JP3847586B2 - 閉鎖配電盤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、閉鎖配電盤に収納する遮断器等の引出形電気機器用クレードルを有する閉鎖配電盤の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は例えば実公昭50−40823号公報に示された従来の引出形遮断器用クレードルを示す側断面図である。図に示す状態では、引出形遮断器1がクレードル15内の運転位置に挿入されている。図において、引出形遮断器1は、遮断部であるVST(真空スイッチ管)2、上部端子3、下部端子4、上部端子3及び下部端子4にそれぞれ設けた可動接触子5、並びにシャッター駆動用蹴り板7を備えている。一方、クレードル15側には可動接触子5と嵌合する固定側主回路端子6、固定側主回路端子6を絶縁支持するブッシング8、遮断器1の駆動用蹴り板7と連動してブッシング8の開口部を開閉するシャッター9、ブッシング8やシャッター9を取り付けると共に遮断器1を所定の位置に固定するクレードルのフレーム10、及び固定側主回路端子6の電源側及び負荷側のコンパートメント同士を区画する隔壁となる仕切り板11が設けられている。
なお、クレードル15は、引出形遮断器1と取り合う固定側主回路端子6及びシャッター9の他、インターロックプレート、位置スイッチ等(図示せず)を閉鎖配電盤外で組立て、取り合い部を確認・調整したのち閉鎖配電盤に組み込むため、閉鎖配電盤とは別に独立して製造されるものである。
【0003】
図11は従来の引出形遮断器用クレードルを2台収納した2段積み閉鎖配電盤の側断面図である。図12は図11の断面XII−XIIである。図11において、遮断器等の複数の機能回路が接続される母線16は図の紙面に垂直な方向に盤間を貫いて設けられている。クレードル15の各一方の固定側主回路端子6と母線16とは電源側分岐導体17によって接続されている。各他方の固定側主回路端子6には負荷側分岐導体18が接続され、さらに負荷側分岐導体18の端部には、閉鎖配電盤外の機器へ電気を供給するケーブル31が接続されている。負荷側分岐導体18は計器用変流器19を貫通し、碍子20によって絶縁支持されている。
【0004】
次に、この閉鎖配電盤の筐体構造について説明する。閉鎖配電盤の外被は閉鎖箱21及び正面扉22により構成される。閉鎖配電盤の内部には、内部空間を区画する部材が種々設けられている。棚板23は上段のクレードル15の取付板となると共に上段の遮断器コンパートメント32と下段の遮断器コンパートメント33とを区画する隔壁となる。下段のクレードル15はフレーム24に取り付けられている。母線コンパートメント34とケーブルコンパートメント35との間にはカバー25が隔壁として設けられている。下段の遮断器コンパートメント33と母線コンパートメント34との間には隔壁としてカバー26が設けられている。上段の遮断器コンパートメント32とケーブルコンパートメント35との間には隔壁としてカバー27が設けられている。遮断器コンパートメント32及び33は保護板28によってそれぞれ制御室36及び37と区画されている。正面扉22側から見たクレードル15の奥の左右両側にはカバー29(図11及び図12)が隔壁として設けられ、遮断器コンパートメント32及び33とケーブルコンパートメント35又は母線コンパートメント34とを区画している。図12において、遮断器1の左右両側にはカバー30が設けられている。棚板23には換気口23aが設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の構成においては、保守点検を安全に行なうため各主回路機器や母線等の回路別に、閉鎖配電盤内部空間を仕切る部材が多数設けられている。すなわち、棚板23、フレーム24、カバー25〜27、保護板28及びカバー29などである。これらの部材は、閉鎖配電盤の構造物として、接地金属板又は絶縁板で製作されている。このため閉鎖配電盤の構造は、これらの部材を溶接又はネジ止めによって閉鎖箱21に固定するためのフレームをさらに随所に設けねばならず、閉鎖配電盤の筐体構造は複雑なものとなっていた。
また、従来の構成において、例えば図11に示すような2段積みの場合、下段の遮断器1から発生する熱により熱せられた空気は、例えばカバー26及び29に設けた換気口(図示せず)により母線コンパートメント34を経由して上段の遮断器コンパートメント32に排出するか、又は、棚板23に設けた換気口23aにより直接上段の遮断器コンパートメント32に排気することで排出していた。そして、下段の遮断器コンパートメント33又は母線コンパートメント34から吸気した上段の遮断器コンパートメント32は、熱せられた空気を閉鎖箱21の天井から排気するか又は後部のケーブルコンパートメント35に排気していた。
ところが、母線コンパートメント34を経由して吸排気した場合、遮断器コンパートメント32及び33と母線コンパートメント34との間に換気口が存在することになるので、遮断器コンパートメント32又は33の保守点検中、充電中の母線コンパートメント34に誤って何かを侵入させないような安全上の配慮が必要となる。
一方、遮断器コンパートメント32及び33間に換気口23aを設けた場合(図12)、換気口23aの位置が遮断器1の左右にあることから、他相に挟まれて最も温度上昇しやすい中央相(第2相)を適切に冷却することが困難となるなどの問題点がある。中央相の発熱の大きさを考慮した本来最も有効な換気方法は、上段遮断器1の床面中央部に換気口を設けることである。しかし、その場合は、一方の遮断器1が運転中に他方の遮断器1を運転停止して点検する場合、やはり充電部に対する安全上の配慮が必要となる。特に上段を点検する場合には、換気口からビス等の金属物を下段に落下させぬよう格別の配慮が必要であった。
【0006】
この発明は、内部区画のための筐体構造が簡単な閉鎖配電盤を提供することを目的とする。
また、遮断器等の引出形電気機器から発生する熱を効率良く排出することのできる閉鎖配電盤を提供することを目的とする。
また、保守点検を安全に実施することのできる閉鎖配電盤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる閉鎖配電盤は、一面が開口した箱体で構成され開口部側から引出形電気機器を出し入れ可能に収納した引出形電気機器用クレードルが、開口部を正面に向け上下方向に間隔を空けて筐体内に複数個段積み配置され、引出形電気機器に接続する母線を収納した母線コンパートメント及びケーブルを収納したケーブルコンパートメントを備えた閉鎖配電盤において、引出形電気機器用クレードルの壁面を母線コンパートメントあるいはケーブルコンパートメントを形成する壁体の一部として利用すると共に、各引出形電気機器用クレードルの、背面を除く少なくとも1つの壁面に換気口を設け、引出形電気機器用クレードル同士が対向する壁面には、いずれか一方にのみ換気口を配置したものである。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施例を図1から図9を参照して説明する。
《実施例1》
図1及び図2はそれぞれ本発明の実施例1の引出形遮断器用クレードル43の断面図及び斜視図である。図において、クレードル43のフレーム42には主回路端子6を絶縁支持するブッシング8が上下2段に取り付けられている。ブッシング8の正面側にはシャッター9が上下2段にそれぞれ設けられている。図示の状態ではシャッター9が降りていて、それにより主回路端子6の先端部6aが露出しないように覆われている。シャッター9はシャッター取付板46に取り付けられていて、このシャッター取付板46はピン47と係合して上下方向にスライド動作する。シャッター取付板46は一端がフレーム42に軸支されたシャッターアーム40の他端にリンクされている。遮断器(図示せず)がクレードル43に挿入されると、遮断器のシャッター駆動用蹴り板(従来技術における図10の7に相当する)によって駆動ローラ48が持ち上げられ、それによってシャッターアーム40は反時計方向に回動し、シャッター取付板46が上昇する。こうして、遮断器が所定の位置に挿入されることにより自動的にシャッター9が上がって主回路端子6aが露出するようになっている。遮断器の車輪のガイドレール41はフレーム42の底面に一対設けられ、各一端が正面側に突出している。
図2に示すように、クレードル43は一部突出部を有する立方体の箱形の外観形状を有しており、フレーム42は遮断器の出し入れを行なう正面を除く5面、すなわち上面42a、底面42b、左側面42c、右側面42d及び背面42eを規定の保護等級により閉鎖している。底面42bは正面側に突出していてその上にガイドレール41及びロック板49が取付けられている。ロック板49は遮断器の位置決めを行なうためのものである。上述の、図1及び図2に示した各部はブッシング8及びシャッター9を除き、鉄やステンレスなどの金属でできており、接地電位に保たれる。なお、シャッター9はアルミニウムなどの金属製の場合もある。
【0016】
図3は、図1及び図2に示したクレードル43を2台収納した2段積み閉鎖配電盤の側断面図である。図4は図3のIV−IVから見た平面図である。図において、母線16は図の紙面に垂直な方向に盤間を貫いて設けられている。母線16と主回路端子6の各一方とは電源側分岐導体17によって接続されている。主回路端子6の各他方には負荷側分岐導体18が接続され、さらに負荷側分岐導体18の端部にはケーブル31が接続されている。負荷側分岐導体18は碍子20によって絶縁支持され、計器用変流器19を貫通している。
次に、この閉鎖配電盤の筐体構造について説明する。閉鎖配電盤の筐体の外被は金属製の閉鎖箱21及び金属製の正面扉22により構成される。各クレードル43は閉鎖箱21に固定された金属製のフレーム24に取付けられている。閉鎖配電盤の内部空間は以下のように区画されている。
上段のクレードル43と閉鎖箱21の天井面21aとの間、下段のクレードル43と閉鎖箱21の底板21bとの間、及び上下のクレードル43の間にはそれぞれ保護板28が盤幅方向いっぱいに設けられている。遮断器1を収納する遮断器コンパートメント32及び33はそれぞれクレードル43自身によって区画されている。母線コンパートメント34はカバー25、仕切りカバー44、各クレードル43の背面42e及び左右のフレーム29(図4)によって他の部分から区画・閉鎖されている。ケーブルコンパートメント35は閉鎖箱21、上部の保護板28、下部の保護板28、各クレードル43、カバー25及び各クレードル43の前面側の左右側面を塞いでいる計4枚のカバー30(図4)によって区画・閉鎖されている。上記のカバー25、保護板28、フレーム29、カバー30及び仕切りカバー44は、主として金属板である。
なお、クレードル43背面の左右両側は、図4に示すように閉鎖箱21に溶接されたフレーム29によって母線コンパートメント34の一部を構成した場合を示したが、このように構成できるのは主としてクレードル43の幅と閉鎖箱21の幅との差が比較的小さい場合である。クレードル43の幅に対して閉鎖箱の幅がかなり大きい場合において、フレーム29の幅を大きくすると、このフレーム29は溶接部材であって取り外しが効かないことから組立作業上不都合な場合がある。しかしフレーム29の幅が小さいとクレードル43との間に隙間が空いて規定の保護等級を満足しない。従ってそのような場合は、フレーム29とは別に母線コンパートメント34の範囲内(上下左右方向)で金属製の仕切りカバー(カバー30に類似したもの)を設ける。
【0017】
上記のように構成された引出形遮断器用クレードル43はクレードル単体で遮断器コンパートメントを構成しているため、閉鎖配電盤の高圧側の内部筐体構造としては母線コンパートメント34を構成するためのカバー25等を設けるだけの構造でよく、従来の盤構造に比べて仕切りカバー類が大幅に削減できる。しかもこの削減にともなって取付座等の部材も削減されるため、閉鎖箱21の構造も単純化でき、閉鎖配電盤の組立時間が短縮できる。また、閉鎖配電盤の構成は一般に、収納機器は変化しても母線位置や母線構造は同一の場合が多い。このため、実質的に母線コンパートメント回りの構造にのみ配慮すれば良い本実施例の構成によれば閉鎖箱は種類が少なくて済み、標準化できる。
【0018】
次に、引出形遮断器用クレードルの換気口について説明する。
図5は、換気口が見えるように、一部破断で示した引出形遮断器用クレードル43の斜視図である。
一般に隔壁により各コンパートメントに区画した閉鎖配電盤においては、一方の遮断器を運転中に他方の遮断器コンパートメントを安全に保守点検が実施できる構造とする必要がある。このためには仕切カバーの閉鎖度を向上するのが良いが、通電時に発生する熱を効率的に排出するためには仕切カバーに換気口を設ける場合があり、この換気口の設置箇所は閉鎖配電盤の設計上重要なポイントの一つである。
図5に示すクレードル43では、換気口45から自然吸気が行われ、主としてフレーム42の前面から排気される。このような換気口45を有するクレードル43を用いた2段積み閉鎖配電盤は、外観上は図3に示すような構成となる。この場合、下段のクレードル43の下は閉鎖箱21の底面21bであり、上段のクレードル43の下は下段のクレードル43の閉鎖された上面であるので、換気口45同士が対向することはない。従って、一方の遮断器が運転中に他方のクレードル内を点検する場合にも、換気口45同士の連通による充電部への接触や異物の落下等の危険は回避できる。
こうして、複数段クレードルを設置しても換気口を対向させる危険性を排除しつつ、他相の影響を受け高温になる中央相にも効率的な冷却が可能となる。
【0019】
同様の考え方により、換気口45を設ける位置を他の面にしても良い。例えば、排気優先の設計ならば、上面42aに換気口45を設ければ良い。上面42aに設ける場合は、底面の場合と同様に、対向するクレードル同士について統一して上面42aに設けること等により換気口45同士の対向配置を回避する必要がある。
【0020】
《実施例2》
図6はこの発明の実施例2である引出形遮断器用クレードルの斜視図である。実施例1と同一若しくは相当部分には同一符号を付して説明を省略する。実施例1との違いは、クレードル43の側面42dにも換気口(排気口)46を設けたことである。このように吸気及び排気をそれぞれ担う換気口45及び46を設けることにより、主たる発熱部となる遮断器ジャンクション部や、他相の影響を受けて高温になる中央相に対しても効率的な冷却が可能となる。また、主母線室に連通する開口部がなく、保守点検が安全に実施できる。
【0021】
《実施例3》
図7はこの発明の実施例3である引出形遮断器用クレードルの斜視図である。実施例1、2と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。この実施例では、クレードル43の側面下部に換気口(吸気口)45を設け、上面42aに換気口(排気口)46を設けたものである。この場合も実施例2と同様な効果が得られる。
【0022】
《実施例4》
図8はこの発明の実施例4である引出形遮断器用クレードルの斜視図である。実施例1〜3と同一又は相当部分には同一符号を付して説明を省略する。上段クレードル43の下のフレーム24と下段クレードル43の間は実際にはもう少し離れているが、図示の都合上接近して描かれている。この実施例は、下段クレードル43の換気口(排気口)46に金属製の排気ダクト47を取り付けたものであり、この排気ダクト47の開口端47aは上段クレードル43の吸気口45よりも高い位置となっている。このため、下段の遮断器からの排気熱が上段クレードル43内に吸気されることを防止できる。一般に、下段よりも上段の方が盤内における温度が高いので、通電容量の面で上段の方が不利であるが、このような換気構造を設けることにより、上段遮断器も下段遮断器とほぼ同様の通電容量が達成できる。
なお、本実施例では排気ダクト47を下段のクレードル43の側面上部から設けた例を示したが、実施例3で説明した図7のように、下段のクレードル43の上面(天井板)に換気口(排気口)が設けられている場合には、その換気口に接続され、そこから一旦側面に向けたあと上に延びるL字形の排気ダクトを設けることもできる。この場合も上記実施例4と同様の効果がある。
【0023】
《実施例5》
図9はこの発明の実施例5である閉鎖配電盤の閉鎖箱21内に設けられたクレードル部を正面から見た略図である。なお、図面は簡略化して本実施例の説明に必要な部分のみを示している。図において、クレードルの構造は図6に示す実施例2と同様に底面に換気口(吸気口)45を、側面に換気口(排気口)46をそれぞれ設けたものである。下段クレードル43の両側はカバー48により水平方向に閉鎖されている。垂直方向に設けられたカバー49は下段クレードル43と上段クレードル43との間の空間の幅方向の両端面を仕切っている。下段のクレードル43からの排気Aはカバー49に沿って上昇し、閉鎖箱21の天井の開口部21bから排気される。このカバー49は、下段の遮断器の排気熱が上段クレードル43に吸気されることを防止している。なお、本図には図示していないが下段クレードル43と上段クレードル43の間の前面保護板28(図3の中央部参照)に上段クレードル43用換気口(吸気口)を設けている。このため、下段の遮断器1からの排気熱が上段のクレードル43内に吸収されることはなく、従って、上記実施例4と同様の効果がある。
【0024】
【0025】
ところで上記各実施例では、引出形遮断器用クレードルの構成について述べたが、このような構成は、引出形の避雷器を搭載した台車用クレードルや引出形計器用変圧器を搭載した台車のクレードルなど、各機器で独立したコンパートメントを構成するクレードルであれば何にでも応用できることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】
この発明は上記のように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0027】
閉鎖配電盤は、引出形電気機器用コンパートメントがその引出形電気機器用クレードル自体によって構成されるので構造が簡単になり、また、複数段積み収納された引出形電気機器用クレードルにより、それらの上面、底面、左側面、右側面及び背面の各面が実質的に閉鎖されているので、これらの壁面を、母線コンパートメントあるいはケーブルコンパートメントの壁体の一部に利用することにより、各コンパートメントが容易に構成できるため内部区画のための筐体構造が簡単になる。
更に、複数の引出形電気機器用クレードルの互いに対向する面においては、いずれか一方にのみ換気口を設けたことにより、閉鎖性を損うことなく、従って安全性を損うことなく冷却作用の優れた閉鎖配電盤を提供できる。
【0028】
【0029】
【0030】
また、開口端が上段クレードルの吸気口より高い位置に達するように設けた下段の排気ダクトにより、下段からの排熱が上段に与えられることを防止した閉鎖配電盤を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1であるクレードルの側断面図。
【図2】 実施例1によるクレードルの斜視図。
【図3】 この発明の実施例1であるクレードルを収納した閉鎖配電盤の側断面図。
【図4】 図3のIV−IVから見た断面図。
【図5】 この発明の実施例1であるクレードルの斜視図。
【図6】 この発明の実施例2であるクレードルの斜視図。
【図7】 この発明の実施例3であるクレードルの斜視図。
【図8】 この発明の実施例4であるクレードルの斜視図。
【図9】 この発明の実施例5である閉鎖配電盤の断面図。
【図10】 従来のクレードルを示す側断面図。
【図11】 従来のクレードルを収納した閉鎖配電盤の側断面図。
【図12】 従来のクレードルを収納した図11の閉鎖配電盤のXII−XII断面図。
【符号の説明】
32 遮断器コンパートメント
33 遮断器コンパートメント
34 母線コンパートメント
35 ケーブルコンパートメント
42a 上面
42b 底面
42c 左側面
42d 右側面
42e 背面
43 クレードル
45 換気口
46 換気口
47 排気ダクト。
Claims (1)
- 一面が開口した箱体で構成され開口部側から引出形電気機器を出し入れ可能に収納した引出形電気機器用クレードルが、上記開口部を正面に向け上下方向に間隔を空けて筐体内に複数個段積み配置され、上記引出形電気機器に接続する母線を収納した母線コンパートメント及びケーブルを収納したケーブルコンパートメントを備えた閉鎖配電盤において、
上記引出形電気機器用クレードルの壁面を上記母線コンパートメントあるいは上記ケーブルコンパートメントを形成する壁体の一部として利用すると共に、上記各引出形電気機器用クレードルの、背面を除く少なくとも1つの壁面に換気口を設け、上記引出形電気機器用クレードル同士が対向する壁面には、いずれか一方にのみ上記換気口を配置したことを特徴とする閉鎖配電盤。
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