JP2010143238A - 水中移動体の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水中移動体の位置および姿勢を精度良く制御する水中移動体の制御装置を提供することにある。
【解決手段】指令速度−指令推力変換手段24は、コントローラ13から入力した速度指令値を指令推力へと変換する。PID制御器27は、変換された指令推力と、3軸周りの角速度と3軸方向の加速度から、XYZ方向の推力制御量を算出する。スラスタ推力配分手段28は、XYZ方向の推力制御量を各スラスタが発生するスラスタ推力に変換する。スラスタ推力−モータ電圧変換手段29は、スラスタ推力を各スラスタの駆動モータの指令電圧へと変換し、スラスタ21,22,23に供給し、水中検査装置9を動作させる。初期キャリブレーション手段30は、指令値−指令推力変換手段24とスラスタ推力−モータ電圧変換手段29で用いる変換ゲインを予め同定し、同定した変換ゲインを各手段24,29に設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、水中移動体の位置および姿勢を制御する制御装置に係り、特に、複数の推進器を備えた水中移動体を利用する場合に、その制御系の特性を使用前または使用中に自動的に把握して制御系へ反映するための水中移動体の制御装置に関する。
従来、水中移動体の位置および姿勢の制御は、ジャイロや加速度センサなどの慣性センサの信号をフィードバックし、制御量を算出している。例えば、加速度計、ジャイロセンサ、速度計で水中移動体の動作を計測し、具備している推進器の異常を検知することで、各推進器が発生する推力の配分量を調整し、PID制御器において制御量を生成する水中航走体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、水中移動体の動特性モデルを予め用意し、指令値に対する実際の出力値とモデルから算出される理想的な出力値とを比較し、PID制御器の出力値に外力を打ち消すために必要な制御量を加えることで、未知外力がある中でも指令値に追従するための制御方式が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−107943号公報 特開平9−2383号公報
特許文献1で記載されたものでは、ジャイロや加速度センサなどの慣性センサの信号をフィードバックし、制御量を算出している。この方式では、PID制御器のPIDゲインは固定値であり、さらに個々の推進器の特性が制御系で考慮されていない。従って、水中移動体に取り付けられているケーブルによる外力や流体抗力等の外乱存在下や、複数の推進器の特性が不均一で有る場合には、指令値への追従性に問題がある。
また、特許文献2で記載されたものでは、水中移動体の動特性モデルを予め用意し、センサフィードバックから求めた制御量を補正する方式が用いられているが、動特性モデルの構築に時間を要するため、モデル精度が低いと、制御性能が低下するという問題がある。
本発明の目的は、個々の推進器特性の違いや動作中に未知外乱が加わる環境において、水中移動体の位置および姿勢を精度良く制御する水中移動体の制御装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、入力した動作指令値を指令推力に変換する指令値−指令推力変換手段と、該指令値−指令推力変換手段により変換された前記指令推力と、水中移動体に搭載されたセンサ信号の出力を用いて、動的にゲインを変更しながら推力制御量を生成するPID制御手段と、該PID制御手段により生成された前記推力制御量を、スラスタ推力に変換するスラスタ推力配分手段と、該スラスタ推力配分手段により変換された前記スラスタ推力を、モータ電圧に変換するスラスタ推力−モータ電圧変換手段とを有し、該スラスタ推力−モータ電圧変換手段により変換された前記モータ電圧を推進機構に与えて、水中移動体を3次元移動する水中移動体の制御装置であって、前記指令値−指令推力変換手段と前記スラスタ推力−モータ電圧変換手段で用いる変換ゲインを予め同定し、同定した変換ゲインを前記指令値−指令推力変換手段と前記スラスタ推力−モータ電圧変換手段に設定する初期キャリブレーション手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、個々の推進器特性の違いや動作中に未知外乱が加わる環境において、水中移動体の位置および姿勢を精度良く制御し得るものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記初期キャリブレーション手段は、前記水中移動体の各推進機構ごとに異なる指令値を入力し、その入力ごとの水中移動体の動作を計測する動作生成・計測手段と、該動作生成・計測手段の計測結果を基に動特性を解析する動特性解析手段と、該動特性解析手段の結果を基に、前記指令値−指令推力変換手段と前記スラスタ推力−モータ電圧変換手段で用いる前記変換ゲインを算出する変換ゲイン算出手段とを備えるようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記動作生成・計測手段は、動作を計測する手段として、水中移動体の3軸周りの角速度を検知する角速度検知手段と、3軸方向の加速度を検知する加速度検知手段とを備えるようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記PID制御器は、前記指令推力及び前記センサ信号を取得する指令推力・センサ信号取得手段と、前記指令推力と前記センサ信号を比較し、応答性,オーバーシュート量,定常偏差を含む制御特性量を算出し、この算出結果を基にPIDゲインを決定し、そのゲインを制御系へ反映するゲイン更新手段とを備えるようにしたものである。
(5)上記(4)において、好ましくは、前記ゲイン更新手段は、前記制御特性解析手段の結果を一定時間蓄積しておき、それらデータを用いて、PIDゲインの増減を行うようにしたものである。
本発明によれば、個々の推進器特性の違いや動作中に未知外乱が加わる環境において、水中移動体の位置および姿勢を精度良く制御し得るものとなる。
以下、図1〜図12を用いて、本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御装置の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、原子炉内検査作業時における本実施形態による水中検査装置の機器配置について説明する。
図1は、原子炉内検査作業時における本発明の第1の実施形態による水中検査装置の機器配置の説明図である。
原子炉1の内部には、シュラウド2、上部格子板3、炉心支持板4、シュラウドサポート5等の構造物があり、PLR配管6をはじめとする配管が接続されている。また、原子炉1の上部には、作業スペースであるオペレーションフロア7があり、同じく上方には燃料交換装置8がある。
原子炉内の目視検査を行う場合、水中検査装置9を投入し、検査員14は、燃料交換装置8の上から、表示装置12で水中検査装置9の現在位置を確認しながら、コントローラ13により水中検査装置9の操作を行う。ここで、表示装置12およびコントローラ13は、制御装置11と接続されている。水中検査装置9は、ケーブル10を介して、制御装置11と接続されている。
次に、図2を用いて、本実施形態による水中検査装置の構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態による水中検査装置の構成図である。
ここで、水中検査装置9に固定された座標系を、鉛直下向きがZ軸正方向である右手座標系と定義する。水中検査装置9には、姿勢を検出するために慣性センサ部18が設置されている。慣性センサ部18の中には、3軸周りの角速度を検出する3軸ジャイロ19と、3軸方向の加速度を検出する3軸加速度センサ20が内蔵される。また、水中検査装置9には、画像取込部16を設置し、目視検査用カメラ15を内蔵している。さらに、3次元的な移動を可能とするため、各軸方向にそれぞれ、前後移動スラスタ21、左右移動スラスタ22、昇降移動スラスタ23を備えている。
なお、慣性センサ部18、画像取込部16から出力される信号は、水中検査装置側信号伝送部17及びケーブル10を介して、制御装置11に伝送される。スラスタ21,22,23の駆動信号は、ケーブル10を介して制御装置11から伝送される。
次に、図3を用いて、本実施形態による水中検査装置の制御装置の構成について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御装置の構成を示すブロック図である。
制御装置11は、指令速度−指令推力変換手段24と、角速度算出手段25と、加速度算出手段26と、PID制御器27と、スラスタ推力配分手段28と、スラスタ推力−モータ電圧変換手段29と、初期キャリブレーション手段30とを備えている。
コントローラ13が出力する速度指令値は、指令速度−指令推力変換手段24に入力する。速度指令値は、検査員14によって入力される。指令速度−指令推力変換手段24は、速度指令値を指令推力に変換する。角速度算出手段25は、3軸ジャイロ19によって検知された水中検査装置9の角速度の出力信号を用いて、3軸周りの角速度を算出する。加速度算出手段26は、加速度センサ20によって検知された水中検査装置9の加速度の出力信号を用いて、3軸方向の加速度を算出する。
PID制御器27は、変換された指令推力と角速度と加速度データを用いて、XYZ方向の推力制御量を算出する。スラスタ推力配分手段28は、XYZ方向の推力制御量を各スラスタが発生する推力(スラスタ推力)に変換する。最後に、スラスタ推力−モータ電圧変換手段29は、スラスタ推力を各スラスタの駆動モータの指令電圧へと変換し、スラスタ21,22,23スラスタ23へ供給し、水中検査装置9を動作させる。
なお、指令速度−指令推力変換手段24とスラスタ推力−モータ電圧変換手段29において使用する各種換算ゲインは、初期キャリブレーション手段30によって求められる。
次に、図4を用いて、本実施形態による水中検査装置の制御装置に用いる初期キャリブレーション手段30の構成について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御装置に用いる初期キャリブレーション手段の構成を示すブロック図である。
初期キャリブレーション手段30は、動作生成・計測手段30Aと、動特性解析手段30Bと、変換ゲイン算出手段30Cとを備えている。動作生成・計測手段30Aは、水中検査装置9のスラスタ21からスラスタ23にそれぞれモータ電圧を入力し、その際の水中検査装置9の動作を内蔵している3軸ジャイロ19および3軸加速度センサ20で計測するものであり、その処理内容については、図8を用いて後述する。動特性解析手段30Bは、動作生成・計測手段30Aにより計測した角速度と加速度、指令電圧をデータファイルとして保存するものであり、その処理内容については、図9を用いて後述する。変換ゲイン算出手段30Cは、計測したデータから、指令速度と指令推力、スラスタ推力とモータ電圧の関係を表す近似式を導出するものであり、その処理内容については、図10を用いて後述する。
次に、図5を用いて、本実施形態による水中検査装置の制御装置に用いるPID制御器27の構成について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御装置に用いるPID制御器の構成を示すブロック図である。
PID制御器27は、指令推力・加速度取得手段27Aと、PIDゲイン更新手段27Bとを備えている。指令推力・加速度取得手段27Aは、指令速度−指令推力変換手段24において算出された指令推力と、加速度算出手段25において算出された3軸方向の加速度を取得するものであり、その処理内容については、図11を用いて後述する。PIDゲイン更新手段27Bは、最適なPIDゲインを設定するものであり、その処理内容については、図12,図13を用いて後述する。
次に、図6〜図13を用いて、本実施形態による水中検査装置の制御内容について説明する。
図6〜図13は、本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。
最初に、図6に示すように、原子炉内検査を開始する前に、ステップS100において、初期キャリブレーション手段30は、初期キャリブレーション処理を実行する。初期キャリブレーション処理は、図3に示した指令速度−指令推力変換手段24とスラスタ推力−モータ電圧変換手段29において使用する各種換算ゲインを算出するものであり、その詳細については、図7〜図9を用いて後述する。
次に、ステップS200において、水中検査装置11は、ステップS100で算出された各種換算ゲインを制御系へ反映し、水中検査装置制御処理を実行し、検査を開始する。なお、水中検査装置制御処理の詳細については、図10〜図12を用いて後述する。
最後に、ステップS300において、水中検査装置11は、検査終了信号の入力の有無を判定し、信号が入力されると、水中検査装置制御処理を終了する。
次に、図7〜図10を用いて、本実施形態による水中検査装置における初期キャリブレーション処理の内容について説明する。
最初に、図7を用いて、図6のステップS100の初期キャリブレーション処理の全体の流れについて説明する。
ステップS110の動作生成・計測処理において、動作生成・計測手段30Aは、水中検査装置9のスラスタ21,22,スラスタ23にそれぞれモータ電圧を入力し、その際の水中検査装置9の動作を内蔵している3軸ジャイロ19および3軸加速度センサ20で計測する。
次に、ステップS120の動特性解析処理において、動特性解析手段30Bは、計測した角速度と加速度、指令電圧をデータファイルとして保存する。
最後に、ステップS130の変換ゲイン算出処理において、変換ゲイン算出手段30Cは、計測したデータから、指令速度と指令推力、スラスタ推力とモータ電圧の関係を表す近似式を導出し、処理を終了する。
次に、図8を用いて、図7のステップS110の動作生成・計測処理の内容について詳述する。
ステップS112のモータ指令電圧入力処理において、動作生成・計測手段30A各モータへ予め設定した指令電圧を順番に入力する。ここで、入力する指令電圧は、使用するモータの仕様から決定するが、本例では−10Vから+10Vの指令値入力が可能であるものを用い、0Vから正負にそれぞれ2.5Vずつ、指令電圧を変化させる。そして、各指令電圧ごとに水中検査装置9の動作を計測する。
次にステップS114の速度・加速度算出処理において、動作生成・計測手段30Aは、速度と加速度を算出する。加速度A(Ax, Ay, Az)は、加速度センサ20から出力される加速度信号から、高域通過フィルタを用いて重力加速度成分を除去し、加速度センサ固有のスペックとして示されている加速度換算係数を乗じて算出する。また、速度V(Vx, Vy, Vz)は、算出した加速度を積分し、算出する。
最後に、ステップS116において、動作生成・計測手段30Aは、それぞれの指令電圧ごとに、サンプリング時間、加速度A、速度Vを保存し、処理を終了する。
次に、図9を用いて、図7のステップS120の動特性解析処理の内容について詳述する。
ステップS122において、動特性解析手段30Bは、ステップS110の動作生成・計測処理で保存したデータファイルを読込む。
次に、ステップS124において、動特性解析手段30Bは、スラスタの進行方向と一致する軸方向の加速度と速度をデータファイルから取得し、加速度については、ある閾値以下になったサンプリング時間の一つ前の時間での加速度を、速度については、等速になった後の一定時間内のサンプリングデータの平均値を、指令電圧で計測された動特性として算出する。この処理を、スラスタ21、スラスタ22、スラスタ23の順に、指令電圧−10V〜+10Vでの動特性をそれぞれ算出する。
そして、ステップS126において、動特性解析手段30Bは、各指令電圧での代表加速度と平均速度を保存し、処理を終了する。
次に、図10を用いて、図7のステップS130の変換ゲイン算出処理の内容について詳述する。
ステップS132において、変換ゲイン算出手段30Cは、ステップS120の動特性解析処理において保存した解析結果を読込む。
次に、ステップS134のスラスタ推力−モータ電圧変換ゲイン算出処理において、変換ゲイン算出手段30Cは、読込んだ解析結果から指令電圧と加速度データを取得し、以下の式(1)を用いて、加速度データAをスラスタ推力Fmへと変換し、指令電圧Vconとスラスタ推力Fmから最小二乗法を用いて、近似曲線を算出する。
Figure 2010143238

ここで、Mは水中検査装置9の水中での付加質量であり、予め同定試験により導出したものである。
次に、ステップS136の指令速度−指令推力変換ゲイン算出処理において、変換ゲイン算出手段30Cは、読込んだ解析結果から速度Vを取得し、それとスラスタ推力Fmから最小二乗法を用いて、近似曲線を算出する。
最後に、ステップS138において、変換ゲイン算出手段30Cは、ステップS134,S136の処理で算出した近似曲線の係数を変換ゲインとして保存し、処理を終了する。なお、保存した変換ゲインは、水中検査装置制御開始前に、図3のブロック図内における指令速度−指令推力変換手段24、スラスタ推力−モータ電圧変換手段29へ供給し、反映する。
次に、図11〜図13を用いて、本実施形態による水中検査装置における水中検査装置制御処理(図6のステップS200)の内容について説明する。
最初に、図11を用いて、図6のステップS200の水中検査装置制御処理の全体の流れについて説明する。
ステップS210において、PID制御器27は、図3の指令速度−指令推力変換手段24において算出された指令推力と、図3の加速度算出手段25において算出された3軸方向の加速度を取得する。
そして、ステップS220のPIDゲイン更新処理において、PID制御器27は、最適なPIDゲインを設定する。PID更新処理の詳細処理内容については、図12,図13を用いて後述する。
次に、ステップS230の推力制御量算出処理において、PID制御器27は、指令推力Frefと加速度Aから、以下の式(2)を用いて、推力制御量Fconを算出する。
Figure 2010143238

式(2)のKp, Ki, Kdが、PIDゲイン更新処理により算出されるゲインである。
次に、ステップS240のスラスタ推力算出処理において、スラスタ推力配分手段28は、各スラスタが発生すべき推力Fmを算出する。なお、本例では、図2に示したように、水中検査装置9のスラスタ配置はXYZの各軸方向に1つずつ設置しているので、FconとFmは等しいものとなる。
さらに、ステップS250のモータ電圧算出処理において、スラスタ推力−モータ電圧変換手段29は、スラスタ推力Fmをモータ指令電圧Vconへ変換する。変換には、初期キャリブレーション処理により導出したスラスタ推力−モータ電圧変換ゲインを反映させた以下の式(3)を用いる。
Figure 2010143238

ここで、a, b, cは最小二乗法で算出された近似曲線の係数である。なお、本例では、近似曲線を2次多項式としたが、近似式と実データとが一致していない場合は、任意の次数に変更し、最小二乗法を実行すれば良い。
最後に、ステップS260において、スラスタ推力−モータ電圧変換手段29は、モータ指令電圧Vconをスラスタ21からスラスタ23へ供給し、処理を終了する。
次に、図12を用いて、図11のステップS220のPIDゲイン更新処理の内容を詳述する。
ステップS221の発生推力算出処理において、PID制御器27は、加速度Aを用いて、水中検査装置9が発生している推力Fcurを算出する。
次に、ステップS223の外力推定処理において、PID制御器27は、指令推力Frefと発生推力Fcurの各軸方向成分を比較し、水中検査装置9に加わっている外力Fext(流体抵抗、ケーブル外乱等)を算出し、ステップS225において、それを保存する。なお、本例において外力データを保存する際には、最新の算出結果以前の100ステップ分のデータを保存することとする。
そして、ステップS227のPIDゲイン判定処理において、PID制御器27は、保存されている外力データFextを読込み、最適なPIDゲインを決定・出力し、処理を終了する。なお、ステップS227のPIDゲイン判定処理の詳細については、図13を用いて後述する。
次に、図13を用いて、図12のステップS227のPIDゲイン判定処理の内容を詳述する。
ステップS227Aにおいて、PID制御器27は、図12のステップS225において保存した外力データFextを取得する。
そして、ステップS227B,S227Cにおいて、PID制御器27は、PゲインKpとIゲインKiを外力データに応じて調整する。ここで、PゲインKpについては、ステップS227Bにおいて、ある閾値以下であれば減少、以上であれば増加させる。IゲインKiについては、ステップS227Cにおいて、外力データの平均値がある閾値以上であれば増加、以下であれば減少させる。これにより、オーバーシュート量と定常偏差を小さくすることができ、外力の大きさに応じて最適な推力制御量を生成することが可能となる。
最後に、ステップS227Dにおいて、PID制御器27は、PIDゲインを保存し、処理を終了する。なお、DゲインKdは、制御系の応答時間を決定するゲインであるが、水中では移動体の動作応答が遅いため、本実施例ではゲインの増減は行わず固定値とする。ただし、動作の応答性が遅い場合は、指令推力Frefと発生推力Fcurの間で応答時間を算出し、その時間幅Δtを基にゲインの増減をすればよい。
以上説明した本実施形態によれば、水中検査装置9を動作させる際に、初期キャリブレーション機能と動的ゲイン変更機能を備えた制御装置を用いることで、検査開始前に各スラスタの制御ゲイン調整を迅速に実施でき、かつ移動中のビークルの直進性および操作性を向上できる。
以下、図14〜図20を用いて、本発明の第2の実施形態による水中検査装置の制御装置の構成及び動作について説明する。
本実施形態は、第1の実施形態と比較し、水中検査装置の構成が異なるが、それ以外の構成は同一である。すなわち、同一符号は同一部分を示している。そこで、以下、異なる点を主として説明する。
最初に、図14を用いて、原子炉内検査作業時における本実施形態による水中検査装置の機器配置について説明する。
図14は、原子炉内検査作業時における本発明の第2の実施形態による水中検査装置の機器配置の説明図である。
原子炉1の内部には、シュラウド2、上部格子板3、炉心支持板4、シュラウドサポート5等の構造物があり、PLR配管6をはじめとする配管が接続されている。また、原子炉1の上部には、作業スペースであるオペレーションフロア7があり、同じく上方には燃料交換装置8がある。
原子炉内の目視検査を行う場合、水中検査装置9Aに小型検査装置9Bを収納し、検査箇所付近まで投入し、検査付近到着後、水中検査装置9Aより小型検査装置9Bを分離し、検査を開始する。検査員14は、燃料交換装置8上から表示装置12で水中検査装置9Aと小型検査装置9Bの現在位置を確認しながら、コントローラ13により操作を行う。ここで、表示装置12およびコントローラ13は、制御装置11と接続され、水中検査装置9Aは、一次ケーブル10を介して、制御装置11と接続され、水中検査装置9Aと小型検査装置9Bは二次ケーブル10Bを介して接続される。
なお、本実施形態では、水中検査装置9Aが、初期キャリブレーション機能と動的ゲイン変更機能を備えている。そして、本実施形態による水中検査装置の制御装置の構成は、図3に示したものと同様である。
次に、図15及び図16を用いて、本実施形態による水中検査装置の構成について説明する。
図15及び図16は、本発明の第2の実施形態による水中検査装置の構成図である。
図15は、水中検査装置9Aの外観図であり、図15(a)は前方、図15(b)は後方から見た図である。
水中検査装置9Aは、本体上部93、本体推進部94、本体下部95の3つの部位で構成する。
ここで、本体下部95には、水中検査装置9Aの位置および姿勢を検知するための、3軸ジャイロ105と、3軸加速度センサ106とを搭載する。また、水中検査装置9Aと制御装置11を接続する一次ケーブル10は、水中検査装置9Aの直上においてサポートケーブル97と接続し、水中検査装置9Aのサポートケーブル取付部96において支持する。なお、サポートケーブル97と一次ケーブル10の接続部は、圧着治具(図示せず)を用いて密着させる。一次ケーブル10は、一次ケーブル接続部98から、水中検査装置9A本体に引き込む。
また、水中検査装置9Aの上部には照明99を設置し、本体上部93には、カメラ100を設置する。さらに、図16で詳述するが、本体上部93から本体推進部94に掛けて、上下方向に、昇降スラスタダクト101a,101bを左右に設置し、また、本体推進部94には、並進スラスタダクト102a,102b,102cを3つ設置する。さらに、本体推進部94から本体下部95にかけて、小型検査装置9B、および小型検査装置の収納部103及び収納ガード104を設けている。
図16は、水中検査装置9Aの断面図であり、図16(a)は中心軸を通る垂直断面、図16(b)は並進スラスタダクト102a,102b,102cを通る水平断面を示している。
昇降スラスタダクト101a,101b内には、昇降スラスタ107a,107bを設置してあり、それらを駆動する推進用モータ108は、本体下部95内に設置する。本体推進部94の中央には、小型検査装置9Bと接続する二次ケーブル10Bのハンドリングをするウインチ109を搭載する。また、本体下部95の中央は、下部空洞110を設けている。
本体推進部94には、3つの並進スラスタダクト102a,102b,102cを設け、その中に、それぞれ並進スラスタ111a,111b,111cを取り付ける。ここで、3つの並進スラスタ111a,111b,111cの配置は、各々が120度を越えないように配置する。本例では、制御の簡便化のために、120度の均等配置とする。
次に、図17〜図20を用いて、本実施形態による水中検査装置の制御内容について説明する。
図17〜図20は、本発明の第2の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。
最初に、図17に示すように、原子炉内検査を開始する前に、ステップS100Aにおいて、初期キャリブレーション手段30は、初期キャリブレーション処理を実行する。初期キャリブレーション処理の詳細については、図18〜図20を用いて後述する。
次に、ステップS200において、水中検査装置11は、ステップS100で算出された各種換算ゲインを制御系へ反映し、水中検査装置制御処理を実行し、検査を開始する。水中検査装置制御処理の詳細は、図10〜図12にて説明したものと同様である。
最後に、ステップS300において、水中検査装置11は、検査終了信号の入力の有無を判定し、信号が入力されると、水中検査装置制御処理を終了する。
次に、図18〜図20を用いて、初期キャリブレーション処理の処理内容について説明する。
図18は、初期キャリブレーション処理の全体の流れを示す図である。
ステップS130Aのスラスタ推力−モータ電圧変換ゲイン算出処理において、初期キャリブレーション手段30は、スラスタ推力とモータ電圧の近似式を導出し、その係数を変換ゲインとして算出する。なお、ステップS130Aの詳細は、図19を用いて後述する。
次に、ステップS130Bの指令速度−指令推力変換ゲイン算出処理(ステップ114)において、初期キャリブレーション手段30は、指令速度と指令推力の近似式を導出し、その係数を変換ゲインとして算出する。
図19を用いて、図18のステップS130Aのスラスタ推力−モータ電圧変換ゲイン算出処理の内容について詳述する。
ステップS112のモータ指令電圧入力処理において、初期キャリブレーション手段30は、モータに予め設定した指令電圧を順番に入力する。ここで、入力する指令電圧は、使用するモータの仕様から決定するが、本例では−10Vから+10Vの指令値入力が可能であるものを用い、0Vから正負にそれぞれ2.5Vずつ、指令電圧を変化させる。
そして、ステップS114Aの角速度計測・算出処理において、初期キャリブレーション手段30は、各指令電圧ごとに水中検査装置9Aの動作を3軸ジャイロ105を用いて計測し、その出力信号から角速度Ω(ωx, ωy, ωz)を算出する。
本例では、3軸ジャイロ105として静電浮上型ジャイロを用いるが、一般に、静電浮上型ジャイロは正の電圧値を出力するセンサであり、基準電圧と称する一定の電圧値からの増減値が、センサにかかる角速度に比例する性質を持っている。ここで、基準電圧は、通常、ジャイロ固有のスペックとして一定値が示されているが、本例では、角速度信号を入力しない場合の電圧値を予め計測し、それを平均化したものを基準電圧とする。そして、出力信号から基準電圧を減じ、それにジャイロ固有のスペックとして示されている電圧-角速度換算係数を乗じて、角速度を算出する。
次に、ステップS133Aのスラスタ推力算出処理において、初期キャリブレーション手段30は、ステップS114Aで一定時間計測した角速度データを用いて、等角速度になった後の一定区間内のサンプリングデータの平均値を、指令電圧で計測された角速度として算出し、その角速度Ωを以下の式(4)を用いてスラスタ推力Fmへ変換する。
Figure 2010143238

ここで、Nはモーメント、rは水中検査装置9AのXY平面中心からスラスタまでの距離、Iは慣性モーメント、mは水中検査装置9Aの水中での付加質量(予め同定試験により導出)である。
次に、ステップ134Aの変換ゲイン算出処理(ステップ120)において、初期キャリブレーション手段30は、指令電圧Vconとスラスタ推力Fmを用いて、最小二乗法により近似曲線を算出する。
最後に、ステップS138において、初期キャリブレーション手段30は、近似式の係数を変換ゲインとして保存し、処理を終了する。
算出された変換ゲインは、図3のスラスタ推力−モータ電圧変換手段29に供給し、反映する。なお、ステップS112からステップS134Aは各スラスタ毎に繰り返し、全てのスラスタについて変換ゲインを算出した後、ステップS138に進むものとする。
次に、図20を用いて、図18の指令速度−指令推力変換ゲイン算出処理の内容について詳述する。
ステップS113の指令速度入力処理において、初期キャリブレーション手段30は、予め設定した指令速度を順番に入力し、XYZ方向に動作させる。ここで、入力する指令速度は、使用する水中検査装置9Aの最大移動速度から決定するが、本実施例では60mm/sとし、0mm/sから正負にそれぞれ15mm/sずつ、指令速度を変化させる。
そして、ステップS114Bの加速度計測・算出処理において、初期キャリブレーション手段30は、各指令速度ごとに水中検査装置9Aの動作を3軸加速度106を用いて計測し、加速度を算出する。加速度A(Ax, Ay, Az)は、加速度センサ106から出力される加速度信号から、高域通過フィルタを用いて重力加速度成分を除去し、加速度センサ固有のスペックとして示されている加速度換算係数を乗じて算出する。
次に、ステップS133Bの軸方向推力算出処理において、初期キャリブレーション手段30は、ステップS114Bで一定時間計測した加速度データを用いて、ある閾値以下になったサンプリング時間の一つ前の時間での加速度を、指令速度で計測された加速度として算出し、その加速度を以下の式(5)を用いて軸方向推力Fへ変換する。
Figure 2010143238

ここで、Mは水中検査装置9Aの水中での付加質量であり、予め同定試験により導出するものである。
さらに、ステップS136Aの変換ゲイン算出処理において、初期キャリブレーション手段30は、指令速度と軸方向推力Fmを用いて、最小二乗法により近似曲線を算出する。
最後に、ステップS138において、初期キャリブレーション手段30は、近似式の係数を変換ゲインとして保存し、処理を終了する。算出された変換ゲインは、図3の指令速度−指令推力変換手段24に供給し、反映する。なお、ステップS113からステップS136Aは各スラスタ毎に繰り返し、全てのスラスタについて変換ゲインを算出した後、ステップS138に進むものとする。
以上説明した本実施形態によれば、水中検査装置9を動作させる際に、初期キャリブレーション機能と動的ゲイン変更機能を備えた制御装置を用いることで、検査開始前に各スラスタの制御ゲイン調整を迅速に実施でき、かつ移動中のビークルの直進性および操作性を向上できる。
また、本実施形態によれば、水中検査装置の推進器配置が各軸方向に独立でない場合においても、初期キャリブレーションにより各スラスタの制御ゲイン調整を自動で実施できる。
なお、本発明は、原子炉内の検査に用いる検査装置のみでなく、水中で使用する移動体に広く適用できるものであり、特に複数の推進器を持つ移動体の制御パラメータ調整時間の短縮および移動性能向上に適している。
原子炉内検査作業時における本発明の第1の実施形態による水中検査装置の機器配置の説明図である。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御装置に用いる初期キャリブレーション手段の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御装置に用いるPID制御器の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 原子炉内検査作業時における本発明の第2の実施形態による水中検査装置の機器配置の説明図である。 本発明の第2の実施形態による水中検査装置の構成図である。 本発明の第2の実施形態による水中検査装置の構成図である。 本発明の第2の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による水中検査装置の制御内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1…原子炉
2…シュラウド
3…上部格子板
4…炉心支持板
5…シュラウドサポート
6…PLR配管
7…オペレーションフロア
8…燃料交換装置
9,9A…水中検査装置
9B…小型検査装置
10…ケーブル
10B…2次ケーブル
11…制御装置
12…表示装置
13…コントローラ
14…検査員
15…目視検査用カメラ
16…画像取込部
17…検査装置側信号伝送部
18…慣性センサ部
19…3軸ジャイロ
20…3軸加速度センサ
21…前後移動スラスタ
22…左右移動スラスタ
23…昇降移動スラスタ
24…指令速度−指令推力変換手段
25…角速度算出手段
26…加速度算出手段
27…PID制御器
27A…指令推力・加速度取得手段
27B…PIDゲイン更新手段
28…スラスタ推力配分手段
29…スラスタ推力−モータ電圧変換手段
30…初期キャリブレーション手段
30A…動作生成・計測手段
30B…動特性解析手段
30C…変換ゲイン算出手段
93…本体上部
94…本体推進部
95…本体下部
96…サポートケーブル取付部
97…サポートケーブル
98…一次ケーブル接続部
99…照明
100…カメラ
101a,101b…昇降スラスタダクト
102a,102b,102c…並進スラスタダクト
103…小型検査装置収納部
104…小型検査装置収納ガード
105…3軸ジャイロ
106…3軸加速度センサ
107a,107b…昇降スラスタ
108…推進用モータ
109…ウインチ
110…下部空洞
111a,111b,111c…並進スラスタ

Claims (5)

  1. 入力した動作指令値を指令推力に変換する指令値−指令推力変換手段と、
    該指令値−指令推力変換手段により変換された前記指令推力と、水中移動体に搭載されたセンサ信号の出力を用いて、動的にゲインを変更しながら推力制御量を生成するPID制御手段と、
    該PID制御手段により生成された前記推力制御量を、スラスタ推力に変換するスラスタ推力配分手段と、
    該スラスタ推力配分手段により変換された前記スラスタ推力を、モータ電圧に変換するスラスタ推力−モータ電圧変換手段とを有し、
    該スラスタ推力−モータ電圧変換手段により変換された前記モータ電圧を推進機構に与えて、水中移動体を3次元移動する水中移動体の制御装置であって、
    前記指令値−指令推力変換手段と前記スラスタ推力−モータ電圧変換手段で用いる変換ゲインを予め同定し、同定した変換ゲインを前記指令値−指令推力変換手段と前記スラスタ推力−モータ電圧変換手段に設定する初期キャリブレーション手段を備えることを特徴とする水中移動体の制御装置。
  2. 請求項1記載の水中移動体の制御装置において、
    前記初期キャリブレーション手段は、
    前記水中移動体の各推進機構ごとに異なる指令値を入力し、その入力ごとの水中移動体の動作を計測する動作生成・計測手段と、
    該動作生成・計測手段の計測結果を基に動特性を解析する動特性解析手段と、
    該動特性解析手段の結果を基に、前記指令値−指令推力変換手段と前記スラスタ推力−モータ電圧変換手段で用いる前記変換ゲインを算出する変換ゲイン算出手段とを備えることを特徴とする水中移動体の制御装置。
  3. 請求項1記載の水中移動体の制御装置において、
    前記動作生成・計測手段は、動作を計測する手段として、水中移動体の3軸周りの角速度を検知する角速度検知手段と、3軸方向の加速度を検知する加速度検知手段とを備えることを特徴とする水中移動体の制御装置。
  4. 請求項1記載の水中移動体の制御装置において、
    前記PID制御器は、
    前記指令推力及び前記センサ信号を取得する指令推力・センサ信号取得手段と、
    前記指令推力と前記センサ信号を比較し、応答性,オーバーシュート量,定常偏差を含む制御特性量を算出し、この算出結果を基にPIDゲインを決定し、そのゲインを制御系へ反映するゲイン更新手段とを備えることを特徴とする水中移動体の制御装置。
  5. 請求項4記載の水中移動体の制御装置において、
    前記ゲイン更新手段は、前記制御特性解析手段の結果を一定時間蓄積しておき、それらデータを用いて、PIDゲインの増減を行うことを特徴とする水中移動体の制御装置。
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