JP2010143519A - 車両の制駆動制御装置及び制駆動制御方法 - Google Patents

車両の制駆動制御装置及び制駆動制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】変速の有無に関係なく、応答良く車両を減速出来る車両の制動制御を課題とする。
【解決手段】変速機ATがコーストフリーの変速段の状態でアクセルオフを検出すると、変速の有無に関係無く、車両減速のための制動を制動装置BRKを介して車輪に付与する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンやモータなどの駆動源の駆動トルクを変速機を介して駆動輪に伝達可能な車両の制駆動制御に係る技術である。
車両の制駆動制御装置としては、例えば特許文献1に記載の装置がある。この装置では、運転者による加速指示が無い状態となってから、変速機を相対的に低速用の変速段又は変速比に変速すべきと判定すると、制動装置によって目標減速度に応じた制動力を発生させる。上記目標減速度は、時間の経過とともに所定の勾配で所定値まで増大し、所定値に達した後、概ね一定の値に保持するように設定しておく。これにより、制動装置の作動(ブレーキ制御)と変速動作(変速制御)とが協調して同時に実施し、変速時の減速特性を向上させる。
特開2005−162174号公報
しかし、上記従来例では、運転者による加速指示が有る状態から無い状態に切り換わった後であって、変速要求を検出したときを契機として制動付与のための目標減速度を演算する。このため、コーストフリーである変速段であるときに運転者による加速指示が有る状態から無い状態に切り換わった場合に、応答良く減速のための制動を発生させることが出来ないで、減速力が不足する場合がある。これは、運転者に対する違和感の原因となる。
ここで、上記コーストフリーとは、変速機を構成する一部のクラッチが動力を伝達しておらず、駆動源による反力ブレーキが働かない状態を指す。
本発明は、変速の有無に関係なく、応答良く車両を減速出来る車両の制動制御を課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、変速機がコーストフリーの変速段の状態でアクセルオフを検出すると、車両減速のための制動を制動装置を介して車輪に付与する。
本発明によれば、オンであったアクセルがオフ(加速指示有りから加速指示無しへの切換)に対応し、変速の有無に関係なく、応答良く車両を減速出来る。この結果、運転者に対する違和感を低減可能となる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、車両としてハイブリッド車両を例に挙げて説明するが、エンジンだけ若しくはモータだけで駆動する構成の車両であっても適用可能である。
図1は実施形態の制駆動装置を備える後輪駆動によるハイブリッド車両の概要構成図である。(構成)
まず駆動系の構成について説明する。
エンジンEから左右後輪(駆動輪)までのトルク伝達経路の途中に、モータ及び自動変速機AT(=トランスミッションT/M)を介装する。第2クラッチCL2は、自動変速機AT(=トランスミッションT/M)の一部を構成する。また、エンジンEとモータとの間に、第1クラッチCL1を介装する。自動変速機ATは、プロペラシャフトPS、ディファレンシャルDF、及びドライブシャフトDSL、DSRを介して駆動輪に接続する。符号FL、FRは、従動輪としての左右前輪を示す。
上記エンジンEは、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンである。エンジンは、後述するエンジンコントローラ1からの制御指令に基づき、スロットルバルブのバルブ開度等が制御可能となっている。なお、エンジンEの出力軸に、フライホイールFWを設ける。
上記モータMGは、例えばロータに永久磁石を埋設しステータにステータコイルを巻き付けた同期型モータである。モータMGは、後述するモータコントローラ2からの制御指令に基づき、インバータ3で作り出した三相交流を印加することで制御出来る。このモータMGは、バッテリ4からの電力の供給を受けて回転駆動する電動機として動作することもできる(以下、この状態を「力行」と呼ぶ)。また、モータMGは、ロータが外力により回転している場合には、ステータコイルの両端に起電力を生じさせる発電機として機能してバッテリ4を充電することもできる(以下、この動作状態を「回生」と呼ぶ)。なお、このモータMGのロータは、図外のダンパーを介して自動変速機ATの入力軸に連結する。
上記第1クラッチCL1は、上記エンジンEとモータMGとの間に介装された油圧式単板クラッチである。上記第1クラッチCL1は、後述する第1クラッチコントローラ5からの制御指令に基づいて、第1クラッチ油圧ユニット6が作り出した制御油圧により、締結状態若しくは開放状態となる。なお、締結・開放には、滑り締結と滑り開放を含む。
上記第2クラッチCL2は、油圧式多板クラッチである。上記第2クラッチCL2は、後述するATコントローラ7からの制御指令に基づき、第2クラッチ油圧ユニット8で作り出した制御油圧により、締結状態若しくは開放状態となる。なお、締結・開放には、滑り締結と滑り開放を含む。
上記自動変速機ATは、例えば、前進5速後退1速や前進6速後退1速等の有段階の変速比を車速やアクセル開度等に応じて自動的に切り換える変速機である。ここで、上記第2クラッチCL2は、専用クラッチとして新たに追加したものではなく、自動変速機ATの各変速段にて締結される複数の摩擦締結要素のうち、いくつかの摩擦締結要素を流用して構成する。
また、各輪FR、FL、RR、RLには、それぞれ制動装置BRKを備える。各制動装置BRKは、例えばディスクブレーキやドラムブレーキからなる。各制動装置BRKは、油圧ブレーキ装置であっても、電動ブレーキ装置であっても良い。各制動装置BRKは、ブレーキコントローラ9からの指令に応じて、対応する車輪に制動力を付与する。なお、制動装置BRKは、全ての車輪に設ける必要はない。
次に、ハイブリッド車両の制御系の構成について説明する。
上記ハイブリッド車両の制御系は、図1に示すように、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、インバータ3と、バッテリ4と、第1クラッチコントローラ5と、第1クラッチ油圧ユニット6と、ATコントローラ7と、第2クラッチ油圧ユニット8と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10と、を有する。なお、エンジンコントローラ1と、モータコントローラ2と、第1クラッチコントローラ5と、ATコントローラ7と、ブレーキコントローラ9と、統合コントローラ10とは、互いに情報交換が可能なCAN通信線11を介して接続する。
上記エンジンコントローラ1は、エンジン回転数センサ12からのエンジン回転数情報を入力する。そして、上記エンジンコントローラ1は、統合コントローラ10からの目標エンジントルク指令等に応じ、エンジン動作点(Ne、Te)を制御する指令を、例えば、図外のスロットルバルブアクチュエータへ出力する。なお、エンジン回転数Neの情報は、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給する。
上記モータコントローラ2は、モータMGのロータ回転位置を検出するレゾルバ13からの情報を入力する。そして、上記モータコントローラ2は、統合コントローラ10からの目標モータトルク指令等に応じ、モータMGのモータ動作点(Nm、Tm)を制御する指令をインバータ3へ出力する。なお、このモータコントローラ2では、バッテリ4の充電状態をあらわすバッテリSOCを監視していて、バッテリSOC情報は、モータMGの制御情報に用いると共に、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給する。
上記第1クラッチコントローラ5は、第1クラッチ油圧センサ14と第1クラッチストロークセンサ15からのセンサ情報を入力する。そして上記第1クラッチコントローラ5は、統合コントローラ10からの第1クラッチ制御指令に応じ、第1クラッチCL1の締結・開放を制御する指令を第1クラッチ油圧ユニット6に出力する。なお、第1クラッチストロークC1Sの情報は、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給する。
上記ATコントローラ7は、アクセル開度センサ16と車速センサ17と第2クラッチ油圧センサ18からのセンサ情報を入力する。そして、上記ATコントローラ7は、統合コントローラ10からの第2クラッチ制御指令に応じ、変速制御における第2クラッチ制御に優先し、第2クラッチCL2の締結・開放を制御する指令をAT油圧コントロールバルブ内の第2クラッチ油圧ユニット8に出力する。なお、アクセル開度APと車速VSPの情報は、CAN通信線11を介して統合コントローラ10へ供給する。
また、上記自動変速機ATの変速段を取得する変速段取得手段30を備える。
上記ブレーキコントローラ9は、4輪の各車輪速を検出する車輪速センサ19とブレーキストロークセンサ20からのセンサ情報を入力する。上記ブレーキコントローラ9は、所定の制御サイクルで、ブレーキペダルのストローク量や車速VSPに基づき目標減速度P0を演算する。また、後述の減速制動指示手段32Dから減速指令値ΔPを入力すると、目標減速度P0を減速指令値ΔPで補正する。具体的には、下記式のように、目標減速度P0を減速指令値ΔP分だけ大きくする。
P0 = P0 +ΔP
そして、補正後の目標減速度P0に相当する減速が車両に発生するように、各制動装置BRKに制動力指令値を出力する。なお、補正前の目標減速度P0がゼロであれば、減速指令値ΔP自体が目標減速度P0となる。
また、上記ブレーキコントローラ9は、例えば、ブレーキ踏み込み制動時、ブレーキストロークBSから求められる要求制動力に対し回生制動力だけでは不足する場合、回生協調ブレーキ制御を行う。すなわち、その不足分を機械制動力(液圧制動力やモータ制動力)で補うように、統合コントローラ10からの回生協調制御指令に基づいて回生協調ブレーキ制御を行う。
上記統合コントローラ10は、車両全体の消費エネルギーを管理し、最高効率で車両を走らせるための機能を担うものである。上記統合コントローラ10は、モータ回転数Nmを検出するモータ回転数センサ21と、第2クラッチ出力回転数N2outを検出する第2クラッチ出力回転数センサ22と、第2クラッチトルクTCL2を検出する第2クラッチトルクセンサ23からの情報を入力する。また、上記統合コントローラ10は、減速モード選択スイッチ24からの選択情報、およびCAN通信線11を介して取得した情報を入力する。そして、上記統合コントローラ10は、上記エンジンコントローラ1への制御指令によりエンジンEの動作制御を実行する。上記統合コントローラ10は、上記モータコントローラ2への制御指令によりモータMGの動作制御を実行する。上記統合コントローラ10は、上記第1クラッチコントローラ5への制御指令により第1クラッチCL1の締結・開放制御を実行する。上記統合コントローラ10は、上記ATコントローラ7への制御指令により第2クラッチCL2の締結・開放制御を実行する。
上記減速モード選択スイッチ24は、運転者の手動選択操作により、惰性走行モードを含む複数の減速モードの中から、1つの減速モードを選択するスイッチである。そして、手動操作により選択可能な減速モードとして、「減速小モード」、「減速普通モード」、「減速大モード」、「減速最大モード」を有する。「減速小モード」は、アクセル足離し減速時に減速度を得たくない場合に選択するモードである。「減速普通モード」は、アクセル足離し減速時に減速度を普通に得たい場合に選択するモードである。「減速大モード」は、アクセル足離し減速時に減速度を大きく得たい場合に選択するモードである。「減速最大モード」は、アクセル足離し減速時に減速度をさらに大きく得たい場合に選択するモードである。
次に、基本動作モードについて説明する。
車両停止中において、バッテリSOCの低下時であれば、エンジンEを始動して発電を行い、バッテリ4を充電する。そして、バッテリSOCが通常範囲になれば、第1クラッチCL1は締結で第2クラッチCL2は開放のままでエンジンEを停止する。
エンジン発進時には、アクセル開度APとバッテリSOC状態によって、モータMGを連れ回し、力行/発電に切り替える。
モータ発進時で、ロールバックにより自動変速機ATの出力回転が負回転となったら、第2クラッチCL2の滑り制御を行い、モータMGの回転を正回転に維持する。次に、駆動力を車両が前進するまで上昇させ、第2クラッチCL2を滑り制御から締結に移行させる。
モータ走行は、エンジン始動に必要なモータトルクとバッテリ出力を確保し、不足する場合はエンジン走行に移行する。
燃費向上のために、モータ走行と発電上乗せ充電はセットで行う。つまり、モータトルクとバッテリ出力の制約により、走行可能範囲は、低負荷に限定する。
発電上乗せ充電は、エンジン燃料消費の最小点を狙い、走行に必要なトルクに発電トルクを上乗せして行う。但し、バッテリSOC上昇時は、発電を行わない。
アクセル踏み込み時のレスポンス向上のために、エンジントルク遅れ分をモータMGによりアシストする。
ブレーキON減速時には、運転者のブレーキ操作に応じた減速力を回生協調ブレーキ制御にて得る。
エンジン走行やモータ走行中における変速時には、加減速中の変速に伴う回転数合わせのために、モータMGを回生/力行させ、トルクコンバータ無しでのスムーズな変速を行う。
次に、統合コントローラ10にて実行する制駆動制御処理における、本発明に関わる駆動減速発生処理部32について、図2を参照しつつ説明する。
駆動減速発生処理部32は、アクセルオフ検出手段32A、変速段判定手段32B、減速指令値演算手段32C、及び減速制動指示手段32Dを備える。
アクセルオフ検出手段32Aは、アクセル開度センサ16からの信号に基づき、加速指示有りから加速指示無しへの切換を検出する。
変速段判定手段32Bは、変速段取得手段30が取得した変速段に基づき、変速機ATの変速段がコーストフリーの状態か否かを判定する。
減速指令値演算手段32Cは、特性マップに基づき、現在の減速モード、車速及び変速段に基づき、車両を減速できる大きさの制動、例えばエンブレ相当の減速指令値ΔPを演算する。
減速制動指示手段32Dは、変速段判定手段32Bが変速段がコーストフリーと判定し、且つアクセルオフ検出手段32Aがアクセルオフになったと判定したら、減速指令値演算手段32Cが演算する減速指令値ΔPをブレーキコントローラ9に出力する。また、減速制動指示手段32Dは、アクセルオフの状態で、変速段の変速を検出した場合にも、上記減速指令値演算手段32Cが演算する減速指令値ΔPをブレーキコントローラ9に出力する。
ここで、ブレーキコントローラ9では、上述のように、ブレーキペダルストロークなどで演算した目標減速度P0を上記減速指令値で補正する。これによって、減速指令値ΔPを加味した目標減速度P0に相当する減速が車両に発生する。
更に、上記処理のうち、アクセルオフで且つ変速段がコーストフリーの場合に、車両が減速するだけの制動を発生させる処理部分の処理例について、図3を参照して説明する。
先ず、ステップS5で走行中か否かを判定する。走行中と判定した場合には、ステップS10に移行する。
まずステップS10にて、アクセル開度センサ16に基づきアクセルオフになったか否かを判定する。すなわち、運転者がアクセルペダルからの足離し操作時か否かを判定する。アクセルオフになったことを検出するとステップS20に移行する。
ステップS20では、現在の変速段がコーストフリーの変速段か否かを判定する。コーストフリーと判定すると、ステップS30に移行する。
ステップS30では、ブレーキコントローラ9が、車速やブレーキ開度などに基づき、目標減速度P0を演算する。
また、ステップS40にて、減速指令値演算手段32Cが減速指令値ΔPを演算する。
ステップS50にて、ブレーキコントローラ9が、目標減速度P0を減速指令値ΔPで補正する。
ステップS60では、ブレーキコントローラ9が、目標減速度P0に相当する制動力を各輪に配分して制動力を発生させる。
ステップS70では、変速段を変更する変速指令を検出したか否かを判定する。変速指令を検出した場合にはステップS80に移行する。
ステップS80では、変速後の変速段がコーストフリーか否かを判定する。変速段がコーストフリーの場合には、ステップS30に戻る。変速段がコーストフリーでない場合には、処理を終了して復帰する。
(動作・作用)
変速機ATのある変速段における歯車構成の中には、ワンウェイクラッチの働きにより駆動側には動力を伝達するが減速側への動力(減速力)を伝達しない構成となる変速段がある。そのような変速段では、コーストフリーの状態となり駆動軸側では減速力が出せないか小さい。
そして、運転者が足離ししてコースト走行となった時に、現在の変速段がコーストフリーの変速段である場合は、目標減速度P0に対して不足する減速度ΔPを付加する。これによって、現在の変速段がコーストフリーの変速段の状態で足離しコースト走行に移行しても、応答良く車両を減速できるだけの制動が発生する。こなわち、アクセルオフとなったときに減速力が不足した場合でも、制動装置BRKによって車軸に確実に減速力を伝えることができる。この結果、アクセルオフになったときにおける、制動力不足を解消して、ショックや運転の違和感・不安感の発生を避けることができる。
ここで、エンジンE及びモータMGの一方が駆動源を構成する。アクセル開度センサ16が加速指示検出手段を構成する。駆動減速発生処理部32が減速付与手段を構成する。
(本実施形態の効果)
(1)加速指示検出手段は、運転者の加速指示の有無を検出する。変速段取得手段30は、変速機ATの変速段を取得する。そして、減速付与手段は、変速段判定手段32Bの取得に基づき変速段がコーストフリーの変速段であるときに、加速検出手段の検出に基づき加速指示有りから加速指示無しへの切換を検出すると、上記制動装置BRKを介して車両を減速できる大きさの制動を付与する。
これによって、加速指示有りから加速指示無しへの切換、つまり運転者がアクセル足離し操作を行うと、駆動源で発生すべき制動力不足を応答良く解消して、迅速な減速度を実現出来る。
(2)上記減速付与手段は、車両走行中と判定した場合に、上記車両を減速できる大きさの制動を付与する。
これにより、走行中にアクセル足離し操作を行うことによる駆動系による制動力不足を応答良く解消出来る。この結果、制動力不足によるショックや運転の違和感・不安感の発生を避けることができる。
(3)エンジンEから駆動輪RR,RLまでのトルク伝達経路に変速機ATを介装すると共にエンジンEと変速機ATとの間のトルク伝達経路にモータMGを介装して、上記エンジンE及びモータMGの少なくとも一方を上記駆動源とする。
変速機ATがコーストフリー状態でなければ、モータMGによる回生によって駆動系での制動を発生出来るが、変速機ATがコーストフリー状態の場合には、回生制動が出来ない。このような状況でも、アクセル足離し操作を行うことによる駆動源での制動力不足を応答良く解消出来る。
(変形例)
(1)上記実施形態では、車両走行中でのアクセルオフ時に、コーストフリーであれば制動装置BRKによって、車両に減速が生じる制動を発生する場合を例示している。車両停止時に、この処理を実施しても良い。
この場合、例えば坂道でのロールバックを低減出来る。
(2)上記実施形態では、変速機ATでのコーストフリーの場合の処理を例示しているが、エンジン駆動状態の時に、次のように第1クラッチCL1での切断状態(コーストフリー)も対象としても良い。
すなわち、減速付与手段は、モータから駆動輪へトルクが伝達していない状態で、上記クラッチが切断状態の場合に、加速検出手段の検出に基づき加速指示有りから加速指示無しへの切換を検出すると、上記制動装置BRKを介して車両を減速できる大きさの制動を付与する。
但し、この場合には、上記制動装置BRKによる制動力の発生の他、モータの回生制動によっても車両を減速できる大きさの制動を付与することが可能である。この場合には、モータの回生制動も制動装置BRKを構成する。
すなわち、駆動源で駆動する駆動輪と異なる車輪を駆動可能なモータを備えた車両構成の場合には、その駆動輪と異なる車輪を駆動可能なモータで回生制動を行うことで、上記車両を減速できる大きさの制動を発生させるようにしても良い。
本発明に基づく実施形態に係る車両構成を示す図である。 本発明に基づく実施形態に係る駆動減速発生手段の構成を示す図である。 本発明に基づく実施形態に係る制動発生処理部分の処理を説明する図である。
符号の説明
1 エンジンコントローラ
2 モータコントローラ
9 ブレーキコントローラ
10 統合コントローラ
16 アクセル開度センサ
17 車速センサ
20 ブレーキストロークセンサ
30 変速段取得手段
32 駆動減速発生処理部
32A アクセルオフ検出手段
32B 変速段判定手段
32C 減速指令値演算手段
32D 減速制動指示手段
AT 自動変速機
BRK 制動装置
BS ブレーキストローク
E エンジン
MG モータ
P0 目標減速度
ΔP 減速指令値

Claims (5)

  1. 駆動源から駆動輪へのトルク伝達経路の途中に変速機を介装した車両の制駆動制御装置であって、
    車輪に制動を付与する制動装置と、
    運転者の加速指示の有無を検出する加速指示検出手段と、
    変速機の変速段を取得する変速段取得手段と、
    変速段取得手段の取得に基づき変速段がコーストフリーの変速段であるときに、加速検出手段の検出に基づき加速指示有りから加速指示無しへの切換を検出すると、上記制動装置を介して車両を減速できる大きさの制動を付与する減速付与手段と、を備えることを特徴とする車両の制駆動制御装置。
  2. 上記減速付与手段は、車両走行中と判定した場合に、上記車両を減速できる大きさの制動を付与することを特徴とする請求項1に記載した車両の制駆動制御装置。
  3. エンジンから駆動輪までのトルク伝達経路に変速機を介装すると共にエンジンと変速機との間のトルク伝達経路にモータを介装して、上記エンジン及びモータの少なくとも一方を上記駆動源とすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した車両の制駆動制御装置。
  4. エンジンとモータとの間にクラッチを介装する車両の制駆動制御装置であって、
    減速付与手段は、モータから駆動輪へトルクが伝達していない状態で、上記クラッチが切断状態の場合に、加速検出手段の検出に基づき加速指示有りから加速指示無しへの切換を検出すると、上記制動装置を介して車両を減速できる大きさの制動を付与することを特徴とする請求項3に記載の車両の制駆動制御装置。
  5. 変速機がコーストフリーの変速段の状態で車両走行中に、運転者による加速指示有りから加速指示無しへの切換を検出すると、車両減速のための制動を制動装置を介して車輪に付与することを特徴とする車両の制駆動制御方法。
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