JP2010135254A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの上昇を極力抑えながら、高い外観品質を有するパック電池を提供する。
【解決手段】パック電池における素電池21は、扁平直方体状の外装を有する。PTC素子24および保護回路基板26は、素電池21における一の側面(X軸方向上側面)に沿って配されている。また、樹脂モールディングは、素電池における上記一の側面上において、PTC素子24および保護回路基板26を内包する状態で設けられている。ここで、保護回路基板26は、X軸方向において、PTC素子24の上方に配されており、基板本体の延長部分(A部分)がPTC素子24の素子本体24aの上方を覆っている。
【選択図】図4

Description

本発明は、パック電池に関し、特に、素電池に接続された保護回路基板および安全素子が樹脂モールドされてなるパック電池に関する。
近年、携帯電話機などのモバイル機器の普及に伴って、それらの電源としてのパック電池が広く用いられている。従来技術に係るパック電池の構成について、図5を用い説明する。なお、図5では、パック電池の構成の内、充放電に係る主な部分であるコアパックを示している。
図5に示すように、従来技術に係るパック電池のコアパックは、扁平直方体状の外観形状を有する素電池921と、その正負極に接続が図られているPTC(Positive Temperature Coefficient)素子924および保護回路基板926とを主な構成要素としている。素電池921は、例えば、リチウムイオン電池であって、2主面921a(Z軸方向下側の主面は、図示および符号を省略。)と4側面921b〜921eを以って外装が構成されている。そして、外装体の側面(封口蓋)921bには、負極端子が形成され(図示を省略。)、Y軸方向において対向関係にある側面921cにNi/Alのクラッド板928が接合されている。クラッド板928は、素電池921における正極とされる。
素電池921に対しては、側面921bおよび側面921dの各一部を覆うように、絶縁板922が配されている。絶縁板922には、素電池921の負極端子に相当する箇所に窓部922cが開設されており、当該部分を通して、素電池921の負極端子とリード923とが接合される。リード923は、もう一方の端部において、PTC素子924の素子リード924bと接合されている。なお、リード923が、実際には絶縁板922に沿う状態に配されている。
PTC素子924において、素子本体924aから延出されるもう一方の素子リード924cは、クランク状に曲折加工されたリード925の一端部分に接合され、リード925の他端は、保護回路基板926における導電ランド(図示を省略。)に対し接合されている。
他方、素電池921における側面921cに接合されたクラッド板928に対しては、L字状のリード927がその一端部分で接合され、リード板927の他端は、保護回路基板926の導電ランド(図示を省略。)に対し接合されている。
なお、図5に示すコアパックに対しては、素電池921の側面921b,921cを覆うようにカバーが配され、保護回路基板926およびこれと素電池921における側面921dとを覆うようにモールディングが形成される。さらに、素電池921における外装体の2主面921aおよびX軸方向奥の側面921eを覆うように、外装ラベルが貼付され(図示を省略)、パック電池が構成される。
特開2008−34208号公報
しかしながら、上記従来技術に係るパック電池では、PTC素子924を図5のX軸方向左下側より見るとき、その素子本体924aは、保護回路基板926に対しY軸方向に外れた位置に配されている。このため、上記従来技術に係るパック電池では、モールディングの一部に所謂、ヒケなどが発生し、外観不良を伴う場合がある。
即ち、図6に示すように、素電池921を基準に考える場合において、保護回路基板926が存在する部分と、保護回路基板926が存在せずPTC素子924がX軸方向上側から見るときに露出している部分(矢印B部分、矢印C部分)とは、X軸方向に段差を生じた状態となっている。このような状態となっている部分に対し、樹脂モールディング成形を行うと、保護回路基板926を覆う部分に対して、矢印B部分および矢印C部分などの樹脂厚みが厚くなってしまい、樹脂流れ不良等に起因するヒケが発生しやすくなる。
また、PTC素子924の素子リード924b,924cや、これが接合されているリード923,925などが、曲げ加工前の形状に戻ろうとする力(スプリングバック)が発生し、PTC素子924の位置がずれたり、モールディングの外観不良を発生したりすることが生じ得る。
本発明は、上記のような問題を解決しようとなされたものであって、コストの上昇を極力抑えながら、高い外観品質を有するパック電池を提供することを目的とする。
そこで、本発明に係るパック電池は、次の構成を有することを特徴とする。
本発明に係るパック電池は、素電池と、安全素子および保護回路基板と、樹脂モールディングとを有する。素電池は、2主面と4側面とを有し外装が構成されている。また、安全素子および保護回路基板は、素電池と外部接続端子との間の電力流通路中に介挿され、素電池における一の側面に沿って配されている。また、樹脂モールディングは、素電池における上記一の側面上において、安全素子および保護回路基板を内包する状態で設けられている。さらに、安全素子は、当該素子のリードが、保護回路基板における導電ランドに接続されている。
ここで、本発明に係るパック電池では、安全素子の素子本体と保護回路基板とを、素電池における上記一の側面をその法線方向から見るとき、安全素子の素子本体が、保護回路基板における導電ランドが設けられた箇所(安全素子のリードが接続された箇所)よりも延長された部分により覆われている、ことを特徴とする。
上記のように、本発明に係るパック電池では、安全素子の素子本体と保護回路基板とを、素電池における上記一の側面に直交する方向の外方から見るとき、安全素子の本体が保護回路基板の上記延長部分により覆われた状態となっている、ことを主な特徴とする。即ち、本発明に係るパック電池では、上記一の側面に直交する方向から見るときに、安全素子の素子本体が保護回路基板と素電池との間に配されている。このため、樹脂モールディングの形成において、安全素子が配された部分における樹脂厚みが厚くなるという従来技術のような問題を生じることがない。
また、樹脂モールディングの形成時に、流動する樹脂材料による圧力を受けてリードや安全素子が位置変動などを生じ、樹脂が固化する際にそれらが元の位置に戻ろうとする場合や、スプリングバックで加工前の形状に戻ろうとする場合にあっても、保護回路基板により上方が覆われているので、樹脂モールディングの外観不良につながり難い。
また、本発明に係るパック電池では、新たな部品を用いて安全素子の素子本体の上方を覆うのではなく、保護回路基板を用いて素子本体の上方を覆っているので、部品点数の増加やこれに起因するコストの上昇を極力抑えることができる。
従って、本発明に係るパック電池の構成では、コストの上昇を極力抑えながら、高い外観品質を有する、という効果を奏する。
本発明に係るパック電池では、次のようなバリエーションを採用することもできる。
上記本発明に係るパック電池では、安全素子の素子本体が、その外装面において、保護回路基板に対して接し、あるいは近接している、という構成を採用することができる。このような構成を採用することにより、樹脂モールディング内における保護回路基板の位置を高い精度を以って規定することができる。即ち、保護回路基板と安全素子の素子本体とを接触あるいは近接させることで、樹脂モールディング形成に係る樹脂材料の流動による安全素子などの位置変動を抑えることができる。なお、上記で「近接」とは、安全素子の素子本体と保護回路基板との間隙が、1.0[mm]未満(望ましくは、0.5[mm]未満)の状態にあることをいう。
また、上記のように、保護回路基板に対して安全素子の素子本体の上面が接している、という構成を採用する場合には、素電池における上記一の側面からの安全素子の素子本体までの距離が変動し難い。このため、本発明に係るパック電池では、安全素子と素電池との距離を設計値通りにすることができ、安全素子(例えば、PTC素子やNTC素子)の作動を確実に保証することができる。従って、本発明に係るパック電池は、上記観点から高い安全性を有する。
また、上記本発明に係るパック電池では、安全素子の素子本体が柱状の外観形状を有し、素電池における上記一の側面に対向する面、および保護回路基板に接している面が平面である、という構成を採用することもできる。これにより、樹脂モールディング形成に係る樹脂材料の流動に対し、安全素子と保護回路基板との間の位置的安定性が増し、さらなる外観不良の低減を図ることが可能となる。
また、上記本発明に係るパック電池では、素電池における外装が、有底角筒状の外装缶と、当該外装缶の開口を塞ぐ封口蓋との組み合わせを以って構成され、封口蓋に正負極の一方の極の端子が突出形成されている、という構成と、素電池における上記一の側面が、外装缶における開口の縁を一辺とする外側壁面である、という構成を採用することができる。即ち、所謂、サイドタイプのパック電池において、本発明の構成を採用することができる。
また、上記本発明に係るパック電池では、保護回路基板が短冊状平板の基板本体を有し、当該基板本体の一部が安全素子の素子本体を覆っている、という構成を採用することができる。このように、安全素子の上方を覆うのが、保護回路基板における平板状の基板本体である構成を採用する場合、樹脂モールディングにおける樹脂厚みの均一化を図ることが可能となり、ヒケなどの外観品質上の問題をさらに生じ難い。
以下では、本発明を実施するための最良の形態について、一例を示して説明する。なお、以下の説明で用いる実施の形態は、本発明の構成および作用・効果を分かりやすく説明するために用いる一例であって、 本発明は、その本質的部分以外に何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[実施の形態]
1.パック電池1の外観構成
実施の形態に係るパック電池1の外観構成について、図1を用い説明する。
図1に示すように、パック電池1は、X軸方向およびY軸方向の寸法に対し、Z軸方向の高さが低い、扁平直方体状の外観形状を有する。パック電池1は、樹脂からなるモールディング11とY軸方向の両側を覆うカバー12,13と、残りの部分を覆う外装ラベル14とにより外観が構成されている。
パック電池1におけるモールディング11には、4つの窓部11aが開設されており、各々からは、外部接続端子26aが露出している。
2.パック電池1の内部構成
次に、パック電池1の内部構成について、図2を用い説明する。図2は、パック電池1の内部構成を示す展開斜視図である。
図2に示すように、パック電池1は、素電池21を含むコアパック20を有している。コアパック20における素電池21は、2主面21a(Z軸方向下側の主面については、図示および符号を省略している。)と4側面21b〜21eを有する扁平直方体状の外装を有する。本実施の形態では、素電池21としてリチウムイオン電池を採用している。
図示をしていないが、素電池21におけるY軸方向左奥の側面21bは、封口蓋により構成されており、負極端子が突設形成されている。一方、素電池21におけるY軸方向右手前の側面21cには、Ni/Alのクラッド板28が接合されている。なお、素電池21における外装缶は、アルミニウム(Al)の合金材料からなるので、クラッド板28は、Al側面が側面21cに向くようにして接合されている。
素電池21に対しては、側面21b,21dに沿うように、絶縁板22が配されている。絶縁板22は、素電池21における側面21bに沿う部分22aと、側面21dに沿う部分22bとが一体をなすL字形に形成されており、素電池21における負極端子に相当する部分に開口22cが開設されている。そして、絶縁板22を素電池21に当接させた場合には、開口22cを通して素電池21における負極端子が飛び出し、当該負極端子に対して、L字形をしたリード23におけるX軸方向に延伸する部分23aの端部が接合されている。
リード23は、Y軸方向に延伸する部分23bの先端において、PTC素子24の一方の素子リード24bに接合されている。PTC素子24におけるもう一方の素子リード24cは、クランク状に曲折加工されたリード25の一端部に接合されており、リード25の他端は、保護回路基板26における導電リード(図2では、図示を省略。)に接合されている。
保護回路基板26は、基板本体のX軸方向左手前側の主面に外部接続端子26aおよびテスト端子26bが設けられている。これら端子26a,26bは、例えば、金属薄膜である。また、図2では符号を付していないが、保護回路基板26におけるX軸方向奥側の主面には、電子部品が実装されている。
一方、素電池21におけるクラッド板28には、L字状に曲折加工されたリード27が、そのX軸方向に延伸する部分27aの端部近傍で接合されている。リード27におけるY軸方向に延伸する部分27bの端部は、保護回路基板26における導電ランド(図示を省略。)に接合されている。
パック電池1におけるコアパック20は、上記構成を有している。
次に、パック電池1は、上記構成のコアパック20に対し、素電池21の三方の側面21b,21c,21eに対応して、それぞれテープ15および両面テープ16,17が当接される。そして、Y軸方向に対向する両側面21b,21cに対応する両面テープ16,17を覆うようにカバー12,13が接合される。各カバー12,13は、素電池21におけるZ軸方向高さに対応した溝部分12a,13aが設けられており、カバー12,13は、当該溝部分12a,13aを以って素電池21に嵌め込まれることになる。
コアパック20における保護回路基板26が配された側は、樹脂からなるモールディング11により覆われている。なお、図2では、便宜上、モールディング11を、予め形成された部品の状態で描いているが、実際には、当該モールディング11に相当する空間が開けられた成型用の金型にコアパック20を収納し、その状態で低温成形法により樹脂(例えば、ポリアミド樹脂など)を流し込み(インサート成形(低温成形)法を用い)形成されたものである。
モールディング11には、上記のように、外部接続端子26aが露出するように開設された窓部11aと、その他に、保護回路基板26におけるテスト端子26bを露出するための窓部11bも開設されている。テスト端子26bに対応する窓部11bは、パック電池1の出荷前などのテスト終了の後、テストポイントラベル18により塞がれる。
素電池21における主面21aおよびその裏の主面とテープ15が配された側面21eは、外装ラベル14により覆われる。これにより、装着時における不所望の短絡や、素電池21における外装缶の電飾などの発生を抑制している。
本実施の形態に係るパック電池1は、以上のような内部構造を有する。
3.パック電池1における保護回路基板26とPTC素子24との配置関係
本実施の形態に係るパック電池1の最大の特徴である保護回路基板26とPTC素子24との相対的な配置関係について、図3および図4を用い説明する。図3は、パック電池1におけるコアパック20の外観構成を示す外観斜視図であり、図4は、その側面図である。
図3に示すように、コアパック20におけるX軸方向手前側は、保護回路基板26により覆われた構成となっている。即ち、コアパック20においては、PTC素子24は、素電池21と保護回路基板26との間に介挿された状態となっており、Y軸方向左端部分には、リード23だけが露出している。
図4に示すように、コアパック20においては、素電池21のX軸方向上側の側面(側面21d)に対して、保護回路基板26の基板本体が対向配置されている。そして、PTC素子24は、少なくともその素子本体24aが素電池21と保護回路基板26との間に介挿されている。
保護回路基板26には、導電ランド26c,26dが形成されており、それぞれリード27,25と接合が図られているが、当該接合部分と素電池21との間には、モールディング11の樹脂が流れ込める隙間があいている。これにより、素電池21に対するモールディング11の接合力が確保されている。
また、図4では、保護回路基板26における電子部品26eと素電池21に沿って配された絶縁板22との間に隙間があいた状態となっているが、これは、電子部品26eと素電池21とがバラツキ時に、互いに干渉することを防止するためである。
4.パック電池1の優位性
以上のような構成を有するパック電池1は、次のような優位性を有する。
本実施の形態に係るパック電池1では、図4に示すように、PTC素子24の素子本体24aと保護回路基板26とを、素電池21における側面21d(図2を参照。)に直交する方向の外方から(図4におけるX軸方向上側から)見るとき、PTC素子24の素子本体24aが保護回路基板26により覆われた状態となっている。このため、モールディング11の形成において、表面側が保護回路基板26により覆われているので、PTC素子24が配された部分における樹脂厚みが厚くなるという従来技術のような問題を生じることがない。
また、モールディング11の形成時に、流動する樹脂材料による圧力を受けてリード25やPTC素子24が位置ズレなどを生じ、樹脂が固化する際にそれらが元の位置に戻ろうとする場合や、スプリングバックで曲げ加工前の状態に戻ろうとする力がかかる場合にあっても、保護回路基板26により上方が覆われているので、モールディング11の外観不良(例えば、ヒケなど)につながり難い。なお、パック電池1では、新たな部品を用いてPTC素子24の素子本体24aの上方を覆うのではなく、保護回路基板26の基板本体を延長して素子本体24aの上方を覆っているので、部品点数の増加やこれに起因するコストの上昇を極力抑えることができる。
また、パック電池1では、PTC素子24における素子本体24aのX軸方向上側面が、保護回路基板26に対して接しているので、モールディング11内における保護回路基板26およびPTC素子24を高い位置精度を以って配置することができる。即ち、保護回路基板26とPTC素子24の素子本体24aの上面とを接触させることで、モールディング11形成に係る樹脂材料の流動による保護回路基板26およびPTC素子24の位置ズレを抑えることができる。
また、上記のように、保護回路基板26に対してPTC素子24の素子本体24aの上面が接しているか、あるいは近接している、という構成を採用するパック電池1では、モールディング11形成時におけるPTC素子24の位置ズレが生じ難いので、素電池21からPTC素子24の素子本体24aまでの距離が変動し難く、PTC素子24による素電池21の温度感知性能を確実に保証することができる。なお、PTC素子24における素子本体24aのX軸方向上側面が、保護回路基板26に対して接することなく近接状態にある場合には、この間の隙間にモールディング11の樹脂を介在させることができる。
上記において、「近接」とは、PTC素子24における素子本体24aのX軸方向上側面と、保護回路基板26との間に、1.0[mm]未満(望ましくは、0.5[mm]未満)の隙間があいた状態をいう。
[その他の事項]
上記実施の形態に係るパック電池1では、一つの素電池21を内蔵する構成を一例として用いたが、複数の素電池を内蔵するタイプのパック電池にも本発明に係る構成を適用することで、上記同様の効果を得ることができる。また、上記実施の形態では、PTC素子24における素子本体24aが直方体状をした形態のものを採用したが、この他に、円筒状などの柱状をした素子本体を有するPTC素子を採用することもできる。
また、上記実施の形態では、素電池21として扁平直方体状の外観を有するリチウムイオン電池を採用したが、素電池の形状および種類はこれに限定を受けるものではない。例えば、形状については、円筒型やガム型、種類についてはニッケルカドミウム電池やニッケル水素電池などを採用することもできる。
また、上記実施の形態では、安全素子の一例として、PTC素子24を備える形態を採用したが、これ以外にも安全素子としては、NTC(Negative Temperature Coefficient)素子や温度ヒューズ素子などの感熱素子、さらには他の電池制御に用いられる種々の素子を採用することができる。
本発明は、高い外観品質を有するパック電池を実現するのに有効である。
実施の形態に係るパック電池1の外観構成を示す外観斜視図である。 パック電池1の内部構成を示す展開斜視図である。 コアパック20の外観構成を示す外観斜視図である。 コアパック20の要部構成示す側面図である。 従来技術に係るパック電池のコアパックの構成示す展開斜視図である。 従来技術に係るコアパックでの保護回路基板926とPTC素子924との配置関係を示す側面図である。
符号の説明
1.パック電池
11.モールディング
12,13.カバー
14.外装ラベル
15.テープ
16,17.両面テープ
18.テストポイントラベル
20.コアパック
21.素電池
22,25,27.リード
24.PTC素子
26.保護回路基板
28.クラッド板

Claims (5)

  1. 2主面と4側面とを有し外装が構成されてなる素電池と、当該素電池と外部接続端子との間の電力流通路中に介挿され、前記素電池における一の側面に沿って配された安全素子および保護回路基板と、前記一の側面上において、前記安全素子および前記保護回路基板を内包する状態で設けられた樹脂モールディングとを有するパック電池であって、
    前記安全素子は、当該素子のリードが、前記保護回路基板における導電ランドに接続されており、
    前記安全素子の素子本体と前記保護回路基板とを、前記一の側面をその法線方向から見るとき、前記安全素子の素子本体は、前記保護回路基板における前記導電ランドが設けられた箇所よりも延長された部分により覆われている
    ことを特徴とするパック電池。
  2. 前記安全素子の素子本体は、その外装面において、前記保護回路基板に対して接しているか、あるいは近接している
    ことを特徴とする請求項1に記載のパック電池。
  3. 前記安全素子の素子本体は、柱状の外観形状を有し、前記素電池の一の側面に対向する面、および前記保護回路基板に接している面が平面である
    ことを特徴とする請求項2に記載のパック電池。
  4. 前記素電池における外装は、有底角筒状の外装缶と、当該外装缶の開口を塞ぐ封口蓋との組み合わせを以って構成され、前記封口蓋には、正負極の一方の極の端子が突出形成されており、
    前記一の側面は、前記外装缶における前記開口の縁を一辺とする外側壁面である
    ことを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のパック電池。
  5. 前記保護回路基板は、短冊状平板の基板本体を有し、当該基板本体の一部が前記安全素子の素子本体を覆っている
    ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のパック電池。
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