JP2010143090A - 粘着積層体 - Google Patents

粘着積層体 Download PDF

Info

Publication number
JP2010143090A
JP2010143090A JP2008323184A JP2008323184A JP2010143090A JP 2010143090 A JP2010143090 A JP 2010143090A JP 2008323184 A JP2008323184 A JP 2008323184A JP 2008323184 A JP2008323184 A JP 2008323184A JP 2010143090 A JP2010143090 A JP 2010143090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
pressure
sensitive adhesive
block
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008323184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5339052B2 (ja
Inventor
Izumi Yagi
泉 八木
Takayuki Ueki
貴之 植木
Junichi Kuroki
潤一 黒木
Kazuyuki Tanaka
一幸 田中
Kozo Mita
浩三 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2008323184A priority Critical patent/JP5339052B2/ja
Publication of JP2010143090A publication Critical patent/JP2010143090A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5339052B2 publication Critical patent/JP5339052B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

【課題】
押出成形によって製造でき、被着体へ密着性よく貼着できて、剥離したい時には容易に剥離できる粘着積層体を提供する。
【解決手段】
多層共押出成形法で製膜され、背面層11、発泡層13、メタロセン触媒下で重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体とスチレン系熱可塑性エラストマーとからなる粘着層19から構成され、かつ、JIS−Z−0237に準拠して測定した前記背面層11と前記粘着層19との間の巻き戻し力が0.1N/25mm以下であることを特徴とし、前記スチレン系熱可塑性エラストマーが水添ジエン系共重合体、または、スチレン−イソブチレン系ブロック共重合体であることも特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粘着積層体に関し、さらに詳しくは、金属、ガラス、プラスチックなどの成形品、加工品、塗装物等、特に表面粗度の低い被着面に対して粘着させることで、被着面の傷や汚れを防護し、使用時には容易に剥離することができる粘着積層体に関するものである。
本明細書において、配合を示す「比」、「部」、「%」などは特に断わらない限り質量基準であり、「/」印は一体的に積層されていることを示す。また、「LDPE」は「低密度ポリエチレン」、及び「MFR」は「メルトフローレート」の略語、機能的表現、通称、又は業界用語である。
(主なる用途)本発明の粘着積層体の主なる用途としては、建材、日用品、ステーショナリー、家電製品、自動車、各種ディスプレーなどの製品の表面に密着させて、包装材、緩衝材、断熱材、防音材などとして使用するものである。しかしながら、製品の表面に密着させて、包装材、緩衝材、断熱材、防音材などとして使用する用途であれば、特に限定されるものではない。
(背景技術)従来、発泡体の用途は、包装材、緩衝材、断熱材、防音材等と多岐にわたる。発泡体の表面への粘着剤を塗工して粘着加工発泡製品としたり、発泡層と粘着層を共押出により積層して粘着積層体としたりして、広範囲にわたり使用されており、プラスチック板、金属板、ガラス板等の表面保護用としても使用されている。しかしながら、粘着積層体の製造にあたっては、従来の有機溶剤に溶解してから塗布する製造法では、火災の危険や環境への負担が大きかった。そこで、溶剤を使用しないで、かつ、製造工程が少なく、成形加工性に優れ、経済性にも優れる押出成形によって製造できることが好ましい。また、大量に消費され、使用後は剥離されて廃棄されるので安価に製造でき、かつ、使用後に焼却処理しても環境負荷の低いことも要求される。さらに、密着性のよい粘着層を用いると、通常巻取状態で製造し使用するので、製造時には巻きジワが発生したり、使用時には巻取状から巻き戻すので、粘着層と巻き重なり接している背面層との間で剥離しにくく(ブロッキング現象という)、巻き戻しができにくく、甚だしい場合には粘着層が接する背面層側の表面に移行し残存したり、粘着積層体が破断したり、供給が不安定となって、作業性や機械適性が低下するという問題もある。さらにまた、粘着剤や粘着層は表面への密着性はよいものの、耐熱安定性(耐熱老化性)および耐候性等が悪く、密着力が変動する問題点がある。
従って、粘着積層体は、溶剤を使用せず、製造工程が少なく、成形加工性に優れ、経済性にも優れる押出成形によって製造でき、しかも、巻取状態で製造や後加工ができ、保管や流通された後でも容易に巻き戻せて、被着体へ密着性よく貼着できて、使用時の作業性や機械適性に優れ、かつ、粘着力の経時変化が少なく剥離したい時には容易に剥離できることが求められている。
(先行技術)従来、多孔性基材の一面に粘着剤層が設けられ、他面に、特定のポリアルキレン系ラミネート材(a)、ラミネート材(b)及び、離型剤が順序に積層されている粘着テープが知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、粘着剤塗工では製造時に溶剤を用いるので、環境面で問題があるとともに、製造工程が多いため、コストが高く、また、塗工タイプの粘着製品では、被着体への糊残り等の汚染の問題も生じているという問題点がある。
また、発泡体(イ)の少なくとも片面に平滑層(ロ)を有する基材層(ハ)の平滑面に、ビニル結合含量が65〜85%の共役ジエン化合物を主体とする重合体の共役ジエン部分の二重結合が80%以上飽和された水添ジエン系重合体(ニ)からなる粘着剤層(ホ)を積層してなる粘着積層体が知られている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、発泡層と水添ジエン系共重合体からなる粘着層を共押出技術により積層したものは、耐熱安定性、耐候性等に課題があり、粘着強度が経時的に上昇し、剥離が困難になるという欠点がある。
特開昭63−33485号公報 特開平11−61066号公報
そこで、本発明は上記のような問題点を解消するために、本発明者らは鋭意研究を進め、本発明の完成に至ったものである。その目的は、溶剤を使用せず、製造工程が少なく、成形加工性に優れ、経済性にも優れる押出成形によって製造でき、しかも、巻取状態で製造や後加工ができ、保管や流通された後でも容易に巻き戻せて、被着体へ密着性よく貼着できて、使用時の作業性や機械適性に優れ、かつ、被着体へ貼着した状態でも粘着力の経時変化が少なく、剥離したい時には容易に剥離できる粘着積層体を提供することである。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明に係わる粘着積層体は、背面層、発泡層及び粘着層が順に積層されてなる粘着積層体において、前記粘着積層体が多層共押出成形法で製膜され、前記粘着層がメタロセン触媒下で重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体とスチレン系熱可塑性エラストマーとからなり、かつ、JIS−Z−0237粘着テープ・粘着シート試験方法に準拠した試験方法にて測定した前記背面層と前記粘着層との間の巻き戻し力が0.1N/25mm以下であるように、したものである。
請求項2の発明に係わる粘着積層体は、上記スチレン系熱可塑性エラストマーが水添ジエン系共重合体であり、ビニル芳香族化合物重合体ブロック(A)、共役ジエン重合体もしくはビニル芳香族化合物と共役ジエンのランダム共重合ブロック(B)、ビニル系芳香族化合物と共役ジエンのうちビニル芳香族化合物が漸増するテーパーブロック(C)、の少なくともブロック(A)とブロック(B)とを含む(A)−(B)ブロック共重合体、(A)−(B)−(A)ブロック共重合体、(A)−(B)−(C)ブロック共重合体から選択したブロック共重合体に水素添加して共役ジエンの二重結合の80%以上を飽和した水添ジエン系共重合体のいずれか、または複数であるように、したものである。
請求項3の発明に係わる粘着積層体は、上記スチレン系熱可塑性エラストマーがハードセグメントがポリスチレン系化合物、ソフトセグメントがポリイソブチレンで構成されるスチレン−イソブチレン系ブロック共重合体であるように、したものである。
請求項4の発明に係わる粘着積層体は、上記発泡層は熱可塑性樹脂と化学発泡剤とからなる組成物を多層共押出法での製膜と同時に発泡して形成し、かつ、発泡倍率が1.1〜3.0倍であるように、したものである。
請求項5の発明に係わる粘着積層体は、上記粘着積層体の総厚みが200〜500μmであり、上記粘着層の厚さが前記粘着積層体の総厚みの5〜30%であるように、したものである。
請求項1の本発明によれば、溶剤を使用せず、製造工程が少なく、成形加工性に優れ、経済性にも優れる押出成形によって製造でき、しかも、巻取状態で製造や後加工ができ、保管や流通された後でも容易に巻き戻せて、被着体へ密着性よく貼着できて、使用時の作業性や機械適性に優れ、かつ、粘着力の経時変化が少なく剥離したい時には容易に剥離できる粘着積層体が提供される。
請求項2の本発明によれば、請求項1の効果に加えて、粘着力の経時変化が少なく剥離したい時には容易に剥離できる粘着積層体が提供される。
請求項3の本発明によれば、請求項1の効果に加えて、粘着力の経時変化が少なく剥離したい時には容易に剥離できる粘着積層体が提供される。
請求項4の本発明によれば、請求項1〜3の効果に加えて、より緩衝性に優れる粘着積層体が提供される。
請求項5の本発明によれば、請求項1〜4の効果に加えて、適度な剛性を有する粘着積層体が提供される。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1は、本願発明の1実施例を示す粘着積層体の断面図である。
(粘着積層体)本願発明の粘着積層体10は、図1に示すように、背面層11、発泡層13及び粘着層19が順に積層されている。粘着積層体10は多層共押出成形法で製膜されている。粘着層19はメタロセン触媒下で重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体とスチレン系熱可塑性エラストマーとする。
このようにすることで、背面層11と粘着層19との間の巻き戻し力が0.1N/25mm以下とすることができる。背面層11と粘着層19との間の巻き戻し力とは、2枚の粘着積層体10を用いて、1枚目の背面層11と2枚目の粘着層1919との間との巻き戻し力で、JIS−Z−0237粘着テープ・粘着シート試験方法に準拠した試験方法にて測定したものである。このために、密着性のよい粘着層19を用いても、巻取状態で製造し使用しても、製造時には巻きジワが発生しにくい。使用時にも、巻取状態で粘着積層体が重なった状態であっても、表裏面が密着(ブロッキング現象)せず、巻きまわされた粘着積層体10同士を分離することができる。このために、粘着積層体自身が切断せず、容易に巻き戻せるので、供給が安定し、作業性や機械適性が向上できる。
(背面層)背面層11としては、熱可塑性樹脂、すなわち、高温によって可逆的に軟化する樹脂が適用できる。熱可塑性樹脂としては特に限定されるものではなく、具体例としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリブチレンテレフタラート、ポリエチレンテレフタラート等のポリエステル樹脂、塩化ビニル、ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエーテル等のポリフェニレンエーテル樹脂、ポリスチレン、耐熱ポリスチレン等のスチレン系樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、ポリカーボネートなどがあげられる。これらの樹脂は、単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。好ましくは、押出し適性、適度な剛度を持つ低密度ポリエチレン、エチレン系共重合体などのポリエチレン系樹脂が好ましい。また、後述するメヤニ防止の点でも好ましい。
(発泡層)発泡層13は熱可塑性樹脂と発泡剤、好ましくは化学発泡剤とからなる組成物を多層共押出法での製膜と同時に発泡して形成し、かつ、発泡倍率を1.1〜3.0倍とする。
(発泡層のMFR)本願発明の粘着積層体における発泡層13は、熱可塑性樹脂からなるベース樹脂に発泡剤を添加することで構成される。ベース樹脂は高溶融強度、溶融弾性を示す低MFRのものが好ましく、MFRが0.5〜10.0g/10分のものが好適である。MFRがこの範囲未満では発泡倍率が得られず、また、この範囲を超えると気泡形状が悪くなる。
(発泡剤)化学発泡剤としては、無機系発泡剤が好ましい。有機系発泡剤はアンモニアガス、窒素ガス、一酸化炭素ガス等の分解ガスを発生すること、また、分解残渣や昇華性物質が、加工機、金属製品等の汚染、腐食を引き起こすことから好ましくない。本発明に用いる無機系発泡剤としては、発生ガスが炭酸ガス及び水蒸気である炭酸水素ナトリウムからなる発泡剤が好適である。
(添加量)本願発明においては、上記のような発泡剤を0.1〜2.0質量%の範囲で添加する。さらに好ましくは、0.2〜1.0質量%の添加である。0.1質量%以下では分散が悪く、十分な発泡が得られず、2.0質量%を超えると、微細な発泡が実現できず、製造時にメヤニが発生しやすいため好ましくない。上記のベース樹脂に0.1〜2.0質量%の発泡剤を添加することで、発泡倍率が1.1〜3.0倍である発泡層を得ることができる。発泡倍率がこの範囲未満では緩衝性が不十分であり、また、この範囲を超えると独立気泡が得にくく、表面状態が悪くなる。発泡倍率を1.1〜3.0倍とすることで、緩衝機能と、ハンドリング適性、強度を実現できる。
(メヤニ)押出成形法では、ダイスから押出される際に、ダイスの出口(ダイリップ)に押出樹脂組成物やその酸化物などの樹脂状付着物(メヤニ)が発生する欠点があり、その都度清掃しなければならない。背面層11を設けることで、成型加工時のダイリップの樹脂状付着物(メヤニ)発生を防止することができ、生産性を向上できる。
発泡剤の添加は一般的に高濃度のマスターバッチを用いて、ベース樹脂と混合させて所望の添加濃度とする。マスターバッチの濃度は、発泡層13中の発泡剤濃度が0.1〜2.0質量%の範囲となるように、適宜定めればよい。また、背面層11、発泡層13及び粘着層19のいずれにも、機能に影響のない範囲で、例えば、滑剤、可塑剤、充填剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、染料、顔料等の着色剤、その他などの添加剤を加えてもよい。
(粘着層)粘着層19としては、メタロセン触媒下で重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体とスチレン系熱可塑性エラストマーとする。
(エチレン−α−オレフィン共重合体)エチレン−α−オレフィン共重合体としては、メタロセン触媒の存在下で製造されたエチレンとα−オレフィンとの共重合体である。好ましくは、エチレンと炭素数3〜8のα−オレフィンとの共重合体であり、具体的には直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が例示できる。
(エラストマー)水添ジエン系共重合体としては、ビニル芳香族化合物重合体ブロック(A)、共役ジエン重合体もしくはビニル芳香族化合物と共役ジエンのランダム共重合ブロック(B)、ビニル系芳香族化合物と共役ジエンのうちビニル芳香族化合物が漸増するテーパーブロック(C)、の少なくともブロック(A)とブロック(B)とを含む(A)−(B)ブロック共重合体、(A)−(B)−(A)ブロック共重合体、(A)−(B)−(C)ブロック共重合体選択したブロック共重合体に水素添加して、共役ジエンの二重結合の80%以上を飽和した水添ジエン系共重合体のいずれか、または複数とする。スチレン−イソブチレン系ブロック共重合体としては、ハードセグメントがポリスチレン系化合物、ソフトセグメントがポリイソブチレンで構成されるスチレン−イソブチレン系ブロック共重合体とする。
本発明の水添ジエン系共重合体に用いられるビニル芳香族化合物は、スチレン、t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、ビニルピリジン等
が挙げられ、特にスチレン、α−メチルスチレンが好ましい。共役ジエンは、1,3−ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、4,5−ジエチル−1,3−オクタジエン、3−ブチル−1,3−オクタジエン、クロロプレン等が挙げられるが、物性面で優れた水添ジエン系共重合体を得るためには、1,3−ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエンが好ましい。
水添ジエン系共重合体は、上記ビニル芳香族化合物重合体ブロック(A)、共役ジエン重合体、又はビニル芳香族化合物と共役ジエンとのランダム共重合体ブロック(B)、ビニル芳香族化合物と共役ジエンのうちビニル芳香族化合物が漸増するテーパーブロック(C)の少なくとも(A)と(B)とを含むジエン系ブロック共重合体に水素添加をして得られるものである。ここで、ジエン系ブロック共重合体は、(A)−(B)、(A)−(B)−(A)、あるいは、(A)−(B)−(C)の構成が好ましい。また、ブロック(A)とブロック(B)とは、必ずしも明確に区別される必要はなく、ブロック(A)からブロック(B)に移行するにしたがい、ビニル芳香族化合物が漸減するようなテーパー部分をもつ構成でもよい。
更に、本発明の水添ジエン系共重合体は、ブロック(B)の共役ジエン部分の80%以上、好ましくは90%以上が水添されて飽和されていることが必要である。ここで、80%以下の水添率では耐熱性、耐候性に劣るものとなる。本発明のスチレン−イソブチレン系ブロック共重合体としては、ハードセグメントがポリスチレン系化合物、ソフトセグメントがポリイソブチレンで構成されており、ソフトセグメントをイソブチレンとすることでソフトセグメントに二重結合を含まない。スチレン−イソブチレン系ブロック共重合体としては、スチレン系重合体ブロック(A)、イソブチレン系重合体ブロック、もしくは、スチレンとイソブチレンとのランダム共重合体ブロック(B)、スチレンとイソブチレンとのランダム共重合体においてスチレンが漸増するテーパーブロック(C)、の少なくともブロック(A)とブロック(B)とを含む(A)−(B)ブロック共重合体、(A)−(B)−(A)ブロック共重合体、(A)−(B)−(C)ブロック共重合体を用いることができる。
スチレン−イソブチレン系ブロック共重合体のポリスチレン系化合物としては、スチレン、o−、m−、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、β−メチルスチレン、2,6−ジメチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、α−メチル−o−メチルスチレン、α−メチル−m−メチルスチレン、α−メチル−p−メチルスチレン、β−メチル−o−メチルスチレン、β−メチル−m−メチルスチレン、β−メチル−p−メチルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレン、α−メチル−2,6−ジメチルスチレン、α−メチル−2,4−ジメチルスチレン、β−メチル−2,6−ジメチルスチレン、β−メチル−2,4−ジメチルスチレン等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上組み合わせて用いてもよい。
二重結合を含む化合物は、熱や経時によって分解や老化が進むことは周知であり、特に二重結合を多く含む生ゴムでは老化が著しく早い。即ち、耐熱安定性(耐熱老化性)および耐候性等が悪くなり、密着力が変動する。しかしながら、本願発明の粘着層19では二重結合が少ないか、全く含まないため、従来のスチレン−ブタジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマー等の不飽和型や水添型の粘着材と比べて、耐熱安定性、耐候性が優れている。さらに、ポリイソブチレンに由来する柔軟性、制振性、ガスバリア性等の優れた性質を付与することができる。
(製造法)粘着積層体10の製造方法としては、インフレーション製膜法、Tダイ製膜法等がある。多層共押出成形が可能であれば特に限定されない。
(厚さ)粘着積層体10は背面層11/発泡層13/粘着層19の3層構成からなり、厚みは200μm〜500μmが好適である。200μm未満では含有する気泡量が少なく発泡感が不足し、500μmを超えると、オーバースペックとなるため好ましくない。粘着層19の厚みとしては、粘着積層体10の総厚みの5〜30%の範囲内が好ましい。粘着層19の厚みが全体厚みの5%未満の場合、粘着性が不足し、背面層11/発泡層13を支えることができなくなる可能性があり、好ましくない。また、全体の30%を越えると、粘着積層体の剛性が不足するため好ましくない。
以下、実施例及び比較例により、本発明を更に詳細に説明するが、これに限定されるものではない。なお、溶媒を除き、各層の各組成物は固形分換算の質量部である。
(実施例1)背面層11、発泡層13、粘着層19として、それぞれ下記の組成物を用いて、3層の多層共押出成形で、空冷上吹きインフレーション製膜法で、製膜温度230℃にて、背面層11が15μm/発泡層13が235μm/粘着層19が50μmの3層からなる総厚300μmで、発泡層13の発泡倍率が2.0倍の実施例1の粘着積層体10を製造した。
(背面層11)として、低密度ポリエチレン樹脂、住友化学(株)製スミカセンG201F(密度=0.919g/cm3、MFR=2.0g/10分)を100質量部調整した。
(発泡層13)として、低密度ポリエチレン樹脂、住友化学(株)製スミカセンG201F(密度=0.919g/cm3、MFR=2.0g/10分)を97質量部、日東化工(株)製発泡剤マスターバッチ、ファインブローS−20N(20%マスターバッチ)を3質量部調整した。
(粘着層19)として、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、日本ポリエチレン(株)製カーネルKS340T(密度=0.880g/cm3、MFR=3.5g/10分)を80質量部、クレイトンポリマー製クレイトンMD6649(MFR=15g/10分)を20質量部調整した。
(実施例2)背面層11、発泡層13、粘着層19として、それぞれ下記の組成物を用いる以外は、実施例1と同様にして、実施例2の粘着積層体10を製造した。
(背面層11)として、低密度ポリエチレン樹脂、住友化学(株)製スミカセンG201F(密度=0.919g/cm3、MFR=2.0g/10分)を100質量部調整した。
(発泡層13)として、低密度ポリエチレン樹脂、住友化学(株)製スミカセンG201F(密度=0.919g/cm3、MFR=2.0g/10分)を97質量部、日東化工(株)製発泡剤マスターバッチ、ファインブローS−20N(20%マスターバッチ)を3質量部調整した。
(粘着層19)として、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、日本ポリエチレン(株)製カーネルKS340T(密度=0.880g/cm3、MFR=3.5g/10分)を90質量部、クレイトンポリマー製クレイトンMD6649(MFR=15g/10分)を10質量部調整した。
(実施例3)背面層11、発泡層13、粘着層19として、それぞれ下記の組成物を用いる以外は、実施例1と同様にして、実施例3の粘着積層体10を製造した。
(背面層11)として、低密度ポリエチレン樹脂、住友化学(株)製スミカセンG201F(密度=0.919g/cm3、MFR=2.0g/10分)を100質量部調整した。
(発泡層13)として、低密度ポリエチレン樹脂、住友化学(株)製スミカセンG201F(密度=0.919g/cm3、MFR=2.0g/10分)を97質量部、日東化工(株)製発泡剤マスターバッチ、ファインブローS−20N(20%マスターバッチ)を3質量部調整した。
(粘着層19)として、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、日本ポリエチレン(株)製カーネルKF360T(密度=0.898g/cm3、MFR=3.5g/10分)を80質量部、クレイトンポリマー製クレイトンMD6649(MFR=15g/10分)を20質量部調整した。
(比較例1)背面層11、発泡層13、粘着層19として、それぞれ下記の組成物を用いる以外は、実施例1と同様にして、比較例1の粘着積層体10を製造した。
(背面層11)として、低密度ポリエチレン樹脂、住友化学(株)製スミカセンG201F(密度=0.919g/cm3、MFR=2.0g/10分)を100質量部調整した。
(発泡層13)として、低密度ポリエチレン樹脂、住友化学(株)製スミカセンG201F(密度=0.919g/cm3、MFR=2.0g/10分)を97質量部、日東化工(株)製発泡剤マスターバッチ、ファインブローS−20N(20%マスターバッチ)を3質量部調整した。
(粘着層19)として、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、日本ポリエチレン(株)製カーネルKS340T(密度=0.880g/cm3、MFR=3.5g/10分)を100質量部調整した。
比較例1の粘着積層体10のメタクリル樹脂面に対する粘着力、及び背面層11と粘着層19との間の巻き戻し力は非常に弱く、剥離のため測定が不可能であった。
(比較例2)背面層11、発泡層13、粘着層19として、それぞれ下記の組成物を用いる以外は、実施例1と同様にして、比較例2の粘着積層体10を製造した。
(背面層11)はなしとした。
(発泡層13)として、低密度ポリエチレン樹脂、住友化学(株)製スミカセンG201F(密度=0.919g/cm3、MFR=2.0g/10分)を97質量部、日東化工(株)製発泡剤マスターバッチ、ファインブローS−20N(20%マスターバッチ)を3質量部調整した。
(粘着層19)として、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、日本ポリエチレン(株)製カーネルKS340T(密度=0.880g/cm3、MFR=3.5g/10分)を80質量部、クレイトンポリマー製クレイトンMD6649(MFR=15g/10分)を20質量部調整した。
比較例2の粘着積層体10の製造では、背面層がないので発泡層が表面に露出して、ダイリップにメヤニが大量に発生し、連続製膜できず、粘着積層体表面も著しく荒れており、実用にならないものであった。
(評価方法)実施例1〜3及び比較例1〜2の粘着積層体10を用いて、初期粘着力、巻き戻し力、発泡倍率から緩衝機能、を評価した。結果を表1に示す。
(測定方法)発泡倍率は、実施例及び比較例の粘着積層体10を製膜し23℃に1日間静置した後に、厚さ方向に切断し、該切断面を光学顕微鏡で撮影し、発泡層13の発泡部と未発泡部の面積比から発泡倍率を算出した。発泡倍率が1.1〜3.0倍を合格とし「○印」で表す。
初期粘着力は、厚み3mmのメタクリル板に、実施例及び比較例の粘着積層体10の粘着層19を重ねて、JIS−Z−0237に規定されたゴムロール(重さ2kg、幅45mm、ロール径95mm、ゴム硬度80±5Hs)を用いて、1往復圧着し、1時間後に、180°剥離の剥離強度を300mm/分の引張り速度で測定して粘着力とした。
(巻き戻し力)実施例1〜2の粘着積層体10から25mm幅で2枚ずつ切り出して、
該2枚の1枚目の背面層11と2枚目の粘着層19とを重ねて、JIS−Z−0237粘着テープ・粘着シート試験方法に準拠した試験方法にて、180°剥離の剥離強度を300mm/分の引張り速度で測定して、背面層11と粘着層19との巻き戻し力とした。巻き戻し力は使用時の繰り出し性の指標であり、容易に巻き戻せるには、0.5N/25mm以下、好ましくは0.1N/25mm以下の巻き戻し力とする必要がある。
なお、MFRは、JIS─K−7210に準拠して、190℃、荷重21.2Nの条件において、10分間の流出量の測定値である。
Figure 2010143090
(評価結果)実施例1〜3の粘着積層体10では、製造も問題なく、緩衝性を示す発泡倍率も「○」で、粘着力もそれぞれ2.9、2.2及び2.7と十分で、巻き戻し力(巻き戻し力)もいずれも0.1N/25mm以下で巻取り状での製造、加工、使用にあたって問題がなかった。
比較例1では、メタクリル樹脂面に対する初期粘着力、及び背面層11と粘着層19との間の巻き戻し力が非常に弱く、剥離してしまったため、測定が不可能であった。比較例2の製造では、背面層がないので発泡層が表面に露出して、ダイリップにメヤニが大量に発生し、連続製膜できず、粘着積層体表面も著しく荒れており、実用にならないものであり、製品が得られなかった。
本願発明の1実施例を示す粘着積層体の断面図である。
符号の説明
11:背面層
13:発泡層
19:粘着層

Claims (5)

  1. 背面層、発泡層及び粘着層が順に積層されてなる粘着積層体において、前記粘着積層体が多層共押出成形法で製膜され、前記粘着層がメタロセン触媒下で重合されたエチレン−α−オレフィン共重合体とスチレン系熱可塑性エラストマーとからなり、かつ、JIS−Z−0237粘着テープ・粘着シート試験方法に準拠した試験方法にて測定した前記背面層と前記粘着層との間の巻き戻し力が0.1N/25mm以下であることを特徴とする粘着積層体。
  2. 上記スチレン系熱可塑性エラストマーが水添ジエン系共重合体であり、ビニル芳香族化合物重合体ブロック(A)、共役ジエン重合体もしくはビニル芳香族化合物と共役ジエンのランダム共重合ブロック(B)、ビニル系芳香族化合物と共役ジエンのうちビニル芳香族化合物が漸増するテーパーブロック(C)、の少なくともブロック(A)とブロック(B)とを含む(A)−(B)ブロック共重合体、(A)−(B)−(A)ブロック共重合体、(A)−(B)−(C)ブロック共重合体から選択したブロック共重合体に水素添加して共役ジエンの二重結合の80%以上を飽和した水添ジエン系共重合体のいずれか、または複数であることを特徴とする請求項1に記載の粘着積層体。
  3. 上記スチレン系熱可塑性エラストマーがハードセグメントがポリスチレン系化合物、ソフトセグメントがポリイソブチレンで構成されるスチレン−イソブチレン系ブロック共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の粘着積層体。
  4. 上記発泡層は熱可塑性樹脂と化学発泡剤とからなる組成物を多層共押出法での製膜と同時に発泡して形成し、かつ、発泡倍率が1.1〜3.0倍であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粘着積層体。
  5. 上記粘着積層体の総厚みが200〜500μmであり、上記粘着層の厚さが前記粘着積層体の総厚みの5〜30%であることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の粘着積層体。
JP2008323184A 2008-12-19 2008-12-19 粘着積層体 Expired - Fee Related JP5339052B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008323184A JP5339052B2 (ja) 2008-12-19 2008-12-19 粘着積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008323184A JP5339052B2 (ja) 2008-12-19 2008-12-19 粘着積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010143090A true JP2010143090A (ja) 2010-07-01
JP5339052B2 JP5339052B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=42564016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008323184A Expired - Fee Related JP5339052B2 (ja) 2008-12-19 2008-12-19 粘着積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5339052B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021534290A (ja) * 2018-08-13 2021-12-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 粘着組成物及び物品

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001348544A (ja) * 2000-06-09 2001-12-18 Nitto Denko Corp カバーシート
JP2002155249A (ja) * 2000-11-22 2002-05-28 Mitsui Chemicals Inc ウエハ加工用粘着テープ及びその製造方法並びに使用方法
JP2003082303A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Nitto Denko Corp 表面保護シート及びその製造方法
JP2005514465A (ja) * 2001-05-22 2005-05-19 ノヴァセル 保護用接着性フィルム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001348544A (ja) * 2000-06-09 2001-12-18 Nitto Denko Corp カバーシート
JP2002155249A (ja) * 2000-11-22 2002-05-28 Mitsui Chemicals Inc ウエハ加工用粘着テープ及びその製造方法並びに使用方法
JP2005514465A (ja) * 2001-05-22 2005-05-19 ノヴァセル 保護用接着性フィルム
JP2003082303A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Nitto Denko Corp 表面保護シート及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021534290A (ja) * 2018-08-13 2021-12-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 粘着組成物及び物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP5339052B2 (ja) 2013-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI599633B (zh) 自黏性表面保護薄膜
KR102388639B1 (ko) 다층 발포 시트 및 유리판용 간지
JP5523688B2 (ja) クリーンルームに用いられる粘着防塵テープ用発泡粘着シートおよびその製造方法並びにクリーンルームに用いられる粘着防塵テープ
TWI600739B (zh) Self-adhesive surface protection film
TW201202043A (en) Pressure-sensitive adhesive tape
JP2011006624A (ja) 粘着積層体の製造方法
JP2017110112A (ja) フィルム及び非結晶性ポリエチレンテレフタレート製容器用蓋材
TW201202042A (en) Pressure-sensitive adhesive tape
JP2011161880A (ja) 熱収縮性ポリオレフィン系フィルム
JP4529100B2 (ja) 表面保護フィルム
JP5339052B2 (ja) 粘着積層体
JP2010144063A (ja) 粘着積層体
TW201132733A (en) Surface-protection film, manufacturing method therefor, base film for a surface-protection film, and manufacturing method therefor
JP5439806B2 (ja) 粘着積層体
JPH11207882A (ja) ブロッキング防止性に優れた表面保護フィルム及びその製造方法
JP2013239502A (ja) ダイシング用基体フィルム
JP5126539B2 (ja) 粘着積層体
JP2011042757A (ja) 表面保護フィルム
JP5031325B2 (ja) 表面保護フィルム
JP2010121017A (ja) 粘着フィルム
JP2011079265A (ja) 静電気防止粘着積層体
JP5205857B2 (ja) 離型フィルムおよびそれを用いた積層体
JP4855302B2 (ja) 表面保護フィルム
JP2011005797A (ja) 電子部品用断熱材及びその製造方法
JP5375073B2 (ja) 積層体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5339052

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees