JP2010128936A - 印刷回数指定装置、印刷回数指定方法、印刷回数指定プログラム、印刷回数識別装置、印刷回数識別方法、及び、印刷回数識別プログラム。 - Google Patents
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Abstract
【課題】三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う場合に、印刷時間の短縮化を可能とする印刷回数指定装置を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係る印刷回数指定装置30は、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷データにおいて印刷回数を指定する印刷回数指定装置であって、画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索する開始終了検索手段31と、開始座標から終了座標までの間の座標数を印刷回数として検索する印刷回数検索手段32と、印刷回数、開始座標及び終了座標を印刷データに指定すると共に、開始座標から終了座標までの間の座標を印刷データに指定しない印刷データ生成手段33と、を備える。
【選択図】図5
【解決手段】本発明の一実施形態に係る印刷回数指定装置30は、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷データにおいて印刷回数を指定する印刷回数指定装置であって、画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索する開始終了検索手段31と、開始座標から終了座標までの間の座標数を印刷回数として検索する印刷回数検索手段32と、印刷回数、開始座標及び終了座標を印刷データに指定すると共に、開始座標から終了座標までの間の座標を印刷データに指定しない印刷データ生成手段33と、を備える。
【選択図】図5
Description
本発明は、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷データにおいて印刷回数を指定する印刷回数指定装置、印刷回数指定方法、印刷回数指定プログラムに関するものである。また、この印刷データに指定された印刷回数を識別する印刷回数識別装置、印刷回数識別方法、及び、印刷回数識別プログラムに関するものである。
特許文献1には、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタが記載されている。この種の三次元プリンタでは、XYZ直交座標系におけるX軸(B軸)に対してメディアを自転させるように回転させて、ヘッド幅に対応する印刷バンドごとに順次に印刷を行う。
特開2007−8110号広報
ところで、この種の三次元プリンタでは、メディアの形状が異なることを前提としている。そのために、この三次元プリンタの印刷制御を行うプリンタ制御装置は、印刷セル単位で、座標データ及びこの座標においてインク吐出しを行うか否かのヘッドデータなどの印刷データを生成し、三次元プリンタへ送信する必要がある。しかしながら、この種の座標データでは、例えば、XYZ直交座標系における移動座標値と、更に2軸(A軸及びB軸)の回転座標値といった5軸以上の座標値が必要であり、この座標値データの多さに起因して、プリンタ制御装置と三次元プリンタとの間のデータ転送時間が長くなってしまう。その結果、印刷時間を短縮することが困難であった。
そこで、本発明は、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う場合に、印刷時間の短縮化を可能とする印刷回数指定装置、印刷回数指定方法、印刷回数指定プログラム、印刷回数識別装置、印刷回数識別方法、及び、印刷回数識別プログラムを提供することを目的としている。
本発明の印刷回数指定装置は、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷データにおいて印刷回数を指定する印刷回数指定装置であって、画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索する開始終了検索手段と、開始座標から終了座標までの間の座標数を印刷回数として検索する印刷回数検索手段と、印刷回数、開始座標及び終了座標を印刷データに指定すると共に、開始座標から終了座標までの間の座標を印刷データに指定しない印刷データ生成手段と、を備える。
また、本発明の別の一側面に係る印刷回数指定方法は、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷データにおいて印刷回数を指定する印刷回数指定方法であって、画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索し、開始座標から終了座標までの間の座標数を印刷回数として検索し、印刷回数、開始座標及び終了座標を印刷データに指定すると共に、開始座標から終了座標までの間の座標を印刷データに指定しない。
また、本発明の更に別の一側面に係る印刷回数指定プログラムは、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷データにおいて印刷回数を指定する印刷回数指定プログラムであって、コンピュータを、画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索する開始終了検索手段と、開始座標から終了座標までの間の座標数を印刷回数として検索する印刷回数検索手段と、印刷回数、開始座標及び終了座標を印刷データに指定すると共に、開始座標から終了座標までの間の座標を印刷データに指定しない印刷データ生成手段と、として機能させる。
本発明によれば、印刷回数を指定することによって印刷データを削減することができるので、データ転送時間を短縮することができる。その結果、印刷時間の短縮化が可能となる。
本発明の印刷回数識別装置は、上記した印刷回数指定装置からの印刷データに指定された印刷回数、開始座標及び終了座標を識別する印刷データ識別手段と、印刷回数に応じて開始座標から終了座標までの間に座標を再生した再生印刷データを生成する印刷データ再生手段と、を備える。
また、本発明の別の一側面に係る印刷回数識別方法は、上記した印刷回数指定方法によって生成された印刷データに指定された印刷回数、開始座標及び終了座標を識別し、印刷回数に応じて開始座標から終了座標までの間に座標を再生した再生印刷データを生成する。
また、本発明の更に別の一側面に係る印刷回数識別プログラムは、コンピュータを、上記した印刷回数指定プログラムが機能して生成された印刷データに指定された印刷回数、開始座標及び終了座標を識別する印刷データ識別手段と、印刷回数に応じて開始座標から終了座標までの間に座標を再生した再生印刷データを生成する印刷データ再生手段と、として機能させる。
本発明によれば、印刷回数を識別して印刷データを再生することによって印刷データを削減することができるので、データ転送時間を短縮することができる。その結果、印刷時間の短縮化が可能となる。
本発明によれば、三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う場合に、印刷時間を短縮することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、本実施形態に係る三次元プリンタとプリンタ制御装置との構成を示す図である。本発明の実施形態に係る印刷回数指定装置は、三次元プリンタ200を制御するためのプリンタ制御装置100に搭載される。また、本発明の実施形態に係る印刷回数認識装置は、三次元プリンタ200に搭載される。
プリンタ制御装置100には、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)が用いられる。プリンタ制御装置100は、三次元プリンタ200と、例えばイーサネット(10baseT)方式によって、コマンド及びステータスを用いた双方向通信を行う。具体的には、プリンタ制御装置100は、三次元プリンタ200のステータスを取得するためのコマンドを三次元プリンタ200へ送信する。三次元プリンタ200は、プリンタ制御装置100からコマンドを受信すると、現在の状態、例えば印刷可能か否かのステータスをプリンタ制御装置100へ返信する。
プリンタ制御装置100は、三次元プリンタ200からのステータスを確認し、印刷可能である場合には、画像の印刷を行うための座標データ及びヘッドデータを順次に三次元プリンタ200へ送信する。三次元プリンタ200は、これらの座標データ及びヘッドデータを順次にメモリに保存する。
その後、プリンタ制御装置100が印刷を実行するためのコマンドを送信すると、三次元プリンタ200がこのコマンドを受信し、座標データ及びヘッドデータに基づいて印刷を実行する。
図2は、三次元プリンタ200の主要部の構成を示す図である。図2に示す三次元プリンタ200は、三次元形状、例えば球状のメディア300の表面に画像の印刷を行うためのプリンタである。三次元プリンタ200は、メディア300の表面にインクを吐き出すヘッド210と、メディア300及びヘッド210を支持する支持部220と、これらのヘッド210及び支持部220とを制御する制御部230とを備える。
支持部220は、メディア300をX軸方向に移動させるX軸方向移動部221と、メディア300をZ軸方向に移動させるZ軸方向移動部223と、メディア300をX軸(B軸)に対して自転させるように回転させるB軸回転部224と、メディア300をY軸(A軸)に対して公転させるように回転させるA軸回転部225と、ヘッド210をY軸方向に移動させるY軸方向移動部222とを備える。これらのヘッド210及び支持部220は、制御部230からの制御信号Scによって制御される。
制御部230は、プリンタ制御装置100から受ける座標データに基づいて支持部220を制御し、メディア300及びヘッド210の位置を定めると共に、メディア300をA軸に対して次第に回転させることによって印刷対象の印刷バンドを定める。また、制御部230は、プリンタ制御装置100から受ける座標データに基づいて支持部220を制御し、メディア300をB軸に対して回転させることによって、ヘッド幅に対応する印刷バンドの印刷を可能とする。
また、制御部230は、プリンタ制御装置100から受ける座標データにおける印刷パラメータ、及び、プリンタ制御装置100から受けるヘッドデータに基づいて、ヘッド210における複数のノズルごとにインクを吐出し及びインク量を調整する。
この制御部230は、本発明の実施形態に係る印刷回数識別装置として機能することとなるが、その詳細は後述する。
図3は、プリンタ制御装置100の構成を示す図である。図3に示すプリンタ制御装置100は、RIP(Raster Image Processor)部20と、三次元座標生成部(本発明の実施形態に係る印刷回数指定装置)30と、ヘッドデータ生成部40と、データ転送・印刷制御部50とを備える。
RIP部20は、画像データを受けて、PC用画像データからプリンタ用画像データに変換する。例えば、RIP部20は、画像データから、画像サイズといった画像情報及びラスターデータを生成する。RIP部20は、画像情報を三次元座標生成部30へ供給すると共に、ラスターデータをヘッドデータ生成部40へ供給する。
三次元座標生成部30は、RIP部20からのRIP済み画像データとメディア形状情報とを受け、三次元プリンタ200が印刷を行うための座標データを生成する。
ヘッドデータ生成部40は、RIP部20からのラスターデータと三次元座標生成部30からの座標データとを受けて、座標データに1対1に対応するヘッドデータであって、三次元プリンタ200が印刷を行うためのヘッドデータを生成する。
図4に、これらの座標データ及びヘッドデータの一例を示す。図4では、3グループ(列)×106個=318個のノズルを有するヘッド210を用いて印刷を行う場合について例示する。座標データ及びヘッドデータは、メディア300における各印刷バンドBの各印刷セルCに対して、1対1に対応して複数生成される。なお、印刷バンドの幅及び印刷セルの大きさは、ヘッドの大きさ、すなわちノズルの個数及び間隔によって定まる。
座標データは、例えば、ヘッド210における左下のノズルの位置をヘッドの基準点とし、この基準点の座標値を有する。具体的には、座標データは、三次元プリンタ200におけるメディア300及びヘッド210を支持する支持部220を制御するための複数の座標値を有する。すなわち、座標データは、X軸方向移動部221を制御するためのX軸座標値と、Y軸方向移動部222を制御するためのY軸座標値と、Z軸方向移動部223を制御するためのX軸座標値と、B軸回転部224を制御するためのB軸座標値と、A軸回転部225を制御するためのA軸座標値とを有する。
本実施形態では、C軸座標制御、D軸座標制御及びE軸座標制御を行わない形態を例示したが、これらの制御を行う場合には、座標データは、C軸座標値、D軸座標値及びE軸座標値を有することとなる。
また、座標データには、インク色(例えば、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー)に対応するヘッド番号や、UV硬化パラメータが付加される。また、座標データには、印刷回数が指定されるが、この詳細は後述する。
これらの座標値、ヘッド番号、UV硬化パラメータ及び座標データは、対応付けされた格納位置に従って、メモリに格納されている。
一方、ヘッドデータは、ラスターデータを三次元プリンタ向けに1ヘッド1吐出単位にまとめたものであり、座標データと1対1に対応付けられている。ヘッドデータは、インクを吐き出すノズルごとに階調値を定める。また、ヘッドデータは、ノズルグループ間(列間)の吐出遅延パラメータを定める。
これらのノズルの階調値及びノズルグループ間の吐出遅延パラメータは、対応付けされた格納位置に従って、メモリに格納されている。
なお、印刷範囲外、すなわち空送り範囲における印刷セルCaでは、ヘッドデータにおけるノズルの階調ではなく、座標データにおけるヘッド番号を指定しないことによって対応する。これらの座標データ及びヘッドデータは、データ転送・印刷制御部50へ供給される。
図3に戻り、データ転送・印刷制御部50は、三次元プリンタ200の印刷制御を行う。例えば、データ転送・印刷制御部50は、上記したように、三次元プリンタ200へコマンドを送信し三次元プリンタ200のステータスを確認する。三次元プリンタ200のステータスが印刷可能を示すときに、データ転送・印刷制御部50は、三次元座標生成部30からの座標データとヘッドデータ生成部40からのヘッドデータとを三次元プリンタ200へ順次に出力する。その後、データ転送・印刷制御部50が、印刷実行コマンドを送信すると、三次元プリンタ200によってメディア300の表面への画像の印刷が行われる。
ここで、三次元座標生成部30は、本発明の実施形態に係る印刷回数指定装置として機能し、上記したように、座標データに印刷回数を指定する。具体的には、印刷回数指定装置30は、メディア300の形状を示すメディア形状情報と、RIP部20からのRIP済み画像データを受けて、画像データにおいて連続する同一色の範囲の印刷回数を指定する。印刷回数指定装置30は、図5に示すように、開始終了検索部31と、印刷回数検索部32と、印刷データ生成部33とを有する。
開始終了検索部31は、画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索する。
印刷回数検索部32は、開始座標から終了座標までの間の座標数を検索し、この座標数を印刷回数とする。例えば、印刷回数検索部32は、開始座標の次の座標から終了座標までの座標数を印刷回数とする。
印刷データ生成部33は、これらの印刷回数、開始座標及び終了座標を印刷データに指定する。例えば、印刷データ生成部33は、上記した座標データであって、開始座標を設定する座標データと終了座標を設定する座標データとを生成し、印刷回数は終了座標を設定する座標データに指定する。
また、印刷データ生成部33は、開始座標から終了座標までの間の印刷データを生成しない。具体的には、印刷データ生成部33は、開始座標の次の座標から終了座標の前の座標までの座標データを生成しない。
次に、三次元プリンタ200における制御部230、すなわち、本発明の実施形態に係る印刷回数識別装置について説明する。印刷回数識別装置230は、上記した印刷回数指定装置30によって生成された印刷データ、すなわち座標データに指定された印刷回数を識別する。印刷回数識別装置230は、図6に示すように、印刷データ識別部231と印刷データ再生部232とを有する。
印刷データ識別部231は、印刷回数指定装置30からの印刷データに指定された印刷回数、開始座標及び終了座標を識別する。例えば、図7に示すように、印刷データ識別部231は、印刷回数として2以上が設定されている座標データD2から印刷回数(例えば、メモリ位置24における0x05より、印刷回数5回)と終了座標(メモリ位置0〜16におけるX軸座標、Y軸座標、Z軸座標、A軸座標及びB軸座標)を識別し、この座標データD2の直前の座標データD1から開始座標(メモリ位置0〜16におけるX軸座標、Y軸座標、Z軸座標、A軸座標及びB軸座標)を識別する。
印刷データ再生部232は、印刷回数に応じて開始座標から終了座標までの間に座標を再生した再生印刷データを生成する。例えば、印刷データ識別部231は、終了座標から開始座標の手前までさかのぼって、終了座標を含めて印刷回数分の座標を等間隔に再生する。
その後、制御部230は、この再生印刷データに応じて画像の印刷を行う。
なお、印刷回数指定装置30は、画像データにおいて連続する同一色の範囲が存在する場合に、印刷回数を自動的に所定値(例えば5)に設定してもよい。この場合、図7に示すように、印刷回数識別装置230が、最後の座標データD4において指定される印刷回数に応じて座標を再生すると、印刷範囲を超えてしまう問題が生じる。この問題に対し、印刷回数指定装置30において、印刷回数と印刷範囲とを識別し、印刷範囲内に収まるように最後の座標データにおける印刷回数を変更することが好ましい(図7に示すように、例えば所定値5を2に変更)。
次に、印刷回数指定装置30の動作を説明すると共に、本発明の実施形態に係る印刷回数指定方法を説明する。また、印刷回数識別装置230の動作を説明すると共に、本発明の実施形態に係る印刷回数識別方法を説明する。図8は、印刷回数指定処理を示すフローチャートであり、図9は、印刷回数識別処理を示すフローチャートである。
印刷回数指定装置30は、例えば、CPU、ROM、RAMを含むコンピュータを主体として構成されており、図5に示した印刷回数指定装置30の各機能は、ROMやRAM上に印刷回数指定プログラムを読み込ませ、この印刷回数指定プログラムをCPUによって実行することで実現される。すなわち、CPUによって、印刷回数指定装置30の動作が統括的に制御され、印刷回数指定プログラムが実行されて、図8のフローチャートに示す印刷回数指定処理が行われる。
同様に、印刷回数識別装置230は、例えば、CPU、ROM、RAMを含むコンピュータを主体として構成されており、図6に示した印刷回数識別装置230の各機能は、ROMやRAM上に印刷回数識別プログラムを読み込ませ、この印刷回数識別プログラムをCPUによって実行することで実現される。すなわち、CPUによって、印刷回数識別装置230の動作が統括的に制御され、印刷回数識別プログラムが実行されて、図9のフローチャートに示す印刷回数識別処理が行われる。
ここで、印刷回数指定プログラム及び印刷回数識別プログラムは、それぞれ、フロッピーディスク、CD−ROM、DVD、あるいはROM等の記録媒体、あるいは半導体メモリに格納されて提供されるものであってもよく、また、搬送波に重畳されたコンピュータデータ信号としてネットワークを介して提供されるものであってもよい。この場合、印刷回数指定装置30及び印刷回数識別装置230は、それぞれ、上記の記録媒体からプログラム等のデータを読み取るための読取装置(図示略)や、ネットワークを介してプログラム等のデータを取得するための通信装置(図示略)を有する。
この場合、CPUが、印刷回数指定装置30の各部として機能する。印刷回数指定装置30は、プリンタ制御装置100に実装されるASICやFPGA等であってもよい。また、印刷回数指定装置30は、プリンタ制御装置100の全体を制御するCPUと、ASICやFPGA等とを含む構成であってもよい。この場合、印刷回数指定装置30の一部の構成は、例えば、CPUとは別のASICやFPGA等により構成される。例えば、印刷回数指定装置30における開始終了検索部31、印刷回数検索部32及び印刷データ生成部33の一部機能をASICやFPGA等により構成することが考えられる。このように構成すれば、例えば、開始終了検索部31、印刷回数検索部32及び印刷データ生成部33の一部機能を適切かつ高速に行うことが可能になる。
同様に、CPUが、印刷回数識別装置230の各部として機能する。印刷回数識別装置230は、三次元プリンタ200に実装されるASICやFPGA等であってもよい。また、印刷回数識別装置230は、三次元プリンタ200の全体を制御するCPUと、ASICやFPGA等とを含む構成であってもよい。この場合、印刷回数識別装置230の一部の構成は、例えば、CPUとは別のASICやFPGA等により構成される。例えば、印刷回数識別装置230における印刷データ識別部231及び印刷データ再生部232の一部機能をASICやFPGA等により構成することが考えられる。このように構成すれば、例えば、印刷データ識別部231及び印刷データ再生部232の一部機能を適切かつ高速に行うことが可能になる。
(印刷回数指定処理)
(印刷回数指定処理)
まず、印刷回数指定装置30側では、開始終了検索部31によって、画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索し(S01)、印刷回数検索部32によって、開始座標から終了座標までの間の座標数を検索し、この座標数を印刷回数とする。例えば、開始座標の次の座標から終了座標までの座標数を印刷回数とする(S02)。
次に、印刷データ生成部33によって、これらの印刷回数、開始座標及び終了座標を印刷データに指定する。例えば、上記した座標データであって、開始座標を設定する座標データと終了座標を設定する座標データとを生成し、印刷回数は終了座標を設定する座標データに指定する(S03)。このとき、印刷データ生成部33では、開始座標から終了座標までの間の印刷データを生成しない。具体的には、開始座標の次の座標から終了座標の前の座標までの座標データを生成しない。
(印刷回数識別処理)
(印刷回数識別処理)
すると、印刷回数識別装置230側では、印刷データ識別部231によって、印刷回数指定装置30からの印刷データに指定された印刷回数、開始座標及び終了座標を識別する。例えば、図7に示すように、印刷データ識別部231は、印刷回数として2以上が設定されている座標データD2から印刷回数(5回)と終了座標(X軸座標、Y軸座標、Z軸座標、A軸座標及びB軸座標)を識別し、この座標データD2の直前の座標データD1から開始座標(X軸座標、Y軸座標、Z軸座標、A軸座標及びB軸座標)を識別する(S11)。
次に、印刷データ再生部232によって、印刷回数に応じて開始座標から終了座標までの間に座標を再生した再生印刷データを生成する。例えば、終了座標から開始座標の手前までさかのぼって、終了座標を含めて印刷回数分の座標を等間隔に再生する(S12)。
その後、制御部230は、この再生印刷データに応じて画像の印刷を行う。
ところで、三次元プリンタ200では、メディア300の形状が異なることを前提としている。そのために、プリンタ制御装置100は、印刷セル単位で、上記した座標データ及びヘッドデータなどの印刷データを生成し、三次元プリンタ200へ送信する必要がある。しかしながら、この座標データでは、例えば、X軸座標値、Y軸座標値、Z軸座標値、A軸座標値及びB軸座標値といった5軸以上の座標値が必要であり、これらの座標値データの多さに起因して、プリンタ制御装置100と三次元プリンタ200との間のデータ転送時間が長くなってしまう。その結果、印刷時間を短縮することが困難であった。
しかしながら、本実施形態の印刷回数指定装置30、印刷回数指定方法及び印刷回数指定プログラムによれば、図7に示すように、座標データに印刷回数を指定することによって印刷データを削減することができるので、データ転送時間を短縮することができる。その結果、印刷時間の短縮化が可能となる。
また、本実施形態の印刷回数識別装置230、印刷回数識別方法及び印刷回数識別プログラムによれば、図7に示すように、座標データに指定された印刷回数を識別して印刷データを再生することによって印刷データを削減することができるので、データ転送時間を短縮することができる。その結果、印刷時間の短縮化が可能となる。
なお、本発明は上記した本実施形態に限定されることなく種々の変形が可能である。例えば、本実施形態は、球状や半球状のメディアに限定されることなく、種々の三次元形状のメディアの印刷に適用可能である。例えば、楕円体状やひょうたん状のメディアであっても、本発明の思想を適用すれば、データ転送時間を短縮することができ、その結果、印刷時間の短縮化が可能となる。
20…RIP部、30…三次元座標生成部(印刷回数指定装置)、31…開始終了検索部(開始終了検索手段)、32…印刷回数検索部(印刷回数検索手段)、33…印刷データ生成部(印刷データ生成手段)、40…ヘッドデータ生成部、50…データ転送・印刷制御部、100…プリンタ制御装置、200…三次元プリンタ、210…ヘッド、220…支持部、221…X軸方向移動部、222…Y軸方向移動部、223…Z軸方向移動部、224…B軸回転部、225…A軸回転部、230…制御部(印刷回数識別装置)、231…印刷データ識別部(印刷データ識別手段)、232…印刷データ再生部(印刷データ再生手段)、300…メディア。
Claims (6)
- 三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷データにおいて印刷回数を指定する印刷回数指定装置であって、
前記画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索する開始終了検索手段と、
前記開始座標から前記終了座標までの間の座標数を前記印刷回数として検索する印刷回数検索手段と、
前記印刷回数、前記開始座標及び前記終了座標を前記印刷データに指定すると共に、前記開始座標から前記終了座標までの間の座標を前記印刷データに指定しない印刷データ生成手段と、
を備える、
印刷回数指定装置。 - 三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷データにおいて印刷回数を指定する印刷回数指定方法であって、
前記画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索し、
前記開始座標から前記終了座標までの間の座標数を前記印刷回数として検索し、
前記印刷回数、前記開始座標及び前記終了座標を前記印刷データに指定すると共に、前記開始座標から前記終了座標までの間の座標を前記印刷データに指定しない、
印刷回数指定方法。 - 三次元形状のメディアの表面に画像の印刷を行う三次元プリンタのための印刷データにおいて印刷回数を指定する印刷回数指定プログラムであって、
コンピュータを、
前記画像において連続する同一色の範囲の開始座標と終了座標とを検索する開始終了検索手段と、
前記開始座標から前記終了座標までの間の座標数を前記印刷回数として検索する印刷回数検索手段と、
前記印刷回数、前記開始座標及び前記終了座標を前記印刷データに指定すると共に、前記開始座標から前記終了座標までの間の座標を前記印刷データに指定しない印刷データ生成手段と、
として機能させる、
印刷回数指定プログラム。 - 請求項1に記載の印刷回数指定装置からの印刷データに指定された印刷回数、開始座標及び終了座標を識別する印刷データ識別手段と、
前記印刷回数に応じて前記開始座標から前記終了座標までの間に座標を再生した再生印刷データを生成する印刷データ再生手段と、
を備える、
印刷回数識別装置。 - 請求項2に記載の印刷回数指定方法によって生成された印刷データに指定された印刷回数、開始座標及び終了座標を識別し、
前記印刷回数に応じて前記開始座標から前記終了座標までの間に座標を再生した再生印刷データを生成する、
印刷回数識別方法。 - コンピュータを、
請求項3に記載の印刷回数指定プログラムが機能して生成された印刷データに指定された印刷回数、開始座標及び終了座標を識別する印刷データ識別手段と、
前記印刷回数に応じて前記開始座標から前記終了座標までの間に座標を再生した再生印刷データを生成する印刷データ再生手段と、
として機能させる、
印刷回数識別プログラム。
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JP (1) | JP2010128936A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007257093A (ja) * | 2006-03-21 | 2007-10-04 | Fujitsu Ltd | 位置座標取得プログラム |
JP2008114493A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Mimaki Engineering Co Ltd | 三次元プリンタ |
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2008
- 2008-11-28 JP JP2008304710A patent/JP2010128936A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007257093A (ja) * | 2006-03-21 | 2007-10-04 | Fujitsu Ltd | 位置座標取得プログラム |
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