JP2010133582A - 湯張り機能付き給湯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の湯張り機能付き給湯機では、フロ流量センサが故障してしまうと湯張り運転ができなくなってしまう。
【解決手段】湯張り運転時に給湯流量センサ11で検出する給湯瞬時流量毎にフロ流量センサ14で検出するフロ瞬時流量を記憶すると共に、フロ流量センサ14の故障時の湯張り運転時は、給湯流量センサ11で検出する給湯瞬時流量に応じたフロ瞬時流量と所望の湯量とから湯張り時間を算出し、湯張り時間の間湯張り弁15を開けて湯張りを行い、給湯流量センサ11で検出する給湯瞬時流量が変化する毎に湯張り時間を再計算するようにした。
【選択図】図3
【解決手段】湯張り運転時に給湯流量センサ11で検出する給湯瞬時流量毎にフロ流量センサ14で検出するフロ瞬時流量を記憶すると共に、フロ流量センサ14の故障時の湯張り運転時は、給湯流量センサ11で検出する給湯瞬時流量に応じたフロ瞬時流量と所望の湯量とから湯張り時間を算出し、湯張り時間の間湯張り弁15を開けて湯張りを行い、給湯流量センサ11で検出する給湯瞬時流量が変化する毎に湯張り時間を再計算するようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は、湯張り機能付き給湯機に関するものである。
従来より、この種の湯張り機能付き給湯機においては、加熱された湯を浴槽へ所望の水位まで自動的に湯張りするものが一般的に知られ、所望の水位に基づいた演算によって求めた湯量や過去の湯張り時に記憶された湯量、あるいはリモコンにより設定された湯量を湯張り管に設けられたフロ流量センサによって積算カウントするまで湯張りを行うようにしたものがあった。(特許文献1)
また、浴槽と追い焚き熱源との間のフロ循環回路の一方の管の途中に浴槽の水位を検出する水位センサを設け、この一方の管の水位センサの上流側を閉鎖して水位を検出しながらフロ循環回路の他方の管から湯を供給する片搬送湯張りを行い、所望の水位を検出するまで湯張りを行うものがあった。(特許文献2)
ところが、このような特許文献1の給湯機では、フロ流量センサが故障した場合は湯張りを行うことができなくなってしまうという問題があった。
一方、特許文献2の給湯機では、水位を検出しながら湯張りを行うため、フロ流量センサが故障しても湯張りを行うことができるが、片搬送であるため湯張りに時間が掛かってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、フロ流量センサが故障した場合でも、迅速に湯張りを行うことが可能な給湯機を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、請求項1では、熱源機により加熱された湯を浴槽へ湯張りするための湯張り管と、前記湯張り管の開閉を行う湯張り弁と、前記湯張り管に設けられフロ瞬時流量を検出するフロ流量センサと、前記湯張り弁を開いて前記湯張り管から前記浴槽へ所望の湯量を湯張りする湯張り運転を行わせる制御手段とを備えた湯張り機能付き給湯機において、前記制御手段は、湯張り運転時に前記フロ流量センサで検出するフロ瞬時流量を記憶すると共に、フロ流量センサの故障時の湯張り運転時は、前記所望の湯量と前記フロ瞬時流量とから湯張り時間を算出し、湯張り時間の間前記湯張り弁を開けて湯張りを行うようにした。
これによって、フロ流量センサが故障した場合でも、所望の湯量まで迅速に湯張りを行うことが可能となった。
また、請求項2では、熱源機により加熱された湯を給湯栓へ給湯するための給湯管と、前記給湯管に設けられ給湯瞬時流量を検出する給湯流量センサと、前記熱源機により加熱された湯を浴槽へ湯張りするための湯張り管と、前記湯張り管の開閉を行う湯張り弁と、前記湯張り管に設けられフロ瞬時流量を検出するフロ流量センサと、前記湯張り弁を開いて前記湯張り管から前記浴槽へ所望の湯量を湯張りする湯張り運転を行わせる制御手段とを備えた湯張り機能付き給湯機において、前記制御手段は、湯張り運転時に前記給湯流量せんさで検出する給湯瞬時流量毎に前記フロ流量センサで検出するフロ瞬時流量を記憶すると共に、フロ流量センサの故障時の湯張り運転時は、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量に応じた前記フロ瞬時流量と前記所望の湯量とから湯張り時間を算出し、湯張り時間の間前記湯張り弁を開けて湯張りを行い、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量が変化する毎に湯張り時間を再計算するようにした。
これによって、フロ流量センサが故障した場合でも、湯張りと同時に給湯があっても所望の湯量まで迅速に湯張りを行うことが可能となった。
また、請求項3では、前記請求項2のものにおいて、前記所望の湯量は、設定された所望の水位から算出されたものとした。
これによって、フロ流量センサが故障した場合でも、湯張りと同時に給湯があっても所望の水位まで迅速に湯張りを行うことが可能となった。
また、請求項4では、熱源機により加熱された湯を給湯栓へ給湯するための給湯管と、前記給湯管に設けられ給湯瞬時流量を検出する給湯流量センサと、浴槽の湯水を加熱する追い焚き熱源と、前記浴槽と追い焚き熱源との間を湯水が循環可能に接続するフロ循環回路と、前記フロ循環回路途中に接続され前記熱源機により加熱された湯を浴槽へ湯張りするための湯張り管と、前記湯張り管の開閉を行う湯張り弁と、前記湯張り管に設けられフロ瞬時流量を検出するフロ流量センサと、前記フロ循環回路の前記湯張り管との合流点よりも前記浴槽側に設けられ前記浴槽内の水位を検出する水位センサと、前記フロ循環回路の前記水位センサよりも前記浴槽と反対側に設けられ前記湯張り管からの流水が前記水位センサ側に流れないようにする遮断弁と、前記湯張り弁を開いて前記湯張り管から前記浴槽へ所望の水位まで湯張りする湯張り運転を行わせる制御手段とを備えた湯張り機能付き給湯機において、前記制御手段は、湯張り運転時に前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量毎に前記フロ流量センサで検出するフロ瞬時流量を記憶すると共に、フロ流量センサの故障時の湯張り運転時は、前記所望の水位に基づいた湯量より少ない所定湯量を求め、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量に応じた前記フロ瞬時流量と前記所定湯量とから湯張り時間を算出し、湯張り時間の間前記湯張り弁と前記遮断弁を開けて湯張りを行い、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量が変化する毎に湯張り時間を再計算し、湯張り時間経過すると前記遮断弁を閉じ、前記水位センサで検出する水位が所望の水位を検出するまで前記湯張り弁を開けて湯張りを行うようにした。
これによって、フロ流量センサが故障した場合でも、所望の水位に基づいた湯量より少ない所定湯量まではフロ循環回路の両方の配管を使った両搬送湯張りを同時給湯があっても行うことができて湯張りの完了直前まで迅速に湯張りを行うことができ、さらに湯張りの完了直前からは水位センサを用いた片搬送湯張りを行うため正確に湯張りを行うことが可能となる。
また請求項5では、前記請求項2〜4のいずれかのものにおいて、前記制御手段は、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量を複数の給湯瞬時流量レベルに分け、湯張り運転時に前記給湯瞬時流量レベル毎に前記フロ流量センサで検出するフロ瞬時流量の検出値を平均して記憶し、フロ流量センサの故障時の湯張り運転時は、前記給湯流量センサが検出する給湯瞬時流量が属する給湯瞬時流量レベルに対応するフロ瞬時流量を用いて湯張り時間を算出し、前記給湯流量センサが検出する給湯瞬時流量が属する給湯瞬時流量レベルが変化する毎に湯張り時間を再計算するようにした。
これによって、記憶するデータ量が軽減されると共に、湯張り時間の再計算の頻度も軽減され、制御手段の演算負荷を軽減することができる。
また請求項6では、前記請求項5のものにおいて、前記制御手段は、前記給湯瞬時流量レベ0030るに対応する前記ふろ瞬時流量の記憶値がない場合には、その給湯瞬時流量れべるの上および/または下のれべるのふろ瞬時流量から推算した値を記憶するようにした。
これによって、給湯実績のない給湯瞬時流量レベルでの給湯と湯張りの同時運転でも湯張り時間を算出できる。
また、請求項7では、前記請求項5または6のものにおいて、給湯瞬時流量レベルが変化して湯張り時間を再計算してから所定時間は再度の再計算を禁止するようにした。
これによって、給湯瞬時流量が給湯瞬時流量レベルの境界付近で上下しても、湯張り時間の過度な再計算を行わないため、制御手段の演算負荷を軽減することができる。
このように本発明によれば、フロ流量センサが故障した場合でも、所望の湯量または所望の水位まで迅速に湯張りを行うことが可能となった。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この一実施形態のシステム図で、1は湯水を貯湯する貯湯タンク、2は浴槽、3は給湯栓、4はリモコンである。
図1は、この一実施形態のシステム図で、1は湯水を貯湯する貯湯タンク、2は浴槽、3は給湯栓、4はリモコンである。
5は貯湯タンク1の下部に接続された給水管、6は給水管5途中に設けられ給水元圧を所定の圧力まで減圧する減圧弁、7は貯湯タンク1上部に接続された出湯管、8は給水管5の減圧弁6下流から分岐された給水バイパス管、9は出湯管7からの湯と給水バイパス管8からの水とを混合する給湯混合弁、10は給湯混合弁9と給湯栓3とを接続する給湯管、11は給湯管10途中に設けられ給湯瞬時流量を検出する給湯流量センサ、12は出湯管7からの湯と給水バイパス管8からの水とを混合するフロ混合弁、13はフロ混合弁12からの湯を浴槽2へ湯張りするための湯張り管、14は湯張り管13途中に設けられフロ瞬時流量を検出するフロ流量センサ、15は湯張り管13途中に設けられ湯張り管13の開閉を行う湯張り弁である。
16は浴槽水を加熱するための追い焚き熱源としての貯湯タンク1内上部に設けられたフロ熱交換器、17は浴槽2とフロ熱交換器16とを循環可能に接続するフロ循環回路、18はフロ循環回路17の一方の管17aに設けられ浴槽水をフロ熱交換器16へ循環させフロ循環回路17の他方の管17bから浴槽2へ戻すためのフロ循環ポンプ、19はフロ循環回路17の一方の管17aの浴槽2に近い位置に接続され浴槽2内の水位を圧力で検出する水位センサ、20はフロ循環回路17内の流水の有無を検出する流水スイッチ、21はフロ循環回路17の一方の管17aと他方の管17bとをバイパスするフロバイパス管、22はフロバイパス管21とフロ循環回路17との接続部に設けられフロ循環回路17を流れる湯水をフロ熱交換器16へ循環させるか、フロ熱交換器16をバイパスしてフロバイパス管21を介して浴槽2へ戻すかを切り換えるフロバイパス切換弁であり、前記湯張り管13はフロバイパス切換弁22と浴槽2との間のフロ循環回路17へ接続されている。
前記リモコン4には、表示部4aと、浴槽2への湯張り運転を指示する湯張りスイッチ4bと、湯張り量を所望の湯量に調節する湯量調節スイッチ4cとが設けられている。
23は貯湯タンク1内の湯水を加熱する電熱ヒータで、貯湯タンク1および電熱ヒータ23で熱源機を構成しているものである。なお、これは熱源機としての一例であって、熱源機としてはヒートポンプ式の加熱手段や、貯湯式石油給湯機、瞬間式ガス給湯機であってもよいものである。
24は給湯流量センサ11、フロ流量センサ14、水位センサ19、流水スイッチ20の検出値が入力され、給湯混合弁9、フロ混合弁12、湯張り弁15、フロ循環ポンプ18、フロバイパス切換弁22の作動を制御すると共に、リモコン4と通信可能に接続された制御手段である。この制御手段24は、演算、比較、記憶機能を有しているものである。
次に、通常の湯張り運転時の作動について説明する。
リモコン4の湯張りスイッチ4bが操作されると、ユーザーが湯量調節スイッチ4cで設定した所望の湯量を浴槽2に湯張りすべく、まずは制御手段24はフロバイパス切換弁22をフロバイパス管21側へ切り換えると共に湯張り弁15を開き、一定量の湯をフロ循環回路17へ流す呼び水動作を行い、湯張り弁15を閉じる。
リモコン4の湯張りスイッチ4bが操作されると、ユーザーが湯量調節スイッチ4cで設定した所望の湯量を浴槽2に湯張りすべく、まずは制御手段24はフロバイパス切換弁22をフロバイパス管21側へ切り換えると共に湯張り弁15を開き、一定量の湯をフロ循環回路17へ流す呼び水動作を行い、湯張り弁15を閉じる。
そして、制御手段24はフロ循環ポンプ18を一定時間駆動して、その間に流水スイッチ20で流水の有無をチェックする。流水がない場合は浴槽2内に湯がない状態であるので、湯張り弁15を開き、フロ流量センサ14で検出する湯量の積算値が所望の湯量になると湯張り弁15を閉じて湯張り運転を完了する。
この湯張り運転の最中に、制御手段24は、給湯流量センサ11で検出する給湯瞬時流量とフロ流量センサ14で検出するフロ瞬時流量を同時に監視し、給湯瞬時流量毎にフロ瞬時流量を記憶する。ここでは、図2に示すように、給湯瞬時流量を複数の給湯瞬時流量レベルに分け、各給湯瞬時流量レベル毎にフロ瞬時流量の検出値を平均して記憶するもので、例えば、湯張り運転中に給湯が行われていない場合および2.0L/minまでの微小給湯があった場合、その給湯瞬時流量でのフロ瞬時流量を仮に記憶し、それまでの2.0L/minまでの給湯瞬時流量レベルに対応して記憶されているN回分のフロ瞬時流量の平均値をN倍して加え、(N+1)回で割った新たなフロ瞬時流量の平均値を記憶する。そして、この作動を各給湯瞬時流量レベル毎に行うようにしている。
なお、給湯瞬時流量レベルに対応する湯張り運転との同時給湯の実績がない場合は、その給湯瞬時流量レベルに対応するフロ瞬時流量はデータがないが、その給湯瞬時流量レベルの上および/または下のレベルのフロ瞬時流量から推算して記憶するようにしている。例えば、フロ瞬時流量のデータのないレベルの上下のレベルのフロ瞬時流量が記憶されている場合は、その中央値を記憶するようにしており、フロ瞬時流量のデータのないレベルの上または下のレベルの一方だけのフロ瞬時流量が記憶されている場合は、さらにその上または下のレベルのフロ瞬時流量と併せて抜けているフロ瞬時流量を推算することが可能で、これを記憶するようにしている。
次に、フロ流量センサ14が故障している際の湯張り運転について、図3に示すフローチャートおよび図4に示す時間軸に基づいた説明図に基づいて説明する。
何らかの原因によってフロ流量センサ14が故障してしまい、これを制御手段24が認識している場合においては、リモコン4の湯張りスイッチ4bが操作されると、ユーザーが湯量調節スイッチ4cで設定した所望の湯量(Ls)を浴槽2に湯張りすべく、まずは制御手段24はフロバイパス切換弁22をフロバイパス管21側へ切り換えると共に湯張り弁15を開き、予め設定された一定時間の間、湯をフロ循環回路17へ流す呼び水動作を行い、湯張り弁15を閉じる(ステップS1)。
次に、制御手段24はフロ循環ポンプ18を一定時間駆動して、その間に流水スイッチ20で流水の有無をチェックする(ステップS2)。流水がない場合は浴槽2内に湯がない状態であるので、湯張り弁15を開く(ステップS3、図4の時点t0)と共に、その時点での給湯流量センサ11の検出する給湯瞬時流量をチェックし、通常の湯張り運転時に記憶している図2に示すような給湯瞬時流量毎のフロ瞬時流量の関係からその時点での給湯瞬時流量に対応するフロ瞬時流量の値(ここでは給湯瞬時流量が0L/minなので、19L/min)を選択する(ステップS4)。
そして、選択されたフロ瞬時流量で設定された所望の湯量を割ることで、湯張り時間が算出され(ステップS5、湯張り時間は図4上の(t2−t0)で表され、(Ls/19.0)のように算出される)、湯張り弁15の開弁からの時間で残りの湯張り時間をカウントダウンする。
湯張り運転中に給湯流量センサ11で検出する給湯瞬時流量が変化し、給湯瞬時流量レベルが変わった場合は(ステップS6、図4の時点t1)、残りの湯張り時間から残り湯張り量を再計算し(ステップS7、残り湯張り量は図4上(Ls−L1)で表され、((t2−t1)×19.0)のように算出される)、新たなフロ瞬時流量を選択し(ステップS4、ここでは給湯瞬時流量が12.0L/minなので、12.7L/min)、選択されたフロ瞬時流量から残り湯張り時間を再計算する(ステップS5、この残り湯張り時間は図4上(t5−t1)で表され、(((t2−t1)×19.0)/12.7)のように算出される)。
また、再度給湯瞬時流量レベルが変わった場合は(ステップS6、図4の時点t3)、残りの湯張り時間から残り湯張り量を再計算し(ステップS7、残り湯張り量は図4上(Ls−L2)で表され、((t5−t3)×12.7)のように算出される)、新たなフロ瞬時流量を選択し(ステップS4、ここでは給湯瞬時流量が0L/minなので、19.0L/min)、選択されたフロ瞬時流量から残り湯張り時間を再計算する(ステップS5、この残り湯張り時間は図4上(t4−t3)で表され、(((t5−t3)×12.7)/19.0)のように算出される)。
なお、残り湯張り時間の再計算を行ってから一定時間は給湯瞬時流量レベルが変わっても残り湯張り時間の再度の再計算を行わないようにしているため、給湯瞬時流量が給湯瞬時流量レベルの境界付近で上下しても、湯張り時間の過度な再計算を行わず、制御手段24の演算負荷を軽減することができる。
そして、残り湯張り時間が経過すると(ステップS8)、湯張り弁15を閉じ(ステップS9)、湯張り運転を終了する。
なお、前記ステップS2にて浴槽2に残湯があった場合は、水位センサ19で浴槽2内の残湯の水位を求め(ステップS10)、予め求めていた浴槽2の単位水位当たりの湯量と検出水位から残湯量を算出し、リモコン4で設定されている所望の湯量からこの残湯量を減算することで残り湯張り量を算出し(ステップS11)、この残り湯張り量を湯張りするようステップS3以降の作動を行うようにしている。
このように、フロ流量センサ14が故障しても所望の湯量の湯張りを迅速に行うことができ、しかも湯張りと同時に給湯があっても所望の湯量の湯張りを行うことができるようになった。
また、フロ流量センサ14の故障時の湯張り運転に用いるデータを給湯瞬時流量レベル毎にフロ瞬時流量を平均して記憶しているので、記憶するデータ量が軽減されると共に、湯張り時間の再計算の頻度も軽減され、制御手段24の演算負荷を軽くすることができる。また、フロ瞬時流量を更新していくため、減圧弁6のない熱源機において季節変動要因等による給水元圧の変化があっても、記憶されているフロ瞬時流量の値が都度更新されるため信頼性が高く、湯張り運転完了時点の湯量あるいは水位の誤差の少ないものとすることができる。
なお、リモコン4で設定するのは所望の湯量としているが、これに限らず所望の水位とすることもできる。この場合、予め求めた浴槽2の単位水位当たりの湯量のデータから所望の水位を湯量に換算し、これまで説明してきた動作と同一の作動でフロ流量センサ14が故障していても所望の水位相当の湯張り運転を行うことが可能となる。
次に、本発明の他の一実施形態について説明する。この一実施形態は、先の一実施形態の水位センサ19とフロ循環ポンプ18との間に湯張り管からの流水が前記水位センサ側に流れないようにする遮断弁25を設け、リモコン4で設定する所望の湯量の代わりに所望の水位を設定可能としたものである。
この場合、湯張りを行う際は、予め求められている浴槽2の単位水位当たりの湯量と所望の水位よりも所定水位低い水位から湯量を算出し、この湯量をフロ流量センサ14で積算するまで遮断弁25を開いた状態で両搬送湯張りを行い、その後は遮断弁25を閉じて水位センサ19で水位を検出しながら片搬送湯張りを行い、所望の水位を検出すると湯張り運転を終了するようにしている。
このような湯張り機能付給湯機においても、先の一実施形態と同じく、フロ流量センサ14が故障した際に、給湯瞬時流量に応じたフロ瞬時流量を用いて湯張り時間を算出し、所望の水位に基づいた湯量より少ない所定湯量までは湯張り時間に基づいてフロ循環回路17の両方の配管を使った両搬送湯張りを同時給湯があっても行うことができて湯張りの完了直前まで迅速に湯張りを行うことができ、さらに湯張りの完了直前からは水位センサ19を用いた片搬送湯張りを行うため正確に湯張りを行うことが可能となる。
1 貯湯タンク(熱源機)
2 浴槽
3 給湯栓
10 給湯管
11 給湯流量センサ
13 湯張り管
14 フロ流量センサ
15 湯張り弁
24 制御手段
2 浴槽
3 給湯栓
10 給湯管
11 給湯流量センサ
13 湯張り管
14 フロ流量センサ
15 湯張り弁
24 制御手段
Claims (7)
- 熱源機により加熱された湯を浴槽へ湯張りするための湯張り管と、前記湯張り管の開閉を行う湯張り弁と、前記湯張り管に設けられフロ瞬時流量を検出するフロ流量センサと、前記湯張り弁を開いて前記湯張り管から前記浴槽へ所望の湯量を湯張りする湯張り運転を行わせる制御手段とを備えた湯張り機能付き給湯機において、前記制御手段は、湯張り運転時に前記フロ流量センサで検出するフロ瞬時流量を記憶すると共に、フロ流量センサの故障時の湯張り運転時は、前記所望の湯量と前記フロ瞬時流量とから湯張り時間を算出し、湯張り時間の間前記湯張り弁を開けて湯張りを行うようにしたことを特徴とする湯張り機能付き給湯機。
- 熱源機により加熱された湯を給湯栓へ給湯するための給湯管と、前記給湯管に設けられ給湯瞬時流量を検出する給湯流量センサと、前記熱源機により加熱された湯を浴槽へ湯張りするための湯張り管と、前記湯張り管の開閉を行う湯張り弁と、前記湯張り管に設けられフロ瞬時流量を検出するフロ流量センサと、前記湯張り弁を開いて前記湯張り管から前記浴槽へ所望の湯量を湯張りする湯張り運転を行わせる制御手段とを備えた湯張り機能付き給湯機において、前記制御手段は、湯張り運転時に前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量毎に前記フロ流量センサで検出するフロ瞬時流量を記憶すると共に、フロ流量センサの故障時の湯張り運転時は、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量に応じたフロ瞬時流量と前記所望の湯量とから湯張り時間を算出し、湯張り時間の間前記湯張り弁を開けて湯張りを行い、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量が変化する毎に湯張り時間を再計算するようにしたことを特徴とする湯張り機能付き給湯機。
- 前記所望の湯量は、設定された所望の水位から算出されたものであることを特徴とする請求項2記載の湯張り機能付き給湯機。
- 熱源機により加熱された湯を給湯栓へ給湯するための給湯管と、前記給湯管に設けられ給湯瞬時流量を検出する給湯流量センサと、浴槽の湯水を循環加熱する追い焚き熱源と、前記浴槽と追い焚き熱源との間を湯水が循環可能に接続するフロ循環回路と、前記フロ循環回路途中に接続され前記熱源機により加熱された湯を浴槽へ湯張りするための湯張り管と、前記湯張り管の開閉を行う湯張り弁と、前記湯張り管に設けられフロ瞬時流量を検出するフロ流量センサと、前記フロ循環回路の前記湯張り管との合流点よりも前記浴槽側に設けられ前記浴槽内の水位を検出する水位センサと、前記フロ循環回路の前記水位センサよりも前記浴槽と反対側に設けられ前記湯張り管からの流水が前記水位センサ側に流れないようにする遮断弁と、前記湯張り弁を開いて前記湯張り管から前記浴槽へ所望の水位まで湯張りする湯張り運転を行わせる制御手段とを備えた湯張り機能付き給湯機において、前記制御手段は、湯張り運転時に前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量毎に前記フロ流量センサで検出するフロ瞬時流量を記憶すると共に、フロ流量センサの故障時の湯張り運転時は、前記所望の水位に基づいた湯量より少ない所定湯量を求め、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量に応じたフロ瞬時流量と前記所定湯量とから湯張り時間を算出し、湯張り時間の間前記湯張り弁と前記遮断弁を開けて湯張りを行い、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量が変化する毎に湯張り時間を再計算し、湯張り時間経過すると前記遮断弁を閉じ、前記水位センサで検出する水位が所望の水位を検出するまで前記湯張り弁を開けて湯張りを行うようにしたことを特徴とする湯張り機能付き給湯機。
- 前記制御手段は、前記給湯流量センサで検出する給湯瞬時流量を複数の給湯瞬時流量レベルに分け、湯張り運転時に前記給湯瞬時流量レベル毎に前記フロ流量センサで検出するフロ瞬時流量の検出値を平均して記憶し、フロ流量センサの故障時の湯張り運転時は、前記給湯流量センサが検出する給湯瞬時流量が属する給湯瞬時流量レベルに対応するフロ瞬時流量を用いて湯張り時間を算出し、前記給湯流量センサが検出する給湯瞬時流量が属する給湯瞬時流量レベルが変化する毎に湯張り時間を再計算するようにしたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の湯張り機能付き給湯機。
- 前記制御手段は、前記給湯瞬時流量レベルに対応する前記フロ瞬時流量の記憶値がない場合には、その給湯瞬時流量レベルの上および/または下のレベルのフロ瞬時流量から推算した値を記憶するようにしたことを特徴とする請求項5記載の湯張り機能付き給湯機。
- 給湯瞬時流量レベルが変化して湯張り時間を再計算してから所定時間は再度の再計算を禁止するようにしたことを特徴とする請求項5または6記載の湯張り機能付き給湯機。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012032031A (ja) * | 2010-07-29 | 2012-02-16 | Corona Corp | 貯湯式給湯装置 |
JP2017096599A (ja) * | 2015-11-27 | 2017-06-01 | 株式会社ノーリツ | ヒートポンプ式給湯装置 |
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2008
- 2008-12-03 JP JP2008308103A patent/JP2010133582A/ja active Pending
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