JP2010131238A - 医用画像表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】計測値の情報の表示を容易にする。
【解決手段】医用画像表示装置は、複数の医用画像を表示する表示手段と、前記表示された医用画像に対し計測値の描画の操作がなされると、医用画像に描画し、描画に対応する計測値を算出し、当該計測値の情報を記憶手段に記憶させる制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記複数の医用画像のうち、計測値が算出された医用画像についての計測値の情報を前記記憶手段から取得し、当該取得された計測値の一覧を前記表示手段に表示させる(ステップS23)。
【選択図】図7

Description

本発明は、医用画像表示装置及びプログラムに関する。
医療の分野では、X線撮影やCT(Computed Tomography)撮影のような検査撮影によって得られた医用画像のデジタル化が進み、ディスプレイに表示された医用画像により医師の読影が行われている。
読影時に、医師は医用画像に対し補助線を引いたり、マーキングしたりと描画を行い、組織間の距離や角度を計測することがある。このような医師の作業を補助するため、表示された医用画像において描画や計測が可能な装置も開発されている。
読影後、医師は読影に関するレポートを作成するが、このレポートに医用画像を添付する場合がある。レポートには、添付する医用画像の画像リンク情報が含まれ、当該画像リンク情報によってレポートに添付された医用画像を取得することが可能である(例えば、特許文献1参照)。
しかし、CT撮影やMRI(Magnetic Resonance Imaging)撮影では、1回の検査で得られる撮影枚数が100〜1000枚単位と、読影する医用画像数が非常に多い。多数の医用画像の中から医師が読影時に添付しようと思っていた医用画像を見つけ出すのは非常に煩雑である。そこで、読影用に医用画像を表示中に、医師の登録操作によって、後のレポート作成時に参照したい医用画像をブックマーク登録できる方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−293521号公報
医師はレポートの作成にあたり、描画された医用画像を再度参照し、描画による計測値をレポートに入力することがある。しかしながら、上述のように読影対象の医用画像が多数ある場合、多数の医用画像の中から描画された医用画像を探し出すのは容易ではない。上記特許文献1に記載のように、描画された医用画像についてブックマーク登録の操作を行うことにより、後のレポート作成時に求める医用画像を識別できるようにすることは可能である。しかし、レポートに添付する医用画像は1,2枚程度と少ないのに対し、描画の操作はもっと多くの医用画像に対して行われる。医師が描画する度に逐一ブックマーク登録の操作を行うのは煩雑であり、医師の負担となる。
本発明の課題は、計測値の情報の表示を容易にすることである。
請求項1に記載の発明によれば、
複数の医用画像を表示する表示手段と、
前記表示された医用画像に対し計測値の描画の操作がなされると、医用画像に描画し、描画に対応する計測値を算出し、当該計測値の情報を記憶手段に記憶させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記複数の医用画像のうち、計測値が算出された医用画像についての計測値の情報を前記記憶手段から取得し、当該取得された計測値の一覧を前記表示手段に表示させる医用画像表示装置が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、
前記制御手段は、前記表示された医用画像に対し計測値の描画の操作がなされると、当該医用画像は計測値が算出された医用画像であることを示す識別情報を記憶手段に記憶させ、当該記憶された識別情報に基づいて前記複数の医用画像のうち描画によって計測値が算出された医用画像を抽出し、当該抽出された医用画像の一覧を前記計測値の一覧とともに表示させる請求項1に記載の医用画像表示装置が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、
前記制御手段は、前記計測値が算出された医用画像の一覧と前記計測値の一覧において、対応する医用画像及び計測値をそれぞれ識別表示させる請求項2に記載の医用画像表示装置が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、
前記制御手段は、前記計測値の一覧に表示された各計測値に、計測値の描画の種別を示すマークを付して表示させる請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像表示装置が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、
前記制御手段は、前記計測値の一覧を、計測値の描画の種別毎に表示させる請求項1〜4の何れか一項に記載の医用画像表示装置が提供される。
請求項6に記載の発明によれば、
前記計測値の描画の種別はグループ分類され、
前記制御手段は、前記計測値の一覧を、前記計測値の描画の種別のグループ毎に表示させる請求項1〜4の何れか一項に記載の医用画像表示装置が提供される。
請求項7に記載の発明によれば、
コンピュータを、
表示手段に表示された複数の医用画像に対し計測値の描画の操作がなされると、医用画像に描画し、描画に対応する計測値を算出し、当該計測値の情報を記憶手段に記憶させ、
前記複数の医用画像のうち、計測値が算出された医用画像についての計測値の情報を前記記憶手段から取得し、当該取得された計測値の一覧を前記表示手段に表示させる制御手段として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、複数の医用画像に計測値が算出された医用画像が含まれる場合であっても、当該計測値の情報を容易に表示することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は医用画像システム1の構成を示す図である。図1に示すように、医用画像システム1は、サーバ10と、本実施の形態に係る医用画像表示装置20とを含む。サーバ10と医用画像表示装置20とはネットワークNを介して通信が可能である。その通信方式としては、医用画像の通信方式として一般的に用いられるDICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)が挙げられる。
サーバ10は、医用画像や電子カルテ、レポートを保存し、管理する。サーバ10は医用画像表示装置20からの要求に応じて、医用画像や電子カルテ、レポートを医用画像表示装置20に送信し、提供する。
医用画像表示装置20は、サーバ10から医用画像を取得して表示する。また、医用画像表示装置20は、医師の操作に応じて電子カルテやレポートを作成し、サーバ10に送信する。
図2は医用画像表示装置20の機能的構成を示している。
図2に示すように、医用画像表示装置20は、制御部21、記憶部22、表示部23、操作部24、通信部25、I/F部26、CD/DVDドライブ27を備えている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等を備える制御手段である。制御部21は、記憶部22に記憶されたプログラムとの協働により、各種演算を行い、各部の動作を制御し、処理を実行する。
例えば、制御部21はビューア画面に1シリーズ分の複数の医用画像を表示させる。また、制御部21は表示部23に表示された医用画像に対し計測値の描画の操作がなされると、当該操作に応じて医用画像上に描画し、描画に対応する計測値を算出するとともに、算出された計測値の情報を記憶部22に記憶させる。また、制御部21はシリーズ分の複数の医用画像のうち、計測値が算出された医用画像についての計測値の情報を記憶部22から取得し、当該計測値の一覧を表示部23に表示させる。
記憶部22は、例えばハードディスクから構成され、各種プログラムの他、処理の実行に必要なパラメータやファイルを記憶している。
記憶部22は、表示する医用画像や作成された電子カルテ、レポートのファイルを記憶している。
また、記憶部22は描画テーブルを記憶する記憶手段である。描画テーブルは、医用画像が描画されたことを示す識別情報が設定されたテーブルであり、描画によって算出された計測値の情報を含む。
図3は描画テーブルの一例を示している。図3に示す描画テーブルT1には、描画された医用画像について、医用画像のシリーズ管理番号、画像管理番号、当該描画の種別を示すフラグ、種別が属するグループを示すフラグ、計測値の情報がそれぞれ対応付けて記憶されている。
MRI撮影やCT撮影のように、1単位の検査撮影で複数の医用画像が得られる場合、当該複数の医用画像は同じシリーズの医用画像として扱われ、同一のシリーズ番号が付与されて管理される。例えば、胸部から腹部にかけての複数の断層画像を得るCT撮影の場合、これら複数の断層画像は全て同じシリーズ番号が付与される。しかしながら、1つの検査に複数の検査撮影が含まれる場合、例えばある検査Aとある検査Bにそれぞれ同じシリーズ番号1のシリーズが存在し、シリーズ番号自体は固有の番号ではない。そこで、各シリーズを一意に管理するため、シリーズそれぞれに固有のシリーズ管理番号が付与される。つまり、医用画像のシリーズ管理番号は、同じシリーズ管理番号の医用画像であれば同じ検査撮影で得られたことを示す。
シリーズ番号とは別に、シリーズ内の個々の医用画像を識別するために付与されるのが画像番号である。画像番号は1シリーズの複数の医用画像について撮影により生成された順に付与される。例えば、胸部から腹部にかけての断層画像のCT撮影であれば、先に生成された胸部側の断層画像を先頭、後に生成された腹部側の断層画像を後尾として1、2、3…の順に画像番号が付与される。しかしながら、画像番号は別シリーズにも同じ番号が存在する場合があり、複数のシリーズを保有するシステムにおいては、固有の番号とはならない。よって、各医用画像を一意に管理するために、医用画像それぞれに対して固有の画像管理番号が付与される。
描画の種別のフラグは、医用画像が描画されたことを示すとともに、どのような描画がされたのかを示す識別情報である。描画の種別のフラグの中でも、計測値の描画の種別を示すフラグは、計測値が算出されたことを示す識別情報である。医用画像表示装置20では複数種類の描画が可能であり、図4に示すように、点や線、矩形、楕円、矢印のような様々な種類の図形の描画が可能である。また、図形の描画に伴って制御部21により計測された距離、角度のような計測値を描画することも可能である。よって、描画の種類毎にその種別を示すフラグが割り当てられている。例えば、点の描画であれば「1」のフラグ、直線の描画であれば「2」のフラグ、楕円の描画であれば「3」のフラグが割り当てられる。また、直線の距離の描画は「11」のフラグ、2つの直線の交点における角度(3点角度と呼ばれる)の描画であれば「12」のフラグ、2つの直線の延長線上の交点の角度(コブ角度と呼ばれる)の描画であれば「13」のフラグが割り当てられる。
描画の種別はグループ分類されている。描画の種別のグループのフラグは、医用画像になされた描画がどのグループに分類されているのかを示す識別情報である。グループは、例えば図4に示すように図形を描画する図形系のグループと、計測値を描画する計測系のグループとに分類されてもよい。また、放射線医学系、核医学系、整形医学系のように医学の分野毎にグループが分類されてもよいし、内科、外科、整形外科、放射線科のような診療科毎に分類されてもよい。なお、全ての描画の種別についてグループ分類する必要はない。また、どのようなグループに分類するかはユーザが設定可能である。
例えば、医学分野毎にグループ分類する場合、放射線医学系のグループとして、直線、矩形、楕円、多角形の描画、これらの図形内で算出された最大画素値、最小画素値、平均画素値、標準偏差等の計測値の描画を分類することができ、これらの描画の種別に対してグループのフラグ「1」が割り当てられる。また、核医学系のグループとして、矩形、楕円、多角形の描画、これらの図形内で算出されたSUV(Standardized Uptake Value;標準化した半定量的指数)の最大値、平均値、標準偏差等の計測値の描画を分類することができ、これら描画の種別に対してグループのフラグ「2」が割り当てられる。整形医学系のグループとして、シャープ角、大腿頸骨角、ベーラー角等の計測値の描画を分類することができ、これら描画の種別に対してグループのフラグ「3」が割り当てられる。
計測値の情報は、医用画像に対し計測値の描画がなされた場合に描画によって算出された計測値の情報であり、計測値の描画がなされた場合に記憶される。例えば、直線距離の描画の場合は描画された直線の距離、3点角度の描画の場合は2つの直線が交差する交点における角度の情報が挙げられる。
表示部23はディスプレイを備えた表示手段である。表示部23は制御部21の表示制御に従って、読影用に医用画像を表示するビューア画面やレポート入力用のレポート画面のような各種表示画面を表示する。
操作部24はマウスやキーボードを備え、これらの操作に応じた操作信号を生成して制御部21に出力する。なお、操作部24は表示部23のディスプレイと一体となったタッチパネルであってもよい。
通信部25は通信用のインターフェイスを備え、制御部21の通信制御に従ってサーバ10のような外部機器との通信を行う。例えば、通信部25はサーバ10に医用画像の要求情報を送信し、サーバ10から医用画像を受信する。
I/F部26はCD/DVDドライブ27に接続され、CD/DVDドライブ27とデータをやりとりする。
CD/DVDドライブ27はメディアMに対し、データの読み書きを行う。メディアMはCDやDVDである。例えば、CD/DVDドライブ27はメディアMに記録された過去の医用画像やレポートを読み出し、今回の診察で新たに得られた医用画像やレポートを書き込む。このようなデータの規格としては、PDI(Portable Data for Imaging)が挙げられる。
次に、上記医用画像表示装置20により実行される処理について説明する。
医師は、医用画像を読影するにあたり、上記医用画像表示装置20を操作し、ビューア画面により医用画像を表示させることができる。
図5は、医師が医用画像を読影する際に、医用画像表示装置20により実行される処理の流れを示している。この処理に先立って、CT撮影により得られた1シリーズ分の医用画像が読影対象としてサーバ10から取得され、記憶部22に記憶されていることとする。
図5に示すように、医用画像表示装置20では制御部21が表示部23にビューア画面を表示させ、このビューア画面において1シリーズ分の複数の医用画像をスタック表示させる(ステップS1)。スタック表示とは、1フレームに1枚の医用画像を表示し、フレーム内に表示する医用画像を切り替えながら複数の医用画像を順次表示していく表示形態をいう。医師はスタック表示により1シリーズ分の医用画像を1枚ずつ読影することができる。
図6は、医用画像スタック表示されたビューア画面例を示している。
図6に示すように、スタック表示により画面全体に1つのフレームが表示され、このフレームに1枚の医用画像が表示されている。医用画像上には、当該医用画像のシリーズ管理番号及び画像管理番号の情報d1が表示されている。また、医用画像上にはスライダーバーd2が表示されている。スライダーバーd2はその長さが1シリーズ分の全医用画像の数を表している。スラーダーバーd2上の「15/107」の「15」は現在ビューア画面に表示中の医用画像の順番を示し、「107」は1シリーズ分の全医用画像の枚数を示している。
スライダーバーd2上のボタンd21は、シリーズ内における現在表示中の医用画像の位置を表している。ボタンd21は、スライダーバーd2の上端をシリーズの先頭に当たる画像管理番号101、下端を最後尾の画像管理番号207として1シリーズ分の医用画像を画像管理番号順に並べたときに、現在表示中の医用画像の画像管理番号115に該当する位置に配置される。ボタンd21の位置がスクロール操作により移動されると、ビューア画面に現在表示中の医用画像はボタンd21が移動された位置に該当する画像管理番号の医用画像に切り替えて表示される。
ビューア画面において現在表示中の医用画像に対し、医師は描画の操作を行うことができる。医師は、スタック表示により1シリーズ分の医用画像を順次読影し、描画や計測が必要な医用画像については描画の操作を行う。描画の操作には、図6に示す描画ツールd31が用いられる。描画ツールd31には描画の種別が選択的に表示されるので、医師は所望する描画の種別の選択操作を行う。例えば、直線の描画が選択されたのであれば、医師はさらにマウス操作により医用画像上で始点と終点の選択操作を行う。制御部21はこのような描画操作に応じて始点と終点を結ぶ直線を医用画像上に表示させる。描画ツールd31により直線距離の計測値の描画が選択されたのであれば、制御部21は直線を描画し、当該直線の描画に対応して直線の距離を算出し、当該算出された距離の計測値を医用画像上の直線付近に描画する。
このようなビューア画面において、制御部21は現在表示中の医用画像について描画の操作がなされたか否かを判別する(ステップS2)。描画の操作がなければ(ステップS2;N)、本処理を終了する。描画の操作がなされた場合(ステップS2;Y)、制御部21は上述のように描画の操作に応じて医用画像上に描画を行うとともに、当該医用画像になされた描画の種別及びグループのフラグを設定する。例えば、直線が描画された場合は直線の種別を示すフラグ「2」が設定され、直線の種別が属するグループのフラグ「1」が設定される。制御部21は、描画された医用画像のシリーズ管理番号、画像管理番号、設定された描画の種別、グループのフラグを描画テーブルT1に書き込み、記憶させる(ステップS3)。
次いで、制御部31は医用画像になされた描画は計測を伴う計測値の描画か否かを判断する(ステップS4)。計測値の描画でなければ(ステップS4;N)、本処理を終了する。計測値の描画である場合(ステップS4;Y)、制御部21は描画に対応して算出された計測値の情報を描画テーブルT1に書き込み、記憶し(ステップS5)、本処理を終了する。
上述の処理によって表示された医用画像の読影終了後、医師はさらにレポート画面を表示させ、当該レポート画面においてレポートの入力操作を行い、レポートを作成することができる。レポート作成時、必要であれば再度ビューア画面により医用画像を表示させることも可能である。
図7は、レポート作成時に医用画像を表示する際に、医用画像表示装置20により実行される処理の流れを示している。
図7に示すように、医用画像表示装置20では制御部21の表示制御により、表示部23にレポート画面を表示させる。レポート画面は、レポート入力用の操作画面である。また、医師の指示に応じて、制御部21はレポート画面に重ねてビューア画面を表示させる(ステップS21)。ビューア画面では、医師により指定されたシリーズの医用画像を、通常通り画像管理番号順にスタック表示することもできるし、そのシリーズ内で算出された計測値の一覧をその計測値が描画された医用画像の一覧とともに表示することもできる。
医師による計測値の一覧表示の指示が特に無い場合(ステップS22;N)、本処理を終了する。一方、医師により計測値の一覧表示が指示された場合(ステップS22;Y)、制御部21は医師によりビューア画面に表示するよう指定されたシリーズのシリーズ管理番号に対応して記憶されている計測値の情報を描画テーブルT1から取得する。そして、制御部21は取得された情報に基づいて計測値の一覧をビューア画面上に表示させる(ステップS23)。
また、制御部21は描画テーブルT1において、計測値の描画の種別を示すフラグが設定されている医用画像、すなわち計測値が算出された医用画像の画像管理番号を特定する。制御部21は、記憶部22に記憶されている1シリーズ分の医用画像のうち、特定された画像管理番号の医用画像を抽出し、計測値の一覧とともに当該抽出された医用画像をタイル表示させる(ステップS24)。タイル表示とは、1つのフレームを複数の領域に分割し、分割されたそれぞれの領域に医用画像を表示する表示形態をいう。
図8は、計測値の一覧とともに医用画像がタイル表示されたビューア画面例を示している。
図8に示すように、ビューア画面全体に表示されたフレームが左右に2分割され、左の画面d11では計測値が算出された医用画像がタイル表示され、右の画面d12では計測値d121の一覧が表示されている。画面d11において医用画像上に付されている数字は画像管理番号を示し、医用画像は画像管理番号順にタイル表示されている。画面d12において、各計測値d121にはそれぞれ計測値の描画の種別を表すマークd122が付されている。マークd122は制御部21によって付され、描画の種別のフラグに応じた図形や文字が用いられる。
図8に示すビューア画面では、計測値の描画であれば全ての種別の計測値を一覧した例を示したが、描画の種別毎に又は描画の種別のグループ毎に計測値を一覧表示することとしてもよい。
描画の種別毎に表示する場合、どの種別の計測値を表示させるか選択するため、マークd122を用いることができる。例えば、図8に示すビューア画面において楕円の面積の計測値の種別を示すマークd122が医師により選択された場合、制御部21は図9に示すように画面d12において楕円の面積の計測値のみ一覧表示し、画面d11においてその楕円の面積が算出された医用画像のみタイル表示する。
一方、描画の種別のグループ毎に計測値の一覧表示を行う場合、制御部21はグループの選択画面を表示し、この選択画面において選択されたグループに属する種別の計測値のみ一覧表示させる。例えば、放射線医学系のグループが選択された場合、制御部21は放射線医学系のグループに属する直線距離、矩形の面積、楕円の面積等の計測値のみを画面d12に一覧表示し、画面d12においてそれら計測値が算出された医用画像のみタイル表示させる。
また、医用画像とその医用画像において算出された計測値の対応関係を示すため、画面d11と画面d12において対応する医用画像と計測値は識別表示される。
具体的には、画面d11に一覧表示された医用画像において医師により何れかの医用画像が選択されると(ステップS25;Y)、図8に示すように、制御部21は選択された医用画像にカーソルd13を表示して他の医用画像と識別できるように表示させる(ステップS26)。また、画像d12に一覧表示された計測値のうち、選択された医用画像において算出された計測値にカーソルd14を表示し、他の計測値と識別できるように表示させる。カーソルd14は、カーソルd14が表示された計測値が、カーソルd13が表示された医用画像において算出されたことを示している。
逆に、画面d12に一覧表示された計測値において何れかの計測値が医師により選択されたのであれば(ステップS25;Y)、図8に示すように制御部21は選択された計測値にカーソルd14を表示して他の計測値と識別できるように表示させる(ステップS26)。また、制御部21はタイル表示された医用画像のうち、選択された計測値が算出された医用画像にカーソルd13を表示させる。
医師は、カーソルd13、d14によって、一覧表示された計測値のそれぞれがどの医用画像から算出されたのかを容易に把握することができる。そして、一覧の中でレポートに記載したい計測値があれば、医師はレポート画面において計測値の入力位置を指定したうえで、ビューア画面において計測値のコピー操作を行う。
コピー操作がなされると(ステップS27;Y)、制御部21はコピー対象の計測値をコピーし、レポート画面の指定された入力位置にペーストする(ステップS28)。
図10は、計測値がコピーされたレポート画面例を示している。
図10に示すように、レポート画面には「骨間距離」の文字列の後に、コピーペーストされた「23.5cm」の計測値d15が表示されている。
コピー操作がなければ(ステップS27;N)、本処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、表示部23に1シリーズ分の複数の医用画像を表示し、表示された医用画像に対し計測値の描画の操作がなされると、制御部21は医用画像に描画し、描画に対応する計測値を算出し、当該算出された計測値の情報を記憶部22の描画テーブルT1に記憶させる。その後、制御部21は1シリーズ分の複数の医用画像のうち、計測値が算出された医用画像についての計測値の情報を描画テーブルT2から取得し、当該取得された計測値の一覧を表示部23に表示させる。
これにより、計測値の描画を行った医用画像において算出された計測値の一覧を容易に表示することができる。医師は、レポート入力等に際して容易に計測値の情報を取得することができ、多数あるシリーズの医用画像の中から計測値の描画を行った医用画像を検索する手間が省ける。
また、計測値の情報は医用画像に描画の操作がされたタイミングで、制御部21が記憶部22に記憶させるので、医師が後で参照できるように描画した医用画像を登録する等の煩雑な操作も必要なく、作業負担を軽減することができる。描画の回数は比較的多いので、登録操作を省略する構成は特に有効である。
また、制御部21は表示された医用画像に対し、描画の操作がなされると、描画の種別を示すフラグを描画テーブルT1に記憶させる。制御部21は当該記憶された描画の種別のフラグのうち計測値の描画の種別を示すフラグに基づいて、1シリーズ分の複数の医用画像のうち計測値が算出された医用画像を抽出し、抽出された医用画像の一覧を計測値の一覧とともに表示させる。これにより、医師は計測値が算出された医用画像を確認することができる。
医用画像の一覧と計測値の一覧において、対応する医用画像及び計測値がそれぞれ識別表示されるので、医師は計測値がどの医用画像において算出されたのか、容易に確認することができる。
また、計測値の一覧に表示された各計測値には、計測値の描画の種別を示すマークが付されるので、医師はマークにより計測値の種別を容易に把握することができる。
制御部21は計測値の一覧を計測値の描画の種別毎又は計測値の描画の種別のグループ毎に表示することができる。よって、医師は参照したい種別又は種別のグループに限定して計測値の一覧を参照することができる。描画の種別は多数用意されているので、種別やよく使用する種別に分類されたグループに限定して計測値の一覧を表示することにより、目的とする計測値の検索が容易となる。
なお、上述の実施の形態は本発明の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、図6によってビューア画面全体に1つのフレームを表示し、このフレーム内で1シリーズ分の複数の医用画像をスタック表示する例を示した。しかし、この他にも、1つの画面上に2つのフレームを表示し、一方のフレームにはシリーズA、他方のフレームにはシリーズBを表示し、各シリーズA、Bの医用画像に対して同期操作する場合もある。このように複数のフレームによって医用画像を表示する場合にも本発明を適用し、シリーズA、Bのそれぞれにおいて計測値の一覧を表示すればよい。
さらに、1シリーズ分の複数の医用画像を表示する場合に限らず、異なるシリーズの医用画像を複数表示する場合もある。この場合も本発明を適用し、表示する医用画像のシリーズ管理番号、画像管理番号から描画の種別やグループのフラグを特定することにより、表示された複数の医用画像について計測値が算出された医用画像を特定し、その計測値の一覧を表示することができる。
また、計測値の一覧を次のように利用することも可能である。
図11に示すように、3つのディスプレイを備え、各ディスプレイにレポート画面A1、シリーズの医用画像をスタック表示するビューア画面A2、計測値の一覧とともに計測値が描画された医用画像をタイル表示するビューア画面A3を表示する。医師はレポート画面A1でレポートの入力操作を行い、計測値を参照したい場合には計測値の一覧を表示するビューア画面A3を参照する。ビューア画面A3に表示された計測値はレポート画面A1にコピー可能である。
ここで、計測値が描画された医用画像をさらに詳しく参照したい場合、医師はビューア画面A3において計測値を選択操作すればよい。制御部21はビューア画面A2において現在表示中の医用画像を、選択された計測値が描画された医用画像に切り替えて表示させる。
このように、計測値の一覧を、計測値が描画された医用画像の表示を医師が指示する際の目次として用いることにより、医師のレポート作成がより効率的となる。
また、上記実施形態では医用画像表示装置20が単独で処理する構成であったが、クライアント・サーバ構成による処理としてもよい。クライアント・サーバ構成では、サーバ10が描画テーブルT1を管理し、医用画像表示装置20は描画操作があると描画テーブルT1に書き込む情報をサーバ10にアップロードする。そして、医用画像表示装置20において描画された医用画像を表示する際には、サーバ10からダウンロードされた描画テーブルT1を用いる。
また、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体としては、ROM、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。
また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も本発明に適用される。
医用画像システムの構成を示す図である。 本実施の形態における医用画像表示装置の機能的構成を示す図である。 描画テーブルの一例を示す図である。 描画の種別の例を示す図である。 医用画像の読影時に、医用画像表示装置により実行される処理を示すフローチャートである。 図5に示す処理において表示されるビューア画面例である。 レポート作成時に医用画像表示装置により実行される処理を示すフローチャートである。 計測値の一覧とともに計測値が算出された医用画像がタイル表示されたビューア画面例である。 描画の種別毎に表示された計測値の一覧の例である。 計測値がコピーされたレポート画面例である。 複数のディスプレイを利用した表示例を示す図である。
符号の説明
1 医用画像システム
10 サーバ
20 医用画像表示装置
21 制御部
22 記憶部
T1 描画テーブル
23 表示部
24 操作部
25 通信部
26 I/F部
27 CD/DVDドライブ

Claims (7)

  1. 複数の医用画像を表示する表示手段と、
    前記表示された医用画像に対し計測値の描画の操作がなされると、医用画像に描画し、描画に対応する計測値を算出し、当該計測値の情報を記憶手段に記憶させる制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記複数の医用画像のうち、計測値が算出された医用画像についての計測値の情報を前記記憶手段から取得し、当該取得された計測値の一覧を前記表示手段に表示させる医用画像表示装置。
  2. 前記制御手段は、前記表示された医用画像に対し計測値の描画の操作がなされると、当該医用画像は計測値が算出された医用画像であることを示す識別情報を記憶手段に記憶させ、当該記憶された識別情報に基づいて前記複数の医用画像のうち描画によって計測値が算出された医用画像を抽出し、当該抽出された医用画像の一覧を前記計測値の一覧とともに表示させる請求項1に記載の医用画像表示装置。
  3. 前記制御手段は、前記計測値が算出された医用画像の一覧と前記計測値の一覧において、対応する医用画像及び計測値をそれぞれ識別表示させる請求項2に記載の医用画像表示装置。
  4. 前記制御手段は、前記計測値の一覧に表示された各計測値に、計測値の描画の種別を示すマークを付して表示させる請求項1〜3の何れか一項に記載の医用画像表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記計測値の一覧を、計測値の描画の種別毎に表示させる請求項1〜4の何れか一項に記載の医用画像表示装置。
  6. 前記計測値の描画の種別はグループ分類され、
    前記制御手段は、前記計測値の一覧を、前記計測値の描画の種別のグループ毎に表示させる請求項1〜4の何れか一項に記載の医用画像表示装置。
  7. コンピュータを、
    表示手段に表示された複数の医用画像に対し計測値の描画の操作がなされると、医用画像に描画し、描画に対応する計測値を算出し、当該計測値の情報を記憶手段に記憶させ、
    前記複数の医用画像のうち、計測値が算出された医用画像についての計測値の情報を前記記憶手段から取得し、当該取得された計測値の一覧を前記表示手段に表示させる制御手段として機能させるためのプログラム。
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