JP2010138745A - 内燃機関の排気還流装置 - Google Patents

内燃機関の排気還流装置 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の排気還流装置において、低コスト化を図ると共に搭載性を良好にしつつ、EGRフィルタに捕集された排気系異物を除去する技術を提供する。
【解決手段】内燃機関の排気通路から排気の一部を低圧EGRガスとして取り込み当該低圧EGRガスを内燃機関の吸気通路へ還流させる低圧EGR通路31と、低圧EGR通路31に配置され、低圧EGR通路31を流通する低圧EGRガス中のPMを捕集する低圧EGRフィルタ34と、低圧EGRフィルタ34をがたつく状態で保持する保持部35と、を備え、低圧EGRフィルタ34にEGRガスが流通するときや内燃機関の振動によって生じる低圧EGRフィルタ34の振動により低圧EGRフィルタ34に捕集されたPMが捕獲部36に振り落とされ、低圧EGRフィルタ34に捕集されたPMを除去できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関の排気還流装置に関する。
排気フィルタに当該排気フィルタを振動させる振動装置を設け、排気フィルタを振動させることによって、排気フィルタに付着した排気系異物を落下除去する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1記載の技術では、排気フィルタの直上流の排気通路内に凹みを設け、排気フィルタから落下した排気系異物を捕獲するようにしている。
特開平9−151722号公報 特表2005−517112号公報 特開2008−151103号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術では、排気フィルタに振動装置を設ける必要があり、部品点数が増加しコストアップを招くと共に、装置全体が大きくなり搭載性が悪いものであった。
本発明は上記問題点に鑑みたものであり、本発明の目的は、内燃機関の排気還流装置において、低コスト化を図ると共に搭載性を良好にしつつ、EGRフィルタに捕集された排気系異物を除去する技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、本発明は、
内燃機関の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み当該EGRガスを前記内燃機関の吸気通路へ還流させるEGR通路と、
前記EGR通路に配置され、前記EGR通路を流通するEGRガス中の排気系異物を捕集するEGRフィルタと、
前記EGRフィルタをがたつく状態で保持する保持部と、
を備えることを特徴とする内燃機関の排気還流装置である。
本発明では、EGRフィルタががたつく状態で保持されるので、EGRフィルタにEGRガスが流通するときや、内燃機関の振動によって、EGRフィルタが振動する。この振動によりEGRフィルタに捕集された排気系異物が振り落とされ、EGRフィルタに捕集された排気系異物を除去できる。よって、EGRフィルタを排気系異物が除去された状態に常時維持でき、EGRフィルタにEGRガスが流通する際の圧力損失を低減できる。
また、本発明では、EGRフィルタをがたつく状態で保持しただけの簡単な構成であり、部品点数が増加せず低コスト化を図ることができると共に、装置全体が大きくならず搭載性を良好にできる。
前記保持部は、前記EGRフィルタの縁との間に空隙を有して前記EGRフィルタの縁を遊嵌するとよい。本発明によると、EGRフィルタをがたつく状態で保持できる。
前記EGRフィルタは、上側が下側よりも前記EGR通路の上流側に位置するように傾いて配置されるとよい。本発明によると、EGRフィルタに捕集された排気系異物は、E
GRフィルタの振動によってEGRフィルタよりも上流側のEGR通路に振り落とされる。このため、振り落とされた排気系異物がEGRフィルタよりも下流側のEGR通路には到達せず、排気系異物がEGRガスに乗って吸気通路や内燃機関に到達してしまうことがない。また本発明によると、EGR通路径を太くすることなくEGRフィルタの断面積を増加でき、EGRフィルタにEGRガスが流通する際の圧力損失を低減できる。
前記EGR通路は、前記EGRフィルタよりも上流側が下流側よりも下方に配置されるとよい。本発明によると、EGRフィルタに捕集された排気系異物は、EGRフィルタの振動によってEGRフィルタよりも上流側のEGR通路に振り落とされる。このため、振り落とされた排気系異物がEGRフィルタよりも下流側のEGR通路には到達せず、排気系異物がEGRガスに乗って吸気通路や内燃機関に到達してしまうことがない。
前記EGRフィルタ近傍の前記EGR通路に配置され、前記EGRフィルタから振り落とされた排気系異物を捕獲する捕獲部を備えるとよい。本発明によると、EGRフィルタから振り落とされた排気系異物がEGR通路内に散乱したり、EGRフィルタに再度捕集されたりすることを回避できる。
前記捕獲部は、前記EGRフィルタ近傍の前記EGR通路の下側内面を下側に凹ませた凹部であるとよい。本発明によると、EGRフィルタから下方へ振り落とされた排気系異物を容易に捕獲できる。
前記EGRフィルタに対して油膜分離洗浄剤を噴射する洗浄剤噴射手段を備えるとよい。本発明によると、EGRフィルタの振動では振り落とせないEGRフィルタに捕集された排気系異物を油膜分離洗浄剤によって除去できる。
本発明によると、内燃機関の排気還流装置において、低コスト化を図ると共に搭載性を良好にしつつ、EGRフィルタに捕集された排気系異物を除去できる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る内燃機関の排気還流装置を適用する内燃機関及びその吸気系・排気系の概略構成を示す図である。
図1に示す内燃機関1は、ピストンと共に燃焼室を形成する気筒2を4つ有する水冷式の4ストロークサイクル・ディーゼルエンジンである。内燃機関1は、車両に搭載されている。内燃機関1の各気筒2には、適宜の量及びタイミングで燃料を噴射する燃料噴射弁3が配置されている。内燃機関1には、吸気通路4及び排気通路5が接続されている。
内燃機関1に接続された吸気通路4の途中には、排気のエネルギを駆動源として作動するターボチャージャ6のコンプレッサ6aが配置されている。コンプレッサ6aよりも上流の吸気通路4には、吸気通路4内を流通する新気の量に応じた信号を出力するエアフローメータ7が配置されている。エアフローメータ7により、内燃機関1の吸入空気量(新気量)が測定される。コンプレッサ6aよりも下流の吸気通路4には、吸気と外気とで熱交換を行うインタークーラ8が配置されている。これら吸気通路4及びそれに配置された機器が内燃機関1に吸気を取り入れるための吸気系を構成している。
一方、内燃機関1に接続された排気通路5の途中には、ターボチャージャ6のタービン
6bが配置されている。タービン6bは排気通路5を流れる排気によって駆動され、コンプレッサ6aは駆動されたタービン6bと共に回転して吸気通路4を流れる吸気を過給する。タービン6bよりも下流の排気通路5には、排気浄化装置9が配置されている。排気浄化装置9は、酸化触媒と当該酸化触媒の後段に配置されたパティキュレートフィルタ(以下単にフィルタという)とを有して構成されている。フィルタは、排気浄化装置9に流入する排気に含有される排気系異物としてのPM(粒子状物質、煤)を捕集して排気を浄化する。フィルタには吸蔵還元型NOx触媒が担持される場合がある。これら排気通路5及びそれに配置された機器が内燃機関1から排気を排出させるための排気系を構成している。
内燃機関1には、排気通路5内を流通する排気の一部を高圧で吸気通路4へ還流(再循環)させる高圧EGR装置20が備えられている。高圧EGR装置20は、高圧EGR通路21及び高圧EGR弁22を備えて構成される。
高圧EGR通路21は、タービン6bよりも上流の排気通路5と、インタークーラ8よりも下流の吸気通路4と、を接続している。高圧EGR通路21を通って、排気が高圧で内燃機関1へ送り込まれる。高圧EGR通路21を流通して還流される排気が高圧EGRガスである。
高圧EGR弁22は、高圧EGR通路21の通路断面積を調整することにより、高圧EGR通路21を流通する高圧EGRガスの量を調節する。高圧EGR弁22は、電動アクチュエータにより開閉される。
内燃機関1には、排気通路5内を流通する排気の一部を低圧で吸気通路4へ還流(再循環)させる低圧EGR装置30が備えられている。低圧EGR装置30は、低圧EGR通路31、低圧EGR弁32、低圧EGRクーラ33、及び低圧EGRフィルタ34を備えて構成される。
低圧EGR通路31は、排気浄化装置9よりも下流の排気通路5と、コンプレッサ6aよりも上流且つエアフローメータ7よりも下流の吸気通路4と、を接続している。低圧EGR通路31を通って、排気が低圧で内燃機関1へ送り込まれる。低圧EGR通路31を流通して還流される排気が低圧EGRガスである。
低圧EGR弁32は、低圧EGR通路31の通路断面積を調整することにより、低圧EGR通路31を流通する低圧EGRガスの量を調節する。低圧EGR弁32は、電動アクチュエータにより開閉される。
低圧EGRクーラ33は、低圧EGR弁32や低圧EGRフィルタ34よりも上流の低圧EGR通路31に配置され、低圧EGRガスと機関冷却水とで熱交換を行い、低圧EGR通路31を流通する低圧EGRガスを冷却する。これにより、低圧EGRガスの温度を内燃機関1の燃焼温度を低下させることが可能な温度に維持する又は低下させる。
低圧EGRフィルタ34は、低圧EGRクーラ33よりも下流且つ低圧EGR弁32よりも上流の低圧EGR通路31に配置され、低圧EGR通路31を流通する低圧EGRガス中の排気系異物としてのPMを捕集する。ここで、低圧EGRガスとなる排気は、既に排気浄化装置9を通過しているので、PMも低減されているが、低圧EGRフィルタ34は、PMをさらに捕集するものである。このように低圧EGRフィルタ34によってPMを捕集すると、低圧EGR通路31を流通したPMが吸気通路4に還流せず、吸気系及び内燃機関1に被害を与えることを回避できる。低圧EGRフィルタ34が本発明のEGRフィルタに相当する。
ここで、低圧EGRフィルタ34は、図2に示すように、円形状の金属系フィルタであり、縁のリング部34aと、リング部34aの内側に縦横に張り巡らされてPMを捕集するメッシュ状のフィルタ部34bと、を有して構成される。
低圧EGRフィルタ34は、図3に示すように、縁のリング部34aを保持部35で保持される。ここで、保持部35は、低圧EGR通路31の内壁に配置された円環状で内側に低圧EGRフィルタ34のリング部34aを配置する凹部のある形状である。保持部35は、低圧EGRフィルタ34の縁のリング部34aとの間に空隙を有して低圧EGRフィルタ34の縁のリング部34aを遊嵌する。これによって、低圧EGRフィルタ34は、がたつく状態で保持部35に保持される。このため、低圧EGRフィルタ34に低圧EGRガスが流通するときや、内燃機関1の運転時の振動等によって、低圧EGRフィルタ34が振動する。そして、図4に示すように、低圧EGRフィルタ34が保持部35に保持されたまま振動すると、低圧EGRフィルタ34に捕集されたPMが低圧EGRフィルタ34から振り落とされる。
低圧EGRフィルタ34から振り落とされたPMは、図示矢印のように、低圧EGRフィルタ34の上流側近傍の低圧EGR通路31に配置された捕獲部36に捕獲される。捕獲部36は、低圧EGRフィルタ34近傍の低圧EGR通路31の下側内面を下側に凹ませた凹部形状をしている。低圧EGRフィルタ34からPMが下方へ振り落とされると、PMが自重落下して捕獲部36の凹部内へ捕獲される。捕獲部36の凹部底面36aは、低圧EGR通路31の上流側が下方へ傾斜しており、また低圧EGR通路31の上流側端には上部に返し36bがついている。このため、捕獲部36に捕獲されたPMは、凹部内で低圧EGR通路31の上流側へ送られていき、低圧EGR通路31内へ散乱したり、低圧EGRフィルタ34に再度捕集されたりすることを回避できる。これにより、低圧EGRフィルタ34から除去されたPMが再度低圧EGRフィルタ34に衝突することで、低圧EGRフィルタ34の疲労破壊を引き起こすことを低減できる。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU10が併設されている。ECU10は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態を制御するユニットである。ECU10には、エアフローメータ7の他、クランクポジションセンサ11及びアクセルポジションセンサ12が電気配線を介して接続され、これら各種センサの出力信号がECU10に入力される。一方、ECU10には、燃料噴射弁3、並びに、高圧EGR弁22及び低圧EGR弁32の各アクチュエータが電気配線を介して接続されており、ECU10によりこれらの機器が制御される。
以上説明した本実施例では、低圧EGRフィルタ34ががたつく状態で保持されるので、低圧EGRフィルタ34に低圧EGRガスが流通するときや、内燃機関1の運転時の振動等によって、低圧EGRフィルタ34が振動する。この振動による低圧EGRフィルタ34が保持部35に衝突した衝撃等により、図4に示すように、低圧EGRフィルタ34に捕集されたPMが捕獲部36へ振り落とされ、低圧EGRフィルタ34に捕集されたPMを除去できる。よって、低圧EGRフィルタ34をPMが除去された状態に常時維持でき、低圧EGRフィルタ34に低圧EGRガスが流通する際の圧力損失を低減できる。このため、所望量の低圧EGRガスを燃費悪化せずに供給できる。
また、本実施例では、低圧EGRフィルタ34をがたつく状態で保持しただけの簡単な構成であり、部品点数が増加せず低コスト化を図ることができると共に、低圧EGRフィルタ34及び保持部35を含む装置全体が大きくならず搭載性を良好にできる。
<実施例2>
次に実施例2を説明する。本実施例では、上記実施例と異なる部分について説明し、同様な部分については説明を省略する。
実施例1では、低圧EGRフィルタ34を振動させて低圧EGRフィルタ34から振り落とすPMが、振動している低圧EGRフィルタ34を通過してしまい低圧EGRフィルタ34よりも下流側の低圧EGR通路31に到達してしまう可能性があった。そうすると、PMが低圧EGRガスに乗って吸気通路4や内燃機関1に到達してしまうおそれもある。
そこで、本実施例では、図5に示すように、低圧EGRフィルタ34は、上側が下側よりも低圧EGR通路31の上流側に位置するように傾いて配置される。このため、本実施例の低圧EGRフィルタ34は楕円状である。
本実施例によると、低圧EGRフィルタ34の振動による低圧EGRフィルタ34が保持部35に衝突した衝撃等により、低圧EGRフィルタ34に捕集されたPMは、下方へ落下するので、低圧EGRフィルタ34よりも上流側の低圧EGR通路31に確実に振り落とされる。このため、振り落とされたPMが低圧EGRフィルタ34よりも下流側の低圧EGR通路31には到達せず、PMが低圧EGRガスに乗って吸気通路4や内燃機関1に到達してしまうことがない。また本実施例によると、低圧EGR通路径を太くすることなく低圧EGRフィルタ34の断面積を増加でき、低圧EGRフィルタ34に低圧EGRガスが流通する際の圧力損失を低減できる。
<実施例3>
次に実施例3を説明する。本実施例では、上記実施例と異なる部分について説明し、同様な部分については説明を省略する。
実施例1では、低圧EGRフィルタ34から振り落とすPMが、低圧EGRフィルタ34を通過してしまい低圧EGRフィルタ34よりも下流側の低圧EGR通路31に到達してしまう可能性があった。そうすると、PMが低圧EGRガスに乗って吸気通路4や内燃機関1に到達してしまうおそれもある。
そこで、本実施例では、図6に示すように、低圧EGRフィルタ34は、一部鉛直に延びる低圧EGR通路31内に平面を水平となるように配置される。ここで、低圧EGR通路31は、低圧EGRフィルタ34よりも上流側が下流側よりも下方に配置される。図6では、1段低い右側の低圧EGR通路31が上流側であり、1段高い左側の低圧EGR通路31が下流側である。
本実施例によると、低圧EGRフィルタ34の振動による低圧EGRフィルタ34が保持部35に衝突した衝撃等により、低圧EGRフィルタ34に捕集されたPMは、下方へ落下するので、低圧EGRフィルタ34よりも上流側の低圧EGR通路31に確実に振り落とされる。このため、振り落とされたPMが低圧EGRフィルタ34よりも下流側の低圧EGR通路31には到達せず、PMが低圧EGRガスに乗って吸気通路4や内燃機関1に到達してしまうことがない。
<実施例4>
次に実施例4を説明する。本実施例では、上記実施例と異なる部分について説明し、同様な部分については説明を省略する。
上記実施例では、低圧EGRフィルタ34を振動させてPMを低圧EGRフィルタ34
から振り落とすが、低圧EGRフィルタ34に堆積して低圧EGRフィルタ34の振動では振り落とせないPMも存在する可能性があった。そうすると、低圧EGRフィルタ34にPMが堆積し、低圧EGRフィルタ34に低圧EGRガスが流通する際の圧力損失が高くなるおそれがある。
そこで、本実施例では、図7に示すように、低圧EGRフィルタ34に対して油膜分離洗浄剤を噴射する洗浄剤噴射弁37を設けた。洗浄剤噴射弁37が本発明の洗浄剤噴射手段に相当する。洗浄剤噴射弁37は、内燃機関1の運転状態から算出される低圧EGRフィルタ34のPM堆積積算量がある一定値を超えた時点で、洗浄剤タンク38から供給された油膜分離効果のある油膜分離洗浄剤を低圧EGRフィルタ34のPMの堆積する面の裏面に噴射する。洗浄剤噴射弁37はECU10により制御される。
本実施例によると、低圧EGRフィルタ34の振動では振り落とせない低圧EGRフィルタ34に捕集されたPMを油膜分離洗浄剤によって除去できる。特に、低圧EGRフィルタ34のPMの堆積する面の裏面に油膜分離洗浄剤を噴射するので、低圧EGRフィルタ34と堆積したPMとの間に洗浄剤が供給できPMを低圧EGRフィルタ34から分離することができる。よって、低圧EGRフィルタ34にPMが堆積せず、低圧EGRフィルタ34に低圧EGRガスが流通する際の圧力損失が高くなることを回避できる。
なお、上記実施例では、低圧EGR通路31に本発明の低圧EGRフィルタ34が配置される構成であった。しかしこれに限られず、例えば、高圧EGR通路に配置される高圧EGRフィルタに本発明を適用してもよい。
本発明に係る内燃機関の排気還流装置は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
実施例1に係る内燃機関とその吸気系・排気系の概略構成を示す図である。 実施例1に係る低圧EGRフィルタの概略構成を示す図である。 実施例1に係る低圧EGRフィルタとその周辺の概略構成を示す図である。 実施例1に係る低圧EGRフィルタの振動によりPMが低圧EGRフィルタから振り落とされる状態を示す図である。 実施例2に係る低圧EGRフィルタとその周辺の概略構成を示す図である。 実施例3に係る低圧EGRフィルタとその周辺の概略構成を示す図である。 実施例4に係る低圧EGRフィルタとその周辺の概略構成を示す図である。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 燃料噴射弁
4 吸気通路
5 排気通路
6 ターボチャージャ
6a コンプレッサ
6b タービン
10 ECU
30 低圧EGR装置
31 低圧EGR通路
32 低圧EGR弁
34 低圧EGRフィルタ
35 保持部
36 捕獲部
37 洗浄剤噴射弁
38 洗浄剤タンク

Claims (7)

  1. 内燃機関の排気通路から排気の一部をEGRガスとして取り込み当該EGRガスを前記内燃機関の吸気通路へ還流させるEGR通路と、
    前記EGR通路に配置され、前記EGR通路を流通するEGRガス中の排気系異物を捕集するEGRフィルタと、
    前記EGRフィルタをがたつく状態で保持する保持部と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の排気還流装置。
  2. 前記保持部は、前記EGRフィルタの縁との間に空隙を有して前記EGRフィルタの縁を遊嵌することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気還流装置。
  3. 前記EGRフィルタは、上側が下側よりも前記EGR通路の上流側に位置するように傾いて配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気還流装置。
  4. 前記EGR通路は、前記EGRフィルタよりも上流側が下流側よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の排気還流装置。
  5. 前記EGRフィルタ近傍の前記EGR通路に配置され、前記EGRフィルタから振り落とされた排気系異物を捕獲する捕獲部を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の排気還流装置。
  6. 前記捕獲部は、前記EGRフィルタ近傍の前記EGR通路の下側内面を下側に凹ませた凹部であることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の排気還流装置。
  7. 前記EGRフィルタに対して油膜分離洗浄剤を噴射する洗浄剤噴射手段を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の内燃機関の排気還流装置。
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