されているとともに、主回路線及び信号線等の外線引込スペースが形成されている。
図2に示すように、筐体20には、内部を左右の空間に仕切る隔壁29が配置されており、左右の空間に2組の無停電電源部UPS1,UPS2が収納されている。2組の無停電電源部UPS1,UPS2は、同一構造のユニットで筐体20内に収納されているので、一方の無停電電源部UPS1のみの説明を行なう。なお、図示しないが、2組の無停電電源部UPS1,UPS2は、商用電源と接続する入力端子及び負荷と接続する出力端子が並列に接続されている。また、本実施形態では、一例として2組の無停電電源部UPS1,UPS2を並列に接続する場合を示しているが、2組以上の無停電電源部をN組並列接続することも可能である。
無停電電源部UPS1は、ターミナルユニット30、MC(マグネットコンタクタ)ユニット31、第1リアクトルユニット32、第1電力変換ユニット33、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35からなる複数のユニットが筐体20内の上下方向に多段に配置されている。
第1リアクトルユニット32は、図3に示すように、3相分の交流リアクトル32a,及び直流リアクトル32b,32cを備えた装置であり、商用電源から入力した交流電流の高周波成分を抑制する装置である。
第1電力変換ユニット33は、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子、パワー半導体素子冷却体、電解コンデンサ等を備えた装置であり、商用電源から第1リアクトルユニット32を介して入力した商用電力を交流から直流に変換するコンバータ装置である。
第2電力変換ユニット35も、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子、パワー半導体素子冷却体、電解コンデンサ等を備えた装置であり、第1電力変換ユニット33から入力した直流の電力、或いは本装置に並設された蓄電池36(図3参照)から入力した直流の電力を交流に変換するインバータ装置である。
第2リアクトルユニット34は、図3に示すように、複数の3相分の交流リアクトル34a,N相分の交流リアクトル34b,34cを備えた装置であり、第2電力変換ユニット35から出力された交流電流の高周波成分を抑制する装置である。
MCユニット31は、図3に示すように、複数の電磁接触器38a〜38d、複数のリアクトル41a〜41c、主制御部、保護用ヒューズ、制御信号用インターフェース回路等を備えた装置であり、電磁接触器38a〜38dのON・OFF制御により、負荷に安定した交流電力を供給する装置である。
また、ターミナルユニット30は、交流入力A相、B相、C相、直送入力Ac相、Bc相及びCc相、中性相Nの商用電源側端子と、蓄電池36接続用の+相端子及び−相端子と、交流出力a相端子、b相端子、c相端子と、中性相N端子を備えている。
図4に示すように、筐体20の側面カバー23及び隔壁29には、前面カバー21側(或いは開閉扉22側)及び背面カバー24側に延在する支持案内レール37a〜37fが設けられている。上部に配置した支持案内レール37a,37bは、ターミナルユニット30及びMCユニット31を下側から支持している。また、上下方向の中央部及び下部に配置されている支持案内レール37c〜37fは、第1リアクトルユニット32、第1電力変換ユニット33、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35を下側から支持している。そして、各ユニットと筐体20の枠体(不図示)とを固定するビス等の固定手段(不図示)を取り外すことで、ターミナルユニット30、MCユニット31、第1リアクトルユニット32、第1電力変換ユニット33、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35は、支持案内レール37a〜37f上を摺動して前面側に引き出し可能とされている。
また、図4に示すように、第1リアクトルユニット32、第1電力変換ユニット33、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35の前面側にはファンユニット43〜46が配置されている。これらファンユニット43〜46は、前面カバー21、開閉扉22の吸気スリット26から冷風を取り込んで各ユニット内に通過させるようになっている。そして、各ユニット内を通過した空気は、背面カバー24の排気スリット27から外部に排出されるようになっている。
(第1リアクトルユニットの構造)
図5に示すように、第1リアクトルユニット32は、トレイ形状のケース32dの前面側にファンユニット43が装着され、ケース32d上に、交流リアクトル32a1,32a2,32a3,及び直流リアクトル32b、32cが設置されている。ここで、交流リアクトル32a1,32a2,32a3は、図3で示した交流入力用リアクトル32aを具体的に示し、三相四線式商用電源の三相(A,B,C)の入力端子にそれぞれ接続するものである。
図6に示すように、ケース32dのファンユニット43に近接する位置には、上下方向に貫通する複数の配線通過穴66〜69が形成されている。これら配線通過穴66〜69に、交流リアクトル32a1,32a2,32a3,及び直流リアクトル32bの出力側のリアクトル配線70〜73を上部から通過させることで、各リアクトル配線70〜73の出力端子74がケース32dの下方に突出している。
(第1電力変換ユニットの構造)
図8に示すように、第1電力変換ユニット33は、上部が開口した箱形状のケース33dの前面側にファンユニット44が装着され、ケース33d内には、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子部33a、パワー半導体素子部33aを制御するゲートドライブユニット33bが配置されているとともに、パワー半導体素子部33aを冷却する冷却体(不図示)、電解コンデンサ(不図示)等も備えている。
また、図8及び図9に示すように、第1電力変換ユニット33の上部のファンユニット44に近接する位置には電力変換側銅バー56〜59が上方に突出して設けられている。ここで、ファンユニット44を構成する前面パネル44aの上部には、後述する遮風板80を固定するためのネジ穴44bが形成されている。
電力変換側銅バー56〜59は、図7に示すように、パワー半導体素子部33aと電気的に接続されて碍子60上に配置されている固定部61と、この固定部61に対して直角に折曲された入力端子62とを備えており、入力端子62には端子固定用ねじ55が挿通するねじ穴62a(図9参照)が形成されている。
(第1リアクトルユニット及び第1電力変換ユニットの電気的接続構造)
そして、筐体20内に収納された第1リアクトルユニット32及び第1電力変換ユニット33を電気的に接続するには、図7に示すように、第1リアクトルユニット32のケース32dから下方に突出しているリアクトル配線70〜73の出力端子74を、第1電力変換ユニット33の電力変換側銅バー56〜59の入力端子62に対応させる。そして、リアクトル配線72の出力端子74のねじ穴と電力変換側銅バー58の入力端子62のねじ穴62aとを対応し、図示しないが他のリアクトル配線70、71、73の出力端子74のねじ穴と電力変換側銅バー56、57、59の入力端子62のねじ穴62aもそれぞれ対応させる。そして、それらのねじ穴に挿入した端子固定用ねじ(不図示)をナット(不図示)に螺合することにより、交流リアクトル32a1,32a2,32a3,及び直流リアクトル32bのリアクトル配線70〜73及び電力変換側銅バー56〜59の入力端子62が電気的に接続される。
(冷風漏れ防止構造)
ここで、図4及び図7に示すように、第1リアクトルユニット32のユニット前面は、第1電力変換ユニット33のユニット前面に対して背面側に位置しており、第1リアクトルユニット32及び第1電力変換ユニット33は奥行き方向が異なった状態で筐体20内に収納されている。
そして、これら第1リアクトルユニット32及び第1電力変換ユニット33の前面側に存在するユニット段差部を覆いながら、第1リアクトルユニット32及び第1電力変換ユニット33のユニット前面に固定された状態で遮風板80が配置されている(図2も参照)。
すなわち、遮風板80は、図10に示すように、ユニット段差部を覆う遮風部80aと、遮風部80aの前方から折れ曲がって第1電力変換ユニット33の前面に当接する第1固定部80bと、遮風板80aの後方から折れ曲がって第1リアクトルユニット32の前面に当接する第2固定部80cとで構成されている。なお、遮風部80aには、配線貫通用切欠き部80dが形成されている。
第1固定部80bにはネジ貫通穴80b1が形成されており、このねじ貫通穴80b1は、前述した第1電力変換ユニット33の前面パネル44aの上部に形成したネジ穴44bに対応する。そして、ネジ貫通穴80b1を通過させたネジ(不図示)をネジ穴44bに螺合することで第1固定部80bが第1電力変換ユニット33の前面パネル44aに固定される。また、第2固定部80cにも、ネジ貫通穴80c1が形成されており、このネジ貫通穴80c1を、第1リアクトルユニット32の前面パネル43a(図5参照)に形成したネジ穴(不図示)に対応し、ネジ貫通穴80c1を通過させたネジ(不図示)を前面パネル43aのネジ穴に螺合することで第2固定部80cが第1リアクトルユニット32の前面パネル43aに固定される。
また、図4に示すように、第2リアクトルユニット34のユニット前面も、第2電力変換ユニット35のユニット前面に対して背面側に位置しており、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35は奥行き方向が異なった状態で筐体20内に収納されている。
そして、これら第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35の前面側に存在するユニット段差部を覆いながら、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35の前面側に着脱に固定された状態で遮風板80が配置されている(図2も参照)。
(本実施形態の作用効果)
次に、本実施形態の作用効果について述べる。
ファンユニット43〜46は、前面カバー21、開閉扉22の吸気スリット26から冷風を取り込んで各ユニットの背面側に流していく。そして、各ユニットの背面側を通過した空気は、背面カバー24の排気スリット27から外部に排出されるようになっている。
ファンユニット43により取り込まれた冷風は、第1リアクトルユニット32内の交流リアクトル32a1,32a2,32a3,直流リアクトル32b、32cを冷却した後、背面カバー24の排気スリット27から外部に排出される。
ファンユニット44により取り込まれた冷風は、第1電力変換ユニット33内のパワー半導体素子部33aを冷却する冷却体、電解コンデンサを冷却した後、背面カバー24の排気スリット27から外部に排出される。
また、ファンユニット45により取り込まれた冷風は、第2リアクトルユニット34内の交流入力用リアクトルを冷却した後、背面カバー24の排気スリット27から外部に排出され、ファンユニット46により取り込まれた冷風は、第2電力変換ユニット35内のパワー半導体素子を冷却する冷却体、電解コンデンサを冷却した後、背面カバー24の排気スリット27から外部に排出される。
ここで、第1リアクトルユニット32は、他のユニットと接続する配線数が多いので、ケース32d内を流れる冷風がユニット外部に漏れるのを完全に遮ることができない。特に、ファンユニット43を配置している前面側がユニット外部と連通していると、ファンユニット43が取り込んだ冷風が、前面側からユニット外部に流れ出てしまい、交流リアクトル32a1,32a2,32a3,直流リアクトル32b、32cに接触する冷風量が低下して冷却効率が低下するおそれがある。
しかし、本実施形態は、第1リアクトルユニット32及び第1電力変換ユニット33の前面に存在するユニット段差部を覆いながら、第1リアクトルユニット32の前面パネル43a及び第1電力変換ユニット33の前面パネル44aに固定された遮風板80が配置され、第1リアクトルユニット32の前面側の冷風漏れ防止が行なわれている。このため、ファンユニット43が取り込んだ冷風は、前面側からユニット外部に流れ出ず、交流リアクトル32a1,32a2,32a3,直流リアクトル32b、32cを冷却する十分な量の冷風が流れていく。したがって、第1リアクトルユニット32の冷却効果を十分に高めることができる。
また、第1電力変換ユニット33も、遮風板80を配置したことで前面側の冷風漏れ防止が行なわれる。このため、ファンユニット44が取り込んだ冷風は、前面側からユニット外部に流れ出ず、パワー半導体素子部33aを冷却する冷却体、電解コンデンサを冷却する十分な量の冷風が流れていき、電力変換ユニット33の冷却効果を十分に高めることができる。
そして、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35の間にも、それらの前面に存在するユニット段差部を覆いながら、第2リアクトルユニット34の前面パネル及び第2電力変換ユニット35の前面パネルに固定されて遮風板80が配置されているので、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35の冷却効果を十分に高めることができる。
また、遮風板80は、第1リアクトルユニット32及び第1電力変換ユニット33の間に着脱自在に取付られ、第2リアクトルユニット34及び第2電力変換ユニット35の間にも着脱自在に取付られているので、それらユニットの保守・点検作業等も容易に行なうことができる。
また、本実施形態の装置は、ファンユニット43〜46が、前面カバー21、開閉扉22の吸気スリット26から冷風を取り込み、背面側に流して背面カバー24の排気スリット27から外部に排出するようにしており、従来装置のように筐体20の背面側に上下方向に延在する通風路を設けていないので、筐体20の形状を小さくして小型でコンパクトな無停電電源装置を提供することができる。
さらに、本実施形態の装置は、従来装置のようにファンユニットが天井等に近い位置に配置されず高温排気の影響を受けないので、ファンユニットの耐久性を向上させることができる。
無停電電源装置を前面側及び背面側から示した斜視図である。 無停電電源装置の前面カバーを外し、前面扉を開けて筐体内部を示した図である。 無停電電源装置内の結線図である。 筐体に複数のユニットが多段に配置されている状態を示す図である。 本発明に係る第1リアクトルユニットを示す斜視図である。 第1リアクトルユニットの平面視である。 本発明に係る第1リアクトルユニット及び第2電力変換ユニットの接続状態を示す図である。 本発明に係る第1電力変換ユニットを示す斜視図である。 第1変換ユニットを正面から示した図である。 本発明に係る遮風板の構造を示す図である。
符号の説明
20…筐体、21…前面カバー(前面板)、22…開閉扉(前面板)、23…側面カバー(背面板)、24…背面カバー、25…天面カバー、26…吸気スリット(前面側通気口)、27…排気スリット(背面側通気口)、28…排気スリット、29…隔壁、30…ターミナルユニット、31…MCユニット、32…第1リアクトルユニット(第1ユニット)、32a…交流リアクトル、32b,32c…直流リアクトル、32a1,32a2,32a3…交流リアクトル、32d…ケース、33…第1電力変換ユニット(第2ユニット)、33a…パワー半導体素子部、33b…ゲートドライブユニット、33d…ケース、34…第2リアクトルユニット(第1ユニット)、34a,34b,34c…交流リアクトル、35…第2電力変換ユニット(第2ユニット)、36…蓄電池、37a〜37f…支持案内レール、38a〜38d…電磁接触器、41a〜41c…リアクトル、43〜46…ファンユニット(冷却ファン)、43a…前面パネル、44a…前面パネル、44b…ネジ穴、56〜59…電力変換側銅バー、66〜69…配線通過穴、60…碍子、61…固定部、62…入力端子、62a…ねじ穴、70〜73…リアクトル配線、74…出力端子、80…遮風板(冷風漏れ防止部)、80a…遮風部、80b…第1固定部、80b1…ネジ貫通穴、80c1…ネジ貫通穴、80c…第2固定部、80d…配線貫通用切欠き部、UPS1,UPS2…無停電電源部

Claims (3)

  1. 筐体内に、電力変換を行う複数のユニットが多段に収納された電力変換装置において、
    前記筐体の前面開口部を覆う前面板に形成された前面側通気口と、
    前記筐体の背面開口部を覆う背面板に形成された背面側通気口と、
    自己発熱が高い制御部品を搭載した所定のユニット内の前面側に配置され、前記前面側通気口から吸い込んだ冷風を背面側に流して前記背面側通気口から排出させる冷却ファンとを備え、
    上下に隣接して収納され、前記冷却ファンをそれぞれ配置した第1ユニット及び第2ユニットに、前記冷却ファンで発生した冷風が前記第1ユニット及び前記第2ユニットの外部へ流れるのを防止する冷風漏れ防止部を設けたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記第1ユニット及び前記第2ユニットは、奥行き方向に異なる位置で前記筐体内に収納されており、前記冷風漏れ防止部は、前記第1ユニット及び前記第2ユニットのユニット前面の間に存在するユニット段差部を覆いながら前記第1ユニット及び前記第2ユニットに跨がって設けられていることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記冷風漏れ防止部は、前記第1ユニット及び前記第2ユニットに着脱自在に取付けられた遮風板であることを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。
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