JP2010137128A - 噴霧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単な構成としつつ、霧化した次亜塩素酸水を雰囲気中の広い範囲に放出することのできる噴霧装置を提供する。
【解決手段】噴霧装置1は、次亜塩素酸水を加圧して供給する次亜塩素酸水供給ユニット20と、次亜塩素酸水の噴霧を放出する放出口及び外気を導入する外気導入口が形成されたハウジング31と、該ハウジング31内に配置され、次亜塩素酸水供給ユニット20から供給された次亜塩素酸水を噴霧する噴霧ノズル32と、を有する噴霧ユニット30と、を備える。噴霧ユニット30は、外気導入口が噴射ノズル32の噴孔に対して噴霧方向とは反対側に位置するように形成され、噴霧ノズル32の噴霧動作によって外気導入口からハウジング31内に外気を導入し、導入した外気と噴霧ノズル32からの噴霧とを混合させて放出口から放出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、次亜塩素酸水の微細な霧(ミスト)を生成し、これを雰囲気中に放出する噴霧装置に関する。
次亜塩素酸水を霧化して放出する装置として、例えば特許文献1に記載のものがある。この装置は、次亜塩素酸水を用いて室内を殺菌、脱臭する装置であり、次亜塩素酸水溶液タンク内の次亜塩素酸水に超音波を作用させて霧化させると共に、送付手段からの気流及び気流噴射ノズルからの噴射気流を利用して、霧化させた次亜塩素酸水を噴霧口から放出して遠くまで搬送するようにしている。
特開2000−197689号公報
しかしながら、上記従来の技術では、次亜塩素酸水に超音波を作用させるために次亜塩素酸水を次亜塩素酸水溶液タンクに一旦収容する必要がある。また、次亜塩素酸水の生成、放出(搬送)のために超音波発生器、送付手段及び気流噴射ノズルを備えなければならず、装置の構成要素が多くなる。このため、特に、噴霧を雰囲気中に広く放出させようとすると、装置を小型化するのが難しく比較的大きな設置スペースが必要になると共に、コストも高くならざるを得ない、という課題がある。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであり、その目的は、比較的簡単な構成としつつ、霧化した次亜塩素酸水を雰囲気中の広い範囲に放出することのできる、噴霧装置を提供することである。
本発明の一側面による噴霧装置は、次亜塩素酸水を霧化して放出するものであり、次亜塩素酸水を加圧して供給する次亜塩素酸水供給ユニットと、霧化した次亜塩素酸水を放出する放出口及び外気を導入する外気導入口が形成されたハウジングと噴霧ノズルとを有する噴霧ユニットと、を備える。噴霧ノズルは、前記ハウジング内に配置されており、前記次亜塩素酸水供給ユニットから供給された次亜塩素酸水を噴霧する。そして、前記噴霧ユニットは、前記外気導入口が前記噴射ノズルの噴孔に対して噴霧方向とは反対側に位置するように形成されており、前記噴霧ノズルの噴霧動作によって前記外気導入口から前記ハウジング内に外気を導入し、導入した外気と前記噴霧ノズルからの噴霧とを混合させて前記放出口から放出する。
ここで、前記噴霧ユニットは、前記ハウジング内において、前記導入した外気によって前記噴霧ノズルからの噴霧をほぼ水平方向に移動させ、その後、上方に移動させて前記放出口から放出するように構成するのが好ましい。
例えば、前記噴霧ユニットが、隔壁によって前記放出口が上部に形成された第1室と前記外気導入口が上部に形成された第2室とに仕切られると共に、前記隔壁の下方又は前記隔壁の下部に前記第1室と前記第2室とを連通させる連通部が設けられたハウジングと、前記第2室内の前記外気導入口の下方に配置され、前記次亜塩素酸水供給ユニットから供給された次亜塩素酸水を下向きに噴霧する噴霧ノズルと、を有する構成とし、前記導入した外気によって、前記噴霧ノズルからの噴霧を前記第2室から前記連通部を介して前記第1室に移動させ、その後、前記第1室内を上方に移動させて前記放出口から放出するものとすることができる。
また、前記噴霧ユニットが、鉛直方向にのびると共に前記外気導入口が形成された鉛直管部と、一端が前記鉛直管部の上端に接続されて水平方向にのびる水平管部と、一端が前記水平管部の他端に接続されて斜め上方にのびると共に他端に前記放出口が形成された傾斜管部と、を備えるハウジングと、前記鉛直管部内に配置され、前記次亜塩素酸水供給ユニットから供給された次亜塩素酸水を上向きに噴霧する噴霧ノズルと、を有する構成とし、前記導入した外気によって、前記噴霧ノズルからの噴霧を前記鉛直管部、前記水平管部及び前記傾斜管部を通過させて前記放出口から放出するものとすることができる。
さらに、前記外気導入口の開口面積を変更できるように構成したり、前記ハウジング内に貯留する次亜塩素酸水を排出する排出口を前記ハウジングに形成したり、前記次亜塩素酸水を連続的に生成することのできる次亜塩素酸水生成装置を備えて前記次亜塩素酸水供給ユニットが前記次亜塩素酸水生成装置によって生成された次亜塩素酸水を加圧して供給するように構成したりすることもできる。
本発明によると、噴霧ノズルは次亜塩素酸水供給ユニットから加圧供給された次亜塩素酸水を噴霧し、この噴霧ノズルからの次亜塩素酸水の噴霧は、噴霧ユニット内で噴霧ノズルの噴霧動作によって外気導入口から導入した外気と混合されて放出口から放出される。ここで、外気導入口は、噴霧ノズルの噴孔に対して噴霧方向とは反対側に位置するように形成されており、次亜塩素酸水の噴霧との混合を効果的に行って、人や物をほとんど濡らすことのない、微細に霧化した次亜塩素酸水を放出することができる。また、霧化した次亜塩素酸水は、導入した外気による気流によって噴霧ユニットから放出されるため、特別な機構を設けることなく、雰囲気中の広い範囲に拡散させることができる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による噴霧装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態による噴霧装置1は、次亜塩素酸水を生成する次亜塩素酸水生成装置10と、次亜塩素酸水生成装置10によって生成された次亜塩素酸水を加圧して供給するポンプ(次亜塩素酸水供給ユニット)20と、例えば各部屋に設置され、ポンプ20から供給された次亜塩素酸水を霧化して放出する複数の噴霧ユニット30と、を備える。
次亜塩素酸水生成装置10は、例えば、供給される水道水等の原水に、塩酸及び次亜塩素酸塩水溶液(例えば、次亜塩素酸ナトリウム水溶液)を加えてpH5〜7程度の弱酸性の次亜塩素酸水を連続的かつ大量に生成することのできる装置である。このような次亜塩素酸水生成装置として、例えば、株式会社エイチ・エス・ピー製の「Steri Revo HSP−SR600」を用いることができる。
ポンプ20は、接続管41を介して次亜塩素酸水生成装置10から供給される次亜塩素酸水を加圧して供給するものであり、いわゆる給水ポンプを用いることができる。なお、本実施形態におけるポンプ20は、接続管41を介して供給される次亜塩素酸水を6〜8MPa程度又はそれ以上の圧力で吐出することができるものである。ポンプ20の吐出側には、供給管42の一端が接続されている。
噴霧ユニット30は、供給管42を介してポンプ20から供給される次亜塩素酸水を霧化して各部屋内に放出する。図2は、噴霧ユニット30の断面図である。図2に示すように、噴霧ユニット30は、ハウジング31と、ハウジング31内に配置される噴霧ノズル32と、を備える。
ハウジング31は、有蓋の箱状に形成されており、内部が隔壁33によって第1室34と第2室35とに仕切られている。但し、第1室34と第2室35とは、隔壁33によって完全には仕切られておらず、ハウジング31内の上面側から下面側に向かってのびる隔壁33の下方を連通部36として連通している。なお、隔壁33によって第1室34と第2室35とが完全に仕切られている場合には、隔壁33の下部に連通孔を形成し、この連通孔を連通部36とすればよい。また、ハウジング31は、有蓋の箱状に形成されていればよく、その形状は問わない。例えば、ここでは断面形状がほぼ矩形となるハウジング31を用いているが、断面形状が円形、楕円形又は多角形となる様々な形状のハウジング31を用いることができる。
ハウジング31の第1室34側の一側面の上部、すなわち、第1室34の一側面の上部には、霧化した次亜塩素酸水を放出する放出口37が形成されている。但し、これに限るものではなくハウジング31の第1室34側の上面(第1室34の上面)に放出口37が形成されてもよい。すなわち、放出口37は、第1室34の上部に位置するように形成されていればよい。放出口37が第1室34の一側面の上部に形成されている場合には、霧化した次亜塩素酸水が斜め上方に放出されて該霧化した次亜塩素酸水をより遠くまで散布することができ、放出口37が第1室34の上面に形成されている場合には、霧化した次亜塩素酸水がほぼ真上に放出されて該霧化した次亜塩素酸水の滞空時間を長くすることができる。それぞれに利点があり、噴霧ユニット30が設置される部屋(空間)や場所などに応じて適宜選択すればよいが、ここでは、噴霧ユニット30が比較的広い空間に設置されるものとし、第1室34の一側面の上部に放出口37が形成されたものとする。
また、ハウジング31の第2室35側の上面、すなわち、第2室35の上面には、外気(空気)をハウジング31内に取り込むための外気導入口38が形成されている。但し、これに限るものではなく、ハウジング31の第2室35側の一側面の上部に外気導入口38が形成されてもよい。すなわち、外気導入口38は、第2室35の上部に位置するように形成されていればよい。この外気導入口38についても噴霧ユニット30が設置される場所等に応じて選択すればよいが、ここでは、第2室35の上面に外気導入口38が形成されたものとする。この外気導入口38には、可動式のカバー部材39aが設けられており、このカバー部材39aをガイド39bに沿ってスライド(図中の矢印を参照)させることによって外気導入口38の開口面積を変更できるようになっている。
さらに、図2に示すように、ハウジング31の底部、より具体的には、第1室34の底部が第2室35に向かって徐々に下降するように傾斜しており、第2室35の底部には、ハウジング31内に貯留する次亜塩素酸水(液体)を排出するための排出口40が形成されている。排出口40から排出された次亜塩素酸水は、排出管43を介して回収タンク50へと送られる。回収タンク50に回収された次亜塩素酸水は、回収管44を介して次亜塩素酸水生成装置10に供給されて次亜塩素酸水の生成に利用される。なお、排出口40から排出された次亜塩素酸水を次亜塩素酸水生成装置10に直接戻すようにして、pH5〜7程度の弱酸性の次亜塩素酸水を再生するようにしてもよい。
噴霧ノズル32は、供給される次亜塩素酸水の圧力(液圧)によって該次亜塩素酸水を噴霧する一流体ノズルであり、供給管42に他端に接続されて第2室35内に配置されている。より具体的には、噴霧ノズル32は、図2に示すように、第2室35内における外気導入口38の下方に、より好ましくは、外気導入口38の真下に、下向きに配置されており、ポンプ20から供給管42を介して供給(圧送)された次亜塩素酸水を第2室35内で下向きに噴霧する。
次に、以上のように構成された第1実施形態による噴霧装置の作用を説明する。
次亜塩素酸水生成装置10及びポンプ20が起動すると、次亜塩素酸水生成装置10によって弱酸性の次亜塩素酸水が連続的に生成され、この生成された次亜塩素酸水がポンプ20によって圧送される。圧送された次亜塩素酸水は、供給管42を介して噴霧ノズル32に供給され、この噴霧ノズル32によって第2室内35に下向きに噴霧される。次亜塩素酸水は、例えば6〜8MPa程度の比較的高い圧力でポンプ20から吐出されており、噴霧ノズル32は第2室35内に次亜塩素酸水の微細な噴霧(微細ミスト)を生成する。
一方、噴霧ノズル32の噴霧動作によって(エジェクタ効果)、外気(空気)が外気導入口38から第2室35内へと導入され、ハウジング31内を外気導入口38から放出口37へと流れる気流が生成される。外気導入口38から外気が導入されると、噴霧ノズル32からの次亜塩素酸水の噴霧は、この導入された外気と混合されると共に、生成された気流によって放出口37へと導かれる。
ここで、ハウジング31内において、第2室35はハウジング31内の下方に設けられた連通部36によって第1室34と連通しており、噴霧ノズル32からの次亜塩素酸水の噴霧は、図中の破線矢印で示すように、導入された外気と混合されつつ連通部36を介して第2室35から第1室34へと移動する。すなわち、噴霧ノズル32からの次亜塩素酸水の噴霧は、連通部36を介してほぼ水平方向に移動する。そして、第1室34内に移動した次亜塩素酸水の噴霧は、導入された外気により生成された気流によって第1室35内を上方へと移動し、放出口37から雰囲気中に放出される。このように、下向きの次亜塩素酸水の噴霧を水平方向に移動させ、その後、上方に移動させてから放出することにより、放出口37から放出される霧化した次亜塩素酸水(次亜塩素酸水の噴霧)は、大部分が人や物をほとんど濡らすことのない微細な粒径のものとなる。
また、カバー部材39aによって外気導入口38の開口面積を変更すれば、ハウジング31内に導入される外気量が調整されて、放出口37から放出される霧化した次亜塩素酸水の状態(放出量、放出速度等)が調整される。もちろん、噴霧ユニット30ごとに外気導入口38の開口面積を異なるものとすることができる。
一方、霧化しなかった次亜塩素酸水やハウジング31の内壁に付着した次亜塩素酸水、換言すれば、放出口37から放出されずにハウジング31内に貯留することとなった次亜塩素酸水(液体)は、排出口40から排出されて回収タンク50に回収される。
本実施形態による噴霧装置によると、噴霧ユニット30において、ハウジング31内で噴霧ノズル32が次亜塩素酸水を下向きに噴霧し、この噴霧ノズル32からの次亜塩素酸水の噴霧を、噴霧ノズル32の上方の外気導入口38から導入された外気によってハウジング31内の下方にてほぼ水平方向に移動させ、その後、上方に移動させて放出口37から放出させる。
これにより、ハウジング31内において、導入された外気と噴霧ノズル32からの次亜塩素酸水の噴霧との混合を効果的に行うことができると共に、比較的粒径の大きな次亜塩素酸水(の霧)が放出口37から放出されてしまうことを抑制することができ、人や物をほとんど濡らすことのない、いわゆるドライフォグとなった次亜塩素酸水(の霧)を放出できる。また、噴霧ノズル32の噴霧動作に伴って導入される外気による気流を利用しているので、特別な装置を設けることなく、霧化した次亜塩素酸水を比較的遠くまで散布することができる。
また、カバー部材39aによって外気導入口38の開口面積が変更可能に構成されているので、噴霧ユニット30が設置される空間や場所、あるいは、目的などに応じて放出される霧化した次亜塩素酸水の状態を調整することができる。例えば、噴霧ユニット30が比較的広い空間に設置される場合には、外気導入口38の開口面積を大きくして、霧化した次亜塩素酸水の放出量を多くすると共により遠くまで散布するようにし、逆に噴霧ユニット30が比較的狭い空間に設置される場合には、外気導入口38の開口面積を小さくして、霧化した次亜塩素酸水の放出量を少なくすると共に噴霧ユニット30の周辺に散布するようにできる。さらに、噴霧ユニット30が設置される空間の大きさがそれぞれ異なる場合には、各空間に応じて外気導入口38の開口面積を異ならせることにより、放出される霧化した次亜塩素酸水の状態を個別に調整することができる。
図3は、本発明の第2実施形態による噴霧装置の概略構成を示す図である。
第2実施形態による噴霧装置100は、上記第1実施形態による噴霧装置1(図1)と噴霧ユニット300のみが異なり、その他の要素については同じであるので、ここでは噴霧ユニット300以外の説明については省略する。なお、本実施形態における噴霧ユニット300も、第1実施形態における噴霧ユニット30と同様、例えば各部屋に設置され、ポンプ20から供給された次亜塩素酸水を霧化して放出する。
図4は、噴霧ユニット300の断面図である。図4に示すように、噴霧ユニット300は、ハウジング310と、ハウジング310内に配置される噴霧ノズル320と、を備える。
ハウジング310は、下端が閉塞端とされた屈曲部を有する管状体で構成される。この管状体は円管であっても矩形管であってもよい。より具体的には、本実施形態のハウジング310は、下端が閉塞端とされて鉛直方向にのびる鉛直管部311と、一端が鉛直管部311の上端に接続されてほぼ水平方向にのびる水平管部312と、一端が水平管部312の他端に接続されて斜め上方にのびる傾斜管部313と、を備える。
ハウジング310の上端、すなわち、傾斜管部313の他端は開放端となっており、霧化した次亜塩素酸水を放出する放出口314を構成する。一方、鉛直管部311には、好ましくは、鉛直管部311の軸方向の中央よりも下側には、外部と連通する開口が形成されており、この開口がハウジング310内に外気を取り込むための外気導入口315を構成する。この外気導入口315には、可動式のカバー部材316が設けられており、このカバー部材316を鉛直管部311の外周面に沿ってスライド等させることによって外気導入口315の開口面積を変更できるようになっている。
また、ハウジング310の下端、すなわち、鉛直管部311の下端(閉塞端)には、ハウジング310内に貯留する次亜塩素酸水(液体)を排出するための排出口317が形成されている。排出口317から排出された次亜塩素酸水は、排出管43を介して回収タンク50へと送られる。なお、排出口317から排出された次亜塩素酸水を次亜塩素酸水生成装置10に戻すようにして、pH5〜7程度の弱酸性の次亜塩素酸水を再生するようにしてもよい。
噴霧ノズル320は、第1実施形態における噴霧ノズル32と同様、供給される次亜塩素酸水の圧力(液圧)によって該次亜塩素酸水を噴霧する一流体ノズルであり、供給管42に他端に接続されて鉛直管部311内に配置されている。より具体的には、噴霧ノズル320は、図4に示すように、少なくともその噴孔が外気導入口315よりも上方に位置するように配置され、ポンプ20から供給管42を介して供給(圧送)された次亜塩素酸水を上向きに噴霧する。
次に、以上のように構成された第2実施形態による噴霧装置の作用を説明する。
第1実施形態による噴霧装置と同様、次亜塩素酸水生成装置10及びポンプ20が起動すると、次亜塩素酸水生成装置10により弱酸性の次亜塩素酸水が連続的に生成され、この生成された次亜塩素酸水がポンプ20によって圧送される。圧送された次亜塩素酸水は、供給管42を介して噴霧ノズル320に供給され、この噴霧ノズル320よって鉛直管部311内で上向きに噴霧される。次亜塩素酸水は、例えば6〜8MPa程度の比較的高い圧力でポンプ20から吐出されており、噴霧ノズル320は鉛直管部311内に次亜塩素酸水の微細な噴霧(微細ミスト)を生成する。
一方、噴霧ノズル320の噴霧動作に伴い、鉛直管部311には外気導入口315から外気が導入され、ハウジング310内を外気導入口315から鉛直管部311、水平管部312及び傾斜管部313を経て放出口314へと流れる気流が生成される。外気導入口315から外気が導入されると、噴霧ノズル320からの次亜塩素酸水の噴霧は、この導入された外気と混合されると共に、生成された気流によって放出口314へと導かれる。
すなわち、噴霧ノズル320からの次亜塩素酸水の噴霧は、図中の破線矢印で示すように、導入された外気と混合されつつ鉛直管部311を上方に移動し、水平管部312を通過することによりほぼ水平方向に移動し、その後、傾斜管部313を通過することにより上方に移動して放出口314から雰囲気中に放出される。このようにして、本実施形態においても、放出口314からは、人や物をほとんど濡らすことのない、いわゆるドライフォグとなった次亜塩素酸水が放出される。
なお、カバー部材316によって外気導入口315の開口面積を変更することにより、ハウジング310内に導入される外気量(放出口314から放出される次亜塩素酸水の噴霧の状態)が調整されること、ハウジング310内に貯留する次亜塩素酸水(液体)が、排出口317から排出されて回収タンク50に回収されること、等については上記第1実施形態による噴霧装置と同様である。
本実施形態による噴霧装置によっても、上記第1実施形態による噴霧装置と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態において、斜め上方にのびる傾斜管部313を用いているが、これに代えて鉛直上方にのびる第2鉛直管部(この場合、上記鉛直管部が第1鉛直管部となる)としてもよい。
また、水平管部312を、鉛直管部311との接続部が傾斜管部313との接続部よりも僅かに下側となるように設けたり、水平管部312内の最下部に傾斜管部313側から鉛直管部311側に向かって徐々に深くなるような溝を形成したりすることにより、ハウジング310内の貯留する次亜塩素酸水を効果的に排出することが可能となる。
さらに、鉛直管部311に外気導入口315を形成することなく、鉛直管部311の下端に形成した排出口317を外気導入口315として利用するようにしてもよい。例えば、図5に要部を示すように、排出管43の排出口317との接続部の近傍に外部と連通する連通孔43aを形成しておけば、排出口317を外気導入口315として利用できる。
ところで、以上説明した第1、第2実施形態による噴霧装置は、次亜塩素酸水生成装置10を備えているが、これを省略し、予め生成され収容タンク等に収容された次亜塩素酸水をポンプ20によって圧送するように構成してもよい。
また、以上説明した第1、第2実施形態による噴霧装置は、複数の噴霧ユニットを備えているが、噴霧ユニットを1つだけ備えるものとしてもよいことはもちろんである。
本発明の第1実施形態による噴霧装置の概略構成を示す図である。 第1実施形態における噴霧ユニットの断面図である。 本発明の第2実施形態による噴霧装置の概略構成を示す図である。 第2実施形態における噴霧ユニットの断面図である。 第2実施形態による噴霧装置の変形例の要部を示す図である。
符号の説明
1…噴霧装置、10…次亜塩素酸水生成装置、20…ポンプ(次亜塩素酸水供給ユニット)、30…噴霧ユニット、31…ハウジング、32…噴霧ノズル、33…隔壁、34…第1室、35…第2室、36…連通部、37…放出口、38…外気導入口、39a…カバー部材、39b…ガイド、40…排出口、41…接続管、42…供給管、43…排出管、43a…連通孔、44…回収管、50…回収タンク、100…噴霧装置、300…噴霧ユニット、310…ハウジング、311…鉛直管部、312…水平管部、313…傾斜管部、314…放出口、315…外気導入口、316…カバー部材、317…排出口

Claims (8)

  1. 次亜塩素酸水を霧化して放出する噴霧装置であって、
    前記次亜塩素酸水を加圧して供給する次亜塩素酸水供給ユニットと、
    霧化した次亜塩素酸水を放出する放出口及び外気を導入する外気導入口が形成されたハウジングと、該ハウジング内に配置されて前記次亜塩素酸水供給ユニットから供給された次亜塩素酸水を噴霧する噴霧ノズルと、を有する噴霧ユニットと、を備え、
    前記噴霧ユニットは、
    前記外気導入口が前記噴射ノズルの噴孔に対して噴霧方向とは反対側に位置するように形成され、
    前記噴霧ノズルの噴霧動作によって前記外気導入口から前記ハウジング内に外気を導入し、この導入した外気と前記噴霧ノズルからの噴霧とを混合させて前記放出口から放出する、噴霧装置。
  2. 請求項1に記載の噴霧装置であって、
    前記噴霧ユニットは、前記導入した外気によって、前記噴霧ノズルからの噴霧をほぼ水平方向に移動させ、その後、上方に移動させて前記放出口から放出する、噴霧装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の噴霧装置であって、
    前記外気導入口の開口面積が変更可能に構成された、噴霧装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の噴霧装置であって、
    前記ハウジングには、該ハウジング内に貯留する次亜塩素酸水を排出する排出口が形成されている、噴霧装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか1つに記載の噴霧装置であって、
    前記噴霧ユニットは、
    隔壁により、前記放出口が上部に形成された第1室と前記外気導入口が上部に形成された第2室とに仕切られると共に、前記隔壁の下方又は前記隔壁の下部に前記第1室と前記第2室とを連通させる連通部が設けられたハウジングと、
    前記第2室内の前記外気導入口の下方に配置され、前記次亜塩素酸水供給ユニットから供給された次亜塩素酸水を下向きに噴霧する噴射ノズルと、を有し、
    前記導入した外気によって、前記噴霧ノズルからの噴霧を前記第2室から前記連通部を介して前記第1室に移動させ、その後、前記第1室内を上方に移動させて前記放出口から放出する、噴霧装置。
  6. 請求項2〜4のいずれか1つに記載の噴霧装置であって、
    前記噴霧ユニットは、
    鉛直方向にのびると共に前記外気導入口が形成された鉛直管部と、一端が前記鉛直管部の上端に接続されて水平方向にのびる水平管部と、一端が前記水平管部の他端に接続されて斜め上方にのびると共に他端に前記放出口が形成された傾斜管部と、を備えるハウジングと、
    前記鉛直管部内に配置され、前記次亜塩素酸水供給ユニットから供給された次亜塩素酸水を上向きに噴霧する噴霧ノズルと、を有し、
    前記導入した外気によって、前記噴霧ノズルからの噴霧を前記鉛直管部、前記水平管部及び前記傾斜管部を通過させて前記放出口から放出する、噴霧装置。
  7. 請求項6に記載の噴霧装置であって、
    前記鉛直管部の下端が閉塞端とされ、該閉塞端に形成した孔部を前記外気導入口及び前記排水口として機能させる、噴霧装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の噴霧装置であって、
    前記次亜塩素酸水を連続的に生成できる次亜塩素酸水生成装置を備え、
    前記次亜塩素酸水供給ユニットは、前記次亜塩素酸水生成装置によって生成された次亜塩素酸水を加圧して供給する、噴霧装置。
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