JP2010147547A - 画像読取システム - Google Patents
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Abstract
【課題】スキャナや複合機等が単独で動作している状況で画像読取の途中でメモリ不足となった場合に、メモリ不足を解消することができる画像読取システムを提供する。
【解決手段】画像読取装置2のスキャン部24において画像を読み取って記憶部22に記憶する操作を実行中に、記憶部22において記憶容量不足が発生したら、コンピュータ3を画像読取装置2にインターフェース27、33を介して接続して、コンピュータ3の記憶部32、あるいは外部記憶部36に読み取った画像を記憶することによって記憶容量不足を解消する。
【選択図】図1
【解決手段】画像読取装置2のスキャン部24において画像を読み取って記憶部22に記憶する操作を実行中に、記憶部22において記憶容量不足が発生したら、コンピュータ3を画像読取装置2にインターフェース27、33を介して接続して、コンピュータ3の記憶部32、あるいは外部記憶部36に読み取った画像を記憶することによって記憶容量不足を解消する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像読取システムに関する。
スキャナーや複合機などの画像処理装置では画像を読み取って指定の宛先に送信する Scan to Email送信や、FAX送信(I-FAX送信)などの技術が採用されている。しかし、これらの送信処理は外部にコンピューターを必要とせず、画像処理装置内にある記憶領域のみを使用して行われる。しかし安価な画像処理装置では画像処理装置内に存在する記憶領域のサイズも小さく、高解像度の画像を複数読み込んだ場合には記憶領域不足となり読み込みが中断されてしまうことがある。場合によってはそれまでに読み込んだ画像情報はすべて破棄され、再度原稿を最初から読み直す必要がある。
従来よりこうした問題点を解消するための提案がある。例えば下記特許文献1では、スキャナで画像読み取り中にスキャナのメモリ残量が不足したとき、接続されているコンピュータのメモリをバッファとして使用し、読み取りデータをコンピュータのメモリに送信する技術が開示されている。
また下記特許文献2に開示された技術では、ホストPCから印刷装置に印刷要求を投げたときに印刷用のメモリが不足した場合、印刷用のメモリ内にある優先度の低い印刷データをホストPCのメモリおよび2次記憶装置に退避させることによって印刷装置内のメモリの空き領域を確保し、そのメモリを使用して要求された印刷を実行する。目的の印刷が終了して再度メモリに空き領域が発生したときには、ホストPCのメモリに退避された印刷データを再度印刷装置のメモリ上に呼び戻すこととなっている。
また下記特許文献3では、プリンタ側で確保しておくべきデータの一部について、データの優先順位に従ってホストコンピュータのメモリに退避しておき、必要となったときにプリンタ側に戻す。データを戻した後に確保したホスト側のメモリを解放するかどうかはプリンタ側が判断し、不要であれば解放する。
特許文献4では、ファクシミリ装置が受け取った音声データまたは電子メールのデータを、ファクシミリ装置側の記憶手段あるいは外部情報処理装置側の記憶装置の格納できる技術が提案されている。同文献では、記憶可能残量を検知する手段を持ち、ファクシミリ装置側の記憶可能残量が少ないときまたはなくなったときはその旨を表示し、ファクシミリ装置側のデータの一部あるいは全部を外部情報処理装置側に格納する。
しかし上記各文献の技術にはいくつかの問題点が指摘できる。特許文献1においては、スキャナーのメモリ残量が不足したとき、接続されているコンピューターのメモリをバッファと使用する画像処理装置について書かれているが、この処理装置はホストコンピュータに接続された状態で発生した記憶領域不足の対応が書かれているのみであり、画像処理装置が単独で動作しているときに発生した記憶領域不足については対応がされていない。
特許文献2、3においては印刷装置に関する記憶領域不足の解消が課題とされているが、これらはともに印刷指示を出すホストコンピューターが存在する状況下での印刷処理装置が対象となっている。ホストコンピューターが存在しないスキャナや複合機等の画像処理装置の場合にも画像読み込みの際のメモリ不足の問題が発生するが、それは両文献では対象外となっている。
特許文献4も外部情報記憶装置を使用することにより記憶領域不足を回避する装置について書かれているが、対象はファクシミリ装置であり、保存対象は音声データ、受信した電子メールのデータとなっている。したがって画像読取の途中でメモリ不足となった場合には対応できない。
そこで本発明が解決しようとする課題は、上記問題点に鑑み、スキャナや複合機等が単独で動作している状況で画像読取の途中でメモリ不足となった場合に、メモリ不足を解消することができる画像読取システムを提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明に係る画像読取システムは、画像読取装置と、その画像読取装置と必要な場合のみ接続されて記憶部を備えた外部装置とを備えた画像読取システムであって、前記画像読取装置は、原稿から画像を読み取る画像読取部と、その画像読取部によって読み取られた画像を記憶する第1記憶部と、前記外部装置との接続のための接続部と、その接続部が前記外部装置と接続されていない状態で、前記画像読取部により画像が読み取られている途中で、前記第1記憶部において記憶容量の不足が発生したら、前記画像読取部による画像の読取りを中断して記憶容量の不足を報知する報知部と、前記報知部が記憶容量の不足を報知した状態において、前記接続部が前記外部装置と接続されたことを検出する検出部と、前記検出部が前記接続部と前記外部装置との接続を検出した状態で、前記画像読取部による画像の読取の再開を指令する指令手段と、を備え、前記外部装置の記憶部を第2記憶部として、前記外部装置は、前記指令手段による指令で前記画像読取部によって読み取られた画像である再開後読取画像を、前記第2記憶部に記憶する記憶制御手段を備えたことを特徴とする。
これにより本発明に係る画像読取システムでは、画像読取の途中にメモリ不足が発生した後に外部装置を接続してメモリ不足の問題を解消している。そのためメモリ不足発生以前に外部装置を準備しておく必要がなく、メモリ不足が発生したときのみ外部装置を接続して問題を解決することができるので、メモリ不足解消の方法として利便性が高い。
また前記画像読取装置の前記接続部に前記外部装置を接続させる接続方法として複数の方式が用意され、その複数の接続方式の内から実際に使用する接続方式を選択する選択入力を受け付けるための入力部を備えたとしてもよい。
これにより接続方法を選択可能にすることにより、USB接続、シリアル接続、ネットワーク接続等、多様な接続方法によって接続された外部装置を使用してメモリ不足の問題を解決することが可能となる。
また前記記憶制御手段は、前記再開後読取画像を記憶するために確保される記憶領域の記憶容量を、前記第2記憶部における記憶容量の使用状況に応じて決定する容量決定手段を備えたとしてもよい。
これにより接続を行った外部装置側が任意の情報記憶領域を割り当てることを可能としている。そのため、メモリ不足を回避するために割り当てる情報記憶領域のサイズをメモリ不足が発生した時点で決定することが可能となり、メモリ不足が発生した時点での外部装置側でのメモリの使用状況や設備の状態により、与える記憶領域量を柔軟に決定することが可能となる。
また前記第2記憶部は、前記外部装置の外部に装備された記憶装置を含むとしてもよい。
これにより外部装置の外部記憶部も画像処理装置で読み取った画像の記憶のために割り当てることを可能としている。これにより外部装置自体が備えるメモリよりも多くの記憶領域を画像処理装置で読み取った画像の記憶のために割り当てることが可能となるので、大きな記憶容量が必要とされる画像にも対応できる。
また前記再開後読取画像を前記記憶制御手段によって前記第2記憶部に記憶する場合に、前記画像読取装置は、前記第1記憶部が前記第2記憶部の記憶容量の分だけ増設されたのと同様に認識して、前記第2記憶部に画像を記憶させるとしてもよい。
これにより外部装置から割り当てられた記憶領域は、本来画像読取装置が持つ記憶領域と区別なく使用可能としている。これにより画像読取装置側は記憶領域がどちらのものか全く意識することなく、記憶領域拡張前と全く同じ手順で読み取り処理を実行することが可能となる。
また前記外部装置が複数配置され、前記記憶制御手段は、前記再開後読取画像を個々の前記第2記憶部に分割して記憶させるとしてもよい。
これにより1台の外部装置からだけでなく複数の外部装置からの接続を許可し、複数の外部装置からの記憶領域の提供を可能としている。これにより、メモリ不足時にある外部装置から提供した記憶領域が不足していても、さらに別の外部装置からも記憶領域の提供が可能となるため、不足している記憶領域のサイズが想定できない場合でも対応が可能となる。
また前記外部装置はコンピュータであるとしてもよい。
これによりメモリ不足が発生したときに任意の外部コンピュータからの接続を受け付けることを可能としている。そのため、当該画像処理装置のためにあらかじめ準備されたコンピュータではなく、任意のコンピュータを新規に準備してメモリ不足の問題を解消することが可能である。さらに、コンピュータが元来備えているCPU等の情報処理機能を利用して記憶領域の割り当て処理を実行すればよいので、新たに情報処理機能を装備する必要がない。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。まず図1は、本発明の一実施形態における画像読取システム1の構成図である。
図1に示されているように、画像読取システム1は画像読取装置2(画像処理装置)とコンピュータ3とを備える。画像読取装置2はCPU21、記憶部22、操作パネル23、スキャン部24、表示部25、エラー通知部26、インターフェース27を備え、以上の各部がバスによって接続されて情報の受け渡しが可能となっている。
CPU21では画像読取の指令などの各種指令や情報処理を行う。記憶部22はCPU21の作業領域として機能し、各種情報を記憶する。操作パネル23は画像の読取開始などのユーザによる指令入力を含む入力を受け付ける。スキャン部24は原稿などから画像を読み取る。スキャン部24で読み取られた画像は記憶部22に送られて記憶される。
表示部25は液晶ディスプレイ(LCD)などからなり、ユーザに向けて必要な情報の表示を行う。エラー通知部26はユーザに向けて画像読取装置2内で発生した各種エラーの表示を行う。エラー通知部26は例えばブザー、発光ダイオード(LED)、LCD等でよい。インターフェース27は外部機器との接続のために配置されている。特に本発明では後述するようにコンピュータ3との接続のために使用される。なお記憶部22は画像読取装置2が所有する記憶装置であればよく、メモリ(RAM)以外にもメモリカードやHDDなどの外部記憶装置であってもよい。
コンピュータ3はCPU31、記憶部32、インターフェース33、表示部34、入力部35を備え、各部がバスによって接続されて情報の受け渡しがなされる。CPU31では画像読取の指令などの各種指令や情報処理を行い、記憶部32はCPU31の作業領域として機能し、各種情報を記憶する。インターフェース33は外部機器との接続のために配置されている。特に本発明では後述するように画像読取装置2との接続のために使用される。
表示部34はユーザに向けての情報を表示し、入力部35はユーザからの入力を受け付ける。さらにコンピュータ3には外部記憶部36が接続されているとしてもよい。外部記憶部36は、コンピュータ3に外付けで使用できる記憶部であればよく、例えば外付けハードディスクやメモリカードが用いられる。
画像読取装置2とコンピュータ3の接続は、例えばUSB接続やシリアル接続でもよい。また画像読取装置2とコンピュータ3とが通信網(例えばイーサネット(登録商標))を介してネットワーク接続されるとしてもよい。
以上の構成のもとで本実施形態では、画像読取装置2で画像の読取中にメモリ不足が生じた場合にコンピュータ3を接続してメモリ不足を解消する処理を行う。その処理手順が図2、3、4に示されている。図2は画像読取装置2側の処理手順、図3はコンピュータ3側の処理手順、図4は図2の一部の手順の詳細を示すフローチャートである。
図2、図4の処理手順はプログラム化されて例えば記憶部22(あるいは画像読取装置の図示されていない他の記憶部(ROM))に記憶されており、CPU21がそのプログラムを実行することによって自動的に処理されるとすればよい。また図3の処理手順はプログラム化されて例えば記憶部32(あるいはコンピュータ3の図示されていない他の記憶部)に記憶されており、CPU31がそのプログラムを実行することによって自動的に処理されるとすればよい。
まず以下で図2を説明する。図2では、スキャン部24によって画像の読取を実行し(S10)、記憶部22におけるメモリ不足の発生を検出した(S20)場合の処理手順がS30以降に示されている。メモリ不足の発生を検出した時点では画像読取装置2とコンピュータ3とは接続されていないとする。なおS20の手順においては、CPU21が記憶部22の空き容量を検出する機能を有することにより、メモリ不足の発生が検出されるとすればよい。S20の手順とCPU21とが記憶容量不足検出手段を構成する。
次にS30ではメモリ不足が発生し、読取処理が継続できないことを報知する。この報知は例えばエラー通知部26でブザーによる音声、LEDの発光、LCDでの文字表示など、あるいはこれらの組合せによって報知すればよい。これによりユーザはメモリ不足の発生を知ることができる。なおS20あるいはS30の処理では、画像の読取りを中断する処理も実行する。
次にS40では読取を継続するか否かをユーザに質問する画面を表示する。これは例えば表示部25にその旨を文字表示すればよい。次にS50で継続を指令する入力がユーザにより入力されたか否かを判断する。継続を指令する入力が入力された場合(S50:YES)はS60へ進み、継続を指令する入力が入力されない場合(S50:YES)は図2の処理を終了する。この入力はユーザが操作パネル23を用いて行えばよい。
S60では画像読取装置2とコンピュータ3との間の接続方法を選択する。上述のとおり接続方法は、USB接続、シリアル接続、ネットワーク接続等、複数用意しておいてもよいので、ユーザはそのなかから所望の接続方法を選択する。その際、全ての選択肢を表示部25に表示し、ユーザは操作パネル23を用いてそのなかから選択する入力を行えばよい。
S70ではコンピュータ3からの接続を待つ状態となる。ユーザがコンピュータ3のインターフェース33を画像読取装置2のインターフェース27に接続する(後述のS150)と、S75でCPU21はそれを検出する。S75の手順とCPU21が検出部を構成する。次にS80で画像読取継続処理を実行する。この手順の詳細は図4に示されており後述する。画像読取処理が終了したら、次にS90で画像読取装置2とコンピュータ3との間の接続を切断する。以上が図2の処理である。
次に図3を説明する。図3の処理は、図2のS30での表示によってメモリ不足の発生を知ったユーザがコンピュータ3に処理の開始を入力部35を用いて指令することによって開始されるとすればよい。
図3の処理ではまずS100(容量決定手段)で、画像の記憶のために割り当てる記憶領域のサイズを決定する。このサイズはコンピュータ3自身が決定してもユーザーが入力してもよい。コンピュータ3自身が決定する場合、コンピュータ3におけるその時点でのメモリの使用状況に応じて画像の記憶のために割り当てる記憶領域のサイズを決定するとすればよい。ユーザが入力する場合は入力部35を用いて入力すればよい。
割り当てる記憶領域サイズを決定すると、次にS110でコンピュータ3のCPU31は画像処理装置が使用可能な記憶領域を確保する。記憶領域を確保する場所は、コンピュータ3が保有する記憶部32や、コンピュータ3に接続されている外部記憶部36でよい。ここで外部記憶部36としては上述のとおりHDDやメモリカードなど、コンピュータ3に接続可能な各種記憶装置が使用できる。
記憶領域の確保ができたら、次にS120で画像処理装置との接続方法を決定する。接続方法は画像処理装置が可能な通信方法と同じものが使用可能であり、上述のような複数の方法から選択が可能であれば表示部34に全ての選択肢を表示し、入力部35でユーザに選択させるとしてもよい。
次にS130で接続先を指定する入力が必要かどうかを判断する。接続先を指定する入力が必要な場合とは、例えば接続先が複数ある場合である。接続先を指定する入力が必要な場合(S130:YES)はS140へ進み、不必要な場合(S130:NO)はS150へ進む。
S140では接続先を入力部35によりユーザが指定する。次にS150で画像処理装置2にインタフェース27、33を通じて接続を行う。なお、記憶領域の確保と接続のタイミングは逆になっても構わない。接続の後に記憶領域を確保する場合には、コンピュータ3が画像読取装置2から必要な残りの記憶容量の情報を取得するとすればよい。
S150で画像読取装置2との接続が実行され接続が完了すると、画像読取装置2からコンピュータ3の記憶部32、あるいは外部記憶部36に対してアクセスすることが可能になる。これによりS160でコンピュータ3は記憶部32、あるいは外部記憶部36の記憶領域を画像読取装置2に貸与する。貸与される記憶領域はS110で確保された領域である。さらに記憶領域の貸与の際に、画像読取装置2から見て記憶部22と記憶部32及び外部記憶部36とが区別されないように、別の表現では記憶部32のうち割り当てられた分の記憶容量が記憶部22に増設されたのと同様に認識できるようにCPU31が制御するとしてもよい。
S160での処理により記憶領域不足が回避できることとなる。これを受けて画像読取装置2は上述のS80で画像の読取を再開し、記憶部32、外部記憶部36においてS110で確保された記憶領域に再開後に読み込まれた画像を記憶していく。S160の手順とCPU31とが記憶制御手段を構成する。
画像の読取りが終了したら、S170で画像処理装置2との接続の切断を待つ。画像読取装置2がS90で接続を切断したら、コンピュータ3はS180で記憶領域を開放して処理を終了する。以上が図3の処理手順である。
次に図4を説明する。図4は、図2のS80における処理の詳細を示すフローチャートである。
図4の処理ではまずS810で、画像処理装置2がコンピュータ3からの接続を受け付けると、画像処理装置2が使用する情報記憶領域を拡張する。つまり、記憶部22だけでなく、コンピュータ3が上述のS110で割り当てた記憶部32や外部記憶部36の記憶領域も画像処理装置2が保有する記憶部22と同様にアクセスができるようにする。
次にS820で画像処理装置2は、CPU21からの指令により画像の読み取りを継続(再開)する。読み取られた画像データは、S810で拡張された記憶領域に順次記憶させていく。その際、記憶部32や外部記憶部36には、画像の読取の再開後に読み取られた画像データのみを記憶すればよい。S820の手順とCPU21とが指令手段を構成する。S820における画像の読取りを継続(再開)の指令は、CPU21が自動的に指令してもよく、ユーザが操作パネル23を用いて指令してもよい。
次にS830で画像の読取が終了したかどうかが判断される。画像の読取が終了していない場合(S830:NO)はS840へ進む。S840では記憶領域不足が再び発生したかどうかが判断される。記憶領域不足が発生していない場合(S840:NO)は再びS820へ戻り画像の読取を継続する。記憶領域不足が再び発生した場合(S840:YES)はS850へ進む。S850では記憶領域数が許容範囲内であるかどうかが判断される。記憶領域数が許容範囲内である場合(S850:YES)はS860へ進む。
S860では記憶領域を再追加する。具体的にはS860では、記憶部32、あるいは外部記憶部36の一部を新たに画像の記憶のための記憶領域としてCPU31が割り当てる。新たに割り当てる記憶容量は、例えばCPU31が自動的に決定するか、ユーザが入力部35によって入力するとすればよい。
S860を実行した後は再びS820に戻って画像の読取を継続する。このように本実施例では、再度記憶領域不足が発生した場合、領域数の追加が許容範囲内である限り再度コンピュータ3から接続して記憶領域の拡張を可能としているので、可能な限りメモリ不足の解消が図れる。
画像の読取が終了した場合(S830:YES)はS880へ進む。図4には、画像の読み込みの完了を受けて、画像読取装置2が必要な画像処理を実行して(S880)、その後E−mailやFax(I−Fax)など可能な通信手段で画像を目的の宛先に送信する(S890)場合の処理例が示されている。
記憶領域数が許容範囲を越えた場合(S850:NO)はS870へ進む。S870では画像の読取がエラーに終ったことをユーザに報知する。この報知はエラー通知部26によって行えばよい。以上が図4の処理手順である。
なお本実施形態において、画像読取システム1がコンピュータ3を複数備えるとしてもよい。この場合、図2のS80でメモリ不足が発生したら、図2のS30からS80の処理が実行される。この際にS60で接続方法が選択され、S70で接続待ちとなる対象は当然新たに接続されるコンピュータ3である。
なお上記実施形態で、コンピュータ3をもうひとつの画像読取装置2に変更してもよい。またコンピュータ3をコンピュータに限らない情報処理装置に変更してもよい。
1 画像読取システム
2 画像読取装置
3 コンピュータ(外部装置)
21 CPU
22 記憶部(第1記憶部)
23 操作パネル(入力部)
24 スキャン部(画像読取部)
26 エラー通知部(報知部)
27 インターフェース(接続部)
31 CPU
32 記憶部(第2記憶部)
36 外部記憶部
2 画像読取装置
3 コンピュータ(外部装置)
21 CPU
22 記憶部(第1記憶部)
23 操作パネル(入力部)
24 スキャン部(画像読取部)
26 エラー通知部(報知部)
27 インターフェース(接続部)
31 CPU
32 記憶部(第2記憶部)
36 外部記憶部
Claims (7)
- 画像読取装置と、その画像読取装置と必要な場合のみ接続されて記憶部を備えた外部装置とを備えた画像読取システムであって、
前記画像読取装置は、
原稿から画像を読み取る画像読取部と、
その画像読取部によって読み取られた画像を記憶する第1記憶部と、
前記外部装置との接続のための接続部と、
その接続部が前記外部装置と接続されていない状態で、前記画像読取部により画像が読み取られている途中で、前記第1記憶部において記憶容量の不足が発生したら、前記画像読取部による画像の読取りを中断して記憶容量の不足を報知する報知部と、
前記報知部が記憶容量の不足を報知した状態において、前記接続部が前記外部装置と接続されたことを検出する検出部と、
前記検出部が前記接続部と前記外部装置との接続を検出した状態で、前記画像読取部による画像の読取の再開を指令する指令手段と、
を備え、
前記外部装置の記憶部を第2記憶部として、
前記外部装置は、前記指令手段による指令で前記画像読取部によって読み取られた画像である再開後読取画像を、前記第2記憶部に記憶する記憶制御手段を備えたことを特徴とする画像読取システム。 - 前記画像読取装置の前記接続部に前記外部装置を接続させる接続方法として複数の方式が用意され、その複数の接続方式の内から実際に使用する接続方式を選択する選択入力を受け付けるための入力部を備えた請求項1に記載の画像読取システム。
- 前記記憶制御手段は、前記再開後読取画像を記憶するために確保される記憶領域の記憶容量を、前記第2記憶部における記憶容量の使用状況に応じて決定する容量決定手段を備えた請求項1又は2に記載の画像読取システム。
- 前記第2記憶部は、前記外部装置の外部に装備された記憶装置を含む請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像読取システム。
- 前記再開後読取画像を前記記憶制御手段によって前記第2記憶部に記憶する場合に、前記画像読取装置は、前記第1記憶部が前記第2記憶部の記憶容量の分だけ増設されたのと同様に認識して、前記第2記憶部に画像を記憶させる請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取システム。
- 前記外部装置が複数配置され、前記記憶制御手段は、前記再開後読取画像を個々の前記第2記憶部に分割して記憶させる請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像読取システム。
- 前記外部装置はコンピュータである請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像読取システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013010191A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Brother Industries Ltd | 印刷装置および印刷システム |
JP2013049217A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Brother Industries Ltd | 記録装置 |
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2008
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