JP2010132090A - 作業車両 - Google Patents
作業車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010132090A JP2010132090A JP2008308966A JP2008308966A JP2010132090A JP 2010132090 A JP2010132090 A JP 2010132090A JP 2008308966 A JP2008308966 A JP 2008308966A JP 2008308966 A JP2008308966 A JP 2008308966A JP 2010132090 A JP2010132090 A JP 2010132090A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield plate
- air shield
- support member
- bonnet
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】エアシールドプレートの支持負担軽減および軽量化を図って車両組立時の作業効率および燃費を向上させた作業車両を提供する。
【解決手段】エンジン5を覆うボンネット4および車両の操縦部8の間に設けたエアシールドプレート22と、このエアシールドプレート22の前方に有する、ボンネット4開口時にボンネット4を支持するボンネット支持部材21と、エアシールドプレート22の後方に有する、クラッチペダル16およびブレーキペダル17を枢支したペダルユニット23とを備え、エアシールドプレート22の前方に支持部材24を設け、この支持部材24の前部に、ボンネット支持部材21を取付けるとともに、支持部材24の後部に、エアシールドプレート22を介してペダルユニット23を支持固定させる。
【選択図】図7
【解決手段】エンジン5を覆うボンネット4および車両の操縦部8の間に設けたエアシールドプレート22と、このエアシールドプレート22の前方に有する、ボンネット4開口時にボンネット4を支持するボンネット支持部材21と、エアシールドプレート22の後方に有する、クラッチペダル16およびブレーキペダル17を枢支したペダルユニット23とを備え、エアシールドプレート22の前方に支持部材24を設け、この支持部材24の前部に、ボンネット支持部材21を取付けるとともに、支持部材24の後部に、エアシールドプレート22を介してペダルユニット23を支持固定させる。
【選択図】図7
Description
本発明は、エンジンを覆うボンネットおよび車両操縦部の間に設けたエアシールドプレートを備える作業車両に関するものであり、より詳細には、エアシールドプレートの支持負担軽減および軽量化を図った作業車両に関する。
従来、トラクタなどの作業車両には、例えば、エンジンを覆うボンネットおよび車両操縦部の間に設けた、エンジンの発熱による高温空気の遮蔽板となるエアシールドプレートと、このエアシールドプレートの前方に有する、ボンネット開口時にボンネットを支持するボンネット支持フレーム(ボンネット支持部材)とを有し、このボンネット支持部材の左右両側部を、平面視でエンジン後端面との取付面より前方に位置するように張り出して構成し、キャビンフロアをさらに前方に拡大して、キャビン内のオペレータ空間を拡大した(例えば、特許文献1)ものがある。
しかし、このような作業車両では、エアシールドプレートがボンネット支持部材やボンネット、クラッチペダルおよびブレーキペダルを枢支したペダルユニットのそれぞれを支持するとともに、エンジンの発熱により高温となった空気やエンジンの騒音から、エンジンルームと、操縦部側とを遮蔽するはたらきも有している。その結果、大きなエアシールドプレートは、重量物を支持するための強度が必要となり、その構成からエアシールドプレートの重量が大きくなり、車両組立時の作業効率の低下や、車両全体の重量が重くなることによる燃費の低下という問題があった。
そこで、この発明の目的は、エアシールドプレートの支持負担軽減および軽量化を図って車両組立時の作業効率および燃費を向上させた作業車両を提供することにある。
そこで、この発明の目的は、エアシールドプレートの支持負担軽減および軽量化を図って車両組立時の作業効率および燃費を向上させた作業車両を提供することにある。
このため、請求項1に記載の発明は、エンジンを覆うボンネットおよび車両操縦部の間に設けたエアシールドプレートと、該エアシールドプレートの前方に有する、前記ボンネット開口時に前記ボンネットを支持するボンネット支持部材と、前記エアシールドプレートの後方に有する、クラッチペダルおよびブレーキペダルを枢支したペダルユニットとを備える作業車両において、前記エアシールドプレートの前方に支持部材を設け、該支持部材の前部に、前記ボンネット支持部材を取付けるとともに、前記支持部材の後部に、前記エアシールドプレートを介して前記ペダルユニットを支持固定させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業車両において、前記エアシールドプレートは、内部に空洞を備える樹脂からなることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、エンジンを覆うボンネットおよび車両操縦部の間に設けたエアシールドプレートと、このエアシールドプレートの前方に有する、ボンネット開口時にボンネットを支持するボンネット支持部材と、エアシールドプレートの後方に有する、クラッチペダルおよびブレーキペダルを枢支したペダルユニットとを備える作業車両において、エアシールドプレートの前方に支持部材を設け、この支持部材の前部に、ボンネット支持部材を取付けるとともに、支持部材の後部に、エアシールドプレートを介してペダルユニットを支持固定させるので、エアシールドプレートは、ボンネット支持フレームおよびペダルユニットの支持が不要となり、高温空気やエンジン騒音などを有するボンネット内から、操縦部側を遮蔽する機能のみを有していればよく、エアシールドプレートの厚みを薄くするなどでエアシールドプレートを軽量化することができる。従って、作業効率および燃費を向上させた作業車両を提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、エアシールドプレートは、内部に空洞を備える樹脂からなるので、さらなるエアシールドプレートの軽量化を図ることができる。従って、作業効率および燃費を向上させた作業車両を提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、この発明を実施するための最良の形態について詳述する。
図1は本発明の一実施例に係るホイール式トラクタの左側面図、図2は同トラクタの平面図である。なお、図に例示したトラクタは、ロプス仕様のホイール式トラクタに限定されず、キャビン仕様や、クローラ式などであってもよい。
図1は本発明の一実施例に係るホイール式トラクタの左側面図、図2は同トラクタの平面図である。なお、図に例示したトラクタは、ロプス仕様のホイール式トラクタに限定されず、キャビン仕様や、クローラ式などであってもよい。
この例のホイール式のトラクタ1は、前輪2および後輪3を備え、前輪2の上方であって車体フレーム10上にボンネット4を形成し、その内側には原動機部としてのエンジン5を備える。
そして、ボンネット4の後方には操縦部8が設けられ、この操縦部8内には、前部にハンドル6および、後部にシート7などが設けられる。なお、符号11は、機体後部に設けられたロプスフレームである。
前記シート7は、後輪3の上方であって、前部を下方に屈曲させた形状の左右フェンダ12間に配置される。この左右フェンダ12は、例えば、副変速レバーやPTOレバーなどの各種操作レバー13の下部を内設し、それら操作レバー13の上部を、上面に形成されている前後方向に長い溝穴を有するレバー溝14から突出させる左右操作レバーガイド15が備えられる。
次に、本願発明の特徴である、エアシールドプレートの前方に設置した支持部材について、その具体的構成を説明する。図3はエアシールドプレート周辺部の設置位置を示すボンネットの斜視図、図4はエアシールドプレート周辺部を左前方から見た斜視図、図5はエアシールドプレート周辺部の左側面図、図6はエアシールドプレート周辺部の平面図、図7は各部を脱着したエアシールドプレート周辺部の構成図である。
まず、図3〜4に示すように、ボンネット4内には、ボンネット4を開けたときにボンネット4を支持する、例えば、支持ロッド21aおよび2本のステー21bなどからなるボンネット支持部材21が設置される。
このボンネット支持部材21の後方であって、ボンネット4と、操縦部8との間には、エンジン5の発熱により高温となった空気やエンジン5の騒音を遮蔽して、快適な操縦空間にするための、略台形状で金属製のエアシールドプレート22が配設される。なお、エアシールドプレート22は、ボンネット4下部や車体フレーム10などにその両側部などをボルト締結などして固定することができる。
また、図5〜6にも示すように、エアシールドプレート22の後方であって、操縦部8の前端部には、左右クラッチペダル16やブレーキペダル17などを枢支した、ペダル取付部としてのペダルユニット23が配設される。
本願発明では、図7にも示すように、エアシールドプレート22の前方には、車体フレーム10上に支持部材24が垂設される。この支持部材24は、例えば、アルミなどの金属からなる2本の柱部24aおよび両柱部24a間をつなぐ各補強部24bなどから構成される軽量構造を有するもので、エアシールドプレート22の左右幅よりも狭く、エアシールドプレート22の高さに略等しく、底部のステー24cを車体フレーム10にボルト締結などして取付ける構成とされる。
なお、支持部材24の構造は、上述した内容に限定されることなく、軽量かつ、強度を有する構造であればよい。
そして、この支持部材24の前面上部には、ボンネット支持部材21が取付けられる。これは、図5〜7に示すように、ボンネット支持部材21の両ステー21bの後端部が、支持部材24の前面上部の補強部24bに溶接などで固設される。
次に、支持部材24の背面には、ペダルユニット23が取付けられる。これも、図5〜7に示すように、ペダルユニット23上部に有する左右取付部aが、支持部材24の背面に設置した補強部24b上部の左右取付部a´に、また、ペダルユニット23下部に有する左右取付部bが、支持部材24の背面に設置した補強部24b下部の左右取付部b´に、それぞれエアシールドプレート22の当該位置に設けた穴部を介してボルトなどで締結することにより、ペダルユニット23が支持部材24に固定される。
なお、このとき、支持部材24と、ペダルユニット23との間に位置するエアシールドプレート22は、支持部材24やペダルユニット23、ボンネット支持部材21に直接的に接触せず、特に上述したようなペダルユニット23と、支持部材24とは、エアシールドプレート22の穴部を介して取付部a,a´,b,b´によりエアシールドプレート22に負荷をかけることなく両者が接続される。従って、エアシールドプレート22は、支持部材24やペダルユニット23およびボンネット支持部材21を支持することなく車体フレーム10上に立設されている。
このような構成にすることで、エアシールドプレート22の前方にエアシールドプレート22とは別個に設けた支持部材24が、ボンネット支持部材21を介してボンネット4開口時の、重量を有するボンネット4を支持するとともに、エアシールドプレート22を介してエアシールドプレート22に直接的に支持負荷をかけることなく、重量を有するペダルユニット23を支持する。
この結果、エアシールドプレート22は、従来のようにボンネット支持部材21やペダルユニット23を支持する必要がなく、エンジン5の発熱により高温となった空気やエンジン5の騒音から、ボンネット4内(エンジンルーム)と、操縦部8とを遮蔽するはたらきのみを有すればよい。
従って、大きさを有するエアシールドプレート22は、上記部位の支持に必要な強度を備える必要がなくなり、その厚み(車両前後方向)を、高温空気や騒音などから遮蔽可能な程度に薄くすることで軽量化が可能となり、車両組立時の作業効率や燃費を向上させることができる。
さらには、エアシールドプレート22の前方に支持部材24を新たに備えた二重の遮蔽構造とできるため、上述したように高温空気などを遮蔽する効果を一層向上することができる。
なお、ボンネット支持部材21と、支持部材24、および支持部材24と、ペダルユニット23の接続は、上述した方法に限定されない。
また、エアシールドプレート22は、その構成する材質により、さらに軽量化を図ることができる。
具体的には、エアシールドプレート22の材質を、例えば、けい酸カルシウムや、ガラスファイバー、セラミックファイバー、アルミナファイバー、ロックウールなどの断熱材料で構成したり、あるいは、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂や、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂などの断熱材料で構成することにより、エアシールドプレート22を一層軽量化することができる。
また、上述した断熱材料や断熱材料で構成されるエアシールドプレート22を、さらに軽量化することができる。図8は、エアシールドプレートの一部を拡大して示す断面模式図である。
この図8に示すように、エアシールドプレート22が、製造過程において、その材質中に複数の空洞25を設けることにより、エアシールドプレート22全体の重量を軽減でき、上述同様の効果を得ることができる。
さらには、上記空洞25は、空気を内包しているため、これら空洞25の空気がエンジン5側からの高温空気の熱の伝播を減少させるため、エアシールドプレート22の断熱効果を一層向上させることができる。
なお、エアシールドプレート22内に設けた空洞25の数や形状は、図8に限定されるものではない。
以上詳述したように、この例のトラクタ1は、エンジン5を覆うボンネット4および車両の操縦部8の間に設けたエアシールドプレート22と、このエアシールドプレート22の前方に有する、ボンネット4開口時にボンネット4を支持するボンネット支持部材21と、エアシールドプレート22の後方に有する、クラッチペダル16およびブレーキペダル17を枢支したペダルユニット23とを備える作業車両において、エアシールドプレート22の前方に支持部材24を設け、この支持部材24の前部に、ボンネット支持部材21を取付けるとともに、支持部材24の後部に、エアシールドプレート22を介してペダルユニット23を支持固定させるものである。
加えて、エアシールドプレート22は、内部に空洞25を備える樹脂からなる。
また、上述の例では、作業車両の一例としてホイール式トラクタ(農作業機)について説明したが、この発明はこれに限定されるものではなく、クローラ式トラクタや、農作業機としてのコンバインなど、また、建設作業機として、バックホーやブルトーザなど、さらには除雪車など、エンジンを内設するボンネットと、操縦部との間にエアシールドプレートを備えたあらゆる作業車両に適用することができる。
21 ボンネット支持部材
21a 支持ロッド
21b ステー
22 エアシールドプレート
23 ペダルユニット
24 支持部材
24a 柱部
24b 補強部
24c ステー
25 空洞
a,a´,b,b´ 取付部
21a 支持ロッド
21b ステー
22 エアシールドプレート
23 ペダルユニット
24 支持部材
24a 柱部
24b 補強部
24c ステー
25 空洞
a,a´,b,b´ 取付部
Claims (2)
- エンジンを覆うボンネットおよび車両操縦部の間に設けたエアシールドプレートと、
該エアシールドプレートの前方に有する、前記ボンネット開口時に前記ボンネットを支持するボンネット支持部材と、
前記エアシールドプレートの後方に有する、クラッチペダルおよびブレーキペダルを枢支したペダルユニットと、を備える作業車両において、
前記エアシールドプレートの前方に支持部材を設け、
該支持部材の前部に、前記ボンネット支持部材を取付けるとともに、前記支持部材の後部に、前記エアシールドプレートを介して前記ペダルユニットを支持固定させることを特徴とする作業車両。 - 前記エアシールドプレートは、内部に空洞を備える樹脂からなることを特徴とする、請求項1に記載の作業車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008308966A JP2010132090A (ja) | 2008-12-03 | 2008-12-03 | 作業車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008308966A JP2010132090A (ja) | 2008-12-03 | 2008-12-03 | 作業車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010132090A true JP2010132090A (ja) | 2010-06-17 |
Family
ID=42343872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008308966A Withdrawn JP2010132090A (ja) | 2008-12-03 | 2008-12-03 | 作業車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010132090A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012201158A (ja) * | 2011-03-24 | 2012-10-22 | Kubota Corp | 作業車 |
-
2008
- 2008-12-03 JP JP2008308966A patent/JP2010132090A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012201158A (ja) * | 2011-03-24 | 2012-10-22 | Kubota Corp | 作業車 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5009933B2 (ja) | ホイールローダ | |
JP5664497B2 (ja) | 車両前部構造 | |
JP2010105532A (ja) | 車体前部構造 | |
EP2840190B1 (en) | Construction machine | |
WO2006098084A1 (ja) | 作業車両のフレーム構造 | |
JP2008193932A (ja) | 作業車両 | |
JP6337758B2 (ja) | 自動二輪車の部品取付構造およびその取付方法 | |
JP2007216903A (ja) | 自動車の下部車体構造 | |
JP2010132090A (ja) | 作業車両 | |
JP6218557B2 (ja) | キャブオーバー車の車外騒音低減構造 | |
JP2009035106A (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
JP6805565B2 (ja) | ダッシュパネル補強構造 | |
JP4191585B2 (ja) | 建設機械用キャブ | |
JP2009166719A (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP5282463B2 (ja) | 建設機械 | |
JP2017087868A (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP2006117097A (ja) | アクセルペダル取付部の構造 | |
JP2017053191A (ja) | 建設機械のフロントガード構造 | |
JP2008001125A (ja) | 作業車両のアシストバー | |
JP4224886B2 (ja) | 車両の前部車体構造 | |
JP5107754B2 (ja) | 作業車両 | |
JP2005336829A (ja) | 建設機械の旋回フレーム | |
WO2016189942A1 (ja) | 作業車 | |
JP7070289B2 (ja) | 前部車体構造 | |
JP2008143251A (ja) | キャブ屋根構造体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120207 |