JP2010132315A - ディスペンサ - Google Patents

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誠 佐々木
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伊藤  公一
Yuji Hirano
裕司 平野
Motohiro Kawachi
基宏 河地
Hiroshi Nagai
洋 永井
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Abstract

【課題】ドレンパンの洗浄能力を向上させ、ジュース類がドレンパンに固着することを防止できるディスペンサを提供することを課題とする。
【解決手段】ディスペンサ101は、氷片からなる供給物を放出口4から放出するディスペンサである。そして、ディスペンサ101は、放出口4の下方に設けられ、放出口4から放出された氷片を回収するドレンパン6と、ドレンパン6に連通し、ドレンパン6に洗浄水を供給するための洗浄水供給路60と、洗浄水供給路60の洗浄水が加熱される、洗浄水供給路60の二重管部60bとを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、飲料及び氷片の少なくとも一方を含む供給物を放出口から放出するディスペンサに関するものである。
一般に、従来用いられているこの種のディスペンサとしては、飲料ディスペンサとチップアイスディスペンサとが例として挙げられる。飲料ディスペンサは、例えば水、ジュース、及びスープ等の飲料を利用者の操作に応じて放出するものである。この飲料ディスペンサの構成としては、飲料のみを放出する構成、又は飲料とともに氷片を放出する構成が採用され得る。チップアイスディスペンサは、利用者の操作に応じて氷片を放出するものである。
このようなディスペンサは、例えばファミリーレストランやマンガ喫茶等のドリンクバーに利用される場合がある。ドリンクバーとは、店内のドリンクバーコーナにディスペンサを予め設置しておき、利用者がディスペンサを自由に操作できるようにすることで、利用者が自身の好む飲料を自由に選択できるようにしたサービスである。このようなドリンクバーでは、飲料とともに氷片を供給できる構成の飲料ディスペンサが単体で設置されたり、飲料のみを放出する構成の飲料ディスペンサとチップアイスディスペンサとが併設されたりする。
ディスペンサがドリンクバーに利用されると、ディスペンサのドレンパンに飲み残しのジュースやスープが捨てられることがある。ジュースやスープ等のジュース類がドレンパンに捨てられると、乾燥したジュース類がドレンパンに固着することがある。乾燥したジュース類がドレンパンに固着することを防止するためには、ドレンパンに何等かの洗浄水を供給することが考えられる。
ドレンパンに洗浄水を供給できるようにした構成としては、例えば下記の特許文献1に記載された装置が挙げられる。すなわち、従来のディスペンサでは、プレート式製氷機の製氷水タンクとドレンパンとを配管で接続し、プレート式製氷機の除氷サイクルが開始される毎に製氷水タンクの製氷水を洗浄水としてドレンパンに供給する。除氷サイクルとは、プレート式製氷機における製氷動作に含まれるサイクルであり、製氷板の裏側に製氷水を散布することで、製氷板の表側に形成された氷板を製氷板上から剥離させるサイクルである。
実開昭63−63887号公報
上記のような従来のディスペンサでは、ドレンパンに供給される洗浄水に製氷水タンク内の製氷水を使用しているが、製氷水はその温度が水道水と同程度の低い温度であるため、その洗浄能力は低い。このため、ドレンパンに付着したジュース類が完全に洗浄・除去されずに付着したまま残り、残ったジュース類が乾燥してドレンパンやドレンパンに設けられた排水管に固着し、排水管の詰まりなどを発生させるという問題がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたもので、ドレンパンの洗浄能力を向上させ、ジュース類がドレンパンに固着することを防止できるディスペンサを提供することを目的とする。
本発明に係るディスペンサは、飲料及び氷片の少なくとも一方を含む供給物を放出口から放出するディスペンサにおいて、放出口の下方に設けられ、放出口から放出された供給物を回収するドレンパンと、ドレンパンに連通し、ドレンパンに洗浄水を供給するための洗浄水供給路と、洗浄水供給路の洗浄水を加熱する加熱手段とを備えることを特徴とする。これによって、洗浄水を加熱することにより洗浄能力が向上するため、ドレンパンに付着したジュース類を確実に洗浄し、ドレンパンへのジュース類の固着を防止することが可能になる。
また、ディスペンサは、冷媒を使用する冷凍回路を備え、冷凍回路は、冷媒を圧縮する圧縮機を有しており、加熱手段は、洗浄水供給路の洗浄水を圧縮機から吐出される冷媒と熱交換させ、洗浄水を加熱してもよい。これによって、ディスペンサの内部の熱を有効利用でき、洗浄水の加熱のために新たな加熱装置を必要としないため、ディスペンサの省エネルギー化を図ることが可能になる。さらに、熱交換を行う構造のための部品点数も少なくてよく、また、スペースも必要としないため、コストの低減及びディスペンサの小型化を図ることが可能となる。また、凝縮器に供給される冷媒の温度を低下させることができるため、凝縮器における冷媒の凝縮(冷却)効率、さらには冷凍回路の冷却効率が向上し、ディスペンサの省エネルギー化を図ることが可能になる。
この発明によれば、ドレンパンの洗浄能力を向上させ、ジュース類がドレンパンに固着することを防止することが可能になる。
以下に、この発明の実施の形態について、添付図に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態は、利用者に供給物として氷片を提供するチップアイスディスペンサに用いられる形態を示すものである。
実施の形態
まず、図1〜3を使用して、この発明の実施の形態に係るディスペンサ101の構成を説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるディスペンサ101の断面図である。図1を参照すると、ディスペンサ101は、筐体1を備え、筐体1の内部に、製氷水タンク10、冷凍回路20、オーガ式製氷機30、貯氷室40、アジテータ50、洗浄水供給路60、及び制御手段70を格納している。
製氷水タンク10には、主給水管11、オーバーフロー排水管12、及び製氷水給水管13が接続され、さらに、内部には、フロートセンサ14が設けられている。なお、製氷水タンク10の上部は、主給水管11を介して外部水道系2に接続している。主給水管11には、主給水管11を開閉して、製氷水タンク10に水道水を供給するか否かを制御するための主給水弁11aが設けられている。主給水弁11aは、筐体1の図上左側となる前方側に設けられた制御手段70に電気的に接続され、制御手段70の制御により開閉動作する。よって、製氷水タンク10には、主給水弁11aが開弁されると、外部水道系2からの水道水が製氷水として供給される。
フロートセンサ14は、製氷水タンク10内の製氷水に浮かぶ図示しないフロートを有し、このフロートの上下方向の位置から製氷水タンク10内の製氷水の水位を検出するものであり、制御手段70に電気的に接続されている。フロートセンサ14の検出する製氷水の水位に基づき、制御手段70により、主給水弁11aが開閉されて水道水の供給及び遮断が行われ、製氷水タンク10内の製氷水の貯留量が調整される。
オーバーフロー排水管12は、その一方の端部が製氷水タンク10の内部で上方に向かって突出し、他方の端部は、外部排水系3に接続されている。よって、オーバーフロー排水管12は、製氷水タンク10内に突出する端部より上方に貯留される製氷水を製氷水タンク10の外、すなわち、外部排水系3に排出し、製氷水タンク10に製氷水が過度に貯留されることを防ぐものである。
製氷水給水管13は、製氷水タンク10の下部とオーガ式製氷機30とを接続している。この製氷水給水管13は、製氷水タンク10の製氷水をオーガ式製氷機30に供給するためのものである。
冷凍回路20には、冷却パイプ21、吸入した冷媒を圧縮した後に吐出する圧縮機22、冷媒を冷却し凝縮させるための凝縮器23、及び膨張弁24が設けられている。冷却パイプ21は、オーガ式製氷機30に螺旋状に組み付けられている。冷却パイプ21は、その上側の端部が第一冷媒管25aを介して圧縮機22の図示しない吸入口に接続されており、下側の端部が第二冷媒管25bを介して凝縮器23に接続されている。さらに、圧縮機22の図示しない吐出口は、第三冷媒管25cを介して凝縮器23に接続されている。そして、第二冷媒管25bの途中に膨張弁24が設けられている。
また、冷凍回路20には、冷媒が流通するようになっている。
ここで、冷凍回路20の動作について、以下に説明する。
圧縮機22で圧縮されて高温高圧の状態で吐出された冷媒は、第三冷媒管25cを介して凝縮器23に供給され、凝縮器23において空冷又は水冷されて凝縮(液化)し、低温高圧状態となる。さらに、凝縮器23の冷媒は、第二冷媒管25bを介して、冷却パイプ21に供給される。このとき、冷媒は、第二冷媒管25bの途中の膨張弁24において減圧されて低温低圧状態なり、冷却パイプ21に供給される。冷却パイプ21に供給された冷媒は、オーガ式製氷機30の製氷水と熱交換を行うことによって気化し、一方、この冷媒の気化熱(吸熱)により製氷水が冷却される。よって、冷却パイプ21は、冷凍回路20の蒸発器を構成している。また、冷却パイプ21において気化した冷媒は、第一冷媒管25aを介して圧縮機22に供給され、圧縮機22において圧縮される。
次に、オーガ式製氷機30には、冷凍ケーシング31、オーガ32、ギアードモータ33、固定刃34、及びカッタ体35が設けられている。
冷凍ケーシング31は、全体として円筒状の形状を有している。この冷凍ケーシング31の内部には、冷凍回路20の冷却パイプ21が螺旋状に埋設されている。
オーガ32は、冷凍ケーシング31の内側に挿通された長手状の部材であり、冷凍ケーシング31の上部及び下部に配置された一対の軸受けによって回転可能に支持されている。このオーガ32の外周には、オーガ32の軸方向に沿って螺旋刃32aが設けられている。
ギアードモータ33は、オーガ32に接続されてオーガ32を回転駆動するものである。なお、ギアードモータ33はギア部33aとモータ部とから構成されるが、図1では、オーガ32の下部に設けられたギア部33aのみを簡略的に示している。
固定刃34は、冷凍ケーシング31の上部に固定されている。詳しくは説明しないが、固定刃34には、オーガ32の上端部が挿通された挿通孔と、オーガ32の軸方向に沿って延びる複数の氷圧縮通路とが設けられている。
オーガ32の上端部は、貯氷室40内に位置している。このオーガ32の上端部には、カッタ体35が設けられている。
冷凍ケーシング31の下部には、製氷水タンク10からの製氷水給水管13が接続されている。なお、製氷水タンク10の内部と冷凍ケーシング31の内部との水頭差による自然流下により、製氷水タンク10の製氷水が冷凍ケーシング31の内部に供給されるようになっている。
また、冷凍ケーシング31内の製氷水を外部排水系3に排出するための製氷水排出管36が、冷凍ケーシング31の下部に接続されている。製氷水排出管36の途中には、製氷水排水弁36aが設けられており、製氷水排水弁36aは、開閉動作されることにより、冷凍ケーシング31内の製氷水の排水及び貯留を制御する。さらに、製氷水排水弁36aは、制御手段70と電気的に接続されており、制御手段70の制御により開閉動作する。
次に、オーガ式製氷機30は貯氷室40の底部を貫通してその内部に延出しており、貯氷室40内にはカッタ体35が突出している。カッタ体35の上部には、斜め下方に延びる複数本の棒部材が固定されており、これらの棒部材はアジテータ50を構成している。アジテータ50は、オーガ32とともに回転駆動されて、貯氷室40内に貯められた氷片を撹拌する。さらに、貯氷室40内の上部には、貯氷室40内の氷片の貯氷量を検出する貯氷センサ41が設けられており、貯氷センサ41は制御手段70と電気的に接続されている。
貯氷センサ41は、貯氷室40の上部に取り付けられた軸部41aと、軸部41aから両側に延びる2つの羽根部41bとを備え、羽根部41bは軸部41aに対して上下方向に回動可能に取り付けられている。すなわち、羽根部41bは、軸部41aを中心に、下向きの鉛直な方向から水平方向に回動可能となっている。よって、羽根部41bは、貯留された氷の上面に接触し、氷の上面の位置に合わせて回動するようになっている。これにより、羽根部41bの回動する回転角度から貯氷量が判定される。すなわち、羽根部41bが下向きの鉛直な方向の場合、貯氷量は許容される下限値以下であることを示し、オーガ式製氷機30による製氷動作及び貯氷が行われる。また、羽根部41bが水平方向の場合、貯氷量は許容される上限値であることを示し、オーガ式製氷機30による製氷動作及び貯氷が停止される。
また、貯氷室40の外側の側壁上部には、上下方向に動作するソレノイドアクチュエータ42が取り付けられており、ソレノイドアクチュエータ42は、制御手段70に電気的に接続されて制御手段70の制御により動作する。ソレノイドアクチュエータ42は、リンク部材43を介して、板状のシャッタ44に接続されており、ソレノイドアクチュエータ42の上下方向の動作により、シャッタ44は、貯氷室40の側壁下部に設けられた氷吐出口40aを開閉する。
筐体1の図上左側となる前部には、貯氷室40の氷吐出口40aに連通するとともに下方に向けて開口した放出口4が設けられている。また、筐体1の前部には、放出口4の下方に、利用者によって操作されて回動するレバー5が取り付けられている。レバー5には、このレバー5の回動を検出するための図示しない電磁スイッチが内蔵されており、この電磁スイッチは制御手段70に電気的に接続されている。例えば利用者がカップをレバー5に押しつける等をして、レバー5を回動すると、制御手段70は、図示しない電磁スイッチの出力信号を受け取り、氷吐出口40aを開くようにソレノイドアクチュエータ42の駆動制御を行う。そして、氷吐出口40aが開かれると、貯氷室40内の氷片は、放出口4を通って筐体1の外に放出される。
また、放出口4及びレバー5の下方には、ドレンパン6が配置されている。ドレンパン6は、利用者が受け損なう等した氷片を受け取り回収することができるように構成されている。このドレンパン6の底部6aには、外部排水系3が接続されている。すなわち、氷片が溶けることで発生した水を外部排水系3に排出できるように構成されている。(図3参照)
ドレンパン6の底部6aから立設された側壁6bには、洗浄水吐出口7が設けられている。この洗浄水吐出口7には洗浄水供給路60が接続され、これにより、底部6a及び側壁6bに囲まれたドレンパン6の内部は、洗浄水供給路60に連通し、さらに、洗浄水供給路60を介して外部水道系2に連通する。すなわち、洗浄水供給路60は、外部水道系2からの水道水を洗浄水としてドレンパン6に供給するためのものである。また、洗浄水供給路60は、圧縮機22と凝縮器23との間を接続する第三冷媒管25cに沿って配設されている。さらに、図2を参照すると、洗浄水供給路60の一部は、第三冷媒管25cの一部の外周を取り囲むような形状を有しており、第三冷媒管25cに対して二重管構造を有する二重管部60bを形成している。
よって、圧縮機22(図1参照)から吐出されて第三冷媒管25cを流通する高温高圧の冷媒と、洗浄水供給路60の二重管部60bを流通する洗浄水との間で熱交換が行われ、冷媒が冷却されるとともに洗浄水が加熱される。さらに、加熱された洗浄水がドレンパン6(図1参照)に供給される。このように、洗浄水供給路60の二重管部60bは洗浄水を加熱するための加熱手段を構成している。
図1に戻ると、洗浄水供給路60は、主給水弁11aよりも上流で外部水道系2に連通している。すなわち、洗浄水供給路60には、主給水弁11aの開閉に関わらず洗浄水が供給される。また、洗浄水供給路60には、ドレンパン6に洗浄水を供給するか否かを制御するための洗浄給水弁60aが設けられている。洗浄給水弁60aは、制御手段70に電気的に接続されて制御手段70の制御により開閉するようになっており、洗浄水供給路60の二重管部60bよりも外部水道系2側である上流側に配置されている。これは、熱交換された洗浄水の熱に接することでの洗浄給水弁60aの劣化を低減するためである。
次に、図3は、図1のドレンパン6を示す斜視図であり、ディスペンサ101の前面からドレンパン6を見下ろした状態を示している。図3において、ドレンパン6の底部6aには、外部排水系3(図1参照)に連通する排水口9が設けられている。さらに、洗浄水吐出口7は、ドレンパン6の幅方向6wに沿って延在する後方の側壁6bに設けられている。また、洗浄水吐出口7は、ドレンパン6の幅方向6wに関して、排水口9と逆側の位置に配置されている。すなわち、図3のようにディスペンサ101の前面から見た時に、排水口9が右側に配置されている場合には、洗浄水吐出口7は左側に配置されている。これにより、洗浄水が、排水口9に直に流れ込むことがなく、底部6aにおいて側壁6bに沿って旋回するように流れ、底部6a並びに側壁6bを洗浄した上で排水口9に流れ込むようになっている。
次に、図1〜3を使用して、この発明の実施の形態に係るディスペンサ101の動作を説明する。
まず、図1を参照すると、ディスペンサ101の電源が入れられると、制御手段70により主給水弁11aが開かれて、製氷水タンク10に水道水が製氷水として供給され、同時に、製氷水給水管13を介して、製氷水タンク10からオーガ式製氷機30の冷凍ケーシング31に製氷水が供給される。
また、制御手段70により、冷凍回路20の圧縮機22が始動されるとともに、オーガ式製氷機30が始動される。
このとき、冷媒が冷凍回路20内を流通し、冷凍ケーシング31内の製氷水と、冷凍回路20の冷却パイプ21内の冷媒とが熱交換を行うことによって、冷凍ケーシング31の内壁に氷が形成される。内壁に形成された氷は、回転駆動されたオーガ32の螺旋刃32aによって、削り取られるとともに、上方に移送される。上方に移送された氷は、圧縮されて柱状の氷として固定刃34の上部から送り出される。固定刃34の上部から送り出された柱状の氷は、上方に送り出されながらカッタ体35により所定長さ毎に切断される。所定長さ毎に切断された氷は、氷片(チップアイス)として貯氷室40内に貯められる。そして、製氷動作及び氷の貯留は、貯氷センサ41によって貯氷量が上限値に達したことが検出されるまで行われる。貯氷量が上限値に達すると、貯氷センサ41の出力信号が制御手段70に送られ、制御手段70は、圧縮機22及びオーガ式製氷機30を停止し、製氷動作を停止する。
なお、製氷水タンク10への水道水の供給は、製氷動作の停止後、製氷水タンク10の製氷水が所定の水位になるまで行われ、フロートセンサ14が所定水位の貯留量を検出すると、制御手段70は主給水弁11aを閉じて水道水の供給を遮断する。
次に、利用者がディスペンサ101から氷の供給を受ける場合、利用者は手に持ったカップをレバー5に押しつける。これにより、レバー5が回動し、内蔵された図示しない電磁スイッチが接続され、制御手段70に出力信号が伝達される。このとき、制御手段70は、ソレノイドアクチュエータ42を駆動してシャッタ44を動作させ、氷吐出口40aを開放し、所定の時間経過後、再び氷吐出口40aを閉じる。そして、利用者のカップには、貯氷室40内の氷片が所定の量だけ供給される。
この利用者への氷の供給により、貯氷室40内の氷が次第に減少し、貯氷センサ41により検出される貯氷量が下限値以下となると、制御手段70は、冷凍回路20の圧縮機22を始動するとともに、オーガ式製氷機30を始動して、製氷動作を開始する。また、製氷動作中、制御手段70は、フロートセンサ14の検出する製氷水タンク10内の製氷水の水位に応じて、主給水弁11aを開閉して水道水の供給又は遮断を行い、製氷水タンク10内の製氷水の貯留量の調整を行う。
また、利用者への氷の供給時、供給される氷を利用者がこぼしてしまうことや、利用者がジュース類を予めカップに入れていた場合、氷の供給によりカップのジュース類が溢れてしまうことがある。そして、このこぼれた氷やジュース類は、ドレンパン6により回収される。
さらに、ディスペンサ101が、例えばファミリーレストラン等のドリンクバーで使用される場合、ディスペンサ101の近傍には、水、ジュース、及びスープ等のジュース類を放出する飲料ディスペンサが併設されることがある。そこで、利用者が飲用するジュース類の種類を変更するときには、利用者が、ディスペンサ101のドレンパン6にカップに残ったジュース類を捨てることがある。
図3を参照すると、ドレンパン6に回収、又は、捨てられたジュース類は、底部6aの排水口9から外部排水系3(図1参照)に排出される。しかしながら、このようなジュース類の一部はドレンパン6の底部6a、側壁6b、排水口9、及び外部排水系3(図1参照)の内側に付着したまま残り、乾燥して固着することがある。
そこで、制御手段70(図1参照)は、洗浄給水弁60a(図1参照)を所定の時期に開放し、洗浄水供給路60を介して、ドレンパン6に水道水を洗浄水として供給する。洗浄水は洗浄水吐出口7よりドレンパン6に供給され、さらに、供給された洗浄水は、ドレンパン6内において、側壁6bに沿って方向Aに旋回するようにして流れ、側壁6b及び底部6aに付着したジュース類を洗い流しつつ、排水口9より回収・排出される。また、排水口9に回収された洗浄水は、排水口9及び外部排水系3(図1参照)に付着したジュース類も洗い流して、ディスペンサ101の外部に排出される。
また、このディスペンサ101において、ドレンパン6への洗浄水の供給は、通常、製氷動作時に行われる。
図1を参照すると、製氷動作時、冷凍回路20では圧縮機22が稼働するため、圧縮機22と凝縮器23との間の第三冷媒管25cには、圧縮機22から吐出された高温高圧の冷媒ガスが流通する。
次に、図2を参照すると、洗浄水供給路60を流通する洗浄水は方向Pに流れ、第三冷媒管25cを流通する高温高圧の冷媒ガスは方向Qに流れる。洗浄水供給路60の二重管部60bは第三冷媒管25cを取り囲んでいるため、二重管部60bにおいて、洗浄水と冷媒とが熱交換を行い、洗浄水が加熱されるとともに冷媒は冷却される。
この加熱された温水状態の洗浄水が、ドレンパン6に供給され、ドレンパン6内を洗浄する。温水状態の洗浄水によりドレンパン6を洗浄することにより、ドレンパン6に付着したジュース類の洗浄能力が向上し、例えば、シロップ等の付着力の強いものによる付着物の洗浄・除去も可能になる。
なお、ドレンパン6への洗浄水の供給は、上述に示すように、製氷動作時に行うほか、製氷動作が実施される間隔が長くなる場合などに対応するため、所定の時間又は所定の時間間隔で加熱しない洗浄水により適宜行ってもよい。
このように、この実施の形態に係るディスペンサ101は、氷片からなる供給物を放出口4から放出するディスペンサであり、放出口4の下方に設けられ、放出口4から放出された氷片を回収するドレンパン6と、ドレンパン6に連通し、ドレンパン6に洗浄水を供給するための洗浄水供給路60と、洗浄水供給路60の洗浄水を加熱する、洗浄水供給路60の二重管部60bとを備える。
これによって、洗浄水を加熱することにより洗浄能力が向上するため、ドレンパン6の内部、排水口9及び外部排水系3に付着したジュース類を確実に洗浄し、ジュース類が固着することを防止できる。
また、ディスペンサ101の内部において、圧縮機22により高温高圧とされた冷媒が流通する第三冷媒管25c、すなわち、発熱部と洗浄水供給路60との間で熱交換することにより、ディスペンサ101の内部での発熱を有効利用できるため、洗浄水供給路60の洗浄水を加熱するために新たな加熱装置を必要としない。よって、ディスペンサ101の省エネルギー化を図ることが可能になる。
また、冷凍回路20における高温高圧の冷媒が流通する第三冷媒管25cと洗浄水供給路60との間で熱交換することにより、熱交換を行う構造のための部品点数も少なくてよく、また、スペースも必要としない。よって、ディスペンサ101のコストの低減及び小型化を図ることが可能となる。
また、冷凍回路20の第三冷媒管25cと洗浄水供給路60との間で熱交換することにより、第三冷媒管25cから凝縮器23に供給される冷媒の温度が低下する。これにより、凝縮器23における冷媒の凝縮(冷却)効率が向上する。従って、冷凍回路20の冷却効率が向上するため、ディスペンサ101の省エネルギー化を図ることが可能になる。
また、ドレンパン6に供給する洗浄水に対して、ドレンパン6の内部で側壁6bに沿って旋回する流れを与えることにより、ドレンパン6の内部に付着したジュース類の洗浄能力を向上させることが可能になる。
また、実施の形態において、ドレンパン6に供給する洗浄水の加熱に圧縮機22から吐出される冷媒の熱を利用していたがこれに限定されるものではない。洗浄水供給路60を加熱するヒータ等の加熱装置を別個に設けて洗浄水をドレンパン6に供給してもよく、加熱装置により加熱された洗浄水を貯留するタンクを別個に設け、この貯留した洗浄水をドレンパン6に供給するようにしてもよい。
また、実施の形態において、洗浄水供給路60の一部と冷凍回路20の第三冷媒管25cの一部を二重管構造としていたがこれに限定されるものではない。洗浄水供給路60の一部と第三冷媒管25cの一部とを並列に配置し、この並列に配置した部位において互いに接触するようにしてもよい。
また、実施の形態では、チップアイスディスペンサについての構成を説明したが、これに限定されず、ディスペンサは、飲料及び氷片の少なくとも一方を含む供給物を放出口から放出するものであればよい。すなわち、本願発明は、飲料のみを放出する構成の飲料ディスペンサ、又は飲料とともに氷片を供給する構成の飲料ディスペンサにも適用できる。
本発明の実施の形態によるディスペンサの断面側面図である。 図1のx部の構造を示す断面側面図である。 図1のドレンパンを示す斜視図である。
符号の説明
4 放出口、6 ドレンパン、20 冷凍回路、22 圧縮機、60 洗浄水供給路、60b 二重管部(加熱手段)、101 ディスペンサ。

Claims (2)

  1. 飲料及び氷片の少なくとも一方を含む供給物を放出口から放出するディスペンサにおいて、
    前記放出口の下方に設けられ、前記放出口から放出された前記供給物を回収するドレンパンと、
    前記ドレンパンに連通し、前記ドレンパンに洗浄水を供給するための洗浄水供給路と、
    前記洗浄水供給路の前記洗浄水を加熱する加熱手段と
    を備えることを特徴とするディスペンサ。
  2. 前記ディスペンサは、冷媒を使用する冷凍回路を備え、
    前記冷凍回路は、前記冷媒を圧縮する圧縮機を有しており、
    前記加熱手段は、
    前記洗浄水供給路の前記洗浄水を前記圧縮機から吐出される前記冷媒と熱交換させ、
    前記洗浄水を加熱する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスペンサ。
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