JP2010139932A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】光学部品用筐体に対する光学装置の位置ずれを防止できるプロジェクタを提供すること。
【解決手段】プロジェクタにおいて、光学部品用筐体46の側面には、画像光の光軸を挟んで互いに対向し、保持部材5が当接する一対の当接部4611Bが設けられ、保持部材5は、光軸に直交する方向に張り出し、一対の当接部4611Bに当接する一対の張出部522を備え、一対の張出部522を一対の当接部4611Bに対して付勢する一対のばね部材62と、当接部4611Bとの間でばね部材62を挟持する支持部材61とを備え、一対の張出部522、及び一対の当接部4611Bには、光軸に沿って突出する複数の筐体位置決め突起部5222A、及び複数の筐体位置決め突起部5222Aが嵌合する複数の位置決め基準孔4611B1が形成される。
【選択図】図10

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源装置と、当該光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調する複数の光変調装置、及び、各光変調装置により変調された光束を合成して画像光を形成する色合成光学装置を有する光学装置と、形成された画像光を拡大投射する投射レンズとを備えるプロジェクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、光学装置は、光源装置から射出された光束の照明光軸が内部に設定された光学部品用筐体内部に配設される。
具体的に、光学装置は、色合成光学装置の上面に固定されて、当該光学装置を光学部品用筐体に対して固定するためのフレームを備える。そして、光学装置は、ねじを上方側からフレームにおける腕部の丸孔に挿通し、光学部品用筐体の底面に立設された固定ピンのねじ孔にねじを螺合することで、光学部品用筐体に対して固定される。
特開2007−240602号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、光学装置が光学部品用筐体に対して上方側からねじにより固定されているので、光学装置と光学部品用筐体との各部材間の製造公差によっては、光学装置が光学部品用筐体に対して水平面に沿ってずれる恐れがある。具体的に、上述した製造公差としては、フレームの丸孔の位置と、光学部品用筐体のねじ孔の位置との製造公差が挙げられる。
そして、光学部品用筐体に対して光学装置の位置がずれた場合には、照明光軸に対する所望の位置から光学装置がずれてしまうこととなる。
本発明の目的は、光学部品用筐体に対する光学装置の位置ずれを防止できるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、複数の色光を色光毎に画像情報に応じて変調する複数の光変調装置と、各光変調装置にて変調された各色光を合成して画像光を形成する色合成光学装置とが一体化された光学装置と、前記光学装置を収納する光学部品用筐体と、前記光学装置を保持する保持部材とを備えたプロジェクタであって、前記光学部品用筐体の側面には、前記画像光の光軸を挟んで互いに対向し、前記保持部材が当接する一対の当接部が設けられ、前記保持部材は、前記光軸に直交する方向に張り出し、前記一対の当接部に当接する一対の張出部を備え、前記一対の張出部を前記一対の当接部に対して付勢する一対の付勢部材と、前記当接部との間で前記付勢部材を挟持する支持部材とを備え、前記一対の張出部、及び前記一対の当接部には、前記光軸に沿って突出する複数の位置決め突起部、及び前記複数の位置決め突起部が嵌合する複数の位置決め基準孔が形成され、前記光学部品用筐体に対して前記光軸に直交する平面内で前記光学装置を位置決めする構造が設けられていることを特徴とする。
本発明では、保持部材には光学部品用筐体の一対の当接部にそれぞれ当接する一対の張出部が設けられ、光学装置は、一対の付勢部材及び支持部材を備える。このことにより、例えば一対の張出部を光学部品用筐体の外部から一対の当接部に当接し、一対の付勢部材により張出部を当接部に対して付勢することで、光学部品用筐体に対する光学装置の光軸方向の位置ずれを防止できる。
また、一対の張出部及び一対の当接部には、互いに当接した際に嵌合する複数の位置決め突起部及び複数の位置決め基準孔が形成されている。このことにより、複数の位置決め突起部及び複数の位置決め基準孔をそれぞれ嵌合させることで、光学部品用筐体に対する光学装置の光軸に直交する平面内での位置ずれを防止できる。
以上のように、光学部品用筐体に対する光学装置の3次元方向の位置ずれを防止できる。このため、照明光軸に対する所望の位置から光学装置がずれることを防止できる。
本発明のプロジェクタでは、前記画像光を拡大投射する投射光学装置を備え、前記保持部材は、前記光学装置及び前記投射光学装置を一体化することが好ましい。
本発明では、保持部材は、光学装置及び投射光学装置を一体化する。このことにより、保持部材により投射光学装置及び光学装置の位置精度を良好に維持できる。また、上述したように光学部品用筐体に対して光学装置が固定されるため、照明光軸に対する所望の位置から投射光学装置がずれることも防止できる。
本発明のプロジェクタでは、前記一対の当接部は、前記光学部品用筐体の底面に立設され、前記支持部材は、前記当接部の先端部分に着脱自在に取り付けられる取付部と、前記取付部から略直交して延出し、前記当接部との間で前記付勢部材を挟持する挟持部とを備えることが好ましい。
本発明では、一対の当接部は、光学部品用筐体の底面に立設されている。そして、支持部材は、取付部及び挟持部を備え、取付部が当接部の先端部分に取り付けられた状態で、挟持部にて当接部との間で付勢部材を挟持する。このことにより、当接部に対する支持部材の取付位置(取付部、当接部の先端部分)が光学部品用筐体の外部から操作しやすい位置に設けられることとなり、当接部に対する支持部材の着脱を容易に実施できる。すなわち、光学装置の交換時等において、光学部品用筐体に対する光学装置の着脱操作を容易に実施できる。
本発明のプロジェクタでは、前記挟持部は、断面視略L字形状を有し、前記光学部品用筐体の底面には、前記挟持部の先端部分が挿入される係合凹部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、挟持部は、断面視略L字形状に形成され、先端部分が光学部品用筐体の底面に形成された係合凹部に挿入されるので、外力の影響を受けた場合であっても変形することを抑制でき、当接部との間で付勢部材を良好に挟持できる。したがって、光学部品用筐体に対する光学装置の位置を良好に維持できる。
例えば、プロジェクタを落下させた場合でも、支持部材自体の強度が向上しているので、落下衝撃による支持部材の破壊を防止でき、光学部品用筐体に対する光学装置の位置を良好に維持できる。
本発明では、前記付勢部材と前記支持部材は、一体的に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、付勢部材と支持部材が一体的に形成されているので、光学装置の交換時等において、支持部材を当接部から取り外す際に、付勢部材も同時に取り外すことができ、作業を容易にできる。
以下、本発明に係る一実施形態を図面に基づいて説明する。
[プロジェクタの構成]
図1は、プロジェクタ1の概略構成を模式的に示す図である。なお、図1では、説明の便宜上、画像光の光軸(プロジェクタ1からの投射方向)をZ軸とし、Z軸に直交する2軸をX軸(水平軸)及びY軸(鉛直軸)とする。以下の図面も同様である。
プロジェクタ1は、光源から射出される光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、この画像光をスクリーン(図示略)上に拡大投射する。このプロジェクタ1は、図1に示すように、略直方体状の外装筐体2と、投射光学装置としての投射レンズ3と、光学ユニット4等を備える。
なお、図1において、具体的な図示は省略したが、外装筐体2内において、投射レンズ3及び光学ユニット4以外の空間には、プロジェクタ1内部の各構成部材を冷却する冷却ファン等を備えた冷却ユニット、プロジェクタ1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、及びプロジェクタ1内部の各構成部材を制御する制御装置等が配置されるものとする。
外装筐体2は、全体略直方体形状を有し、本実施形態では合成樹脂により形成されている。この外装筐体2は、プロジェクタ1の天面、前面、背面、及び側面をそれぞれ構成するアッパーケース、及びプロジェクタ1の底面、前面、背面、及び側面をそれぞれ構成するロアーケース等で構成される。そして、各ケースは、互いにねじ等で固定されている。なお、外装筐体2は、合成樹脂等に限らず、その他の材料にて形成してもよく、例えば、金属等により構成してもよい。
投射レンズ3は、鏡筒31(図2参照)内に複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、光学ユニット4にて形成された画像光をスクリーン上に拡大投射する。
光学ユニット4は、前記制御装置による制御の下、光源から射出された光束を光学的に処理して画像情報に対応した画像光を形成する。この光学ユニット4は、図1に示すように、光源装置41と、照明光学装置42と、色分離光学装置43と、リレー光学装置44と、光学装置45と、光源装置41から射出された光束の照明光軸Aが内部に設定された照明光軸Aに対する所定位置に上述の各光学部品41〜45を収納する光学部品用筐体46とを備える。
光源装置41は、図1に示すように、光源411及びリフレクタ412等を備える。
そして、光源装置41は、光源411から射出された光束がリフレクタ412によって射出方向が揃えられ、照明光学装置42に向けて光束を射出する。
照明光学装置42は、図1に示すように、第1レンズアレイ421、第2レンズアレイ422、偏光変換素子423、及び重畳レンズ424を備える。そして、光源装置41から射出された光束は、第1レンズアレイ421によって複数の部分光束に分割され、第2レンズアレイ422の近傍で結像する。第2レンズアレイ422から射出された各部分光束は、その中心軸(主光線)が偏光変換素子423の入射面に垂直となるように入射し、偏光変換素子423にて略1種類の直線偏光光として射出される。偏光変換素子423から直線偏光光として射出され、重畳レンズ424を介した複数の部分光束は、光学装置45の後述する3枚の液晶パネル4511(図4参照)上で重畳する。
色分離光学装置43は、図1に示すように、2枚のダイクロイックミラー431,432、及び反射ミラー433を備え、これらのダイクロイックミラー431,432、反射ミラー433により照明光学装置42から射出された複数の部分光束を赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有する。
リレー光学装置44は、図1に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、及び反射ミラー442,444を備え、色分離光学装置43で分離された色光、例えば、赤色光を光学装置45の後述する赤色光側の光変調装置451Rまで導く機能を有する。
光学装置45は、入射した光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成する。この光学装置45は、図1に示すように、3つの光変調装置451(赤色光側の光変調装置を451R、緑色光側の光変調装置を451G、青色光側の光変調装置を451Bとする)と、各光変調装置451の光路前段側に配置される入射側偏光板452と、各光変調装置451の光路後段側に配置される射出側偏光板453と、色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454とを備える。そして、これらの各部材451〜454のうち、各光変調装置451、各射出側偏光板453、及び色合成光学装置としてのクロスダイクロイックプリズム454が一体化されて光学装置本体45Aを構成する(図2参照)。
ここで、本発明の光学装置は、光学装置本体45Aである。なお、光学装置本体45Aは、これら各部材451、453、454の他、各入射側偏光板452も一体化する構成を採用しても構わない。光学装置本体45Aの具体的な構成については、後述する。
3つの入射側偏光板452は、色分離光学装置43で分離された各光束のうち、偏光変換素子423で揃えられた偏光方向と略同一の偏光方向を有する偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、透光性基板上に偏光膜が貼付されて構成されている。
3つの光変調装置451を構成する各液晶パネル4511(図4参照)は、一対の透明なガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、前記制御装置からの駆動信号に応じて、前記液晶の配向状態が制御され、入射側偏光板452から射出された偏光光の偏光方向を変調する。
3つの射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様の機能を有し、液晶パネル4511(図4参照)を介して射出された光束のうち、一定方向の偏光光を透過し、その他の光束を吸収する。
クロスダイクロイックプリズム454は、射出側偏光板453から射出された色光毎に変調された各色光を合成してカラー画像を形成する。このクロスダイクロイックプリズム454は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、光変調装置451Gから射出され射出側偏光板453を介した色光を透過し、光変調装置451R,451Bから射出され各射出側偏光板453を介した各色光を反射する。このようにして、各色光が合成されて画像光が形成される。そして、クロスダイクロイックプリズム454で形成された画像光は、投射レンズ3に射出される。
[投射レンズ及び光学装置本体の取付構造]
図2は、投射レンズ3及び光学装置本体45Aが光学部品用筐体46に対して固定された構造を示す斜視図であり、具体的には、+Z軸方向側から見た斜視図である。
投射レンズ3及び光学装置本体45Aは、具体的には後述するが、投射レンズ3のフランジ部32及び保持部材5を介して一体化され、一対の固定部材6により、光学部品用筐体46に位置決め固定される。
図3は、投射レンズ3及び光学装置本体45Aが一体化された構造を示す斜視図であり、具体的には、+Z軸方向側(投射レンズ3側)から見た斜視図である。図4は、図3を−Z軸方向側(光学装置本体45A側)から見た斜視図である。
投射レンズ3及び光学装置本体45Aは、図3及び図4に示すように、保持部材5を介して、一体化される。
投射レンズ3は、図3に示すように、上述した鏡筒31の他に、鏡筒31の基端部分において、外方に張り出す略矩形状のフランジ部32を備える。
フランジ部32は、四隅部分にねじ孔32Aが形成され、フランジ部32の−Z軸方向側の面には、位置決め穴(図示略)が形成される。このフランジ部32は、ねじ孔32Aに対して+Z軸方向からねじ321で保持部材5に固定され、投射レンズ3及び保持部材5が一体化される。
一方、保持部材5の−Z軸方向側では、図4に示すように、光学装置本体45Aは、保持部材5の後述する台座部51に固定される。
光学装置本体45Aは、上述した光変調装置451、各射出側偏光板453、及びクロスダイクロイックプリズム454の他、図4に示すように、各光変調装置451毎に取付部材455及び支持部材456を備え、これら各部材451,453〜456が一体化されたものである。なお、以下では、赤色光側を代表して説明し、その他の緑色光側及び青色光側については、同様の構成であるため、説明を省略する。
光変調装置451Rは、上述した液晶パネル4511の他、図4に示すように、液晶パネル4511を保持する保持枠4512を備える。
保持枠4512は、液晶パネル4511を露出させる窓を備えて枠状に形成され、液晶パネル4511を収納保持する部材である。
取付部材455は、板状体であり、保持枠4512にネジ止めされ、光変調装置451Rを保持する。この取付部材455は、四隅部分に係合孔4551を備える。
支持部材456は、平面視コ字型(図3参照)に形成され、クロスダイクロイックプリズム454に固定される。この支持部材456は、取付部材455の係合孔4551に係合する。
そして、各部材455,456により、クロスダイクロイックプリズム454に対して光変調装置451Rが一体化される。
[保持部材の構造]
図5は、保持部材5を+Z軸方向側から見た斜視図であり、図6は、−Z軸方向側から見た斜視図である。
保持部材5は、X軸方向から見て略L字形状の板体で構成され、−Z軸方向に延出した台座部51と、+Y軸方向に延出した鉛直支持部52とを備える。
台座部51は、図6に示すように、略矩形状の板体で構成され、光学装置本体45Aの台座となる部分である。
鉛直支持部52は、略矩形状の板体で構成され、鉛直支持部本体521と、両端部分からX軸方向に延出した略矩形状の張出部522とを備える。
鉛直支持部本体521は、図5に示すように、略中央部分に開口部5211と、−Z軸方向に窪む正面視(+Z軸方向から見た場合)略矩形状の凹部5212とを備える。
開口部5211は、投射レンズ3の鏡筒31の基端部分の外径寸法と略同一径を有する。
凹部5212は、円柱状のレンズ位置決め突起部5212Aと、ねじ321が螺合するねじ孔5212Bとを備え、投射レンズ3のフランジ部32が嵌め込み可能に構成される。
レンズ位置決め突起部5212Aは、上述したフランジ部32の位置決め孔(図示略)の内径と略同一寸法の外径を有し、開口部5211の中心を基準として対称となる位置に一対、配置される。
すなわち、凹部5212には、投射レンズ3のフランジ部32が嵌め込まれ、上述したフランジ部32の位置決め孔にレンズ位置決め突起部5212Aが嵌合する。これにより、投射レンズ3と保持部材5とがX、Y軸方向に位置決めされて、フランジ部32のねじ孔32Aと凹部5212のねじ孔5212Bとの位置が一致する。投射レンズ3と保持部材5とが、ねじ321により固定されることで一体化される。
張出部522は、鉛直支持部本体521の両端に一対形成され、XY平面に対向し、張出部522の+Z軸方向側に位置する前方面5221と、XY平面に対向し、張出部522の−Z軸方向側に位置する後方面5222(図6参照)とを備える。
前方面5221は、−Y軸方向側から第1支持部5221A及び第2支持部5221Bをそれぞれ一対備え、さらに、略中央部分に一対の係合凹部5221Cを備える。なお、以下では、鉛直支持部本体521から+X軸方向に延出する張出部522の第1支持部5221A、第2支持部5221B、及び係合凹部5221Cを説明することとし、もう一方の構成は同様であるため、説明を省略する。
第1支持部5221Aは、第1平面部5221A1と、傾斜部5221A2とを備える。
第1平面部5221A1は、固定部材6の後述する下付勢部622(図8参照)が当接する部分であり、下付勢部622と第1平面部5221A1とが当接することにより、固定部材6が光学部品用筐体46に対するZ軸方向の位置ずれを防止する。
傾斜部5221A2は、固定部材6が上方(+Y軸方向)から取り付けられる際に、固定部材6の後述する下付勢部622(図8参照)が当接しながら、スムーズに取り付けられるように構成される。
第2支持部5221Bは、第2平面部5221B1と、突起部5221B2とを備える。
第2平面部5221B1は、固定部材6の後述する上付勢部621(図8参照)が当接する部分であり、上付勢部621と第2平面部5221B1が当接することにより固定部材6が光学部品用筐体46に対するZ軸方向の位置ずれを防止する。すなわち、第2平面部5221B1は、上述した第1平面部5221A1と同様の構成である。
突起部5221B2は、プロジェクタ1の落下等により固定部材6がY軸方向に移動したときに、上付勢部621(図8参照)の端部を当接させて、固定部材6の位置ずれを防止する。
係合凹部5221Cは、固定部材6の後述する係合部623が係合して、固定部材6のX軸方向の位置ずれを防止する。
後方面5222は、図6に示すように、一対の位置決め突起部としての筐体位置決め突起部5222Aと、当接部5222Bを有する。
筐体位置決め突起部5222Aは、光学部品用筐体46に対してX、Y軸方向の位置決めをする部分であり、光学部品用筐体46の後述する位置決め基準孔4611B1(図7参照)に嵌合する。
当接部5222Bは、略矩形状に形成されて、張出部522の−Z軸方向に膨出し、光学部品用筐体46の後述する第1保持部4611に形成される被当接部4611B2に当接する部分である。
[光学部品用筐体の構造]
図7は、光学部品用筐体46を+Z軸方向側から見た斜視図である。
光学部品用筐体46は、光学部品を閉塞する蓋状の上筐体46Aと、光学部品を収納する上面が開口した下筐体46Bとで構成される。
上筐体46Aは、下筐体46Bの蓋体であり、下筐体46Bを覆うものである。また、上筐体46Aには、光学装置本体45Aを上方へ向けて、取り外すために開口された開口部46A1が形成される。
下筐体46Bは、容器状に形成され、投射レンズ3や光学ユニット4等を収納するものである。この下筐体46Bには、保持部材5及び光学装置本体45Aが配置され、Z軸方向側に光学装置45から射出される画像光を通過させるための切欠部460が形成される。
切欠部460は、投射レンズ3及び光学装置本体45Aが収納可能な大きさに形成され、投射レンズ3及び光学装置本体45Aが取り付けられるユニット取付部461を備える。
ユニット取付部461は、+Y軸方向に立設された一対の平面視略L字状の第1保持部4611と、X軸方向に配設された平面視略矩形状の第2保持部4612とを備える。
第1保持部4611は、XZ平面に対向する被覆部4611Aと、XY平面に対向する当接部4611Bとを備える。
被覆部4611Aは、第1保持部4611の+Y軸方向側の一端に形成され、図2に示すように、固定部材6の後述する取付部611が取り付けられる。
当接部4611Bは、位置決め基準孔4611B1と、被当接部4611B2とを備える。
位置決め基準孔4611B1には、保持部材5の筐体位置決め突起部5222Aが嵌合することで、X、Y軸方向の位置決めをする。
被当接部4611B2は、略矩形状に形成されて、当接部4611Bの+Z軸方向に膨出し、Z軸方向における保持部材5の基準面として構成される。当接部5222Bと被当接部4611B2とが当接することにより、保持部材5のZ軸方向の位置決めが行われる。
第2保持部4612は、第1保持部4611の当接部4611Bに対して直交し、−Y軸方向に窪んだ平面視略L字形状の一対の係合凹部4612Aを備える。
係合凹部4612Aには、図2に示すように、固定部材6の一端が係合され、固定部材6のZ軸方向の位置ずれを防止する。
[固定部材の構成]
図8及び図9は、固定部材6を示す斜視図である。
固定部材6は、図8に示すように、支持部材61と、付勢部材としてのばね部材62とを備え、一枚の板体を板金加工することにより形成される。
支持部材61は、図8及び図9に示すように、断面視略L字形状に形成され、取付部611と、挟持部612とを備える。
取付部611は、図8に示すように、平面視略矩形状に形成されて、外周縁から延出する3つの係止部6111と、略中央部分にねじ孔6112とを備える。この取付部611は、図2に示すように、光学部品用筐体46の被覆部4611Aに取り付けられる。
係止部6111は、内側へ向けて付勢する弾性を有し、図2に示すように、光学部品用筐体46の被覆部4611Aに覆い被さり、被覆部4611Aの周囲を挟みこむ。これにより、係止部6111は、固定部材6を光学部品用筐体46に係止し、さらに上方からねじ7(図2)がねじ孔6112に螺合されて、固定部材6が光学部品用筐体46に固定される。
挟持部612は、図8及び図9に示すように、断面視略L字形状に形成され、ばね部材62をユニット取付部461との間で挟持する。この挟持部612は、+Z軸方向に90度曲げ加工された翼部6121を備える。この挟持部612の下端は、第2保持部4612の係合凹部4612A(図7参照)に挿入される。
翼部6121は、固定部材6の強度を向上させるものである。
ばね部材62は、図8に示すように、挟持部612の+X軸方向に延出した板体を−Z軸方向に向けて略180度曲げ加工し、さらにX軸方向から見て台形状になるように形成される。このばね部材62は、上付勢部621と、下付勢部622と、係合部623とを備える。
上付勢部621は、保持部材5の前方面5221に設けられた第2平面部5221B1(図5参照)に当接する。
下付勢部622は、保持部材5の前方面5221に設けられた第1平面部5221A1(図5参照)に当接する。
上付勢部621及び下付勢部622が、各支持部5221A,5221Bに当接することで、保持部材5が光学部品用筐体46に対して固定され、保持部材5の位置ずれを防止する。
係合部623は、保持部材5の前方面5221に設けられた係合凹部5221Cに係合して、固定部材6のX軸方向の位置ずれを防止する。
[光学部品用筐体への取り付け方]
図10は、投射レンズ3及び光学装置本体45A、光学部品用筐体46、固定部材6の分解斜視図である。
次に、投射レンズ3及び光学装置本体45Aを、光学部品用筐体46に取り付ける方法を説明する。
なお、以下では、投射レンズ3及び光学装置本体45Aは、保持部材5により、予め一体化されているものとする。
先ず、保持部材5を+Z軸方向側からユニット取付部461にあてがい、一対の位置決め基準孔4611B1に一対の筐体位置決め突起部5222Aを嵌合させるとともに、被当接部4611B2(図7参照)に当接部5222B(図6参照)を当接させる。
次に、固定部材6を+Y軸方向側からユニット取付部461に設置する。
具体的に、固定部材6のばね部材62を保持部材5の前方面5221に付勢させ、ばね部材62の下付勢部622(図8参照)を第1支持部5221A(図5参照)に当接させながら、固定部材6の挟持部612(図9参照)の下端をユニット取付部461の係合凹部4612Aに係合させる。そして、ばね部材62の上付勢部621(図8参照)を第2支持部5221B(図5参照)に当接させ、固定部材6の係止部6111(図8参照)をユニット取付部461の被覆部4611Aの周囲を挟み込むようにして取り付ける。
さらに、固定部材6をユニット取付部461に対して、ねじ7で上方から螺合させることで、投射レンズ3及び光学装置45が光学部品用筐体46に一体化されて固定される。
上述した本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果がある。
保持部材5には、光学部品用筐体46の一対の当接部4611Bにそれぞれ当接する一対の張出部522が設けられ、光学装置45は、一対のばね部材62及び支持部材61を備える。このことにより、例えば一対の張出部522を光学部品用筐体46の外部から一対の当接部4611Bに当接し、一対のばね部材62により張出部522を当接部4611Bに対して付勢することで、光学部品用筐体46に対する光学装置45の光軸方向の位置ずれを防止できる。
また、一対の張出部522及び一対の当接部4611Bには、互いに当接した際に嵌合する複数の位置決め突起部5222A及び複数の位置決め基準孔4611B1が形成されている。このことにより、複数の位置決め突起部5222A及び複数の位置決め基準孔4611Bをそれぞれ嵌合させることで、光学部品用筐体46に対する光学装置45の光軸に直交する平面内での位置ずれを防止できる。
以上のように、光学部品用筐体46に対する光学装置45の3次元方向(X、Y、Z軸方向)の位置ずれを防止できる。このため、照明光軸Aに対する所望の位置から光学装置45がずれることを防止できる。
保持部材5は、光学装置本体45A及び投射レンズ3を一体化する。このことにより、保持部材5により投射レンズ3及び光学装置本体45Aの位置精度を良好に維持できる。また、上述したように光学部品用筐体46に対して光学装置45が固定されるため、照明光軸Aに対する所望の位置から投射レンズ3がずれることも防止できる。
一対の当接部4611Bは、光学部品用筐体46の底面に立設されている。そして、支持部材61は、取付部611及び挟持部612を備え、取付部611が当接部4611Bの先端部分に位置する被覆部4611Aに取り付けられた状態で、挟持部612にて当接部4611Bとの間でばね部材62を挟持する。このことにより、当接部4611Bに対する支持部材61の取付位置(取付部611、当接部4611Bの先端部分)が光学部品用筐体46の外部から操作しやすい位置に設けられることとなり、当接部4611Bに対する支持部材61の着脱を容易に実施できる。すなわち、光学装置45の交換時等において、光学部品用筐体46に対する光学装置45の着脱操作を容易に実施できる。
挟持部612は、断面視略L字形状に形成され、先端部分が光学部品用筐体46の底面に形成された係合凹部4612Aに挿入されるので、外力の影響を受けた場合であっても変形することを抑制でき、当接部4611Bとの間でばね部材62を良好に挟持できる。したがって、光学部品用筐体46に対する光学装置45の位置を良好に維持できる。
例えば、プロジェクタ1を落下させた場合でも、支持部材61自体の強度が向上しているので、落下衝撃による支持部材61の破壊を防止でき、光学部品用筐体46に対する光学装置45の位置を良好に維持できる。
ばね部材62と支持部材61が一体的に形成されているので、光学装置45の交換時等において、支持部材61を当接部4611Bから取り外す際に、ばね部材62も同時に取り外すことができ、作業を容易にできる。
[実施形態の変形]
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、投射レンズ3及び光学装置45が一体化されてから、光学部品用筐体46に固定されるが、光学装置45を光学部品用筐体46に固定させてから、光学装置45に投射レンズ3を一体化させてもよい。
また、前記実施形態では、保持部材5側に複数の筐体位置決め突起部5222A、及び光学部品用筐体46側に複数の位置決め基準孔4611B1を設けたが、保持部材5側に複数の位置決め基準孔、及び光学部品用筐体46側に複数の筐体位置決め突起部を設けてもよい。
前記実施形態では、固定部材6は一体に形成されたが、ばね部材62を別体の構成としてもよい。
前記実施形態では、固定部材6は、ねじ7により光学部品用筐体46に固定されていたが、ねじを使用しない構成としてもよい。
前記実施形態では、光学ユニット4は平面視略L字形状を有した構成としたが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
前記実施形態では、透過型の液晶パネル4511を採用していたが、これに限らず、反射型の液晶パネルを採用してもよく、あるいは、デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)を採用してもよい。なお、DMDは米国テキサスインスツルメンツ社の商標である。
本発明は、プレゼンテーションやホームシアタに用いられるプロジェクタに利用できる。
プロジェクタの概略構成を模式的に示す図。 投射レンズ及び光学装置本体が光学部品用筐体に対して固定された構造を示す斜視図。 前記投射レンズ及び前記光学装置本体が一体化された構造を示す斜視図。 前記投射レンズ及び前記光学装置本体が一体化された構造を示す斜視図。 保持部材の構造を示す斜視図。 前記保持部材の構造を示す斜視図。 前記光学部品用筐体の構造を示す斜視図。 付勢部材の構造を示す斜視図。 前記付勢部材の構造を示す斜視図。 前記投射レンズ及び前記光学装置本体、前記光学部品用筐体、前記付勢部材の分解斜視図。
符号の説明
1…プロジェクタ、3…投射レンズ(投射光学装置)、5…保持部材、45A…光学装置本体(光学装置)、46…光学部品用筐体、61…支持部材、62…ばね部材(付勢部材)、451…光変調装置、454…クロスダイクロイックプリズム(色合成光学装置)、522…張出部、611…取付部、612…挟持部、4611B…当接部、4611B1…位置決め基準孔、4612A…係合凹部、5222A…筐体位置決め突起部(位置決め突起部)。

Claims (5)

  1. 複数の色光を色光毎に画像情報に応じて変調する複数の光変調装置と、各光変調装置にて変調された各色光を合成して画像光を形成する色合成光学装置とが一体化された光学装置と、前記光学装置を収納する光学部品用筐体と、前記光学装置を保持する保持部材とを備えたプロジェクタであって、
    前記光学部品用筐体の側面には、前記画像光の光軸を挟んで互いに対向し、前記保持部材が当接する一対の当接部が設けられ、
    前記保持部材は、前記光軸に直交する方向に張り出し、前記一対の当接部に当接する一対の張出部を備え、
    前記一対の張出部を前記一対の当接部に対して付勢する一対の付勢部材と、
    前記当接部との間で前記付勢部材を挟持する支持部材とを備え、
    前記一対の張出部、及び前記一対の当接部には、
    前記光軸に沿って突出する複数の位置決め突起部、及び前記複数の位置決め突起部が嵌合する複数の位置決め基準孔が形成され、前記光学部品用筐体に対して前記光軸に直交する平面内で前記光学装置を位置決めする構造が設けられている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記画像光を拡大投射する投射光学装置を備え、
    前記保持部材は、
    前記光学装置及び前記投射光学装置を一体化する
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記一対の当接部は、前記光学部品用筐体の底面に立設され、
    前記支持部材は、
    前記当接部の先端部分に着脱自在に取り付けられる取付部と、
    前記取付部から略直交して延出し、前記当接部との間で前記付勢部材を挟持する挟持部とを備える
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項3に記載のプロジェクタにおいて、
    前記挟持部は、断面視略L字形状を有し、
    前記光学部品用筐体の底面には、
    前記挟持部の先端部分が挿入される係合凹部が設けられている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記付勢部材と前記支持部材は、一体的に形成されている
    ことを特徴とするプロジェクタ。
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