JP2010141464A - 画像読取装置、画像読取プログラム、画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】給紙装置を備えた画像読取装置において、簡易な構成で、なるべく高速読み取
り可能とする。
【解決手段】画像読取装置は、バッファに格納された原稿の読み取り画像データの量が
所定の第1の閾値を超えたか否かを判定する。そして、画像データの量が第1の閾値を超
えた場合に、原稿の読み取りを停止し、原稿の搬送を減速して停止し、減速中における原
稿の紙送り量を特定し、特定された紙送り量に応じて、原稿の読み取り再開までに、キャ
リッジを紙送り方向へ移動する。また、バッファに格納された画像データの量が所定の第
2の閾値未満となったか否かを判定する。そして、画像データの量が第2の閾値未満とな
った場合に、原稿の搬送を再開し、原稿の読み取りを再開する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ADF(Auto Document Feeder)機能を用いた画像読取技術に関する。
ADF(Auto Document Feeder)機能を備えたイメージスキャナ(画像読取装置)があ
る。かかるイメージスキャナでは、原稿を一定速度で移動させながら、静止させたイメー
ジセンサにより原稿全体の画像を読み取る(例えば、特許文献1)。
また、イメージスキャナは、読み取った画像データを一旦バッファに格納し、順次、パ
ーソナルコンピュータ(PC)などのホストに転送する。転送速度は、ホストコンピュー
タの処理能力に応じて定められる。そのため、イメージスキャナの読み取り速度は、バッ
ファがフルにならない程度の低速に調整されている。
特開2006−20084号公報
ところで、読み取り速度の高速化のニーズがあるが、高速にすると、バッファがフルに
なりやすい。この点、バッファがフルに近づいた場合に、原稿の給紙を一旦止める方法が
考えられる。
しかし、所定の速度を超えて給紙装置の紙送りローラを駆動させた場合、いきなり停止
させることは機械的構造上できず、減速ステップが必要となる。
従来のイメージスキャナは、減速ステップが生じる場合を想定していない。仮に、減速
ステップを設けたとすると、読み取った画像にゆがみを生じる。
そこで、本願発明は、給紙装置を備えた画像読取装置において、簡易な構成で、なるべ
く高速読み取り可能な技術を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するための本発明の第一の態様は、給紙装置を有する画像読取装置で
あって、前記給紙装置による原稿の搬送を制御する紙送り手段と、前記原稿を読み取って
画像データを出力する読取手段と、前記読取手段を搭載するキャリッジと、前記キャリッ
ジの移動を制御するキャリッジ制御手段と、前記画像データを一時的に格納するバッファ
と、前記バッファに格納された前記画像データの量を監視する監視手段と、前記原稿の紙
送り量を特定する紙送り量特定手段と、を有し、前記画像データの量が所定の第1の閾値
を超えたと前記監視手段が判定した場合、前記読取手段は、前記原稿の読み取りを停止し
、前記紙送り手段は、前記原稿の搬送を減速して停止し、前記紙送り量特定手段は、減速
中の前記原稿の紙送り量を特定し、前記キャリッジ制御手段は、特定された前記紙送り量
に応じて、前記原稿の読み取り再開までに、前記キャリッジを紙送り方向へ移動し、前記
画像データの量が所定の第2の閾値未満となったと前記監視手段が判定した場合、前記紙
送り手段は、前記原稿の搬送を再開し、前記読取手段は、前記原稿の読み取りを再開する
こと、を特徴とする。
また、上記の課題を解決するための本発明の第二の態様は、原稿を搬送する給紙装置と
、キャリッジと、読み取った前記原稿の画像データを一時的に格納するバッファとを有す
る画像読取装置における画像読取方法であって、前記バッファに格納された前記画像デー
タの量が所定の第1の閾値を超えたか否かを判定するステップと、前記画像データの量が
前記第1の閾値を超えた場合に、前記原稿の読み取りを停止し、前記原稿の搬送を減速し
て停止し、減速中の前記原稿の紙送り量を特定し、特定された前記紙送り量に応じて、前
記原稿の読み取り再開までに、前記キャリッジを紙送り方向へ移動するステップと、前記
バッファに格納された前記画像データの量が所定の第2の閾値未満となったか否かを判定
するステップと、前記画像データの量が前記第2の閾値未満となった場合に、前記原稿の
搬送を再開し、前記原稿の読み取りを再開するステップと、を有すること、を特徴とする
また、上記の課題を解決するための本発明の第三の態様は、原稿を搬送する給紙装置と
、キャリッジと、読み取った前記原稿の画像データを一時的に格納するバッファとを有す
る画像読取装置に、画像読取処理を行わせるプログラムあって、前記画像読取装置に、前
記バッファに格納された前記画像データの量が所定の第1の閾値を超えたか否かを判定す
るステップと、前記画像データの量が前記第1の閾値を超えた場合に、前記原稿の読み取
りを停止し、前記原稿の搬送を減速して停止し、減速中の前記原稿の紙送り量を特定し、
特定された前記紙送り量に応じて、前記原稿の読み取り再開までに、前記キャリッジを紙
送り方向へ移動するステップと、前記バッファに格納された前記画像データの量が所定の
第2の閾値未満となったか否かを判定するステップと、前記画像データの量が前記第2の
閾値未満となった場合に、前記原稿の搬送を再開し、前記原稿の読み取りを再開するステ
ップと、を行わせること、を特徴とする。
以下に、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の画像読取装置の一例であるイメージスキャナ1の概略構成図を示す。
イメージスキャナ1は、筐体の上面に原稿台を備えたいわゆるフラットベッド型イメー
ジスキャナである。イメージスキャナ1は、透明板を有する原稿台に固定された原稿に、
下から光を当てて、イメージセンサ11を走査して画像を読み取る。
イメージスキャナ1は、被読取媒体である原稿を載せるための上向きの原稿台50と、
この原稿台50の原稿載置面(盤面)51およびイメージ読取窓53を上からカバーする
蓋52とを備える。蓋52は、原稿台50にヒンジ機構を介して結合しており、開閉可能
である。
また、蓋52と一体となって、盤面51の図中左側(原稿流れに沿って上流側)、すな
わち、イメージ読取窓53の上側に、給紙装置(ADF)40が設けられている。給紙装
置40は、給紙トレイ41と搬送ローラ(紙送りローラ)42と、排紙トレイ43と、駆
動モータ(ステッピングモータ)44とを有する。搬送ローラ42の回転は、駆動モータ
44で制御される。給紙装置40は、給紙トレイ41上に載置された原稿を、イメージ読
取窓53の上面へ送り込んで通過させることができる。
さらに、イメージスキャナ1は、原稿台50の下に、CCDカラーイメージセンサ11
を搭載したキャリッジ(「CR」と略すことがある。)10と、キャリッジ10の往復移
動を制御するキャリッジ駆動機構20と、イメージスキャナ1の全体を制御するメイン基
板30とを備えている。
キャリッジ10は、イメージセンサ11を副走査方向に運搬する。キャリッジ10は、
原稿台50の盤面51およびイメージ読取窓53に対し平行なガイド用のシャフト等にス
ライド自在に取り付けられており、キャリッジ駆動機構20のモータ21により回転する
ベルトにより牽引され、往復移動をする。給紙装置40により原稿を搬送させながら読取
を行う場合、キャリッジ10は、イメージ読取窓53の下の所定位置に固定される。
キャリッジ駆動機構20は、キャリッジ10に取り付けられたベルトを回転させるため
のモータ21と、モータ21の回転量に応じてパルスを出力するエンコーダ22とを備え
ている。
メイン基板30は、A/D変換器31と、バッファ32と、出力部33と、制御部34
とを有する。
A/D変換器31は、イメージセンサ11からのアナログ信号をデジタル信号に変換す
る。
バッファ32は、先入れ先だしのFIFO形式で、A/D変換器31から出力されたデ
ータを一時的に記憶し、先に記憶したデータから順に出力部33に送る。なお、バッファ
32は、記憶したデータが所定のデータ量(ニアフル)を超えると、データの受け付けを
停止する。そして、出力部33への転送のみを行い、所定のデータ量(ニアエンプティ)
未満となるまでは、次のデータを受け付けない。
ここで、バッファ32のデータ量に関する値であるニアフル値およびニアエンプティ値
について説明する。制御部34からイメージセンサ11へ読取動作の停止命令が出た後で
も、既に読み取られたデータはバッファ32に向けて転送される。ニアフル値とは、バッ
ファ32がフルになることなく、それらの転送中のデータを受け入れ可能な、データ量の
最大限界である。一方、読取の再開命令が出た後でも、読み取られたデータがバッファ3
2に辿り着くまでに時間がかかる。したがって、完全にエンプティにしてしまうと、ホス
トコンピュータ2に送るデータが途切れ、スループットを低下させる。ニアエンプティ値
は、データが途切れることがないように定められた、データ量の最小限界である。
出力部33は、ホストの処理能力に応じた転送速度で、バッファ32のデータをパーソ
ナルコンピュータなどのホストコンピュータ2(スキャナ制御装置)に送る。
制御部34は、給紙装置40と、キャリッジ駆動機構20と、イメージセンサ11とを
制御する。具体的には、制御部34は、給紙装置40の搬送ローラ42の駆動モータ44
を制御し、給紙トレイ41の原稿を搬送し、イメージ読取窓53に通過させる。また、キ
ャリッジ駆動機構20のモータ21の回転を制御し、キャリッジ10の移動を制御する。
また、エンコーダ22の出力パルスから、キャリッジ10の位置や移動速度を求める。ま
た、イメージセンサ11の画像読み取り動作の開始、停止を制御する。
また、制御部34は、バッファ32のデータ量を監視し、例えば、所定のニアフル値を
超えた場合、イメージセンサ11の読み取り動作を停止させるとともに、給紙装置40の
給紙動作を停止させる。そして、詳細は後述するが、キャリッジ10を、図中右側(原稿
流れに沿って下流側)の方向に、所定距離、移動させる。そして、データ量がニアエンプ
ティ値未満となった場合に、給紙装置40の給紙動作を再開させるとともに、イメージセ
ンサ11の読み取り動作を再開させる。
かかる制御部34は、主制御装置であるCPUと、プログラム等が記録されたROMと
、メインメモリとしてデータ等を一時的に格納するRAMとを備えたコンピュータで構成
することができる。なお、各処理を専用に行うように設計されたASIC(Application
Specific Integrated Circuit )で構成されていてもよい。
以上、イメージスキャナ1の概略構成を説明したが、本願発明の特徴を説明するにあた
って主要構成を説明したのであって、一般的なイメージスキャナが備える他の構成を排除
するものではない。
次に、上記のように構成されるイメージスキャナ1の特徴的な動作について説明する。
図2は、イメージスキャナ1の画像読取処理のフロー図である。本フローは、1ページ
分の画像データを読み取る場合を示している。制御部34は、ユーザから原稿の読取要求
を受け付けると、本フローを開始する。
まず、制御部34は、給紙速度(高速モード)を決定する(S10)。そのため、制御
部34は、テーブルを有する。ここで、かかるテーブル(モータ制御テーブル200)に
ついて説明する。図3は、モータ制御テーブル200の構成例を示す。
モータ制御テーブル200には、モード210と、加速制御データ220と、減速制御
データ230と、キャリッジ制御データ240とを関連付けたエントリが複数格納される
。各エントリは、給紙速度のモードに応じた情報である。
図では、モードとして、高速モード(A〜C)と、低速モード(D)がある。高速モー
ド(A〜C)では、搬送ローラ42の駆動モータ44を高速に回転させるため、その速度
に達するための加速ステップの制御、および、停止するための減速ステップの制御が必要
である。一方、低速モード(D)では、加速および減速が必要ない低速回転であるため、
加速ステップおよび減速ステップの制御が不要である。なお、高速モードは、読取解像度
に応じて用意されている。もちろん、同一の読取解像度について、複数の高速モードが用
意されていてもよい。
モード210は、給紙速度のモードを特定する情報である。
加速制御データ220は、搬送ローラ42の駆動モータ44の回転を、一定の速度にま
で加速するための制御情報である。例えば、加速に必要なステップ数、ステップごとに速
度を上げるための電流を流すタイミング情報などである。なお、上記の通り、低速モード
(D)のエントリには、加速制御データ220は設定されない(図では「−」と示す)。
減速制御データ230は、搬送ローラ42の駆動モータ44の回転を、一定の速度から
減速して停止するための制御情報である。例えば、減速に必要なステップ数、ステップご
とに速度を下げるための電流を流すタイミング情報などである。なお、上記の通り、低速
モード(D)のエントリには、減速制御データ230は設定されない(図では「−」と示
す)。
キャリッジ制御データ240は、キャリッジ10が所定距離、副走査方向に移動するよ
うに、キャリッジ駆動機構20のモータ21の回転を制御するための制御情報である。モ
ータ21がステッピングモータである場合、ステップ数などである。DCモータである場
合、所定の電圧をかける時間情報などである。
ここで、キャリッジ10を移動させる所定距離について説明する。制御部34は、バッ
ファ32のデータ量が所定のニアフル値を超えた場合に、イメージセンサ11の読取動作
を停止させるとともに、給紙装置40の給紙動作を停止させる。そのため、高速モードで
給紙動作を行っていた場合、イメージセンサ11の読取動作を停止した後も、減速ステッ
プにより原稿が移動される。
例えば、図4に示すように、イメージセンサ11の読取動作を停止させた時の原稿の点
A(読取一時停止位置)は、減速ステップ中の原稿の移動により、副走査方向に移動して
しまう。そこで、制御部34は、移動前後の点A間の画像を読み取ることができるように
、キャリッジ10を当初読取位置から再開時読取位置まで移動する。このように、キャリ
ッジ10を移動させる所定距離は、減速ステップで原稿が移動される距離となる。
上記のようにして特定される移動距離に基づいて、高速モード(A〜C)のエントリに
は、各速度に応じたキャリッジ制御データ240が予め設定される。一方、低速モード(
D)のエントリには、キャリッジ制御データ240は設定されない(図では「−」と示す
)。
もちろん、モータ制御テーブル200の構成は上記に限られない。例えば、高速モード
や低速モードの数は上記に限られない。
図2に戻って説明を続ける。S10では、具体的には、制御部34は、ユーザに指定さ
れた読取解像度に応じて所定の高速モード(A〜Cのいずれか)の給紙速度を決定する。
また、上記のモータ制御テーブル200の中から、決定した給紙速度に対応するエントリ
を特定する。そして、処理をS20に進める。
それから、制御部34は、給紙装置40の駆動モータ44の回転を開始し、一定の速度
まで加速する(S20)。具体的には、制御部34は、S10で特定した高速モードのエ
ントリの加速制御データ220を読み出し、加速ステップ数およびタイミング情報に従っ
てモータを制御する。そして、一定の速度に達したところで、イメージセンサ11を制御
し、原稿の読取を開始する(S30)。
高速モードでの原稿の読み取り中、制御部34は、バッファ32のデータ量が所定のニ
アフル値を超えたか否かを監視する(S40)。データ量がニアフル値以下である場合(
S40:NO)、監視を継続する。一方、データ量がニアフル値を超えた場合(S40:
YES)、処理をS50に進める。
S50では、制御部34は、イメージセンサ11の読取動作を停止する。それから、制
御部34は、給紙装置40の駆動モータ44を一定の速度から減速させ、停止させる(S
60)。具体的には、制御部34は、S10で特定した高速モードのエントリの減速制御
データ230を読み出し、減速ステップ数およびタイミング情報に従ってモータを制御す
る。そして、処理をS70に進める。
S70では、制御部34は、キャリッジ10を、所定距離、移動させる。具体的には、
制御部34は、S10で特定した高速モードのエントリのキャリッジ制御データ240を
読み出し、当該データに従ってキャリッジ駆動機構20のモータ21を制御する。すなわ
ち、キャリッジ10を、減速ステップで原稿が移動された距離分、副走査方向に移動させ
る。
原稿の読み取り停止中、制御部34は、バッファ32のデータ量が所定のニアエンプテ
ィ値未満となったか否かを監視する(S80)。データ量がニアエンプティ値以上である
場合(S80:NO)、監視を継続する。一方、データ量がニアエンプティ値未満となっ
た場合(S80:YES)、処理をS90に進める。
S90では、制御部34は、給紙速度を低速モードに決定する。それから、制御部34
は、給紙装置40の駆動モータ44を制御して、決定した給紙速度で回転させるとともに
、イメージセンサ11を制御して原稿の読取動作を開始する(S100)。
低速モードでの原稿の読み取り中、制御部34は、1ページ分の画像の読取が終了した
か否かを判定する(S110)。そして、読取が終了していない場合(S110:NO)
、処理をS120に進める。一方、読取が終了した場合(S110:YES)、処理をS
140に進める。
S120では、制御部34は、バッファ32のデータ量が所定のニアフル値を超えたか
否かを監視する。データ量がニアフル値以下である場合(S120:NO)、処理をS1
10に戻す。一方、データ量がニアフル値を超えた場合(S120:YES)、処理をS
130に進める。
S130では、制御部34は、イメージセンサ11を制御して原稿の読取動作を停止す
るとともに、給紙装置40のモータの回転を停止させる。そして、処理をS80に戻す。
一方、S140では、制御部34は、キャリッジ駆動機構20のモータ21を制御して
、キャリッジ10を所定の初期位置に移動する。すなわち、S70における移動前の位置
に移動する。そして、本フローを終了する。
以上のようにして、読み取った画像にゆがみを生じさせずに、より高速な画像読取が行
われる。
すなわち、図5(b)に示すように、減速ステップによる原稿の読み取り位置の移動が
、キャリッジの移動により補正される。これにより、図5(a)の原稿画像がゆがみなく
読み取られ、図5(c)の出力画像を生成することができる。
また、図6に示すように、1回バッファがフル(ニアフル)になるまでは、高速モード
により画像読取が行われ、1回バッファがフル(ニアフル)になった後は、低速モードに
より画像読取が行われる。これにより、1ページ当たりの画像読取が高速化される。
ここで、本実施形態のイメージスキャナ1のような構成とする利点を明確にするため、
減速ステップがあってもキャリッジ10の移動を行わないイメージスキャナについて説明
する。
例えば、図7に示すように、イメージセンサ11の読取動作を停止させた時の原稿の点
A(読取一時停止位置)は、減速ステップ中の原稿の移動により、副走査方向に移動して
しまう。そのため、キャリッジ10を移動させない場合、原稿の読取位置と再開時読取位
置が同じ位置となり、原稿の移動前後の点AB間の画像を読み取ることができない。
すなわち、図8(b)に示すように、減速ステップによる原稿の読み取り位置の移動が
、補正されない。そのため、図8(a)の原稿画像の読み取りの際にゆがみが生じ、図8
(c)のような出力画像が生成される。また、このようなゆがみが生じないようにする場
合、低速モードを常に使用することとなり、読取速度を高速化することができない。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本実施形態によれば、給紙装置を備えた
画像読取装置において、簡易な構成で、なるべく高速読み取りをすることができる。
なお、上記の本発明の一実施形態は、本発明の要旨と範囲を例示することを意図し、限
定するものではない。多くの代替物、修正および変形例が当業者にとって明らかである。
例えば、キャリッジ10の移動は、給紙装置40の駆動モータ44が停止した直後でな
くてもよい。イメージセンサ11の読取動作の停止から開始までの間(図2:S50〜S
100の間)に完了するようにすればよい。例えば、イメージセンサ11に対する読取停
止命令直後にキャリッジ10の移動を開始してもよい。
また、上記の実施形態において、複数のページを連続して読み取る場合、1ページ毎に
高速モードで読取が開始されるようにしてもよい。具体的には、1ページ毎に、図2のフ
ローを繰り返す。また、複数のページを連続して読み取る場合、1ページ目については高
速モードで読取を開始し、一旦低速モードになった場合は、最終ページまで低速モードで
読取を行うようにしてもよい。具体的には、図2のS110において、全ページの読取が
終了したか否かを判定し、全ページの読取が終了するまではS80〜S130の処理が繰
り返されるようにする。
また、搬送ローラ42の回転量に応じてパルスを出力するエンコーダを給紙装置40に
設け、制御部34がこのパルスに基づいて原稿の移動距離を算出するようにしてもよい。
このようにすれば、減速ステップにおける原稿の移動距離をキャリッジ10の移動距離と
して使用することができ、高速モードに応じたキャリッジ制御データ240を予め準備す
る必要がなくなる。すなわち、より簡単な制御を行うことができる。
また、給紙装置40の駆動モータ44は、ステッピングモータに限られず、例えば、D
Cモータなどであってもよい。
また、本発明は、イメージスキャナを有するコピー機、複合機などにも適用可能である
本発明の画像読取装置の一実施形態であるイメージスキャナ1の概略構成を示す図である。 イメージスキャナ1の画像読取処理のフロー図である。 モータ制御テーブル200の構成例を示す図である。 減速ステップによる原稿の移動と読み取り位置との関係を説明する図である。 原稿画像から読み取られる画像の範囲を説明する図である。 モータ速度とキャリッジの位置との関係を説明する図である。 キャリッジの移動を行わない場合の、減速ステップによる原稿の移動と読み取り位置との関係を説明する図である。 キャリッジの移動を行わない場合の、原稿画像から読み取られる画像の範囲を説明する図である。
符号の説明
1:イメージスキャナ、2:ホストコンピュータ、10:キャリッジ、11:イメージセ
ンサ、20:キャリッジ駆動機構、21:モータ、22:エンコーダ、30:メイン基板
、31:A/D変換器、32:バッファ、33:出力部、34:制御部、40:給紙装置
、41:給紙トレイ、42:搬送ローラ、43:排紙トレイ、44:駆動モータ、50:
原稿台、51:盤面、52:蓋、53:イメージ読取窓、200:モータ制御テーブル、
210:モード、220:加速制御データ、230:減速制御データ、240:キャリッ
ジ制御データ

Claims (3)

  1. 給紙装置を有する画像読取装置であって、
    前記給紙装置による原稿の搬送を制御する紙送り手段と、
    前記原稿を読み取って画像データを出力する読取手段と、
    前記読取手段を搭載するキャリッジと、
    前記キャリッジの移動を制御するキャリッジ制御手段と、
    前記画像データを一時的に格納するバッファと、
    前記バッファに格納された前記画像データの量を監視する監視手段と、
    前記原稿の紙送り量を特定する紙送り量特定手段と、を有し、
    前記画像データの量が所定の第1の閾値を超えたと前記監視手段が判定した場合、
    前記読取手段は、前記原稿の読み取りを停止し、
    前記紙送り手段は、前記原稿の搬送を減速して停止し、
    前記紙送り量特定手段は、減速中の前記原稿の紙送り量を特定し、
    前記キャリッジ制御手段は、特定された前記紙送り量に応じて、前記原稿の読み取り再
    開までに、前記キャリッジを紙送り方向へ移動し、
    前記画像データの量が所定の第2の閾値未満となったと前記監視手段が判定した場合、
    前記紙送り手段は、前記原稿の搬送を再開し、
    前記読取手段は、前記原稿の読み取りを再開すること、
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿を搬送する給紙装置と、キャリッジと、読み取った前記原稿の画像データを一時的
    に格納するバッファとを有する画像読取装置における画像読取方法であって、
    前記バッファに格納された前記画像データの量が所定の第1の閾値を超えたか否かを判
    定するステップと、
    前記画像データの量が前記第1の閾値を超えた場合に、前記原稿の読み取りを停止し、
    前記原稿の搬送を減速して停止し、減速中の前記原稿の紙送り量を特定し、特定された前
    記紙送り量に応じて、前記原稿の読み取り再開までに、前記キャリッジを紙送り方向へ移
    動するステップと、
    前記バッファに格納された前記画像データの量が所定の第2の閾値未満となったか否か
    を判定するステップと、
    前記画像データの量が前記第2の閾値未満となった場合に、前記原稿の搬送を再開し、
    前記原稿の読み取りを再開するステップと、を有すること、
    を特徴とする画像読取方法。
  3. 原稿を搬送する給紙装置と、キャリッジと、読み取った前記原稿の画像データを一時的
    に格納するバッファとを有する画像読取装置に、画像読取処理を行わせるプログラムあっ
    て、
    前記画像読取装置に、
    前記バッファに格納された前記画像データの量が所定の第1の閾値を超えたか否かを判
    定するステップと、
    前記画像データの量が前記第1の閾値を超えた場合に、前記原稿の読み取りを停止し、
    前記原稿の搬送を減速して停止し、減速中の前記原稿の紙送り量を特定し、特定された前
    記紙送り量に応じて、前記原稿の読み取り再開までに、前記キャリッジを紙送り方向へ移
    動するステップと、
    前記バッファに格納された前記画像データの量が所定の第2の閾値未満となったか否か
    を判定するステップと、
    前記画像データの量が前記第2の閾値未満となった場合に、前記原稿の搬送を再開し、
    前記原稿の読み取りを再開するステップと、を行わせること、
    を特徴とするプログラム。
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