JP2010137301A - 連続シート供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続シートを切断する切断刃の切断速度を高め、小型のエアシリンダ装置であっても、厚く硬い連続シートを切断可能とすること。
【解決手段】連続シートaの下流側と上流側を各々繰り出す平行に配置された先送り用と後送り用の二本のロール3,4と、先送り用ロール3から後送り用ロール4の近傍を通って走行する連続シートを後送り用ロール4の周面に押し付けるニップローラ12と、このニップローラ4に押し付けられた連続シートを切断する切断刃13と、この切断刃13を保持して連続シートの切断時に回動する回動アーム15とを具備する。回動アームを駆動する手段として、連続シートの切断の際に、エアを一方のシリンダ室側に貯留して蓄圧し、他方のシリンダ室を大気側に開放することによってピストンロッド16aから回動アームに至る箇所を急速に動作させるエアシリンダ装置16が設けられ、連続シートの切断時まで回動アームを待機位置に拘束するトリガー28が設けられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、グラビア印刷機、ラミネーター、コーター等における連続シートを供給するための連続シート供給装置に関する。
グラビア印刷機、ラミネーター、コーター等における紙、合成樹脂、金属箔等の連続シートは、連続シート供給装置によって連続的に供給される。
このような連続シート、すなわち無端帯状のウェブを連続的に供給するため、先に繰り出されるウェブの終端部に、後から繰り出されるウェブの始端部を継ぎ合わせる装置としては、例えば特許文献1に開示された発明がある。
特許文献1に開示された発明は、大径の巻出しロールからウェブを巻出して製品巻取りロールを製造する際に、該大径の巻出しロールが所定の外径よりも小径となると、新たな大径の巻出しロールのウェブ巻出し部に予め貼付された接合部材を該小径となった巻出しロールのウェブに貼り付けるウェブ継ぎ装置において、該小径となった巻出しロールのウェブを、所定の張力を付与しながら該新たな大径の巻出しロールのウェブ巻出し部に押し付ける貼り付けロールと、該小径となった巻出しロールのウェブを該貼り付けロールの抱き角内で切断する切断手段とをそなえている。
特開2000−255831号公報
ところで、上記特許文献1に開示されたウェブ継ぎ装置は、小径となった巻出しロールのウェブの供給を停止し、次いで上記切断手段のナイフをウェブの巾方向に移動させて切断した後、新たな大径の巻出しロールのウェブ巻出し部に予め貼付された接合部材を上記小径となった巻出しロールのウェブに貼り付けるようにしていることから、ウェブの供給を停止してウェブの継ぎ合わせを行うので、継ぎ合わせ作業に要する時間が長くかかり、作業効率が低いという問題がある。加えて、ナイフをウェブの巾方向に移動させて切断するため、切断作業に要する時間が長くかかり、作業効率が一段と低下するという問題がある。
これを解決するため、現状のウェブ継ぎ装置は、ウェブを切断するカッターの刃を鋸歯状に形成し、このカッターにより一気に切断するようにしている。しかしながら、このようなウェブ継ぎ装置では、厚いウェブや硬いウェブの場合に切断しにくいことから、エアシリンダの押圧力を大きくするため、エアシリンダを大型化せざるを得ないという問題がある。
そこで、本発明は上記事情を考慮してなされたもので、連続シートを切断する切断刃の切断速度を高め、小型のエアシリンダ装置であっても、厚く硬い連続シートを切断可能な連続シート供給装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
なお、本発明の理解を容易にするため図面の参照符号を括弧書きで付するが、本発明はこれに限定されるものではない。
請求項1に係る発明は、連続シート(a)の下流側と上流側を各々繰り出す平行に配置された先送り用と後送り用の少なくとも二本のロール(3,4)と、先送り用ロール(3)から後送り用ロール(4)の近傍を通って走行する連続シート(a)を後送り用ロール(4)の周面に押し付けるニップローラ(12)と、このニップローラ(12)に押し付けられた連続シート(a)を切断する切断刃(13)と、この切断刃(13)を保持して上記連続シート(a)の切断時に回動する回動アーム(15)とを包含してなる連続シート供給装置であって、上記回動アーム(15)を駆動する手段として、上記連続シート(a)の切断の際に、エアを一方のシリンダ室側に貯留して蓄圧し、他方のシリンダ室を大気側に開放することによってピストンロッド(16a)から上記回動アーム(15)に至る箇所を急速に動作させるエアシリンダ装置(16)が設けられ、上記連続シート(a)の切断時まで上記回動アーム(15)を待機位置に拘束する拘束手段(28)が設けられたことを特徴とする。
請求項2に記載されるように、請求項1に記載の連続シート供給装置において、上記拘束手段が上記回動アーム(15)を待機位置に拘束するトリガー(28)であり、上記連続シート(a)の切断時にトリガー(28)による拘束が解かれると、上記エアシリンダ装置(16)によって上記回動アーム(15)が駆動されるようにしたものとすることができる。
請求項3に記載されるように、請求項1に記載の連続シート供給装置において、上記連続シート(a)の切断が完了した後に上記回動アーム(15)を停止させるショックアブソーバ(30)が設けられたものとすることができる。
請求項4に記載されるように、請求項1に記載の連続シート供給装置において、上記ニップローラ(12)と、上記回動アーム(15)と、上記エアシリンダ装置(16)とが、回動フレーム(17)に取り付けられ、この回動フレーム(17)が上記連続シート(a)の切断時に上記連続シート(a)側へと移動するようにしたものとすることができる。
請求項5に記載されるように、請求項1に記載の連続シート供給装置において、ロール(3,4)の周面に接着剤層が形成されたものとすることができる。
本発明によれば、連続シート(a)の下流側と上流側を各々繰り出す平行に配置された先送り用と後送り用の少なくとも二本のロール(3,4)と、先送り用ロール(3)から後送り用ロール(4)の近傍を通って走行する連続シート(a)を後送り用ロール(4)の周面に押し付けるニップローラ(12)と、このニップローラ(12)に押し付けられた連続シート(a)を切断する切断刃(13)と、この切断刃(13)を保持して上記連続シート(a)の切断時に回動する回動アーム(15)とを包含してなる連続シート供給装置であって、上記回動アーム(15)を駆動する手段として、上記連続シート(a)の切断の際に、エアを一方のシリンダ室側に貯留して蓄圧し、他方のシリンダ室を大気側に開放することによってピストンロッド(16a)から上記回動アーム(15)に至る箇所を急速に動作させるエアシリンダ装置(16)が設けられ、上記連続シート(a)の切断時まで上記回動アーム(15)を待機位置に拘束する拘束手段(28)が設けられたことを特徴とするものであるから、連続シート(a)の切断時まで上記回動アーム(15)を待機位置に拘束し、連続シート(a)の切断の際に、エアを一方のシリンダ室側に貯留して蓄圧し、他方のシリンダ室を大気側に開放することによってピストンロッド(16a)から回動アーム(15)に至る箇所を急速に動作させるようにしたので、連続シートを切断する切断刃の切断速度を高め、小型のエアシリンダ装置であっても、厚く硬い連続シートを切断することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明に係る連続シート供給装置の一実施形態におけるロール切換え部を示す概略斜視図、図2は図1中II−II線矢視図であり、ロール切換え時を示す図、図3は連続シート供給時を示す図2と同様な図、図4はロール切換え部の作用を示す説明図であり、(A)はロール切換え開始時、(B)は連続シートの切断時、(C)は連続シートの断端貼着時を夫々示す図である。
図2及び図3に示すように、本実施形態の連続シート供給装置は、リール部1を有し、このリール部1に連続シートaの上流側と下流側を各々供給する先送り用と後送り用の少なくとも二本のロール3,4が平行に設けられる。
連続シートaは、図示しないグラビア印刷機等において供給される紙、合成樹脂、金属箔等であり、或いはこれらの積層体である。
リール部1は、この連続シート供給装置が設置される床面から起立するリールスタンド5を有する。このリールスタンド5の上端には、ブラケット6を介して回転軸7が水平に軸支され、この回転軸7からリールアーム8,9が左右一対となって半径方向外側へと互いに反対方向に突出する。このリールアーム8,9の各対に上記ロール3,4がそれぞれ軸支される。
各ロール3,4はリールアーム8,9に保持された図示しない電動機によって繰出し可能である。この電動機の駆動によりロール3又は4が回転することによって、連続シートaがロール3又は4の回りに繰り出される。また、回転軸7にも図示しない電動機が動力的に連結される。ロール3,4の切換え時に、後者の電動機が駆動することによって、ロール3,4は回転軸7の回りを公転する。これにより、図2及び図3に示すように、先送り用ロール3と後送り用ロール4の位置が入れ替わる。
図示しないが、各ロール3,4の周面には、予め接着剤層が形成される。この接着剤層は、粘着剤の塗布、両面テープの貼着等によって設けられる。なお、接着剤層によることなく連続シートaをロール3,4の表面に付着させることができる場合、例えば静電気によって付着させることができる場合は、上記接着剤層は省略可能である。
また、上記回転軸7からはガイドアーム10,11が左右一対になって各々リールアーム8,9に直角に互いに反対方向に突出する。このガイドアーム10,11の各対には、ロール3,4と平行に連続シートaのガイドローラ10a,11aがそれぞれ軸支される。
図1乃至図3に示すように、本実施形態の連続シート供給装置は、上記リール部1に隣接するようにロール切換え部2を有する。後述するように、このロール切換え部2によって連続シートaの繰り出しを先送り用ロール3から後送り用ロール4に変更可能である。
ロール切換え部2は、図1、図2及び図4(A),(B),(C)に示すように、先送り用ロール3から後送り用ロール4の近傍を通って走行する連続シートaを後送り用ロール4の周面に押し付けるニップローラ12と、このニップローラ12に押し付けられ、ニップローラ12と後送り用ロール4との間を通過する前に連続シートaを切断する切断刃13と、この切断刃13を保持して連続シートaの切断時に回動する回動アーム15と、この回動アーム15を駆動するエアシリンダ装置16とを包含した構成とされる。
図1乃至図4(A),(B),(C)に示すように、ロール切換え部2の上記ニップローラ12、回動アーム15及びエアシリンダ装置16は、切断刃13と共に左右の回動フレーム17に保持される。上記リールスタンド5の近傍において床面から左右の支柱18が起立し、この左右の支柱18間に回動フレーム17が水平な枢軸19を介して上下方向に回動可能に支持される。左右の回動フレーム17と左右の支柱18との間には、それぞれピストンシリンダ装置20が掛け渡される。
図3に示すように、先送り用ロール3で連続シートaの上流側を繰り出す際は、ピストンシリンダ装置20の伸動作によりロール切換え部2が回動フレーム17ごと非作動位置へと上昇して待機する。図1及び図2に示すように、ロール切換え部2によって連続シートaの繰り出しを先送り用ロール3から後送り用ロール4に変更する際には、ピストンシリンダ装置20の縮動作によりロール切換え部2が回動フレーム17ごと作動位置へと下降し、連続シートaの切断及び後送り用ロール4への付着、すなわち、ロール3,4の切換えを行う。
図2及び図3に示すように、左右の支柱18間には各種の回転自在なガイドローラ21が水平に掛け渡される。図示しないグラビア印刷機等の巻取り装置は、図2及び図3中、支柱18よりも右側に設置されており、グラビア印刷機等の巻取り装置に巻き取られる連続シートaは、ロール3又は4からロール切換え部2内を通ってこれらガイドローラ21に案内されつつ巻取り装置へと向かう。図1乃至図3に示すように、上記左右の回動フレーム17間にも、導入用のガイドローラ22が設けられ、リール部1を経て流れてきた連続シートaは、ロール切換え部2内に入り、この導入用のガイドローラ22に案内されつつ支柱18側のガイドローラ21へと向かう。
ロール切換え部2のニップローラ12は、図1及び図4(A),(B),(C)に示すように、左右の回動フレーム17間に水平に挿入され、左右の回動フレーム17に各々軸支された左右の回動レバー23の先端間に回転自在に支持される。回動レバー23は連続シートaの走行方向に見て下流側で回動フレーム17に揺動可能に軸支され、上流側の先端にニップローラ12が回転自在に支持される。
また、左右の回動フレーム17に取り付けられた左右の回動レバー23の支軸には、ニップローラ12と平行にガイドローラ24が回転自在に取り付けられる。連続シートaはこのガイドローラ24とニップローラ12との間を走行し、図3に示すように、ロール切換え部2が上昇位置にあるときにこのガイドローラ24によって連続シートaが案内される。
左右の各回動レバー23の中間部と左右の各回動フレーム17との間には、ピストンシリンダ装置25が介装される。図2及び図4(A),(B),(C)に示すように、ロール切換え部2が降下した状態にあるときに、このピストンシリンダ装置25が伸動作すると、回動レバー23が下方に回動し、回動レバー23に支持されたニップローラ12が、先送り用ロール3から後送り用ロール4の近傍を通って走行する連続シートaを後送り用ロール4の周面に押し付ける。これにより、連続シートaが後送り用ロール4の周面に付着する。
図1及び図4(A),(B),(C)に示すように、回動アーム15は左右の回動フレーム17に対して各々配置され、左右の回動アーム15の先端近傍間で切断刃13を保持する。左右の回動アーム15は左右の回動フレーム17間に掛け渡される支軸に回動可能に支持され、この支軸から連続シートaの走行方向に見て下流側へと突出する。
なお、この左右の回動アーム15間に渡される支軸にもガイドローラ26が取り付けられ、上記リール部1を経て流れてきた連続シートaは、このガイドローラ26から回動レバー23上のニップローラ12を経由してロール切換え部2内へと入る。
図1及び図4(A),(B),(C)に示すように、切断刃13は、刃先が下向きになるように左右の回動アーム15の先端近傍間に掛け渡される。切断刃13は連続シートaを切り易くするため例えば鋸歯状に形成される。
図4(B)に示すように、回動アーム15が支軸を支点に上方から下方へと回動すると、走行中の連続シートaにおけるニップローラ12と後送り用ロール4との間に挟まれた箇所よりもやや上流側が、切断刃13によって切断される。
図4(B),(C)に示すように、回動アーム15が支軸を支点に上方から下方へと回動すると、切断刃13により切断された連続シートaの上流側後端部である断端が後送り用ロール4の周面に押圧され、後送り用ロール4の周面に付着する。
図1、図2及び図4(A),(B),(C)に示すように、回動アーム15はエアシリンダ装置16によって駆動可能である。エアシリンダ装置16は左右の回動フレーム17に対して各々配置され、そのシリンダ端が各回動フレーム17に上下に回動可能に軸支される。そして、ピストンロッド16aが回動アーム15の支軸の方へと突出する。ピストンロッド16aの先端は支軸の端部に固定された中間レバー27の先端に枢着される。これにより、エアシリンダ装置16のピストンロッド16aが伸縮動作すると、回動アーム15は図4(A),(B),(C)に示すような往復回動運動を行い、これに伴い切断刃13が連続シートaを切断し、ニップローラ12により連続シートaの上流側の断端が後送り用ロール4の周面に押し付けられる。
また、このエアシリンダ装置16は、連続シートaの切断時の際に、エアを一方のシリンダ室側内に貯留して蓄圧し、他方のシリンダ室を大気側に開放することによってピストンロッド16aから回動アーム15に至る箇所を急速に動作させるように制御される。
より具体的には、連続シートaの切断の際に、図示しない電磁弁である流路切換え弁が操作されて、エアシリンダ装置16の一方のシリンダ室側に圧縮エアが供給され、他方のシリンダ室側が大気側に開放される。すなわち、連続シートaの切断時に、流路切換え弁が動作することで、図示しない圧縮エア供給源から、エア配管内と一方のシリンダ室とに圧縮エアが供給されると同時に、他方のシリンダ室が大気中に開放される。流路切換え弁は望ましくは一基のエアシリンダ装置16について一基設けられ、一基の流路切換え弁で加圧と大気開放とが同時に行われるが、双方のシリンダ室について各々電磁弁を設けるようにしてもよい。
図1、図2及び図4(A),(B),(C)に示すように、連続シートaの切断時まで回動アーム15をその待機位置に拘束するための拘束手段として、トリガー28が設けられる。このトリガー28は左右の回動フレーム17に対して各々配置され、各々回動フレーム17に上下に回動可能に軸支される。トリガー28の先端には鈎部が設けられ、この鈎部に対応して回動アーム15にはローラ15aが設けられる。また、回動フレーム17とトリガー28との間にはピストンシリンダ装置29が介装され、このピストンシリンダ装置29の伸縮動作によって、トリガー28が往復回動し、これに伴いその鈎部が回動アーム15のローラ15aに対し系脱するようになっている。
図4(A)に示すように、切断刃13による連続シートaの切断前はトリガー28の鈎部が回動アーム15のローラ15aに係止し、回動アーム15をその待機位置に拘束する。この拘束状態において、上記エアシリンダ装置16のシリンダ内にエアが供給され蓄圧される。
そして、図4(B)に示すように、連続シートaの切断時に上記エアシリンダ装置16における他方のシリンダ室が大気側に開放されると同時にピストンシリンダ装置29のピストンロッドが伸動作すると、トリガー28が回動してその鈎部が回動アーム15のローラ15aから外れる。
上述したように、エアシリンダ装置16のシリンダ内には常時エアが供給され蓄圧されていることから、トリガー28が回動してその鈎部が回動アーム15のローラ15aから外れると、回動アーム15は下方に向かって高速で降下する。
このときの回動アーム15の先端は自転するロール4の周速度よりも大きい周速度で動くので、図4(B)に示すように、連続シートaは回動アーム15の先端の切断刃13によって速やかに切断される。また、図4(C)に示すように、切断と同時に連続シートaの断端は、平滑面を呈するように後送り用ロール4の周面に付着して接着される。その後、後送り用ロール4から連続シートaの下流側が繰り出されて行く。
図4(A),(B),(C)に示すように、上記連続シートaの切断が完了した後に上記回動アーム15を停止させるショックアブソーバ30が、左右の回動フレーム17に取り付けられる。このショックアブソーバ30としては、例えばダッシュポットを使用することができる。
次に、上記構成の連続シート供給装置の作用について説明する。
(1)図3に示すように、グラビア印刷機等の供給装置から繰り出される連続シートaは、リールスタンド5上のリールアーム8に取り付けられた先送り用ロール3から順次繰り出される。
このとき連続シート供給装置のロール切換え部2は、上昇位置に停止し、待機している。グラビア印刷機等の供給装置から繰り出される連続シートaは、回動フレーム17内のガイドローラ24とニップローラ12との間に案内されつつ矢印方向に走行し、さらに回動フレーム17内のガイドローラ22、案内支柱18に支持された各種ガイドローラ21を経て図示しない電動機によって巻取り装置に巻き取られる。
(2)先送り用ロール3から連続シートaの上流側が所定長さだけ繰り出されると、リールアーム8,9が垂直面内で反時計方向へ180度旋回する。これにより、先送り用ロール3は図3の位置から図2の位置へと自転しつつ公転する。これに伴い、連続シートaは、図2中二点鎖線で示すように、ガイドアーム10のガイドローラ10aを通った後に回動アーム17内のニップローラ12とガイドローラ24との間を走行し、各種ガイドローラ21に案内される。
(3)この間に、作業者によって後送り用ロール4がリールスタンド5上のリールアーム9に取り付けられる。後送り用ロール4は図示しない電動機により自転を開始する。この後送り用ロール4は、先送り用ロール3の取り付け時に取り付けることも可能である。
(4)先送り用ロール3から連続シートaが一杯に繰り出されると、ピストンシリンダ装置20が縮動作し、ロール切換え部2の回動フレーム17が図2中二点差線の位置から実線の位置へと降下する。
(5)ロール切換え部2が降下すると、図1及び図4(A)に示すように、ニップローラ12が後送り用ロール4に接近した位置で停止する。このとき連続シートaはロール切換え部2内に入って回動アーム15の支軸上のガイドローラ26、ニップローラ12、ガイドローラ22を順次経由してガイドローラ21へと流れる。
(6)図4(B)に示すように、ピストンシリンダ装置25が伸動作し、回動レバー23が下方に回動し、回動レバー23に支持されたニップローラ12が、その回りを通ってガイドローラ22へと走行する連続シートaを後送り用ロール4の周面に押し付ける。これにより、連続シートaが後送り用ロール4の周面に付着する。
なお、先送り用と後送り用のいずれのロール3,4にも、予めその周面に接着剤層が形成されている。
(7)図4(B)に示すように、回動レバー23を駆動するピストンシリンダ装置25が伸動作すると同時に、トリガー28を駆動するピストンシリンダ装置29のピストンロッドが伸動作し、トリガー28を反時計方向に回動させる。これにより、トリガー28の鈎部が回動アーム15のローラ15aから外れ、回動アーム15の拘束を解く。
(8)エアシリンダ装置16は、図4(A)に示す状態においてエアをシリンダ内に貯留して蓄圧している。図4(B)に示すように、トリガー28が回動アーム15を解放すると、シリンダ内のエアの蓄圧によってピストンロッド16aから回動アーム15に至る箇所が大きな初速で急速に回動する。
エアシリンダ装置16においては、図4(A)に示す状態になる以前から一方のシリンダ室側の電磁弁が開放されて圧縮エアが一方のシリンダ室内に供給され、他方のシリンダ室側の電磁弁は閉状態とされる。そこで、図4(B)のごとくニップローラ12側のピストンシリンダ装置25が伸動作すると同時に、トリガー28側のピストンシリンダ装置29が伸動作し、回動アーム15側のエアシリンダ装置16における他方のシリンダ室側の電磁弁が大気側に開放される。
これにより、ピストンシリンダ装置16のピストンロッド16aの図示しないピストンは他方のシリンダ室側へと急速に移動し、ピストンロッド16aは高速で縮動作し、図4(B)のごとく回動アーム15は上方から下方へと高速で回動する。
回動アーム15の高速回動によって、切断刃13は、ニップローラ12及び後送り用ロール4の周速度よりも大きい速度で下降し、連続シートaは図4(B)のごとくニップローラ12によって後送り用ロール4の回りに貼着されるや否や、ニップローラ12と後送り用ロール4との挟持箇所よりもやや上流側を切断刃13で切断される。連続シートaは切断されると同時に、後送り用ロール4の周面に押し付けられ、後送り用ロール4の周面に付着する。これにより、連続シートaの上流側断端はジャム化することなく後送り用ロール4の周面に平滑面を呈するように密着して接着される。その後、後続の連続シートaから連続シートaの下流側が繰り出されて行く。
連続シートaの切断に伴って回動するのは、回動アーム15と中間レバー27であり、これら回動部の慣性モーメントは総じて小さく、慣性力も小さい。従って、エアシリンダ装置16や回動部等に無理な力が作用しない。
(9)図4(C)に示すように、回動アーム15は下方に回動してその切断刃13が後送り用ロール4の周面を通過した後、回動アーム15の後端がショックアブソーバ30に当たって停止する。
(10)かくてロール3,4の切換えが完了し、図3に示すように、ピストンシリンダ装置20の伸動作によってロール切換え部2が回動フレーム17ごと待機位置へと上昇する。また、ロール切換え部2内の各種のピストンシリンダ装置16,25,29が動作して、回動アーム15、ニップローラ12、トリガー28を図4(C)の位置から図4(A)の原位置へと復帰させる。
(11)その後、図3に示すように、後送り用ロール4が回転し続け、連続シートaの下流側を繰り出す。この後送り用ロール4から連続シートaが所定長さだけ繰り出されると、上述した(2)から(9)の一連の動作を繰り返すこととなる。
このように本実施形態によれば、回動アーム15を駆動する手段として、連続シートaの切断の際に、エアを一方のシリンダ室側に貯留して蓄圧し、他方のシリンダ室を大気側に開放することによってピストンロッド16aから回動アーム15に至る箇所を急速に動作させるエアシリンダ装置16が設けられ、連続シートaの切断時まで回動アーム15を待機位置に拘束するトリガー28が設けられたことにより、連続シートaの切断時まで回動アーム15を待機位置に拘束し、連続シートaの切断の際に、エアを一方のシリンダ室側に貯留して蓄圧し、他方のシリンダ室を大気側に開放することによってピストンロッド16aから回動アーム15に至る箇所を急速に動作させるようにしたので、連続シートaを切断する切断刃13の切断速度を高め、小型のエアシリンダ装置16であっても、厚く硬い連続シートを切断することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々変更可能である。例えば、上記実施の形態では、回動フレームが上方の待機位置から下降するように設けられているが、この回動フレームを含めて連続シート巻取り装置の全体を上下逆様にした構成とし、ロール切換え時に回動フレームを下から上へと上昇させることも可能である。
本発明に係る連続シート供給装置の一実施形態におけるロール切換え部を示す概略斜視図である。 図1中II−II線矢視図であり、ロール切換え時を示す図である。 連続シート供給時を示す図2と同様な図である。 ロール切換え部の作用を示す説明図であり、(A)はロール切換え開始時、(B)は連続シートの切断時、(C)は連続シートの断端貼着時を夫々示す図である。
符号の説明
a…連続シート
3…先送り用ロール
4…後送り用ロール
12…ニップローラ
13…切断刃
15…回動アーム
16…エアシリンダ装置
16a…ピストンロッド
17…回動フレーム
28…トリガー
30…ショックアブソーバ

Claims (5)

  1. 連続シートの下流側と上流側を各々繰り出す平行に配置された先送り用と後送り用の少なくとも二本のロールと、上記先送り用ロールから上記後送り用ロールの近傍を通って走行する連続シートを上記後送り用ロールの周面に押し付けるニップローラと、このニップローラに押し付けられた連続シートを切断する切断刃と、この切断刃を保持して上記連続シートの切断時に回動する回動アームとを包含してなる連続シート供給装置であって、
    上記回動アームを駆動する手段として、上記連続シートの切断の際に、エアを一方のシリンダ室側に貯留して蓄圧し、他方のシリンダ室を大気側に開放することによってピストンロッドから上記回動アームに至る箇所を急速に動作させるエアシリンダ装置が設けられ、上記連続シートの切断時まで上記回動アームを待機位置に拘束する拘束手段が設けられたことを特徴とする連続シート供給装置。
  2. 請求項1に記載の連続シート供給装置において、
    上記拘束手段が上記回動アームを待機位置に拘束するトリガーであり、上記連続シートの切断時にトリガーによる拘束が解かれると、上記エアシリンダ装置によって上記回動アームが駆動されるようにしたことを特徴とする連続シート供給装置。
  3. 請求項1に記載の連続シート供給装置において、
    上記連続シートの切断が完了した後に上記回動アームを停止させるショックアブソーバが設けられたことを特徴とする連続シート供給装置。
  4. 請求項1に記載の連続シート供給装置において、
    上記ニップローラと、上記回動アームと、上記エアシリンダ装置とが、上記回動フレームに取り付けられ、この回動フレームが上記連続シートの切断時に上記連続シート側へと移動するようにしたことを特徴とする連続シート供給装置。
  5. 請求項1に記載の連続シート供給装置において、
    上記ロールの周面に接着剤層が形成されたことを特徴とする連続シート供給装置。
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