JP2010137017A - 脱臭ユニットおよび脱臭システム - Google Patents

脱臭ユニットおよび脱臭システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010137017A
JP2010137017A JP2008318991A JP2008318991A JP2010137017A JP 2010137017 A JP2010137017 A JP 2010137017A JP 2008318991 A JP2008318991 A JP 2008318991A JP 2008318991 A JP2008318991 A JP 2008318991A JP 2010137017 A JP2010137017 A JP 2010137017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
deodorizing
active species
air
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008318991A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5245795B2 (ja
Inventor
Tomoo Masuda
智雄 桝田
Kazuhiro Shioyama
一裕 塩山
Takashi Takahashi
隆 高橋
Yoshitaka Matsuki
義孝 松木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2008318991A priority Critical patent/JP5245795B2/ja
Publication of JP2010137017A publication Critical patent/JP2010137017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5245795B2 publication Critical patent/JP5245795B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

【課題】本発明の課題は、活性種を生成して、室内への給気を浄化する脱臭ユニットにおいて、より効率よく脱臭することが可能な脱臭ユニットを提供することにある。
【解決手段】脱臭ユニット1は、本体ケーシング10と、活性種生成部3とを備える。本体ケーシング10は、気体導入口15aと気体排出口16aとを有し、内部が略直方体形状であって、内部に気体導入口から気体排出口への気流がある。活性種生成部は、略直方体形状であって、臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化する活性種を生成する。活性種生成部は、本体ケーシングの内部に収納され、その長手方向が気体導入口および気体排出口が形成される面に対して、傾斜させて配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、活性種を生成して、臭気分子や有害ガス成分などを分解する活性種生成装置を有する脱臭ユニットに関する。
従来、特許文献1の技術のように、ストリーマ放電などの放電を行うことによって、イオンまたはオゾンなどの活性種を生成して、通過する空気を殺菌、脱臭、有害物質除去などの浄化処理を行う装置がある。
そして、特許文献2の技術のように、空気清浄機単体に特許文献1の技術を利用しているものがある。
特開2004−350890号公報 特開2008−36466号公報
室内の空気を浄化する手段として、特許文献2のように室内に空気清浄機を導入するだけでなく、例えば、ダクトに特許文献1の装置をビルトインで設置することにより、室内に導入される空気を浄化することも考えられる。しかしながら、ダクトから室内への給気に対する浄化処理に関しては、なんら提案されていない。
本発明の課題は、活性種を生成して、室内への給気を浄化する脱臭ユニットにおいて、より効率よく脱臭することが可能な脱臭ユニットを提供することにある。
第1発明に係る脱臭ユニットは、本体ケーシングと、活性種生成部とを備える。本体ケーシングは、気体導入口と気体排出口とを有し、内部が略直方体形状であって、内部に気体導入口から気体排出口への気流がある。活性種生成部は、略直方体形状であって、臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化する活性種を生成する。活性種生成部は、本体ケーシングの内部に収納され、その長手方向が気体導入口および気体排出口が形成される面に対して、傾斜させて配置される。
本発明に係る脱臭ユニットでは、本体ケーシングの内部に配置される、臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化する活性種を生成する活性種生成部が、気体導入口または気体排出口が形成される面に対して傾斜して配置されている。
したがって、活性種生成部を気体導入口または気体排出口が形成される面に対して傾斜して配置することにより、本体ケーシングを通過する気流に対してより多くの活性種を付与することができ、より効率的に気流に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第2発明に係る脱臭ユニットは、第1発明に係る脱臭ユニットであって、気体導入口と気体排出口とを結ぶ直線は、気体導入口または気体排出口が形成される面に略垂直な面に対して傾斜している。
本発明に係る脱臭ユニットでは、略直方体形状の本体ケーシングの向かい合わせになっている任意の2つの面それぞれに、本体ケーシング内に気体を導入できる気体導入口と、本体ケーシング内の気体を排出できる気体排出口とが形成されている。そして、気体導入口(の中心)と気体排出口(の中心)とを結ぶ直線が、気体導入口または気体排出口が形成される面に略垂直な面に対して傾斜するように気体導入口と気体排出口とが形成されている。
したがって、本体ケーシングに対して傾斜した方向に気流を起こすことができ、気流が通過する流路断面積を大きくとることができる。そして、活性種生成部を気体導入口または気体排出口が形成される面に対して傾斜して配置することにより、大きくなった気流の流路断面積に対して活性種生成部を気流の流路断面積に適した大きさに大きくした状態で配置することができる。これにより、本体ケーシングを通過する気流に対してより多くの活性種を付与することができ、より効率的に気流に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第3発明に係る脱臭ユニットは、第2発明に係る脱臭ユニットであって、直線が気体導入口または気体排出口が形成される面に略垂直な面に対して傾斜する回転方向と、活性種生成部が気体導入口および気体排出口が形成される面に対して傾斜する回転方向とは、同一である。
したがって、気流が通過する流路断面積に対して略平行に近い状態で、活性種生成部を配置することができる。このため、活性種生成部近傍を流れる気体に対して、効率よく活性種を付与することができる。
第4発明に係る脱臭ユニットは、第1発明から第3発明のいずれかに係る脱臭ユニットであって、活性種生成部は、活性種を放電により生成する。
したがって、放電により生成した活性種を本体ケーシングに流れ込んでくる気体に付与することができ、気体の含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第5発明に係る脱臭ユニットは、第1発明から第4発明のいずれかに係る脱臭ユニットであって、臭気分子、塵、および埃の少なくとも1つを吸着可能な脱臭/集塵フィルタをさらに備える。
本発明に係る脱臭ユニットでは、本体ケーシングに流れ込んでくる気体に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを、一旦、脱臭/集塵フィルタに吸着させている。そして、脱臭/集塵フィルタに吸着させた臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つに対して、活性種生成部から放出される活性種をふれさせている。
したがって、本体ケーシングに流れ込んでくる気体に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つに対して活性種を付与して分解または不活化させるだけでなく、脱臭/集塵フィルタに一旦吸着させた臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つに対しても活性種の効果を及ぼすことができる。このように、脱臭/集塵フィルタに臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを吸着させることにより、気流に直接活性種を放出する場合よりも、活性種と臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つとを長い間ふれさせることができる。このため、より効果的に気体に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第6発明に係る脱臭ユニットは、第5発明に係る脱臭ユニットであって、脱臭/集塵フィルタは、活性種生成部の気流の流れ方向下流側に、気体排出口と略平行の向きに配置される。
本発明にかかる脱臭ユニットでは、活性種生成部と脱臭/集塵フィルタとが傾斜して配置されることになる。そして、活性種生成部は、本体ケーシングに対して傾斜して配置されるために、脱臭/集塵フィルタに対する活性種生成部が生成する活性種の密度を大きくすることができる。また、活性種生成部の気流の流れ方向下流側に脱臭/集塵フィルタが配置されるため、活性種生成部により生成された活性種が脱臭/集塵フィルタに到達させやすくすることができる。したがって、効率よく臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第7発明に係る脱臭ユニットは、第5発明または第6発明に係る脱臭ユニットであって、本体ケーシングは、メンテナンス開口と、メンテナンスカバーとを有する。メンテナンス開口は、活性種生成部および脱臭/集塵フィルタを取り出すことができる。メンテナンスカバーは、メンテナンス開口を塞ぐ。
本発明に係る脱臭ユニットでは、メンテナンス開口から活性種生成部および脱臭/集塵フィルタを本体ケーシングから取り出すことが可能である。したがって、本体ケーシングにメンテナンス開口を1つ設けるのみで、活性種生成部および脱臭/集塵フィルタのメンテナンスを行うことができる。このため、活性種生成部と脱臭/集塵フィルタとにそれぞれメンテナンス開口がある場合と比べて、メンテナンスを行う負担を軽減することができる。また、本体ケーシングにかかる生産コストを抑えることができる。
第8発明に係る脱臭ユニットは、第7発明に係る脱臭ユニットであって、電装品ケーシングをさらに備える。電装品ケーシングは、活性種生成部に、電源を供給し、かつ、制御信号を送信する制御部を内部に有する。そして、電装品ケーシングは、本体ケーシングのメンテナンス開口と同じ側に配置される。
本発明に係る脱臭ユニットでは、電装品ケーシングが本体ケーシングのメンテナンス開口と同じ側に配置されているため、例えば、脱臭ユニットが天井裏に設置されており、電装品ケーシングに対するメンテナンスと活性種生成部および脱臭/集塵フィルタに対するメンテナンスとを同時に行う必要がある場合に、同一の天井点検口からそれぞれのメンテナンスを行うことができる。したがって、メンテナンスにかかる負担を軽減することができる。
第9発明に係る脱臭システムは、居室の天井裏に設置される脱臭システムであって、脱臭ユニットと、給気ユニットと、天井点検口とを備える。脱臭ユニットは、第1発明から第7発明のいずれかに記載の脱臭ユニットである。給気ユニットは、脱臭ユニットの気体導入口に接続され、脱臭ユニットに風を送風可能である。天井点検口は、天井に設けられ、脱臭ユニットと給気ユニットとをメンテナンス可能である。
本発明に係る脱臭システムでは、天井点検口から、天井裏に設置される給気ユニットと脱臭ユニットとの両方ともをメンテナンスすることができる。したがって、メンテナンスに係る負担を軽減することができる。
第10発明に係る脱臭システムは、第9発明に係る脱臭システムであって、給気ユニットは、送風ファンを有する。また、給気ユニットは、居室の空間を、脱臭ユニットを介して調湿可能な、調湿処理装置である。
第11発明に係る脱臭システムは、第9発明に係る脱臭システムであって、給気ユニットは、送風ファンと、熱交換部とを有する全熱交換装置である。なお、熱交換部は、居室の空間から排気する空気と居室の空間に取り込む外気とを熱交換させることができる。
第1発明に係る脱臭ユニットでは、活性種生成部を気体導入口または気体排出口が形成される面に対して傾斜して配置することにより、本体ケーシングを通過する気流に対してより多くの活性種を付与することができ、より効率的に気流に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第2発明に係る脱臭ユニットでは、本体ケーシングに対して傾斜した方向に気流を起こすことができ、気流が通過する流路断面積を大きくとることができる。そして、活性種生成部を気体導入口または気体排出口が形成される面に対して傾斜して配置することにより、大きくなった気流の流路断面積に対して活性種生成部を気流の流路断面積に適した大きさに大きくした状態で配置することができる。これにより、本体ケーシングを通過する気流に対してより多くの活性種を付与することができ、より効率的に気流に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第3発明に係る脱臭ユニットでは、気流が通過する流路断面積に対して略平行に近い状態で、活性種生成部を配置することができる。このため、活性種生成部近傍を流れる気体に対して、効率よく活性種を付与することができる。
第4発明に係る脱臭ユニットでは、放電により生成した活性種を本体ケーシングに流れ込んでくる気体に付与することができ、気体の含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第5発明に係る脱臭ユニットでは、本体ケーシングに流れ込んでくる気体に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つに対して活性種を付与して分解または不活化させるだけでなく、脱臭/集塵フィルタに一旦吸着させた臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つに対しても活性種の効果を及ぼすことができる。このように、脱臭/集塵フィルタに臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを吸着させることにより、気流に直接活性種を放出する場合よりも、活性種と臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つとを長い間ふれさせることができる。このため、より効果的に気体に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第6発明に係る脱臭ユニットでは、活性種生成部と脱臭/集塵フィルタとが傾斜して配置されることになる。そして、活性種生成部は、本体ケーシングに対して傾斜して配置されるために、脱臭/集塵フィルタに対する活性種生成部が生成する活性種の密度を大きくすることができる。また、活性種生成部の気流の流れ方向下流側に脱臭/集塵フィルタが配置されるため、活性種生成部により生成された活性種が脱臭/集塵フィルタに到達させやすくすることができる。したがって、効率よく臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
第7発明に係る脱臭ユニットでは、メンテナンス開口から活性種生成部および脱臭/集塵フィルタを本体ケーシングから取り出すことが可能である。したがって、本体ケーシングにメンテナンス開口を1つ設けるのみで、活性種生成部および脱臭/集塵フィルタのメンテナンスを行うことができる。このため、活性種生成部と脱臭/集塵フィルタとにそれぞれメンテナンス開口がある場合と比べて、メンテナンスを行う負担を軽減することができる。また、本体ケーシングにかかる生産コストを抑えることができる。
第8発明に係る脱臭ユニットでは、電装品ケーシングが本体ケーシングのメンテナンス開口と同じ側に配置されているため、例えば、脱臭ユニットが天井裏に設置されており、電装品ケーシングに対するメンテナンスと活性種生成部および脱臭/集塵フィルタに対するメンテナンスとを同時に行う必要がある場合に、同一の天井点検口からそれぞれのメンテナンスを行うことができる。したがって、メンテナンスにかかる負担を軽減することができる。
第9発明から第11発明に係る脱臭システムでは、天井点検口から、天井裏に設置される給気ユニットと脱臭ユニットとの両方ともをメンテナンスすることができる。したがって、メンテナンスに係る負担を軽減することができる。
−第一実施形態−
以下図面を参照しながら、本発明の第一実施形態について説明する。なお、以下の第一実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<脱臭ユニット>
本発明の第一実施形態に係る脱臭ユニット1は、室内の天井裏に設置される給気ユニットの給気側にダクトを介して設置され、給気ユニットから送られる空気の脱臭、浄化を行う。脱臭ユニット1は、主に、本体ケーシング10と、臭気分子、塵、および埃を吸着する光触媒フィルタ2と、ストリーマ放電ユニット3とを備える。
(本体ケーシング)
図1は、本発明の脱臭ユニット1の正面側から視た本体ケーシング10の外観斜視図である。本体ケーシング10は、天板11、底板12、正面側パネル13、背面側パネル14、右側面パネル15、および左側面パネル16によって略直方体形状に形成されている。
正面側パネル13には、脱臭ユニット1に備えられる光触媒フィルタ2と、ストリーマ放電ユニット3とを取り出したり、挿入したりすることができるメンテナンス開口13aが開けられている。そして、正面側パネル13には、メンテナンス開口13aを塞ぐメンテナンスカバー13bが設けられる。メンテナンスカバー13bは、メンテナンス開口13aを完全に覆い塞ぐことができ、正面側パネル13のメンテナンス開口13a左側に設けられた金具にその左端を引っかけて、右端をビス留めされることにより固定されている。したがって、メンテナンス作業者などのユーザは、脱臭ユニット1をメンテナンスする際に、メンテナンスカバー13bの右端のビスを外すことにより、メンテナンスカバー13bを外すことができ、メンテナンス開口13aから光触媒フィルタ2やストリーマ放電ユニット3を取り出してメンテナンスすることができる。
右側面パネル15は、給気ユニットとダクトを介して接続可能な吸込開口15aを有している。吸込開口15aは、接続される給気ユニットから送られる空気を本体ケーシング10に取り入れることが可能である。そして、吸込開口15aは、右側面パネル15の正面視において中心よりも左側に開口されている。
左側面パネル16は、本体ケーシング10内部を通過した空気を、吐き出す吐出開口16aを有している。吐出開口16aは、ダクトを介して室内の天井に設けられる天井吹出口に接続されている。すなわち、給気ユニットから送られて脱臭ユニット1により脱臭および浄化された空気は、吐出開口16aに接続されたダクトを介して天井吹出口から室内へ吹き出されることになる。そして、吐出開口16aは、左側面パネル16の正面視において中心よりも左側に開口されている。
このように、右側面パネル15に開けられている吸込開口15aが右側面パネル15の正面視において中心よりも左側に開口されており、左側面パネル16に開けられている吐出開口16aが左側面パネル16の正面視において中心よりも左側に開口されているため、本体ケーシング10の内部を通過する空気の流路は、図4の破線の矢印ように、正面側パネル13および背面側パネル14に対して傾斜して、本体ケーシング10の上面視において吸込開口15aの中心と吐出開口16aの中心とを結ぶ線L1に沿うようになる。
(光触媒フィルタ)
光触媒フィルタ2は、直方体形状でハニカム形状に形成されており、左側面パネル16の内側に左側面パネルに沿うように配置されている(図2参照)。光触媒フィルタ2は、臭気分子や塵埃などを吸着する。光触媒フィルタ2は、チタンアパタイトを担持させたPPの繊維から形成されている。なお、チタンアパタイトとは、カルシウムヒドロキシアパタイトの一部のカルシウム原子がイオン交換などの手法によってチタン原子に置換されたアパタイトである。このチタンアパタイトは、塵埃などに含まれるウィルスやカビ菌、細菌などを特異的に吸着する性質を有する。そして、このチタンアパタイトは、後述するストリーマ放電ユニット3から供給される活性種により光触媒機能が活性化され、ウィルスやカビ菌、細菌などを不活化または死滅させる。
(ストリーマ放電ユニット)
ストリーマ放電ユニット3は、略直方体形状であって、放電ユニット取付枠17の上部と下部とに2つ取り付けられる。放電ユニット取付枠17は、水平方向に延びる直方体形状の枠上部17aおよび枠下部17bと、枠上部17aと枠下部17bとを所定間隔を上下方向に開けて接続する枠側部17c、17dとにより構成されている(図2参照)。そして、2つのストリーマ放電ユニット3は、1つが放電ユニット取付枠17の上部であって枠上部17aよりも下方に枠上部17aに沿って取り付けられ、もう1つが放電ユニット取付枠17の下部であって枠下部17bよりも上方に枠下部17bに沿って取り付けられる。なお、ストリーマ放電ユニット3は、水平方向における端部を枠側部17c、17dにビス留めされることにより固定される。そして、放電ユニット取付枠17は、本体ケーシング10の上面視において右側面パネル15および左側面パネル16に対して傾斜して配置される。すなわち、ストリーマ放電ユニット3は、の上面視において右側面パネル15および左側面パネル16に対して傾斜して配置されることになる。なお、ストリーマ放電ユニット3は、光触媒フィルタ2の空気の流れ方向上流側に配置される。
また、ストリーマ放電ユニット3は、図3に示すように、放電ユニットケーシング31と、放電部32と、を有しており、ストリーマ放電を生起させることにより、光触媒フィルタ2に供給する活性種を生成して本体ケーシング10内部に形成される空気の流路に放出する。
放電ユニットケーシング31には、放電部32が取り付けられる。放電ユニットケーシング31は、樹脂から形成された箱状の部材である。放電ユニットケーシング31は、空気流路の下流側の面に活性種を放出するための放出孔31aが開けられている。
放電部32は、ストリーマ放電を生起させる主要部であり、ストリーマ放電電極32aと、アース板32bとを有する。
ストリーマ放電電極32aは、金属板4を切り起こした部分に取り付けられた端子で構成されており、放電電圧が印可されることによってアース板32bとの間にストリーマ放電を生じさせる。
アース板32bは、金属板から形成されており、ストリーマ放電電極32aの金属板4よりも大きな略長方形の外形を有する。アース板32bは、ストリーマ放電電極32aに対して平行に配置されており、ストリーマ放電電極32aの近くに離れて配置されている。アース板32bは、放電ユニットケーシング31の下流側の面に接しており、放電ユニットケーシングの下流側の面の放出孔31aと同様の位置に放出孔32cが開けられている。これにより、ストリーマ放電電極32aからアース板32bに向けて放出されたストリーマ放電によって生成された活性種が、アース板32bの放出孔32cおよび放電ユニットケーシング31の下流側の面の放出孔31aを通過して、本体ケーシング10に形成される空気流路に放出されることになる。なお、これらの放出孔31aおよび放出孔32cは、ストリーマ放電電極32aの先端の水平方向における位置に一致する位置に集中的に複数(本実施形態においては、ストリーマ放電電極32aの先端1つにつき8つの放出孔31a、32c)設けられている。これにより、放電部32から放出される活性種を、効率よく本体ケーシング10の内部に形成される空気流路に放出することができる。
以上のようにして、ストリーマ放電電極32aから発生される活性種は、本体ケーシング10の内部を流れる空気流に対して放出される。そして、脱臭ユニット1では、この活性種により、光触媒フィルタ2に吸着された臭気分子、塵、および埃を分解および不活化している。
また、ストリーマ放電ユニット3は、左側面パネル16に対して、本体ケーシング10の上面視において右回転方向(図4の矢印A1参照)に鋭角の角度で傾斜している。なお、図4では、ストリーマ放電ユニット3は、左側面パネル16に対しての右回転方向の矢印A1を表記しているが、これに限らず右側面パネル15に対しての右回転方向の矢印を表記しても良い。
さらに、直線L1(すなわち、空気流路)は、背面側パネル14に対して、本体ケーシング10の上面視において右回転方向(図4の矢印A2参照)に鋭角の角度で傾斜している。なお、図4では、直線L1は、背面側パネル14対しての右回転方向の矢印A2を表記しているが、これに限らず正面側パネル13に対しての右回転方向の矢印を表記しても良い。
このように、ストリーマ放電ユニット3の左側面パネル16に対する傾斜の回転方向と、直線L1の背面側パネル14に対する傾斜の回転方向とは、ともに右回転方向で一致している。したがって、ストリーマ放電ユニット3と直線L1とは、垂直に近い状態で交わることになる。このため、ストリーマ放電ユニット3は、本体ケーシング10を通過する空気に対して、効率よく活性種を放出することができる。また、ストリーマ放電ユニット3は、左側面パネル16に対して傾斜して設置しているために、傾斜しない場合と比べて長手方向に長くすることができる。このため、本体ケーシング10の大きさに対する、ストリーマ放電ユニット3から放出できる活性種の数を増やすことができ、より効果的に本体ケーシング10の内部を通過する空気を脱臭および浄化することができる。
(電装品ケーシング)
本体ケーシング10の正面側パネル13には、ストリーマ放電ユニット3に電力の供給や制御を行うための電装品が収められた電装品ケーシング18が設けられている(図1参照)。電装品ケーシング18には、正面側に電装品のメンテナンスが可能なメンテナンス開口18aが開けられており、メンテナンス開口18aにはメンテナンスカバー18bが備えられる。電装品ケーシングは正面側パネル13に取り付けられることになるため、本体ケーシング10のメンテナンス開口と同じ側に電装品ケーシングのメンテナンス開口が存在することになる。したがって、メンテナンス作業者などのユーザは、本体ケーシング10に対して正面側から、光触媒フィルタ2およびストリーマ放電ユニット3のメンテナンスや電装品のメンテナンスを行うことができる。このため、メンテナンス作業者の負担を軽減することができる。
<第一実施形態の特徴>
(1)
第一実施形態に係る脱臭ユニット1では、略直方体形状の本体ケーシング10の向かい合わせになっている右側面パネル15と左側面パネル16とのそれぞれに、本体ケーシング内に気体を導入できる吸込開口15aと、本体ケーシング内の気体を排出できる吐出開口16aとが形成されている。そして、吸込開口15aの中心と吐出開口16aの中心とを結ぶ直線L1が正面側パネル13または背面側パネル14に対して傾斜するように、吸込開口15aと吐出開口16aとが配置されている。また、本体ケーシング10の内部には、臭気分子および有害ガス成分を分解または不活化する活性種を生成するストリーマ放電ユニット3が、右側面パネル15または左側面パネル16に対して傾斜して配置されている。
したがって、本体ケーシング10に対して傾斜した方向に空気流路を生成することができ、空気が通過する流路断面積を大きくとることができる。そして、ストリーマ放電ユニット3を、右側面パネル15または左側面パネル16に対して傾斜して配置することにより、大きくなった上記流路断面積に対してストリーマ放電ユニット3を気流の流路断面積に適した大きさで配置することができる。これにより、本体ケーシング10の内部を通過する気流に対してより多くの活性種を付与することができ、より効率的に気流に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化させることができる。
さらに、ストリーマ放電ユニット3の左側面パネル16に対する傾斜の回転方向と、直線L1の背面側パネル14に対する傾斜の回転方向とは、ともに右回転方向で一致している。
したがって、ストリーマ放電ユニット3と直線L1とは、垂直に近い状態で交わることになる。このため、ストリーマ放電ユニット3は、本体ケーシング10を通過する空気に対して、効率よく活性種を放出することができる。また、ストリーマ放電ユニット3は、左側面パネル16に対して傾斜して設置しているために、傾斜しない場合と比べて長手方向に長くすることができる。このため、本体ケーシング10の大きさに対する、ストリーマ放電ユニット3から放出できる活性種の数を増やすことができ、より効果的に本体ケーシング10の内部を通過する空気を脱臭および浄化することができる。
(2)
第一実施形態に係る脱臭ユニット1では、本体ケーシング10に流れ込んでくる気体に含まれる臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを、一旦、光触媒フィルタ2に吸着させている。そして、光触媒フィルタ2に吸着させた臭気分子および有害ガス成分に対して、ストリーマ放電ユニット3から放出される活性種をふれさせている。
したがって、本体ケーシング10に流れ込んでくる気体に含まれる臭気分子および有害ガス成分に対して活性種を付与して分解または不活化させるだけでなく、光触媒フィルタ2に一旦吸着させた臭気分子および有害ガス成分に対しても活性種の効果を及ぼすことができる。このように、脱臭/集塵フィルタに臭気分子および有害ガス成分を吸着させることにより、気流に直接活性種を放出する場合よりも、活性種と臭気分子および有害ガス成分を長い間ふれさせることができる。このため、より効果的に気体に含まれる臭気分子および有害ガス成分を分解または不活化させることができる。
(3)
第一実施形態に係る脱臭ユニット1では、ストリーマ放電ユニット3が光触媒フィルタ2に対して傾斜して配置されており、かつ、メンテナンス開口18aに光触媒フィルタ2の一端とストリーマ放電ユニット3の一端とが隣り合わせになるように配置されている。
このため、メンテナンス開口18aから光触媒フィルタ2およびストリーマ放電ユニット3を本体ケーシング10内部から取り出すことが可能である。したがって、本体ケーシング10にメンテナンス開口18aを1つ設けるのみで、光触媒フィルタ2およびストリーマ放電ユニット3のメンテナンスを行うことができる。これにより、光触媒フィルタ2とストリーマ放電ユニット3とにそれぞれメンテナンス開口がある場合と比べて、メンテナンスを行う負担を軽減することができる。また、本体ケーシングにかかる生産コストを抑えることができる。
(4)
第一実施形態に係る脱臭ユニット1では、電装品ケーシング18が本体ケーシング10のメンテナンス開口13aと同じ側に配置されているため、天井裏に設置される脱臭ユニット1の電装品ケーシング18に対するメンテナンスと光触媒フィルタ2およびストリーマ放電ユニット3に対するメンテナンスとを同時に行う必要がある場合に、同一の天井点検口からそれぞれのメンテナンスを行うことができる。したがって、メンテナンスにかかる負担を軽減することができる。
<第一実施形態の変形例>
第一実施形態に係る脱臭ユニット1では、右側面パネル15に開けられている吸込開口15aが右側面パネル15の正面視において中心よりも左側に開口されており、左側面パネル16に開けられている吐出開口16aが左側面パネル16の正面視において中心よりも左側に開口されており、本体ケーシング10の内部を通過する空気の流路は、図4の破線の矢印ように、正面側パネル13および背面側パネル14に対して傾斜して、本体ケーシング10の上面視において吸込開口15aの中心と吐出開口16aの中心とを結ぶ線L1に沿うようになっているが、これに限らずに、吸込開口および吐出開口はともに開口されるパネルの中心や中心よりも右側に開口されていても構わない。しかしながら、ストリーマ放電ユニット3から放出される活性種を効率よく付与させるという点においては、第1実施形態の位置に吸込開口15aや吐出開口16bを設けることが望ましい。
−第二実施形態−
本発明の第二実施形態に係る脱臭システム100は、室内の天井裏に設置される給気ユニットとしての調湿ユニット5と、調湿ユニット5の給気側にダクトを介して設置され調湿ユニット5から送られる空気の脱臭、浄化を行う脱臭ユニット1と、室内の天井C1に設置される共有天井点検口6とから構成される。図5は、上面視における脱臭システム100の概略図である。
脱臭ユニット1は、第一実施形態で説明した脱臭ユニット1と全く同じ構成であるため、説明を省略する。
<調湿ユニットの全体構成>
調湿ユニット5について、図6〜10に基づいて説明する。
図6は、調湿ユニット5の調湿ユニットケーシング60の正面側から視た外観斜視図である。調湿ユニット5は、調湿ユニットケーシング60を備えている。また、調湿ユニットケーシング60内には、冷媒回路50が収容されている。この冷媒回路50には、第1吸着熱交換器51、第2吸着熱交換器52、圧縮機53、四路切換弁54、および電動膨張弁55が接続されている。冷媒回路50については後述する。
調湿ユニットケーシング60は、略直方体状に形成されている。調湿ユニットケーシング60では、図6における左手前側に正面側パネル65が、その向かい側に背面側パネル66がそれぞれ立設されている。
調湿ユニットケーシング60の右側面パネル67の背面側パネル66側の位置に排気口61が開口している。また、調湿ユニットケーシング60の左側面パネル68の背面側パネル66がわの位置に給気口62が開口している。調湿ユニットケーシング60の正面側パネル65には室外とダクトを介して連通している外気吸込口63と室内とダクトを介して連通している内気吸込口64とがそれぞれ開口している。
また、調湿ユニットケーシング60には、左側面パネル68の正面側パネル65側に(すなわち給気口62の左側に)冷媒回路50や後述するファン等のメンテナンスを行うことができるメンテナンス開口68aが開口している。そして、左側面パネル68には、メンテナンス開口68aを塞ぐメンテナンスカバー68bが設けられる。
さらに、調湿ユニットケーシング60には、背面側パネル66に、冷媒回路50やファン等に電力の供給を行ったり、制御を行ったりするための電装品ケーシング69が設けられている。電装品ケーシング69には、正面側に電装品のメンテナンスが可能なメンテナンス開口69aが開けられており、メンテナンス開口69aにはメンテナンスカバー69bが備えられる。
調湿ユニットケーシング60の内部には、冷媒回路50の他に、排気口61から空気を排出する排気ファン81と、給気口62から室内へ空気を給気する給気ファン82とが設けられている。そして、第2吸着熱交換器52の風上側には、外気吸込口63と連通させて外気と熱交換させるか、あるいは、内気吸込口64と連通させて室内の空気と熱交換させるかを切替可能な第1切替機構71が設けられている。第2吸着熱交換器52の風下側には、排気口61と連通させて熱交換後の空気を排出させるか、あるいは、給気口62と連通させて熱交換後の空気を室内に供給するかを切替可能な第2切替機構72が設けられている。さらに、第1吸着熱交換器51の風上側には、外気吸込口63と連通させて外気と熱交換させるか、あるいは、内気吸込口64と連通させて室内の空気と熱交換させるかを切替可能な第3切替機構73が設けられている。第1吸着熱交換器51の風下側には、排気口61と連通させて熱交換後の空気を排出させるか、あるいは、給気口62と連通させて熱交換後の空気を室内に供給するかを切替可能な第2切替機構72が設けられている。
(冷媒回路の構成)
冷媒回路50について、図7〜10を参照しながら説明する。
冷媒回路50は、第1吸着熱交換器51、第2吸着熱交換器52、圧縮機53、四路切換弁54、および電動膨張弁55が設けられた閉回路である。この冷媒回路50は、充填された冷媒を循環させることによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う。
冷媒回路50において、圧縮機53は、その吐出側が四路切換弁54の第1のポートに、その吸入側が四路切換弁54の第2のポートにそれぞれ接続されている。第1吸着熱交換器51の一端は、四路切換弁54の第3のポートに接続されている。第1吸着熱交換器51の他端は、電動膨張弁55を介して第2吸着熱交換器52の一端に接続されている。第2吸着熱交換器52の他端は、四路切換弁54の第4のポートに接続されている。
四路切換弁54は、第1のポートと第3のポートが連通して第2のポートと第4のポートが連通する第1状態(図7、9に示す状態)と、第1のポートと第4のポートが連通して第2のポートと第3のポートが連通する第2状態(図8、10に示す状態)とに切り換え可能となっている。
第1吸着熱交換器51および第2吸着熱交換器52は、何れもクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器によって構成されている。これら吸着熱交換器51、52は、銅製の伝熱管(図示せず)とアルミニウム製のフィン(図示せず)とを備えている。
各吸着熱交換器51、52では、各フィンの表面に吸着剤が担持されており、フィンの間を通過する空気がフィンに担持された吸着剤と接触する。この吸着剤としては、ゼオライト、シリカゲル、活性炭、親水性の官能基を有する有機高分子材料など、空気中の水蒸気を吸着できるものが用いられる。第1吸着熱交換器51および第2吸着熱交換器52は、調湿用部材を構成している。
<運転動作>
本実施形態の調湿ユニット5では、除湿運転または加湿運転を行うものである。除湿運転中や加湿運転中の調湿ユニット5は、取り込んだ室外空気OAを湿度調節してから供給空気SAとして室内へ供給すると同時に、取り込んだ室内空気RAを排出空気EAとして室外へ排出する。
(除湿運転)
除湿運転中の調湿ユニット5では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(例えば3分間隔)で交互に繰り返される。
まず、除湿運転の第1動作について説明する。図7に示すように、この第1動作中には、第1切替機構71が外気吸込口63と第2吸着熱交換器52とを連通状態にし、第2切換機構72が給気口62と第2吸着熱交換器52とを連通状態にし、第3切換機構73が内気吸込口64と第1吸着熱交換器とを連通状態にし、第4切換機構が排気口61と第1吸着熱交換器とを連通状態にする。そして、この状態で調湿ユニット5の給気ファン82および排気ファン81が運転される。給気ファン82を運転すると、室外空気が外気吸込口63から調湿ユニットケーシング60内へ第1空気として取り込まれる。排気ファン81を運転すると、室内空気が内気吸込口64から調湿ユニットケーシング60内へ第2空気として取り込まれる。
この第1動作中の冷媒回路50では、図7に示すように、四路切換弁54が第1状態に設定される。この状態の冷媒回路50では、冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、冷媒回路50では、圧縮機53から吐出された冷媒が第1吸着熱交換器51、電動膨張弁55、第2吸着熱交換器52の順に通過し、第1吸着熱交換器51が凝縮器となって第2吸着熱交換器52が蒸発器となる。
外気吸込口63から流入した第1空気は、第1切替機構71を通って、第2吸着熱交換器52を通過する。第2吸着熱交換器52では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第2吸着熱交換器52で除湿された第1空気は、第2切換機構72を通って、給気ファン82により室内へ供給される。
一方、内気吸込口64から流入した第2空気は、第3切換機構73を通って、第1吸着熱交換器51を通過する。第1吸着熱交換器51では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第1吸着熱交換器51で水分を付与された第2空気は、第4切換機構74を通って、排気ファン81により排気口61を通って室外へ排出される。
除湿運転の第2動作について説明する。図8に示すように、この第2動作中には、第1切替機構71が内気吸込口64と第2吸着熱交換器52とを連通状態にし、第2切換機構72が排気口61と第2吸着熱交換器52とを連通状態にし、第3切換機構73が外気吸込口63と第1吸着熱交換器とを連通状態にし、第4切換機構が給気口62と第1吸着熱交換器とを連通状態にする。
この第2動作中の冷媒回路50では、図8に示すように、四路切換弁54が第2状態に設定される。この状態の冷媒回路50では、冷媒が循環して冷凍サイクルが行われる。その際、冷媒回路50では、圧縮機53から吐出された冷媒が第2吸着熱交換器52、電動膨張弁55、第1吸着熱交換器51の順に通過し、第1吸着熱交換器51が蒸発器となって第2吸着熱交換器52が凝縮器となる。
外気吸込口63から流入した第1空気は、第3切換機構73を通って、第1吸着熱交換器51を通過する。第1吸着熱交換器51では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第1吸着熱交換器51で除湿された第1空気は、第4切換機構74を通って、給気ファン82により給気口62を通って室内へ供給される。
一方、内気吸込口64から流入した第2空気は、第1切替機構71を通って、第2吸着熱交換器52を通過する。第2吸着熱交換器52では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第2吸着熱交換器52で水分を付与された第2空気は、第2切換機構72を通って、排気ファン81により排気口61を通って室外へ排出される。
(加湿運転)
加湿運転中の調湿ユニット5では、後述する第1動作と第2動作が所定の時間間隔(例えば3分間隔)で交互に繰り返される。
まず、加湿運転の第1動作について説明する。図9に示すように、この第1動作中には、第1切替機構71が内気吸込口64と第2吸着熱交換器52とを連通状態にし、第2切換機構72が排気口61と第2吸着熱交換器52とを連通状態にし、第3切換機構73が外気吸込口63と第1吸着熱交換器とを連通状態にし、第4切換機構が給気口62と第1吸着熱交換器とを連通状態にする。そして、この状態で調湿ユニット5の給気ファン82および排気ファン81が運転される。給気ファン82を運転すると、室外空気が外気吸込口63から調湿ユニットケーシング60内へ第2空気として取り込まれる。排気ファン81を運転すると、室内空気が内気吸込口64から調湿ユニットケーシング60内へ第1空気として取り込まれる。
この第1動作中の冷媒回路50では、図9に示すように、四路切換弁54が第1状態に設定される。そして、この冷媒回路50では、除湿運転の第1動作中と同様に、第1吸着熱交換器51が凝縮器となって第2吸着熱交換器52が蒸発器となる。
内気吸込口64から流入した第1空気は、第1切替機構71を通って、その後に第2吸着熱交換器52を通過する。第2吸着熱交換器52では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第2吸着熱交換器52で水分を奪われた第1空気は、第2切換機構72を通って、排気ファン81により排気口61を通って室外へ排出される。
一方、外気吸込口63から流入した第2空気は、第3切換機構73を通って、その後に第1吸着熱交換器51を通過する。第1吸着熱交換器51では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第1吸着熱交換器51で加湿された第2空気は、第4切換機構74を通って、給気ファンにより給気口62を通って室内へ供給される。
加湿運転の第2動作について説明する。図10に示すように、この第2動作中には、第1切替機構71が外気吸込口63と第2吸着熱交換器52とを連通状態にし、第2切換機構72が給気口62と第2吸着熱交換器52とを連通状態にし、第3切換機構73が内気吸込口64と第1吸着熱交換器とを連通状態にし、第4切換機構が排気口61と第1吸着熱交換器とを連通状態にする。
この第2動作中の冷媒回路50では、図10に示すように、四路切換弁54が第2状態に設定される。そして、この冷媒回路50では、除湿運転の第2動作中と同様に、第1吸着熱交換器51が蒸発器となって第2吸着熱交換器52が凝縮器となる。
内気吸込口64か流入した第1空気は、第3切換機構を通って、第1吸着熱交換器51を通過する。第1吸着熱交換器51では、第1空気中の水分が吸着剤に吸着され、その際に生じた吸着熱が冷媒に吸熱される。第1吸着熱交換器51で水分を奪われた第1空気は、第4切換機構74を通って、排気ファン81を通過後に排気口61を通って室外へ排出される。
一方、外気吸込口63から流入した第2空気は、第1切替機構71を通って、第2吸着熱交換器52を通過する。第2吸着熱交換器52では、冷媒で加熱された吸着剤から水分が脱離し、この脱離した水分が第2空気に付与される。第2吸着熱交換器52で加湿された第2空気は、第2切換機構72を通って、給気ファン82により給気口62を通って室内へ供給される。
<共有天井点検口>
脱臭システム100には、脱臭ユニット1と調湿ユニット5との両方ともにメンテナンスすることが可能な共有天井点検口6が設けられる。共有天井点検口6は、脱臭ユニット1の正面側パネル13と調湿ユニット5の左側面パネル68とに二方向を囲まれる位置に設けられ、600mm四方の正方形上である。これにより、共有天井点検口6から同時に脱臭ユニット1のメンテナンス開口13aと調湿ユニット5のメンテナンス開口68aにアクセス可能になるため、メンテナンス作業者などのユーザが脱臭システム100のメンテナンスを行う際の負担を軽減することができる。
なお、第二実施形態の脱臭システム100には、調湿ユニット5の電装品ケーシング69内部の電装品をメンテナンスするための調湿ユニット用点検口7が設けられる。
<第二実施形態の特徴>
(1)
第二実施形態に係る脱臭システム100では、調湿ユニット5の給気側に接続される脱臭ユニット1の吸込開口15aが本体ケーシング10の右側面パネル15の正面側パネル13側に設けられている。そして、脱臭ユニット1の正面側パネル13には、メンテナンス開口13aおよび電装品ケーシング18といった脱臭ユニット1のメンテナンスに関わる要素が存在している。さらに、調湿ユニット5のメンテナンス開口68aが設けられる左側面パネル68には、脱臭ユニット1の吸込側に接続する給気口62が設けられる。
このように、脱臭ユニット1の吸込開口15aを本体ケーシング10の右側面パネル15の正面側パネル13側に設けることにより、正面側パネル13側にスペースを設けることができる。そして、このスペースを脱臭ユニット1と調湿ユニット5との共通するメンテナンススペースとすることができる。このため、このスペースに共有天井点検口6を設けることにより、共有天井点検口6から同時に脱臭ユニット1のメンテナンス開口13aと調湿ユニット5のメンテナンス開口68aにアクセス可能になる。このため、メンテナンス作業者などのユーザが脱臭システム100のメンテナンスを行う際の負担を軽減することができる。
(2)
第二実施形態に係る脱臭システム100では、給気ユニットとして調湿ユニット5を利用している。調湿ユニット5では、吸着熱交換器51、52に吸着剤が担持されており、吸着剤に空気中の水分を吸着させたり脱離させたりしているため、水分にとけ込みやすい臭気分子も水分とともに吸着熱交換器51、52に吸着しやすくなっている。このため、調湿ユニット5から室内への給気を行う際に、吸着熱交換器51、52が吸着した臭気分子を吸気とともに放出する可能性がある。したがって、調湿ユニット5の給気側に脱臭ユニット1を接続して、調湿ユニット5から給気される空気の脱臭を行うことは、室内に臭気分子を送り込むリスクを減らすという点で有効であるといえる。
<第二実施形態の変形例>
第二実施形態に係る脱臭システム100では、給気ユニットとして調湿ユニット5を利用しているが、これに限らず、給気ユニットとして全熱交換ユニットを利用し手も構わない。また、室内へ空気を供給する給気ファンを備える機器であれば、調湿ユニットに限らない。
本発明によれば、寒冷地向け空気調和装置に有用である。
第一実施形態に係る正面側から視た脱臭ユニットの本体ケーシングの外観斜視図。 脱臭ユニットの本体ケーシング内部の外観斜視図。 ストリーマ放電ユニットの分解斜視図。 脱臭ユニットの本体ケーシング内部の平面図および空気流路。 第二実施形態に係る脱臭システムの平面図。 正面側から視た調湿ユニットの本体ケーシングの外観斜視図。 調湿ユニットの除湿運転の第1動作における空気の流れおよび冷媒回路の状態を示す概略図。 調湿ユニットの除湿運転の第2動作における空気の流れおよび冷媒回路の状態を示す概略図。 調湿ユニットの加湿運転の第1動作における空気の流れおよび冷媒回路の状態を示す概略図。 調湿ユニットの加湿運転の第2動作における空気の流れおよび冷媒回路の状態を示す概略図。
符号の説明
1 脱臭ユニット
2 光触媒フィルタ(脱臭/集塵フィルタ)
3 ストリーマ放電ユニット(活性種生成部)
5 調湿ユニット(給気ユニット)
6 共有天井点検口(天井点検口)
13 正面側パネル(略垂直な面)
13a メンテナンス開口
13b メンテナンスカバー
14 背面側パネル(略垂直な面)
15 右側面パネル(面)
15a 吸込開口(気体導入口)
16 左側面パネル(面)
16a 吐出開口(気体排出口)
18 電装品ケーシング
82 給気ファン(送風ファン)
100 脱臭システム
A1 矢印(回転方向)
A2 矢印(回転方向)
L1 直線

Claims (11)

  1. 気体導入口(15a)と気体排出口(16a)とを有し、内部が略直方体形状であって、前記内部に前記気体導入口から気体排出口への気流がある、本体ケーシング(10)と、
    略直方体形状であって、臭気分子および有害ガス成分の少なくとも一つを分解または不活化する活性種を生成する活性種生成部(3)と、
    を備え、
    前記活性種生成部は、前記本体ケーシングの内部に収納され、その長手方向が前記気体導入口および前記気体排出口が形成される面に対して、傾斜させて配置される、
    脱臭ユニット(1)。
  2. 前記気体導入口と前記気体排出口とを結ぶ直線(L1)は、前記気体導入口または前記気体排出口が形成される面(15,16)に略垂直な面(13,14)に対して傾斜している、
    請求項1に記載の脱臭ユニット(1)。
  3. 前記直線が前記気体導入口または前記気体排出口が形成される面に略垂直な面に対して傾斜する回転方向(A2)と、前記活性種生成部が前記気体導入口および前記気体排出口が形成される面に対して傾斜する回転方向(A1)とは、同一である、
    請求項2に記載の脱臭ユニット(1)。
  4. 前記活性種生成部は、前記活性種を放電により生成する、
    請求項1から3のいずれかに記載の脱臭ユニット(1)。
  5. 前記臭気分子、塵、および埃の少なくとも1つを吸着可能な脱臭/集塵フィルタ(2)をさらに備える、
    請求項1から4のいずれかに記載の脱臭ユニット(1)。
  6. 前記脱臭/集塵フィルタは、前記活性種生成部の前記気流の流れ方向下流側に、前記気体排出口と略平行の向きに配置される、
    請求項5に記載の脱臭ユニット(1)。
  7. 前記本体ケーシングは、前記活性種生成部および前記脱臭/集塵フィルタを取り出すことができるメンテナンス開口(13a)と、前記メンテナンス開口を塞ぐメンテナンスカバー(13b)とを有する、
    請求項5または6に記載の脱臭ユニット(1)。
  8. 前記活性種生成部に、電源を供給し、かつ、制御信号を送信する制御部を内部に有する電装品ケーシング(18)をさらに備え、
    前記電装品ケーシングは、前記本体ケーシングの前記メンテナンス開口と同じ側に配置される、
    請求項7に記載の脱臭ユニット(1)。
  9. 居室の天井裏に設置される脱臭システム(100)であって、
    請求項1から8のいずれかに記載の脱臭ユニット(1)と、
    前記脱臭ユニットの前記気体導入口に接続され、前記脱臭ユニットに風を送風可能な給気ユニット(5)と、
    前記天井に設けられ、前記脱臭ユニットと前記給気ユニットとをメンテナンス可能な天井点検口(6)と、
    を備える、
    脱臭システム(100)。
  10. 前記給気ユニットは、送風ファン(82)を有し、前記居室の空間を、前記脱臭ユニットを介して調湿可能な、調湿処理装置(5)である、
    請求項9に記載の脱臭システム(100)。
  11. 前記給気ユニットは、送風ファンと、前記居室の空間から排気する空気と前記居室の空間に取り込む外気とを熱交換させることができる熱交換部と、を有する全熱交換装置である、
    請求項9に記載の脱臭システム。
JP2008318991A 2008-12-15 2008-12-15 脱臭システム Active JP5245795B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008318991A JP5245795B2 (ja) 2008-12-15 2008-12-15 脱臭システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008318991A JP5245795B2 (ja) 2008-12-15 2008-12-15 脱臭システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010137017A true JP2010137017A (ja) 2010-06-24
JP5245795B2 JP5245795B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=42347642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008318991A Active JP5245795B2 (ja) 2008-12-15 2008-12-15 脱臭システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5245795B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0347040U (ja) * 1989-09-08 1991-04-30
JPH03242149A (ja) * 1990-02-19 1991-10-29 Toto Ltd 脱臭器及び脱臭方法
JPH08150340A (ja) * 1994-11-30 1996-06-11 Hino Motors Ltd 排ガス浄化用触媒コンバータ
JPH0938523A (ja) * 1995-07-28 1997-02-10 Daikin Ind Ltd 天井埋め込み形空気清浄機
JP2003290623A (ja) * 2002-03-29 2003-10-14 Yamaha Corp 沿面放電電極およびこれを用いたガス処理装置、ガス処理方法
JP2005125070A (ja) * 2003-10-03 2005-05-19 Daikin Ind Ltd 空気浄化装置
JP2007117352A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Sharp Corp 空気浄化装置
JP2007130042A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Seki:Kk 光触媒を用いた空気浄化装置
JP2008116202A (ja) * 2007-11-05 2008-05-22 Max Co Ltd イオン発生素子の取付構造及びこれを用いた送風構造並びに空調装置及び空調システム
JP2008167900A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Daikin Ind Ltd 空気清浄装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0347040U (ja) * 1989-09-08 1991-04-30
JPH03242149A (ja) * 1990-02-19 1991-10-29 Toto Ltd 脱臭器及び脱臭方法
JPH08150340A (ja) * 1994-11-30 1996-06-11 Hino Motors Ltd 排ガス浄化用触媒コンバータ
JPH0938523A (ja) * 1995-07-28 1997-02-10 Daikin Ind Ltd 天井埋め込み形空気清浄機
JP2003290623A (ja) * 2002-03-29 2003-10-14 Yamaha Corp 沿面放電電極およびこれを用いたガス処理装置、ガス処理方法
JP2005125070A (ja) * 2003-10-03 2005-05-19 Daikin Ind Ltd 空気浄化装置
JP2007117352A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Sharp Corp 空気浄化装置
JP2007130042A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Seki:Kk 光触媒を用いた空気浄化装置
JP2008167900A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Daikin Ind Ltd 空気清浄装置
JP2008116202A (ja) * 2007-11-05 2008-05-22 Max Co Ltd イオン発生素子の取付構造及びこれを用いた送風構造並びに空調装置及び空調システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5245795B2 (ja) 2013-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5045088B2 (ja) 脱臭装置
JP2009085576A (ja) 空気調和機
WO2006109670A1 (ja) 滅菌システム
KR20060102226A (ko) 클러스터 음이온 발생기를 구비한 자동차용 공조장치
JP2007101140A (ja) 空気調和機
KR20070071571A (ko) 음/양이온 발생기를 구비한 자동차용 공조장치
JP3559421B2 (ja) 加湿装置
JP2002286250A (ja) デシカント空調システム
JP4692078B2 (ja) 調湿装置
KR20100012039A (ko) 조습장치
WO2005100873A1 (ja) 熱交換ユニット
JP5755857B2 (ja) 空気清浄機
JP5245795B2 (ja) 脱臭システム
JP2014112030A (ja) 空気清浄機
JP2010063947A (ja) 空気清浄機
JP2006029664A (ja) 天井埋設型または天井吊下型の空気調和装置、および空気清浄ユニット
JP2007305436A (ja) イオン放出装置及びこれを備えた空気調節装置
JP2004076975A (ja) 空気調和機
JP2005326137A (ja) 空気調和機
JP2002089868A (ja) 空気調和機
JP2013138980A (ja) 空気清浄ユニット
KR20110115193A (ko) 복합 기능 축열식 환기 장치
JP2012037170A (ja) 加湿機能付脱臭装置
JP2004190939A (ja) 加湿装置およびそれを備えた空気調和機
JP2003172527A (ja) 調湿装置およびそれを用いた空調装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130325

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5245795

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3