JP2010130741A - Pwmコンバータ制御装置及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】AC電源に瞬停が発生し回復した場合に、過電流を抑えることによってコンバータの素子を破損させることなく運転の継続または停止を可能にする。
【解決手段】コンバータ制御装置10は、瞬停検出回路11が瞬停発生を検出すると共に、バス電圧100%検出回路12がしきい値電圧以下のバス電圧を検出すると、メインコンタクタ3をOFFしてコンバータ5を運転停止状態にする。瞬停検出回路11が瞬停発生の回復を検出すると、メインコンタクタ3をONする前に、補助プリチャージ回路40にプリチャージを行わせ、バス電圧90%検出回路13がしきい値電圧以上のバス電圧を検出すると、プリチャージを完了させ、メインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にすると共に、インバータ7を運転状態にする。
【選択図】図2
【解決手段】コンバータ制御装置10は、瞬停検出回路11が瞬停発生を検出すると共に、バス電圧100%検出回路12がしきい値電圧以下のバス電圧を検出すると、メインコンタクタ3をOFFしてコンバータ5を運転停止状態にする。瞬停検出回路11が瞬停発生の回復を検出すると、メインコンタクタ3をONする前に、補助プリチャージ回路40にプリチャージを行わせ、バス電圧90%検出回路13がしきい値電圧以上のバス電圧を検出すると、プリチャージを完了させ、メインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にすると共に、インバータ7を運転状態にする。
【選択図】図2
Description
本発明は、半導体スイッチング素子及び整流素子を含み、交流電力を直流電力に変換するPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調制御)コンバータに用いる制御装置に関し、特に、瞬時停電(瞬停)発生時及び瞬停回復時の制御技術に関する。
従来、交流電力を直流電力に変換するコンバータ、及び直流電力を交流電力に変換するインバータを備えた電源装置が知られている。この電源装置を構成するコンバータには、入力した交流電力の高調波電流を抑制し力率を改善するPWMコンバータがある。PWMコンバータを制御する装置として、PWM信号を出力するコンバータ制御装置が用いられる。
図1は、従来のコンバータ制御装置110を含む電源装置100の全体構成を示すブロック図である。従来の電源装置100は、メインコンタクタ(遮断器)3、リアクタ4、コンバータ5、平滑用コンデンサ6、インバータ7、コンバータ制御装置110、インバータ制御装置30、補助プリチャージ回路40、入力電圧検出器41、バス電圧検出器42、コンバータRUNスイッチ43及びインバータRUNスイッチ44を備えている。電源装置100は、交流電力をAC電源2から入力し、入力した交流電力を一旦直流電力に変換し、さらに直流電力を交流電力に変換し、この交流電力をモータ101へ供給することにより、図示しない負荷を運転する。
メインコンタクタ3は、コンバータ制御装置110からのメインコンタクタ信号に従ってメインコンタクタリレー45がONし、AC電源2からリアクタ4を介してコンバータ5へ交流電力を供給する。また、メインコンタクタ信号に従ってメインコンタクタリレー45がOFFし、コンバータ5への交流電力を遮断する。リアクタ4は、AC電源2からコンバータ5へ供給される交流電力のエネルギー制御用のインダクタンス機器であり、電流変化を抑制するために用いられる。
コンバータ5は、AC電源2から交流電力が供給され、コンバータ制御装置110からのPWM信号に基づいて交流電力を直流電力に変換し、この直流電力を、平滑用コンデンサ6を介してインバータ7に出力する。コンバータ5は、PWMコンバータであり、交流電力を直流電力に変換するための相対向する2対の半導体スイッチング素子、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を3組備え、さらに、これらに並列に逆接続された整流素子、例えばフリーフォイールダイオードを備えたスイッチング回路であり、またはIPM(Intelligent Power Module)等を備えたスイッチング回路である。
平滑用コンデンサ6は、コンバータ5とインバータ7との間のバスに挿入されており、コンバータ5からインバータ7へ出力される直流電力の電圧を平滑にする。
インバータ7は、コンバータ5から平滑用コンデンサ6を介して平滑化された直流電力を入力し、インバータ制御装置30からのPWM信号に基づいて周波数及び電圧を制御し、交流電力を生成してモータ101へ供給する。インバータ7は、直流電力を交流電力に変換するための相対向する2対の半導体スイッチング素子を3組備え、さらに、これらに並列に逆接続された整流素子、例えばダイオードを備えたスイッチング回路である。
補助プリチャージ回路40は、コンバータ5がAC電源2からリアクタ4を介して交流電力を入力する前に、AC電源2から当該補助プリチャージ回路40を介して交流電力を入力し、平滑用コンデンサ6に予め電力を蓄積するために用いられる。補助プリチャージ回路40は、AC電源2のR相側のプリチャージリレー46及びプリチャージ抵抗と、AC電源2のT相側のプリチャージリレー46とを備えている。補助プリチャージ回路40は、コンバータ制御装置110からプリチャージ信号をメインコンタクタ3のb接点を介して入力し、プリチャージリレー46をONし、AC電源2からのRT相の交流電力を、リアクタ4を介することなくコンバータ5へ供給し、平滑用コンデンサ6に電力を蓄積させる。尚、プリチャージリレー46は、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がOFFしているときにプリチャージ信号によりONとなる。
入力電圧検出器41は、AC電源2のRT相間のコンバータ5への入力電圧を検出し、コンバータ制御装置110に出力する。バス電圧検出器42は、コンバータ5とインバータ7との間のバス電圧を検出し、コンバータ制御装置110に出力する。
コンバータ制御装置110は、例えば手動操作によりコンバータRUNスイッチ43がONすると、コンバータRUN信号を入力し、コンバータ5を運転するための準備を開始する。そして、コンバータ制御装置110は、コンバータ5の出力電圧であるバス電圧が所定の電圧になるように、PWM信号を生成してコンバータ5に出力する。コンバータ制御装置110からコンバータ5に出力されるPWM信号により、コンバータ5に備えた半導体スイッチング素子のゲートがON/OFFされ、コレクタ−エミッタ間の導通/遮断が制御される。これにより、バス電圧は所定の電圧になる。
また、コンバータ制御装置110は、入力電圧検出器41からAC電源2の入力電圧を入力すると共に、バス電圧検出器42からバス電圧を入力し、電源装置100の立上がり時、及びAC電源2の瞬時停電が発生してから復帰するまでの間のコンバータ5の動作を制御する。コンバータ制御装置110は、メインコンタクタ3を所定のタイミングでON/OFFするためのメインコンタクタ信号、コンバータ5を運転させる前に平滑用コンデンサ6に予め電力を蓄積させるためのプリチャージ信号、コンバータ5及びインバータ7の運転を連動させるためのゲート信号をそれぞれ生成する。そして、コンバータ制御装置110は、メインコンタクタ信号をメインコンタクタ3へ、プリチャージ信号を補助プリチャージ回路40へ、ゲート信号をインバータ制御装置30へそれぞれ出力する。
インバータ制御装置30は、例えば手動操作によりインバータRUNスイッチ44がONすると、インバータRUN信号を入力し、インバータ7を運転するための準備を開始する。そして、インバータ制御装置30は、コンバータ制御装置110からゲート信号を入力すると、PWM信号を生成してインバータ7に出力する。インバータ制御装置30からインバータ7に出力されるPWM信号により、インバータ7に備えた半導体スイッチング素子のゲートがON/OFFされ、コレクタ−エミッタ間の導通/遮断が制御される。これにより、所定の交流電力がモータ101へ供給される。
このような電源装置100において、運転中にAC電源2に地絡事故等が発生して瞬停状態になると、AC電源2からの交流電力の供給が停止してコンバータ5からの直流電力の出力も停止し、平滑用コンデンサ6に蓄積された電力が消費され、バス電圧が低下する。そして、コンバータ制御装置110は、バス電圧検出器42から入力したバス電圧が所定のしきい値以下になったことを判定した場合、保護回路が作動して瞬停処理を行う。具体的には、コンバータ制御装置110は、OFFのメインコンタクタ信号をメインコンタクタ3に出力すると共に、コンバータ5へのPWM信号の出力を停止する。これにより、メインコンタクタ3はOFFになり、AC電源2からコンバータ5への交流電力の供給が停止し、コンバータ5の運転は停止する。同様に、コンバータ制御装置110は、OFFのゲート信号をインバータ制御装置30に出力し、インバータ制御装置30は、インバータ7へのPWM信号の出力を停止する。これにより、インバータ7の運転は停止する。
ところで、このような電源装置100が瞬停処理を行う際に、電源装置としての運転にできる限り支障がないようにするための様々な技術が開示されている。例えば、AC電源2の瞬停に伴ってコンバータ5の運転が停止した場合であっても、最小限の平滑用コンデンサ6の容量によって、インバータ7に安定した直流電力を供給することを可能とする技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、コンバータ制御装置110が、入力電圧検出器41から入力した入力電圧の低下を検出し、バス電圧検出器42から入力したバス電圧の低下を検出したときに、コンバータ5へのPWM信号の出力を停止すると共に、インバータ7へのPWM信号の出力を停止する、いわゆるゲートブロックを行う技術が開示されている(特許文献2を参照)。
また、コンバータ制御装置110が、バス電圧検出器42から入力したバス電圧の低下を検出したときに、コンバータ5へのPWM信号の出力を停止してゲートブロックを行い、さらに、瞬停から復帰したときの処理として、コンバータ制御装置110が、PWM信号によりパルス幅制御して平滑用コンデンサ6に電力を蓄積する技術も開示されている(特許文献3を参照)。
しかしながら、運転中にAC電源2に瞬停が発生してバス電圧が低下した後、バス電圧が所定のしきい値(瞬時停電処理を行うか否かを判定する値)まで低下する前にAC電源2が復電し、バス電圧が元に戻る場合もあり得る。
図9は、従来の電源装置100における瞬停動作を説明するタイムチャートである。まず、電源装置100が正常に運転を行っているものとする。すなわち、AC電源2からコンバータ5へ交流電力が供給されており、コンバータRUN信号及びインバータRUN信号がONになっている。また、プリチャージ信号がOFFであり、プリチャージは行われておらず、バス電圧がコンバータ制御装置110によって所定の電圧に制御されている。また、メインコンタクタ信号がONになっていることに伴いメインコンタクタ3がONしており、さらに、コンバータ制御装置110からインバータ制御装置30へ出力されるゲート信号もONしており、コンバータ5及びインバータ7が運転状態にある。
いま、時刻t1においてAC電源2に瞬停が発生すると、平滑用コンデンサ6への入力電流が下がり、バス電圧が徐々に低下する。そして、時刻t2において、バス電圧が所定のしきい値(LVトリップ検出レベル)までに低下する前にAC電源2が瞬停から回復したとする。このとき、メインコンタクタ3はONの状態を維持しており、バスラインには制限抵抗が設けられておらずラインインピーダンスが小さいから、バス電圧が急激に上昇してコンバータ5から平滑用コンデンサ6に突入する過電流が流れる。この突入過電流は、コンバータ5の半導体スイッチング素子に逆並列に接続された整流素子を通して平滑用コンデンサ6に流れ込むため、その整流素子を破損させてしまう可能性がある。
そこで、本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、AC電源に瞬停が発生し回復した場合に、過電流を抑えることによってコンバータの素子を破損させることなく運転の継続または停止を可能にするPWMコンバータ制御装置及び制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によるPWMコンバータ制御装置は、AC電源からの交流電力を供給または遮断するメインコンタクタと、前記メインコンタクタを介することなく交流電力を供給し、コンデンサに予め電力を蓄積するためのプリチャージを行う補助プリチャージ回路と、半導体スイッチング素子及びこの半導体スイッチング素子に並列に接続された整流素子を含み、前記供給された交流電力を入力し直流電力に変換して出力するコンバータと、前記コンバータの出力側のバスに接続され、前記コンバータからの電力を蓄積するコンデンサと、前記コンバータにPWM信号を出力することにより前記コンバータを制御するPWMコンバータ制御装置と、を含む電源装置における前記PWMコンバータ制御装置であって、前記AC電源から供給される交流電力の瞬停の発生及び回復を検出する瞬停検出手段と、前記バス電圧の低下及び上昇を検出するバス電圧検出手段と、前記瞬停検出手段により瞬停の発生が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の低下が検出された場合、前記メインコンタクタをOFFしてメインコンタクタを介する交流電力を遮断させ、前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の上昇を検出した場合、前記メインコンタクタをONしてメインコンタクタを介する交流電力の供給を再開させるメインコンタクタ制御手段と、前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出された場合、前記補助プリチャージ回路にプリチャージを開始させ、前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の上昇を検出した場合、前記補助プリチャージ回路にプリチャージを完了させるプリチャージ制御手段と、前記瞬停検出手段により瞬停の発生が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の低下が検出された場合、前記コンバータへのPWM信号の出力を停止し、前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の上昇が検出された場合、前記コンバータへのPWM信号の出力を再開するPWM信号制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明によるPWMコンバータ制御装置は、前記バス電圧検出手段が、バス電圧と予め設定された第1のしきい値電圧とを比較してバス電圧の低下を検出し、バス電圧と予め設定された第2のしきい値電圧とを比較してバス電圧の上昇を検出する、ことを特徴とする。
また、本発明によるPWMコンバータ制御装置は、前記バス電圧と予め設定された第1のしきい値電圧とを比較してバス電圧の低下を検出し、バス電圧と前記第1のしきい値電圧よりも低い予め設定された第2のしきい値電圧とを比較してバス電圧の上昇を検出するバス電圧検出手段を備え、瞬停が発生してから回復するまでの間のバス電圧が、前記バス電圧検出手段においてバス電圧の上昇を検出するための第2のしきい値電圧まで低下していない場合に、前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出された場合、前記プリチャージ制御手段が補助プリチャージ回路にプリチャージを開始させることなく、前記メインコンタクタ制御手段が前記メインコンタクタをONしてメインコンタクタを介する交流電力の供給を再開させ、PWM信号制御手段が前記コンバータへのPWM信号の出力を再開する、ことを特徴とする。
また、本発明によるPWMコンバータ制御方法は、AC電源からの交流電力を供給または遮断するメインコンタクタと、前記メインコンタクタを介することなく交流電力を供給し、コンデンサに予め電力を蓄積するためのプリチャージを行う補助プリチャージ回路と、半導体スイッチング素子及びこの半導体スイッチング素子に並列に接続された整流素子を含み、前記供給された交流電力を入力し直流電力に変換して出力するコンバータと、前記コンバータの出力側のバスに接続され、前記コンバータからの電力を蓄積するコンデンサと、前記コンバータにPWM信号を出力することにより前記コンバータを制御するPWMコンバータ制御装置と、を含む電源装置における前記PWMコンバータ制御装置による制御方法であって、前記AC電源から供給される交流電力の瞬停の発生を検出するステップと、前記バス電圧の低下を検出するステップと、前記メインコンタクタをOFFし、メインコンタクタを介する交流電力を遮断させると共に、前記コンバータへのPWM信号の出力を停止するステップと、前記AC電源から供給される交流電力の瞬停の回復を検出するステップと、前記補助プリチャージ回路にプリチャージを開始させるステップと、前記バス電圧の上昇を検出するステップと、前記補助プリチャージ回路にプリチャージを完了させると共に、前記メインコンタクタをONし、メインコンタクタを介する交流電力の供給を再開させ、前記コンバータへのPWM信号の出力を再開するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明によるPWMコンバータ制御方法は、前記バス電圧の低下を検出するステップが、バス電圧と予め設定された第1のしきい値電圧とを比較してバス電圧の低下を検出し、前記バス電圧の上昇を検出するステップが、バス電圧と予め設定された第2のしきい値電圧とを比較してバス電圧の上昇を検出する、ことを特徴とする。
また、本発明によるPWMコンバータ制御方法は、前記バス電圧の上昇を検出するステップを、バス電圧と前記第1のしきい値電圧よりも低い予め設定された第2のしきい値電圧とを比較してバス電圧の上昇を検出するステップとし、瞬停が発生してから回復するまでの間のバス電圧が、前記バス電圧の上昇を検出するための第2のしきい値電圧まで低下していない場合、瞬停の回復を検出したときに、補助プリチャージ回路にプリチャージを開始させることなく、前記メインコンタクタをONしてメインコンタクタを介する交流電力の供給を再開させ、前記コンバータへのPWM信号の出力を再開するステップを有することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、瞬停が発生し回復した場合に、補助プリチャージ回路にプリチャージを開始させ、バス電圧の上昇を検出した後にプリチャージを完了させ、そして、メインコンタクタをONして交流電力の供給を再開させ、コンバータへのPWM信号の出力を再開するようにした。また、瞬停が発生し回復した場合に、バス電圧が十分に低下していないときは、プリチャージを行うことなく、メインコンタクタをONして交流電力の供給を再開させ、コンバータへのPWM信号の出力を再開するようにした。これにより、バス電圧が十分に低下していない状態でメインコンタクタがONしコンバータへ交流電力が供給されるから、コンバータからコンデンサへ流れる過電流を抑えることができる。したがって、コンバータに備えた素子が破損することがなく、運転を継続または停止させることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
〔コンバータ制御装置の構成〕
まず、本発明の実施形態によるコンバータ制御装置の構成について説明する。図2は、コンバータ制御装置の構成を示すブロック図である。このコンバータ制御装置10は、図1に示す電源装置1に用いられ、瞬停検出回路11、バス電圧100%検出回路12、バス電圧90%検出回路13、OR回路14、AND回路15、AND回路16、オンディレイ回路17、PWM信号発生器18及びアイソレータ19を備えている。バス電圧100%検出回路12及びバス電圧90%検出回路13はバス電圧検出手段を、AND回路16はメインコンタクタ制御手段を、AND回路15はプリチャージ制御手段を、オンディレイ回路17及びPWM信号発生器18はPWM信号制御手段をそれぞれ構成する。また、図1に示す電源装置1は、商用交流電力をAC電源2から入力し、入力した交流電力を一旦直流電力に変換し、さらに直流電力を交流電力に変換し、この交流電力をモータ101へ供給することにより、図示しない負荷を運転する。
〔コンバータ制御装置の構成〕
まず、本発明の実施形態によるコンバータ制御装置の構成について説明する。図2は、コンバータ制御装置の構成を示すブロック図である。このコンバータ制御装置10は、図1に示す電源装置1に用いられ、瞬停検出回路11、バス電圧100%検出回路12、バス電圧90%検出回路13、OR回路14、AND回路15、AND回路16、オンディレイ回路17、PWM信号発生器18及びアイソレータ19を備えている。バス電圧100%検出回路12及びバス電圧90%検出回路13はバス電圧検出手段を、AND回路16はメインコンタクタ制御手段を、AND回路15はプリチャージ制御手段を、オンディレイ回路17及びPWM信号発生器18はPWM信号制御手段をそれぞれ構成する。また、図1に示す電源装置1は、商用交流電力をAC電源2から入力し、入力した交流電力を一旦直流電力に変換し、さらに直流電力を交流電力に変換し、この交流電力をモータ101へ供給することにより、図示しない負荷を運転する。
図2において、コンバータ制御装置10は、コンバータRUNスイッチ43からコンバータRUN信号を入力すると、コンバータ5を運転するための準備を行い、入力電圧検出器41からAC電源2の入力電圧を入力すると共に、バス電圧検出器42からバス電圧を入力し、電源装置1の立上がり時、及びAC電源2の瞬停が発生してから回復するまでの間のメインコンタクタ3のON/OFF、補助プリチャージ回路40の動作及びコンバータ5の動作を制御する。そして、コンバータ制御装置10は、メインコンタクタ3を所定のタイミングでON/OFFするためのメインコンタクタ信号、コンバータ5を運転させる前に平滑用コンデンサ6に予め電力を蓄積させるためのプリチャージ信号、コンバータ5及びインバータ7の運転を連動させるためのゲート信号、及びコンバータ5を制御するためのPWM信号を生成する。そして、コンバータ制御装置10は、メインコンタクタ信号をメインコンタクタ3へ、プリチャージ信号をメインコンタクタ3のb接点を介して補助プリチャージ回路40へ、ゲート信号をインバータ制御装置30へ、PWM信号をコンバータ5へそれぞれ出力する。
瞬停検出回路11は、入力電圧検出器41からAC電源2の入力電圧を入力し、入力電圧と予め設定されたしきい値電圧(例えば、正常運転時の入力電圧の50%)とを比較する。そして、瞬停検出回路11は、入力電圧がしきい値電圧よりも低いときに、AC電源2の瞬停の発生を検出し、OFFの瞬停信号(瞬停が発生していることを示す信号)をOR回路14及びAND回路15に出力する。また、瞬停検出回路11は、入力電圧がしきい値電圧以上のときに、AC電源2の瞬停の回復を検出し、ONの瞬停信号(瞬停が発生していないことを示す信号)を出力する。
バス電圧100%検出回路12は、バス電圧検出器42からバス電圧を入力し、バス電圧と予め設定されたしきい値電圧(例えば、瞬停前の入力電圧における波高値の100%に相当する電圧)とを比較する。そして、バス電圧100%検出回路12は、バス電圧がしきい値電圧以上のときに、ONのバス電圧低下信号(バス電圧低下が発生していないことを示す信号)をOR回路14に出力する。また、バス電圧100%検出回路12は、バス電圧がしきい値電圧未満のときに、OFFのバス電圧低下信号(バス電圧低下が発生していることを示す信号)を出力する。
バス電圧90%検出回路13は、バス電圧検出器42からバス電圧を入力し、バス電圧と予め設定されたしきい値電圧(例えば、瞬停前の入力電圧における波高値の90%に相当する電圧)とを比較する。そして、バス電圧90%検出回路13は、バス電圧がしきい値電圧以上のときに、ONのプリチャージ完了信号をAND回路16に出力する。また、バス電圧90%検出回路13は、バス電圧がしきい値電圧よりも低いときに、OFFのプリチャージ完了信号を出力する。
OR回路14は、瞬停検出回路11から瞬停信号を入力すると共に、バス電圧100%検出回路12からバス電圧低下信号を入力し、OR演算を行う。そして、OR回路14は、瞬停信号がONであり(瞬停が発生しておらず)、バス電圧低下信号がONである(バス電圧低下が発生していない)ときに、ONのゲート信号(ゲートON信号)をAND回路16及びインバータ制御装置30に出力する。これにより、インバータ制御装置30は、ゲートON信号を入力し、オンディレイ回路により所定時間経過後にPWM信号を発生してインバータ7に出力する。そして、インバータ7は運転状態になる。また、OR回路14は、瞬停信号及びバス電圧低下信号のうちのいずれかの信号がONのときにも、ONのゲート信号を出力する。また、OR回路14は、瞬停信号がOFFであり(瞬停が発生しており)、バス電圧低下信号がOFFである(バス電圧低下が発生している)ときに、OFFのゲート信号(ゲートOFF信号)を出力する。これにより、インバータ制御装置30は、ゲートOFF信号を入力し、インバータ7へのPWM信号の出力を停止する。そして、インバータ7は運転停止状態になる。
尚、OR回路14の出力側にはバッファが設けられており、そのバッファにより、AND回路16及びインバータ制御装置30との間の電圧レベルが調整される。また、後述するAND回路15及びAND回路16の出力側にもバッファが設けられており、電圧レベルが調整される。
AND回路15は、瞬停検出回路11から瞬停信号を入力すると共に、アイソレータ19からコンバータRUN信号を入力し、AND演算を行う。そして、AND回路15は、瞬停信号がONであり(瞬停が発生しておらず)、コンバータRUN信号がONである(コンバータRUNスイッチ43がONである)ときに、ONのプリチャージ信号を出力する。また、AND回路15は、瞬停信号及びコンバータRUN信号のうちのいずれかの信号がOFFのときに、OFFのプリチャージ信号を出力する。尚、AND回路15により出力されるONのプリチャージ信号は、メインコンタクタ3のb接点を介して補助プリチャージ回路40へ出力される。したがって、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がOFF(b接点が導通している状態)のときに、補助プリチャージ回路40によりプリチャージが行われる。一方、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がON(b接点が導通していない状態)のときは、AND回路15により出力されるプリチャージ信号がONであっても、補助プリチャージ回路40によるプリチャージは行われない。
AND回路16は、バス電圧90%検出回路13からプリチャージ完了信号を入力すると共に、OR回路14からゲート信号を入力し、AND演算を行う。そして、AND回路16は、プリチャージ完了信号がONであり(バス電圧90%検出回路13においてバス電圧がしきい値電圧以上であると判定され)、ゲート信号がONである(瞬停信号がOFFまたは/及びバス電圧低下信号がOFFである)ときに、ONのメインコンタクタ信号をメインコンタクタ3及びオンディレイ回路17に出力する。メインコンタクタ3は、ONのメインコンタクタ信号によりメインコンタクタリレー45がONし、AC電源2からリアクタ4を介してコンバータ5へ電力が供給される。また、AND回路16は、プリチャージ完了信号及びゲート信号のうちのいずれかの信号がOFFのときに、OFFのメインコンタクタ信号を出力する。メインコンタクタ3は、OFFのメインコンタクタ信号によりメインコンタクタリレー45がOFFし、AC電源2からリアクタ4を介してコンバータ5への電力供給を遮断する。
オンディレイ回路17は、AND回路16からメインコンタクタ信号を入力し、メインコンタクタ信号がOFFからONに変化したときにタイマーが起動し、所定時間経過後にONのオンディレイ信号をPWM信号発生器18に出力する。このオンディレイ回路17は、AND回路16からのメインコンタクタ信号によりメインコンタクタ3がONするときの機械的な遅れ時間、及びメインコンタクタ3がONしてから電圧が安定するまでの時間を吸収する。すなわち、オンディレイ回路17は、これらの時間に相当する所定時間経過後に、ONのオンディレイ信号をPWM信号発生器18に出力し、コンバータ5を運転させる。メインコンタクタ3がONした後にコンバータ5を運転させることにより、コンバータ5からインバータ7へ不安定な直流電力は出力されることがないから、電源装置1として安定した運転を実現することができる。
PWM信号発生器18は、オンディレイ回路17からオンディレイ信号を入力し、PWM信号を発生してコンバータ5に出力する。これにより、コンバータ5は運転状態になる。また、オンディレイ回路17がOFFのメインコンタクタ信号を入力すると、OFFのオンディレイ信号をPWM信号発生器18に出力する。そして、PWM信号発生器18は、オンディレイ回路17からOFFのオンディレイ信号を入力すると、PWM信号の出力を停止する。これにより、コンバータ5は運転停止状態になる。
アイソレータ19は、例えばフォトカプラであり、入力信号と出力信号とを電気的に絶縁する。アイソレータ19は、コンバータRUNスイッチ43からコンバータRUN信号を入力し、コンバータRUNスイッチ43がONのときにONのコンバータRUN信号を、コンバータRUNスイッチ43がOFFのときにOFFのコンバータRUN信号をAND回路15にそれぞれ出力する。
〔コンバータ制御装置の処理〕
次に、図2に示したコンバータ制御装置10の処理について説明する。コンバータ制御装置10は、電源立上げ処理及び瞬停処理を行う。電源立上げ処理は、電源装置1の立上げ時に、補助プリチャージ回路40及びコンバータ5を介して、AC電源2からの電力を平滑用コンデンサ6へ蓄積するプリチャージを行い、バス電圧が上昇後プリチャージを完了させ、メインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にする処理である。瞬停処理は、瞬停発生及びバス電圧低下時に、メインコンタクタ3をOFFしてコンバータ5を運転停止状態にし、瞬停回復時にプリチャージを行い、そして、バス電圧が上昇後プリチャージを完了させ、メインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にする処理である。
次に、図2に示したコンバータ制御装置10の処理について説明する。コンバータ制御装置10は、電源立上げ処理及び瞬停処理を行う。電源立上げ処理は、電源装置1の立上げ時に、補助プリチャージ回路40及びコンバータ5を介して、AC電源2からの電力を平滑用コンデンサ6へ蓄積するプリチャージを行い、バス電圧が上昇後プリチャージを完了させ、メインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にする処理である。瞬停処理は、瞬停発生及びバス電圧低下時に、メインコンタクタ3をOFFしてコンバータ5を運転停止状態にし、瞬停回復時にプリチャージを行い、そして、バス電圧が上昇後プリチャージを完了させ、メインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にする処理である。
図3は、電源立上げ処理を示すフローチャートであり、図4は、瞬停処理を示すフローチャートである。図5は、電源立上げ時及び瞬停時のタイムチャートである。
(電源立上げ処理)
まず、コンバータ制御装置10による電源立上げ処理について説明する。図3及び図5を参照して、コンバータ制御装置10は、電源装置1の立上げに伴い(t1)、例えば手動操作によりコンバータRUNスイッチ43がONすると、ONのコンバータRUN信号を入力する(ステップS301、t2)。そして、アイソレータ19は、ONのコンバータRUN信号をAND回路15に出力する。
まず、コンバータ制御装置10による電源立上げ処理について説明する。図3及び図5を参照して、コンバータ制御装置10は、電源装置1の立上げに伴い(t1)、例えば手動操作によりコンバータRUNスイッチ43がONすると、ONのコンバータRUN信号を入力する(ステップS301、t2)。そして、アイソレータ19は、ONのコンバータRUN信号をAND回路15に出力する。
コンバータ制御装置10の瞬停検出回路11は、入力電圧検出器41から入力するAC電源2の入力電圧を検出し(ステップS302)、入力電圧が予め設定されたしきい値電圧(例えば、正常運転時の入力電圧の50%)以上であるか否かを判定する(ステップS303)。入力電圧がしきい値電圧以上でないと判定した場合(ステップS303:N)、ステップS301へ戻る。
一方、瞬停検出回路11は、入力電圧がしきい値電圧以上であると判定した場合(ステップS303:Y)、ONの瞬停信号(瞬停が発生していないことを示す信号)をAND回路15に出力する。これにより、AND回路15は、ONのコンバータRUN信号及びONの瞬停信号を入力し、ONのプリチャージ信号を出力する。このとき、メインコンタクタ3はOFFであるから、メインコンタクタ3のb接点は導通している。したがって、AND回路15は、補助プリチャージ回路40のプリチャージリレー46をONし(ステップS304、t3)、補助プリチャージ回路40にプリチャージを開始させる(ステップS305)。これにより、AC電源2からの電力が補助プリチャージ回路40及びコンバータ5を介して平滑用コンデンサ6に蓄積され、バス電圧が上昇する。
バス電圧90%検出回路13は、バス電圧検出器42から入力するバス電圧を検出し(ステップS306)、バス電圧が予め設定されたしきい値電圧(例えば、瞬時停電前の入力電圧における波高値の90%に相当する電圧)以上であるか否かを判定する(ステップS307)。バス電圧がしきい値電圧以上でないと判定した場合(ステップS307:N)、ステップS305へ戻る。
一方、バス電圧90%検出回路13は、バス電圧がしきい値電圧以上であると判定した場合(ステップS307:Y、t4)、ONのプリチャージ完了信号をAND回路16に出力する。このとき、瞬停検出回路11により出力される瞬停信号はONであり、OR回路14により出力されるゲート信号もONであるから、AND回路16は、ONのプリチャージ信号及びONのゲート信号を入力し、ONのメインコンタクタ信号をメインコンタクタ3及びオンディレイ回路17に出力する。したがって、AND回路16は、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45をONすることにより(t5)、メインコンタクタ3のb接点が非導通になる。そして、補助プリチャージ回路40のプリチャージリレー46がOFFするから、AND回路16は、補助プリチャージ回路40にプリチャージを完了させることになる(ステップS308、t6)。また、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がONすることに伴い、平滑用コンデンサ6への入力電流が増加する。さらに、オンディレイ回路17が、AND回路16により出力されたONのメインコンタクタ信号によって動作し(ステップS309)、PWM信号発生器18が、所定時間経過後にPWM信号をコンバータ5に出力し、コンバータ5は運転状態になる(ステップS310、t7)。
また、インバータ制御装置30は、OR回路14からONのゲート信号を入力し、オンディレイ回路(図示なし)により所定時間経過後にPWM信号をインバータ7に出力し、インバータ7は運転状態になる(t8)。
このように、図3に示した電源立上げ処理によれば、コンバータ制御装置10は、メインコンタクタ3をONする前に、補助プリチャージ回路40及びコンバータ5を介して、AC電源2からの電力を平滑用コンデンサ6へ予め蓄積するプリチャージを行い、バス電圧が上昇後プリチャージを完了させ、メインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にするようにした。これにより、バス電圧が上昇してからメインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にするから、バス電圧は急激に上昇することがなく、コンバータ5から平滑用コンデンサ6へ過電流が流れることはない。したがって、コンバータ5の半導体スイッチング素子に逆並列に接続された整流素子には、メインコンタクタ3をONしたときに過電流が流れないから、その整流素子を破損させないで済む。さらに、整流素子がIPM内にある場合、IPMを構成するスイッチング素子を破壊させないで済む。
(瞬停処理)
次に、コンバータ制御装置10による瞬停処理について説明する。図3に示した電源立上げ処理により、電源装置1は正常に運転する。図6は、電源装置1が正常に運転しているときのコンバータ制御装置10の信号状態を説明する図である。図6に示すように、正常運転時には、コンバータRUN信号がON(H:High)であり、瞬停検出回路11により瞬停は検出されていないから瞬停信号がON(H)であり、バス電圧100%検出回路12及びバス電圧90%検出回路13によりバス電圧はそれぞれのしきい値以上であることが判定されているから、バス電圧低下信号及びプリチャージ完了信号がON(H)である。この結果、OR回路14により出力されるゲート信号がON(H)であるから、インバータ7は運転状態にある。また、AND回路16により出力されるメインコンタクタ信号がON(H)であるから、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45はONしており、PWM信号発生器18はPWM信号を発生していてコンバータ5は運転状態にある。また、AND回路15により出力されるプリチャージ信号がON(H)であるが、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がONのためそのb接点が非導通であるから、補助プリチャージ回路40は動作していない。
次に、コンバータ制御装置10による瞬停処理について説明する。図3に示した電源立上げ処理により、電源装置1は正常に運転する。図6は、電源装置1が正常に運転しているときのコンバータ制御装置10の信号状態を説明する図である。図6に示すように、正常運転時には、コンバータRUN信号がON(H:High)であり、瞬停検出回路11により瞬停は検出されていないから瞬停信号がON(H)であり、バス電圧100%検出回路12及びバス電圧90%検出回路13によりバス電圧はそれぞれのしきい値以上であることが判定されているから、バス電圧低下信号及びプリチャージ完了信号がON(H)である。この結果、OR回路14により出力されるゲート信号がON(H)であるから、インバータ7は運転状態にある。また、AND回路16により出力されるメインコンタクタ信号がON(H)であるから、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45はONしており、PWM信号発生器18はPWM信号を発生していてコンバータ5は運転状態にある。また、AND回路15により出力されるプリチャージ信号がON(H)であるが、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がONのためそのb接点が非導通であるから、補助プリチャージ回路40は動作していない。
図6に示した信号状態において、瞬停が発生した場合を想定する。図7は、瞬停による電圧低下時の信号状態を説明する図である。図4、図5及び図7を参照して、コンバータ制御装置10の瞬停検出回路11は、入力電圧検出器41から入力するAC電源2の入力電圧を検出し、入力電圧が予め設定されたしきい値電圧(例えば、正常運転時の入力電圧の50%)以上であるか否かを判定し、入力電圧がしきい値電圧以上でないと判定した場合、瞬停発生を検出する(ステップS401、t11)。このとき、瞬停検出回路11により出力される瞬停信号はON(H)からOFF(L:Low)になる(図7<1><2>)。そして、AND回路15により出力されるプリチャージ信号はON(H)からOFF(L)になる(図7<3>)。
バス電圧100%検出回路12は、バス電圧検出器42から入力するバス電圧を検出し(ステップS402)、バス電圧が予め設定されたしきい値電圧(例えば、瞬時停電前の入力電圧における波高値の100%に相当する電圧)未満であるか否かを判定する(ステップS403)。バス電圧がしきい値電圧未満でないと判定した場合(ステップS403:N)、ステップS402へ戻る。
一方、バス電圧100%検出回路12は、バス電圧がしきい値電圧未満であると判定した場合(ステップS403:Y、t12)、OFF(L)のバス電圧低下信号をOR回路14に出力する(図7<4>)。このとき、OR回路14は、瞬停検出回路11からOFF(L)の瞬停信号及びバス電圧100%検出回路12からOFF(L)のバス電圧低下信号を入力し、OFF(L)のゲート信号をAND回路16及びインバータ制御装置30に出力する(図7<5>)。インバータ制御装置30はOFFのゲート信号を入力し、PWM信号の出力を停止する。これにより、インバータ7は運転停止状態になる(t15)。インバータ7が運転停止状態になることにより、負荷が低減し、バス電圧の低下を抑えることができる。
また、AND回路16は、OR回路14からOFF(L)のゲート信号を入力し、OFFのメインコンタクタ信号をメインコンタクタ3及びオンディレイ回路17に出力する(図7<6>)。これにより、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がOFFする(ステップS404、t13)。ここで、メインコンタクタ3のb接点は導通するが、プリチャージ信号がOFF(L)であるから、補助プリチャージ回路40は動作せずプリチャージは行われない。さらに、オンディレイ回路17は、AND回路16により出力されたOFFのメインコンタクタ信号を入力し、PWM信号発生器18は、PWM信号の出力を停止する(ステップS404)。これにより、コンバータ5は運転停止状態になる(t14)。
尚、バス電圧90%検出回路13により出力されるプリチャージ完了信号は、瞬停が回復するまでに、バス電圧がしきい値電圧よりも低くなっていればOFF(L)がAND回路16に出力され、バス電圧がしきい値電圧以上になっていればON(H)が出力される。いずれにしても、AND回路16は、OFF(L)のゲート信号を入力しているから、その出力であるメインコンタクタ信号はOFFであることに変わりはない。
前述したように、瞬停が発生すると図7に示した信号状態になる。その後、瞬停が回復した場合を想定する。図8は、電圧低下回復時の信号状態を説明する図である。図4、図5及び図8を参照して、コンバータ制御装置10の瞬停検出回路11は、入力電圧検出器41から入力するAC電源2の入力電圧を検出し、入力電圧が予め設定されたしきい値電圧(例えば、正常運転時の入力電圧の50%)以上であるか否かを判定し、入力電圧がしきい値電圧以上であると判定した場合、電源復帰すなわち瞬停回復を検出する(ステップS405、t20)。このとき、瞬停検出回路11により出力される瞬停信号はOFF(L)からON(H)になる(図8<1><2>)。
バス電圧90%検出回路13は、バス電圧検出器42から入力するバス電圧を検出し(ステップS406)、バス電圧が予め設定されたしきい値電圧(例えば、瞬時停電前の入力電圧における波高値の90%に相当する電圧)以上であるか否かを判定する(ステップS407)。
ここで、ステップS405において、瞬停が回復したときに、バス電圧90%検出回路13においてバス電圧がしきい値電圧よりも低くなっているものとする。この場合、バス電圧90%検出回路13は、バス電圧がしきい値電圧よりも低いことを判定する(ステップS407:N)。このとき、バス電圧90%検出回路13により出力されるプリチャージ完了信号はOFF(L)である。一方、瞬停信号がON(H)になったことに伴い、AND回路15により出力されるプリチャージ信号はOFF(L)からON(H)になる(図8<3>)。このとき、メインコンタクタ3のb接点は導通している。したがって、AND回路15は、補助プリチャージ回路40のプリチャージリレー46をONし(ステップS408、t21、図8<4>)、補助プリチャージ回路40を動作させる(ステップS409)。また、OR回路14により出力されるゲート信号はON(H)になる(図8<5>)。これにより、インバータ制御装置30は、ONのゲート信号を入力し、オンディレイ回路が動作する。また、AND回路16は、バス電圧90%検出回路13からOFF(L)のプリチャージ完了信号を入力しているから、OFF(L)のメインコンタクタ信号を出力していることに変わりはない。
そして、プリチャージによりバス電圧が上昇し、バス電圧90%検出回路13は、バス電圧がしきい値電圧以上であることを判定する(ステップS407:Y、t22)。このとき、バス電圧90%検出回路13により出力されるプリチャージ完了信号は、OFF(L)からON(H)になる(図8<6>)。AND回路16は、OR回路14により出力されたON(H)のゲート信号及びバス電圧90%検出回路13により出力されたON(H)のプリチャージ完了信号を入力し、ON(H)のメインコンタクタ信号をメインコンタクタ3及びオンディレイ回路17に出力する(図8<7>)。したがって、AND回路16は、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45をONすることにより(ステップS410、t23)、メインコンタクタ3のb接点が非導通になる(図8<8>)。そして、補助プリチャージ回路40のプリチャージリレー46がOFFするから、AND回路16は、補助プリチャージ回路40にプリチャージを完了させることになる(ステップS410、t24、図8<9>)。また、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がONすることに伴い、平滑用コンデンサ6への入力電流が増加する。この場合、プリチャージが完了しているから、すでにバス電圧は上昇している。したがって、コンバータ5から平滑用コンデンサ6へ過電流は流れない(t25)。
また、オンディレイ回路17が、AND回路16により出力されたONのメインコンタクタ信号によって動作し(ステップS411)、PWM信号発生器18が、所定時間経過後にPWM信号をコンバータ5に出力し、コンバータ5は運転状態になる(ステップS412、t26)。
一方、インバータ制御装置30は、ステップS405において瞬停が回復したときに、OR回路14からONのゲート信号を入力し、オンディレイ回路(図示なし)が動作しているから、そのときから所定時間経過後にPWM信号をインバータ7に出力し、インバータ7は運転状態になる(t27)。
尚、ステップS405において、瞬停が回復したときに、バス電圧が十分に低下しておらず、バス電圧90%検出回路13においてバス電圧がしきい値電圧以上である場合、バス電圧90%検出回路13は、バス電圧がしきい値電圧以上であることを判定する(ステップS407:Y)。バス電圧90%検出回路13により出力されるプリチャージ完了信号は、瞬停発生以前からON(H)の状態を維持している。ステップS405において瞬停信号がON(H)になったことに伴い、OR回路14により出力されるゲート信号はON(H)になり、AND回路16により出力されるメインコンタクタ信号はON(H)になる。そうすると、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がONになり(ステップS410)そのb接点は非導通になる。つまり、コンバータ制御装置10は、瞬停発生から回復したときに、瞬停信号がON(H)になったことに伴い、プリチャージ信号をONにするが、メインコンタクタ3のメインコンタクタリレー45がONになりそのb接点が非導通になるから、プリチャージは行われず、その後、コンバータ5及びインバータ7が運転状態になる(ステップS411,412)。
このように、図4に示した瞬停処理によれば、コンバータ制御装置10は、瞬停検出回路11が瞬停発生を検出すると共に、バス電圧100%検出回路12がしきい値電圧以下のバス電圧を検出すると、メインコンタクタ3をOFFしてコンバータ5及びインバータ7を運転停止状態にする。そして、コンバータ制御装置10は、瞬停検出回路11が瞬停回復を検出すると、メインコンタクタ3をONする前に、補助プリチャージ回路40及びコンバータ5を介して、AC電源2からの電力を平滑用コンデンサ6へ蓄積するプリチャージを行う。そして、バス電圧が上昇後、バス電圧90%検出回路13がしきい値電圧以上のバス電圧を検出すると、プリチャージを完了させ、メインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にすると共に、インバータ7を運転状態にするようにした。つまり、瞬停回復時に、電源立上げ処理と同等の処理を行うようにした。これにより、バス電圧が上昇してからメインコンタクタ3をONしてコンバータ5を運転状態にするから、バス電圧は急激に上昇することがなく、コンバータ5から平滑用コンデンサ6へ過電流が流れることはない。したがって、コンバータ5の半導体スイッチング素子に逆並列に接続された整流素子には、メインコンタクタ3をONしたときに過電流が流れないから、その整流素子を破損させることなく、運転を継続または停止させることができる。
また、図4に示した瞬停処理によれば、コンバータ制御装置10は、瞬停発生後、バス電圧が十分に低下することなく、バス電圧90%検出回路13においてバス電圧がしきい値電圧以上であるときに瞬停が回復した場合に、プリチャージを行わないようにした。プリチャージを行わないのは、バス電圧が低下していないため、メインコンタクタ3をONにしてもコンバータ5から平滑用コンデンサ6へ過電流が流れないからである。したがって、コンバータ5の整流素子を破損させることなく、かつ、余分な処理を行うことなく、運転を継続または停止させることができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、前記実施形態では、瞬停検出回路11が、入力電圧と、正常運転時の入力電圧の50%であるしきい値とを比較するようにした。また、バス電圧100%検出回路12が、バス電圧と、瞬時停電前の入力電圧における波高値の100%に相当する電圧であるしきい値とを比較し、バス電圧90%検出回路13が、バス電圧と、瞬時停電前の入力電圧における波高値の90%に相当する電圧であるしきい値とを比較するようにした。これらのしきい値は例示であり、本発明はこれらのしきい値によって限定されるものではない。
1,100 電源装置
2 AC電源
3 メインコンタクタ
4 リアクタ
5 コンバータ
6 平滑用コンデンサ
7 インバータ
10,110 コンバータ制御装置
11 瞬停検出回路
12 バス電圧100%検出回路
13 バス電圧90%検出回路
14 OR回路
15,16 AND回路
17 オンディレイ回路
18 PWM信号発生器
19 アイソレータ
30 インバータ制御装置
40 補助プリチャージ回路
41 入力電圧検出器
42 バス電圧検出器
43 コンバータRUNスイッチ
44 インバータRUNスイッチ
45 メインコンタクタリレー
46 プリチャージリレー
101 モータ
2 AC電源
3 メインコンタクタ
4 リアクタ
5 コンバータ
6 平滑用コンデンサ
7 インバータ
10,110 コンバータ制御装置
11 瞬停検出回路
12 バス電圧100%検出回路
13 バス電圧90%検出回路
14 OR回路
15,16 AND回路
17 オンディレイ回路
18 PWM信号発生器
19 アイソレータ
30 インバータ制御装置
40 補助プリチャージ回路
41 入力電圧検出器
42 バス電圧検出器
43 コンバータRUNスイッチ
44 インバータRUNスイッチ
45 メインコンタクタリレー
46 プリチャージリレー
101 モータ
Claims (6)
- AC電源からの交流電力を供給または遮断するメインコンタクタと、前記メインコンタクタを介することなく交流電力を供給し、コンデンサに予め電力を蓄積するためのプリチャージを行う補助プリチャージ回路と、半導体スイッチング素子及びこの半導体スイッチング素子に並列に接続された整流素子を含み、前記供給された交流電力を入力し直流電力に変換して出力するコンバータと、前記コンバータの出力側のバスに接続され、前記コンバータからの電力を蓄積するコンデンサと、前記コンバータにPWM信号を出力することにより前記コンバータを制御するPWMコンバータ制御装置と、を含む電源装置における前記PWMコンバータ制御装置であって、
前記AC電源から供給される交流電力の瞬停の発生及び回復を検出する瞬停検出手段と、
前記バス電圧の低下及び上昇を検出するバス電圧検出手段と、
前記瞬停検出手段により瞬停の発生が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の低下が検出された場合、前記メインコンタクタをOFFしてメインコンタクタを介する交流電力を遮断させ、前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の上昇を検出した場合、前記メインコンタクタをONしてメインコンタクタを介する交流電力の供給を再開させるメインコンタクタ制御手段と、
前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出された場合、前記補助プリチャージ回路にプリチャージを開始させ、前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の上昇を検出した場合、前記補助プリチャージ回路にプリチャージを完了させるプリチャージ制御手段と、
前記瞬停検出手段により瞬停の発生が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の低下が検出された場合、前記コンバータへのPWM信号の出力を停止し、前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出され、かつ、前記バス電圧検出手段によりバス電圧の上昇が検出された場合、前記コンバータへのPWM信号の出力を再開するPWM信号制御手段と、を備えたことを特徴とするPWMコンバータ制御装置。 - 請求項1に記載のPWMコンバータ制御装置において、
前記バス電圧検出手段は、バス電圧と予め設定された第1のしきい値電圧とを比較してバス電圧の低下を検出し、バス電圧と予め設定された第2のしきい値電圧とを比較してバス電圧の上昇を検出する、ことを特徴とするPWMコンバータ制御装置。 - 請求項2に記載のPWMコンバータ制御装置において、
前記バス電圧と予め設定された第1のしきい値電圧とを比較してバス電圧の低下を検出し、バス電圧と前記第1のしきい値電圧よりも低い予め設定された第2のしきい値電圧とを比較してバス電圧の上昇を検出するバス電圧検出手段を備え、
瞬停が発生してから回復するまでの間のバス電圧が、前記バス電圧検出手段においてバス電圧の上昇を検出するための第2のしきい値電圧まで低下していない場合に、
前記瞬停検出手段により瞬停の回復が検出された場合、前記プリチャージ制御手段が補助プリチャージ回路にプリチャージを開始させることなく、前記メインコンタクタ制御手段が前記メインコンタクタをONしてメインコンタクタを介する交流電力の供給を再開させ、PWM信号制御手段が前記コンバータへのPWM信号の出力を再開する、ことを特徴とするPWMコンバータ制御装置。 - AC電源からの交流電力を供給または遮断するメインコンタクタと、前記メインコンタクタを介することなく交流電力を供給し、コンデンサに予め電力を蓄積するためのプリチャージを行う補助プリチャージ回路と、半導体スイッチング素子及びこの半導体スイッチング素子に並列に接続された整流素子を含み、前記供給された交流電力を入力し直流電力に変換して出力するコンバータと、前記コンバータの出力側のバスに接続され、前記コンバータからの電力を蓄積するコンデンサと、前記コンバータにPWM信号を出力することにより前記コンバータを制御するPWMコンバータ制御装置と、を含む電源装置における前記PWMコンバータ制御装置による制御方法であって、
前記AC電源から供給される交流電力の瞬停の発生を検出するステップと、
前記バス電圧の低下を検出するステップと、
前記メインコンタクタをOFFし、メインコンタクタを介する交流電力を遮断させると共に、前記コンバータへのPWM信号の出力を停止するステップと、
前記AC電源から供給される交流電力の瞬停の回復を検出するステップと、
前記補助プリチャージ回路にプリチャージを開始させるステップと、
前記バス電圧の上昇を検出するステップと、
前記補助プリチャージ回路にプリチャージを完了させると共に、前記メインコンタクタをONし、メインコンタクタを介する交流電力の供給を再開させ、前記コンバータへのPWM信号の出力を再開するステップと、を有することを特徴とするPWMコンバータ制御方法。 - 請求項4に記載のPWMコンバータ制御方法において、
前記バス電圧の低下を検出するステップは、バス電圧と予め設定された第1のしきい値電圧とを比較してバス電圧の低下を検出し、
前記バス電圧の上昇を検出するステップは、バス電圧と予め設定された第2のしきい値電圧とを比較してバス電圧の上昇を検出する、ことを特徴とするPWMコンバータ制御方法。 - 請求項5に記載のPWMコンバータ制御方法において、
前記バス電圧の上昇を検出するステップを、バス電圧と前記第1のしきい値電圧よりも低い予め設定された第2のしきい値電圧とを比較してバス電圧の上昇を検出するステップとし、
瞬停が発生してから回復するまでの間のバス電圧が、前記バス電圧の上昇を検出するための第2のしきい値電圧まで低下していない場合、
瞬停の回復を検出したときに、補助プリチャージ回路にプリチャージを開始させることなく、前記メインコンタクタをONしてメインコンタクタを介する交流電力の供給を再開させ、前記コンバータへのPWM信号の出力を再開するステップを有することを特徴とするPWMコンバータ制御方法。
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