JP2000333314A - 閉鎖配電盤の閉鎖箱及びそれを用いた閉鎖配電盤の組立方法 - Google Patents

閉鎖配電盤の閉鎖箱及びそれを用いた閉鎖配電盤の組立方法

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JP2000333314A
JP2000333314A JP11136302A JP13630299A JP2000333314A JP 2000333314 A JP2000333314 A JP 2000333314A JP 11136302 A JP11136302 A JP 11136302A JP 13630299 A JP13630299 A JP 13630299A JP 2000333314 A JP2000333314 A JP 2000333314A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉鎖箱の分割位置及び床部の構造を改良し
て、組立作業の安全性及び効率を向上することができる
と共に、構造の簡素化を図ることができる閉鎖配電盤の
閉鎖箱及びそれを用いた閉鎖配電盤の組立方法を提供す
る。 【解決手段】 閉鎖配電盤の閉鎖箱の枠体を奥行き方向
で分割する位置を、遮断器コンパートメント21の後部
とし、クレードル2を取り付けるための取付け基準部材
を制御コンパートメント20と遮断器コンパートメント
21との境界に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電気機器を
収納する閉鎖配電盤の閉鎖箱、及び、その閉鎖箱を用い
た閉鎖配電盤の組立方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の閉鎖配電盤の閉鎖箱の構造及びそ
の閉鎖箱を用いた閉鎖配電盤の組立方法について、例え
ば引出形遮断器用クレードルを上下2段に収納した閉鎖
配電盤を用いて説明する。図5は、従来の閉鎖配電盤の
側断面図であり、図6はその従来の閉鎖配電盤の閉鎖箱
の床部と複数の枠体とを示す斜視図である。なお、以下
の説明においては、図5の図面における左右方向,上下
方向及び垂直方向を夫々、閉鎖配電盤の奥行き方向,高
さ方向及び幅方向とする。
【0003】図5において、閉鎖配電盤の閉鎖箱11の
外被は、正面扉12,天板13,裏面板14及び床部1
5で構成される。この閉鎖箱11の外被は、何れの部分
も金属板で構成されており、閉鎖箱11の内部と外部と
を遮断している。
【0004】図5に示すA,B及びCは、閉鎖配電盤の
奥行き方向に分割された3個の枠体40,50及び60
の区分を夫々示している。これらの3個の枠体40,5
0及び60は、L字形,コ字形等の複数の構成部材を組
み合わせて夫々構成され、ボルト,リベット等により床
部15に対して垂直に夫々固定されている。また、正面
扉12,天板13及び裏面板14は、ボルト等により枠
体40,50及び60に取付けられている。
【0005】更に、額縁形の機器取付け基準部材51
が、床部15に対して垂直な方向となるように、枠体5
0の4個のL字形のフレームに固定されている。取付け
基準部材51には、複数の取付け穴(図示せず)が設け
られていて閉鎖配電盤内の収納機器及び内部構成部材を
ボルト等により固定できるようになっており、この取付
け基準部材51は、これらの収納機器及び内部構成部材
を閉鎖箱11に取付ける際の取付け基準面として機能す
る。
【0006】次に、閉鎖箱11の内部構成について説明
する。閉鎖箱11の内部は、仕切り板17,18及び1
9により、後述する収納機器の回路別に、制御コンパー
トメント20,上下2段の遮断器コンパートメント2
1,母線コンパートメント22及びケーブルコンパート
メント23に区画されている。なお、上下2段の遮断器
コンパートメント21は、上下段のクレードル2夫々単
体で構成されている。
【0007】各クレードル2には、引出形遮断器1が奥
行き方向に移動可能に収納されており、各クレードル2
は固定フレーム16により閉鎖箱11(仕切り板17)
に固定されている。引出形遮断器1がクレードル2内の
運転位置に配置された場合には、引出形遮断器1の可動
接触子(図示せず)が、ブッシングにより絶縁支持され
たクレードル2の主回路端子2aに嵌合する。
【0008】また、主母線3が、閉鎖配電盤の幅方向に
盤の空間を貫いて設けられている。一方の主回路端子2
aに連なるクレードル端子5と主母線3とは、電源側分
岐導体4にて接続されている。他方の主回路端子2aに
連なるクレードル端子5には、計器用変流器8を貫通す
る負荷側導体6が接続されており、負荷側導体6の端部
には外線ケーブル10の接続端子9が接続されている。
負荷側導体6は、支持用碍子7により絶縁支持されてい
る。
【0009】次に、従来の閉鎖箱11の床部15につい
て図7を参照して説明する。図7(a)は床部15の平
面図、図7(b)は床部15の断面図である。床部15
は、床強度を上げるために、床の四方をコの字形の断面
に加工し、内部に補強材25を取り付けた構成となって
いる。また、外線ケーブル10を貫通させるための開口
部26が設けられている。外線ケーブル10を設置した
後に開口部26に塞ぎ板27を取り付けるためのねじ,
床面に器具を固定するためのボルト等の先端が床面外部
に飛び出さないように床面に取り付けられるねじ座等を
不要とするために、床部15は床全体をかさあげした形
状となっている。
【0010】次に、上記閉鎖箱11を用いた閉鎖配電盤
の組立方法について説明する。なお、上述したように、
閉鎖箱11では、収納機器及び内部構成部材が取り付け
られる枠体が、3個の枠体40,50及び60に分割さ
れているので、各枠体40,50及び60への収納機器
及び内部構成部材の取付け作業を並行して行える。
【0011】図8(a),(b)は、取付け基準部材5
1にクレードル2を取り付けた状態を示す構造図であ
る。図8(a),(b)に示すように、閉鎖配電盤の据
え付け面と平行になるように取付け基準部材51を台車
等に固定し、クレードル2をクレーン等により吊り下げ
て取付け基準部材51の上面に乗せ、固定フレーム16
と取付け基準部材51とにボルト等によりクレードル2
を固定する。
【0012】そして、仕切り板17を取り付けた後、取
付け基準部材51の下側に収納すべき収納機器及び内部
構成部材を組み込ませるために枠体50を180°回転
させて、収納機器及び内部構成部材の組み込みを行う。
このように、クレードル2の取付け作業を完了した後に
のみ、主母線3,計器用変流器8等の収納機器及び内部
構成部材を母線コンパートメント22,ケーブルコンパ
ートメント23内に組み込むことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
閉鎖配電盤の組立方法では、クレードルを収納した後に
枠体を180°回転させる必要があり、作業の安全性が
悪く、作業効率も悪いとう問題がある。また、床部をか
さ上げしているため、構造が複雑であり、更に、コロ引
き時にコロが床部の内側に外れて危険であるという問題
もある。
【0014】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、閉鎖箱の枠体の分割位置及び取付け基準部材の
設置位置を改良することにより、組立作業の安全性及び
効率を向上することができる閉鎖配電盤の閉鎖箱及びそ
れを用いた閉鎖配電盤の組立方法を提供することを目的
とする。
【0015】本発明の他の目的は、閉鎖箱の床部の構造
を改良することにより、強度の向上及び構造の簡素化を
図ることができる閉鎖配電盤の閉鎖箱を提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る閉鎖配電
盤の閉鎖箱は、複数の枠体と、該枠体に実質的に垂直で
ある床面と、前記複数の枠体の中の一つの枠体に前記床
面に対して実質的に垂直に設けられており、収納機器及
び内部構成部材の取付け基準面となる取付け基準部材と
を備え、該取付け基準部材に対して一方向から前記収納
機器及び内部構成部材を取り付け得るように構成したこ
とを特徴とする。
【0017】第1発明にあっては、取付け基準部材に対
して一方向から収納機器及び内部構成部材を取り付けら
れるようになっており、組立て時に従来例のように枠体
を180°回転させる必要がない。
【0018】第2発明に係る閉鎖配電盤の閉鎖箱は、少
なくとも遮断器,母線及び外線ケーブルを含む収納機器
の回路別に内部空間が内部構成部材にて制御コンパート
メント,遮断器コンパートメント,母線コンパートメン
ト及びケーブルコンパートメントを含む複数のコンパー
トメントに区画されており、その相互の境界位置を前記
遮断器コンパートメントと前記母線コンパートメント及
び前記ケーブルコンパートメントとの間とした複数の枠
体と、該枠体に実質的に垂直である床面と、前記複数の
枠体の中の一つの枠体の前記制御コンパートメントと前
記遮断器コンパートメントとの間に、前記床面に対して
実質的に垂直に設けられており、前記収納機器及び内部
構成部材の取付け基準面となる取付け基準部材とを備え
たことを特徴とする。
【0019】第2発明にあっては、閉鎖配電盤の閉鎖箱
の床面に対して垂直に設ける取付け基準部材の設置位置
を、従来例のような遮断器コンパートメントの後部(遮
断器コンパートメントと母線コンパートメント及びケー
ブルコンパートメントとの間)から遮断器コンパートメ
ントの前部(制御コンパートメントと遮断器コンパート
メントとの間)に変更すると共に、閉鎖箱を構成する複
数の枠体の境界位置を遮断器コンパートメントと母線コ
ンパートメント及びケーブルコンパートメントとの間に
する。このようにすることにより、取付け基準部材を水
平にして組立作業を行う場合に、従来例のようにクレー
ドルを取付けた後に枠体を180°回転させる必要がな
い。
【0020】第3発明に係る閉鎖配電盤の閉鎖箱は、第
1または第2発明において、打ち出しによるリブを前記
床面に設けてあることを特徴とする。
【0021】第3発明にあっては、第1または第2発明
に加えて、床面に打ち出しによるリブを設けている。よ
って、簡素な構成により、床部の強度を上げることがで
きる。
【0022】第4発明に係る閉鎖配電盤の閉鎖箱は、第
3発明において、収納機器及び内部構成部材を固定する
ための穴を前記リブに形成してあることを特徴とする。
【0023】第4発明にあっては、第3発明に加えて、
リブに収納機器及び内部構成部材を固定するための穴を
設けている。よって、床部を簡素な構成にしても、収納
機器及び内部構成部材を固定するための固定部材の先端
が閉鎖配電盤外にはみ出さない。
【0024】第5発明に係る閉鎖配電盤の閉鎖箱は、第
1〜第4発明の何れかにおいて、床面に外線ケーブルを
通すための開口部が設けられており、前記開口部の周囲
に打ち出し加工を施してあることを特徴とする。
【0025】第5発明にあっては、第1〜第4発明の何
れかに加えて、床面の開口部の周囲に打ち出し加工を施
している。よって、床部を簡素な構成にしても、その開
口部を塞ぐための塞ぎ部材をの固定するための固定部材
の先端が閉鎖配電盤外にはみ出さない。
【0026】第6発明に係る閉鎖配電盤の組立方法は、
第1〜第5発明の何れかの閉鎖箱を用いて閉鎖配電盤を
組み立てることとし、前記取付け基準部材に対して一方
向から前記収納機器及び内部構成部材を取り付けること
を特徴とする。
【0027】第6発明にあっては、取付け基準部材を水
平にして組立作業を行う場合に、従来例のようにクレー
ドルを取付けた後に枠体を180°回転させる必要がな
く、また、クレードル取付け作業と母線コンパートメン
ト,ケーブルコンパートメント内への収納機器及び内部
構成部材の組込み作業とを並行して行える。よって、作
業の安全性及び効率が、従来例に比べて大幅に向上す
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。本発明の閉鎖配
電盤の閉鎖箱の構造及びその閉鎖箱を用いた閉鎖配電盤
の組立方法について、例えば引出形遮断器クレードルを
上下2段に収納した閉鎖配電盤を用いて説明する。
【0029】図1は、本発明の閉鎖配電盤の側断面図で
あり、図2はその本発明の閉鎖配電盤の閉鎖箱の複数の
枠体と床面とを示す斜視図である。なお、以下の説明に
おいては、図5の図面における左右方向,上下方向及び
垂直方向を夫々、閉鎖配電盤の奥行き方向,高さ方向及
び幅方向とする。
【0030】図1において、閉鎖配電盤の閉鎖箱11の
外被は、正面扉12,天板13,裏面板14及び床面2
4a,24bで構成される。この閉鎖箱11の外被は、
何れの部分も金属板で構成されており、閉鎖箱11の内
部と外部とを遮断している。
【0031】図1に示すX及びYは、閉鎖配電盤の奥行
き方向に2分割された2個の枠体70及び80の区分を
夫々示している。これらの2個の枠体70及び80は、
L字形,コ字形等の複数の構成部材を組み合わせて夫々
構成され、ボルト,リベット等により床面24a,24
bに対して垂直に夫々固定されている。また、正面扉1
2,天板13及び裏面板14は、ボルト等により枠体7
0及び80に取付けられている。
【0032】更に、コの字形の取付け基準部材71が、
床面24aに対して垂直な方向となるように、枠体70
の4個のL字形のフレーム70a,70b,70c及び
70dに固定されている。取付け基準部材71には、複
数の取付け穴(図示せず)が設けられていて閉鎖配電盤
内の収納機器及び内部構成部材をボルト等により固定で
きるようになっており、この取付け基準部材71は、こ
れらの収納機器及び内部構成部材を閉鎖箱11に取付け
る際の取付け基準面として機能する。
【0033】次に、閉鎖箱11の内部構成について説明
する。閉鎖箱11の内部は、仕切り板18,19及び3
1により、後述する収納機器の回路別に、制御コンパー
トメント20,上下2段の遮断器コンパートメント2
1,母線コンパートメント22及びケーブルコンパート
メント23に区画されている。なお、上下2段の遮断器
コンパートメント21は、上下段のクレードル2夫々単
体で構成されている。取付け基準部材71は、この制御
コンパートメント20と遮断器コンパートメント21と
の境界に設けられている。
【0034】各クレードル2には、引出形遮断器1が奥
行き方向に移動可能に収納されており、各クレードル2
は固定フレーム16により閉鎖箱11(仕切り板31)
に固定されている。引出形遮断器1がクレードル2内の
運転位置に配置された場合には、引出形遮断器1の可動
接触子(図示せず)が、ブッシングにより絶縁支持され
たクレードル2の主回路端子2aに嵌合する。
【0035】また、主母線3が、閉鎖配電盤の幅方向に
盤の空間を貫いて設けられている。一方の主回路端子2
aに連なるクレードル端子5と主母線3とは、電源側分
岐導体4にて接続されている。他方の主回路端子2aに
連なるクレードル端子5には、計器用変流器8を貫通す
る負荷側導体6が接続されており、負荷側導体6の端部
には外線ケーブル10の接続端子9が接続されている。
負荷側導体6は、支持用碍子7により絶縁支持されてい
る。
【0036】次に、閉鎖箱11の床面24a,24bに
ついて図3を参照して説明する。図3(a)は床面24
a,24bの平面図、図3(b)は床面24a,24b
の断面図である。床面24a,24bには、補強用の打
出しリブ28,28が設けられている。各リブ28夫々
に、収納機器及び内部構成部材を固定するための2個ず
つの穴29,29が形成されており、この各穴29に固
定ねじを嵌めて収納機器及び内部構成部材を固定する場
合に、その固定ねじの先端が床面24a,24bの表面
から外部に飛び出さないような構成にしている。
【0037】また、床面24bには外線ケーブル10を
貫通させるための開口部26が設けられている。外線ケ
ーブル10を設置した後に開口部26に塞ぎ板27を取
り付けるためのねじの先端が床面24bの表面から外部
に飛び出さないように、開口部26の周囲に打ち出し加
工30を施している。
【0038】次に、上記閉鎖箱11を用いた本発明の閉
鎖配電盤の組立方法について説明する。なお、上述した
ように、本発明の閉鎖箱11では、収納機器及び内部構
成部材が取り付けられる枠体が、2個の枠体70及び8
0に分割されているので、各枠体70,80への収納機
器及び内部構成部材の取付け作業を並行して行える。
【0039】図4(a),(b)は、取付け基準部材7
1にクレードル2を取り付けた状態を示す構造図であ
る。取付け基準部材71を制御コンパートメント20と
遮断器コンパートメント21との境界部に設け、図4
(a),(b)に示す如く、閉鎖配電盤の据え付け面と
平行になるように、機器取付け基準部材71を台車等に
固定する。クレードル2の位置決め機能を有する、制御
コンパートメント20と遮断器コンパートメント21と
の仕切り板31を機器取付け基準部材71に固定する。
そして、クレードル2をクレーン等により吊り下げて仕
切り板31の上面に乗せ、固定フレーム16と機器取付
け用支柱72とにボルト等によりクレードル2を固定す
る。
【0040】また、このクレードル2の固定作業と並行
して、主母線3,計器用変流器8等の収納機器及び内部
構成部材を枠体80に取り付ける。
【0041】そして、収納機器及び内部構成部材を取り
付けた枠体80をクレーン等により吊り下げて、枠体7
0の上部に乗せ、枠体70と枠体80とを連結する。
【0042】以上のように、本発明では、閉鎖配電盤の
収納機器及び内部構成部材が取り付けられる枠体を閉鎖
配電盤の奥行き方向に2個の枠体70,80に分割して
いるので、閉鎖配電盤の収納機器及び内部構成部材を枠
体に取り付ける作業を各枠体70,80毎に並行して行
うことができ、また、遮断器コンパートメント21の後
部にて枠体を2つに分割すると共に、取付け基準部材7
1を遮断器コンパートメント21の前部に設けるように
しており、クレードル位置決め機能を有する仕切り板3
1を取付け基準部材71に固定した後でクレードル2の
取付け作業を行うので、従来のような枠体を180°回
転させる作業は不要となり、作業が容易である。この結
果、組立作業の安全性が向上すると共に作業時間が短縮
される。
【0043】なお、本発明の閉鎖配電盤の閉鎖箱におい
て、枠体80の奥行きが大きくなる場合には、この枠体
80を奥行き方向に更に複数の枠体に分割してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、第1発明の閉鎖配
電盤の閉鎖箱では、取付け基準部材に対して一方向から
収納機器及び内部構成部材を取り付けられるようになっ
ているので、組立て時に従来例のような枠体の180°
回転の作業を不要とできる。
【0045】第2発明の閉鎖配電盤の閉鎖箱では、閉鎖
配電盤の閉鎖箱の床面に対して垂直に設ける取付け基準
部材の設置位置を、従来例のような遮断器コンパートメ
ントの後部から遮断器コンパートメントの前部に変更
し、閉鎖箱の枠体の分割位置を遮断器コンパートメント
と母線コンパートメント及びケーブルコンパートメント
との境界領域とするようにしたので、取付け基準部材を
水平にして組立作業を行う場合、従来例のようにクレー
ドルを取付けた後に枠体を180°回転させる作業を不
要とできる。
【0046】第3発明の閉鎖配電盤の閉鎖箱では、床面
に打ち出しによるリブを設けるようにしたので、床部の
強度を上げることができると共に、床部の構成を簡素化
できてコロ引き作業を安全に行える。
【0047】第4発明の閉鎖配電盤の閉鎖箱では、床面
のリブに収納機器及び内部構成部材を固定するための穴
を設けるようにしたので、収納機器及び内部構成部材を
固定するための固定部材の先端が閉鎖配電盤外にはみ出
すことがなく、また、床部の構成を簡素化できてコロ引
き作業を安全に行える。
【0048】第5発明の閉鎖配電盤の閉鎖箱では、床面
の開口部の周囲に打ち出し加工を施すようにしたので、
その開口部を塞ぐための塞ぎ板を固定するための固定部
材の先端が閉鎖配電盤外にはみ出すことがなく、また、
床部の構成を簡素化できてコロ引き作業を安全に行え
る。
【0049】第6発明の閉鎖配電盤の組立方法では、第
1〜第5発明の閉鎖箱を使用するようにしたので、取付
け基準部材を水平にして組立作業を行う場合に、従来例
のようにクレードルを取付けた後に枠体を180°回転
させる必要がなく、また、クレードル取付け作業と母線
コンパートメント,ケーブルコンパートメント内への収
納機器及び内部構成部材の組込み作業とを並行して行え
る。よって、作業の安全性及び効率を、従来例に比べて
大幅に向上することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の閉鎖配電盤の閉鎖箱に引出形遮断器
用クレードルを上下2段に収納した閉鎖配電盤の側断面
図である。
【図2】 本発明の閉鎖配電盤の閉鎖箱の複数の枠体と
床面とを示す斜視図である。
【図3】 本発明の閉鎖箱の床面の構造図である。
【図4】 本発明の閉鎖箱の取付け基準部材にクレード
ルを取り付けた状態を示す構造図である。
【図5】 従来の閉鎖配電盤の閉鎖箱に引出形遮断器用
クレードルを上下2段に収納した閉鎖配電盤の側断面図
である。
【図6】 従来の閉鎖配電盤の閉鎖箱の複数の枠体と床
部とを示す斜視図である。
【図7】 従来の閉鎖箱の床部の構造図である。
【図8】 従来の閉鎖箱の取付け基準部材にクレードル
を取り付けた状態を示す構造図である。
【符号の説明】
1 引出形遮断器、2 クレードル、3 主母線、10
外線ケーブル、11 閉鎖箱、18 仕切り板、19
仕切り板、、20 制御コンパートメント、21 遮
断器コンパートメント、22 母線コンパートメント、
23 ケーブルコンパートメント、24a,24b 床
面、26 開口部、27 塞ぎ板、28 リブ、29
穴、30 打ち出し加工、31 仕切り板、70 枠
体、71 取付け基準部材、80 枠体。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の枠体と、該枠体に実質的に垂直で
    ある床面と、前記複数の枠体の中の一つの枠体に前記床
    面に対して実質的に垂直に設けられており、収納機器及
    び内部構成部材の取付け基準面となる取付け基準部材と
    を備え、該取付け基準部材に対して一方向から前記収納
    機器及び内部構成部材を取り付け得るように構成したこ
    とを特徴とする閉鎖配電盤の閉鎖箱。
  2. 【請求項2】 少なくとも遮断器,母線及び外線ケーブ
    ルを含む収納機器の回路別に内部空間が内部構成部材に
    て制御コンパートメント,遮断器コンパートメント,母
    線コンパートメント及びケーブルコンパートメントを含
    む複数のコンパートメントに区画されており、 その相互の境界位置を前記遮断器コンパートメントと前
    記母線コンパートメント及び前記ケーブルコンパートメ
    ントとの間とした複数の枠体と、 該枠体に実質的に垂直である床面と、 前記複数の枠体の中の一つの枠体の前記制御コンパート
    メントと前記遮断器コンパートメントとの間に、前記床
    面に対して実質的に垂直に設けられており、前記収納機
    器及び内部構成部材の取付け基準面となる取付け基準部
    材とを備えたことを特徴とする閉鎖配電盤の閉鎖箱。
  3. 【請求項3】 打ち出しによるリブを前記床面に設けて
    あることを特徴とする請求項1または2記載の閉鎖配電
    盤の閉鎖箱。
  4. 【請求項4】 収納機器及び内部構成部材を固定するた
    めの穴を前記リブに形成してあることを特徴とする請求
    項3記載の閉鎖配電盤の閉鎖箱。
  5. 【請求項5】 床面に外線ケーブルを通すための開口部
    が設けられており、前記開口部の周囲に打ち出し加工を
    施してあることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記
    載の閉鎖配電盤の閉鎖箱。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の閉鎖箱を
    用いて閉鎖配電盤を組み立てることとし、前記取付け基
    準部材に対して一方向から前記収納機器及び内部構成部
    材を取り付けることを特徴とする閉鎖配電盤の組立方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008086120A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Asahi Electric Works Ltd 分岐接続箱
JP2013169090A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Nissin Electric Co Ltd 配電盤

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