JP2010128701A - システムファイル共有装置、システムファイル共有方法及びプログラム - Google Patents

システムファイル共有装置、システムファイル共有方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ毎に異なる利用環境を設定し、かつシステムファイルの更新作業を正常に行う。
【解決手段】操作部105は、ユーザからシステムファイルに対する変更操作を受け付け、ユーザ差分生成部106は、システムファイルと、当該変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成する。また、ユーザがアプリケーションを実行する際は、ユーザ差分反映部103がシステムファイルにユーザ差分データを反映させる。さらに、システムファイルを更新する際は、システムファイルに差分データが反映された状態で、更新部108がシステムファイルの更新を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置、システムファイル共有方法及びプログラムに関する。
従来、1つの端末を複数のユーザが利用する場合、複数のユーザが同一の利用環境に設定された端末を利用する場合がある。ここで利用環境とは、例えば、あるデータを開くアプリケーションプログラムの関連付けや、ユーザ毎にインストールするアプリケーションプログラム等が挙げられる。この場合、例えば、あるユーザがアプリケーションプログラムをインストールした場合に、当該アプリケーションプログラムが他のユーザの利用環境を変えてしまう等、各ユーザがそれぞれに使いやすい利用環境に設定することが困難であった。また、同一の端末にデータを保存する場合、当該端末を用いる複数のユーザがデータにアクセスできるため、データの秘匿性は低くなり、ユーザがデータにパスワードを掛ける等の注意を払う必要があった。また、1人のユーザが不特定の端末を利用しなければならない場合は、ユーザが使いやすい利用環境を設定するために端末の起動毎に、アプリケーションプログラムのインストールや、アプリケーションプログラムとデータとの関連付け等を行う必要があるため、複数のユーザが同一の利用環境に設定された端末を利用する場合と同様に、各端末にユーザの利用環境を適用させることは困難であった。
そこで、1つの端末をユーザ毎の異なる環境で複数のユーザが利用する場合、または1人のユーザのデータを複数の端末で利用する場合に、ユーザ毎のデータを格納する方法として、以下に示すような方法が考えられる。
ここで、工場出荷状態として端末の記憶装置が記憶する、OS(Operating System、オペレーティングシステム)、設定ファイル、アプリケーションソフトウェア等、端末の起動及び運用に必要なファイル化された情報のデータ類を、システムファイルと呼ぶ。ユーザがシステムファイルに対し、データやアプリケーションプログラムの追加、変更、削除等の変更操作を行うと、端末は、元のシステムファイルと、変更操作を行ったシステムファイルとの差分データを生成する。端末は、差分データを生成すると、記憶装置内のユーザ専用の記憶領域に生成した差分データを登録する。他のユーザが端末を利用する際には、端末は、同様に他のユーザ専用の記憶領域に差分データを登録する。各ユーザが端末を利用する際は、システムファイルにユーザ毎の差分データを反映させる。これにより、ユーザ毎に異なる利用環境で1つの端末を複数のユーザが利用することができる。また、ある端末において生成した差分データを他の端末に適用することで、1人のユーザのデータを複数の端末で利用することができる。
なお、特許文献1には、システムファイルの世代管理技術が開示されている。
特許文献1に記載のストレージシステムは、正記憶装置と、正記憶装置に接続された副記憶装置とを備える。正記憶装置は正ボリュームと差分転送部とを備え、副記憶装置は副ボリューム、差分転送対応部、世代管理ボリューム、世代復元部を備える。
副記憶装置の副ボリュームは、過去のある時点(以下、開始時点とする)の正ボリュームの内容の複製を記憶する。開始時点以降に正ボリュームの更新を行うと、更新を行った正ボリュームの内容と、開始時点の正ボリュームの内容との差分データが生じる。正記憶装置の差分転送部は、当該差分データと当該差分データの管理情報とを副記憶装置に送信する。副記憶装置の差分転送対応部は、正記憶装置から差分データと管理情報とを受信し、受信した差分データと管理情報とを世代管理ボリュームに登録する。
特定の時点の正ボリュームの内容を復元する際には、副記憶装置の世代復元部が副ボリュームの内容と差分データとに基づいてデータの復元を行う。
また、特許文献2には、ソフトウェアの更新技術が開示されている。
特許文献2に記載のシステムは、更新前のソフトウェアを記憶するROM(Read Only Memory、読出し専用記憶装置)と、ROMからソフトウェアを読み込んで動作するRAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)と、ソフトウェアの更新データを格納するフラッシュメモリとを備える。
特許文献2に記載のシステムは、起動時にフラッシュメモリに格納された差分データと、ROMに格納された更新前のソフトウェアから、更新後のソフトウェアのデータを生成し、RAMに展開する。
上述したユーザ毎に異なる環境で1つの端末を複数のユーザが利用し、または1人のユーザのデータを複数の端末で利用する方法を実現するために、特許文献1に記載の技術を、差分データの生成方法に用い、特許文献2に記載の技術を、端末のシステムファイルの更新方法に用いることができる。
特開2005−275494号公報 特開2007−080034号公報
しかしながら、上述したように特許文献1に記載の技術と特許文献2に記載の技術を組み合わせただけでは、端末のシステムファイルの更新作業が正常に実施されない可能性があるという問題点がある。
その理由としては、システムファイルの更新を実施する場合、通常、更新を実施するアップデートプログラムは、その時点でインストールされているアプリケーションプログラムや、当該アプリケーションプログラムのバージョン、設定ファイルの内容等に基づいて、追加、削除、更新を行うファイルを決定し、更新作業を実施することが多い。従って、端末のシステムファイル単体で更新作業を実施した場合、アップデートプログラムは差分データに含まれる変更操作を考慮せずに更新作業を行うため、必要なファイルの更新が実施されないままとなる。そのため、システムファイルにユーザの差分データを反映させた際の利用環境は、正しい更新結果とならない可能性があることが挙げられる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザ毎に異なる利用環境を設定し、かつシステムファイルの更新作業を正常に行うことができるシステムファイル共有装置、システムファイル共有方法及びプログラムを提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、前記ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置であって、ユーザから前記システムファイルに対する変更操作を受け付ける操作手段と、前記システムファイルと、前記変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成するユーザ差分生成手段と、前記ユーザがアプリケーションを実行する際に前記システムファイルに前記ユーザ差分データを反映させるユーザ差分反映手段と、前記システムファイルに前記ユーザ差分データが反映された状態で、前記システムファイルの更新を実行する更新手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、前記ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置を用いたシステムファイル共有方法であって、操作手段は、ユーザから前記システムファイルに対する変更操作を受け付け、ユーザ差分生成手段は、前記システムファイルと、前記変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成し、ユーザ差分反映手段は、前記ユーザがアプリケーションを実行する際に前記システムファイルに前記ユーザ差分データを反映させ、更新手段は、前記システムファイルに前記ユーザ差分データが反映された状態で、前記システムファイルの更新を実行する、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、前記ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置を、ユーザから前記システムファイルに対する変更操作を受け付ける操作手段、前記システムファイルと、前記変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成するユーザ差分生成手段、前記ユーザがアプリケーションを実行する際に前記システムファイルに前記ユーザ差分データを反映させるユーザ差分反映手段、前記システムファイルに前記ユーザ差分データが反映された状態で、前記システムファイルの更新を実行する更新手段、として動作させるためのプログラムである。
本発明によれば、システムファイル共有装置は、ユーザ毎の利用環境を示すユーザ差分データを生成し、当該ユーザ差分データをシステムファイルに反映させて動作する。これにより、ユーザはユーザ毎に異なる利用環境でシステムファイル共有装置を利用することができる。
また、システムファイル共有装置は、システムファイルの更新時に、システムファイルにユーザ差分データが反映された状態で、システムファイルの更新を実行する。これにより、更新の際にユーザ差分データに含まれるアプリケーションプログラムや設定ファイル等に基づいてシステムファイルの更新作業を行うことができるため、システムファイルの更新作業を正常に行うことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるシステムファイル共有装置の構成を示す概略ブロック図である。
システムファイル共有装置100は、ユーザ差分記憶装置200と接続されている。
また、システムファイル共有装置100は、接続部101、システム記憶部102、ユーザ差分反映部103(ユーザ差分反映手段)、メインメモリ104、操作部105(操作手段)、ユーザ差分生成部106(ユーザ差分生成手段)、ユーザ差分登録部107、更新部108(更新手段)、システム差分生成部109(システム差分生成手段)、システム差分登録部110、システム差分記憶部111、ユーザ単位システム差分生成部112(ユーザ単位システム差分生成手段)、ユーザ単位システム差分登録部113、ユーザ単位システム差分記憶部114、復元部115(復元手段、システム差分取得手段、ユーザ単位復元手段、ユーザ単位システム差分取得手段)を備える。
ユーザ差分記憶装置200は、ユーザからシステムファイル共有装置100に対するアプリケーションプログラムやデータ等の追加、削除、変更等の変更操作によって変更されたシステムファイルと、システム記憶部が記憶するシステムファイルとの差分データ(以下、ユーザ差分データとする)を記憶する。ここで、システムファイルとは、システムファイル共有装置100の起動及び運用に必要なファイル化された情報を示す。
接続部101は、ユーザ差分記憶装置200とシステムファイル共有装置100との通信接続処理を行う。
システム記憶部102は、システムファイル共有装置100を動作させるOSやアプリケーションプログラム等のシステムファイルを記憶する。
ユーザ差分反映部103は、ユーザ差分データに基づいてシステムファイルの一部分を置き換えることで、システムファイルにユーザ差分データを反映させ、ユーザの利用環境を再現する。ここで、利用環境とは、例えば、あるデータを開くアプリケーションプログラムの関連付けや、ユーザ毎にインストールするアプリケーションプログラム等が挙げられる。
操作部105は、ユーザによる変更操作を受け付ける。
ユーザ差分生成部106は、変更操作によって生じるユーザ差分データを生成する。
ユーザ差分登録部107は、接続部101を介してユーザ差分記憶装置200にユーザ差分データを登録する。
更新部108は、システムファイルの更新を行う。システムファイルの更新とは、システムファイルの不具合の修正や、機能追加等を行うことである。システムファイルの更新は、一般的にシステムファイルの製造元が配布するアップデートプログラムを実行することによって行う。
システム差分生成部109は、更新前のシステムファイルと更新後のシステムファイルとの差分データ(システム差分データ)を生成する。
システム差分登録部110は、システム差分データをシステム差分記憶部111に登録する。
システム差分記憶部111は、システム差分データを記憶する。
ユーザ単位システム差分生成部112は、あるユーザが更新したシステムファイルと他のユーザが更新したシステムファイルとの差分データ(ユーザ単位システム差分データ)を生成する。
ユーザ単位システム差分登録部113は、ユーザ単位システム差分データをユーザ単位システム差分記憶部114に登録する。
ユーザ単位システム差分記憶部114は、ユーザ単位システム差分データを記憶する。
復元部115は、システム記憶部102が記憶するシステムファイルに基づき、当該システムファイルと異なるシステムファイルを復元する。
そして、本実施形態のシステムファイル共有装置100においては、操作部105がユーザからシステムファイルに対する変更操作を受け付け、ユーザ差分生成部106がシステムファイルと、当該変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成する。ユーザがアプリケーションを実行する際は、ユーザ差分反映部103がシステムファイルにユーザ差分データを反映させる。
また、システムファイルを更新する際は、システムファイルに差分データが反映された状態で、更新部108がシステムファイルの更新を実行する。
これにより、システムファイル共有装置100は、ユーザ毎に異なる利用環境を設定し、かつシステムファイルの更新作業を正常に行うことができる。
次に、システムファイル共有装置100の動作を説明する。
図2は、システムファイル共有装置の動作を示す第1のフローチャートである。
図2は、システムファイル共有装置100の起動時の動作を示している。
まず、ユーザがシステムファイル共有装置100起動し、当該ユーザ専用のユーザ差分記憶装置200との接続操作を行うと、システムファイル共有装置100の接続部101は、ユーザ差分記憶装置200との接続処理を行い、ユーザ差分記憶装置200への読み込み処理及び書き込み処理を待機する(ステップS101)。ここで、システムファイル共有装置100とユーザ差分記憶装置200とは有線または無線で接続されている。有線で接続される場合は、例えばATA(Advanced Technology Attachment)接続、USB(Universal Serial Bus)接続、有線LAN(Local Area Network)接続等が挙げられる。また、無線で接続される場合は、例えば赤外線通信、無線LAN接続、Bluetooth接続等が挙げられる。
接続部101がユーザ差分記憶装置200との接続処理を行うと、ユーザ差分反映部103は、システム記憶部102の記憶領域とユーザ差分記憶装置200の記憶領域とを統合し、1つの記憶領域として運用する(ステップS102)。記憶領域の統合は、例えば、システム記憶部102の記憶領域とユーザ差分記憶装置200の記憶領域とをそれぞれドライブに割り当て、読み込み、書き込みを可能にするという方法が挙げられる。
ユーザ差分反映部103は、システム記憶部102とユーザ差分記憶装置200とを統合すると、接続部101を介して、ユーザ差分記憶装置200からユーザ差分データを取得する(ステップS103)。また、ユーザ差分反映部103は、システム記憶部102からシステムファイルを取得する(ステップS104)。ステップS103で取得したユーザ差分データは、ステップS104で取得したシステムファイルとユーザの利用環境との差分である。従って、システムファイルにユーザ差分データを反映させることで、ユーザの利用環境を再現することができる。
ユーザ差分反映部103は、ユーザ差分データ及びシステムファイルを取得すると、ユーザ差分データが生成された時点のシステムファイルのバージョンと、取得したシステムファイルのバージョンとが一致するか否かを判定する(ステップS105)。ここでバージョンの一致を判定する理由は、ユーザ差分データが生成された時点のシステムファイルのバージョンと、取得したシステムファイルのバージョンが異なる場合、ユーザ差分データが更新後のシステムファイル上で正しく動作しない可能性があるためである。その理由としては、システムファイルの更新により、ユーザ差分データに含まれるアプリケーションプログラム等の実行に必要な情報がシステムファイルから削除または変更されている可能性があることが挙げられる。つまり、更新前のシステムファイルに含まれるユーザ差分データに必要な情報が、更新後のシステムファイルに含まれていない可能性があるため、ステップS105でバージョンの一致を判定している。ユーザ差分データが生成された時点のシステムファイルのバージョンと、取得したシステムファイルのバージョンとが一致するか否かの判定は、例えば、ユーザ差分データ及びシステムファイルのヘッダ領域にバージョンを示す情報が登録されている場合、当該バージョンを示す情報を比較することで行うことができる。
ユーザ差分反映部103は、ユーザ差分データが生成された時点のシステムファイルのバージョンと、取得したシステムファイルのバージョンとが一致すると判定した場合(ステップS105:YES)、ユーザ単位システム差分記憶部114が、ユーザ差分データに対応するユーザ単位システム差分データを記憶しているか否かを判定する(ステップS106)。ユーザ単位システム差分データは、システム記憶部102が記憶するシステムファイルと、ユーザ差分データを反映させることができるシステムファイルとの差分を示すデータである。ユーザ単位システム差分データが無い場合は、システム記憶部102が記憶するシステムファイルをそのままユーザ差分データに反映させることができるが、ユーザ単位システム差分データがある場合は、システムファイルにユーザ単位システム差分データを反映させてから、ユーザ差分データを反映させる必要がある。また、ユーザ単位システム差分記憶部114がユーザ差分データに対応するユーザ単位システム差分データを記憶しているか否かの判定は、例えば、ユーザ差分データ及びユーザ単位システム差分データのヘッダ領域にファイルの作成者を示す情報が登録されている場合、当該作成者を示す情報を比較することで行うことができる。このとき、ユーザ単位システム差分記憶部114が記憶するユーザ単位システム差分データの中に、作成者がユーザ差分データの作成者と一致するユーザ単位システム差分データが存在する場合に、ユーザ単位システム差分記憶部114がユーザ差分データに対応するユーザ単位システム差分データを記憶していると判定する。
ユーザ差分反映部103は、ユーザ単位システム差分記憶部114がユーザ差分データに対応するユーザ単位システム差分データを記憶していないと判定した場合(ステップS106:NO)、システムファイルにユーザ差分データを反映させ、ユーザ差分データを反映させたシステムファイルをメインメモリ104に展開してシステムファイル共有装置100を運用する(ステップS107)。
ユーザ差分データの生成方法及び内容の詳細は後述するが、ユーザ差分データの反映方法としては、以下の方法が考えられる。
例えば、ユーザ差分データがバイナリ形式の差分情報である場合、システムファイルにユーザ差分データの内容を適用し、メインメモリ104にユーザ固有のシステムファイルとして展開して実行する方法が挙げられる。
また、ユーザ差分データが、システム記憶部102が記憶する各システムファイルに対する操作履歴及び変更操作を行ったデータの情報である場合、メインメモリ104にシステムファイルを展開してから当該ユーザ差分データに基づいた操作をシステムに対して自動的に実行するという方法等が挙げられる。
ステップS105で、ユーザ差分反映部103が、ユーザ差分データが生成された時点のシステムファイルのバージョンと、取得したシステムファイルのバージョンとが一致しないと判定した場合(ステップS105:NO)、復元部115、ユーザ差分反映部103、更新部108の一連の処理により、ユーザ差分データに対応するバージョンのシステムファイルを復元し、その後システムファイルを更新する(ステップS108)。当該処理の詳細は後述する。なお、ユーザ差分反映部103が、ユーザ差分データが生成された時点のシステムファイルのバージョンと、取得したシステムファイルのバージョンとが一致しないという判定は、あるユーザが後述する処理によってシステムファイル共有装置100のシステムファイルを更新し、更新後のシステムファイルが他のユーザに対応するユーザ差分データを生成した際のシステムファイルのバージョンよりも新しくなった場合に行われることとなる。
ステップS106で、ユーザ差分反映部103が、ユーザ単位システム差分記憶部114がユーザ差分データに対応するユーザ単位システム差分データを記憶していると判定した場合(ステップS106:YES)、復元部115、ユーザ差分反映部103の一連の処理により、ユーザ差分データに対応するバージョンのシステムファイルを復元する(ステップS109)。当該処理の詳細は後述する。なお、ユーザ差分反映部103が、ユーザ単位システム差分記憶部114がユーザ差分データに対応するユーザ単位システム差分データを記憶しているという判定は、システムファイル共有装置100の以前の利用時に上述したステップS108による更新処理を実行した際に、システム記憶部102が記憶するシステムファイルと、更新を行って生成されたシステムファイルとの間に差異が生じた場合に行われることとなる。
上述したステップS101〜S107の処理により、ユーザによる操作、及びシステムファイル共有装置100が実行するアプリケーションプログラムは、ユーザ差分データを反映する。これにより、システムファイル共有装置100上で動作するOS、アプリケーションプログラム、設定ファイル等は、全てユーザ差分データを反映させたシステムファイルに含まれる。そのため、ユーザはユーザ毎に異なる利用環境でシステムファイル共有装置100を利用することができる。
図3は、システムファイル共有装置の動作を示す第2のフローチャートである。
図3は、システムファイル共有装置100におけるユーザによる操作時の動作を示している。
システムファイル共有装置100がステップS107、S108、S109の処理によってユーザ差分データを反映させたシステムファイルに基づいて起動したのちに、ユーザがシステムファイル共有装置100に対しデータの生成、変更、削除、アプリケーションプログラムの追加等の変更操作を行うと、操作部105は、ユーザによる変更操作を受け付ける(ステップS201)。操作部105は、変更操作を受け付けると、メインメモリ104に展開されて記憶されたユーザ差分データ反映後のシステムファイルに対し、受け付けた変更操作を実行する(ステップS202)。
また、操作部105による変更操作の実行と平行して、ユーザ差分生成部106は、ユーザ差分データを生成する(ステップS203)。
ユーザ差分データの生成方法としては、例えば、ユーザ差分生成部106が、データの生成、変更、削除、アプリケーションプログラムの追加等の変更操作の実行前におけるユーザ差分データを反映させたシステムファイルを基準として、変更操作後のユーザ差分データを反映させたシステムファイルとのバイナリデータの差分を、ユーザ差分データとして生成する方法が挙げられる。この場合、ユーザ差分記憶装置200の変更操作の実行毎に当該ユーザ差分データが生成され、ユーザ差分記憶装置200に蓄積されるため、ユーザ差分記憶装置200は、複数のユーザ差分データを記憶する。そのため、ユーザ差分反映部103は、ステップS107において、当該複数のユーザ差分データを、生成された順に適用させていく必要がある。
また、ユーザ差分生成部106は、システム記憶部102が記憶するシステムファイルを基準として、変更操作後のユーザ差分データを反映させたシステムファイルとのバイナリデータの差分を、ユーザ差分データとして生成する方法が挙げられる。
また、操作部105が実行するデータの生成、変更、削除、アプリケーションプログラムの追加等の変更操作に基づいて、ユーザ差分生成部106がユーザ差分データを反映させたシステムファイルに対する操作履歴及びその際に変更したデータの情報を、ユーザ差分データとして生成する方法が挙げられる。
ユーザ差分生成部106がユーザ差分データを生成すると、ユーザ差分登録部107は、接続部101を介してユーザ差分記憶装置200に生成したユーザ差分データを書き込む(ステップS204)。
上述したステップS201〜S204の処理により、ユーザによる変更操作によって変更されたファイル及びアプリケーションプログラムは、ユーザ差分データとしてユーザ差分記憶装置200に記憶される。このとき、システム記憶部102が記憶するシステムファイルの書き換えは行わない。
図4は、システムファイル共有装置の動作を示す第3のフローチャートである。
図4は、システムファイル共有装置100におけるシステムファイルの更新時の動作を示している。ここで、システムファイルの更新とは、例えば、システムファイルに含まれるOS、アプリケーションプログラム、ライブラリ、設定ファイル等の追加、書き換え、削除を行うことである。
システムファイルの更新は、一般的には更新対象の端末上で更新を行うためのアップデートプログラムを動作させ、当該アップデートプログラムが端末のシステムファイルに応じて更新作業を実行することで行われる。例えば、ブラウザアプリケーションがインストールされている場合、当該ブラウザアプリケーションが使用するライブラリの情報を取得し、必要に応じて、当該ライブラリをセキュリティ対策が施されたものに書き換えることによって更新作業を実行する。
システムファイル共有装置100がユーザ差分データを反映させたシステムファイルに基づいて起動したのちに、システムファイルの更新操作が実行されると、更新部108は、ネットワークを介して、またはCD−ROM等の記憶媒体からシステムファイルのアップデートプログラムを取得する。更新部108は、アップデートプログラムを取得すると、メインメモリ104に取得したアップデートプログラムを展開し、メインメモリ104が記憶するユーザ差分データを反映させたシステムファイルに対してアップデートプログラムを実行する(ステップS301)。これにより、ユーザによる変更操作を反映したシステムファイルに対してアップデートプログラムが実行されるため、更新作業の漏れが発生しない。例えば、ユーザ差分データにブラウザアプリケーションが含まれている場合、ユーザ差分データを反映せずに更新作業を実行すると、アップデートプログラムは、システムファイルから当該ブラウザアプリケーションの情報を取得できないため、当該ブラウザアプリケーションに対する更新作業は行われない。すなわち、更新作業の漏れが発生する。しかし、ユーザ差分データを反映して更新作業を実行すると、アップデートプログラムは、システムファイルから当該ブラウザアプリケーションが使用するライブラリの情報を取得し、必要に応じて、当該ライブラリをセキュリティ対策が施されたものに書き換えることによって更新作業を実行する。すなわち、更新作業の漏れが発生しない。
また、アップデートプログラムの実行と平行して、更新部108は、アップデートプログラムによって実行される更新作業を、システム記憶部102が記憶するシステムファイルに対して実行し、当該更新後のシステムファイルを、更新前のシステムファイルとは別にシステム記憶部102に登録する(ステップS302)。メインメモリ104に展開されたシステムファイルだけでなく、システム記憶部102が記憶するシステムファイルに対して更新作業を実行する理由は、以下の通りである。メインメモリ104に展開されたシステムファイルは、あるユーザの利用環境を再現したシステムファイルであり、他のユーザは用いることができない。そのため、他のユーザも使用できるシステムファイルの更新を実行するためには、システム記憶部102が記憶するシステムファイルの更新を行う必要がある。しかし、上述したように、システム記憶部102が記憶するシステムファイルのみの更新を行った場合、更新作業の漏れが発生する可能性があるため、メインメモリ104が記憶するシステムファイルに対してアップデートプログラムを実行し、当該アップデートプログラムによって実行される更新作業をシステム記憶部102が記憶するシステムファイルに実行することで、システム記憶部102が記憶するシステムファイルの更新作業の漏れをなくすことができる。
更新部108は、メインメモリ104が記憶するユーザの利用環境を再現したシステムファイル、及びシステム記憶部102が記憶する元のシステムファイルの更新作業を実行すると、ユーザ差分記憶装置200が記憶するユーザ差分データの更新を実行する。ユーザ差分記憶装置200が記憶するユーザ差分データは、更新前のシステムファイルに対する差分であるため、更新後のシステムファイルに対応するためにはユーザ差分データも更新する必要がある。更新部108は、ステップS301、S302によってメインメモリ104が記憶するユーザの利用環境を再現したシステムファイル、及びシステム記憶部102が記憶する元のシステムファイルの更新作業を実行すると、ユーザ差分生成部106は、メインメモリ104が記憶するユーザ差分データを反映させた更新後のシステムファイルと、ステップS302で生成され、システム記憶部102が記憶する更新後のシステムファイルとの差分を、ユーザ差分データをとして生成する(ステップS303)。
ユーザ差分生成部106がユーザ差分データを生成すると、ユーザ差分登録部107は、接続部101を介してユーザ差分記憶装置200に生成したユーザ差分データを書き込む(ステップS304)。この際、以前に登録されたユーザ差分データは使用しないため、ユーザ差分登録部107はユーザ差分記憶装置200が記憶するユーザ差分データを全て削除した後に生成したユーザ差分データを書き込む。
ユーザ差分登録部107がユーザ差分データを書き込むと、システム差分生成部109は、システム記憶部102が記憶する更新後のシステムファイルを基準として、システム記憶部102が記憶する更新前のシステムファイルの差分を、システム差分データとして生成する(ステップS305)。これにより、更新後のシステムファイルを更新前のシステムファイルに戻す差分データを生成することができる。
システム差分生成部109がシステム差分データを生成すると、システム差分登録部110は、生成したシステム差分データをシステム差分記憶部111に蓄積させる(ステップS306)。このとき、システム差分登録部110はシステムファイルのバージョンの情報をシステム差分データのヘッダ領域に付与してシステム差分記憶部111に登録する。これにより、システム差分記憶部111は、システムファイルのバージョン毎にシステム差分データを記憶する。
システム差分登録部110がシステム差分データを登録すると、更新部108は、システム記憶部102が記憶する更新前のシステムファイルを削除する(ステップS307)。
図5は、システムファイル共有装置の動作を示す第4のフローチャートである。
図5は、システムファイル共有装置100の上述したステップS108における詳細な動作を示している。ステップS108は、上述したステップS301〜S307によって、あるユーザ(以下、ユーザAとする)がシステムファイル共有装置100のシステムファイルを更新し、更新後のシステムファイルが他のユーザ(以下、ユーザBとする)に対応するユーザ差分データを生成した際のシステムファイルのバージョンよりも新しくなった状態でユーザBがシステムファイル共有装置100を起動した場合に実行される。
上述したステップS101〜S105が実行され、ステップS105で、ユーザ差分反映部103が、ユーザBのユーザ差分データが生成された時点におけるシステムファイルのバージョンと、取得したシステムファイル、すなわちユーザAが更新したシステムファイルのバージョンとが一致しないと判定した場合(ステップS105:NO)、復元部115は、システム差分記憶部111からユーザ差分データに対応するバージョンのシステム差分データを取得する(ステップS401)。当該システム差分データは、ユーザAが更新したシステムファイルをユーザBのユーザ差分データに対応するバージョンのシステムファイルに復元するための差分データである。ステップS306によってシステムファイルのバージョンの情報がシステム差分データのヘッダ領域に付与されているため、復元部115は、システム差分記憶部111から当該バージョンの情報とユーザ差分データに対応するバージョンとが一致するシステム差分データを検索し、取得する。
復元部115は、システム差分データを取得すると、システム記憶部102が記憶する、ユーザAが更新したシステムファイルを取得する(ステップS402)。復元部115は、ユーザAが更新したシステムファイルにシステム差分データを反映させ、ユーザAによる更新前の状態のシステムファイル(以下、更新前システムファイルとする)を生成する(ステップS403)。復元部115が更新前システムファイルを生成すると、ユーザ差分反映部103は、復元部115が生成した更新前システムファイルを取得する(ステップS404)。ユーザ差分反映部103は、更新前システムファイルを取得すると、取得した更新前システムファイルに、ステップS103で取得したユーザ差分データを反映させ、ユーザ差分データを反映させた更新前システムファイルをメインメモリ104に展開してシステムファイル共有装置100を運用する(ステップS405)。
ユーザ差分反映部103が更新前システムファイルにユーザ差分データを反映させると、更新部108は、メインメモリ104にアップデートプログラムを展開し、メインメモリ104が記憶するユーザ差分データを反映させた更新前システムファイルに対してアップデートプログラムを実行する(ステップS406)。更新前システムファイルをメインメモリ104に展開した直後に更新作業を実行する理由は、セキュリティ上の観点からシステムファイルのアップデートを直ちに行うことが望ましいためである。
また、アップデートプログラムの実行と平行して、更新部108は、アップデートプログラムによって実行される更新作業を、復元部115が生成した更新前システムファイルに対して実行する。そして、ユーザBが更新した更新前システムファイルを、システム記憶部102が予め記憶しているユーザAが更新したシステムファイルとは別に、システム記憶部102に登録する(ステップS407)。このとき、ユーザBが更新した更新前システムファイルと、ユーザAが更新したシステムファイルとの間に差異が生じることがある。この差異は、ユーザAとユーザBがインストールしているアプリケーションプログラムや設定ファイルが異なることによる。差異が生じた場合、当該差異の差分を取得し、ユーザBの次回以降の起動時に適用することで、ユーザBが更新したシステムファイルを再現することができる。
更新部108は、ステップS406、S407によってメインメモリ104及びシステム記憶部102が記憶する更新前システムファイルの更新作業を実行すると、ユーザ差分生成部106は、メインメモリ104が記憶するユーザ差分データを反映させたユーザBが更新した更新前システムファイルと、ステップS407で生成され、システム記憶部102が記憶するユーザBが更新した更新前システムファイルとの差分を、ユーザ差分データをとして生成する(ステップS408)。ここで生成されるユーザ差分データは、ユーザBが更新したシステムファイルに、ユーザBの利用環境を再現するための差分データである。
ユーザ差分生成部106がユーザ差分データを生成すると、ユーザ差分登録部107は、接続部101を介してユーザ差分記憶装置200に生成したユーザ差分データを書き込む(ステップS409)。この際、以前に登録されたユーザ差分データは使用しないため、ユーザ差分登録部107はユーザ差分記憶装置200が記憶するユーザ差分データを全て削除した後に生成したユーザ差分データを書き込む。
ユーザ差分登録部107がユーザ差分データを書き込むと、ユーザ単位システム差分生成部112は、システム記憶部102が予め記憶するシステムファイルと、ステップS407でシステム記憶部102に登録した、ユーザBが更新した更新前システムファイルとに差異があるか否かを判定する(ステップS410)。
ユーザ単位システム差分生成部112は、システム記憶部102が予め記憶するユーザAが更新したシステムファイルと、システム記憶部102が記憶するユーザBが更新した更新前システムファイルとに差異があると判定した場合(システム410:YES)、システム記憶部102が予め記憶するユーザAが更新したシステムファイルを基準として、ユーザBが更新した更新前システムファイルの差分を、ユーザBのユーザ単位システム差分データとして生成する(ステップS411)。ユーザ単位システム差分データは、システム記憶部102が記憶するユーザAが更新したシステムファイルから、ユーザBが更新したシステムファイルを再現するための差分データである。
ユーザ単位システム差分生成部112がユーザBのユーザ単位システム差分データを生成すると、ユーザ単位システム差分登録部113は、生成したユーザ単位システム差分データをユーザ単位システム差分記憶部114に蓄積させる(ステップS412)。このとき、ユーザ単位システム差分登録部113は、システムファイルのバージョンの情報と作成者の情報とをユーザ単位システム差分データのヘッダ領域に付与してユーザ単位システム差分記憶部114に登録する。これにより、ユーザ単位システム差分記憶部111は、システムファイルのバージョン及びユーザ毎にユーザ単位システム差分データを記憶する。
ユーザ単位システム差分登録部113がユーザ単位システム差分データを登録した場合、または、ステップS410でユーザ単位システム差分生成部112が、システム記憶部102が予め記憶するシステムファイルとシステム記憶部102が記憶する更新後の更新前システムファイルとに差異がないと判定した場合(システム410:NO)、更新部108は、システム記憶部102が記憶する更新後の更新前システムファイルを削除する(ステップS413)。
この処理によって、システム記憶部102が記憶するシステムファイルは、ユーザAが更新したシステムファイルのみとなる。従って、ユーザBが更新した更新前システムファイル、すなわち、ユーザBのユーザ差分データに対応し、かつ最新のバージョンのシステムファイルは、ユーザBによるシステムファイル共有装置100の次回起動時に、システム記憶部102が記憶するユーザAが更新したシステムファイルと、復元部115がユーザBのユーザ単位システム差分データとを用いて復元処理を行うことで、復元することができる。
同様に、その他のユーザも、ユーザBと同様にユーザ単位システム差分データを生成し、生成したユーザ単位システム差分データと、ユーザAが更新したシステムファイル、すなわち最初に更新されたシステムファイルとに基づいて復元したシステムファイルを利用する。なお、ユーザBやその他のユーザがシステムファイルの更新を行った結果、ユーザAが更新したシステムファイルと同じものとなった場合は、これに限られず、ユーザAが更新したシステムファイルを利用してもよい。
図6は、システムファイル共有装置の動作を示す第5のフローチャートである。
図6は、システムファイル共有装置100の上述したステップS109における詳細な動作を示している。ステップS109は、システムファイル共有装置100の以前の利用時に上述したステップS411〜S412の処理によってユーザBのユーザ単位システム差分データが生成された状態で、ユーザBがシステムファイル共有装置100を起動した場合に実行される。
上述したステップS101〜S106が実行され、ステップS106で、ユーザ差分反映部103が、ユーザ単位システム差分記憶部114がユーザ差分データに対応するユーザ単位システム差分データ、すなわちユーザBのユーザ単位システム差分データを記憶していると判定した場合(ステップS106:YES)、復元部115は、ユーザ単位システム差分記憶部114からユーザBのユーザ単位システム差分データを取得する(ステップS501)。このとき、ステップS412によってシステムファイルのバージョンの情報及び作成者の情報がユーザ単位システム差分データのヘッダ領域に付与されているため、復元部115は、ユーザ単位システム差分記憶部111からバージョンの情報とユーザ差分データに対応するバージョンとが一致し、かつ作成者が当該ユーザであるシステム差分データを検索し、取得する。
復元部115は、ユーザ単位システム差分データを取得すると、システム記憶部102が記憶するシステムファイルを取得する(ステップS502)。復元部115は、ユーザ単位システム差分データに基づいてシステムファイルの一部分を置き換えることで、システムファイルにユーザ単位システム差分データを反映させ、ユーザ差分データに対応したシステムファイル(以下、ユーザ単位システムファイルとする)を生成する(ステップS503)。復元部115がユーザ単位システムファイルを生成すると、ユーザ差分反映部103は、復元部115が生成したユーザ単位システムファイルを取得する(ステップS504)。ユーザ差分反映部103は、ユーザ単位システムファイルを取得すると、ステップS103で取得したユーザ差分データに基づいてユーザ単位システムファイルの一部分を置き換えることで、ユーザ単位システムファイルにユーザ差分データを反映させ、ユーザ差分データを反映させたユーザ単位システムファイルをメインメモリに展開してシステムファイル共有装置100を運用する(ステップS505)。
このように、本実施形態によれば、操作部105は、ユーザからシステムファイルに対する変更操作を受け付け、ユーザ差分生成部106は、システムファイルと、当該変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成する。また、ユーザがアプリケーションを実行する際は、ユーザ差分反映部103がシステムファイルにユーザ差分データを反映させる。さらに、システムファイルを更新する際は、システムファイルに差分データが反映された状態で、更新部108がシステムファイルの更新を実行する。
これにより、システムファイル共有装置100は、ユーザ毎に異なる利用環境を設定し、かつシステムファイルの更新作業を正常に行うことができる。
また、本実施形態によれば、システム差分生成部109は、更新前のシステムファイルと更新後のシステムファイルとの差分を示すシステム差分データを生成する。ユーザ差分反映部103は、システム差分記憶部111が記憶するシステム差分データと、最新のシステムファイルとに基づいて、システム差分データを生成した時点の直前の前記システムファイルを復元する。
これにより、あるユーザのユーザ差分データがシステム記憶部102に記憶されている現在のシステムファイルの更新前に保存されたもので、他のユーザによってシステムファイルが更新された場合、ユーザは、システム差分記憶部111が記憶するシステム差分データに基づいてシステムファイルを更新前の状態に戻すことができる。従って、ユーザは、ユーザ差分データとシステムファイルのバージョンを一致させた上でシステムファイルの更新を行うことができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本実施形態では、ユーザ差分記憶装置200をシステムファイル共有装置100とは異なる筐体に備えられている例を説明したが、これに限られず、ユーザ差分記憶部として、例えばシステムファイル共有装置100の筐体内に備えられていても良い。また、本実施形態では、ユーザ毎に異なるユーザ差分記憶装置200を備える例を説明したが、これに限られず、例えばユーザ差分記憶装置200を外部のサーバに実装し、複数のユーザのユーザ差分データをまとめて記憶するようにしても良い。
なお、本実施形態では、上述したステップS405が更新前システムファイルを用いてシステムファイル共有装置100の運用を開始した直後に自動的に更新作業を実行する例を説明したが、これに限られず、例えばユーザが任意で更新操作を実行しても良い。
また、本実施形態では、上述したステップS406により更新作業を実行した直後にユーザ単位システム差分データを生成する例を説明したが、これに限られず、例えば、システムファイル共有装置100の使用終了後、接続部101がユーザ差分記憶装置200との接続を切断した後にユーザ単位システム差分データを生成しても良い。
本発明の一実施形態によるシステムファイル共有装置の構成を示す概略ブロック図である。 システムファイル共有装置の動作を示す第1のフローチャートである。 システムファイル共有装置の動作を示す第2のフローチャートである。 システムファイル共有装置の動作を示す第3のフローチャートである。 システムファイル共有装置の動作を示す第4のフローチャートである。 システムファイル共有装置の動作を示す第5のフローチャートである。
符号の説明
100…システムファイル共有装置 101…接続部 102…システム記憶部 103…ユーザ差分反映部 104…メインメモリ 105…操作部 106…ユーザ差分生成部 107…ユーザ差分登録部 108…更新部 109…システム差分生成部 110…システム差分登録部 111…システム差分記憶部 112…ユーザ単位システム差分生成部 113…ユーザ単位システム差分登録部 114…ユーザ単位システム差分記憶部 115…復元部 200…ユーザ差分記憶装置

Claims (15)

  1. 複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、前記ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置であって、
    ユーザから前記システムファイルに対する変更操作を受け付ける操作手段と、
    前記システムファイルと、前記変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成するユーザ差分生成手段と、
    前記ユーザがアプリケーションを実行する際に前記システムファイルに前記ユーザ差分データを反映させるユーザ差分反映手段と、
    前記システムファイルに前記ユーザ差分データが反映された状態で、前記システムファイルの更新を実行する更新手段と、
    を備えることを特徴とするシステムファイル共有装置。
  2. 前記更新を実行したシステムファイルと前記更新を実行する前のシステムファイルとの差分を示すシステム差分データを生成するシステム差分生成手段と、
    前記システム差分データと、最新のシステムファイルとに基づいて、前記システム差分データを生成した時点の直前の前記システムファイルを復元する復元手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシステムファイル共有装置。
  3. 前記ユーザ差分データを生成した時点以降に生成された前記システム差分データを取得するシステム差分取得手段をさらに備え、
    前記復元手段は、前記取得したシステム差分データに基づいて前記システムファイルを復元する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシステムファイル共有装置。
  4. あるユーザが更新を実行したシステムファイルと他のユーザが更新を実行したシステムファイルとの差分を示すユーザ単位システム差分データを生成するユーザ単位システム差分生成手段と、
    前記あるユーザのユーザ単位システム差分データと前記他のユーザが更新を実行したシステムファイルとに基づいて、前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元するユーザ単位復元手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のシステムファイル共有装置。
  5. 前記他のユーザが更新したシステムファイルを用いて自装置を動作させる際に、前記あるユーザの前記ユーザ単位システム差分データを取得するユーザ単位システム差分取得手段をさらに備え、
    前記ユーザ単位復元手段は、前記取得したユーザ単位システム差分データに基づいて前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシステムファイル共有装置。
  6. 複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、前記ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置を用いたシステムファイル共有方法であって、
    操作手段は、ユーザから前記システムファイルに対する変更操作を受け付け、
    ユーザ差分生成手段は、前記システムファイルと、前記変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成し、
    ユーザ差分反映手段は、前記ユーザがアプリケーションを実行する際に前記システムファイルに前記ユーザ差分データを反映させ、
    更新手段は、前記システムファイルに前記ユーザ差分データが反映された状態で、前記システムファイルの更新を実行する、
    を備えることを特徴とするシステムファイル共有方法。
  7. システム差分生成手段は、前記更新を実行したシステムファイルと前記更新を実行する前のシステムファイルとの差分を示すシステム差分データを生成し、
    復元手段は、前記システム差分データと、最新のシステムファイルとに基づいて、前記システム差分データを生成した時点の直前の前記システムファイルを復元する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシステムファイル共有方法。
  8. システム差分取得手段は、前記ユーザ差分データを生成した時点以降に生成された前記システム差分データを取得し、
    前記復元手段は、前記取得したシステム差分データに基づいて前記システムファイルを復元する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のシステムファイル共有方法。
  9. ユーザ単位システム差分生成手段は、あるユーザが更新を実行したシステムファイルと他のユーザが更新を実行したシステムファイルとの差分を示すユーザ単位システム差分データを生成し、
    ユーザ単位復元手段は、前記あるユーザのユーザ単位システム差分データと前記他のユーザが更新を実行したシステムファイルとに基づいて、前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元する、
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のシステムファイル共有方法。
  10. ユーザ単位システム差分取得手段は、前記他のユーザが更新したシステムファイルを用いて自装置を動作させる際に、前記あるユーザの前記ユーザ単位システム差分データを取得し、
    前記ユーザ単位復元手段は、前記取得したユーザ単位システム差分データに基づいて前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のシステムファイル共有方法。
  11. 複数のユーザが使用する共有のシステムファイルに対して、前記ユーザ毎に異なる設定を反映させて動作するシステムファイル共有装置を、
    ユーザから前記システムファイルに対する変更操作を受け付ける操作手段、
    前記システムファイルと、前記変更操作に基づいて変更を行ったシステムファイルとの差分を示すユーザ差分データを生成するユーザ差分生成手段、
    前記ユーザがアプリケーションを実行する際に前記システムファイルに前記ユーザ差分データを反映させるユーザ差分反映手段、
    前記システムファイルに前記ユーザ差分データが反映された状態で、前記システムファイルの更新を実行する更新手段、
    として動作させるためのプログラム。
  12. 前記システムファイル共有装置を、
    前記更新を実行したシステムファイルと前記更新を実行する前のシステムファイルとの差分を示すシステム差分データを生成するシステム差分生成手段、
    前記システム差分データと、最新のシステムファイルとに基づいて、前記システム差分データを生成した時点の直前の前記システムファイルを復元する復元手段、
    として動作させるための請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記システムファイル共有装置を、
    前記ユーザ差分データを生成した時点以降に生成された前記システム差分データを取得するシステム差分取得手段として動作させ、
    前記復元手段は、前記取得したシステム差分データに基づいて前記システムファイルを復元する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記システムファイル共有装置を、
    あるユーザが更新を実行したシステムファイルと他のユーザが更新を実行したシステムファイルとの差分を示すユーザ単位システム差分データを生成するユーザ単位システム差分生成手段、
    前記あるユーザのユーザ単位システム差分データと前記他のユーザが更新を実行したシステムファイルとに基づいて、前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元するユーザ単位復元手段、
    として動作させるための請求項11から請求項13のいずれか1項に記載のプログラム。
  15. 前記システムファイル共有装置を、
    前記他のユーザが更新したシステムファイルを用いて自装置を動作させる際に、前記あるユーザの前記ユーザ単位システム差分データを取得するユーザ単位システム差分取得手段として動作させ、
    前記ユーザ単位復元手段は、前記取得したユーザ単位システム差分データに基づいて前記あるユーザが更新を実行したシステムファイルを復元する、
    ことを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
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