JP2010134864A - 基板シュミレーション装置、モニタ装置、およびモニタシステム - Google Patents

基板シュミレーション装置、モニタ装置、およびモニタシステム Download PDF

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Abstract

【課題】各種基板を組み合わせたユニットが無い場合であっても、所望の基板の組合せに対応したアプリケーションプログラムの開発や検証を容易に行えるようにすること。
【解決手段】基板シミュレーション装置12は、制御CPU11が対象物の状態を監視するために通信する基板の動作を模擬する。複数の基板模擬部21〜24は、種類の異なる複数の基板の動作をそれぞれ模擬するものである。基板選択部25は、複数の基板模擬部21〜24のうち、制御CPU11との通信を有効にすべき基板模擬部を選択する。データ設定部26は、基板選択部25により選択された基板模擬部から制御CPU11へ送信されるべきデータの設定を行う。通信部27は、データ設定部26により設定されたデータを、基板選択部25により選択された基板模擬部から制御CPU11へ送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロセッサが対象物の状態監視のために通信する基板の動作を模擬する基板シミュレーション装置、それを備えたモニタ装置、およびそれを備えたモニタシステムに関する。
鉄道車両には、車両の状態を監視するモニタ装置が備えられる。例えば、図9に示されるモニタ装置5は、制御CPU(Central Processing Unit)100のほか、この制御CPU100にバスBを介して接続される各種の基板として、ブレーキ装置やVVVF(Variable Votlage Variable Frequency)インバータなどの状態を示す情報をシリアル伝送信号の形で受信する伝送基板101や、操作スイッチなどの状態を示す情報をデジタル信号の形で受信するDIO(Digital Input/Output)基板102などを搭載している。
制御CPU100は、伝送基板101やDIO基板102から送付される情報を受け取り、受け取った情報から各機器の状態を認識し、それぞれの状態に対応した処理(表示器の点灯、警報の発信など)を指示する信号を該当する基板へ送り出す。
このように、モニタ装置は、伝送基板101やDIO基板102により収集された情報をもとに、制御CPU100により、車両の状態監視及び対応する指示をリアルタイムに行うことができるようになっている。
また、鉄道車両とは異なるが、プラントの制御を行う制御装置のメンテナンスにおいて、動作する基板(試験で使用する基板)と動作しない基板(試験で使用しない基板)とを設定し、試験で使用しない基板を削除したテスト用制御データを作成し制御装置に送信することにより、実装しない基板による基板実装エラーを発生させることなく試験を行う技術も知られている(特許文献1参照)。
特開2005−259022号公報
ところで、モニタ装置の製造工程においては、制御CPUに実行させるアプリケーションプログラムの開発及び検証が必要とされる。
しかしながら、各種の基板を組み合わせたユニットが出荷直前まで完成していないことが多く、実機を用いたアプリケーションプログラムの開発や検証に支障をきたし、品質の向上を妨げている。さらに、基板の構成は物件毎に異なるため、アプリケーションプログラムの開発・検証に際して、物件毎に異なるユニットを準備しなければならない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、各種基板を組み合わせた基板ユニットが無い場合であっても、所望の基板の組合せに対応したアプリケーションプログラムの開発や検証を容易に行える基板シュミレーション装置、モニタ装置、およびモニタシステムを提供することを目的とする。
本発明の一態様による基板シミュレーション装置は、プロセッサが対象物の状態を監視するために通信する基板の動作を模擬する基板シミュレーション装置であって、種類の異なる複数の基板の動作をそれぞれ模擬するための複数の基板模擬手段と、前記複数の基板模擬手段のうち、前記プロセッサとの通信を有効にすべき基板模擬手段を選択する基板選択手段と、前記基板選択手段により選択された基板模擬手段から前記プロセッサへ送信されるべきデータの設定を行うデータ設定手段と、前記データ設定手段により設定されたデータを、前記基板選択手段により選択された基板模擬手段から前記プロセッサへ送信する通信手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、各種基板を組み合わせた基板ユニットが無い場合であっても、所望の基板の組合せに対応したアプリケーションプログラムの開発や検証を容易に行うことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るモニタ装置の構成の一例を示す図である。
図1に示されるモニタ装置1は、製品として出荷される前のものであり、実機としての各種基板を組み合わせた基板ユニットがまだ完成していない状態にあるものとする。
モニタ装置1は、バスBを介して互いに接続される制御CPU11と基板シミュレーション装置12とを備えている。バスBは、例えばISA(Industry Standard Architecture)に準拠するISAバスである。また、モニタ装置1には、設定入力・表示処理部10が接続されている。
制御CPU11は、アプリケーションプログラムを実行することにより、車両の状態監視や必要な指示の制御を行うプロセッサである。例えば、この制御CPU11は、基板ユニット(図示せず)から送付される情報を受け取り、受け取った情報から車両の状態もしくは車両を構成する各機器の状態を認識し、それぞれの状態に対応した処理(表示器の点灯、警報の発信など)を指示する信号を該当する基板へ送り出すことができる。ここでは、実機としての基板ユニットがまだ完成していない状態にあるため、代わりに、基板シミュレーション装置12が制御CPU11の通信相手となるように構成されている。
基板シミュレーション装置12は、種類の異なる複数の基板の動作をそれぞれ模擬するものであり、例えばコンピュータを用いて実現される。この基板シミュレーション装置12は、伝送基板模擬部21、メモリ基板模擬部22、DIO基板模擬部23、AIO基板模擬部24、基板選択部25、データ設定部26、および通信部27が備えられる。これらの全部もしくは一部の機能は、コンピュータプログラムとして実現することが可能である。
伝送基板模擬部21は、車両に搭載されるブレーキ装置やVVVFインバータなどの状態を示す情報をシリアル伝送信号の形で受信する伝送基板の動作を模擬するための機能である。
メモリ基板模擬部22は、車両の速度、位置、アクセルやブレーキの操作などの履歴を含む情報を蓄積するメモリ基板の動作を模擬するための機能である。
DIO基板模擬部23は、車両のドアの開閉操作スイッチのオン/オフ状態や機器の故障状態を示す情報をデジタル信号の形で受信するDIO基板の動作を模擬するための機能である。
AIO基板模擬部24は、車両に搭載されるモータの電流値や電圧値などを示す情報をアナログ信号の形で受信するAIO基板の動作を模擬するための機能である。
基板選択部25は、これらの伝送基板模擬部21、メモリ基板模擬部22、DIO基板模擬部23、およびAIO基板模擬部24のうち、制御CPU11との通信を有効にすべき1つ又は複数の基板模擬部を選択する機能である。
データ設定部26は、基板選択部25により選択された基板模擬部から制御CPU11へ送信されるべきデータの設定を行う機能である。
通信部27は、データ設定部26により設定されたデータを基板選択部25により選択された基板模擬部から制御CPU11へ送信すると共に、制御CPU11から送信されてくる指示情報を当該基板模擬部へ送信する機能である。この通信部27には、制御CPU11からのバスアクセスによるデータの読出しや書込みが可能なデュアルポートメモリ(実機の基板ユニットに備えられるデュアルポートメモリと同等のもの)が備えられる。
設定入力・表示処理部10は、摸擬対象となる基板の種類を設定するための摸擬基板設定処理や、対象の基板模擬部に入力されるべき情報を設定するための入力設定処理や、対象の基板模擬部から出力される情報を表示するための出力表示処理などを行うものである。また、この設定入力・表示処理部10は、制御CPU11が実行するアプリケーションプログラムの実行結果の表示や検証などを行うこともできるようになっている。
上記設定入力・表示処理部10は、例えば入力装置および表示装置を備えたコンピュータを用いて実現される。
図2は、設定入力・表示処理部10の表示部に表示される画面の一例を示す図である。
設定入力・表示処理部10に備えられる表示部の画面30には、摸擬基板設定領域31、入力設定領域32、および出力設定領域33が設けられている。
摸擬基板設定領域31は、上記摸擬基板設定処理を行うための領域であり、基板シミュレーション装置12が摸擬すべき基板の選択肢として「伝送基板」、「メモリ基板」、「DIO基板」、「AIO基板」が配置されている。これらのうち、操作者がいずれか1つを入力装置を用いて指定すると、基板選択部25は対応する基板模擬部を選択する。例えば、図2中に示されるように「DIO基板」をポインタで指定すると、基板選択部25は、DIO基板模擬部23を選択し、このDIO基板模擬部23と制御CPU11との通信を有効にする。
入力設定領域32は、上記入力設定処理を行うための領域であり、選択された基板模擬部に入力する信号1,信号2のそれぞれの状態の選択肢として、「ON」,「OFF」が配置されている。操作者が、信号1,信号2のそれぞれについて、「ON」,「OFF」のうち、いずれか1つを入力装置を用いて指定すると、データ設定部26は、選択された基板模擬部へ送信すべき信号1,信号2のそれぞれに対して該当する信号状態を設定する。例えば、図2中に示されるように、信号1を「OFF」にし、信号2を「ON」にすると、データ設定部26は、選択されたDIO基板模擬部23へ送信すべき信号1を「OFF」にし、信号2を「ON」にする。
出力設定領域33は、上記出力表示処理を行うための領域であり、選択された基板模擬部から出力されてくる信号3,信号4のそれぞれの状態が「ON」または「OFF」として表示される。図2の例では、選択されたDIO基板模擬部23から出力される信号3の状態が「ON」、信号4の状態が「OFF」となっている。
図3は、制御CPU11に送信すべきデータを通信部27が基板摸擬部21〜24から取得するための仕組みを示す図である。
通信部27は、実アドレス部40を有する。一方、基板模擬部21〜24は、基板データ保持部41およびアドレス変換部42を有する。
実アドレス部40は、基板模擬部21〜24から得られるデータをそれぞれ記憶可能な複数のデータ記憶領域(1枚目基板データエリア、2枚目基板データエリア、3枚目基板データエリア、…)を備え、基板毎に割り付けられたアドレス(1枚目対象アドレス、2枚目対象アドレス、3枚目対象アドレス、…)を用いることにより対応する基板模擬部の記憶領域(伝送基板エリア、メモリ基板エリア、DIO基板エリア、AIO基板エリアのアドレス)からデータを読み出して対応する自身のデータ記憶領域に書き込むことを実現するものである。
基板データ保持部41は、データ設定部26から与えられるデータを基板模擬部毎に異なる別々の記憶領域(伝送基板エリア、メモリ基板エリア、DIO基板エリア、AIO基板エリアのアドレス)に保持するものである。
アドレス変換部42は、基板データ保持部41により記憶領域毎に保持されるデータを、通信部27の実アドレス部40が基板毎に割り付けられたアドレスを用いて取得できるように、当該基板毎に割り付けられたアドレスと基板データ保持部41の記憶領域毎に割り付けられたアドレスとの間のアドレス変換を行うものである。
このような構成において、例えば伝送基板模擬部21の機能が有効にされた場合は、実アドレス部40に送信すべきデータがデータ設定部26から伝送基板模擬部21に供給され、基板データ保持部41の伝送基板エリアに保持される。その場合、伝送基板模擬部21は、実アドレス部40に送信すべきデータを保持する伝送基板エリアをアドレス変換部42を通じて選択し、選択した伝送基板エリアからデータを読み出す。これにより、通信部27は、伝送基板エリアから読み出されたデータを実アドレス部40を通じて取得し、取得したデータを制御CPU11へ送信する。
同様に、メモリ基板模擬部22の機能が有効にされた場合は、実アドレス部40に送信すべきデータがデータ設定部26からメモリ基板模擬部22に供給され、基板データ保持部41のメモリ基板エリアに保持される。その場合、メモリ基板模擬部22は、実アドレス部40に送信すべきデータを保持するメモリ基板エリアをアドレス変換部42を通じて選択し、選択したメモリ基板エリアからデータを読み出す。これにより、通信部27は、メモリ基板エリアから読み出されたデータを実アドレス部40を通じて取得し、取得したデータを制御CPU11へ送信する。
同様に、DIO基板模擬部23の機能が有効にされた場合は、実アドレス部40に送信すべきデータがデータ設定部26からDIO基板模擬部23に供給され、基板データ保持部41のDIO基板エリアに保持される。その場合、DIO基板模擬部23は、実アドレス部40に送信すべきデータを保持するDIO基板エリアをアドレス変換部42を通じて選択し、選択したDIO基板エリアからデータを読み出す。これにより、通信部27は、DIO基板エリアから読み出されたデータを実アドレス部40を通じて取得し、取得したデータを制御CPU11へ送信する。
同様に、AIO基板模擬部24の機能が有効にされた場合は、実アドレス部40に送信すべきデータがデータ設定部26からAIO基板模擬部24に供給され、基板データ保持部41のAIO基板エリアに保持される。その場合、AIO基板模擬部24は、実アドレス部40に送信すべきデータを保持するAIO基板エリアをアドレス変換部42を通じて選択し、選択したAIO基板エリアからデータを読み出す。これにより、通信部27は、AIO基板エリアから読み出されたデータを実アドレス部40を通じて取得し、取得したデータを制御CPU11へ送信する。
ここで、図4〜図6を参照して、モニタ装置1の動作について説明する。
図4は、モニタ装置1における基板選択処理に関する動作の一例を示す図である。同図の中の丸数字は、処理の順序を表している。以下、その順序に従って個々の処理を説明する。
(1)設定入力・表示処理部10は、摸擬対象となる基板の種類(例えば、DIO基板)を指定する。
(2)基板選択部25は、設定入力・表示処理部10により指定された基板を摸擬する基板模擬部(例えば、DIO基板摸擬部23)を選択する。
(3)基板選択部25により選択されたDIO基板摸擬部13が通信部27の該当する記憶領域に登録され、当該基板摸擬部は通信部27を介して制御CPU11と通信できる状態となる。
(4)通信部27は、バスBを介して、基板選択部25により選択されたDIO基板摸擬部13の識別情報を制御CPU11へ送信する。
(5)制御CPU11は、バスBを介して、基板選択部25により選択されたDIO基板摸擬部13を、実際のDIO基板であるものとして認識する。
図5は、モニタ装置1におけるデータ設定処理に関する動作の一例を示す図である。同図の中の丸数字は、処理の順序を表している。以下、その順序に従って個々の処理を説明する。
(1)設定入力・表示処理部10は、基板選択部25により選択された基板模擬部(例えば、DIO基板摸擬部23)に入力されるべきデータを指定する。
(2)データ設定部26は、設定入力・表示処理部10により指定されたデータをDIO基板摸擬部13に入力させる設定を行う。
(3)DIO基板摸擬部13は、入力データを通信部27の該当する記憶領域に設定する。
(4)通信部27は、バスBを介して、DIO基板摸擬部13の識別情報を制御CPU11へ送信する。
(5)制御CPU11は、バスBを介して、DIO基板摸擬部13の入力データを、実際のDIO基板の入力データであるものとして認識し、内部処理において出力データを生成する。
(6)制御CPU11は、バスBを介して、通信部27の該当する記憶領域に出力データを設定する。
(7)通信部27は、出力データをDIO基板摸擬部13の記憶領域に設定する。
(8)DIO基板摸擬部13は、出力データを認識し、これをデータ設定部26に送る。
(9)データ設定部26は、出力データを設定入力・表示処理部10に送る。
(10)設定入力・表示処理部10は、出力データに応じた情報を表示する。
図6は、製品として出荷され車両に搭載されたモニタ装置におけるDIO基板に関わる動作の一例を示す図である。同図の中の丸数字は、処理の順序を表している。以下、その順序に従って個々の処理を説明する。
なお、出荷後のモニタ装置2は、出荷前のモニタ装置1において検証が済んだアプリケーションプログラムを搭載しているものとする。また、このモニタ装置2は、基板シュミレーション装置12ではなく、実機として伝送基板101およびDIO基板102を組み合わせた基板ユニットを備えている。また、DIO基板102の入力ポートには、車両に備えられるスイッチ103(例えば、ドアの開閉操作スイッチ)の信号線が接続され、出力ポートには表示灯104の信号線が接続されているものとする。
(1)DIO基板102は、スイッチ103のオン又はオフの状態を示すデータを入力し、制御CPU11へ送信する。
(2)制御CPU11は、スイッチ103のオン又はオフの状態を示すデータに基づき、表示灯104を点灯又は消灯させることを指示するデータを出力する(例えば、スイッチ103がオンしたら、表示灯104を灯火させることを指示する)。
(3)DIO基板102は、制御CPU11から出力される指示のデータを受信し、その指示にしたがって表示灯104を点灯又は消灯させる。
このように第1の実施形態によれば、1台のシミュレーション装置12により、種類の異なる複数の基板の動作を模擬することができるため、実機としての基板ユニットが無い場合であっても、制御CPU11に搭載するアプリケーションプログラムの開発や検証を容易に行うことができる。また、モニタ装置1に設定入力・表示処理部10(コンピュータなど)を接続するだけで、物件毎に基板の構成を変えて検証を行うことも簡単にできる。また、基板模擬部21〜24に備えられるアドレス変換部42により、制御CPU11には実基板にアクセスしていると認識させることができるので、制御CPU11の仕様の変更が不要であり、作業効率が向上する。
(第2の実施形態)
図7は、本発明の第2の実施形態に係るモニタ装置の構成の一例を示す図である。なお、前述の第1の実施形態と共通する要素には同一の符号を付している。以下では、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図7に示されるモニタ装置3は、製品として出荷される装置であり、図6で説明した伝送基板101およびDIO基板102を有する基板ユニットに加え、図1で説明したシミュレーション装置12をさらに備えている。
制御CPU11は、バスB1を介して伝送基板101およびDIO基板102を有する基板ユニットと通信することができ、また、バスB2を介して基板シミュレーション装置12と通信することができる。
また、制御CPU11は、伝送基板101およびDIO基板102を有する基板ユニットから出力されるデータと基板シミュレーション装置12から出力されるデータとを比較することにより、基板ユニットの中の個々の基板の診断、もしくは基板シミュレーション装置12の中の個々の基板摸擬部の診断を行うことができる。
例えば、図6に示したようにDIO基板102の入力ポートにスイッチ103の信号線が接続され、出力ポートに表示灯104の信号線が接続されている場合、シミュレーション装置12にDIO基板102を摸擬させるため、図1に示したような設定入力・表示処理部10を接続し、シミュレーション装置12の中でDIO基板摸擬部22が基板選択部25により選択され、且つ、DIO基板摸擬部22にはデータ設定部26から該当するデータが与えられるように設定する。この場合、制御CPU11は、2つの出力データを比較し、一致すれば異常なしと判定し、一致しなければDIO基板102に故障などの何らかの異常が発生している判定する。判定結果は、設定入力・表示処理部10などを通じて表示させることができる。
このように第2の実施形態によれば、出荷されるモニタ装置3に、基板ユニットに加えて基板シミュレーション装置12を搭載することにより、基板ユニットの中の個々の基板の診断、もしくは基板シミュレーション装置12の中の個々の基板摸擬部の診断を行うことが可能となる。
(第3の実施形態)
図8は、本発明の第3の実施形態に係るモニタシステムの構成の一例を示す図である。なお、前述の第2の実施形態と共通する要素には同一の符号を付している。以下では、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
図8に示されるモニタシステム4は、前述のモニタ装置3を信号線を介して複数接続して構成される。例えば図示のように、基板ユニット同士もしくは基板シミュレーション装置同士が信号線で接続される。各モニタ装置3は連結された複数の車両のそれぞれに搭載されるものであり、各車両に搭載されるモニタ装置3は信号線を介して他のモニタ装置(少なくとも隣接する車両に搭載されるモニタ装置)と通信することが可能である。
複数のモニタ装置3のうち、少なくとも1つのモニタ装置(例えば、親となるモニタ装置)は、信号線を介して、各モニタ装置に備えられる基板ユニット同士もしくは基板シミュレーション装置同士の出力の比較を行うことにより、各モニタの診断を行う。この場合、親となるモニタ装置の制御CPU11は、個々の出力データを比較し、一致すれば異常なしと判定し、一致しないものがあればDIO基板102に故障などの何らかの異常が発生している判定する。判定結果は、前述の設定入力・表示処理部10などを通じて表示させることができる。
このように第3の実施形態によれば、モニタ装置3を信号線を介して複数接続し、複数のモニタ装置間で通信を行うモニタシステム4を構成することにより、各モニタ装置の基板ユニットもしくは基板シミュレーション装置の診断を行うことが可能となる。
なお、上述した実施形態で述べた本発明に係る各種の処理手順は、コンピュータプログラムとして、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体(例えば磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ)に記憶させておき、必要に応じてそれをプロセッサにより読み出して実行するようにしてもよい。また、このようなコンピュータプログラムは、通信媒体を介してあるコンピュータから他のコンピュータに伝送することにより配布することも可能である。
本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るモニタ装置1の構成の一例を示す図。 設定入力・表示処理部10の表示部に表示される画面の一例を示す図。 制御CPU11に送信すべきデータを通信部27が基板摸擬部21〜24から取得するための仕組みを示す図。 モニタ装置1における基板選択処理に関する動作の一例を示す図。 モニタ装置1におけるデータ設定処理に関する動作の一例を示す図。 製品として出荷され車両に搭載されたモニタ装置2におけるDIO基板に関わる動作の一例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係るモニタ装置3の構成の一例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係るモニタシステム4の構成の一例を示す図。 従来のモニタ装置5の構成の一例を示す図。
符号の説明
1〜5…モニタ装置、10…設定入力・表示処理部、11…制御CPU、12…基板シミュレーション装置、21…伝送基板模擬部、22…メモリ基板模擬部、23…DIO基板模擬部、24…AIO基板模擬部、25…基板選択部、26…データ設定部、27…通信部、30…画面、31…摸擬基板設定領域、32…入力設定領域、33…出力設定領域、40…実アドレス部、41…基板データ保持部、42…アドレス変換部、101…伝送基板、102…DIO基板、B,B1,B2…バス。

Claims (5)

  1. プロセッサが対象物の状態を監視するために通信する基板の動作を模擬する基板シミュレーション装置であって、
    種類の異なる複数の基板の動作をそれぞれ模擬するための複数の基板模擬手段と、
    前記複数の基板模擬手段のうち、前記プロセッサとの通信を有効にすべき基板模擬手段を選択する基板選択手段と、
    前記基板選択手段により選択された基板模擬手段から前記プロセッサへ送信されるべきデータの設定を行うデータ設定手段と、
    前記データ設定手段により設定されたデータを、前記基板選択手段により選択された基板模擬手段から前記プロセッサへ送信する通信手段と
    を具備することを特徴とする基板シミュレーション装置。
  2. 請求項1に記載の基板シミュレーション装置において、
    前記複数の基板模擬手段は、
    前記データ設定手段から与えられるデータを基板模擬手段毎に異なる別々の記憶領域に保持する基板データ保持手段と、
    前記基板データ保持手段により記憶領域毎に保持されるデータを前記通信手段が基板毎に割り付けられたアドレスを用いて取得できるように、当該基板毎に割り付けられたアドレスと前記基板データ保持手段の記憶領域毎に割り付けられたアドレスとの間のアドレス変換を行うアドレス変換手段と
    を備えていることを特徴とする基板シミュレーション装置。
  3. 請求項1又は2に記載の基板シミュレーション装置と、この基板シミュレーション装置が模擬の対象とする複数の基板を有する基板ユニットと、この基板ユニットとの通信および当該基板シミュレーション装置との通信が可能なプロセッサとを具備することを特徴とするモニタ装置。
  4. 請求項3に記載のモニタ装置において、
    前記プロセッサは、前記基板ユニットから出力されるデータと前記基板シミュレーション装置から出力されるデータとを比較することにより、当該基板ユニットの診断を行うことを特徴とするモニタ装置。
  5. 請求項4に記載のモニタ装置が信号線を介して複数接続されるモニタシステムにおいて、
    当該モニタ装置は連結された複数の車両のそれぞれに搭載されるものであり、
    各モニタ装置は信号線を介して他のモニタ装置と通信することが可能であり、
    少なくとも1つのモニタ装置は、信号線を介して、各モニタ装置に備えられる基板ユニット同士もしくは基板シミュレーション装置同士の出力の比較を行うことにより、各モニタ装置の診断を行う手段を備えていることを特徴とするモニタシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018013889A (ja) * 2016-07-19 2018-01-25 株式会社デンソーテン シミュレーション装置およびシミュレーションシステム

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