JP2010139329A - キャリブレーション用の校正治具および校正治具を備えた画像計測システム - Google Patents

キャリブレーション用の校正治具および校正治具を備えた画像計測システム Download PDF

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Abstract

【課題】校正治具上の特徴部を、照明条件に依存せず安定的に精度よく検出できると共に、低コストで取り扱いが容易な画像計測システムにおけるキャリブレーション用の校正治具を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明による校正治具10aは、画像計測システム100におけるキャリブレーション用の校正治具において、上面18を有する本体14と、キャリブレーションの基準となる特徴部20aであって、上面18に隣接して本体14に凹状に形成される特徴部20aとを具備し、特徴部20aは、上面18に交差する方向へ延びる側面24aと、側面24aに交差する方向へ延びる底面26aとを有し、底面26aが、上面18が示す光の反射率よりも、同じ光に対して低い反射率を示すこと、を特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラを用いた画像計測システムにおけるキャリブレーション用の校正治具に関する。特に、本発明は、カメラの内部パラメータやロボットの機構パラメータ等をキャリブレーションするためにカメラにより撮像される校正治具およびその校正治具を備えた画像計測システムに関する。
従来、産業界の様々な分野においてカメラを用いた画像計測システムが利用されている。このような画像計測システムにおいては、対象物をカメラにより撮像し、撮像した計測画像を画像処理装置等により画像処理して、その対象物の位置、形状、寸法または角度を計測する。また、計測にカメラを用いるためには、計測する前に操作者が校正治具を用いてカメラをキャリブレーション(校正)する必要がある。通常、画像計測システムは、校正治具上に設けられた特徴部(任意の図形や模様を含む、以下同じ)をカメラにより撮像し、撮像した計測画像から特徴部の輪郭や位置等を検出し、その検出結果を基にキャリブレーションを行う。キャリブレーションする従来技術として、例えば、非特許文献1においては、校正治具を用いてカメラの内部パラメータ(カメラレンズの焦点距離、レンズ歪およびレンズ中心等)をキャリブレーションする方法が開示されている。また、特許文献1においては、校正治具を用いてカメラを含む視覚センサのセンサ座標系を設定する方法が開示されている。
一方、近年において、カメラを用いた画像計測システムはロボットシステムをキャリブレーションするための計測装置としても利用されている。例えば、特許文献2においては、カメラを用いたロボットの機構パラメータをキャリブレーションする計測装置が開示されている。特許文献3においては、ロボットのアーム先端周辺に装着した受光デバイス(カメラ)を用いて、被測定ターゲットを計測する計測装置が開示されている。特許文献4においては、カメラを用いてロボットのTCP(ツール先端点:Tool Center Point)の位置を計測する計測装置が開示されている。
上記のようにカメラを用いてキャリブレーションする場合、校正治具上に設けられた特徴部の形状または位置の精度と照明条件に対するロバスト性とがキャリブレーションの結果に直接的に影響する。例えば、特許文献4に開示された計測装置のように、ロボットのツール先端点の位置を正確に計測するためには、特徴部であるマークがロボットのツール先端点とツールの基部とに精度よく配置または形成されている必要がある。
従来において、特徴部は塗料を校正治具上に印刷または着色することにより形成されていた。しかしながら、塗料を校正治具上に精度よく印刷または着色することは困難であった。また、塗料を着色して特徴部を形成すると、形成方法によっては塗料の表面が滑らかになり特徴部が外光を反射するため、画像計測システムは特徴部を安定的に検出することができなかった。また、塗料は温度により変質する場合や有機溶剤により融解する場合があり、また塗料の使用が禁止されている場所がある等、種々の使用上の制限がある。そのため、塗料により特徴部を形成する場合、その塗料の使用上の制限を考慮する必要があった。
そこで、特徴部を校正治具上に精度よく配置または形成するために、様々な校正治具が開発されている。例えば、特許文献5においては、クロム等の蒸着物質が特徴部であるパターンとしてガラス等の透明基板に蒸着されている倍率校正プレートが開示されている。特許文献6においては、特徴部である線分が着色インクにより金属板に描かれた校正用ゲージが開示されている。特許文献7においては、特徴部である所定パターンの模様が液晶パネルを用いて表示されるキャリブレーション装置が開示されている。特許文献8においては、凹部を有する位置決め部材と、位置決め部材の凹部に保持される真球のマーク体とを備える校正治具が開示されている。特許文献9においては、相対的に高い輝度で撮像される複数の反射シートを計測部分に貼付け、その周りに無反射シートを設けた写真測量用ターゲットが開示されている。
Roger Y. Tsai, "An Efficient and Accurate Camera Calibration Technique for 3D Machine Vision", , Proceedings of IEEE Conference on Computer Vision and Pattern Recognition, Miami Beach, FL, 1986, pages 364−374 特許第3394278号 特開2008−12604号公報 特許第4021413号 特開2005−300230号公報 特許第3409931号 特許第3477139号 特許第3512092号 特許第3575165号 特許第3737919号
しかしながら、上記に示した従来の方法には次のような課題があった。特許文献5に開示された倍率校正プレートの場合、クロム等の蒸着物質を精度よく蒸着させることが困難であった。また、特許文献6に開示された校正用ゲージにおいては、線分を着色インクにより金属板に精度よく描くことが困難であった。また、塗料と同様に、着色インクの表面が滑らかになり外光を反射する場合があった。そのため、照明条件によっては反射光により特徴部と周囲とを区別することができず、画像計測システムは特徴部を安定的に検出することができないという課題があった。
特許文献7に開示されたキャリブレーション装置においては、高価な液晶パネルが必要になるため製造コストが高くなるという課題があった。特許文献8に開示された校正治具においては、特徴部である真球のマークを精度よく製造または加工することが必要であり、校正治具の製造コストが高くなるという課題があった。特許文献9に開示された写真測量用ターゲットにおいては、複数の反射シートを精度よく貼り付けることが困難であった。
本発明は、上述した従来技術の課題に鑑みてなされたもので、校正治具上の特徴部を照明条件に依存せず安定的に精度よく検出できると共に、低コストで取り扱いが容易な画像計測システムにおけるキャリブレーション用の校正治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、画像計測システムにおけるキャリブレーション用の校正治具において、上面を有する本体と、キャリブレーションの基準となる特徴部であって、前記上面に隣接して前記本体に凹状に形成される特徴部とを具備し、前記特徴部は、前記上面に交差する方向へ延びる側面と、該側面に交差する方向へ延びる底面とを有し、該底面が、前記上面が示す光の反射率よりも、同じ光に対して低い反射率を示すことを特徴とする校正治具を提供する。
請求項2に記載の発明は、前記本体は、前記上面の反対側の下面を有し、前記特徴部は、前記上面と前記下面との双方に開口するように前記本体に形成される貫通穴と、前記本体とは別の閉塞部材であって、前記下面に取り付けられて該貫通穴の一方の開口を塞ぐ閉塞部材とを備え、該貫通穴の内周面が前記側面を形成すると共に、該閉塞部材の表面が前記底面を形成する、校正治具を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の校正治具において、前記特徴部は、前記本体に凹設される有底凹部と、前記本体とは別の底部材であって、該有底凹部の中に配置される底部材とを備え、該有底凹部の内周面が前記側面を形成すると共に、該底部材の表面が前記底面を形成する、校正治具を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の校正治具において、前記本体の前記上面は、少なくとも前記特徴部に隣接する領域に平坦部分を有し、前記特徴部の前記側面は、前記上面の前記平坦部分に直交する方向へ延び、前記特徴部の前記底面は、前記側面に直交する方向へ延びる、校正治具を提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から3の何れか一項に記載の校正治具において、前記本体の前記上面は、少なくとも前記特徴部に隣接する領域に平坦部分を有し、前記特徴部は、前記上面の前記平坦部分に平行な断面における開口面積が、前記上面から前記底面に向かうに従って増加する形状を有する、校正治具を提供する。
請求項6に記載の発明は、カメラと、該カメラによって撮像されるキャリブレーション用の校正治具とを具備する画像計測システムにおいて、前記校正治具が、請求項1から5の何れか一項に記載の校正治具であることを特徴とする画像計測システムを提供する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像計測システムにおいて、前記校正治具の前記特徴部の形状および寸法と、キャリブレーションのために前記特徴部に対し予め定められる前記カメラの光軸の角度とが、前記カメラが前記特徴部を撮像したときに前記側面が撮像されないことを条件として設定されている、画像計測システムを提供する。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の画像計測システムにおいて、前記校正治具の前記特徴部の形状および寸法と、キャリブレーションのために前記特徴部に対し予め定められる前記カメラの光軸の角度とが、前記カメラが前記特徴部を撮像したときに前記底面が撮像されないことを条件として設定されている、画像計測システムを提供する。
本発明の校正治具によれば、凹状に形成された特徴部の底面は反射率が低いので特徴部に入射した光は、特徴部の外部に向けて反射され難い。底面から反射される光が減少するので、底面の輝度は本体の上面の輝度より低くなる。また、底面が光を反射し難いので、特徴部の側面が外部に向けて反射する光も減少する。そのため、特徴部の輝度は本体の上面の輝度より低くなる。また、特徴部は凹状に形成されているので、光が本体の垂直方向から入射する場合を除いて、特徴部の側面が障害となり光が底面に直接的に入射することがない。そのため、直接光によるグレアの発生により底部の輝度が高くなることが少ない。このように、特徴部は光が反射され難い構造を有しているので、特徴部は輝度の低い状態が維持される。そのため、画像計測システムは、特徴部を照明条件に依存することなく安定的に検出することが可能になる。また、従来のように塗料を用いると光の反射により輪郭が不明確となる場合があったが、本発明では輝度の差により特徴部を検出するので、反射により特徴部の輪郭が不明確となることがない。従って、画像計測システムは特徴部を精度よく検出可能になる。また、従来のように塗料を使用しないため、校正治具の使用上の制限がなくなり取り扱いが容易になる。さらに、特徴部は本体の上面を機械加工により彫り込むことで容易に精度よく形成することができる。
特徴部が、本体に形成された貫通穴と、閉塞部材によって形成されるようにすれば、特徴部を具備する校正治具を容易に作製することができる。また、特徴部が貫通穴の場合、特別な形状加工を必要としない別の閉塞部材を使用することが可能であるので、塗料などを使用して特徴部毎の着色作業を必要としない。そのため、校正治具の作製時間を短縮し、低い加工コストにより校正治具を作製することができる。
特徴部が、有底凹部と有底凹部の中に配置された底部材とを備え、有底凹部の中に配置された底部材が底面を形成するようにすれば、本体の上面の反射率より低い反射率を示す底面を有する特徴部を容易に作製することができる。また、有底凹部は、本体の上面を彫り込むことにより、本体の底部を残して凹設されている。そのため、特徴部が例えば環状や市松模様であり、本体の上面において、特徴部により分断され周辺に連結しない部分(以下、非凹部と呼ぶ)がある場合においても、本体の底部により非凹部は周辺に連結するので、校正治具は非凹部の形状や位置を維持することが可能になる。
特徴部の側面が、上面の平坦部分に直行する方向に延びるようにすれば、特徴部の側面が傾斜した特徴部と比較して、特徴部を容易に加工することができる。そのため、校正治具をより低いコストにより作製することができる。
また、前述のようにカメラが本発明の校正治具を撮像した計測画像には、特徴部の開口縁を輪郭にする範囲内に特徴部の側面および底面が記録されている。特徴部が、その開口面積が上面から底面に向かうに従って増加する形状を有するようにすれば、カメラから特徴部を撮像した場合、特徴部の開口縁を通じて底面が撮像される面積が増加する。すなわち、計測画像には、特徴部の開口縁を輪郭にする範囲内において、本体の上面の輝度との差がより大きい輝度を有する面積が増加する。特徴部の輝度と本体の上面の輝度との差が大きいほど、特徴部の輪郭が明確になるので、画像計測システムは特徴部をより精度よく検出することが可能になる。
画像計測システムが、本発明の校正治具を具備すれば、校正治具に設けられた特徴部を照明条件に依存することなく安定的に計測することが可能になる。
本発明の画像計測システムにより、カメラが特徴部を撮像したときに側面が撮像されず、底面のみが計測画像に記録されるようにすれば、計測画像には底面を示す単一の輝度のみが記録されるので、計測画像を処理するプログラムが容易になると共に、画像計測システムは特徴部を検出するのに必要な時間を短縮させることができる。
本発明の画像計測システムにより、カメラが特徴部を撮像したときに底面が撮像されず、側面のみが計測画像に記録されるようにすれば、計測画像には側面を示す単一の輝度のみが記録されるので、計測画像を処理するプログラムが容易になると共に、画像計測システムは特徴部を検出するのに必要な時間を短縮させることができる。
(第一の実施形態)
以下、添付図面を参照して本発明に係る第一の実施形態について説明する。以下の図面において同一の部材には同一の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1(a)は、第一の実施形態に基づく校正治具10aとその校正治具10aを撮像するカメラ40とを備えた画像計測システム100を示す斜視図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線に沿った、校正治具10a上の特徴部20aを示す断面図である。
まず、図1(a)を用いて、カメラ40を用いた画像計測システム100について説明する。画像計測システム100は、凹状に形成された特徴部20aを備える校正治具10aと、校正治具10aを撮像するカメラ40と、カメラ40に接続されカメラ40が撮像した計測画像を処理して特徴部20a検出する画像処理部60とから構成されている。
画像計測システム100のカメラ40はCCDカメラであり、カメラ40は撮像により二次元画像を受光面(CCDアレイ面上)により検出する機能を持つ。カメラ40は、撮像した二次元画像を計測画像として画像処理部60に出力する。また、カメラ40は、校正治具10aを撮像可能な位置に配置されており、例えばロボットの先端部、壁または天井等により支持され固定されている。カメラ40は、その撮像方向を校正治具10aの特徴部20aに向けて配置されており、特徴部20aを撮像することが可能になっている。さらに、カメラ40は特徴部20aを真上方向からだけでなく、斜め方向からも撮像することができる。
画像処理部60は、カメラ40に有線接続により接続して、カメラ40の外部に配置されている。画像処理部60は、カメラ40が撮像した特徴部20aの計測画像を処理して、処理結果を基に特徴部20aの位置や形状等を検出する。検出した特徴部を基準として、画像計測システムの操作者はカメラの内部パラメータやロボットの機構パラメータ等をキャリブレーション(校正)する。特徴部を基準としてキャリブレーションする方法は、従来の方法と同様であるので、故にその説明は省略する。また、画像処理部60はCPU、データメモリおよびインタフェイス等を備えた周知のものでよく、故にその詳細な説明は省略する。
次に、第一の実施形態に基づく校正治具10aについて説明する。図1(a)に示すように、校正治具10aは、上面18を有するプレート14(本体)と、上面18の反対側の下面29に取り付けられた、プレート14とは別の部材であってプレート14の上面の反射率より低い反射率の低反射材料からなるシート16(閉塞部材)とにより構成されている。また、複数の特徴部20aがプレート14の上面18に隣接して、プレート14に凹状に形成され、それぞれの特徴部20aの開口部22aは所定の形状を有している。例えば、図1(a)に示された校正治具10aの特徴部20aのそれぞれは、円形の開口部22aを有しており、特徴部20aを縦4列横4行に並べて、全体として一つに組み合わされた模様が形成されている。特徴部20aの開口部22aの形状は円形に限られず、三角や四角の図形またはその図形を組み合わせた模様であっても構わない。
次に、特徴部20aの構成について説明する。図1(b)に示すように、第一の実施形態に基づく校正治具10aの各特徴部20aは、プレート14の上面18と下面29との双方に開口するようにプレート14に形成される貫通穴28と、貫通穴28の下面側の開口を塞ぐシート16とから構成されている。すなわち、貫通穴28の上面側の開口は、特徴部20aの開口部22aに対応し、貫通穴28の内周面が特徴部20aの側面24aに対応する。また、貫通穴28により露出したシート16の表面が、特徴部20aの底面26aに対応する。底面26aは低反射材料のシート16から形成されるので、底面26aの反射率はプレート14の上面18が示す光の反射率よりも低くなる。なお、第一の実施形態において、シート16は黒色スポンジをシート状に切断して作製されている。
また、図1(b)に示すように、プレート14の上面18は、特徴部20aに隣接する領域に平坦部分30を有しており、特徴部20aの側面24aは、上面18の平坦部分30に直交する方向へ延びている。また、特徴部20aの底面26aは側面24aに直交する方向へ延びている。
次に、特徴部20aの検出方法について図1(b)から図2(b)を用いて説明する。図2(a)は第一の実施形態に基づく校正治具10aと、校正治具10aを撮像するカメラ40との位置関係を示す断面図であり、図2(b)はカメラ40により撮像された校正治具10aの計測画像45aの一部を示す図である。
まず、特徴部20aの輝度が、その周辺のプレート14の上面18の輝度より低くなることについて説明する。図1(b)に示すように、校正治具10aの外部から入射した外光50aは、プレート14の上面18によって反射される。一方、開口部22aから特徴部20aの内部に入射した外光50bは、側面24aにより反射されて、底面26aに入射する。通常であれば、外光50bは底面26aにより反射されるが、底面26aは低反射材料からなるシート16であるので、底面26aに入射した外光50bは反射され難い。従って、底面26から反射される光が減少するので、底面26の輝度はプレート14の上面18の輝度より低くなる。
また、底面26aが光を反射し難いので、側面24aが外部に反射する光も減少する。そのため、側面24aの輝度もプレート14の上面18の輝度より低くなる。ただし、側面24aはプレート14の上面18や対向する側面からの拡散光による輝度の上昇もあるので、底面26aほど輝度は低くならない。底面26aと側面24aとの輝度が低いので、特徴部20a(開口部22aの内側)の輝度はその周辺のプレート14の上面18の輝度よりも低くなる。すなわち、特徴部20はプレート14の上面18より暗く撮像されることになる。
次に、カメラ40により撮像される計測画像の具体例について、図2(a)および図2(b)を用いて説明する。図2(a)に示すように、カメラ40は特徴部20aの斜め上方に位置されている。そのため、図2(b)に示すように、カメラ40が撮像した計測画像45aには、特徴部20aの開口部22aが楕円形として記録される。また、カメラ40は開口部22aを通じて特徴部20aの内部を撮像する。そのため、カメラ40が撮像する特徴部20aの内部は、図2(a)に示すように、遠位側カメラ視線41aと近位側カメラ視線42aとにより囲まれた範囲(特徴部内撮像範囲44a)に含まれる特徴部20aの内部になる。なお、遠位側カメラ視線41aは、カメラ40の位置Fとカメラ40から遠くに位置する開口部22a上の地点E1とを結ぶカメラ40の視線であって、図2(a)に示された破線FE1であり、近位側カメラ視線42aは、カメラ40の位置Fとカメラ40から近くに位置する開口部22a上の地点E2とを結ぶカメラ40の視線の延長線であって、図2(a)に示された破線FQである。
図2(a)に示すように、特徴部内撮像範囲44aには側面24aの一部と底面26aの一部とが含まれている。そのため、カメラ40は特徴部20aを撮像した場合、開口部22aを輪郭とする範囲内に、側面24aを示す輝度と底面26aを示す輝度とが計測画像45aに記録される。画像計測システム100の画像処理部60は、計測画像45aを処理する際、二つの異なる輝度を基にして処理すれば、特徴部20aの位置や輪郭等を検出することができる。
また、特徴部20aは凹状に形成されているので、特徴部20aの底面26aに入射される光の多くは、側面24aからの反射によるものとなる。光がプレート14の垂直方向から入射する場合を除いて、特徴部20aの側面24aが障害となり、光が底面26aに直接的に入射することが少ない。そのため、直接光によるグレアの発生により底部26aの輝度が高くなることが少ない。このように特徴部20aは光が反射され難い構造を有しているので、特徴部20aは輝度の低い状態が維持される。そのため、画像計測システム100は特徴部20aを、照明条件に依存することなく、安定的に検出することができる。
第一の実施形態に基づく校正治具10aによれば、凹状に形成された特徴部20aの底面26aは反射率が低いので特徴部20aに入射した光は、特徴部20aの外部に向けて反射され難い。底面26aから反射される光が減少するので、底面26aの輝度はプレート14の上面18の輝度より低くなる。また、底面26aが光を反射し難いので、側面24aが外部に向けて反射する光も減少する。そのため、特徴部20aの輝度はプレート14の上面18の輝度より低くなる。また、特徴部20aは凹状に形成されているので、光がプレート14の垂直方向から入射する場合を除いて、特徴部20aの側面24aが障害となり光が底面26aに直接的に入射することがない。そのため、直接光によるグレアの発生により底部26a輝度が高くなることが少ない。このように、特徴部20aは光が反射され難い構造を有しているので、特徴部20aは輝度の低い状態が維持される。そのため、画像計測システム100は、特徴部20aを照明条件に依存することなく安定的に検出することが可能になる。また、従来のように塗料を用いると光の反射により輪郭が不明確となる場合があったが、本発明では輝度の差により特徴部を検出するので、反射により特徴部20aの輪郭が不明確となることがない。従って、画像計測システム100は特徴部20aを精度よく検出可能になる。また、従来のように塗料を使用しないため、校正治具10aの使用上の制限がなくなり取り扱いが容易となる。さらに、校正治具10aの本体の上面18と特徴部20aを構成する側面24aとを同一の材料により形成することができると共に同一の表面処理を施すことができる。さらに、特徴部20aはプレート14の上面18を機械加工により彫り込むことで容易に精度よく形成することができ、例えば、特許文献7に記載されたキャリブレーション装置のように高価な液晶パネルを必要としない。そのため、低い加工コストにより校正治具10aを作製することができる。
また、キャリブレーションの対象によって、事前に校正治具上の特徴部とキャリブレーション対象との相対位置関係を高精度に把握する必要がある。例えば、図8(a)に示すように、カメラ40を含むカメラシステム110においてカメラの内部パラメータ等をキャリブレーションする場合、校正治具10a上の特徴部20aとカメラ40が装着された支持具111との相対位置および相対姿勢が指定値になるように、特徴部20aを配置する必要がある。また、図8(b)に示すようにロボット120の機構パラメータをキャリブレーションする場合、校正治具10a上の特徴部20aとロボットベース121との相対位置および相対姿勢が指定値になるように特徴部20aを配置する必要がある。このような場合に、一般的に図8(c)に示すように校正治具10a上に位置決め用の基準点(以下、位置決め基準31と呼ぶ)を設け、位置決め基準31を用いてカメラシステム110の支持具111やロボット120のロボットベース121に校正治具10aを配置する。この位置決め基準31の具体的手段として突き当て面、インロー、位置決めピン、位置決めピン用穴等が挙げられ、これらは主に工作機械を用いて加工される。校正治具上の特徴部を位置決め基準31と別の装置、例えば印刷装置を用いて加工すると、特徴部と位置決め基準31との相対位置精度の低下や加工コストの増加などの課題がある。本発明の校正治具10aによれば、校正治具10aの特徴部20aと位置決め基準31とを機械加工により形成することができる。さらに特徴部20aと位置決め基準31とが同一形状の穴である場合、同じ工作機械を用いて同時に形成することができ、特徴部20aと位置決め基準31との精度の高い位置関係が実現される。
次に、特徴部20aの別例について図3を用いて説明する。図3は、図1(a)のA−A線に沿った校正治具10a上の特徴部20aの別例である特徴部21aを示す断面図である。特徴部20aと特徴部21aとは側面の形状および底面の面積の点で異なっている。
図1(b)に示された特徴部20aの側面24aは、プレート14の上面18の平坦部分30に直交する方向へ延びて形成されていた。図3に示す特徴部21aの側面25aは、側面25aとプレート14の上面とのなす角度Φ(以下、開口部の開き角度Φと呼ぶ)が鈍角になるよう形成されている。すなわち、特徴部21aは、上面18の平坦部分30に平行な断面における開口面積が、上面18から底面27aに向かう(図3のG方向)に従って増加する形状を有している。従って、図3に示すように特徴部21aの縦断面は台形状になり、底面27aの面積は開口部22aの面積より広くなる。
図2(b)に示したように、本発明の校正治具を用いる画像計測システム100は、輝度に基づいて特徴部を検出している。そのため、プレート14の上面18の輝度と特徴部の輝度と差が大きいほど、特徴部の輪郭が明確になり、画像計測システム100は特徴部を精度よく検出することができた。図1に示す特徴部20aの底面26aと比較して、特徴部21aの底面27aは拡大されるので、カメラ40から特徴部21aを撮像した場合、特徴部21aの開口部22aを通じてカメラ40より撮像される底面27aの面積が増加する。すなわち、計測画像には、特徴部21aの開口部22aを輪郭にする範囲内において、プレート14の上面の輝度との差がより大きい輝度を有する面積(図2(a)の黒色の部分)が増加する。すなわち、特徴部21aの輪郭が明確になるので、画像計測システム100は特徴部21aをより精度よく検出することができる。
(第二の実施形態)
図4(a)は第二の実施形態に基づく校正治具の一例を示す斜視図であり、図4(b)は第二の実施形態に基づく校正治具の別例を示す斜視図である。図5(a)は、図4(a)に示す校正治具10bの特徴部20bを示す、図4(a)のB−B線に沿った断面図であり、図5(b)は特徴部20bの別例である特徴部21bを示す、図4(a)のB−B線に沿った断面図である。
図4(a)から図5(b)を用いて、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態に基づく校正治具10b、10cは、第一の実施形態に基づく校正治具10aと比較して、凹部の形成方法が異なっている。
まず、第二の実施形態の校正治具に形成された特徴部について説明する。図4(a)に示す校正治具10bのプレート14上には、環状の開口部22bを有する複数の特徴部20bが形成されている。そのため、校正治具10bは、プレート14の上面18において、特徴部20bにより分断され周辺に連結していない部分(非凹部15、図4(a)の環内の白色の部分)を有している。
一方、図4(b)に示す校正治具10cのプレート14上には、矩形の開口部22cを有する複数の特徴部20cにより、市松模様が形成されている。そのため、校正治具10cは、図4(a)の校正治具10bと同様に、周囲に連結していない非凹部15を有している。校正治具10b、10cは非凹部15を有しているので、第一の実施形態の校正治具10aと同様に、プレート14の貫通穴によりそれぞれの特徴部20b、20cを形成すると、非凹部15はプレート14から分離されてしまうので、校正治具10b、10cは非凹部15を精度よく固定することができない。
そこで、図5(a)に示すように、特徴部20bを、プレート14に凹設される有底凹部31と、プレート14とは別の部材であって有底凹部31の中に配置される低反射層17とから構成した。そして、有底凹部31の開口が特徴部20bの開口部22bとなり、有底凹部31の内周面が特徴部20bの側面24bを形成し、低反射層17の表面が特徴部20bの底面26bを形成するようにした。特徴部20bにおいて、特徴部20bの側面24bは、図1の特徴部20aと同様に、プレート14の上面18の平坦領域30に直交する方向へ延びて形成されている。すなわち側面24bは上面18に対して垂直になるよう形成されている。また、特徴部20bの底面26bは、プレート14の上面の反射率より低い反射率の低反射材料が充填された低反射層17(底部材)により形成されている。低反射層17により、特徴部20bの底面26bの反射率は、プレート14の上面18が示す光の反射率より低くなる。なお、第二の実施形態では、第一の実施形態と同様に、低反射材料としてプレート14の材料とは異なる黒色スポンジを用いている。従って、底面26bは、黒色スポンジが充填された低反射層17により形成される。
特徴部20bは、プレート14を貫通させることなく形成されているので、非凹部15は、プレート14の底部19において連結された状態になっている。従って、校正治具10bは、非凹部15を精度よく固定することができる。校正治具10cの場合も同様に、プレート14を貫通しない程度に、プレート14の底部を残して特徴部20cが形成される。非凹部15はプレート14の底部において連結されるので、校正治具10cは非凹部15を精度よく固定することができる。
次に、図5(b)を用いて特徴部20bの別例である特徴部21bについて説明する。図5(a)に示された第二の実施形態に基づく校正治具10bは、特徴部20bの側面24bがプレート14の上面18の平坦部分30に直交する方向へ延びるよう形成されていた。一方、図5(b)に示される校正治具10bの特徴部21bは、プレート14の上面18の平坦部分30に対して側面25bを傾斜させて形成されている。すなわち、特徴部21bは、上面18の平坦部分30に平行な断面における開口面積が、上面18から底面27bに向かう(図5(b)のG方向)に従って増加する形状を有している。その結果として、特徴部21bの縦断面は台形状になり、底面27bの面積は、開口部22bの開口面積より大きくなる。このように特徴部21bを形成することで、図3に示した特徴部21aと同様に、計測画像に記録された特徴部21bの開口部22bを輪郭にする範囲内において、カメラ40により底面27bが撮像される面積が増加する。従って、画像計測システム100は特徴部21bをより精度よく検出することができる。
なお、前述のように、特徴部21bの底面27bの面積は、特徴部21bの開口部22bの面積よりも広い。そのため、低反射層17の低反射材料を開口部22bから挿入することができるよう、低反射材料は変形可能な材料である必要がある。特徴部21bの底面27bは、図5(a)に示す特徴部20bと同様に、黒色スポンジが充填された低反射層17により形成される。
(第三の実施形態)
図6(a)は、第三の実施形態に基づく校正治具10dとカメラ40との位置関係を示す画像計測システム100の平面図であり、図6(b)は、図6(a)のC−C線に沿った断面図であり、図6(c)はカメラ40により撮像された校正治具10dの計測画像45dの一部を示す図である。図6(a)から図6(c)を用いて、第三の実施形態について説明する。
第三の実施形態の基づく校正治具10dは、校正治具10dの特徴部21dの形状および寸法が、画像計測システム100において、キャリブレーションのために特徴部21dに対して予め定められているカメラ40の光軸の角度により、カメラ40が特徴部21dを撮像したときに、特徴部21dの側面25dが撮像されないよう設定されていることを特徴とする。特徴部21dの構成については、図3に示す第一の実施形態に基づく校正治具10aの特徴部21aと同様であるので、その説明は省略する。
図2(b)に示すように、カメラの位置と校正治具との相対位置によって、カメラにより撮像された計測画像には、凹部の側面と底面との両方が記録される場合がある。そのため、画像計測システムは二つの異なる輝度を基にして計測画像を処理して、特徴部を検出している。画像計測システムは、二つの異なる輝度を基にして処理することも可能であるが、単一の輝度を基にして処理した方が、アルゴリズムやプログラムを簡易なものとすることができる。また、アルゴリズムやプログラムが簡易なものとなれば、画像計測システムは特徴部の検出に必要な処理時間を短縮することができる。そのため、第三の実施形態に基づく校正治具10dの特徴部21dは、その寸法や形状を、カメラ40dにより側面dが撮像されないように形成されている。そのため、カメラ40dが撮像した計測画像45dには、底面27dを示す単一の輝度のみが記録されるようになる。
特徴部21dの側面24dがカメラ40に撮像されないよう、特徴部21dの寸法を定める方法について説明する。図6(a)および図6(b)に示すように、カメラ40は、特徴部21dを斜め上方から撮像しており、カメラ40は開口部22dを通じて特徴部21dの内部を撮像するよう位置されている。図6(b)に示すよう、カメラ40は遠位側カメラ視線41dおよび近位側カメラ視線42dにより囲まれた範囲内(特徴部内撮像範囲44d)に含まれる特徴部21dの内部を撮像する。なお、遠位側カメラ視線41dは、カメラ40の位置Fとカメラ40から遠くに位置する開口部22d上の地点E1とを結ぶカメラ40の視線の延長線であって、図6(b)に示された破線FPであり、近位側カメラ視線42dは、カメラ40の位置Fとカメラ40から近くに位置する開口部22d上の地点E2とを結ぶカメラ40の視線の延長線であって、図6(b)に示された破線FQである。また、図6(a)に示すように、地点E2は開口部22d上の地点E1とカメラ40の位置Fとを結ぶ遠位側カメラ視線41dの水平成分が、開口部22dと交差する地点である。特徴部内撮像範囲44d内に特徴部21dの側面25dが含まれず、底面27dのみが含まれていれば、カメラ40は側面25dを撮像せず、底面27dのみを撮像することになる。
校正治具10dの特徴部21dの形状について説明する。図6(b)に示すように、校正治具10dの特徴部21dは、上面18の平坦部分30に平行な断面における開口面積が、上面18から底面27dに向かう(図6(b)のG方向)に従って増加する形状を有している。また、上面18と側面25dのなす角度Φを次のように定める。まず、特徴部21dの開口部22d上の全ての地点において、遠位側カメラ視線41dとプレート14の上面18とがなす角度θを求め、その角度θの最大値θmaxを求める。カメラ40の位置Fから、最も遠い開口部22d上の点Emaxより最大値θmaxを求めてもよい。最大値θmax以上となるよう、上面18と側面25dのなす角度Φを定めて側面25dを形成すれば、側面25dは特徴部内撮像範囲44d内に含まれない。従って、側面25dはカメラ40により撮像されず、底面27dのみが撮像される。すなわち、図6(c)に示すように、カメラ40が撮像した計測画像45dには、特徴部21dの開口部22dを輪郭にする範囲内において、底面27dを示す単一の輝度のみが記録されるようになる。
図6(b)に示す開口部の開き角度Φは式1により求められる。
Φ ≧ θmax (式1)
ただし、θmaxは、式2で求められる。
θmax = 180deg−tan−1(Zc/Rmax) (式2)
ここで、Zcは画像システム毎に変化する変数であり、プレート14の上面18からカメラ40の位置Fまでの高さであり、Rmaxは、カメラ40から最も遠い位置にある特徴部21dの開口部22d上の点Emaxとカメラ40の位置Fとを結ぶ線分の水平成分の長さである。開口部22dの形状が円形の場合、点Emaxはカメラ40の位置Fと開口部22dの中心を結ぶ直線の水平成分に一致する直線上にある。
また、カメラ40の光軸43dとプレート14の上面18とがなす角度α、特徴部21dの開口部22dの開口幅、光軸43dと開口部22dの交点より、角度θの最大値θmaxを求め、開口部の開き角度Φを定めてもよい。
第三の実施形態に基づく校正治具10dを用いることにより、計測画像45には底面27dを示す単一の輝度が記録される。従って、画像計測システム100は、簡易なアルゴリズムまたはプログラムにより画像処理することができると共に、特徴部21dを検出するのに必要な時間を短縮させることができる。
なお、図6(a)および図6(b)において、カメラ40は特徴部21dの斜め上方に位置されていたが、カメラ40は特徴部21dの真上に位置されていても構わない。特徴部21dの縦断面は台形状であり、側面25dは外側に広がるよう開口部22dから傾斜している。そのため、カメラ40が特徴部21dの真上から撮像しても、計測画像45dには側面25dを示す輝度は記録されず、開口部22dを輪郭にする範囲内において、底面27dを示す輝度のみが記録される。従って、カメラ40が真上に位置されていても、前述したカメラ40が斜め上方に位置された場合と同様の効果を得ることができる。
(第四の実施形態)
図7(a)は、第四の実施形態に基づく校正治具10eとカメラ40との位置関係を示す画像計測システム100の平面図であり、図7(b)は、図7(a)のD−D線に沿った断面図であり、図7(c)はカメラ40により撮像された校正治具10eの計測画像45eの一部を示す図である。図7(a)から図7(c)を用いて、第四の実施形態について説明する。
第四の実施形態に基づく校正治具10eは、校正治具10eの特徴部20eの形状および寸法が、画像計測システム100において、キャリブレーションのために特徴部20eに対して予め定められているカメラ40の光軸の角度により、カメラ40が特徴部20eを撮像したときに、特徴部20eの底面26eが撮像されないよう設定されていることを特徴とする。特徴部20eの構成については図1に示す第一の実施形態に基づく校正治具10aの特徴部20aと同様であるので、その説明は省略する。
第一の実施形態の特徴部20aのように、通常、画像計測システムは二種類の異なった輝度を基にして、特徴部を検出する。また、第三の実施形態の特徴部21dように側面を傾斜させて形成すれば、側面がカメラに撮像されないようにすること可能である。しかしながら、遠位側カメラ視線とプレートの上面とがなす傾斜角θが大きくなると、開口部の開き角度Φがさらに大きくなるので、特徴部の加工が困難になる。
そこで、第四の実施形態に基づく校正治具10eの特徴部20eは、その側面24eをプレート14の上面18の平坦部分30に直交する方向へ延びるよう、すなわち上面18に垂直になるよう形成して、特徴部20eの加工を容易にしている。さらに、特徴部20eは、カメラ40により底面26eが撮像されないよう、特徴部20eの十分な深さを定めて定めて形成されている。側面24eは底面26eと比較して、プレート14の上面との輝度の差は小さい。しかしながら、単一の輝度のみが計測画像に記録されることにより、画像計測システム100は、簡易なアルゴリズムまたはプログラムにより画像処理することができると共に、特徴部20eを検出するのに必要な時間を短縮させることができる。
底面26eがカメラ40に撮像されないよう、特徴部20eの寸法を定める方法について説明する。図7(a)および図7(b)に示すように、カメラ40は特徴部20eを斜め上方から撮像しており、カメラ40は特徴部20eの開口部22eを通じて特徴部20eの内部を撮像する。第三の実施形態において説明した特徴部内撮像範囲44dと同様に、図7(b)に示すよう、カメラ40は遠位側カメラ視線41eと近位側カメラ視線42eとにより囲まれた範囲内(特徴部内撮像範囲44e)の特徴点20eを撮像する。なお、遠位側カメラ視線41eは、カメラ40の位置Fとカメラ40から遠くに位置する開口部22e上の地点E1とを結ぶカメラ40の図7(b)に示された破線FE1であり、近位側カメラ視線42eは、カメラ40の位置Fとカメラ40から近くに位置する開口部22d上の地点E2とを結ぶカメラ40の視線の延長線であって、図7(b)に示された破線FSである。なお、地点E2は、図7(a)に示すように、開口部22e上の地点E1とカメラ40の位置Fとを結ぶ遠位側カメラ視線41eの水平成分が、開口部22eと交差する地点である。
特徴部内撮像範囲44eの範囲内に、特徴部20eの底面26eが含まれず側面24eのみが含まれていれば、カメラ40は、特徴部20eの開口部22eを通じて側面24eのみを撮像することになる。側面24eのみが含まれることを満たす特徴部20eの深さHhは、次の手順で求めることができる。まず、カメラ40のプレート14の上面からの高さZcと、カメラ40の位置Fおよび地点E2を結ぶ線分の水平成分Rcとの比率Gを求める。次に、比率Gに等しくなるよう、底面26eがカメラ40より撮像されない深さの下限値Hcを地点E1および地点E2を結ぶ距離Dhから比率Gを用いて求める。最終的に、特徴部20eの開口部22e上の全ての地点で深さの下限値Hcを求め、特徴部20eの深さHhを、求めた深さの下限値Hcの最大値Hcmax以上になるように定める。すなわち、特徴部20eの深さHhは式3により求められる。
Hh ≧ Hcmax (式3)
但し、Hcmaxは、式4により求められる深さの下限値Hcの最大値である。
Hc=(Zc/Rc)×Dh (式4)
ここで、Hhは特徴部20eの深さであり、Zcはプレート14の上面からカメラ40までの高さであり、Rcはカメラ40の位置Fと開口部22d上の地点E2とを結ぶ線分の水平成分であり、Dhは地点E1および地点E2を結ぶ距離である。また、開口部22eの形状が円形の場合、地点E1および地点E2がカメラ40の位置Fと開口部22eの中心とを結ぶ直線の水平成分に一致する直線上にあるとき、深さの下限値Hcは最大値Hcmaxになる。
また、カメラ40の光軸43eとプレート14の上面18とがなす角度α、特徴部20eの開口部22eの開口幅Dh、光軸43dと開口部22dの交点より、近位側カメラ視線42eとプレート14の上面18とがなす角度βを求め、式3の(Zc/Rc)をtanβとして深さの下限値Hcの最大値Hcmaxを求めてもよい。
このように、特徴部20eの深さHhを定めることによって、図7(c)に示すように、カメラ40により撮像される計測画像45eには、特徴部20eの開口部22eを輪郭にする範囲内において、側面24eを示す輝度のみが記録されるようになる。そのため、画像計測システム100は、側面24eの単一の輝度のみを画像処理することにより、特徴部20eを検出することができる。第三の実施形態と同様に、画像処理をするためのプログラムが容易になると共に、画像計測システム100は、特徴部20eを検出する時間を短縮させることが可能になる。また、特徴部20eの側面24eは、プレート14の上面18の平坦部分30に直交する方向へ延びるよう形成されているので、側面が傾斜した場合と比較して特徴部20eを容易に加工することができる。そのため、校正治具10eをより低い加工コストにより作製することができる。
以上、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明した。なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、本実施形態において、低反射材料からなるシートは、黒色スポンジをシート状に切断して作製されたが、シートは低反射材料である黒色プラスチックや黒染めされた金属の板を切断して作製されても構わない。また、シートは反射しない無反射材料により作製されても構わない。また、計測の安定性をより向上させるため、プレート上の特徴部となる凹部を機械加工によって堀込んでから、鏡面反射するプレートの上面や加工部分に対して拡散反射するよう表面処理を実施しても構わない。同様に、第二の実施形態において、低反射材料である黒色スポンジが有底凹部の中に配置されていたが、低反射材料である黒色プラスチックなどが有底凹部の中に配置されても構わない。また、無反射材料が有底凹部の中に配置されてもよい。また、有底凹部の底面が低反射になるよう底面が加工されても構わない。また、本発明に係る校正治具はキャリブレーション用の校正治具に限らず、凹状に形成された特徴部をカメラが撮像するワークに設けることにより、ワークの位置を安定的にかつ精度よく計測することも可能になる。
(a)本発明に係る校正治具とその校正治具を撮像するカメラとを備えた画像計測システムを示す斜視図であり、(b)図1(a)のA−A線に沿った、校正治具上の特徴部を示す断面図である。 (a)第一の実施形態に基づく校正治具と、校正治具を撮像するカメラとの位置関係を示す断面図であり、図2(b)はカメラにより撮像された校正治具の計測画像の一部を示す図である。 図1(a)のA−A線に沿った、校正治具上の特徴部の別例を示す断面図である。 (a)第二の実施形態に基づく校正治具の一例を示す斜視図であり、(b)第二の実施形態に基づく校正治具の別例を示す斜視図である。 (a)図4(a)に示す校正治具上の特徴部を示す図4(a)のB−B線に沿った断面図であり、(b)特徴部の別例を示す図4(a)のB−B線に沿った断面図である。 (a)第三の実施形態に基づく校正治具と、校正治具を撮像するカメラとの位置関係を示す画像計測システムの平面図であり、(b)図6(a)のC−C線に沿った断面図であり、(c)カメラにより撮像された校正治具の計測画像の一部を示す図である。 (a)第三の実施形態に基づく校正治具と、校正治具を撮像するカメラとの位置関係を示す画像計測システムの平面図であり、(b)図7(a)のD−D線に沿った断面図であり、(c)カメラにより撮像された校正治具の計測画像を示す図である。 (a)校正治具を取付けたカメラシステムを示す斜視図であり、(b)校正治具を取り付けたロボットを示す斜視図であり、(c)位置決め基準が形成された校正治具を示す斜視図である。
符号の説明
10a、10b、10c、10d、10e 校正治具
14 プレート
15 非凹部
16 シート
17 低反射層
18 上面
19 底部
20a、20b、20c、20e 特徴部
21a、21b、21d 特徴部
22a、22b、22c、22d、22e 開口部
24a、24b、24e 側面
25a、25b、25d 側面
26a、26b、26c、26e 底面
27a、27b、27d 底面
28 貫通穴
29 下面
30 平坦部分
31 位置決め基準
40 カメラ
41a、41d、41e 遠位側カメラ視線
42a、42d、42e 近位側カメラ視線
44a、44d、44e 特徴部内撮像範囲
45a、45d、45e 計測画像
50a、50b 外光
60 画像処理部
100 画像計測システム
110 カメラシステム
120 ロボット
121 ロボットベース

Claims (8)

  1. 画像計測システムにおけるキャリブレーション用の校正治具において、
    上面を有する本体と、
    キャリブレーションの基準となる特徴部であって、前記上面に隣接して前記本体に凹状に形成される特徴部とを具備し、
    前記特徴部は、前記上面に交差する方向へ延びる側面と、該側面に交差する方向へ延びる底面とを有し、該底面が、前記上面が示す光の反射率よりも、同じ光に対して低い反射率を示すこと、
    を特徴とする校正治具。
  2. 前記本体は、前記上面の反対側の下面を有し、前記特徴部は、前記上面と前記下面との双方に開口するように前記本体に形成される貫通穴と、前記本体とは別の閉塞部材であって、前記下面に取り付けられて該貫通穴の一方の開口を塞ぐ閉塞部材とを備え、該貫通穴の内周面が前記側面を形成すると共に、該閉塞部材の表面が前記底面を形成する、請求項1に記載の校正治具。
  3. 前記特徴部は、前記本体に凹設される有底凹部と、前記本体とは別の底部材であって、該有底凹部の中に配置される底部材とを備え、該有底凹部の内周面が前記側面を形成すると共に、該底部材の表面が前記底面を形成する、請求項1に記載の校正治具。
  4. 前記本体の前記上面は、少なくとも前記特徴部に隣接する領域に平坦部分を有し、前記特徴部の前記側面は、前記上面の前記平坦部分に直交する方向へ延び、前記特徴部の前記底面は、前記側面に直交する方向へ延びる、請求項1から3の何れか一項に記載の校正治具。
  5. 前記本体の前記上面は、少なくとも前記特徴部に隣接する領域に平坦部分を有し、前記特徴部は、前記上面の前記平坦部分に平行な断面における開口面積が、前記上面から前記底面に向かうに従って増加する形状を有する、請求項1から3の何れか一項に記載の校正治具。
  6. カメラと、該カメラによって撮像されるキャリブレーション用の校正治具とを具備する画像計測システムにおいて、
    前記校正治具が、請求項1から5の何れか一項に記載の校正治具であることを特徴とする画像計測システム。
  7. 前記校正治具の前記特徴部の形状および寸法と、キャリブレーションのために前記特徴部に対し予め定められる前記カメラの光軸の角度とが、前記カメラが前記特徴部を撮像したときに前記側面が撮像されないことを条件として設定されている、請求項6に記載の画像計測システム。
  8. 前記校正治具の前記特徴部の形状および寸法と、キャリブレーションのために前記特徴部に対し予め定められる前記カメラの光軸の角度とが、前記カメラが前記特徴部を撮像したときに前記底面が撮像されないことを条件として設定されている、請求項6に記載の画像計測システム。
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